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岡山市に本店を置く地方銀行 ウィキペディアから
株式会社中国銀行(ちゅうごくぎんこう、英称:The Chugoku Bank, Limited)は、岡山県岡山市北区に本店を置く地方銀行。岡山県の指定金融機関である[3]。広島県(特に備後地方)と香川県の全域にも多くの店舗を展開する。略称は中銀(ちゅうぎん)。
本店(2005年10月) | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
機関設計 | 監査等委員会設置会社[1] |
市場情報 | |
略称 | 中銀 |
本店所在地 |
日本 〒700-8628 岡山市北区丸の内一丁目15番20号 |
設立 |
1930年(昭和5年)12月21日 (株式会社中國銀行) |
業種 | 銀行業 |
法人番号 | 1260001006093 |
金融機関コード | 0168 |
SWIFTコード | CHGKJPJZ |
事業内容 | 銀行業 |
代表者 |
加藤貞則(代表取締役頭取) 原田育秀(代表取締役専務執行役員) |
資本金 | 151億4900万円 |
発行済株式総数 | 1億9,527万2,106株 |
売上高 |
連結:1,169億76百万円 単独:997億65百万円 |
経常利益 |
連結:212億52百万円 単独:190億45百万円 |
純利益 |
連結:144億18百万円 単独:130億07百万円 |
純資産 |
連結:5,621億97百万円 単独:5,440億07百万円 |
総資産 |
連結:9兆1,531億62百万円 単独:9兆1,226億88百万円 |
従業員数 |
連結:3,171人 単独:2,792人 |
支店舗数 | 146か店(国内支店145、海外1) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 | ちゅうぎんフィナンシャルグループ 100% |
主要子会社 | #関係会社参照 |
外部リンク | https://www.chugin.co.jp/ |
特記事項:数値は、第140期(2021年3月期) 有価証券報告書に拠る(2021年3月31日現在)[2]。 |
中国銀行のデータ | |
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統一金融機関コード | 0168 |
SWIFTコード | CHGKJPJZ |
法人番号 | 1260001006093 |
店舗数 |
152店 (本支店・出張所) |
貸出金残高 | 5兆1,444億25百万円 |
預金残高 | 7兆5,113億57百万円 |
特記事項: 数値は、第140期(2021年3月期)有価証券報告書に拠る(2021年3月31日現在)[2]。 |
事業持株会社体制への移行により、2022年10月3日に金融持株会社のちゅうぎんフィナンシャルグループを設立、同社の完全子会社となった[4]。
岡山県及び広島県備後地方や香川県にあった数多くの中小銀行が、合併と買収を繰り返すことによって成長した地方銀行で、1930年(昭和5年)12月21日に第一合同銀行と山陽銀行が合併して中國銀行として設立されて以降、岡山県内最大の銀行として存在している。
本拠地の岡山県内において、本行をメインバンクと認識している企業が最も多く、帝国データバンクが2020年(令和2年)に発表したメインバンク実態調査では2万3957社のうち1万1311社でシェア47.21%を占めている[5]。
本行最古の前身は現在の高梁市に設立された第八十六国立銀行である。同時期に岡山市では第二十二国立銀行が設立されており、当時はこちらが岡山県最大の銀行として地域経済に多大な影響力を有していたが、日清戦争後に発生した恐慌の煽りを受けて経営状態が急激に悪化したため、安田財閥の救済を受ける形で系列入りし、1923年(大正12年)11月1日に安田銀行(現みずほ銀行)へ統合されたことにより、地方銀行としては岡山県から消滅した。
本店を置く岡山県内のほか、岡山県に隣接(香川は瀬戸大橋を通じて)している広島県・香川県・兵庫県にも複数の店舗を有する。大都市圏店舗は大阪市中央区・東京都中央区に各1。このほか、四国中央市(愛媛県旧川之江市)・米子市(鳥取県)にも店舗を有する。海外店舗は1(香港)。
倉敷美観地区にある旧中国銀行倉敷本町出張所(旧第一合同銀行倉敷支店)は、1922年(大正11年)に竣工したルネサンス風建築であり、倉敷市の重要文化財に指定されている(2018年12月10日指定[6][注釈 1])。
