日光市
栃木県の市 ウィキペディアから
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日光市(にっこうし)は、栃木県の北西部に位置する市。2006年(平成18年)3月20日に今市市、(旧)日光市、足尾町、藤原町、栗山村が新設合併して現在の日光市が発足した。合併により「門前町」日光は元より、日光江戸村など周辺の観光地も日光市に含まれることとなった。面積は関東地方で最大、全国の市でも岐阜県高山市、静岡県浜松市に次いで全国第3位となり[2]、栃木県全体の約22%を占めている。
にっこうし 日光市 | |||||
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| |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 関東地方 | ||||
都道府県 | 栃木県 | ||||
市町村コード | 09206-1 | ||||
法人番号 | 6000020092061 | ||||
面積 |
1,449.83km2 | ||||
総人口 |
72,744人 [編集] (推計人口、2024年11月1日) | ||||
人口密度 | 50.2人/km2 | ||||
隣接自治体 |
宇都宮市、鹿沼市、那須塩原市、塩谷郡塩谷町 群馬県:沼田市、みどり市、利根郡片品村 福島県:南会津郡南会津町、檜枝岐村 | ||||
市の木 | もみじ・シラカンバ | ||||
市の花 | ニッコウキスゲ・ヤシオツツジ | ||||
市の鳥 市の魚 市民の日 市歌 |
カワセミ・ウグイス ヒメマス・イワナ 3月20日[1] 日光市の歌 | ||||
日光市役所 | |||||
市長 | 粉川昭一 | ||||
所在地 |
〒321-1292 栃木県日光市今市本町1番地 北緯36度43分11秒 東経139度41分53秒 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
古くは鎌倉時代以降、日光権現を祀る山々が知られるようになった宗教地域である。江戸時代に徳川家康および徳川家光などの江戸幕府の初期の将軍によって徳川家の廟地となった。徳川時代以降に日光東照宮の鳥居前町として参拝客で賑わった。以後「日光を見ずして結構と言うこと莫れ」という言葉で日本中に観光地・景勝地として知られるようになった。
明治時代に入ると、海外でも景勝地として知られていた日光東照宮や中禅寺湖、日光湯元温泉などを外国人が訪れるようになり、外国人に対応した宿泊・滞在施設が整備され、国際観光都市としての体裁が整えられていった[注釈 1][注釈 2]。
市内の観光地・景勝地としては、旧日光[注釈 3]の日光の社寺や、エリアとしての日光[注釈 4]の日光連山(男体山、大真名子山、小真名子山、女峰山、赤薙山、太郎山など)、中禅寺湖、華厳滝、竜頭滝、戦場ヶ原、湯滝、湯ノ湖や日光湯元温泉、そして行政地域としての現日光市域の鬼怒川温泉、川治温泉、湯西川温泉、鬼怒沼湿原、龍王峡、足尾銅山などがある。1993年には「東武ワールドスクウェア」が開業し(2017年に最寄り駅も整備された)、1999年には「日光の社寺」が世界遺産に登録された。
この他には、建築家(丹下健三、芦原義信、隈研吾、アントニン・レーモンド等)による近・現代建築が多数存在する地域でもある。観光キャッチフレーズとして「四季の彩りに風薫るひかりの郷」を掲げ、国際観光都市としての振興を図っている。
栃木県の北西部に位置する。市域の87%を山林が占める[4]。市内最高峰は日光白根山の2577メートル、標高の最低は行川の谷の約200メートルである[4]。全国で3番目に面積が広く、関東地方の市町村では最も面積が広い[2]。
市町村合併後の日光市街とは、旧今市市の中心市街を指す[5]。大谷川(だいやがわ)が形成した今市扇状地に当たる[4]。従来の「日光」市街は、鬼怒川支流の大谷川中流に在る渓谷の左右河岸、標高600メートル前後の平坦地に形成されている。大谷川をさらに遡ると馬返に達し、ここで平坦地は終了する。馬返の西側は峻険地で、いろは坂を境としてその西側に堰止湖である中禅寺湖沿岸部に標高1,200メートル前後の平坦地が存在するほか、やはりかつての堰止湖で現在は戦場ヶ原と呼ばれる湿原である標高1,400メートル前後の平坦地、さらに同じく堰止湖である湯ノ湖沿岸部に標高1,600メートル前後の平坦地が存在する。
なお、宇都宮市への通勤率は10.4%(平成22年国勢調査)。
