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日本の牛丼チェーン運営企業 ウィキペディアから
株式会社松屋フーズ(まつやフーズ、英称:Matsuya Foods Company, Limited)は、牛めし(牛丼)・カレー・定食などを販売する「松屋」などの飲食店をチェーン展開する企業。2018年(平成30年)から持株会社制へ移行した。本項では持株会社である株式会社松屋フーズホールディングスについても述べる。
松屋フーズホールディングス 本社 | |
種類 | 株式会社 |
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機関設計 | 監査役会設置会社[1] |
市場情報 | |
略称 | 松屋 |
本社所在地 |
日本 〒180-0006 東京都武蔵野市中町一丁目14番5号 |
設立 |
1980年(昭和55年)1月16日 (株式会社松屋商事) |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 6012401015768 |
事業内容 | 食材等の販売飲食事業を中心とするグループ会社の経営管理 |
代表者 |
瓦葺利夫(代表取締役会長) 瓦葺一利(代表取締役社長) |
資本金 | 66億5593万2000円 |
売上高 |
連結:981億5863万4000円 (2019年3月期) |
営業利益 |
連結:38億8493万1000円 (2019年3月期) |
経常利益 |
連結:41億8289万7000円 (2019年3月期) |
純利益 |
連結:21億9764万3000円 (2019年3月期) |
純資産 |
連結:408億825万5000円 (2019年3月31日現在) |
総資産 |
連結:650億2619万1000円 (2019年3月31日現在) |
従業員数 |
連結:1536人 (2019年3月31日現在) |
決算期 | 3月31日 |
会計監査人 | 有限責任監査法人トーマツ[2] |
主要株主 |
瓦葺利夫(会長) 20.19% (有)ティケイケイ 15.63% (有)トゥイール 9.90% (2018年3月31日現在) |
主要子会社 |
(株)松屋フーズ 100% (株)エム・テイ・テイ 100% (株)エム・エル・エス 100% |
外部リンク |
www |
特記事項:1966年6月創業 |
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | 非上場 |
略称 | 松屋 |
本社所在地 |
日本 〒180-0006 東京都武蔵野市中町一丁目14番5号 |
設立 |
2018年(平成30年)4月24日 (株式会社松屋フーズ分割準備会社) |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 8012401033917 |
事業内容 | 牛めし定食事業、とんかつ事業、鮨事業、ラーメン事業、外販事業 他、フランチャイズ形態による飲食店業の技術、および経営指導 |
代表者 |
瓦葺利夫(代表取締役会長) 瓦葺一利(代表取締役社長) |
資本金 | 9000万円 |
売上高 |
1,264億4,900万円 (2024年3月期)[3] |
営業利益 |
42億9,300万円 (2024年3月期)[3] |
経常利益 |
49億3,500万円 (2024年3月期)[3] |
純利益 |
18億1,200万円 (2024年3月期)[3] |
純資産 |
361億1,400万円 (2024年3月期)[3] |
総資産 |
755億円 (2024年3月期)[3] |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 | (株)松屋フーズホールディングス 100% |
外部リンク |
www |
また本項では主に、松屋フーズの主要業態である牛めしチェーン「松屋」について記述する。
創業者の瓦葺利夫が、1966年(昭和41年)に東京都練馬区羽沢の住宅街に「中華飯店 松屋」を開業したのが始まりである。なお、この店は1969年(昭和44年)に閉店した。