備後地方(広島県東部)は中国銀行にとっては準地元で、製造業を中心とした中堅・中小企業が多いことから、従来より重点エリアと位置づけており、福山市内ほかに多数の店舗を配置し、広島銀行ほかと競争を繰り広げている。福山市役所近くの国道2号と福山駅前通りの交差点(福山郵便局前交差点)では、中国銀行福山支店と広島銀行福山営業本部が福山駅前通りを挟む形で立地するほか、みずほ銀行福山支店は交差点の対角、福山郵便局(ゆうちょ銀行福山店)は交差点の対面に位置しており、百十四銀行福山支店は中国銀行福山支店に隣接している。
東京・大阪・神戸(ほか兵庫県南東部)の各支店の看板には、日本にも進出している中華人民共和国の商業銀行である中国銀行(バンクオブチャイナ)と区別するため、他の店舗にはない「本店 岡山市」の文字が書き添えられている[注釈 2]。
ニューヨークにはかつて、世界貿易センタービルの北棟90階に支店があったが、アメリカ同時多発テロで同ビルが倒壊したため、海外駐在員事務所に格下げしている[7]。海外駐在員事務所は、上海、シンガポール、バンコクにもあり、上海においては、「バンクオブチャイナ」との区別のため、「日本CHUGOKU銀行」と表記している[8]。
2021年11月現在、茶屋町支店長兼藤戸支店長は現役の弁護士(インハウスローヤー)が務めている。日本において弁護士が銀行の支店長を務める例は他にないと考えられている[9]。
クレジットカード一体型ICキャッシュカード「DREAMe-W」(ドリーミーダブル)のTVCMには永島旭頭取(当時)が自ら出演していた。また2011年には在阪テレビ局各社にて、兵庫県の明石支店の新設告知(2011年6月)を案内したCMにも永島が出演し、さらに、在阪ラジオ局でも出演のCMが流されるなど、広告塔を担っていた。
第9代頭取の宮長雅人も在阪局向けのラジオCMに出演していた。
テレビCMでは、2015年5月放送開始回より、オスカープロモーションの千田絵民を起用。直近では2019年2月にリニューアルが行なわれている。
2020年4月には、中期経営計画の内容をストーリー化したイメージ映像を公開。制作には、岡山県出身の若手映像クリエイター、板谷勇飛を起用した[10]。
岡山県内に本店を置く金融機関のうち、中国銀行とトマト銀行・岡山県下全信用金庫(おかやま・水島・津山・玉島・備北・吉備・備前日生)および笠岡信用組合のあわせて10金融機関におけるATM・CD相互出金利用手数料無料提携を行なっている(おかやまATMネットサービス)。
※廃止日は最終営業日
代 | 氏名 | 期間 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 大原孫三郎 | 1930年12月21日 - 1940年1月 | 元第一合同銀行頭取・元倉敷紡績社長 |
2 | 公森太郎 | 1940年1月 - 1946年4月 | 元朝鮮銀行副総裁 |
3 | 守分十 | 1946年4月 - 1977年1月 | 中国銀行“中興の祖” |
4 | 守分勉 | 1977年1月 - 1987年6月 | 守分十の娘婿 |
5 | 稲葉侃爾 | 1987年6月 - 1999年3月 | 1920年生 京都帝大法卒 岡山県出身 |
6 | 山本吉章 | 1999年4月 - 2000年3月 | 病気により辞任 |
7 | 稲葉侃爾 | 2000年3月 - 2000年6月 | 会長兼任 |
8 | 永島旭 | 2000年6月 - 2011年6月 | 日本銀行出身 |
9 | 宮長雅人 | 2011年6月 - 2019年6月 | 1954年生 早大法卒 岡山県新見市出身 |
10 | 加藤貞則 | 2019年6月 - | 1957年生 早大政経卒 岡山県倉敷市出身 |
障がい者のうち、ATM操作ができないなどの理由で窓口対応せざるを得ない者に対し、窓口対応であっても手数料はATM利用時と同じ料金体制としている。また、視覚障がい者でもATM利用できるように、音声案内機能が付いたATMを設置している[20]。
バレーボール、V.LEAGUE DIVISION1(V1リーグ)の岡山シーガルズのメインスポンサーでもある[21]。
銀座にあった有名な「中銀カプセルタワービル」はデベロッパーの中銀(なかぎん)グループ、山梨県の「山梨中銀スタジアム」は山梨中央銀行に由来し[注釈 32]、中国銀行とは無関係である。
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