年間降水量は1,600 - 2,100mm程度で、うち約2/3は6 - 9月の降水であり、冬季(12 - 2月)の降水量は合計100 - 180mm程度と少ない。湿度は夏季が85 - 90%と非常に蒸すのに対し、冬季は65%程度と乾燥する。気候は、山間部では冬季に最大30 - 70cmの積雪を呈するものの、おおむね夏季に多雨で高湿となり冬季に少雨で乾燥するという、典型的な太平洋側気候を呈している。ただし、冬の寒さは他の関東地方の主要都市よりも数段厳しく、市街地でも最低気温は-5℃以下になることも珍しくなく、最高気温が氷点下の真冬日になることもある。奥日光地区はさらに寒さが厳しく北海道並みとなり、-10℃以下になる日もある。市内には気象庁によって中禅寺湖畔(1291.9m)に気象官署、旧栗山村の土呂部(925m)、五十里(620m)、日光東町(561m)の3か所にアメダスが設置されているが、日光東町での観測は2022年11月に開始されており、それまでは旧今市市の今市(414m)で観測されていた。日光市街地の気温は、今市のアメダスより1 - 2度程低いものと推測される。
今市(標高414m) (1991-2020年)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 15.4 (59.7) |
19.6 (67.3) |
23.2 (73.8) |
28.0 (82.4) |
31.9 (89.4) |
35.9 (96.6) |
35.6 (96.1) |
35.0 (95) |
33.0 (91.4) |
29.3 (84.7) |
21.7 (71.1) |
21.7 (71.1) |
35.9 (96.6) |
平均最高気温 °C (°F) | 5.9 (42.6) |
6.8 (44.2) |
10.5 (50.9) |
16.1 (61) |
20.7 (69.3) |
23.2 (73.8) |
26.7 (80.1) |
28.0 (82.4) |
24.2 (75.6) |
18.8 (65.8) |
13.7 (56.7) |
8.5 (47.3) |
16.9 (62.4) |
日平均気温 °C (°F) | 0.6 (33.1) |
1.3 (34.3) |
4.7 (40.5) |
10.2 (50.4) |
15.3 (59.5) |
18.8 (65.8) |
22.4 (72.3) |
23.4 (74.1) |
19.8 (67.6) |
14.1 (57.4) |
8.2 (46.8) |
3.0 (37.4) |
11.8 (53.2) |
平均最低気温 °C (°F) | −3.8 (25.2) |
−3.4 (25.9) |
−0.5 (31.1) |
4.6 (40.3) |
10.4 (50.7) |
15.0 (59) |
19.0 (66.2) |
19.8 (67.6) |
16.1 (61) |
10.1 (50.2) |
3.6 (38.5) |
−1.3 (29.7) |
7.4 (45.3) |
最低気温記録 °C (°F) | −11.1 (12) |
−12.4 (9.7) |
−11.0 (12.2) |
−5.1 (22.8) |
0.6 (33.1) |
6.7 (44.1) |
10.6 (51.1) |
12.0 (53.6) |
6.3 (43.3) |
−1.0 (30.2) |
−4.5 (23.9) |
−8.6 (16.5) |
−12.4 (9.7) |
降水量 mm (inch) | 49.1 (1.933) |
40.8 (1.606) |
99.3 (3.909) |
133.5 (5.256) |
167.7 (6.602) |
225.0 (8.858) |
286.1 (11.264) |
302.5 (11.909) |
299.5 (11.791) |
218.1 (8.587) |
85.3 (3.358) |
45.3 (1.783) |
1,949.8 (76.764) |
平均降水日数 (≥1.0 mm) | 4.4 | 5.3 | 9.1 | 10.9 | 11.9 | 15.7 | 17.7 | 16.9 | 15.1 | 10.8 | 6.6 | 4.8 | 129.0 |
平均月間日照時間 | 191.8 | 183.2 | 190.4 | 186.9 | 179.0 | 114.7 | 116.9 | 137.2 | 112.4 | 129.2 | 162.2 | 182.4 | 1,890.8 |
出典1:理科年表 | |||||||||||||
出典2:気象庁 (平均値:1991年-2020年、極値:1978年-2022年)[6][7] |
土呂部(標高925m) (1991-2020年)の気候 | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 13.4 (56.1) |
16.7 (62.1) |
20.4 (68.7) |
27.9 (82.2) |
30.5 (86.9) |
32.2 (90) |
32.9 (91.2) |
33.3 (91.9) |
31.1 (88) |
26.5 (79.7) |
23.0 (73.4) |
20.5 (68.9) |
33.3 (91.9) |
