永井豪による日本の漫画、メディアミックス作品、その主人公たる架空のロボット ウィキペディアから
『マジンガーZ』(マジンガーゼット)は、永井豪とダイナミックプロを原作とした、漫画やテレビアニメで展開されたメディアミックス作品であり、作中に登場する同名の巨大ロボット。
テレビアニメの制作は東映と旭通信社。漫画は、原作者永井豪による作品以外に、桜多吾作による作品など複数ある。
「巨大ロボットアニメ」として後続作品に大きな影響を与えた。
主人公が巨大な人型ロボットに乗り込んで操縦し敵と戦う「巨大ロボットアニメ」としては最初の作品。
それまでも、ロボットが登場するアニメとしては、知能を持ったロボットが主人公である『鉄腕アトム』、ロボットを遠隔操縦する『鉄人28号』、本作の2か月前の1972年(昭和47年)10月4日に放送が開始された、人間が巨大ロボットと融合して闘う『アストロガンガー』などがあった。また、悪役として有人操縦のロボットが登場する作品はあった[注釈 2]。本作は善玉である主人公が、巨大ロボットに乗り込んで操縦し、敵と戦うという点が画期的であった。本作の成功を受け、続編である『グレートマジンガー』を始め、巨大ロボットアニメが多数制作された。
平均視聴率22.1パーセント(最高視聴率は、第68話の30.4パーセント。ビデオリサーチ関東地区調べ)[3][4][5]の大ヒット番組となり、続編の『グレートマジンガー』『UFOロボ グレンダイザー』と合わせると4年を越える長期シリーズとなった。なお、本来はシリーズ3作目となる予定だった完結編のタイトル『ゴッド・マジンガー』は、永井やダイナミックプロが『マジンガーZ』の次回作(=『グレートマジンガー』)の時点で使用したかったが見送られたものである[注釈 3]。また、1984年に製作されたテレビアニメ『ゴッドマジンガー』は「マジンガー」を名乗ってはいるものの本作とは関連性のない独立した作品である。
その後、日本以外でも放映され、1970年代の韓国・台湾・香港・タイなどのアジアに次ぎスペインでの放映では大人気となり(スペインにはマジンガーZの像(北緯41.3829349度 東経1.3292865度)がある)、その流れでスペイン語圏の中南米(メキシコ、ベネズエラ、アルゼンチン、チリなど)で大ブームとなる[8]。そしてスペイン以外のヨーロッパでも、『UFOロボ グレンダイザー』が先に爆発的人気を得ていたイタリアやフランスなど[注釈 4]で後追いで放映されるなど世界各国で人気を博し、21世紀に入った現在でも現地で高い知名度を誇る[8]。
『マジンガーZ』は、同じ永井豪原作の東映動画作品である『デビルマン』についての打ち合わせの席上で、新たな提案をきっかけに企画が始まった作品であり、原作者による連載漫画と東映動画によるTVアニメが同時進行に近い形で世に送り出された[9]。
永井豪は、渋滞に巻き込まれた自動車を見ていた時に、「自動車から脚が延びて前の車を(またいで)乗り越えていけたらいいのに」と感じたことが“乗り込んで操縦するロボット”の着想の根源になったと方々で語っている[9][10][注釈 5]。永井は、子供の頃夢中になって読んだ『鉄腕アトム』や『鉄人28号』といった「ロボットもの」の、それらとは全く違う設定の作品を描いて見たいという願望があったというが[12]、着想としては「ロボットもの」の分野に新しい設定を持ち込んだというよりは、乗り物の解釈を拡大してロボットに行き着いた……というものになっている。これは、作品が『エネルガーZ』または『アイアンZ』と呼ばれていたまだ初期の頃の構想で、「主人公が乗ったバイクがロボットの頭部に登り、合体し操縦する」という設定であった点からも読み取れる[13][14]。ただし、この設定は当時人気の絶頂期にあった『仮面ライダー』に類似するという、東映テレビ部長の渡邊亮徳の指摘[15]によって却下され、飛行メカのホバーパイルダーによる結合方式に改変された[16]。なお、バイクがコクピットになるという案は、後にダイアナンAのドッキング・操縦方法として流用されている。
