富山駅
富山県富山市にある西日本旅客鉄道・あいの風とやま鉄道の駅 ウィキペディアから
富山県富山市にある西日本旅客鉄道・あいの風とやま鉄道の駅 ウィキペディアから
富山駅(とやまえき)は、富山県富山市明輪町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・あいの風とやま鉄道の駅である。
なお、本稿では当駅に隣接する富山地方鉄道の以下の駅および停留場についても詳述する。
当駅は富山県の県庁所在地である富山市の代表駅である。
JR西日本・あいの風とやま鉄道の富山駅は、JR西日本の北陸新幹線および在来線の高山本線、あいの風とやま鉄道のあいの風とやま鉄道線が乗り入れている。あいの風とやま鉄道線は元々は当駅の所属線であった北陸本線の一部であったが[1]、2015年(平成27年)3月14日の北陸新幹線長野駅 - 金沢駅間延伸開業に伴い、あいの風とやま鉄道へ移管された。これに伴い、在来線構内はJR西日本の在来線である高山本線も含め、あいの風とやま鉄道の管轄となった。
富山地方鉄道の電鉄富山駅は本線の単独駅であるが、隣の稲荷町駅で分岐する不二越線[注 1] の列車も乗り入れており、事実上2方向の列車が利用できる。
JR西日本・あいの風とやま鉄道の高架下には富山地方鉄道の富山駅停留場が設けられており、富山軌道線・富山港線が乗り入れる。富山軌道線・富山港線には6つの運転系統が存在するが、富山駅停留場にはその全てが発着する。
富山軌道線にはこのほか、駅南側の道路上に電鉄富山駅・エスタ前停留場が設けられている。この停留場は2015年(平成27年)3月14日に富山駅停留場が開業するまでは富山駅前停留場を名乗っており、富山駅の最寄り停留場であった。
富山港線は2006年(平成18年)2月28日まではJR西日本の運営で、同社の富山駅に乗り入れていた。その後富山ライトレールに移管されるとともに富山駅付近の線路が道路上に移設され、2006年(平成18年)4月29日から2020年(令和2年)3月20日までは駅北口に設けられた富山駅北停留場に発着していた。富山地方鉄道に経営統合された後、2020年(令和2年)3月21日に線路を高架下に延長、富山駅北停留場は富山駅停留場に統合され廃止となった。
北陸新幹線関連工事に合わせ、富山駅においては周辺1.8 kmにわたり連続立体交差事業が行われている[185][186]。この事業は、在来線によって南北に分断された富山駅周辺の土地利用や道路交通の障碍を鉄道の高架化による道路の新設や拡幅によって克服し、合わせて歩行者用の南北自由通路の整備や富山地方鉄道富山軌道線と富山ライトレール富山港線の接続によって南北一体のまちづくりを推進することを目途として行われているものであって[186]、まずJR在来線を一旦北側に移設し、高架化する工事が2005年(平成17年)10月6日より開始された[9]。2007年(平成19年)3月18日からは北口[116]、2010年(平成22年)4月19日からは南口が工事の影響によって仮駅舎となり[119]、2008年(平成20年)10月20日からは下りホーム[118]、2010年(平成22年)4月19日からは上りホームが仮ホームに切り替えられている[119]。
新幹線の高架ホーム(2面4線)は2015年(平成27年)3月14日より供用が開始され、同時に富山地方鉄道富山軌道線の富山駅停留場が新幹線高架下に開業した[187][188][189]。続いて同年4月20日からはあいの風とやま鉄道線上り方面と高山本線の在来線ホームが高架ホームに切り換えられ[134]、2019年(平成31年)3月4日には、あいの風とやま鉄道線下り方面についても高架ホームへの切り換えが完了した[141][142]。これにより富山駅の在来線ホームは高架上に2面5線(うち1線は切欠きホーム)が整備された[189]。
引き続き在来線の地上ホームの撤去や南北自由通路の整備等の工事が行われ、2020年(令和2年)3月21日に富山地方鉄道富山軌道線と富山地方鉄道富山港線が接続された[190]。加えて富山地方鉄道本線1.0 kmも高架化され、電鉄富山駅のホームは2面2線となる予定であり、これについては2019年(平成31年)度より事業に着手する方針が示されている[191][192][193]。なおかつて北陸本線と富山地方鉄道線を接続していた当駅構内の連絡線は、一連の事業に係る工事によって廃止されており、この連絡線が高架化工事後に復活する予定は立っていない[194][195]。
