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魔夜峰央による日本の漫画、メディアミックス作品 ウィキペディアから
『パタリロ!』は、魔夜峰央のギャグ漫画。『花とゆめ』(白泉社)で1978年に連載を開始し、2020年現在、『マンガPark』にて連載中[1]。
1982年にはアニメ化もされた。1999年に第28回日本漫画家協会賞優秀賞受賞。2016年には舞台化作品が上演され、2018年にも第2弾の舞台が公演されている[2]。実写映画版が2019年6月28日公開[3]。2019年7月時点でシリーズ累計発行部数は2500万部を突破している[4]。
パタリロ! | |
---|---|
ジャンル | ギャグ漫画 |
漫画 | |
作者 | 魔夜峰央 |
出版社 | 白泉社 |
掲載誌 | 1. 花とゆめ(1978年 - 1990年) 2. 花とゆめPLANET増刊号(1990年 - 1997年) 3. 別冊花とゆめ(1991年 - 2016年) 4. MELODY(1997年 - 2001年、2009年 - 2016年) 5. 花LaLa online(2016年 - 2017年) 6. マンガPark(2017年 - ) |
レーベル | 花とゆめコミックス |
発表期間 | 1978年 - 連載中 |
巻数 | 既刊104巻(2022年6月現在) 文庫版:50巻 |
アニメ:パタリロ!→ぼくパタリロ! | |
監督 | 西沢信孝(チーフディレクター) |
脚本 | 辻真先、酒井あきよし、 金春智子、筒井ともみ |
音楽 | 青木望 |
アニメーション制作 | 東映動画 |
製作 | フジテレビ、東映 |
放送局 | フジテレビ系列→フジテレビほか |
放送期間 | 1982年4月8日 - 1983年5月13日 |
話数 | 全49話 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画 |
ポータル | 漫画 |
バミューダ=トライアングルの真ん中に存在する架空の島国マリネラ王国を舞台に、その国王パタリロが、側近のタマネギ部隊や、イギリスの諜報機関MI6(エム・アイ・シックス)の少佐(スパイ)バンコランやその愛人マライヒ等を巻きこんで起こす騒動を描く。舞台はマリネラ王国だけでなく、バンコランやマライヒの住むロンドンも多用されている。
基本的には一話完結の形式なのだが、連作エピソードもいくつか存在している。毎話で描かれるストーリーは単なるドタバタギャグなノリだけにとどまらず、プロットが高度に練られたものも多く、作品が長年支持されているゆえんでもある。ストーリーはギャグ作品の懐の広さを生かしてジャンルを越えた多彩な内容になっており、007シリーズめいたスパイアクションがあれば推理小説並みのミステリー(バカミス)もあり、宇宙人が出てくるSFもあれば黒魔術が絡むオカルトもある。
1970年代、少女漫画界では耽美的な少年愛を題材に取り上げることが流行したが、その時期に連載が始まった本作でもその要素は多分に盛り込まれている。少年愛をコメディに取り入れたことでは『エロイカより愛をこめて』(作・青池保子)と並ぶ先駆的な作品である。
スピンオフ作品として『家政夫パタリロ!シリーズ』、『パタリロ西遊記!』、『パタリロ源氏物語!』、『パパ!?パタリロ!』がある。これらは『パタリロ!』とは別作品として扱われており、単行本も別シリーズとなっている。また、パタリロ本編でも外見が同一の別キャラクターによる時代劇版があるが、これは本編の一部として扱われ、『パタリロ!』の単行本に収められている。
1978年の初掲載以来、掲載誌の変更に伴う短期間の中断があったものの連載を継続しており、少女漫画界のギャグマンガ作品としては第1位の長編漫画となっている[注 1][5]。2021年8月時点で、花とゆめコミックスの正編のみで104巻まで刊行されている。スピンオフ作品まで含めればコミックスの巻数は120巻を超えている。