本作は、ロボットに数々の超兵器を内蔵させること、パートナーとなる女性型ロボット・アフロダイAやダイアナンAの登場、三枚目のお笑い担当ロボット・ボスボロットの登場、飛行用パーツ・ジェットスクランダーの登場、新兵器の追加や弱点の克服といったパワーアップ描写、主役機体の交代(最終回におけるグレートマジンガーの登場)など、後続のロボットアニメ作品で多用されることになる要素を、数多く生み出した。
デザイン面においても後続作品に大きな影響を残し、瞳の無い白眼[注釈 6]をはじめとする本作のロボットのデザインラインが、後続の巨大ロボットの多くに色濃く影響を残している。また、「上腕と腹と大腿部が白」の配色は、マジンガーシリーズとは直接関係の無いコン・バトラーV、アーマードトルーパー、実写特撮のダイデンジンにまで踏襲され、それ以降の1970年代の作品における巨大ロボットの基本配色となった。その後も、この配色の影響下にあるロボットデザインは多い。
アニメのエンディングに設計図・透視図(宮武一貴による)が使われたり、雑誌でさまざまな裏設定が公開されるなど、作品の細部を作品外から補完する試みも行われた[18]。こうした手法は後年のSF作品でも多く見られるが、そういった点も本作が先陣を切った。
1996年から1997年にかけて放送されたスーパー戦隊シリーズ第20作『激走戦隊カーレンジャー』では、マジンガーZそっくりの敵ロボット・バリンガーZを登場させようとした[19]が、打ち上げパーティーで大竹宏の挨拶からそのことを知った東映上層部がダイナミックプロに配慮して出した自粛命令により、アフレコまで完了していたものがお蔵入りになるという事態になった[20]。
この作品の大ヒットによって「超合金」や「ジャンボマシンダー」などの関連玩具が爆発的に売れた[21]。雑誌での記事展開なども含めた商業的な面でのシステムを確立したという点でもマジンガーZは画期的であり、日本アニメ及びそのキャラクタービジネスにとって重要なターニングポイントになったとされる[22]。
本作放映以前はテレビアニメの制作本数は減少傾向にあり[23]、辻真先によると「テレビアニメはそのまま死滅の道を辿ったかもしれない[24]」という時期であった。永井豪によると本作の企画時、巨大ロボットは売れないと判断されたためスポンサーのポピー(現:バンダイ)は乗り気ではなかったが、本作の高視聴率が判明すると商品化に動いた[25]。ジャンボマシンダーは全長約60cmの大きさが子供に受け、50万個のヒットになり、巨大ロボットアニメの商業性を示した。本作以降、玩具メーカーがアニメのスポンサーになることが増え、これまで菓子メーカー主導だったアニメは玩具メーカー主導になり[26]、テレビアニメの制作本数が増加する。辻真先は玩具メーカーがテレビアニメを救ったように述べている[24]。
また当時、東映動画は東映の実写キャラクターの版権も取り扱っており、同社の版権収入は実写9、アニメ1の割合だった。それが本作のヒットによりアニメの方が版権収入が上になった。このように本作は実写優位だった当時の市場環境を覆し、アニメの価値を示した作品である[27]。