2017年(平成29年)には周辺の再整備が評価されグッドデザイン賞を受賞した[196]。
前述のように富山駅の周辺連続立体交差事業においては、かねてより軌道線の高架下への乗り入れが計画されていた[189]。この事業のために整備される富山駅南北接続線(富山駅停留場 - 富山地方鉄道富山軌道線支線接続点間)については富山市が軌道を保有し、富山地方鉄道が車輌の運行を行う上下分離方式によることが2013年(平成25年)2月4日に発表され[197]、同年4月26日にその旨国土交通省より特許が与えられた[198]。そして2014年(平成26年)6月2日に富山地方鉄道は富山駅の高架下に新設する新停留場の名称を、「富山駅停留場」とすることを正式決定し発表した[174]。この富山駅南北接続線は2015年(平成27年)3月14日より運輸営業を開始し、富山駅停留場は同日に開業した[198][199][200]。同時に既存の富山駅前停留場と、新設の富山駅停留場とを乗客が混同する恐れが生ずる可能性に鑑み、富山地方鉄道と富山市は富山駅前停留場の改称を発表し、同年3月14日よりこれを「電鉄富山駅・エスタ前停留場」に改称した[175]。
富山駅においては1958年(昭和33年)10月16日にかつて牛島のどぶが広がっていた場所に初めて北口改札が開設され[37]、その後1999年(平成11年)12月4日に北口駅舎の改築が竣工したが[104]、それまでの駅舎と地上ホームを撤去して駅を高架化することを目指す富山駅の連続立体交差事業のため、2007年(平成19年)3月18日より北口においては仮駅舎を使用することとなった[116]。この仮駅舎は、従来の駅舎の東隣に設けられ、一階にはミニコンビニや富山ライトレールの乗車券販売所が入居し、2階及び3階を社員事務所として用いていた[116]。
2015年(平成27年)3月14日よりあいの風とやま鉄道が開業し、在来線の富山駅が同社に移管されると、北口もまた同社の管轄下となり、出改札はJR時代に引き続きJR西日本金沢メンテックに業務委託されたものの、1997年(平成9年)10月1日以来開設されていたみどりの窓口やJR線に係る券売機は撤去された[54][129][201]。この措置に伴って利用者から不満の声が上がった結果、西日本旅客鉄道は富山県からの要望に応じて、2016年(平成28年)2月19日にみどりの券売機を再設置した[136]。また、2015年(平成27年)4月20日からは北陸新幹線利用者のために専用の通行券を発行し、富山駅に下車し北口へ向かう旅客または富山駅北口より北陸新幹線に乗車する旅客へあいの風とやま鉄道富山駅の構内を通過することを可能とする措置をとっていた[202]。
しかし、前述の北陸新幹線開業に伴う富山駅の連続立体交差事業の進捗によって2019年(平成31年)3月4日に北口駅舎は閉鎖され、南北の改札は統合された[203]。これにより新幹線利用者のために行われていた、あいの風とやま鉄道富山駅構内の通り抜け措置も終了した[204]。新たな富山駅北口の整備事業は2019年(平成31年)末に着工され、2022年(令和4年)3月31日に完成し、同年4月1日から共用を開始した[205][206]。
3階に島式2面4線のホームを持つ高架駅である[194]。通過線はなく、可動式安全柵が設置されている[208]。改札口は1階南北自由通路に面する「中央改札口」と、駅中商業施設の「とやマルシェ」内から通じる「のりかえ改札口」(2階)の2ヶ所で、2015年(平成27年)4月20日に、あいの風とやま鉄道並びにJR高山線の上り線ホーム(1-3番)の高架切替を機に、のりかえ改札口に隣接して在来線の改札口が設置された[209]。
あいの風とやま鉄道・JR(在来線) 富山駅 | |
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コンコース(2019年8月) | |
とやま Toyama | |
所在地 | 富山県富山市明輪町1-227 |
所属事業者 |
あいの風とやま鉄道 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