この店がなかなか軌道に乗らなかったこと、商店街で商売を試してみたかったこと、専門誌で紹介されていた「何時屋」の「ぶっかけ」という牛丼に衝撃を受けたこと、そしてすでに牛丼のチェーン販売をしていた吉野家の味に感銘を受けたことなどにより、瓦葺は牛丼の研究を重ねて独自の味を完成させた[4]。
そして1968年(昭和43年)6月[5]、東京都練馬区栄町(江古田駅北口)に、牛めし・焼肉定食店「松屋」1号店として[5][6]松屋江古田店を開店[5]。この店舗は「松屋江古田店」として現存し[7]、店内には「松屋1号店 江古田店 松屋の歴史はここから始まった」と書かれた掲示と[5]、松屋の歴史を解説したパネルが展示されている[5]。
同業の他社チェーンと比較し、牛めし以外のカレーライスや定食などの比率が高いのが特徴である。これは1号店の江古田店近辺が、大学などが多い学生街で昼間は学生で賑わい、ベッドタウンでもあることから夜は独身サラリーマンが帰ってくるという当時の土地柄を考慮し、学生層向けの牛めしだけではなく独身サラリーマン層向けに定食を提供するスタイルを採用[5]。「牛めし」「定食」「カレー」の三本柱でメニューを構成することになり、その後の展開においてもこの方針を維持している[8]。
ロゴマークは当初、社員の家族が考えた丼を持っている牛(通称:牛ちゃん)だった。会社が大きくなってきたのでデザイナーに依頼し、サイトウ・マコトのデザインにより盆に乗せられた丼と味噌汁椀をモチーフとしたマークが制定され、オレンジ・黄色・青の3色で登る太陽と企業の成長を象徴するものとし「松屋」のロゴタイプには遊び心を加え親しみやすさを持たせた[9]。これは、丼・カレーに味噌汁が付く松屋の特色を表したものである。
2023年(令和5年)11月時点の未出店地域は鳥取県、島根県、長崎県である。このうち、長崎県はかつて松屋が出店していたが、2014年に撤退している。ただし、松屋フーズホールディングスの公式サイト「物件情報募集」では、撤退後も引き続き長崎県内の物件を募集している[10]ため、再進出する可能性もある(鳥取県、島根県も物件を募集している)。また、2013年11月をもって熊本県からも一時撤退していたが、2017年10月に後述の「松のや」が出店、2019年8月には「松屋」が6年ぶりに再出店した。2020年には大分県[11]、2021年には秋田県[12]と鹿児島県(先行して2018年8月に松のやが出店済)[13]、青森県(松のやとの併設)[14]、2022年には宮崎県(松のやとの併設)[15]に、さらに2023年11月には高知県(松のやとの併設)に初出店[16]、佐賀県(松のやとの併設)に9年ぶりに再出店した。
海外では、中国・上海市と台湾・台北市のほか、ラーメン居酒屋や豚カツ専門店などを米国・ニューヨークで営業している。
2015年頃より「松屋」の出店数がほぼ横ばいとなっているのに対し、第二の主力業態としてとんかつ店「松乃家」「松のや」の出店を加速させている[17]。低価格のとんかつ店チェーンは他に「かつや」(アークランドサービス)がある程度で競合が少ないことに加え、既存の「松屋」店舗の近所に好条件の物件が見つかった際に「同じブランドの店舗は出しにくい」という事情もあるという[17]。沖縄県では先に「松のや」を出店させ、定着したところでのちに「松屋」を出店している。2023年現在は「松屋」「松のや」を中心に、一店舗で複数ブランドを提供する複合店も積極的に出店している[18]。
2018年10月1日付で持株会社制へ移行し、株式会社松屋フーズ(初代)は株式会社松屋フーズホールディングスへ商号変更され、「松屋」事業は会社分割で設立された株式会社松屋フーズ(2代)が継承した。
上述のように松屋では一般的な店で言うところの牛丼を牛めしと称している。また、豚丼を豚めし、あいがけをカレギュウ、サラダを生野菜と呼ぶ。
日本にて牛肉の輸入が自由化された後、松屋のメニューを牛めしに特化することも模索されたが、当時既に牛丼といえば吉野家というブランドイメージが出来上がっていた状況の中で、松屋が牛めしに特化しても良い結果を出すのは難しく、慣れている三本柱メニューでマーケットに訴えた方が良いということで却下された[8]。