本作の玩具を開発した村上克司は、「マジンガーがなければ、この超合金もなく、その後の私もどうなっていたものか。マジンガーには心から感謝しています」と述べている[28]。また同じく当時のポピー取締役で本作の玩具開発に関わった杉浦幸昌も、今に繋がるバンダイのキャラクタービジネスの土台を作った作品として、(石ノ森章太郎と並んで)永井豪に足を向けて寝られない、と感謝の念を述べている[29]。
水木一郎の歌う主題歌レコードも、日本で70万枚を超える大ヒットになった[30](この時間帯のアニメ主題歌では『アタックNo.1』と並ぶ売上枚数[31])。このレコードにはオープニング、エンディング以外に挿入歌「Zのテーマ」も収録されている[32]。この曲はもともと主題歌として製作されたが、渡邊亮徳による「曲調が弱い」との判断で没になったものの、現場スタッフには好評だったためほぼ毎回マジンガー出撃シーンの挿入歌として使用された[33][34]。
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アニメ主導のタイトルということもあり、『マジンガーZ』の漫画版は紆余曲折を辿ることになる。永井は『ハレンチ学園』の次作品として『週刊少年ジャンプ』に売り込みをかけたが、編集部は連載に難色を示した。『ハレンチ』の後釜として同じようなアダルトギャグ漫画を求めていた編集部の要求と合わなかったのが理由とされる。テレビ局主導での漫画制作に不満を示していたデスクの西村繁男は連載に強硬に反対したが、編集長の長野規が永井のマネージャーの強い説得に折れ、連載を許可することになった。
その後、永井はアニメ番組スポンサーの強い要望で講談社『テレビマガジン』にも連載を開始することになる。『テレマガ』は元々『仮面ライダー』中心の子供向けテレビ雑誌としてスタートしたが、後番組として『仮面ライダーV3』が出た時点で、近い将来のライダーブームの落ち込みを予測しており、『ライダー』に代わる目玉キャラクターを探していた編集部にとって「まさに渡りに船」であった。だが、『テレマガ』の連載を受けたことから長野の態度が一変、人気は高かったにもかかわらずジャンプ版の連載は、マジンガー軍団とドクターヘル軍団の戦いで非常に盛り上がっている最中、打ち切りとなる。当時、専属契約制度を導入しつつあった『週刊少年ジャンプ』にとって、ライバル出版社の雑誌に同タイトルの連載を併載することは到底許容しがたいことであった。
このころダイナミックプロという会社組織となり(兄弟が社長)、マネージャーが本人の知りえないところで原稿料の吊り上げを行っていたことがのちに判明。これがジャンプへの掲載が疎遠になった理由ではないか、との証言も残っている[35]。
ここではTVアニメ版と違う点のみ表記。
兜十蔵博士は、地震で瓦礫の下敷きになって死亡する[注釈 16]直前、息子夫妻を実験中の事故で死なせたことへの償いから、孫の甲児に、光子力を動力にする超合金Z製のロボット「マジンガーZ」を与えた。十蔵のビジュアルや言動はアニメ版より遥かにマッドサイエンティスト風に描かれている。
偶然、時同じくしてドクター
ここではTVアニメ版と違う点のみ表記する。
最高視聴率は、1974年3月17日放送(第68話「地獄の用心棒 ゴーゴン大公」)の30.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)[4][5]。
最終回はそのまま『グレートマジンガー』に続く。