平均最高気温 °C (°F) | 1.5 (34.7) |
2.4 (36.3) |
6.3 (43.3) |
13.0 (55.4) |
18.3 (64.9) |
21.0 (69.8) |
24.8 (76.6) |
26.1 (79) |
21.7 (71.1) |
16.3 (61.3) |
11.0 (51.8) |
4.8 (40.6) |
13.9 (57) |
日平均気温 °C (°F) | −3.9 (25) |
−3.3 (26.1) |
0.3 (32.5) |
6.3 (43.3) |
11.7 (53.1) |
15.5 (59.9) |
19.4 (66.9) |
20.2 (68.4) |
16.3 (61.3) |
10.1 (50.2) |
4.3 (39.7) |
−1.0 (30.2) |
8.0 (46.4) |
平均最低気温 °C (°F) | −9.4 (15.1) |
−9.1 (15.6) |
−5.2 (22.6) |
−0.1 (31.8) |
5.1 (41.2) |
10.4 (50.7) |
15.0 (59) |
15.7 (60.3) |
11.7 (53.1) |
4.8 (40.6) |
−1.4 (29.5) |
−6.0 (21.2) |
2.6 (36.7) |
最低気温記録 °C (°F) | −19.5 (−3.1) |
−19.5 (−3.1) |
−19.1 (−2.4) |
−10.9 (12.4) |
−4.5 (23.9) |
−0.3 (31.5) |
5.1 (41.2) |
5.4 (41.7) |
−0.4 (31.3) |
−6.8 (19.8) |
−12.1 (10.2) |
−17.4 (0.7) |
−19.5 (−3.1) |
降水量 mm (inch) | 70.7 (2.783) |
55.0 (2.165) |
80.4 (3.165) |
101.1 (3.98) |
118.9 (4.681) |
160.5 (6.319) |
206.1 (8.114) |
216.9 (8.539) |
299.0 (11.772) |
186.7 (7.35) |
64.7 (2.547) |
67.4 (2.654) |
1,627.3 (64.067) |
降雪量 cm (inch) | 114 (44.9) |
94 (37) |
73 (28.7) |
12 (4.7) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
6 (2.4) |
64 (25.2) |
365 (143.7) |
平均降水日数 (≥1.0 mm) | 10.0 | 9.7 | 10.7 | 10.4 | 10.7 | 13.6 | 15.7 | 13.9 | 12.9 | 10.2 | 7.0 | 9.3 | 134.0 |
平均月間日照時間 | 137.5 | 148.3 | 181.9 | 191.8 | 188.6 | 121.9 | 116.6 | 134.5 | 112.9 | 130.0 | 146.9 | 138.8 | 1,749.7 |
出典1:理科年表 | |||||||||||||
出典2:気象庁 (平均値:1991年-2020年、極値:1977年-現在)[8][9] |
五十里(標高620m) (1991-2020年)の気候 | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 13.5 (56.3) |
17.7 (63.9) |
23.0 (73.4) |
30.0 (86) |
30.3 (86.5) |
33.3 (91.9) |
35.1 (95.2) |
34.2 (93.6) |
31.5 (88.7) |
26.4 (79.5) |
21.4 (70.5) |
17.8 (64) |
35.1 (95.2) |
平均最高気温 °C (°F) | 2.8 (37) |
3.8 (38.8) |
8.0 (46.4) |
14.6 (58.3) |
19.5 (67.1) |
22.1 (71.8) |
25.7 (78.3) |
26.9 (80.4) |
22.4 (72.3) |
16.8 (62.2) |
11.7 (53.1) |
5.8 (42.4) |
15.0 (59) |
日平均気温 °C (°F) | −1.7 (28.9) |
−1.0 (30.2) |
2.6 (36.7) |
8.4 (47.1) |
13.6 (56.5) |
17.3 (63.1) |
21.1 (70) |
21.9 (71.4) |
17.9 (64.2) |
12.0 (53.6) |
6.2 (43.2) |
1.1 (34) |
10.0 (50) |
平均最低気温 °C (°F) | −5.5 (22.1) |
−5.3 (22.5) |
−1.9 (28.6) |