掲載誌は白泉社系列の少女雑誌を渡りあるいており、複数の雑誌に同時連載している時期もある。長期連載した雑誌には『花とゆめ』(1978年 - 1990年)、『別冊花とゆめ』(1991年 - 2016年)、『花とゆめPLANET増刊号』(1990年 - 1997年)、『MELODY』(1997年 - 2001年、2009年 - 2016年)などがある。
各エピソードには作品番号がつけられているが、雑誌に掲載された順ではなく、単行本(花とゆめコミックス)に収録された順につけられている。すなわち、古い番号のエピソードが新しい番号のエピソードより新しいことがときどきある。なお、白泉社文庫版では作品番号は省略されている。
単行本に掲載されているエピソードの中には外伝として作品番号がふられていないものがある。1979年から1980年に『花とゆめ増刊号』や『別冊花とゆめ』などに掲載された時代劇編(猫間天狗シリーズ。単行本1、2、4、7巻に収録)と単行本16巻に収録されたバンコランが主役のエピソード「バンコラン─MI6にて」は、「パタリロ! 番外編」と名づけられ作品番号がふられていない。また、平成3年から平成5年ごろに『花とゆめPLANET増刊号』に掲載された11話分の推理小説風味のエピソード(単行本48巻から53巻に収録)には「パタリロ! ミステリー」として本編とは独立した作品番号がふられていた。それ以前にもその後にも推理小説風味のエピソードは数多く描かれているのだが、これらについては本編として作品番号がふられている。これらのほかにも単行本18巻に収録された楽屋オチ的なオマケ漫画も「パタリロ! EX編」とされ作品番号が省略された。巻数が若い単行本には『パタリロ!』とは関係がない読みきり短編作品が併録されているものがあるが、これらにも当然作品番号はふられていない[注 2]。
近年では、花とゆめコミックス『パタリロ!』に掲載される作品は外伝的な内容であろうとも全て本編として作品番号がふられるようになっている。『パタリロ西遊記!』などのスピンオフ作品については、独立した別シリーズとして単行本が出版されているため、『パタリロ!』の単行本にこれらのエピソードが載ることはない。例外的なケースとして、『パタリロ!』以外のコミックスに『パタリロ!』の外伝的な作品が掲載されることがある。それには作品番号はふられない[注 3]。なお、単行本5巻に収録されている「スターダスト」は、当初は「パタリロ! シリーズ」と名づけられ、作品番号がふられていなかった。これについては#欠番エピソードの節を参照。
『花とゆめ』に連載されていた当時、ページの外枠部分に設けられていた読者投稿コーナー。略称「パタはみ」。
活発な投稿があり単行本(花とゆめコミックス)にも収録されていたが、『別冊花とゆめ』への連載移行に伴い消滅した。このコーナーへの投稿を元ネタにしたと考えられるエピソード(「紫タマネギ」など)も散見される。
作者自身は本作を構成する主要な要素を「宝石・妖怪・落語」の三つであると語っており[6]、実際に作品中ではこれらの要素が頻出する。
登場する美少年は髪がかなり長く(背中や腰まで届くキャラクターもいる)、美女と見紛う容姿の子がよく出てくる。女物のミュール・ハイヒール・ロングブーツ[10]・長靴[11]・ノースリーブ・ホットパンツ・ハイソックスなどを着用しているが、実際に70年代後半に流行した「髪の長い美少年が女物を着るファッション」である[12]。マントを着せたのは魔夜独自のセンスだという(ただし、宝塚の影響もある。作中にもベルばら関連のエピソードもある)[13]。
記事の体系性を保持するため、 |
SFやオカルトの要素も内包する本作では、さまざまな不思議な道具が登場する。それは古代文明の遺産であったり、錬金術や魔術の産物であったり、宇宙人の超絶科学兵器であったり、パタリロ国王の発明品であったりする。ただし、それらの多くは登場したエピソードでの1回限りの活躍しかせず、別のエピソードで再利用されることはほとんどない。ここでは、本作に登場するアイテム類のうち何度も登場するもののみを挙げる。
