東洋水産
東京都港区にある食品メーカー ウィキペディアから
東京都港区にある食品メーカー ウィキペディアから
東洋水産株式会社(とうようすいさん、英: Toyo Suisan Kaisha,Ltd.[3])は、日本の食品会社。
東洋水産本社 | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
機関設計 | 監査役会設置会社[1] |
市場情報 | |
略称 | 東水 |
本社所在地 |
日本 〒108-8501 東京都港区港南2-13-40 北緯35度37分43.3秒 東経139度44分43.0秒 |
設立 | 1953年(昭和28年)3月25日 |
業種 | 食料品 |
法人番号 | 2010401020321 |
事業内容 | 加工食品事業、水産事業、冷凍・冷蔵事業 |
代表者 |
代表取締役会長 堤殷 代表取締役副会長 今村将也 代表取締役社長 住本憲隆 |
資本金 |
189億6900万円 (2021年3月31日現在)[2] |
発行済株式総数 |
1億1088万1044株 (2021年3月31日現在)[2] |
売上高 |
連結: 4175億1100万円 単独: 2687億3000万円 (2021年3月31日現在)[2] |
営業利益 |
連結: 364億6000万円 単独: 170億2300万円 (2021年3月31日現在)[2] |
経常利益 |
連結: 386億9700万円 単独: 230億7100万円 (2021年3月31日現在)[2] |
純利益 |
連結: 296億1000万円 単独: 177億6700万円 (2021年3月31日現在)[2] |
純資産 |
連結: 3433億1900万円 単独: 1822億3400万円 (2021年3月31日現在)[2] |
総資産 |
連結: 4260億7100万円 単独: 2629億1000万円 (2021年3月31日現在)[2] |
従業員数 |
連結: 4,880人 単独: 2,276人 (2021年3月31日現在)[2] |
決算期 | 3月31日 |
会計監査人 | 有限責任あずさ監査法人[2] |
主要株主 |
日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 9.13% STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 7.82% 日本カストディ銀行(信託口) 4.76% 一般財団法人東洋水産財団 2.94% STATE STREET BANK WEST CLIENT-TREATY 505234 2.54% 三井住友銀行 1.72% マルちゃん持株会 1.67% 榎本武平商店 1.63% 日本カストディ銀行(信託口5) 1.55% STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 1.49% (2021年3月31日現在)[2] |
主要子会社 | #主なグループ会社参照 |
関係する人物 |
森和夫(創業者・相談役) 橋本晃明(元社長) 小畑一雄(元社長) |
外部リンク | 東洋水産株式会社 |
「マルちゃん」のブランドで親しまれている。モットーは「やる気」と「誠意」。2009年(平成21年)3月に「Smiles for All. すべては、笑顔のために。」のコーポレートスローガンを制定した。
当初は、水産物の取引および輸出と加工食品(魚肉ハム・魚肉ソーセージなど)の製造・販売が主体であったが、1962年(昭和37年)から「マルちゃん」ブランドにてインスタントラーメンの製造・販売を開始。即席麺業界の市場占有率は日清食品に次いで第2位である。
以降、インスタントの冷やしラーメン(中華)や天ぷらそば(カップ・袋麺ともに)、カレーうどん(カップ・袋麺ともに)、即席ワンタンなど個性的な商品も登場させ、チルド・レトルト食品なども製造・販売している。ラーメン・うどん・そばなどの即席麺の寡占率に関しては、西日本では低く[注 1]、東日本、特に北日本(北海道・東北6県・新潟県)で高い[注 2]。
1972年(昭和47年)にアメリカで現地法人のMaruchan Inc.を設立。1977年(昭和52年)から現地生産した即席麺を北米大陸で販売し[4]、同地では日清食品と激しいトップシェア争いを演じている[5][6]。
1986年(昭和61年)頃からはメキシコにもMaruchan Inc.から即席麺の輸出を開始し、1994年(平成6年)に発生したメキシコ・ペソの大暴落でライバル企業が撤退する中で販売を継続して大きなシェアを獲得した[7]。2006年(平成18年)現在、メキシコでの即席麺に占める同社のシェアは約85%となり、即席めんの通称名となるに留まらず、「『マルちゃん』が『早くに〜する』と言った動詞とまでなっている」とロサンゼルス・タイムズが一面で伝えるほど、現地では知名度の高いブランドとなっている[8][9]。
水産・加工食品以外では、創業当初から続く冷蔵倉庫業務も引き続き手がけ、2012年現在約36万トン弱の冷蔵設備を保有しシェアでは業界5位につけている[10]。
1950年代後半から60年代にかけて一時三井物産の子会社だった時期がある関係で、三井物産から橋本晃明が社長として招聘されたこともあり、現在も三井物産との取引が多い。三井物産食品グループの構成メンバーでもある。
東洋水産における味付けや商品展開の東西日本の境界線は関ヶ原であるとされている[11]。静岡県内に製造拠点を持っていたこともあり、静岡県限定で発売された商品もいくつか存在する。
2011年(平成23年)11月7日に全国で発売を開始した即席袋麺の「マルちゃん正麺」は、高めの価格設定にもかかわらずネット上の口コミなどでその味が消費者の間で評価され、2013年3月までの1年半弱で累計3億食、希望小売価格を元に計算した合計販売金額は300億円を超えるなど大ヒットを記録している[12][13]。
グループの名称は「TSグループ」(ティーエスグループ)。
その他のグループ会社は、ウェブサイト事業所・グループ一覧に詳しい。
創業時は築地市場の屋号として、丸の中に社名の読みの頭文字“と”と 日の丸をモノグラム化したマークを使用した。数年間はこれを社章・商標としたが、幅広い層から親しみを得るため、現在の「マルちゃん」マークを考案した。マルちゃんは最初の屋号に由来する。最初期の 丸と、から マルト、マルトちゃん、マルちゃん、と変遷した[4]。
1986年3月にCIを導入して「マルちゃん」マークに加えてランドーアソシエイツに制作を依頼したTSマークを採用し、6月に「マルちゃん」マークの意匠を小変更した。TSマークは1986年1月からテレビCMで使用された。
(現在・一部抜粋・過去のものを含む)
ほか
※ ◆はSNS広告、またはWebCMのみの出演者
(2024年10月現在)
※いずれも武田鉄矢と共演(例外あり)
※役所広司と共演
※以下、岡田准一と共演
※米倉涼子と共演
※WebCMのみ出演
※幽☆遊☆白書コラボムービー
全国ネットにおける固定スポンサーの提供番組は2024年3月をもって「なし」に。
上記の番組だけではなく、さまざまな番組のスポンサーになっている。『日高晤郎ショー・なんでもかんでも三曲クイズ』での提供読みは、「マルちゃんでおなじみの東洋水産」となっている[注 10][注 11]。
この節に雑多な内容が羅列されています。 |
高杉良の『燃ゆるとき』(実業之日本社、1990年(平成2年))(新潮文庫、1993年(平成5年))は、同社とその創業者である森和夫をモデルにした実名小説である。その続編『ザ エクセレントカンパニー〜新・燃ゆるとき』(毎日新聞社、2003年(平成15年))(角川文庫、2005年(平成17年))では、東邦水産の高木遼太郎社長となっている[注 20]。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.