先史時代の人種・ミケーネ人の古代遺跡の調査チームの代表だったDr.ヘルは、バードス島の巨人伝説の元となった巨大ロボット群を発見。これを使った世界征服を企み、ロボットの発掘後他の調査員たちを殺害するが、メンバーの一人だった兜十蔵博士には逃げられてしまう。
十蔵はDr.ヘルの野望を阻止するため、光子力で動く超合金Z製のロボット「マジンガーZ」を秘密裏に建造するが、あしゅら男爵たちの襲撃を受けて十蔵は死亡。今際の際にDr.ヘルの野望を伝えマジンガーZを孫の甲児に託した。甲児は亡き祖父の遺志を継ぎ、マジンガーZの力でDr.ヘルの野望を打ち砕くために戦い始める。
Dr.ヘルの部下は、ミケーネの貴族夫婦のミイラを一体化したあしゅら男爵、ナチスの鬼将軍のサイボーグであるブロッケン伯爵、頭部の代わりにピグミー族の上半身をマサイ族の肉体に合成したピグマン子爵。兵器はミケーネ人の遺産である巨大ロボットを改造した機械獣。虎の腰から人間の上半身が生えたミケーネ帝国の使者・ゴーゴン大公とも手を組み、ミケーネの技術で製造された強力な「妖機械獣」を貸与される。
激闘の末、Dr.ヘルの野望を打ち砕いた甲児。しかし、地上制圧を目論むミケーネ帝国がその隙を突き、本格的に地上侵攻を開始。その先兵として突如姿を現した戦闘獣たちの前に、ヘルとの激闘で深い傷を負っていたマジンガーZは太刀打ちできず敗北を喫する。あわやこれまでと思われた時、グレートマジンガーと名乗るマジンガーZによく似たスーパーロボットが姿を現し、甲児とマジンガーZの危機を救う。グレートマジンガーの正体とは、甲児の父・兜剣造がミケーネ帝国の侵攻に備えて密かに開発していた、マジンガーZを超える超ロボットであった。その操縦者・剣鉄也に戦いの使命を譲り、科学者である父と祖父の血を引く者として科学の研鑽を積むべく、甲児がさやかと共にアメリカ留学へ旅立つところで物語は幕を閉じる。
さやかは甲児とは「ケンカするほど仲がいい」関係。ボスはボロットの登場でコメディ・リリーフの地位を確立する。漫画版では脇役だった三博士もレギュラー化して、Zの新兵器開発などに活躍する。この他、家政婦を経て光子力研究所の正式な所員となる“みさと”や、後に甲児が留学・師事することになるアメリカの研究者ワトソン博士など、アニメオリジナルキャラクターも登場した。
ロケーションは、富士山麓・青木ヶ原近辺にある設定。
詳細は『グレートマジンガー』を参照。
詳細は『グレートマジンガー』を参照。
本来は無公害エネルギーである光子力の研究と開発を目的とする施設であり、設立されてから10年を迎える[198][199](第45話)。初代所長は兜十蔵博士であるが、光子力エネルギーと超合金Zの開発の成果をマスメディアに発表したことを機に(Dr.ヘルの襲撃に備えてか)弟子である弓弦之助教授にその座を譲った[注釈 54]。弓教授は兜博士の意志を継ぎ光子力の平和利用の研究に没頭するが、ヘルの野望を知ってからはこれを挫くため、恩師・兜博士の孫である兜甲児と大いなる遺産マジンガーZに協力して戦うことを決心、研究所は事実上の平和を守る砦となる。その特徴的なデザインや内部構造・施設といったギミックの数々は、美術の辻忠直による[200]。
マジンガーZは汚水処理場プールの地下に格納されており[201]、アフロダイAやダイアナンAは研究所側面の格納庫から発進する[198]。施設内にはこの他にマジンガーZ整備工場を始め、光粒子増殖炉、光子力エネルギー炉[202]、太陽炉や光子力エネルギーによる農場、地下には超合金Z採掘場(第56話)[注釈 79]と、超合金Z精製工場(精錬室)がある(第34話)[201][203][204][205]。また、研究所の地下には光子力電波(第17話)や、電磁波・衝撃波(第89話)を放射する装置があり、地中の機械獣撃退に使用された。