作中には数多くの組織が登場したが、この内、複数巻に渡って登場した組織を紹介する。
『パタリロ!』には、舞台を江戸時代に移した時代劇編のエピソードがいくらか存在する。時代劇編では本編のレギュラーキャラクターが別の役柄を与えられて活躍する。与えられる役柄は多くの場合はパタリロが「呉服問屋越後屋の主人・波多利郎」で、タマネギ部隊が「越後屋の番頭、丁稚」、バンコランが「南町奉行・邪鬼遊稚児丞万古蘭」である。ただし、これら以外の役柄が与えられることも多々ある。どのような役柄が与えられてもキャラクターの性格設定については本編とほとんど変化はない。テレビアニメ版では時代劇編のみアニメ化されていない(オープニングに猫間天狗が登場するのみ)。
いわゆる封印作品として欠番となったエピソードが存在する。
『パタリロ!』に登場するキャラクターたちをモデルに、全く異なる設定と舞台で描かれた作品。キャラクターの性格には改変がされているものもある。
1982年にはフジテレビでテレビアニメ化された(後期は『ぼくパタリロ!』と改題。詳細は後述)。製作は東映動画(現・東映アニメーション)。
テレビシリーズ終了後の1983年7月には、劇場用アニメーション作品が製作・公開された(詳細は後述)。
映像ソフト化については、1980年代に放送初期の数話と劇場版のVHSがリリースされたが、現在は、全巻廃盤となっている。また、2003年12月、2004年2月にはハピネット・ピクチャーズから、テレビアニメ全49話がDVDとして発売され、また2005年12月には東映ビデオから劇場用作品のDVDが発売された。2021年現在、Blu-ray版はリリースされていない。
アニメ関係のアルバム以外に、さくまあきらや新田一郎が中心となり、原作をなぞって作成したアルバムがある。
原作の人気を受けてアニメ化された。漫画作品のアニメ化については、作画技術の問題から原作と異なったテイストのキャラクターが設定されることがあるが、本作に関してはキャラクター・背景とも可能な限り原作のユニークな作風が再現されている。
一方、音効の面ではクックロビン音頭の節回しに関して試行錯誤があり、定着まで時間を要した。なお劇中の「クックロビン音頭」がエンディングテーマ等で知られる節回しで音楽が付くようになったのは第9話「べらんめえ桜吹雪」からであり、それまではアカペラで、節回しの一切ない平坦な音調で歌われており、原作に忠実な絵柄と相まってかなりシュールな雰囲気を醸していた。
内容については、ゴールデンタイムの放映であったにもかかわらず、バンコランとマライヒの男同士の愛人関係を避けることなく描写している点が注目される。この件に関しては「故意に女性に間違えられるようにマライヒをはじめ美少年役の声優は女性を用いている」というスタッフによるコメント[注 12]もあるが、原作者の魔夜はマライヒ役の選定の際にオーディションに応募してきた三ツ矢雄二で試験的に収録したが、不評だったため(原作者の魔夜曰くオカマ声にしか聞こえなかったとのこと)藤田淑子を起用したと語っている[119]。マライヒ役の藤田淑子は、最初は少年っぽい声も試したが、やはり少女っぽい声のほうが適切と判断したと当時のインタビューで語っている[注 13]。ほかにもアイキャッチを動画に起こし、CM前後でストーリー性を持たせたコントにするなどのお遊び的要素がふんだんに盛り込まれている。
劇場版のためにキープされた「スターダスト」などを除き、1年で当時の原作をほぼ映像化している。また別世界の番外編「猫間天狗」はアニメ化されていない(オープニング、後期エンディングには登場)。
