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「あさま」のその他の用法については「浅間」をご覧ください。 |
あさまは、東日本旅客鉄道(JR東日本)が、北陸新幹線の主に東京 - 長野間で運行している特別急行列車の愛称である。
本項では、北陸新幹線開業以前に信越本線で運転されていた特急「あさま」・「白山」のほか、かつて信越本線長野以南で運転されていた優等列車の沿革についても記述する。
「あさま」は、1961年10月から1962年12月までの間は小諸 - 新潟間で運転されていた準急列車の列車愛称に初使用された。その後、1962年12月からは1963年9月までは上野 - 長野間の夜行準急列車、また1966年10月から1997年9月までは上野 - 長野・妙高高原・直江津間の特急列車で使用された。
現状(金沢開業後)
定期列車は東京 - 長野間に17往復が運転されているほか、平日の朝時間帯に軽井沢発長野行きの下り1本が設定されている。金沢開業時より列車番号及び号番号が500番台から600番台に変更されている。
東京・上野・大宮・高崎・軽井沢・長野が全列車停車駅となっており、佐久平・上田も上り602号を除く全列車が停車する。金沢延伸以前は速達タイプも各駅タイプもすべて「あさま」での運行であったが、金沢延伸以降は同区間に「かがやき」「はくたか」が加わった関係で「あさま」は各駅停車タイプの色が濃くなり、金沢延伸により運転本数が大幅に削減された上越新幹線「たにがわ」に代わって熊谷・本庄早稲田への停車列車の役目も担っている。停車駅数の増加も相まって、所要時間は全体的に長野新幹線時代よりも長くなっている。
停車駅
さらに見る 号数, 下り本数 ...
2023年3月18日現在(定期列車)
号数 |
下り本数 |
上り本数 |
東京駅 |
上野駅 |
大宮駅 |
熊谷駅 |
本庄早稲田駅 |
高崎駅 |
安中榛名駅 |
軽井沢駅 |
佐久平駅 |
上田駅 |
長野駅 |
備考 |
600 - 633号 |
1 |
2 |
● | ● | ● | - | - | ● | - | ● | ● | ● | ● | |
2 |
2 |
● | ● | ● | - | - | ● | ● | ● | ● | ● | ● | |
0 |
1 |
● | ● | ● | ● | ← | ● | ← | ● | ● | ● | ● | あさま606号 |
5 |
5 |
● | ● | ● | ● | - | ● | ● | ● | ● | ● | ● | |
4 |
2 |
● | ● | ● | ● | ● | ● | - | ● | ● | ● | ● | |
5 |
5 |
● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | |
0 |
1 |
● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ← | ← | ● | あさま602号 |
699号 |
1 |
0 |
| | | | | | | ● | ● | ● | ● | 土曜・休日運休 |
閉じる
使用車両・編成
2023年3月18日現在の編成図
あさま |
← 東京・軽井沢 長野 →
|
E7系・W7系
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
自 | 自 | 自 | 自 | 自 | 指 | 指 | 指 | 指 | 指 | G | GC |
|
|
- 全車禁煙
- 座席種別・編成は変更される場合がある。
- 699号は5 - 10号車のみ乗車可能。全車自由席。[4]
- 凡例
- GC=グランクラス指定席
- G=グリーン車指定席
- 指=普通車指定席
- 自=普通車自由席
|
JR東日本長野新幹線車両センター・新潟新幹線車両センター所属のE7系(F編成・12両)ならびにJR西日本白山総合車両所所属のW7系(W編成・12両)が充当される。
いずれも、高崎 - 軽井沢間に30‰の急勾配が約30kmにわたって連続すること、軽井沢 - 佐久平間に商用電源周波数50Hz/60Hzの切換セクションが存在することから、高出力主電動機搭載ならびに周波数切換に対応した車両である。
E7系・W7系のグランクラス(12号車)については、全列車専任アテンダントの車内サービスはなく座席のみでの営業となり、「かがやき」より割安なグランクラス料金が設定される[5]。
長野開業時
定期列車は東京 - 長野間に27往復、東京 - 軽井沢間に1往復の合計28往復が運転されていた。このうち、東京 - 軽井沢間の1往復(下り551号・上り502号)は土休日を中心に臨時扱いで長野発着の延長運転が実施されていた。さらに平日運転の臨時列車として、軽井沢→長野間で下り1本が運転されていた。
停車駅
さらに見る 号数, 下り本数 ...