もともと戦うための組織ではなかったが、外敵からの防御のため光子力バリヤー[199][注釈 80]のほか、研究所を囲む複数の樹木の下に隠された8連装のロケット砲[203][注釈 81](第75話)や、地下から現れ鉄十字兵たちを蒸発させた2基の電磁波(砲)(第80話)[注釈 82]など、わずかながら武器を備えている。他にも(ピグマン子爵に占拠されていた状況下ではあったが)地面がスライドして露出した無数の穴から光線を発射し、グールの着陸を阻止してみせた(第87話)。
幾度となく壊滅に近いダメージを被っているが、そのたびに不死鳥のように蘇り再建を果たしている[注釈 83]。
詳細は『グレートマジンガー』を参照。
シングル・レコード[32]が初出。
以下の9曲は番組放送中の主題歌・挿入歌LP[354]が初出。
以下の3曲は放映中に作られたものではなく、第二次アニメブームの始まりに呼応した、1977年発売の企画盤レコードが初出[356]。原曲のカラオケ音源をそのまま使用している。これが翌年の『ささきいさお 英語盤/アニメヒットを歌う』というLP企画に繋がった(ただし、そのアルバムにはこの3曲は収録されていない)。
以下の2曲は放映中に作られたものではなく、1978年発売のドラマ編LPの挿入歌として製作されたのが初出[357]。作曲は渡辺宙明ではなく、水木一郎が手掛けている。
以下の1曲は日本コロムビアではないメーカーによる、1998年発売のアルバム『マジンガー伝説』が初出[358]。こちらの英語訳詞は前述の「MAZINGER Z」とは異なる日本語原詞に近いものになっている。
次作『グレートマジンガー』より
話数 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 演出 | 作画監督 | 美術 | 登場機械獣ほか[注釈 164] |
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第1話 | 1972年 12月3日 | 驚異のロボット誕生 | 高久進 | 芹川有吾 | 羽根章悦 | 辻忠直 | 機械獣 ガラダK7 機械獣 ダブラスM2 |
第2話 | 12月10日 | ストップ ザ あしゅら軍団 | 勝田稔男 | 落合正宗 | 内川文広 | ||
第3話 | 12月17日 | マジンガーZ 消滅作戦 | 藤川桂介 | 勝間田具治 | 中村一夫 | 辻忠直 | 機械獣 グロマゼンR9 |
第4話 | 12月24日 | マジンガーZ 絶体絶命 ! ! | 大貫信夫 | 上村栄司 | 山崎誠 | 機械獣 ガイアQ5 | |
第5話 | 12月31日 | ゴーストマジンガー出現 | 高久進 | 白根徳重 | 若林哲弘 | 辻忠直 | 機械獣 キングダンX10 ゴーストマジンガー[注釈 165] |
第6話 | 1973年 1月7日 | ドクター・ヘルの二大機械獣 | 藤川桂介 | 勝田稔男 | 落合正宗 | 山崎誠 | 機械獣 ザイラ[注釈 166] 機械獣 ダンチェル[注釈 167] |
第7話 | 1月14日 | あしゅら男爵の大謀略 | 山吉康夫 | 羽根章悦 | 辻忠直 | 機械獣 オゾネスB3 | |
第8話 | 1月21日 | 大魔神 アブドラの正体 ! ! | 生頼昭憲 | 永樹凡人 | 機械獣 アブドラU6 | ||
第9話 | 1月28日 | デイモスF3は悪魔の落し子 | 高久進 | 勝間田具治 | 中村一夫 | 山崎誠 | 機械獣 デイモスF3 |