原作者の魔夜はテレビアニメの製作にはほとんど関わっておらず、あくまで声優の選定のみしか関わってないという。その中でパタリロ役に白石冬美を起用することについてはアニメスタッフとかなりもめたというが、現在は白石でよかったと考えているという[119]。次回予告のナレーションと締めのセリフ「見るのは、キミだ!」を叫んでいるのもパタリロ本人(=白石)。
当初、木曜日19:00-19:30(JST)枠で放送が開始されたが最終話までに放送枠が2回移動している。1982年10月に土曜日19:30-20:00枠へと1回目の移動。1983年4月には、金曜日19:00-19:30枠へと2回目の移動となった。また、キー局・フジテレビの金曜日19:00-19:30枠はローカルセールス枠であったことから、フジテレビ系列基幹局のテレビ西日本(TNC)などでも1983年3月末で放送を打ち切られる弊害があったものの、キー局における放送は1年1か月の放送期間を全うした。キー局での本放送終了後には、TNCやTSSなどの途中で打ち切りとなった系列局でも全話分の再放送が行われた。
1回目の時間帯移動の際に『ぼくパタリロ!』と改題されている。当時のアニメ誌で「パタリロ!」の名称がキャラクターの名前とはわかりにくかったこと、また改題を機に脚本を少し児童向けにシフトさせる旨が語られていた。
アニメ版については『さすらいのパタリロ』とも呼ばれたというエピソードもある。これは放送時間帯の移動が頻繁に行われたことから、いつの間にか付けられた俗称であるが、アニメの放送終了間際の時期にラジオ番組『アニメトピア』において『さすらいのパタリロ』との名称の続編について語られたことで『さすらいのパタリロ』との語が広く知れわたり(ただし、続編の名称とその噂はそのオンエア以前から存在していた)、それとともに「そのようなタイトルの企画が存在したらしい」と誤認されたためである。また、この続編企画そのものについては当時のアニメ雑誌でもスタッフが否定している。
2度の時間帯移動に関して、開始当初からの時間帯、また移動先の各時間帯それぞれでも放送回数を重ねるに連れて、それなりに安定した視聴率を記録していた事実をアニメ誌でスタッフがコメントしている。
『ぼくパタリロ!』最終回の本編終了後に劇場版公開の告知がされた。
話数 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 美術 | 作画監督 | 演出 |
---|---|---|---|---|---|---|
パタリロ! | ||||||
1 | 1982年 4月8日 | 美少年キラー | 辻真先 | 土田勇 | 兼森義則 | 西沢信孝 |
2 | 4月15日 | 霧の夜に花が散る | 土橋博 | 笠井由勝 | ||
3 | 4月22日 | 墓に咲くバラ | 津野二朗 | 久岡敬史 | ||
4 | 4月29日 | パタリロ危うし! | 酒井あきよし | アベ正己 | 芹川有吾 | |
5 | 5月13日 | 死の天使マライヒ | 金春智子 | 坂本信人 | 伊東誠 | 笠井由勝 |
6 | 5月20日 | 悲しみのエトランジュ | 土田勇 | 兼森義則 | 設楽博 | |
7 | 5月27日 | カンフー大あばれ! | 酒井あきよし | 坂本信人 | 河村信道 | 久岡敬史 |
8 | 6月3日 | パタリロより愛をこめて | 辻真先 | 土田勇 | 津野二朗 | 芹川有吾 |
9 | 6月17日 | べらんめえ桜吹雪 | 酒井あきよし | 坂本信人 | アベ正己 | 笠井由勝 |
10 | 6月24日 | マリネラに降る雪 | 金春智子 | 土田勇 | 兼森義則 | 西沢信孝 |
11 | 7月8日 | マライヒマライヒ | 辻真先 | 伊東誠 | 久岡敬史 | |
12 | 7月22日 | マリネラの吸血鬼 | 酒井あきよし | 坂本信人 | 河村信道 | 芹川有吾 |
13 | 7月29日 | アメリカ乗っ取り! | 津野二朗 | 設楽博 | ||
14 | 8月12日 | パタリロ7世と8世 | 金春智子 | 土田勇 | 兼森義則 | 笠井由勝 |
