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日本の北海道旅客鉄道において採用されている駅ナンバリングと区間カラーに関する解説記事 ウィキペディアから
北海道旅客鉄道の駅ナンバリング・区間カラー(ほっかいどうりょかくてつどうのえきナンバリング・くかんカラー)とは、北海道旅客鉄道(JR北海道)が2007年(平成19年)10月1日から使用を開始した駅番号表示、および運転系統ごとに定められた色(ラインカラー)である[JR北 1]。
導入当時アジア各国やオセアニアを中心とした外国人旅行客が北海道内で増加傾向にあり、2008年(平成20年)7月7日 - 9日にかけて洞爺湖町で北海道洞爺湖サミットが開催されることも踏まえ、特定の駅の識別を容易にする手段を提供し、外国人旅行客が安心して旅行できるようにするため、導入された[JR北 1]。
2007年(平成19年)10月1日のダイヤ改正と同時に導入され、以降、駅名板や路線図・駅の運賃表などのサインシステムを中心に使用される。駅ナンバリングについては列車の車内案内表示装置(インフォメーションボード)における停車駅案内でも使用されている[JR北 1][JR北 2][JR北 3]。
駅ナンバリングの導入は、JR旅客鉄道6社の中では四国旅客鉄道(JR四国)に続いて、北海道内の鉄道事業者では札幌市営地下鉄に続いての導入であった。
要素としてはルート、それを示すアルファベット(区間記号)と、区間カラー、各駅に付番された駅番号がある。
路線単位ではなく、札幌駅を中心とした特急列車の運行系統などを基準に設定された[注釈 1]。なお、以下本項目中における「(~)ルート」の呼称は便宜上のものである。
全線には導入されず、札幌圏線区、北海道内完結の定期特急列車が運転される線区[注釈 2]と外国人旅行客の利用が多い線区が対象となった[JR北 1]。
ルートが分岐・合流する駅、および重複する区間における所属は次節における掲載順に優先されて付番・表記される[JR北 1][JR北 2]。以下、区間記号・区間カラー・駅番号についても同様である。
基本的にルートの始終着駅名いずれかのローマ字表記の頭文字を大文字にして使用。他線区と重複する場合などは次文字、路線愛称名などから採用(次節参照)。
各ルートごとに設定。一部の支線区は関連する主要なルートと共通のカラーを採用した。
札幌駅を「01」として、各ルートに沿って札幌駅から数えて付番時点で何駅目の旅客駅(臨時駅含む)かを表す。札幌駅への最短駅数ではなく優先されるルートの付番順となっている。付番後に新設される駅については既存駅は改番せず、新設駅を枝番とする[JR北 4]。付番された駅が後年旅客扱いを終了(廃駅や信号場化)した場合は、当該駅の番号は欠番となり、番号の振り直しは行われていない。
番号付番上の起点(01)。どの路線(運行系統・ルート)にも属させず、駅としての区間カラーは○(黒)。区間記号は振られない。
札幌 - 東室蘭 - 函館の区間並びに東室蘭 - 室蘭、森 - 渡島砂原 - 大沼の各区間。区間カラーが○(青)の区間。特急「北斗」「すずらん」の運行系統及びその支線に準拠。
このほかに、大沼駅(H68) - 七飯駅(H71)間に存在する、通称:藤城支線(下り列車専用の途中駅がない別線)は、区間カラー導入発表時、路線図上に青の区間カラーで表示された[JR北 1]。
札幌 - 旭川 - 網走の区間。区間カラーが○(橙色)の区間。特急「カムイ」「ライラック」「オホーツク」「大雪」の運行系統に準拠。
札幌 - 新千歳空港の区間。区間カラーが○(スカイブルー)の区間。快速・特別快速「エアポート」の運行系統に準拠。駅として付番されているのは新千歳空港駅のみ。唯一、区間記号に「アルファベット2文字」を使用する。
札幌 - 小樽 - 長万部の区間。区間カラーが○(赤)の区間。通称「山線」の全線。
札幌 - 北海道医療大学の区間。区間カラーが○(緑)の区間。札沼線(学園都市線)の全線。
滝川 - 富良野の区間。区間カラーが○(桃色)の区間。根室本線滝川 - 富良野間。
旭川 - 富良野の区間。区間カラーが○(紫)の区間。富良野線の全線。
釧路 - 網走の区間。区間カラーが○(濃桃色)の区間。釧網本線の全線および釧網本線列車が直通する根室本線(花咲線)の一部。
区間カラーはKルートと共通の○(黄緑)。石勝線夕張支線の全線。
区間カラーが○(桃色)の区間。根室本線富良野 - 新得間。
廃止日については各路線の項目を参照。
江差線五稜郭駅 - 木古内駅間を移管した際に駅ナンバリングを導入した。区間記号はsh。JR北海道の体系とは完全に独立して付番され、路線の終点である木古内駅(sh01)から順に付番している[1]。ただし、五稜郭駅はJR北海道のHルートでの付番(H74)が採用されている[1]。
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