2014年3月15日時点(定期列車)
号数 |
下り本数 |
上り本数 |
東京駅 |
上野駅 |
大宮駅 |
熊谷駅 |
本庄早稲田駅 |
高崎駅 |
安中榛名駅 |
軽井沢駅 |
佐久平駅 |
上田駅 |
長野駅 |
備考 |
500号 - 555号 (502, 551号除く) |
0 |
1 |
● | ← | ● | ← | ← | ← | ← | ← | ← | ← | ● | |
1 |
0 |
● | → | ● | → | → | → | → | → | → | ● | ● | |
0 |
1 |
● | ● | ● | ← | ← | ← | ← | ← | ← | ● | ● | |
0 |
1 |
● | ● | ● | ← | ← | ← | ← | ← | ● | ● | ● | |
2 |
1 |
● | ● | ● | - | - | - | - | ● | - | - | ● | |
3 |
3 |
● | ● | ● | - | - | - | - | ● | ● | ● | ● | |
9 |
7 |
● | ● | ● | - | - | ● | - | ● | ● | ● | ● | |
6 |
7 |
● | ● | ● | - | - | ● | ● | ● | ● | ● | ● | |
1 |
2 |
● | ● | ● | ● | - | ● | - | ● | ● | ● | ● | |
4 |
3 |
● | ● | ● | ● | - | ● | ● | ● | ● | ● | ● | |
1 |
1 |
● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | |
502号 |
0 |
1 |
● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | * | * | * | 土曜日・一部休日は長野駅始発 |
551号 |
1 |
0 |
● | ● | ● | → | → | ● | ● | ● | * | * | * | 金曜日・一部休日は長野駅終着 |
599号 |
0 |
1 |
| | | | | | | ● | ● | ● | ● | 土曜日・一部休日運休 |
閉じる
- 凡例
- ●:停車
- -:通過
- →:通過(下り列車のみ運転)
- ←:通過(上り列車のみ運転)
- *:延長運転時に停車
- 599号は全区間臨時列車扱いとなっていた。
- 502, 551号は延長運転時、軽井沢 - 長野間は臨時列車扱いとなっていた。
- 2002年(平成14年)12月1日のダイヤ改正までは大宮を通過し、東京 - 長野間をノンストップで走行する列車が1往復運行されていた。
過去に運用された使用車両・編成
2015年3月14日時点の編成図
あさま |
← 東京・軽井沢 長野 →
|
E2系
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
自 |
自 |
自 |
自 |
指 |
指 |
G |
指 |
|
|
- 凡例
- G=グリーン車指定席
- 指=普通車指定席
- 自=普通車自由席
|
- E2系(N編成・8両)
- 長野開業時から運用されていたが、2015年12月24日をもって定期列車の運用を終了し、以降は基本的に臨時列車のみの運用となった[注 2]。2017年3月25日に団体臨時列車「ありがとうE2系あさま」(長野7:48→上野9:28)が運転され、3月31日をもって臨時での運用も終了した[6]。
- E4系(P編成・8両)
- E4系のうち急勾配対策を施工したP51・P52編成が軽井沢まで、周波数切換対策も施工したP81・P82編成が長野まで運用可能で、2001年から2003年に軽井沢発東京行(上りのみ)の臨時列車での運用が行われていた[7]。
- 200系(F80編成・12両)
- 1998年の長野オリンピック開催期間中には輸送力増強のため急勾配・周波数切換対応工事を施工した200系車両による臨時列車が運行されたが、その後同編成は充当されず2004年に廃車となった。
E2系(N1編成)
E4系(P51編成)
200系(F80編成)
所要時間
東京 - 長野間を最速80分、平均約100分程度で運転されていた。「あさま」の統一名称を与えられてはいたが、列車毎の停車駅設定がまちまちだったため所要時間には差異があった。
- 東京 - 軽井沢間:62分(515号・519号 上野・大宮に停車)
- 東京 - 長野間:最速80分(518号 大宮のみ停車)
開業時から2002年12月まで、東京 - 長野間ノンストップ列車が1往復(3号・4号)設定されていた。
- 所要時間:79分(下り3号) - 81分(上り4号)