15 | 8月26日 | プリンス マライヒ | 酒井あきよし | 坂本信人 | アベ正己 | 芹川有吾 |
16 | 9月2日 | ダイヤモンドの伝説 | 金春智子 | 土田勇 | 河村信道 | 久岡敬史 |
17 | 9月9日 | ねらわれた赤い人魚 | 辻真先 | 坂本信人 | 星野絵美 | 設楽博 |
18 | 9月16日 | 輝けタマネギ! | 酒井あきよし | 土田勇 | 兼森義則 | 笠井由勝 |
19 | 9月23日 | 月への旅立ち | 坂本信人 | アベ正己 | 久岡敬史 | |
20 | 9月30日 | バンコラン死す! | 河村信道 | 設楽博 | ||
ぼくパタリロ! | ||||||
21 | 10月9日 | 超ロボット・プラズマX | 辻真先 | 土田勇 | 伊東誠 | 笠井由勝 |
22 | 10月16日 | プラズマの恋 | 金春智子 | 坂本信人 | 兼森義則 | 西沢信孝 |
23 | 10月23日 | 殺しのライセンス | 辻真先 | 土田勇 | アベ正己 | 久岡敬史 |
24 | 10月30日 | 旅立てジャック | 坂本信人 | 須田正己 | 笠井由勝 | |
25 | 11月6日 | プラズマ・パパ | 金春智子 | 河村信道 | 山吉康夫 | |
26 | 11月13日 | パタリロ8世と10世 | 酒井あきよし | 兼森義則 | 設楽博 | |
27 | 11月20日 | おちょくり24時間 | 辻真先 | 伊東誠 | 笠井由勝 | |
28 | 11月27日 | 忠誠の木ものがたり | 金春智子 | 土田勇 | 須田正己 | 西沢信孝 |
29 | 12月4日 | 帰ってきた暗殺者 | 酒井あきよし | 坂本信人 | アベ正巳 | 笠井由勝 久岡敬史 |
30 | 12月11日 | 愛しのプララ | 津野二朗 | 設楽博 | ||
31 | 12月18日 | ゲルマン城のとりこ | 金春智子 | 土田勇 | 河村信道 | 山吉康夫 |
32 | 12月25日 | ニャンコはニャンコ | 酒井あきよし | 坂本信人 | 我妻宏 | 笠井由勝 |
33 | 1983年 1月8日 | わたし待つわ | 兼森義則 | 芹川有吾 | ||
34 | 1月15日 | やっぱりプララ | 金春智子 | 土田勇 | 伊東誠 | 設楽博 |
35 | 1月22日 | 雪がやんだら | 辻真先 | 坂本信人 | 富田邦 | 久岡敬史 |
36 | 1月29日 | パタリロ異変 | 酒井あきよし | 土田勇 | 津野二朗 | 芹川有吾 |
37 | 2月5日 | ベルサイユのヒマワリ | 金春智子 | 坂本信人 | 河村信道 | 山吉康夫 |
38 | 2月12日 | アイ・ラブ・マライヒ | 筒井ともみ | 兼森義則 | 西沢信孝 | |
39 | 2月19日 | その男バンコラン | 酒井あきよし | 土田勇 | 我妻宏 | 笠井由勝 |
40 | 2月26日 | プララのお兄さん | 金春智子 | 坂本信人 | アベ正己 | 久岡敬史 |
41 | 3月5日 | マライヒの季節 | 筒井ともみ | 土田勇 | 兼森義則 | 設楽博 |
42 | 3月12日 | パタリロ大集合 | 酒井あきよし | 河村信道 | 山吉康夫 | |
43 | 3月19日 | バンコランに死の愛を | 金春智子 | 坂本信人 | 津野二朗 | 芹川有吾 |
44 | 3月26日 | ファントム | 酒井あきよし | 土田勇 | 伊東誠 | 笠井由勝 |
45 | 4月8日 | ああ、花の新学期 | 坂本信人 | 兼森義則 | 西沢信孝 | |
46 | 4月15日 | プララの初恋 | 筒井ともみ | 土田勇 | 昆進之介 | 笠井由勝 |
47 | 4月22日 | さよならアフロ | 坂本信人 | 須田正己 アベ正己 | 芹川有吾 | |
