流山温泉駅
かつて北海道亀田郡七飯町にあった北海道旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
かつて北海道亀田郡七飯町にあった北海道旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
流山温泉駅(ながれやまおんせんえき)は、かつて北海道(渡島総合振興局)亀田郡七飯町字東大沼にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線(通称:砂原支線)の駅(廃駅)である。電報略号はナオ。駅番号はN70。
JR北海道が主体となって開発されたリゾート施設、流山温泉へのアクセス駅として開業した[JR北 3][JR北 1][2]。
しかし、流山温泉は経営難から2015年(平成27年)2月28日限りで営業を終了し、その後当駅の利用者が僅少となったことから、開業から約20年となる2022年(令和4年)3月12日のダイヤ改正で廃止となった[新聞 1][JR北 2]。
当駅附近の温泉施設より。同温泉は火山である駒ヶ岳の麓にあり、温泉名は火山によってもたらされた流れ山地形に由来している[6]。
単式ホーム1面1線を有する地上駅[1]。ホームは線路の南側(森方面に向かって右手側)に存在し、転轍機を持たない棒線駅となっていた。
大沼駅管理(夜間連絡先は森駅)の無人駅であった。ホームのみの駅で[7]駅舎及び待合所は存在しなかった。ホームは東側に階段、その先に誘導ブロック付きのスロープを有し駅施設外に連絡していた[7]。
ホーム向かいに北海道道338号大沼公園線が通っているが、連絡通路は設置されていない。そのため、駅外との出入りは、隣接する大沼流山牧場の私有地を経由する必要があった。同施設は団体予約日を除いて休業中となっており、駅への動物等の進入防止のため駅との連絡通路はロープで封鎖されている。そのような駅構造のため、駅外との出入りができないとの誤認もあるが、駅利用者はロープを外すかくぐって大沼流山牧場の私有地を通行することが許可されていた。
駅開業前の2001年(平成13年)11月15日から、ホームに沿う形で東北・上越新幹線で使われていた200系が静態保存・展示されていた[7][JR北 3]。これらは2001年(平成13年)9月に廃車となったF37編成(廃車直前はJR東日本仙台総合車両所〔当時〕所属)の一部で[新聞 2]、先頭車2両(1号車:222-15、12号車:221-15)にグリーン車(11号車:215-15)を挟んだ3両編成となっていた[6][新聞 2]。当初の流山温泉の運営会社「北海道企画開発」に東日本旅客鉄道も出資していたことから実現したもので[新聞 2]、新幹線の北海道への延長を願って設置されたという[8]。基本的に車内へ立ち入ることはできないが、鉄道の日などのイベントに合わせて開放される場合があった。その後、北海道新幹線の札幌延伸が決定し役目を終えたことや、老朽化が著しいことなどを理由に2013年(平成25年)6月までに全車両が解体・撤去された[JR北 5]。現在は、同形式の連結器カバーと動力車(モーター車)の車輪付きの車軸が一つ残っているのみである。
少し離れたところに東大沼の集落があるが、朝・夜間(流山温泉の営業時間外)は列車が通過していたため、通学や通勤には不便であった。
2016年(平成28年)3月26日、パド・ミュゼ大沼流山牧場すぐの地点[12]に、大沼交通「大沼流山牧場」停留所が設置された[13]。しかし2019年(平成31年)1月16日より運行を休止[14][15]、2021年(令和3年)4月時点で廃止された[16]。
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