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TBSテレビ制作のドキュメンタリー番組 ウィキペディアから
『世界遺産』(せかいいさん)は、ユネスコ総会が採択した世界遺産を題材とするTBSテレビ制作のテレビ番組(紀行・ドキュメンタリー番組)である。
世界遺産 THE WORLD HERITAGE | |
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ジャンル | 紀行・ドキュメンタリー番組 |
企画 |
ソニー( - 2015年3月) キヤノン(2015年4月 - )[注釈 1] |
ナレーター | 鈴木亮平 |
製作 | |
制作 | TBSスパークル |
製作 | TBSテレビ |
放送 | |
映像形式 | 文字多重放送 |
音声形式 | 解説放送 |
放送国・地域 | 日本 |
公式サイト | |
世界遺産 | |
オープニング | 作曲:鳥山雄司「The Song of Life」 |
エンディング | 作曲:鳥山雄司「The Song of Life」 |
放送期間 | 1996年4月15日(月曜日[注釈 2]) - 2008年3月23日 |
放送時間 | 日曜日 23:30 - 翌0:00 |
放送分 | 30分 |
回数 | 585 |
THE世界遺産 | |
オープニング | #テーマ曲・オープニング映像を参照。 |
エンディング | #テーマ曲・オープニング映像を参照。 |
放送期間 | 2008年4月6日 - 2015年3月29日 |
放送時間 | 日曜日 18:00 - 18:30 |
放送分 | 30分 |
回数 | 281(+50?) |
世界遺産 THE WORLD HERITAGE | |
オープニング | #テーマ曲・オープニング映像を参照。 |
エンディング | #テーマ曲・オープニング映像を参照。 |
放送期間 | 2015年4月5日 - 現在 |
放送時間 | 日曜日 18:00 - 18:30 |
放送分 | 30分 |
THE世界遺産 3D GRAND TOUR (BS-TBS版1) | |
オープニング | 作曲:小松亮太「風の詩・THE世界遺産」 |
エンディング | 作曲:服部隆之・演奏:宮本笑里 with 仙台フィル 「Les enfants de la Terre〜地球のこどもたち〜」(TVヴァージョン) |
放送期間 | 2011年4月2日 - 2014年3月22日 |
放送時間 | 土曜日 17:29 - 18:00 |
放送分 | 30分 |
THE世界遺産4K PREMIUM EDITION (BS-TBS版2) | |
オープニング | 作曲:小松亮太「風の詩・THE世界遺産 version2013」 |
エンディング | 作曲:服部隆之・演奏:宮本笑里 with 仙台フィル 「Les enfants de la Terre〜地球のこどもたち〜」(TVヴァージョン) |
放送期間 | 2013年6月1日 - 2015年3月 |
放送時間 | 土曜日 17:00 - 17:30(毎月第一・二土曜日) |
放送分 | 30分 |
回数 | 10 |
特記事項: ソニー→キヤノン単独スポンサー番組[注釈 1] BS-TBSで時差放送されていた。 『THE世界遺産』の放送回数は2014年3月16日放送分時点で括弧内を除く。 |
1996年(平成8年)4月15日(月曜日[注釈 2])から2008年(平成20年)3月23日までは『世界遺産』の題名で毎週日曜日の23:30 - 翌0:00(JST)に放送され、同年4月6日より毎週日曜日18:00 - 18:30(JST)の時間帯への移行に伴い『THE世界遺産』(ザ・せかいいさん)に改題された。2015年(平成27年)4月5日より同時間帯のまま『世界遺産 THE WORLD HERITAGE』(せかいいさん ザ・ワールド・ヘリテージ)として放送が行われている。また、放送開始前の17:59 - 18:00に当番組の放送内容が放送されている。
BS-TBSで本番組の後に放送されていた『THE世界遺産3D GRAND TOUR』(ザ・せかいいさんスリーディー グランドツアー)、同じくBS-TBSで月に一度(2014年4月からは月に二度)放送されていた『THE世界遺産4K PREMIUM EDITION』(ザ・せかいいさんヨンケイ プレミアムエディション)に関してもここで併せて説明する。
様々な世界遺産の映像を『ソニーの最新映像技術システムで未来永劫記録していく』というソニーの企画から始まった。開始当初の映像はNTSCによる4:3の映像記録だった為、ハイビジョンでの記録ではなかった[注釈 3]。その後、ハイビジョンカメラのロケ現場への投入や地上デジタルテレビ放送の開始により、ハイビジョンでの放送が整った。なお「世界遺産」BSデジタル放送開始時では、初めからハイビジョンで放送されている。
