足尾本山駅
かつて栃木県日光市足尾町本山にあった東日本旅客鉄道足尾線の貨物駅 ウィキペディアから
かつて栃木県日光市足尾町本山にあった東日本旅客鉄道足尾線の貨物駅 ウィキペディアから
足尾本山駅(あしおほんざんえき)は、栃木県上都賀郡足尾町本山(現在の日光市足尾町本山)にあった東日本旅客鉄道(JR東日本)足尾線の駅(廃駅)である。1914年の開業以来、貨物専用駅であった。1973年(昭和48年)に足尾銅山が閉山して以降も、DE10形+トキ25000形+車掌車による貨物列車が引き続き運転されていた。
承継当時のバブル期には旅客にて運行再開計画があったが、バブル崩壊による日本景気低迷などにより計画は白紙となり、そのまま免許失効になった。免許失効後しばらくの間は、仮の車止めを設置していたが、現在は新しく鉄道用の車止めが間藤駅に設置されている。一旦線路は途切れるが、300 m先にある踏切までは線路がそのままになっている。切り通しになっているが崩壊しており、夏場には雑草がうっそうと茂っている。踏切部分の線路はアスファルトで埋められているが、この先はそのまま現存している。所々斜面が崩落していて、復旧は困難である。赤倉地区あたりで治山工事が行われているため、免許線部分は立ち入り禁止になっている。本山前にある腕木式信号機もそのまま残っている。駅のあった場所は、工場敷地(跡)の中にあり、立ち入り禁止になっている。貨物駅であったためホームなどは最初から無かった。
間藤 - 足尾本山駅区間は落石や踏切の撤去はあるものの、ほぼ当時の姿を残している。
踏切の線路はすでに撤去されており、法律上は踏切ではないが、警報機などの踏切施設は残っている。
NHK BSプレミアムで2015年7月23日放送(2016年8月11日再放送)『中井精也のてつたび』「わたらせ渓谷鐵道」の回で、現在の管理者である古河機械金属の同行のもとで跡地が撮影され、ほぼ廃止時点のまま施設が残されていることが判明した[3]。
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