第10話 | 2月4日 | 空飛ぶ鉄腕ダイアン | 藤川桂介 | 高見義雄 | 森下圭介 | 機械獣 ダイアンN4 | |
第11話 | 2月11日 | 幻の巨砲ガレンを爆破せよ ! ! | 高久進 | 白根徳重 | 羽根章悦 | 辻忠直 | 機械獣 ブライトンJ2 |
第12話 | 2月18日 | 裏切者!巨大化ロボット・バイコング | 大貫信夫 | 上村栄司 | 山崎誠 | 機械獣 バイコング09(ゼロナイン)[注釈 168] | |
第13話 | 2月25日 | 悪魔の大回転攻撃 ! ! | 藤川桂介 | 勝田稔男 | 落合正宗 | 辻忠直 | 機械獣 ゴロンゴS2[注釈 169] |
第14話 | 3月4日 | 怒れ!眠れる巨人スパルタン | 高久進 | 大貫信夫 | 上村栄司 | 山崎誠 | 機械獣 スパルタンK5 機械獣 モウザイルス[注釈 170] |
第15話 | 3月11日 | 機械獣 大津波作戦 | 藤川桂介 | 勝間田具治 | 香西隆男 | 機械獣 チグルE7 機械獣 ゴリアスW3 | |
第16話 | 3月18日 | 兜甲児 暗殺指令 ! ! | 勝田稔男 | 落合正宗 | 辻忠直 | 機械獣 バルカンP5 | |
第17話 | 3月25日 | 地底機械獣 ホルゾンV3 | 西沢信孝 | 中村一夫 | 穂積勝義 | 機械獣 ホルゾンV3 | |
第18話 | 4月1日 | 海のギャング 海賊グロッサム! | 高久進 | 白根徳重 | 森下圭介 | 辻忠直 | 機械獣 グロッサムX2 |
第19話 | 4月8日 | 飛行魔獣 デビラーX ! ! | 藤川桂介 | 山吉康夫 | 羽根章悦 | 山崎誠 | 機械獣 デビラーX1 |
第20話 | 4月15日 | 嵐を呼ぶ機械獣ストロンガー | 高久進 | 笠井由勝 | 角田紘一 | 辻忠直 | 機械獣 ストロンガーT4 |
第21話 | 4月22日 | ゴースト・タウンの決闘 | 藤川桂介 | 大貫信夫 | 上村栄司 | 穂積勝義 | 機械獣 ワインダーA2 |
第22話 | 4月29日 | 追撃 ! ! 海底要塞サルード | 久岡敬史 | 菊池貞雄 | 辻忠直 | 機械獣 バランガM1[注釈 171] 機械獣 バランガM2 | |
第23話 | 5月6日 | 機械獣ダムダム 大車輪作戦 | 白根徳重 | 朝倉隆 | 福本智雄 | 機械獣 ダムダムL2 | |
第24話 | 5月13日 | マッハ機械獣 ジンライ | 西沢信孝 | 中村一夫 | 辻忠直 | 機械獣 ジンライS1 | |
第25話 | 5月20日 | エアロス三兄弟 大噴火作戦 | 藤川桂介 高円寺博 | 大貫信夫 | 上村栄司 | 機械獣 エアロスB1 機械獣 エアロスB2 機械獣 エアロスB3 | |
第26話 | 5月27日 | 激突!サムライ甲児対あしゅら機械獣 | 高久進 | 山吉康夫 | 若林哲弘 | 福本智雄 | 機械獣 ダイマーU5 |
第27話 | 6月3日 | アフロダイA 生捕り作戦 | 笠井由勝 | 森下圭介 | 機械獣 ベルガスV5 | ||
第28話 | 6月10日 | 黒い指令 超合金略奪作戦 | 布勢博一 | 久岡敬史 | 白土武 | 辻忠直 | 機械獣 ホーガスD5 |
第29話 | 6月17日 | 大逆転 マジンパワー ! ! | 藤川桂介 | 西沢信孝 | 中村一夫 | 福本智雄 | 機械獣 グレン・ゴーストC3 機械獣 ニセマジンガーZ[注釈 173] |
第30話 | 6月24日 | 危うしシロー マジンガーZ出動せよ ! ! | 高久進 | 白根徳重 | 朝倉隆 | 辻忠直 | 機械獣 ブルタスM3 |