日本の世界遺産を取り上げる場合、TBS(東京放送→TBSテレビ。以下同じ)の放送エリアである関東地方にある世界遺産[注釈 4]以外は、地元のTBS系列局と共同制作または制作協力[注釈 5]の元で放送することになっている。但し、『THE世界遺産3D GRAND TOUR』と『4K・8K撮影の特別編』[注釈 6]については、日本国内の世界遺産を取り上げる場合でも、地元系列局は、共同制作や制作協力に加わらない。
日本国内の構成資産の正式登録が決まった場合、登録決定日直後、またはその翌週の放送は内容を変更するが、以下の例外もある[注釈 7]。
放送開始当初はソニーの一社提供で、オープニングの本編はじめに「Sony presents」と表示され読み上げられていた。エンディングコールは、英語で「This program has been brought to you by SONY」(日本語訳「この番組は、ソニーが(の提供で)お送りしました」)。『世界遺産』時代には、カウキャッチャーとして、ソニーグループのCMが30秒間流れた後で、オープニングの本編始めに「Sony presents」と表示されていた。「THE世界遺産3D GRAND TOUR」では、先にカウキャッチャーとしてソニーのCMを一分間流した後に3D放送に関する注意が流れ、その後で番組が始まる。なお、3D版はエンディング時のコールはない。
しかし、2015年(平成27年)3月29日放送回をもってソニーが一社提供を降板し、後継はキヤノンや三菱東京UFJ銀行(現・三菱UFJ銀行)など複数社提供に変わった[1]。また、番組名も「世界遺産 THE WORLD HERITAGE」になった。1年後の2016年4月3日放送回からはキヤノンの一社提供となり、オープニングの場面で「Canon presents」のコールが入るようになった。
当番組が休止の場合(17:30から放送されている『Nスタ』の繰り下げ時は除く)、キヤノンは提供せず、当番組の時間帯は、ローカルスポットとなる(主に『ザ・ベストワン』の放送時が該当)。
1996年(平成8年)4月15日(月曜日[注釈 2])放送開始。第1回はマチュ・ピチュ遺跡を紹介した(2006年5月7日の放送で再び採り上げられた)。
1999年(平成11年)2月放送のカナイマ国立公園では番組初のハイビジョン撮影が行われた。その後も不定期で実施され、同年秋以降は全てハイビジョン撮影に移行した。
2008年(平成20年)1月6日(地上波)、11日(BS-i(当時))放送の「スマトラの熱帯雨林 〜インドネシア〜」、2008年(平成20年)3月23日(地上波)、28日(BS-i(当時))放送の「ロレンツ国立公園II 〜インドネシア〜」ではデジタル放送において5.1サラウンド放送を実施。このように不定期で地上デジタル放送・BSデジタル放送において5.1サラウンド放送を実施する場合もある。
1996年(平成8年)の放送開始当初は全て4:3画面で放送されていた。ワイドクリアビジョン放送については1997年(平成9年)1月より不定期で実施され、1999年(平成11年)1月より完全移行となった。2008年(平成20年)3月まではCMを含め全編16:9レターボックスで放送されていたが、『THE世界遺産』改題後は画角14:9サイズでの放送となると同時にワイドクリアビジョン対応でなくなった。
地上波で表示される「HVハイビジョン制作・字幕」テロップ(TBS系で2008年7月27日の放送分以降は「字幕」テロップのみ)の表示は地上波マスターの提供クレジットテロップから出しているが、落ち着いた雰囲気で楽しむことに配慮しているためか通常はカットイン〜カットアウトで表示される他のTBS制作の番組とは違い、フェードインからフェードアウトでの表示である。この形態は『THE世界遺産』改題後も続いている。
番組カメラマンおよび番組は数々の受賞歴がある[2]。ギャラクシー賞、ATP賞、橋田賞など、映像関係の賞を多く受賞している。そのほか、2004年(平成16年)にはグッドデザイン賞を受賞。2006年(平成18年)には、世界遺産を管理するUNESCO(国際連合教育科学文化機関)から感謝状とメダルが、TBSとソニーに贈呈された(民間への贈呈はこれが初である)。
PTAの子供に見せたい番組上位常連の番組であるが、元々子供向けの番組ではない上、リアルタイムで見せるには放送時間が日曜日の23:30からであることからふさわしくない時間帯であったが、新たな視聴者を獲得するため、2008年(平成20年)4月6日から放送時間を18:00 - 18:30に繰り上げることとなり、同時にタイトルも『THE世界遺産』と改めることになった(第1回の放送は18:00 - 19:00の1時間スペシャル版。こちらもソニーの一社提供)。しかし、移動後の放送時間が『ちびまる子ちゃん』(フジテレビ)、『パズドラ』(テレビ東京)などに重なっているため、子供の視聴者を獲得することにはあまり繋がらなかった。BS-iもこれまでの金曜日23:00から4月12日より毎週土曜日19:00開始に移行した後、2011年4月から土曜日17:00開始に移行した。