48 | 5月6日 | 霧のロンドンエアポート | 土田勇 | 河村信道 | 山吉康夫 | |
49 | 5月13日 | 伊東誠 | 笠井由勝 |
※放送日時は1983年5月終了時点[120]、第44話で打ち切りの局については1982年12月中旬 - 1983年1月上旬時点[121]、放送系列は放送当時のものとする。
放送地域 | 放送局 | 放送日時 | 放送系列 | 備考 |
---|---|---|---|---|
関東広域圏 | フジテレビ | 土曜 19:30 - 20:00[122] →金曜 19:00 - 19:30 | フジテレビ系列 | 制作局 |
北海道 | 北海道文化放送 | |||
静岡県 | テレビ静岡 | |||
岡山県・香川県 | 岡山放送 | |||
佐賀県 | サガテレビ | |||
青森県 | 青森テレビ | 水曜 17:30 - 18:00 | TBS系列 | |
岩手県 | テレビ岩手 | 日曜 7:15 - 7:45 | 日本テレビ系列 | |
福島県 | 福島テレビ | 日曜 7:00 - 7:30(1982年6月 - 1983年3月) 日曜 7:30 - 8:00(1983年4月 - 1983年5月)[123] | フジテレビ系列 | 1983年3月まではTBS系列とのクロスネット局。 |
新潟県 | 新潟総合テレビ | 木曜19:30-20:00→
月曜 17:25 - 17:55 |
フジテレビ系列 テレビ朝日系列 | 現・NST新潟総合テレビ |
富山県 | 富山テレビ | 土曜 19:30 - 20:00[122] →木曜 17:20 - 17:50(1983年4月14日 - 1983年5月26日[124]) | フジテレビ系列 | |
中京広域圏 | 東海テレビ | 土曜 19:30 - 20:00 →日曜 10:30 - 11:00 |
||
広島県 | テレビ新広島 | 土曜 19:30 - 20:00[122] →土曜 7:30 - 8:00 | ||
山口県 | テレビ山口 | 土曜 17:00 - 17:30 | TBS系列 フジテレビ系列 | 開始当初は土曜 17:00 - 17:30に放映されたが、後に火曜 - 金曜 17:00- 17:30に放映された[125]。 |
高知県 | テレビ高知 | 金曜 17:00 - 17:30 | TBS系列 | |
長崎県 | テレビ長崎 | 土曜 19:30 - 20:00[122] →金曜 17:30 - 18:00 | フジテレビ系列 日本テレビ系列 | |
第44話で打ち切りの局 | ||||
宮城県 | 仙台放送 | 土曜 19:30 - 20:00 | フジテレビ系列 | |
秋田県 | 秋田テレビ | フジテレビ系列 テレビ朝日系列 | 木曜時代は月曜 19:00 - 19:30に放映[126]。 | |
山形県 | 山形テレビ | フジテレビ系列 | 木曜時代は未放映。 | |
長野県 | 長野放送 | |||
石川県 | 石川テレビ | |||
福井県 | 福井テレビ | |||
近畿広域圏 | 関西テレビ | |||
島根県・鳥取県 | 山陰中央テレビ | |||
愛媛県 | 愛媛放送 | 現・テレビ愛媛。 木曜時代は火曜 17:25 - 17:55に放映[127]。 | ||
福岡県 | テレビ西日本 | |||
熊本県 | テレビ熊本 | フジテレビ系列
テレビ朝日系列 |
||
宮崎県 | テレビ宮崎 | フジテレビ系列 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 | 木曜時代は未放映。 未放映分は本放送終了後に1983年 - 1984年頃に月曜 - 金曜 16:50 - 17:20に改めて全話放映された[125]。 | |
沖縄県 | 沖縄テレビ | フジテレビ系列 |
『パタリロ! スターダスト計画』