- 運転開始当初のキャッチフレーズは「東京 - 長野 最速79分」「東京は長野だ」
沿革
- 1997年(平成9年)
- 4月14日:JR東日本が、北陸新幹線の高崎 - 長野間が10月1日に開業し、東京 - 長野間を走る列車の愛称を「あさま」とすることを発表[8][9]。
- 10月1日:北陸新幹線の高崎 - 長野間が先行開業。東京 - 長野間24往復、東京 - 軽井沢間4往復(定期列車)で「あさま」運転開始[8]。
- 1998年(平成10年)
- 長野オリンピック開催に伴い期間中増発用として200系を臨時投入した。
- 12月8日:ダイヤ改正で東京 - 軽井沢間4往復のうち3往復を長野まで延長。東京 - 長野間は27往復となった[10]。
- 2000年(平成12年)12月31日:長野発東京行最終列車「あさま」536号の列車名を「ミレナリオあさま536号」に変更して運転。
- 2001年(平成13年)
- 2002年(平成14年)12月1日:ダイヤ改正により停車駅拡大措置が採られ、「あさま」全列車が大宮に停車。東京 - 長野間ノンストップ列車を廃止[14]。
- 2003年(平成15年)9月15日: E4系による「Maxあさま」の臨時列車の運用を終了。
- 2004年(平成16年)3月13日:前年にびゅうヴェルジェ安中榛名の分譲を開始したことから、同日のダイヤ改正で安中榛名駅停車列車を下り1本、上り3本増加させ、上下各12本の停車とする[15]。
- 2005年(平成17年)12月10日:全車禁煙化。
- 2013年(平成25年)10月10日:北陸新幹線延伸開業後も東京 - 長野間区間運行列車への愛称継続が発表[2][3]。
- 2014年(平成26年)
- 3月15日:DS-ATC導入に伴い所要時間を若干短縮。「あさま」東京 - 長野間7往復にE7系を先行投入[5]。ただし、グランクラスは専任アテンダントによる車内サービスを省略した座席のみの営業とされた。
- 4月19日:東京 - 長野間4往復にE7系を追加投入。E7系が1日11往復運行となった[16]。
- 7月5日:軽井沢 - 長野間下り1本と東京 - 長野間2往復にE7系を追加投入。東京 - 長野間でE7系が1日13往復運行となった[17]。
- 599号の乗車可能車両は、E2系での1号車 - 4号車からE7系では6号車 - 9号車に変更。
- 8月8日:東京 - 長野間5往復にE7系を追加投入。東京 - 長野間でE7系が1日18往復運行となった[17]。
- 11月8日:東京 - 軽井沢間1往復と東京 - 長野間2往復にE7系を追加投入。東京 - 長野間でE7系が1日20往復の運行となった[18]。ただし軽井沢発着列車は週末を中心に長野まで延長運転されたことから、この場合東京 - 長野間1日21往復運行となった。
- 2015年(平成27年)
- 3月14日:北陸新幹線の長野 - 金沢間が開業。「あさま」は引き続き、東京 - 長野間の列車名として使用されたほか、W7系による営業運転も開始[19][20][21][22]。1日16往復の体制で金沢方面とは長野で「かがやき」「はくたか」と接続を取るダイヤが多く設定された。「あさま」は停車駅の多いダイヤが多くなり、軽井沢などで「かがやき」の待避待ちをするダイヤも設定されるようになった。これにより、上野・高崎・軽井沢・佐久平・上田に「あさま」全列車が停車するようになった。
- 12月24日:E2系(N編成・8両)による定期運用を引退、以降は臨時列車として運用[23]。
- 2016年(平成28年)
- 3月26日:ダイヤ改正により「あさま」全列車の車内販売を廃止。車内販売の営業列車は東京 - 金沢間の「かがやき」「はくたか」のみとなった。ダイヤの見直しにより定期「あさま」の途中駅待避は解消された。
- 2017年(平成29年)
- 3月25日:E2系による団体臨時列車(TYOツアー列車)「ありがとうE2系あさま」(長野7:48→上野9:28)が運転され、N13編成が充当された。
- 3月31日:E2系(N編成・8両)の運用を完全に終了。
- 2018年(平成30年)
- 3月17日:ダイヤ改正により東京 - 長野間で「あさま」を1往復増発し17往復に(長野 - 金沢間で「はくたか」として延長運転をする場合有り)[24]。
- 2019年(平成31年・令和元年)
- 10月12日:令和元年東日本台風(台風19号)により千曲川の堤防が決壊し長野新幹線車両センターと一部の本線・施設が水没し一部区間で運行停止。北陸新幹線車両の3分の1にあたるE7系・W7系合計10編成も水没した。