電報略号 | トヤ |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面5線 |
乗車人員 -統計年度- |
11,854[注 7]人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 2015年(平成27年)3月14日* |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 |
■あいの風とやま鉄道線 (あいの風とやま鉄道) |
キロ程 |
41.6 km(倶利伽羅起点) 金沢から59.4 km 米原から236.0 km |
所属路線 | ■高山本線(JR西日本) |
キロ程 |
225.8 km(岐阜起点) 猪谷から36.6 km |
備考 |
共同使用駅(あいの風とやま鉄道の管轄駅) 直営駅 |
あいの風とやま鉄道が管轄する在来線の富山駅は、切欠きホーム1線を加えた島式ホーム2面5線を有する高架駅である[189]。2015年(平成27年)4月20日の一部ホームの高架化以前には、島式ホーム2面4線、片面ホーム1面1線及び切欠きホーム1線の計3面6線を有していた[194]。また2006年(平成18年)3月1日以前には、4面9線1切欠を有し[215][216]、富山港線の列車が7番・8番乗り場に発着していた[63][217]。
あいの風とやま鉄道による直営駅である[129]。高山本線に関してはあいの風とやま鉄道の窓口・券売機では猪谷までの普通乗車券しか購入できないので、その先まで乗車する場合や特急「ひだ」の特急券や定期券を購入する場合は、みどりの券売機で購入するか、新幹線の窓口で購入するか、下車駅で乗り越し精算を行う必要がある[129]。
2015年3月14日の北陸新幹線開業による経営移管までは、西日本旅客鉄道(JR西日本)北陸本線が乗り入れており、同社の管轄であった。
2015年(平成27年)3月13日以前のJR北陸本線時代には、特急「サンダーバード」「しらさぎ」「おはようエクスプレス」「はくたか」「北越」「トワイライトエクスプレス」[194][218][219][220]、2012年(平成24年)3月16日以前には特急「日本海」、急行「きたぐに」[221][222]、2010年(平成22年)3月12日以前には特急「北陸」及び急行「能登」[223]、2001年(平成13年)3月2日以前には特急「白鳥」[224]、1997年(平成9年)9月30日以前には特急「白山」の停車駅でもあった[225]。
2019年(平成31年)3月時点のホーム構成は下表の通り。在来線では金沢方面が「上り」なのに対し、北陸新幹線では東京方面が「上り」となる[注 8]。
2015年(平成27年)4月20日の上り線高架切り替え後は、1番線が「あいの風とやま鉄道線(上り)」、切り欠きホームである2番線が「高山本線専用」、3番線が「高山本線・あいの風とやま鉄道線(上り)共用」とされている[129] が、実際には2019年の下り線高架切り替えまでは1番のりばにも高山本線の列車が発着していた[注 9]。一方、4・5番線ホームは下り専用となった。2021年(令和3年)11月現在、高山本線は全線電化されていないため、2番のりばの線路には架線が張られていない。
また現在、駅中商業施設の「とやマルシェ」内から通じる「2階(中2階)改札口」は、これまでの新幹線改札口に加え、2015年(平成27年)4月20日より、あいの風とやま鉄道の改札口も設けられ、新幹線、在来線両鉄道を利用できるほか、両鉄道の連絡口としても機能する[129][227]。
2017年(平成29年)3月13日から、あいの風とやま鉄道新旅客案内システム(駅自動放送)導入に伴い独自の到着メロディ・発車メロディが導入された。なお、当駅の曲はいずれも株式会社スイッチの福島直哉が編曲を担当した[138][140][228][229]。
なお、新旅客案内システム導入以前は、北陸本線主要駅標準の詳細自動放送の文面、到着・発車メロディであった[106]。
富山地方鉄道本線の電鉄富山駅は、あいの風とやま鉄道・JRの富山駅の正面口前広場に面している。のりかえ標準時分は15分である[230]。