新メニューは上層部も関わって随時開発する方針を採っており、需要の低いメニューは終了して入れ替え、需要の高い既存メニューも適時改良している[4][8]。
店内で食べる場合は、原則としてカレー等にまで無料で味噌汁が付く[注釈 1]。一方で、持ち帰りの場合は別売り(有料)となっている。そのため、豚汁については、かつて店内飲食と持ち帰る場合で値段が異なっていたが、2021年現在は同一価格となっている。味噌汁は合わせ味噌を用いており、名古屋圏では地域性を反映して赤味噌だった時期があるが、顧客の要望により現在は他地域と同じ合わせ味噌になっている。ちなみに、瓦葺会長の「日本の食卓といえば麹の味噌汁だ。」という意向[要出典]により、松屋の味噌汁は麹入りとなっている。
同社総務人事部によれば、注文が一番多いメニューは通年においては牛めしとなっているが、月によっては定食などの新メニューが一番注文されることもあり、客単価は大体480円位となっている(2009年(平成21年)時点)[38]。
2014年7月22日より2021年9月28日まで、関東の1都4県[注釈 2]の大半の店舗を中心に近畿圏・名古屋市などの一部店舗で「プレミアム牛めし」と称する牛めしを販売していた[22]。従来の牛めしより価格を90円 - 130円高くし、従来の牛めしは冷凍牛肉を使用していたのに対しチルド牛肉を使用するなど高級路線に走った。一方で「プレミアム牛めし」販売店では従来の牛めしは販売終了したため「実質的な値上げ」との評価もある[39]。
カレーについては、2019年頃から度々リニューアルを行っている。2019年12月に「オリジナルカレー」から「創業ビーフカレー」へリニューアルした際には、先んじてTwitter(現X)の公式アカウントにて「『オリジナルカレー』順次全店終売」とカレー商品の販売自体を終了するかの如く利用客を誤解させるような告知を行ったため[40][41]、SNS上で炎上商法ではないかとの批判や指摘の声が挙がった[42][43]。2023年1月には「松屋ビーフカレー」[44]、2024年7月には「オリジナルチキンカレー」にリニューアルされ[45]、2024年10月からは「オリジナルカレー」が復活した[46]。
2020年1月より、ジョージアの郷土料理を再現した「シュクメルリ鍋定食」をはじめ、世界各国の郷土料理を「ご飯に合う」ように松屋流にアレンジした「世界の味」シリーズを展開し、期間限定商品として販売している。「シュクメルリ鍋定食」は4週間で90万食を売上げる大ヒット商品となり[47]、各国の大使館から郷土料理のメニュー導入を松屋に呼びかけられている状況だという[48]。
上記のメニュー以外にも店舗限定商品や一部外販弁当実施店舗などは独自のオリジナルメニューを導入している。
セット販売されており、持ち帰りや電話・インターネットの通販で購入可能。一部のスーパーマーケットなどの店頭でも取り扱いがある。
松屋の店舗が江古田のみだった黎明期、吉野家と肉などの材料の卸を共有していた時期がある。これは瓦葺社長が偶然立ち寄った吉野家の味に感激し、研究も兼ねて通い詰めるようになった結果、吉野家のスタッフと顔見知りになったことによる。当時の吉野家は築地の1店舗のみを経営していたが、新橋に2号店を出す際に瓦葺を役員として誘ったものの、瓦葺は「畏れ多い」として丁重に辞退。これを期に独自の味を探求するようになった。
2004年(平成16年)2月4日からBSE問題により米国産牛肉の輸入が禁止された際も、牛めし以外の比率が高かったことと、新メニューとして開発していた「豚めし」が日本でBSEが発覚した日に完成したという奇遇も追い風になり、主要チェーンでは最も遅い2004年(平成16年)2月14日まで牛めしを販売していた。その後は中国産の牛肉を使用した牛めしで販売復活を果たし、オーストラリア産とメキシコ産の牛肉をブレンドしたものを経て、米国産牛肉による牛めしを再度販売している。なお、豚めしの豚肉はデンマーク産である。
なお松屋では主要メニューの原産地情報を公開しているが、公開していないメニューもある[49]。