- 10月14日:北陸新幹線は長野 - 上越妙高間を運休とし、東京 - 長野間は臨時「あさま」にて暫定運行を開始。東京 - 長野間を19往復、軽井沢 - 長野間が片道1本、朝の上り2本は高崎駅始発の上越新幹線「たにがわ」に代替された。東京 - 長野間は全て臨時列車扱いとなり号数は400号台で全列車自由席、グランクラスは閉鎖し、グリーン券は列車内で車掌が希望する乗客に発券する暫定措置がとられた。(10月13日の夜にも臨時「あさま」の下り3本・上り1本が運行された。)
- 10月25日:北陸新幹線全線で運行を再開し、グランクラスを始め指定席の取り扱いを再開。東京 - 長野間の「あさま」は災害発生前の17往復から11.5往復へ削減となった。「あさま」の削減分は運行を再開した金沢方面の「はくたか」の停車駅を増やすなどして対応した。運休となったダイヤでは602号・606号は長野 - 高崎間を区間運休とした高崎始発の臨時「たにがわ」50号・54号として運行。600号は停車駅を増やし長野の始発時刻を早めた臨時「あさま」400号とした。613号・616号・622号は長野にてそれぞれ「はくたか」565号・560号・566号の長野 - 金沢間ダイヤと接続して東京 - 金沢間の臨時「はくたか」595号・592号・594号と改番して運行された。
- 11月30日:東京 - 金沢間の直通便が全列車通常運転に戻り、「あさま」は11.5往復から15往復へ増発。603号・607号・623号・624号の運行を再開。臨時「はくたか」595号・592号・594号として金沢まで延長運行していたダイヤは本来の「あさま」613号・616号・622号に戻された。引き続き602号・606号は長野 - 高崎間を区間運休とした臨時「たにがわ」50号・54号として運行され、619号・631号は全区間運休となった。
- 12月27日:東京 - 長野間は15往復から15.5往復へ増発。619号の運行を再開。臨時ダイヤの上り400号は通常ダイヤの600号に戻った。602号のダイヤで区間運行されていた臨時「たにがわ」50号は軽井沢始発の臨時「あさま」402号となり区間運休は長野 - 軽井沢間に短縮された。引き続き606号は長野 - 高崎間を区間運休とした臨時「たにがわ」54号として運行され、全区間運休は631号のみとなった。
- 暫定ダイヤでの運転期間中には臨時列車も設定された。
- 2020年(令和2年)
- 3月14日:ダイヤ改正。上越新幹線向けに製造されたE7系を北陸新幹線に転用したことによる編成不足の解消と、台風により被災した長野新幹線車両センターでの車両留置を再開し暫定運用は全て終了、「あさま」の定期列車は被災前の運転本数である17往復に戻った。
- 4月8日:JR東日本が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大防止のため、4月9日 - 5月31日まで、車内販売およびグランクラスの指定席の発売および「あさま」のグランクラスの営業を中止することを発表[25]。
- 4月14日:JR東日本が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大防止のため、6月1日 - 6月30日まで、グランクラスの指定席の発売を見合わせることを発表[26]。
- 4月27日:JR東日本が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大の影響により、同年5月28日以降の全列車の指定席発売を見合わせることを発表[27]。
- 5月13日:JR東日本が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大防止により以下の運転計画および措置を発表。
- 5月21日以降、5月28日以降の列車の指定席発売を再開する[28]。
- 7月1日以降、当面の間のグランクラスの指定席の発売を見合わせる[29]。
- 利用客の減少に伴い、5月28日以降の定期列車の一部を運休し、臨時ダイヤによる運行とする。
- 5月22日:JR東日本が、国の緊急事態宣言が解除されたことを理由に5月28日以降に計画していた臨時ダイヤを取りやめ、定期列車の運行を継続することを発表[30]。
- 7月1日:グランクラスの営業サービスを再開[31]。
- 2021年(令和3年)
- 1月16日:JR東日本が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大防止のため、同日より当面の間、車内販売の中止、グランクラス指定席発売および「あさま」のグランクラスの営業を中止することを発表[32]。
- 3月13日:ダイヤ改正により上野 - 大宮間 (埼玉県内のみ) の最高速度を110 km/hから130km/hに引き上げ、所要時間を短縮[33]。
- 2023年(令和5年)
- 3月18日:ダイヤ改正により大宮 - 高崎間の最高速度を240km/hから275 km/hに引き上げ、所要時間を短縮。
概要 概要, 国 ...