駅名は富山電気鉄道時代の駅名をそのまま引き継いでいるため「電鉄」を冠する[231]。駅番号はT01。頭端式ホーム2面2線を有する地上駅で、改札口は長らくあいの風とやま鉄道・JR側の1つだけであったが、高架化工事の進展により、2024年1月7日に移設し、あいの風とやま鉄道・JR向けの西側のほか、地鉄ビル駐車場向けの東側に設けられている[232]。出入口も同様の箇所にある[233]。終日駅員が配置されているが[234]、駅員による乗車券発売時間は7時から20時までに限られる[235]。元々は頭端式ホーム3面4線を有していたが[231]、高架化工事の進展により2022年12月4日より現行の仮ホームとなっている。
かつては、JR富山駅1番のりばから富山地方鉄道本線へ交直デッドセクション付きの連絡線が存在し、国鉄時代の1970年代から1980年代にかけては475系電車を使った急行「立山」やキハ58系気動車を使った急行「うなづき」「むろどう」(いずれも線内は特急扱い)、名鉄車両のディーゼル特急「北アルプス」が[28]、1990年代には「スーパー雷鳥立山」「サンダーバード宇奈月」などの列車名で、いずれも臨時列車扱いでJRからの特急の付属編成が直通した[156]。
電鉄富山駅においてこれら乗り入れ列車に乗降する際は、同駅の改札内から富山駅1番のりばに通じる連絡通路を通り、富山駅1番のりばを利用することができた[236]。1999年(平成11年)11月を最後に旅客列車の乗り入れ列車は終了し、その後は検測車がJRより不定期で入線する程度となり、連絡通路も閉鎖された[231]。現在では新幹線工事の影響によって連絡線も廃止されている[195]。
2012年(平成24年)3月17日より市内電車(路面電車)・路線バスに導入されていたICカードが富山地方鉄道の鉄道線でも導入された[162]。それに伴い、改札にICカード用自動改札機が設置された[162]。ただし使用できるICカードは「ecomyca(えこまいか)」と「passca(パスカ)」のみである(SuicaやICOCAなど交通系ICカード全国相互利用サービス対象カードは現在のところ利用できない)[162]。ICカードを使用し、鉄道線を利用すると、運賃が10%割引になる[162]。
相対式ホーム2面2線を有する地上駅(停留場)である[239]。電停No.はC14[240]。かつては富山駅前停留場と称していたが[239]、2015年(平成27年)3月14日に改称された[174][175]。
当停留場を境に地鉄ビル前方面(上り)が本線、新富町方面(下り)が支線となっている[241]。ホームは列車2輌分が停車できる長さがあり、停留場内に渡り線も設けられているので一部が接触しないように切り欠かれている[239]。
富山地方鉄道富山軌道線(富山駅南北接続線)の富山駅停留場は、2015年(平成27年)3月14日よりJR西日本とあいの風とやま鉄道の富山駅高架下に新規設置された停留場である[175]。電停No.はC15[240]。当停留場から支線接続点までの富山駅南北接続線は富山市が軌道施設を建設・保有し、富山地方鉄道が車両の保有および運行を行う上下分離方式となっている[241][242]。
ホームは南側に3面(富山軌道線用)、東西自由通路を挟み北側に同じように3面(富山港線用)のホームがあり[243](6面2線)、8番ホームまで存在する。なお2、6、7番ホームは降車専用となる。
支線接続点がある交差点での列車通行時間を短縮するため、交差点進入方向の線路は手前で分岐している。これにより一度の信号現示で南富山駅前方面および富山大学前方面へ向かう各車両を同時発車させることが可能となっている[244]。
凡例 出典:[245][246] |
移転前の富山ライトレールの富山駅北停留場は、富山駅北口の正面に位置していた[247]。頭端式ホームを有する地上駅で、東側にある単式ホームと中央にあるアイランド(島式ホーム)とで構成された2面2線であった[247]。
2005年度に牛島町交差点までの軌道が緑化された[248] が、当停留場構内は日当たりが悪くコケが繁茂するなどしたため[249]、2015年に小松精練(現・小松マテーレ)が開発した新素材により再施工された[250]。富山軌道線との接続工事により、当停留場跡地にはシーサスクロッシングが設けられたため、構内の緑化軌道は現存しない。
