恩根内駅

かって北海道中川郡美深町にあった北海道旅客鉄道の駅 ウィキペディアから

恩根内駅map

恩根内駅(おんねないえき)は、北海道中川郡美深町恩根内にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)宗谷本線廃駅)である。電報略号ネイ事務管理コードは▲121827[2]駅番号W57

概要 恩根内駅, 所在地 ...
恩根内駅
駅舎(2017年10月)
おんねない
Onnenai
W55 初野 (10.2 km)
(9.4 km) [* 1]天塩川温泉 W59
所在地 北海道中川郡美深町恩根内
北緯44度35分55秒 東経142度18分33.3秒
駅番号 W57
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 宗谷本線
キロ程 112.1 km(旭川起点)
電報略号 ネイ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗降人員
-統計年度-
6人/日
-2014年-
開業年月日 1911年明治44年)11月3日[1]
廃止年月日 2024年令和6年)3月16日[JR北 1]
備考 無人駅
  1. この間に豊清水信号場有り(当駅から5.8 km先)。
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歴史

要約
視点

当駅は利用が僅少であるとして、一度は2021年令和3年)3月での廃止が計画されていたが[新聞 1]、地元住民の運動により、美深町が維持管理費用を負担して存続していた[新聞 2][新聞 3]。しかし、2024年(令和6年)3月のダイヤ改正で廃止された[JR北 1][新聞 4]

年表

Thumb
1977年の恩根内駅と周囲約500m範囲の状況。上が稚内方面。千鳥式ホーム2面2線と副本線。駅舎横の稚内側に貨物積卸場と引込線。駅裏にストックヤード。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

駅名の由来

当駅の所在する地域名(名)より。地域名は当駅から見て天塩川対岸の小川のアイヌ語名、「オンネナイ(onne-nay)」〔年取った(←親なる)・川〕に由来する[11]

駅構造

1面1線の単式ホームを持っていた地上駅無人駅。構内は千鳥配置の相対式2面2線のホームであったが、無人化に伴って駅舎ホーム側への棒線化が行われた[7]。また、手押し式の転車台も設けられ、1960年代まで残存した[7]。このほか、かつて林業が盛んだった頃は、近隣の駅と同様に周辺の山林から切り出された木材の出荷駅としての役割も持ち、稚内方面に向かって左側に木造駅舎とその横の稚内側に荷物積卸場、駅舎と反対側の名寄寄りに貨物積卸場が設けられ、客扱い用に、荷物積卸場へは稚内側から引込線、ホーム外側には貨物積卸用の副本線を有した。

駅舎は有人時代の木造駅舎が解体された後、車掌車改造のものを経て、1993年(平成5年)12月[10]に現在の駅舎(美深町所有[9])となっていた[7]

利用状況

乗車人員の推移は以下の通り。出典元が「乗降人員」となっているものについては1/2とした値を括弧書きで1日平均乗車人員の欄に示し、備考欄で元の値を示す。

また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。

さらに見る 年度, 乗車人員(人) ...
乗車人員推移
年度 乗車人員(人) 出典 備考
年間 1日平均 JR調査
1978年(昭和53年) 74.0 [12]
2015年(平成27年) 「10名以下」 [JR北 3]
2016年(平成28年) 2.8 [JR北 4]
2017年(平成29年) 2.2 [JR北 5]
2018年(平成30年) 1.6 [JR北 6]
2019年(令和元年) 0.8 [JR北 7]
2020年(令和02年) 0.2 [JR北 8]
2021年(令和03年) 0.0 [JR北 9]
2022年(令和04年) 0.0 [JR北 10]
2023年(令和05年) 0.2 [JR北 11]
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駅周辺

恩根内集落があり、駅開業後は発展により、物資の集散地となった[7]。2020年(令和2年)時点では、駅前には民家が点在し、徒歩5分圏内には、廃校となった旧恩根内小学校を2012年(平成24年)に改装した「アートヴィレッジ恩根内」(下記)がある[新聞 9]

隣の駅

北海道旅客鉄道(JR北海道)
宗谷本線(当駅廃止時点)
初野駅 (W55) - *紋穂内駅 (W56) - 恩根内駅 (W57) - (豊清水信号場) - 天塩川温泉駅 (W59)
*:打消線は廃駅

脚注

関連項目

外部リンク

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