第31話 | 7月1日 | 人質機械獣 電磁波作戦 | 藤川桂介 | 笠井由勝 | 森下圭介 | 福本智雄 | 機械獣 メガロンP1 機械獣 メガロンP2 機械獣 メガロンP3 |
第32話 | 7月8日 | 恐怖の三つ首機械獣 | 山浦弘靖 | 芹川有吾 | 若林哲弘 | 辻忠直 | 機械獣 ゲルベロスJ3[注釈 174] |
第33話 | 7月15日 | 大空襲!バラスKは空の無法者 | 高久進 | 大貫信夫 | 上村栄司 | 福本智雄 | 機械獣 バラスK9 |
第34話 | 7月22日 | 紅い稲妻 空とぶマジンガー | 久岡敬史 | 白土武 | 辻忠直 | 機械獣 ジェノサイダーF9 | |
第35話 | 7月29日 | 死神機械獣 デスマの猛襲 | 藤川桂介 | 西沢信孝 | 中村一夫 | 福本智雄 | 機械獣 デスマA1 |
第36話 | 8月5日 | 五大湖にすむ変身機械獣 | 高久進 | 白根徳重 | 朝倉隆 | 辻忠直 | 機械獣 グラナダE3 |
第37話 | 8月12日 | 闇からの使者 スクランダー必殺 | 高円寺博 | 大貫信夫 | 上村栄司 | 福本智雄 | 機械獣 ロクロンQ9 |
第38話 | 8月19日 | 謎のロボット ミネルバX | 藤川桂介 | 芹川有吾 | 若林哲弘 | 辻忠直 | 機械獣 アーチェリアンJ5[注釈 175] ミネルバX |
第39話 | 8月26日 | 捨身の挑戦!真紅の海のサルード | 高久進 | 笠井由勝 | 森下圭介 | 福本智雄 | 機械獣 ザリガンG8 |
第40話 | 9月2日 | 悪魔の支配者 ブロッケン伯爵 | 白土武 | 辻忠直 | 機械獣 グレイダーF3 | ||
第41話 | 9月9日 | 折れた翼 大空の死闘 | 芹川有吾 | 中村一夫 | 福本智雄 | 機械獣 カーマK5 | |
第42話 | 9月16日 | 魔の指令 ! ! 空陸集中攻撃 | 藤川桂介 | 山吉康夫 | 森利夫 | 辻忠直 | 機械獣 デルダンV8 |
第43話 | 9月23日 | 突撃 ! ! パラシュート奇襲部隊 | 高久進 | 白根徳重 | 朝倉隆 | 福本智雄 | 機械獣 ジャイローンJ1 |
第44話 | 9月30日 | 大進撃 ! ! 新海底要塞ブード | 藤川桂介 | 大貫信夫 | 上村栄司 | 辻忠直 | 機械獣 ロッドR2 |
第45話 | 10月7日 | 悪魔の標的 光子力研究所 ! ! | 笠井由勝 | 森下圭介 | 福本智雄 | 機械獣 バジルF7 | |
第46話 | 10月14日 | 忍法ふたご機械獣登場 | 高久進 | 西沢信孝 | 白土武 | 辻忠直 | 機械獣 ブラザスS1 機械獣 ブラザスS2[注釈 176] |
第47話 | 10月21日 | 壮絶!地獄のW作戦 | 山浦弘靖 | 落合正宗 | 伊賀章二 | 伊藤岩光 | 機械獣 マンドラM3 機械獣 バズラーQ5 |
第48話 | 10月28日 | ボスロボット 戦闘開始 ! ! | 藤川桂介 | 芹川有吾 | 中村一夫 | 福本智雄 | 機械獣 カジモフT7 |
第49話 | 11月4日 | 発狂ロボット 大奮戦 | 高久進 | 山吉康夫 | 森利夫 | 機械獣 ガンビーナM5 | |
第50話 | 11月11日 | 撃墜 ! ! ジェット・スクランダー | 藤川桂介 | 白根徳重 | 森下圭介 | 秦秀信 | 機械獣 ブリーバーA3 |
第51話 | 11月18日 | 地獄の暗殺者 ドクロ軍団! | 高久進 | 大貫信夫 | 上村栄司 | 福本智雄 | 機械獣 ダガンG3 |