富山地方鉄道富山軌道線との接続工事のため、2019年(令和元年)8月3日に駅前交差点の北側の仮設停留場(ホームは2面1線)に移転した[251]。同停留場は接続工事が完了した、2020年(令和2年)3月21日に廃止された[184]。
ホーム | 路線 | 行先 |
---|---|---|
乗車ホーム | ■富山港線 | 岩瀬浜方面 |
降車ホーム | - |
ホーム | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 - 2 | ■富山港線 | 岩瀬浜方面 |
かつてはJR貨物の駅として車扱貨物及びコンテナ貨物を取り扱っていたが、1990年(平成2年)3月10日より富山貨物駅にその機能を移転し、当駅における貨物の取り扱いは廃止された[1]。
1953年(昭和28年)10月10日付『鉄道公報』第1254号通報専用線一覧別表掲載中、当駅接続の専用線は次の通りであった[252]。
1970年(昭和45年)10月1日時点における当駅接続の専用線は以下の通りであった[253]。
なお、1983年(昭和58年)4月1日時点における各駅接続の専用線を列挙した1983年(昭和58年)4月1日付『鉄道公報』第10023号別表『専用線一覧表』に当駅接続の専用線は記載されていない[254]。
マリエとやま、とやマルシェならびにマルートは当該項目を参照のこと。
クラルテ Clarte | |
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外観(2019年8月) | |
店舗概要 | |
所在地 |
〒930-0001 富山県富山市明輪町1-230(富山駅停留場西側) 富山県富山市明輪町1-226(新幹線改札口横) |
開業日 | 2015年(平成27年)3月14日 |
施設管理者 | 株式会社ジェイアールサービスネット金沢 |
延床面積 |
1,720 m² ※1400(富山駅停留場西側)320(新幹線改札口横) |
店舗数 | 11 |
営業時間 | 店舗により異なる |
富山駅停留場西側及び新幹線改札口横に位置する[255]。施設名称の「クラルテ」は、フランス語において「光」や「かがやき」を意味する言葉である[255]。主として日常の生活用品を求める客をターゲットとしている[255]。
飲食店、ドラッグストア、コンビニエンスストアなどが入居している[256]。
エスタ ESTA | |
---|---|
店舗概要 | |
所在地 |
〒930-0003 富山県富山市桜町1-1-1 |
開業日 | 1987年(昭和62年)12月5日 |
正式名称 | 電鉄富山駅ビル エスタ |
施設管理者 | 富山地方鉄道 |
延床面積 | 14,292 m² |
店舗数 | 17 |
営業時間 | 店舗により異なる |
駐車台数 | 315台 |
外部リンク | http://www.toyama-esta.com/ |
地上部にはロッテリア、ドトールコーヒーなどの飲食店や富山地鉄ホテルなどが、地下にはスーパーマーケット『アルビス』が入居している[272]。エスタの名称はパブリック・コメントによるネーミングで、スペイン語で駅を意味するエスタシオン(estacion)と、英語の "Enjoy Shopping Terminal Area" のアクロニム(頭字語)を掛けている[273][274]。昭和63年度富山県建築賞に入選した[275][276]。マリエとやまへの連絡通路がある[277]。
最新の入居テナントについては、脚注内のリンクを参照[278]。
かつて富山駅構内にあったとやま駅特選館は当該項目を参照のこと。
主な駅弁は下記の通り[279]。名物であるますのすしの当駅における販売は、1912年(明治45年・大正元年)より開始された[11]。
「富山県統計年鑑」と「富山市統計書」によると、近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は以下の通り[282][283][284][285][286][287][288][289][290][291][292][293][294][295][296][297]。
年度 | 国鉄 JR西日本[注 5] |
あいの風[注 7] | 富山地方鉄道 電鉄富山駅 | |
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1日平均 乗車人員 |