店員に直接注文せず、店入り口の近くにある自動券売機で食券を購入するシステムを採用している。現金を直接触らないように考えていることが理由で、強盗対策にも一役買っている。ただし、厨房内にもレジを設けており、店内で直接店員に申し出て代金を支払い追加注文することは可能である。また、後述する「松弁ネット」の場合は自動券売機が使えないため、レジでの支払いが必要(クレジットカード決済の場合を除く)。
ボタン式の食券販売機には「ライス」ボタンがなかったが、これは販売機にメニューを一通り載せたところ、「ライス」を置く位置がなくなってしまったためである[50]。「ライス」は店員に直接注文すれば購入できる。タッチパネル式では「ライス」項目は内蔵されている。
ほぼすべての店舗で交通系ICカードに対応した食券自動販売機を導入している。2007年(平成19年)9月よりSuicaショッピングサービスを松屋三鷹店などにて先行導入、2008年(平成20年)5月より東京都のJR中央線沿いの36店舗などで導入、2009年(平成21年)4月よりJR東日本の営業エリアにある松屋237店舗に導入[51] と導入店舗を拡大している。また、2009年(平成21年)6月よりJR西日本の営業エリアにある松屋52店舗にICOCA電子マネーを導入した。ほかに九州地区の店舗ではSUGOCAに[52]、北海道地区の一部店舗ではKitacaに、東海地区の一部店舗ではTOICAに対応している。これらの店舗では交通系ICカード全国相互利用サービスにより、Kitaca・Suica・PASMO・TOICA・manaca・ICOCA・SUGOCA・nimoca・はやかけんが相互利用可能である。
2015年以降、順次ボタン式交通系ICカード対応型食券自動販売機から、タッチパネル式QRコード読取対応型食券自動販売機(交通系ICカード対応)に置き換えられた。これにより、ほぼすべてのメニューが券売機で購入できるようになった。しかしタッチパネルに置き換えたことで使いにくくなる問題が生じたため、QRコードの読取機を活用した「松券セレクト」が導入された。「松券セレクト」は事前にパソコンやスマホで食べたいメニューを決めておき、スマホや紙に表示させたQRコードを券売機の読取機にかざすことで簡単に食券を買うことができるシステムである。このQRコードの読み取り機を利用して、2019年(平成30年)2月19日からQR・バーコード決済を導入し、PayPay、LINE Pay、楽天ペイ、微信支付、支付宝に対応している。
かつてモバイル端末向けに配布されていたクーポンは、使用時に券売機で食券を購入するのではなく、携帯電話の画面に表示されるクーポン(1画面で最大2名まで利用可、テイクアウト可)を従業員に提示し、直接従業員に現金を手渡して厨房内のレジで精算する方式だったため、クーポンと交通系電子マネーの併用は不可能だった(クーポンとジェフグルメカードの併用は可能だった)。新型券売機ではQRコードに対応するようになったため、新型券売機導入店舗ではクーポンのQRコードをかざし、券売機でクーポンの価格が適用された食券を買う方式に変更されたため、クーポンと交通系電子マネーの併用が可能になった。また携帯電話の画面に表示するタイプではなく、紙にQRコードを印字したアナログ式のクーポンが配布されるようになったが、使用時に紙のクーポンを従業員に回収されることはなく、モバイル端末向けのクーポンと同様に有効期間内であれば何度でも使用できるため、紙のクーポンは定期券と称して配布する場合もある。なお、2018年(平成30年)4月現在、松屋でのジェフグルメカードの利用はできなくなった。
券売機を2台以上設置している店舗では、最低1台は交通系電子マネーと高額紙幣の利用が可能である。入口が複数あり各入口ごとに1台ずつ券売機を設置している場合は、すべての券売機で交通系電子マネーと高額紙幣の利用が可能である。
牛めし等に付いてくる味噌汁は単品でも注文でき、差額料金を払うことにより豚汁への変更が可能である。その際に店員は「○○(例:牛めし)一丁、味噌変更一杯」とコールする。
一定数以上を保有している株主を対象に贈呈される株主優待券は、他の牛丼チェーンが300円分などの金額式の優待であるのに対し、松屋フーズは1食分の食事券タイプの優待制度となっている。ただしライス特盛、W定食、ラージ定食は差額の精算が必要となるほか、一部の高額メニューは注文できない。