2010年(平成22年)12月18日から、スカパー!(HDと光)の3D専用チャンネルで放送を開始[3]。そして、2011年(平成23年)4月2日からは、BS-TBSで、THE世界遺産放送後の17:29から『THE世界遺産3D GRAND TOUR』として放送を開始した。放送はサイド・バイ・サイド方式。3D放送であるため、番組の最初に3Dに関する注意、必要機器、非対応機器で視聴時の見え方の注意等が表示された後、番組が開始する。2014年(平成26年)3月22日に、番組が終了した。
BS-TBSで2013年(平成25年)6月1日から、毎月第一土曜日に放送される番組。ソニーのCineAltaで現行放送の約4倍の画素数となる4096×2160/60p(DCI 4K)で撮影されている。題名の『〜4K』は4Kで収録されていること事を示しており、4K収録のレビュラー番組としては日本初であるが、BS-TBS放送時は通常のHD 1080iへダウンコンバートされての放送である。TBSとBS-TBSの共同制作 [4] [5]。2014年4月からは毎月第一・第二土曜の放送になった。なお、放送内容は毎回新作ではなく、再放送も含まれる。Channel 4Kでは、本来の画質である4K UHDで 「地球の素顔」を2014年7月に放送する。
2015年度、『世界遺産 THE WORLD HERITAGE』のタイトルになる。BS-TBSにおける放送が4K版を含めて終了し、地上波による放送のみとなった。SONYのスポンサー降板・撤退によりキヤノンの撮影機材が使用されるようになった。2016年4月からは上述の通りキヤノンの一社提供になり、オープニングで「Canon presents」コールが復活した。
『世界遺産』および『THE世界遺産』のナレーションは、語りに長けるアナウンサーや声優などを起用せず、他の機会においてナレーションの経験が少ない俳優を起用している。『THE世界遺産3D GRAND TOUR』及び『THE世界遺産4K PREMIUM EDITION』では声優を起用する。
テーマ曲は放送開始から最終回まで12年間一貫して同一曲が用いられたが、ナレーターの交替に合わせる形で新たな編曲が施され、その数は4バージョンにも及ぶ。
初代・2代目・3代目はCD化されている。4代目は、3代目を母体にして、オープニングのCG画像部分(25秒間)を鳥山のエレクトリック・ギターを駆使したサウンドに作り直したものである。
オープニング映像は下記の通り変遷を遂げている。
2010年8月4日、世界遺産時代の使用楽曲を含む、各挿入曲の様々なバリエーションも納めた18曲入りコンプリート・サウンドトラック・アルバム『THE世界遺産 Music Heritage』がソニー・ミュージックジャパン インターナショナルから発売された[注釈 3]。
なお、「3D GRAND TOUR」「4K PREMIUM EDITION」は本番組に準ずるが、オープニング画像は地上波版とは異なる。
放送対象地域 | 放送局 | 系列 | 放送時間 | ネット状況 |
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関東広域圏 | TBSテレビ(TBS) | TBS系列 | 日曜日 18:00 - 18:30 | 制作局 |
北海道 | 北海道放送(HBC) | 同時ネット | ||
青森県 | 青森テレビ(ATV) | |||
岩手県 | IBC岩手放送(IBC) | |||
宮城県 | 東北放送(tbc) | |||
山形県 | テレビユー山形(TUY) | |||
福島県 | テレビユー福島(TUF) | |||
山梨県 | テレビ山梨(UTY) | |||
長野県 | 信越放送(SBC) | |||
新潟県 | 新潟放送(BSN) | |||
静岡県 | 静岡放送(SBS) | |||
富山県 | チューリップテレビ(TUT) | |||
石川県 | 北陸放送(MRO) | |||
中京広域圏 | CBCテレビ(CBC)[注釈 10] | |||
近畿広域圏 | 毎日放送(MBS) | |||
鳥取県・島根県 | 山陰放送(BSS) | |||
岡山県・香川県 | RSK山陽放送(RSK)[注釈 11] | |||
広島県 | 中国放送(RCC) | |||
山口県 | テレビ山口(tys) | |||
愛媛県 | あいテレビ(itv) | |||
高知県 | テレビ高知(KUTV) | |||
福岡県 | RKB毎日放送(rkb) | |||
長崎県 | 長崎放送(NBC) | |||
熊本県 | 熊本放送(RKK) | |||
大分県 | 大分放送(OBS) | |||
宮崎県 | 宮崎放送(mrt) | |||
鹿児島県 | 南日本放送(MBC) | |||
沖縄県 | 琉球放送(RBC) |
かつてTBSの日曜夕方の時間帯[注釈 14]は、特番やスポーツ中継などの影響を受けにくかったため、このような措置を取ることは極めて異例だった。
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