1日平均 乗車人員 |
1日平均 乗降人員 |
1日平均 乗車人員 | |
1965年(昭和40年) | 25,196 | 未 開 業 |
||
1970年(昭和45年) | 21,978 | |||
1975年(昭和50年) | 22,772 | 19,862 | ||
1980年(昭和55年) | 20,606 | 17,578 | ||
1985年(昭和60年) | 19,239 | 13,814 | ||
1988年(昭和63年) | 19,304 | 11,629 | ||
1989年(平成元年) | 19,188 | 11,244 | ||
1990年(平成 | 2年)19,861 | 11,419 | ||
1991年(平成 | 3年)21,834 | 11,280 | ||
1992年(平成 | 4年)21,906 | 10,990 | ||
1993年(平成 | 5年)21,703 | 10,474 | ||
1994年(平成 | 6年)21,754 | 9,840 | ||
1995年(平成 | 7年)21,278 | 9,523 | ||
1996年(平成 | 8年)21,492 | 9,351 | ||
1997年(平成 | 9年)20,614 | 8,702 | ||
1998年(平成10年) | 20,268 | 8,196 | ||
1999年(平成11年) | 19,823 | 7,659 | ||
2000年(平成12年) | 19,488 | 7,242 | ||
2001年(平成13年) | 18,688 | 6,873 | 3,509 | |
2002年(平成14年) | 17,990 | 6,879 | 3,518 | |
2003年(平成15年) | 17,952 | 6,452 | 3,273 | |
2004年(平成16年) | 17,419 | 6,328 | 3,192 | |
2005年(平成17年) | 17,106 | 6,426 | 3,260 | |
2006年(平成18年) | 16,611 | 6,475 | 3,304 | |
2007年(平成19年) | 16,729 | 6,500 | 3,294 | |
2008年(平成20年) | 16,699 | 6,386 | 3,272 | |
2009年(平成21年) | 16,207 | 6,324 | 3,229 | |
2010年(平成22年) | 15,867 | 6,524 | 3,312 | |
2011年(平成23年) | 15,746 | 6,610 | 3,392 | |
2012年(平成24年) | 15,767 | 6,709 | 3,453 | |
2013年(平成25年) | 15,967 | 6,894 | 3,473 | |
2014年(平成26年) | [注 12] 14,375 | 6,912 | 3,702 | |
2015年(平成27年) | 7,901 | 11,373 | 7,422 | 4,078 |
2016年(平成28年) | 7,843 | 11,388 | 7,649 | 4,039 |
2017年(平成29年) | 8,121 | 11,543 | 7,752 | 4,155 |
2018年(平成30年) | 8,343 | 11,830 | 7,699 | 4,274 |
2019年(令和元年) | 7,923 | 11,854 | 8,221 | 4,582 |
2020年(令和 | 2年)4,308 | 8,784 | 6,418 | |
2021年(令和 | 3年)4,986 | 9,655 | 6,715 | |
2022年(令和 | 4年)6,687 | 10,768 | 6,720 |
下記の各年度における当駅の乗車人員は次の通りである[298][299]。
年度 | 国鉄 |
---|---|
1950年(昭和25年) | 4,636,696 |
1960年(昭和35年) | 8,279,303 |
JR東日本によると、コロナ禍の影響が無かった2018年度(平成30年度)の東京-富山間の年間輸送人員は、新幹線が約294.3万人(シェア89%)、航空機が約34.6万人(シェア11%)、新幹線と航空機の合計は約328.9万人である[300]。