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概要 |
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国 |
日本 |
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種類 |
特別急行列車(L特急) |
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現況 |
廃止 |
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地域 |
東京都・埼玉県・群馬県・ 長野県・新潟県・富山県・石川県 |
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前身 |
急行「信州」「妙高」 |
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運行開始 |
|
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運行終了 |
1997年9月30日[34] |
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後継 |
新幹線「あさま」 普通・快速「妙高」 特急「はくたか」(白山) |
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運営者 |
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路線 |
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起点 |
上野駅 |
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終点 |
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営業距離 |
- 上野 - 長野 220.5km(あさま)
- 上野 - 直江津 295.5km(あさま)
- 上野 - 金沢 472.7km(白山)
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列車番号 |
下述 |
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使用路線 |
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車内サービス |
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娯楽 |
ラウンジ&コンビニエンスカー(白山・6号車) |
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技術 |
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車両 |
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軌間 |
1,067mm |
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電化 |
直流1,500V(あさま、白山) 交流20,000V・60Hz(白山) |
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最高速度 |
|
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備考 |
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横川 - 軽井沢間において上野寄りにEF63と連結 |
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廃止直前の状況
「あさま」は1日19往復が運行されており、うち4往復(下り1号・11号・17号・29号/上り10号・18号・30号・38号)が直江津発着(下り29号は長野から快速列車)、それ以外は長野発着であった。なお、長野発着のうち1往復(下り5号/上り20号)は、夏季・冬季のみ臨時列車扱いで妙高高原まで延長運転を実施していた。列車番号は号数+3000M。29号の長野 - 直江津間(快速列車)は3327M、延長運転時の長野 - 妙高高原間は号数+9000Mとされた。
「白山」は1日1往復が運行されており、列車番号は下りが3051M、上りが3052Mであった。
「あさま」・「白山」共に、信越本線横川 - 軽井沢間の急勾配区間(碓氷峠)を経由するため、同区間専用の補助機関車であるEF63との協調運転を実施していた(後述)。
列車名の由来
「あさま」は前述の通り浅間山に由来する。「白山」は石川県と岐阜県の県境に位置する日本三名山の一つ「白山」に由来する。
停車駅
さらに見る 駅名, 上野駅 ...
