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北海道旅客鉄道が運行している快速列車 ウィキペディアから
エアポートは、北海道旅客鉄道(JR北海道)が新千歳空港駅 - 札幌駅・小樽駅間を千歳線・函館本線経由で運行している快速・特別快速・区間快速列車である。札幌近郊路線図で使用される記号は、■ B・■ C[1]。
エアポート | |
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733系で運行の「エアポート」 | |
概要 | |
国 | 日本 |
種類 | 快速列車(快速・区間快速・特別快速) |
現況 | 運行中 |
地域 | 北海道 |
前身 |
快速「空港ライナー」 快速「マリンライナー」 |
運行開始 | 1992年7月1日 |
運営者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
路線 | |
起点 | 新千歳空港駅 |
停車地点数 |
4駅(特別快速エアポート) 7駅(快速エアポート) 11駅(区間快速エアポート) |
終点 | 札幌駅・小樽駅 |
営業距離 | 46.6 km |
運行間隔 | 6本/1時間 |
列車番号 |
3811Mからの奇数(新千歳空港発) 3810Mからの偶数(新千歳空港行き) 特別快速の場合は+1000 区間快速の場合は+2000 十の位に0は使用しない |
使用路線 | 千歳線・函館本線 |
車内サービス | |
クラス | 普通車 |
身障者対応 | 3号車(733系) |
座席 |
普通車指定席「uシート」:4号車 普通車自由席:1 - 3・5・6号車 |
技術 | |
車両 |
721系電車(札幌運転所) 733系電車(札幌運転所) |
軌間 | 1,067 mm |
電化 | 交流20,000 V・50 Hz |
最高速度 | 120 km/h |
備考 | |
一部の列車は札幌駅 - 手稲駅・ほしみ駅・小樽駅・当別駅間に普通列車として直通 |
1988年3月に新千歳空港が開港したのを機に、空港アクセス列車として千歳空港駅(現在の南千歳駅)・苫小牧駅 - 札幌駅間で運転開始された快速「空港ライナー」が前身に当たる。1992年7月には新千歳空港ターミナルビルの完成に合わせて千歳空港駅 - 新千歳空港駅間が延伸開業したため新千歳空港駅への乗り入れを開始し、大幅な増発の上、列車名も「エアポート」に改称された。当初は快速列車のみの設定であったが、2020年3月14日のダイヤ改正より朝夕に特別快速が、2024年3月16日のダイヤ改正より日中の一部に区間快速が設定された[2][3]。
全列車が新千歳空港駅を起点とし、札幌駅または小樽駅発着で運行されている。札幌駅までの所要時間は33 - 39分(早朝・夜間の一部列車を除く)[注 1][4]。2024年3月16日のダイヤ改正までは新千歳空港駅発は8 - 20時台、札幌駅発は8 - 19時台でおおむね12分間隔で運転されていたが、毎時6本体制となった同日のダイヤ改正以降は変則的となっている。
札幌駅発着列車の一部は同駅以西に普通列車として直通し、小樽駅のほか手稲駅・ほしみ駅・当別駅(札沼線直通)発着の列車も設定されている。後述のとおり、朝夕を除いた日中時間帯は1時間あたりに特別快速が1本、快速が3本、区間快速が2本の計6本が運行される。
号数設定については、下りは11号、上りは10号からの通し番号となっている。ただし、普通列車に割り当てられている号数および100 - 109号は欠番となる。これは、列車番号の数字部分を200で割った余りを号数としているためである。2024年3月のダイヤ改正前においては、3桁ないし2桁の号数(「エアポートxxx号」)は、百位および十位が新千歳空港駅および札幌駅それぞれの発車時間帯を、一位は発車順を表し、下りが奇数で、1時間あたり5本の場合は順に1 - 9、上りが偶数で、同様に0 - 8となっていた[注 2][注 3]。2024年3月以降、毎時6本体制となりこの法則が適用できないことから、現在の形となっている。
路線図中での記号は■ (B)
路線図中での記号は■ (C)
路線図中での記号は■ (D)
停車駅 | 新千歳空港駅 | 南千歳駅 | 千歳駅 | 長都駅 | サッポロビール庭園駅 | 恵庭駅 | 恵み野駅 | 島松駅 | 北広島駅 | 上野幌駅 | 新札幌駅 | 平和駅 | 白石駅 | 苗穂駅 | 札幌駅 | 桑園駅 | 琴似駅 | 発寒中央駅 | 発寒駅 | 稲積公園駅 | 手稲駅 | 稲穂駅 | 星置駅 | ほしみ駅 | 銭函駅 | 朝里駅 | 小樽築港駅 | 南小樽駅 | 小樽駅 |
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特別快速 | ● | ● | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ▼ | ー | ● | ー | ー | ー | ● | ● | ● | ー | ー | ー | ● | ー | ー | ー | ー | ー | ● | ● | ● |
快速 | ● | ● | ● | ー | ー | ● | ー | ー | ● | ー | ● | ー | ◆ | ー | ● | ● | ● | ー | ー | ー | ● | ◆ | ◆ | ◆ | ◆ | ◆ | ● | ● | ● |
区間快速 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ー | ● | ー | ー | ー | ● |
快速・特別快速・区間快速「エアポート」 | ||||||||||||
← 新千歳空港 札幌・小樽・当別 →
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721系電車および733系電車が共通で運用されている。いずれも3ドアの6両編成だが、721系は転換式クロスシート、733系はロングシートが設置されているため、定員が異なる。
全列車が4号車に指定席の「uシート」を連結しており、必要な座席指定券(840円)はみどりの窓口・指定席券売機およびえきねっとで発売している。なお、普通列車として運転される区間ではuシートも含め全車自由席である。
1992年から2002年までは781系電車が使用されていた。当時の旭川駅発着列車はエル特急「ライラック」で運行されており、間合い運用として新千歳空港駅 - 札幌駅間のみ運転される一部の列車(2002年3月ダイヤ改正以前の90号と197号)にも781系が使用されていた。785系と789系1000番台もかつては特急「スーパーカムイ」と直通する快速エアポートとして運用されたが、2016年のダイヤ改正以降行われていない。
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