東京 - 富山間における新幹線の輸送人員は、東京 - 新潟間の約523万人、東京 - 金沢間の約339.4万人に次いで北陸地方3位[注 13]となっている。また、新幹線と航空機を合わせた輸送人員は、東京 - 新潟間の約523万人、東京 - 金沢間の約460.9万人に次いで北陸地方3位[注 13]となっている。
東京-富山 年間輸送人員(千人) | ||||
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年度 | 新幹線 | 航空機 | 合計 | 出典 |
2014年(平成26年) | 1,380 | 780 | 2,160 | [300] |
64% | 36% | 100% | ||
2015年(平成27年) | 2,891 | 458 | 3,349 | [300] |
86% | 14% | 100% | ||
2016年(平成28年) | 2,820 | 356 | 3,176 | [300] |
89% | 11% | 100% | ||
2017年(平成29年) | 2,868 | 342 | 3,210 | [300] |
89% | 11% | 100% | ||
2018年(平成30年) | 2,943 | 346 | 3,289 | [300] |
89% | 11% | 100% | ||
2019年(令和元年) | 2,749 | 335 | 3,084 | [300] |
89% | 11% | 100% | ||
2020年(令和2年) | 893 | 53 | 946 | [300] |
94% | 6% | 100% | ||
2021年(令和3年) | 1,252 | 84 | 1,336 | [300] |
94% | 6% | 100% | ||
2022年(令和4年) | 2,180 | 191 | 2,371 | [300] |
92% | 8% | 100% | ||
2023年(令和5年) | 2,750 | 245 | 2,995 | [300] |
92% | 8% | 100% |
JR東日本によると2024年3月現在、新幹線の所要時間は最速2時間05分、運賃(通常期)は12,960円、1日25往復運行、航空機の所要時間は約2時間20分[301]、1日3往復運行されている[300]。
第二次世界大戦後、南口は富山市の表玄関として発展してきた。駅前は放射状に5本の道路が敷かれ、マルートやマリエとやまなど商業施設のほか、飲食店およびビジネスホテル等の宿泊施設が集積する。
富山県庁や富山市役所などの行政機関のほか、観光地の富山城、歓楽街の桜木町や繁華街の総曲輪(そうがわ)といった中心市街地も駅南方に位置し、路面電車を介してアクセス可能である。
富山駅北口の設置については、かねて富山市から国鉄当局に陳情していたが、建設費負担の問題で順調に進まなかった。その後、富山市と金沢鉄道管理局との間に工事費折半の話し合いが出来、1958年の富山国体に合わせて急速に工事が進められた[37]。
長い間「駅裏」と呼ばれていた[302] 北口は、近年の再開発によって富山市の新たな玄関として整備された。
駅から北方向、富山市総合体育館にかけての道路は「富山市ブールバール広場」として整備され、イベントスペースとして活用されている[303]。周辺には富山市芸術文化ホールなどの文化・芸術施設があるほか、企業の本社などが集積するオフィス街となっている。
西口は富山駅西口交通広場として整備されており、一般車降車場・駐輪場がある。
富山地方鉄道(地鉄バス)が周辺各地への路線バスを運行させている[306][307]。北陸新幹線の開業に伴う新駅舎の使用開始に伴い、2015年(平成27年)3月14日より富山駅南口のバスのりばが再度移転となり、スペース等の問題で分散していた富山地方鉄道のバスのりばが集約された[307]。ただし、一部路線は北口を経由する[306]。
高速バス(長距離便)
高速バス(中距離便)、特急バス、定期観光バス
8番乗り場はバスターミナル外にある。ここはもともと2番のりばだったが、バスターミナル完成に合わせて改番された[319]。
一部の路線バスのほか、ツアーバスから転換された高速バスが発着する。
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