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KADOKAWAのブランド ウィキペディアから
メディアファクトリー(MEDIA FACTORY)は、日本の出版社・株式会社KADOKAWAのブランドの1つ。雑誌や書籍の出版の他、トレーディングフィギュアなど玩具の製作も行っている。また映像ソフトの内、アニメを製作委員会に参加する形で多数製作している他、近年は往年のアニメ・子供向け教育番組をパッケージソフト化することに力を注いでいる。
かつてはポケモンを始めとするトレーディングカードゲームやテレビゲームソフトの製作も行っていたことでも知られていたが、既に他社譲渡や事業撤退している。
後述の通りリクルートグループの書籍出版部門として設立された経緯から、リクルートの雑誌に掲載された連載漫画や、同社初の娯楽雑誌で、1994年に創刊された文芸雑誌『ダ・ヴィンチ』は、単行本を受託出版する形式を採っていた。1998年5月にリクルートから3誌(ダ・ヴィンチ、じゅげむ、ザッピィ)あり、本業から大きく逸れた娯楽雑誌部門を編集部ごと譲受したのを機にサブカルチャー系統の漫画雑誌を立ち上げるようになり、リクルートの雑誌から漫画作品の連載を取りやめ、当社の漫画雑誌に移籍する形式を採られた。
本項では、当ブランドの前身となる株式会社メディアファクトリー及び同社が吸収合併されて発足したKADOKAWA・メディアファクトリーブランドカンパニーについても解説する。
種類 | 株式会社 |
---|---|
略称 | メディファク、MF |
本社所在地 |
日本 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3丁目3番5号 NBF渋谷イースト(旧:モリモビル) |
設立 |
1986年(昭和61年)12月1日 (株式会社リクルート出版) |
廃止 |
2013年(平成25年)10月1日 (KADOKAWAに吸収合併) |
業種 | 情報・通信業 |
事業内容 |
|
代表者 | 代表取締役 芳原世幸 |
資本金 | 1億円 |
売上高 | 234億419万円(2011年度) |
従業員数 |
165名 (2012年1月1日現在) |
主要株主 | 角川グループホールディングス 100% |
関係する人物 | |
特記事項:旧本社:中央区銀座8丁目4番17号 |
1986年(昭和61年)12月1日、株式会社リクルートの書籍出版部門より株式会社リクルート出版として分離・独立。
1991年(平成3年)4月1日、株式会社メディアファクトリー(MEDIA FACTORY,INC.)に社名変更。
1997年(平成9年)、リクルートのエンターテインメント領域グループ企業再編に伴い株式会社ミュージックマイン(旧社)を吸収合併[1]。
1998年(平成10年)、パイオニアLDC(現・NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン)と合弁でレコードレーベル「factoryorumok」を立ち上げたが、後に提携を解消している。
1999年(平成11年)8月、YOSHIKIと共同出資で株式会社エクスタシー・ジャパンを設立[2]。
1999年(平成11年)12月、流通部門を株式会社クロス・エンタテインメント・ディストリビューションに分社化。2002年10月株式会社クロス・エンタテインメント・ディストリビューションと合併[3]。
2001年(平成13年)7月、ミュージックマイン事業部を株式会社セブンティ・ドラムスに譲渡。同時に株式会社セブンティ・ドラムス(株式譲渡完了後、株式会社ミュージックマインに商号変更)と株式会社ミュージックマイン・アイディーの株式を株式会社アーティストハウスに譲渡。
2011年(平成23年)、角川グループホールディングス(現在のKADOKAWA)が株式会社リクルートより80億円で買収し、11月15日付で完全子会社化した[4][5][6]。それに伴い、登記上の本店住所を、東京都中央区銀座8丁目4番17号にあるリクルートGINZA8ビルから渋谷のNBF渋谷イーストへ移転。
2013年(平成25年)10月1日、KADOKAWAに吸収合併され、ブランドカンパニーとなった[7]。また、2015年3月には事業所を渋谷からKADOKAWAグループの本拠地である富士見に移している[8]。
映像事業およびキャラクターグッズ事業において、前者の場合は主にメディアファクトリーブランドとしてKADOKAWAが製作に関わったアニメ作品の映像ソフト(BD/DVD)の発売・販売を「KADOKAWA メディアファクトリー」名義で行っている。ただし、旧メディアファクトリーおよび現在のメディアファクトリーブランドのKADOKAWA作品のインターネット配信のうち、特にブランド別ソートを採用しているバンダイチャンネルにおける提供元の名義は、他のブランドカンパニー(角川書店、アスキー・メディアワークス、エンターブレインなど)が関わった作品のようにドコモ・アニメストアに一本化されておらず、メディアファクトリーのまま通している[9]。後者もKADOKAWAの子会社であるキャラアニと一部重複・競合する事業内容ではあるものの、同様に継続している。
また、製品のCMの最後に挿入されるサウンドロゴも、旧メディアファクトリー時代(2代目)の物が継続して使われていたが、2014年作品からは新KADOKAWA時代の物を使用している。
この頃は怪談誌の編集が角川書店ブランドカンパニー(当時)に変更されたり、メディアファクトリー新書が角川新書に吸収されている。
2015年4月にブランドカンパニー制が廃止。メディアファクトリーはブランドとして辛うじて残るものの、これ以降、更にKADOKAWA色が強まる。メディアファクトリーが販売する映像ソフトや所属アーティストのCMでは画面上部にMFのロゴが表示されていたが、2016年1月に鈴木このみがリリースした『Beat your Heart』を最後に消滅。以後はKADOKAWAのロゴが表示されている。また、株式会社メディアファクトリー時代から製作・配布してきたアニメのパンフレット『メディファクマガジン(MEDIA FACTORY MAGAZINE)』も2016年を以って終了し、2017年以降は『KADOKAWAアニメマガジン』を製作・配布している。
YouTubeチャンネル「メディアファクトリーTV」も「KADOKAWAanime」へ統合されつつあり、2017年10月以降は不定期で更新されている。
現在はKADOKAWAレーベルに統一されており、MEDIA FACTORYレーベルの音楽ソフトは発売されていない[13]。かつては、レーベル所属アーティストのマネジメント業務を行っていたが、現在は行っていない。
株式会社メディアファクトリー、KADOKAWA・メディアファクトリーBC、KADOKAWA(メディアファクトリーブランド)がパッケージソフト化した作品や、アニメ製作に参加した作品を挙げる。2015年以降、KADOKAWA名義でパッケージソフト化を行っているが、現在もパッケージには「MEDIA FACTORY」のロゴが使用されている(発売元がフロンティアワークス、ショウゲートなどの受託商品は除く)。
公式サイト内でネットラジオが配信されている。
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