1983年7月10日公開作品。同時上映はシブがき隊の映画『ヘッドフォン・ララバイ』。単行本第5巻に収録された「スターダスト」を原作にした作品。当時はOVAも存在しなかった時代であり、メディア展開の一環として『宇宙戦艦ヤマト』や『機動戦士ガンダム』などのように放映終了後に映画化された。ストーリー展開は基本的には原作に忠実だが、アニメ作品のオリジナルキャラクターとして、原作とは異なり人間であるシュゲルグ博士を登場させ、博士が国際ダイヤモンド輸出機構のトップ「ナンバー1」の正体との設定となっている。またストーリーの後半には、(原作の掲載時にはなかった時間跳躍能力を使って)スターダスト計画を阻止するためパタリロが7世と10世の力を借りる「パタリロ大集合」の要素も盛り込まれている。
上映時間は48分。当初は上映時間が48分より長い作品として構想されていたが実際の上映時間が短縮されたため、制作期間に余裕ができた旨がアニメ誌で語られていた。
アニメ誌において「ドラえもんと比べると…」という東映サイドのコメントがあり、また作者自身「ポシャった」と語っているため興行的には芳しくなかった模様である。ただし、本作の劇場作品は上映規模があまり大きい作品ではない。
ミュージカル作品として『舞台「パタリロ!」』が2016年12月8日から25日に紀伊國屋ホールにて上演[128]。
第2弾『舞台「パタリロ!」★スターダスト計画★』が2018年3月15日から25日に天王洲 銀河劇場にて、2018年3月30日から4月1日に森ノ宮ピロティホールにて上演[129]。
第3弾『舞台「パタリロ!」~霧のロンドンエアポート~』が2021年1月21日から31日に天王洲 銀河劇場で上演[130]。
第4弾『舞台「パタリロ!」~ファントム~』が2022年9月1日から11日に天王洲 銀河劇場にて、2022年9月17日から19日に大阪 サンケイホールブリーゼにて上演[131]。
劇場版パタリロ! | |
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PATALLIRO! THE MOVIE | |
監督 | 小林顕作 |
脚本 | 池田テツヒロ |
原作 | 魔夜峰央「パタリロ!」 |
製作 |
野上祥子 島田明 北牧裕幸 |
出演者 |
加藤諒 青木玄徳 佐奈宏紀 細貝圭 金井成大 石田隼 吉本恒生 三津谷亮 小林亮太 吉川純広 佐藤銀平 三上陽永 柴一平 富岡晃一郎 上山竜治 市川知宏 佐藤流司(特別出演) 大谷育江(声の出演) 大塚明夫(声の出演) 浪川大輔(声の出演) 関智一(声の出演) 高橋広樹(声の出演) 松村雄基 近江谷太朗 木下ほうか 池田鉄洋 須賀健太(友情出演) 鈴木砂羽(友情出演) 魔夜峰央 西岡徳馬(特別出演) 哀川翔 |
音楽 |
小林顕作(作詞・作曲) 和田俊輔(編曲・劇伴) ha-j(編曲) 遠藤ナオキ(編曲) |
撮影 | 伊集守忠 |
編集 | 難波智佳子 |
製作会社 | 劇場版「パタリロ!」製作委員会2019 |
配給 | HIGH BROW CINEMA |
公開 | 2019年6月28日 |
上映時間 | 103分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
2018年3月15日、東京・天王洲銀河劇場にて行われた『舞台「パタリロ!」★スターダスト計画★』の初日会見において、実写映画化が発表された[133]。 『劇場版パタリロ!』のタイトルで、舞台版と同じメインキャスト、スタッフにより製作された。
当初は2018年秋に公開予定だったが出演者の青木玄徳が不祥事を起こしたため公開延期。その後2019年6月28日から全国順次公開された。
2013年2月23日に開館した「新潟市マンガの家」(新潟県新潟市中央区)では、同県出身者である魔夜の作品に関する展示が「ギャグマンガゾーン」にて行われている。
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