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- 凡例
- ●:全列車停車
- ▲:一部列車のみ停車
- ▼:季節により臨時停車
- -:通過
- 備考
- 赤羽駅・安中駅・御代田駅・田中駅・大屋駅・坂城駅は「あさま」上下2本が停車
- 熊谷駅は「あさま」下り5本・上り7本が停車
- 深谷駅は「あさま」下り2本・上り3本と下り「白山」が停車
- 本庄駅は「あさま」上下6本が停車
- 磯部駅は「あさま」上下3本が停車
- 中軽井沢駅は「あさま」下り9本・上り12本と下り「白山」が停車
- 信濃追分駅は「あさま」下り1本(9号)が臨時停車
- 戸倉駅は「あさま」15号・6号を除き停車
- 屋代駅は「あさま」上下5本が停車
- 篠ノ井駅は「あさま」下り11本・上り10本が停車
- 「あさま」の長野駅 - 直江津駅間快速列車は北長野駅・三才駅・豊野駅・牟礼駅にも停車
- 1992年3月13日までは「白山」3号・4号が入善駅に停車
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使用車両・編成
編成図(1993年3月18日 - 1997年9月30日)
JR東日本189系電車11両編成 |
← 上野 長野・直江津 →
|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
指 | 指 | 指 | 指 | 指 | G | 指 | 自 | 自 | 自 | 自 |
|
JR東日本189系電車・489系電車9両編成 |
← 上野 長野・直江津 →
|
|
JR西日本489系電車 |
← 上野/金沢 長野・直江津 →
|
|
- 凡例
- G=グリーン車座席指定席
- 指=普通車座席指定席
- 自=普通車自由席
- L=ラウンジ
|
使用車両はいずれも国鉄分割民営化後に内外装のリニューアルを施工したほか、信越本線横川 - 軽井沢間におけるEF63との協調運転に対応した形式である。
- 189系
- JR東日本長野総合車両所(現在は長野総合車両センター)所属で、9両編成が「あさま」8往復に、11両編成が「あさま」9往復にそれぞれ充当された。なお、11両編成は末期に妙高高原以南発着列車で限定運用されていた。
- 489系
- JR東日本所属編成とJR西日本所属編成があり、それぞれ運用が分かれていた。
- JR東日本長野総合車両所(現在は長野総合車両センター)所属の編成は、9両編成で「あさま」1往復(下り27号/上り8号)にのみ充当された。
- JR西日本金沢総合車両所所属の編成は、9両編成で「あさま」1往復(下り23号/上り36号)および「白山」に充当された。なお、この編成は急行「能登」とも共通運用が組まれていた。
注釈
国鉄部内の制定基準によれば、列車愛称として沿線の山や河川名が使用されるのは、主に急行列車向けに相当する。本列車名は、同時期に運転を開始した「あずさ」と共に特急列車の愛称として採用された最初の例とされる。
E7系・W7系が「かがやき」・「あさま」への臨時列車に充当される際は、車両不足を解消するために当形式での代走を行なっていた。この場合、予め定められた列車には「グランクラスなし、8両編成で運転」という時刻表の表記(交通新聞社発行)がなされた。
乗客を乗せた状態で安中榛名駅 - 軽井沢駅間の登り連続急勾配を走行することができない可能性があったため[11]、上り列車のみの運用となった。
戦前に準急は料金は不要であったが戦後は有料となった。
混乱を防止するため、当時の国鉄内部では青森発着編成を「青森白鳥」、上野発着編成を「信越白鳥」と区分していた。
「白樺」の愛称は新たに中央本線で運転される列車名に転用(現在の「あずさ」に相当)。
1972年以降は捻出されるサロ2形式が底をついたため、グリーン車を電動車ユニットとし4号車・5号車にサハを組成した編成も出現した。
1973年夏に489系で運転された臨時「あさま」の下り51号・上り54号は食堂車営業実績がある唯一の「あさま」である[35]。
小淵沢 - 塩尻 - 長野間は電車化し、「天竜」増発分に立て替えた。
営業休止後もサハシ169形は1978年9月まで連結された。
「あいづ」「ひたち」運用に投入されるクロ481形連結の9両編成を除く。
エル特急指定は「あさま」との等間隔運転の一角を成していたため解除されず「1往復のエル特急」のまま廃止まで運行された。
この運転に際しN101編成は国鉄色に復元。「あさま」リバイバル運転で国鉄色の183系・189系が充当されたのはこれが初めてである。
碓氷峠越えをしていた時代の同列車にモハ485形 + モハ484形が編成中に組成されたケースはあったが、489系はクハ489-1を残して既に全車が廃車となっているため、編成単位で485系が投入されたのは今回が初である[42]。
出典
奥山敬志、松村寛「首都圏 変わりダネ列車大集合!」『鉄道ダイヤ情報』第87号、弘済出版社、1991年7月、10-35頁。
「臨時特急「そよかぜ」の出発式 JR上田駅」『交通新聞』交通新聞社、1996年5月6日、3面。