2016年には、ネット経由で持ち帰り弁当の事前予約が可能な「松弁ネット」のサービスを開始[53]。2020年現在は予約注文から最短15分で弁当の持ち帰りが可能なほか、注文額に応じたポイント還元[注釈 3]も行っている。さらに2020年8月には、店内飲食・持ち帰りの両方でクレジットカード決済が可能な「松屋モバイルオーダー」がスタートし、それに伴い「松弁ネット」もクレジットカード決済に対応した[54]。2020年10月には「松弁ネット」でPayPay決済が利用可能になっている[55]。
公式アプリ・モバイルサイト(携帯、iPhone、Android)を開設している。会員登録(入会金・年会費無料)をすると、メニュー、店舗検索、各種コンテンツのダウンロードの他、会員限定メニューや、各種割引サービスを受けられる。2011年(平成23年)3月現在、24時間利用できるようになっている。携帯会員限定メニューは、過去には公式メニューとなっていた「牛焼カレー」があった。
「松屋エンタメセレクション」として、新曲やアニメの主題歌などを月替わりで放送。ナレーションは園崎未恵が務める。
2022年2月からは、同じく園崎がナビゲーターを務める「美味しさ"まる見え"チャンネル」が開始された。松屋の期間限定商品・お薦め商品や、利用客から寄せられたメッセージ・リクエスト曲を紹介する[72][73]。
2006年(平成18年)8月 - 9月に、TOKYO FMをはじめとするJFN系列各局にて同社のスポンサーによる時報CMが平日夜8時、夜10時、深夜0時、深夜2時の4回流されていた。これは、松屋未出店地域の系列局でも放送された。また、過去にはTBSラジオのプロ野球中継番組『エキサイトベースボール』や、フジテレビ系列のバラエティ番組『クイズ!ヘキサゴンII』、テレビ朝日系列の報道番組『報道ステーション SUNDAY』の番組スポンサーとなっていた。
2021年11月には、2011年以来10年ぶりとなるテレビCMを放映[74]。俳優の松平健が自身のヒット曲である『マツケンサンバII』の替え歌「マツベンサンバ」に乗せて、スマホでオーダーして店舗で受け取る「松弁」をPRした。
2024年、松屋フーズ創業58周年を記念して、頑張る人を応援するオリジナルブランドムービー「明日へ、がっつけ」を、特設サイト及び公式YouTubeにて公開[75]。松屋の価値を「頑張る人を応援する最強のエネルギー源」と定義し、もっと身近な存在として感じてほしいという想いから、トレンドのアニメーションMVの形で、ブランドムービーを制作した[76]。6月19日よりムービーに使用しているオリジナル楽曲『ガッツポーズ』の店内放送を開始。楽曲は、音楽グループ「ベリーグッドマン」が松屋フーズのために書き下ろした新曲[76]。
PlayStation 2のゲームソフト『龍が如く2』にて、ゲームの舞台である神室町に松屋(架空店舗、モデルは松屋新宿歌舞伎町店)が登場し、主人公が牛めし等任意のメニューを飲食することにより体力が回復する。なお『龍が如く3』『龍が如く4』『龍が如く5』『クロヒョウ 龍が如く新章』『龍が如く OF THE END』でも同様に登場する。『龍が如く4』では正式に松屋とのタイアップが組まれ、実在の松屋の店舗やWebサイトでレトルトカレー『松屋×龍が如くオリジナルカレー』が数量限定で販売された[77]。前述の作品以外のシリーズ作では「赤牛丸」というオリジナルの牛丼店となっており、メニューの呼称も松屋では「牛めし」、赤牛丸では「牛丼」と区別されている。
2004年(平成16年)9月12日、東京都足立区の北千住駅西口にある松屋北千住店の店長(当時26歳)が、日常的にクレームを付けていた会社員(当時36歳)を刺殺する事件が発生[78]。元店長は警視庁に殺人罪で逮捕・起訴された後、東京地方裁判所により懲役10年の判決が言い渡され、刑が確定した。
利用客からの過度のクレームや理不尽な要求などのカスタマーハラスメントに対しては、2024年(令和6年)9月4日に従業員が心身ともに安心して働ける職場環境を守る事を目的として「カスタマーハラスメントに対する方針」を策定した[79]。
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