3.1 (37.6) |
8.4 (47.1) |
13.4 (56.1) |
17.9 (64.2) |
18.7 (65.7) |
14.6 (58.3) |
8.2 (46.8) |
1.8 (35.2) |
−2.7 (27.1) |
5.9 (42.6) |
最低気温記録 °C (°F) | −15.4 (4.3) |
−16.5 (2.3) |
−17.0 (1.4) |
−6.0 (21.2) |
−0.6 (30.9) |
3.5 (38.3) |
9.3 (48.7) |
9.3 (48.7) |
3.7 (38.7) |
−3.8 (25.2) |
−8.5 (16.7) |
−13.1 (8.4) |
−17.0 (1.4) |
降水量 mm (inch) | 62.4 (2.457) |
45.4 (1.787) |
83.3 (3.28) |
108.9 (4.287) |
127.0 (5) |
162.1 (6.382) |
225.7 (8.886) |
237.7 (9.358) |
276.0 (10.866) |
167.3 (6.587) |
71.9 (2.831) |
59.6 (2.346) |
1,627.2 (64.063) |
平均降水日数 (≥1.0 mm) | 9.1 | 8.1 | 9.1 | 9.7 | 10.6 | 14.3 | 16.6 | 15.0 | 14.0 | 10.6 | 7.1 | 8.6 | 132.8 |
平均月間日照時間 | 134.6 | 142.5 | 176.8 | 186.2 | 183.6 | 135.3 | 135.8 | 150.0 | 112.6 | 122.3 | 136.6 | 135.2 | 1,754.9 |
出典1:理科年表 | |||||||||||||
出典2:気象庁 (平均値:1991年-2020年、極値:1977年-現在)[10][11] |
上記の4地点に加えて足尾のアメダスでは降水量のみが観測されている。
足尾(1991-2020年)の気候 | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
降水量 mm (inch) | 47.1 (1.854) |
42.2 (1.661) |
96.1 (3.783) |
128.9 (5.075) |
150.5 (5.925) |
185.7 (7.311) |
257.3 (10.13) |
285.1 (11.224) |
296.1 (11.657) |
191.5 (7.539) |
80.5 (3.169) |
46.7 (1.839) |
1,807.6 (71.165) |
平均降水日数 (≥1.0 mm) | 5.2 | 6.2 | 9.2 | 10.4 | 11.7 | 14.4 | 16.4 | 15.7 | 14.5 | 11.4 | 7.1 | 5.6 | 127.7 |
出典1:理科年表 | |||||||||||||
出典2:気象庁 (平均値:1991年-2020年、極値:1976年-現在)[12][13] |
江戸時代以前、日光は日光山の門前町、修験道の道場であり山岳信仰の聖地であった。鎌倉時代には日光権現として知られていた。その後、徳川家康が覇権を握ると家康に仕えその深い信頼を得ていた慈眼大師天海が家康の力により日光山貫主となり、家康の死後はその進言により家康の神号が権現となり廟所も日光東照宮となった。日光が参詣客(物見遊山)で賑わうようになったのはこの頃からである。日光参詣のために、日光街道を初め、日光西街道(壬生通り)、日光例幣使街道、日光北街道、会津西街道など、多くの参拝路が整備された。
明治時代に入ると富国強兵の国策のもと、海外からお雇い外国人が渡航するようになり、当時海外にも広く知られていた景勝地日光を訪れる外国人が増えた。イザベラ・バードやフランツ・フェルディナント大公は日光滞在中の出来事を手記として残し、当時の日光の様子を知る貴重な文献として知られている。こうした外国人が日光に快適に滞在・宿泊するため、ホテルなどの施設が整備され、以後、国際観光都市として広く世界に知られるようになった。特に日本駐在大使館・領事館の別荘が多く建てられ、「夏になると外務省が日光に移る」といわれるほどであった。その名残で現在も日光には洋風建築が多く残っている。
にっこうし 日光市(旧:合併前) | |||||
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廃止日 | 2006年3月20日 | ||||
廃止理由 |
新設合併 日光市(旧)、今市市、上都賀郡足尾町、塩谷郡藤原町、栗山村 → 日光市(新) | ||||
現在の自治体 | 日光市(新) | ||||
廃止時点のデータ | |||||
国 | 日本 | ||||
地方 | 関東地方 | ||||
都道府県 | 栃木県 | ||||
面積 | 320.98km2. | ||||
総人口 |
16,301人 (推計人口、2005年9月1日) | ||||
隣接自治体 |
今市市、上都賀郡足尾町、塩谷郡栗山村、鹿沼市 群馬県:利根郡片品村 | ||||
市の木 | イチイ | ||||
市の花 | 日光キスゲ | ||||
市の鳥 | キビタキ | ||||
日光市(旧:合併前)役所 | |||||
所在地 |
〒321-1492 栃木県日光市鉢石町999 旧日光市庁舎本館 | ||||
座標 | 北緯36度45分3.07秒 東経139度36分26.47秒 | ||||
ウィキプロジェクト |
合併後の現在の日光市(新日光市)の面積が余りにも大き過ぎるので、合併前の従来の日光市(旧日光市)のデータも右記の通り掲載する。
新・日光市は新設合併によって発足した自治体であり、これに伴って旧・日光市は廃止されている。従って、新日光市と旧日光市は、制度上異なる自治体となる。2006年以後の日光市役所本庁は旧今市市役所(今市本町)であり、合併後最初の日光市長は元今市市長が務めていた。
なお、旧日光市庁舎本館(登録有形文化財)は、日光東照宮や日光駅の近くに立地している。旧日光市域は旧上都賀郡に属していた。
人口は減少傾向にあり、消滅可能性都市のひとつに挙げられている。
日光市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 日光市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 日光市
■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
日光市(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
日光市は、山が多く降水量もそれなりにあるので、多くの水力発電所を有する。大谷川水系の豊富な水と険しい地形による落差を利用して、水車動力を利用した紡績事業が行われていた。それらの施設は再利用され現在は水力発電が行われている。
旧日光市地域の主な産業は、観光と鉱工業である。足尾銅山産出の銅を索道を用いて細尾峠を超えて運び込み、水力発電の電力を利用して精錬していた。アルミニウムの精錬事業も行われている。他には、コンクリートブロックの作成なども行われている。かつては砕石業も行われていた。
東武日光線東武日光駅から世界遺産「日光の社寺」にかけての商店街は、国内外から訪れる多くの観光客により賑わっており、店舗構成は観光客を対象としたサービス業が多い。
中禅寺湖においてヒメマスの養殖が行われており、中禅寺湖ヒメマス(日光ヒメマス)としてブランド化されている。
旧今市市地域の主な産業は、木工・食品加工・農業である。日光街道沿いの商店街は、旧今市市のメインストリートとなっており、中心的な商業施設として客足を集めていた長崎屋やいせや(現・ベイシア)が平成初期の1990年代に相次いで店舗を閉鎖した影響で一時商店街が衰退した。
しかし、2000年代以降は町の再活性化があり、地場資本のかましんを核とした商業施設「ショッピングプラザ日光」や道の駅日光の開業などにより賑わいを取り戻しつつある。なお前述の「ショッピングプラザ日光」は、観覧車併設の大型複合商業施設「日光ランドマーク」として、2021年に敷地内駐車場に移転新築された[18][19]。
以下では市内を以下のように地域・地区に分けてそれぞれの地区の現在の町名を列挙する。
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郵便番号は以下が該当する。7の集配局が集配を担当する。
市内全域が今市MAの管轄となり、市外局番は「0288」。収容局は以下の16ビルが該当し、市内局番は以下の通り。
なお、東武鉄道・JR東日本の浅草・新宿 - 東武日光間における優等列車については、「日光」、「けごん」の項目を参照。
※ 旧日光市の駅、路線はこの書体で表示。
「日光を見ずして結構と言うなかれ」という格言の通り、自然の景勝と歴史的建造物など、古来より変わらぬ歴史的観光資産が散在する。
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特記のない人物は元々からの日光市出身。
1900年(明治33年)に大和田建樹が作詞した『鉄道唱歌』第四集奥州・磐城編は、上野駅から東北本線を経て弘前駅まで行き、常磐線経由で上野に帰るような構成となっているが、その往路にて、宇都宮駅から日光線に入り、日光にわざわざ立ち寄っている。これは、大和田の歴史好きと、日光がこの地域において外せない名所であった事が関係していると見られている。
日光市は、2007年度にフィルムコミッションを設立し、ロケ地の発掘や誘致に力を入れたいとしている。
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