第52話 | 11月25日 | 甲児ピンチ!さやかマジンガー出動! | 山浦弘靖 | 芹川有吾 | 若林哲弘 | 秦秀信 | 機械獣 バズソンM1 |
第53話 | 12月2日 | 二段変身 ! ! 目くらまし機械獣 | 藤川桂介 | 西沢信孝 | 中村一夫 | 機械獣 ダブルフェイザーV1[注釈 177] 機械獣 ダブルフェイザーV1スモール[382][注釈 178] | |
第54話 | 12月9日 | 炸裂 ! ! 強力ロケットパンチ ! ! | 白根徳重 | 森下圭介 | 勝又激 | 機械獣 ジェイサーJ1 | |
第55話 | 12月16日 | 富士山 大直滑降作戦 | 高久進 | 山田勝久 | 細谷秋夫 | 秦秀信 | 機械獣 ブローグンG3 |
第56話 | 12月23日 | 強奪された超合金Z! | 西沢信孝 | 森下圭介 | 機械獣 ユーバリンT9[注釈 179] 機械獣 サタングロースP10[注釈 180] | ||
第57話 | 12月30日 | Dr.ヘル 日本占領 ! ! | 藤川桂介 | 芹川有吾 | 若林哲弘 | 勝又激 | 機械獣 バルモスQ7 |
第58話 | 1974年 1月6日 | 前戦基地 地獄城 ! ! | 大谷恒清 | 中村一夫 | 秦秀信 | 機械獣 ジャイアンF3[注釈 181] 機械獣 タイターンG9 | |
第59話 | 1月13日 | 地獄城 悪魔の戦闘宣言 ! ! | しらとたけし | 森利夫 | 機械獣 タイターンG9 | ||
第60話 | 1月20日 | マジンガーZ 秘密兵器発射 ! ! | 佐々木皓一 | 細谷秋夫 | 下川忠海 | 機械獣 デスクロスV9 | |
第61話 | 1月27日 | 宿命のロボット ラインXの歌 | 高久進 | 西沢信孝 | 森下圭介 | 秦秀信 | 機械獣 リバーF9 ラインX1 |
第62話 | 2月3日 | 意外 ? ! ボスロボット空中飛行 | 山浦弘靖 | 芹川有吾 | 若林哲弘 | 山口俊和 | 機械獣 ナイターン03(ゼロスリー)[注釈 182] |
第63話 | 2月10日 | 爆弾を抱えた美少女 | 藤川桂介 | しらとたけし | 森利夫 | 秦秀信 | 機械獣 ファンガスB7[注釈 183] |
第64話 | 2月17日 | 女007対ブロッケン殺人鬼 | 高久進 | 山田勝久 | 木場田実 | 機械獣 デビルチーフA7 | |
第65話 | 2月24日 | 風が運んだ風船爆弾 ! ! | 藤川桂介 | 佐々木皓一 | 細谷秋夫 | 機械獣 マリオンP3 | |
第66話 | 3月3日 | 姿なき殺し屋 ジェノバM9 | 高久進 | 大谷恒清 | 森下圭介 | 下川忠海 | 機械獣 ジェノバM9 |
第67話 | 3月10日 | 泣くな甲児!十字架にかけた命 | 山浦弘靖 | 芹川有吾 | 若林哲弘 | 秦秀信 | 機械獣 モントスQ3 エスピオナージR1(エリカ) |
第68話 | 3月17日 | 地獄の用心棒 ゴーゴン大公 | 藤川桂介 | しらとたけし | 森利夫 | 機械獣 スケルトンO7(オーセブン) 妖機械獣 グシオスβIII(ベータースリー) | |
第69話 | 3月24日 | 空中溶解!ホバーパイルダー | 高久進 | 西沢信孝 | 奥山玲子 | 妖機械獣 グシオスβIII(ベータースリー) | |
第70話 | 3月31日 | 不死身の指揮官 兜甲児 ! ! | 藤川桂介 | 山田勝久 | 佐藤進 | 下川忠海 | 妖機械獣 ミノスΜ7(ミューセブン) |
第71話 | 4月7日 | 危機突破 ! ! 新パイルダーGO ! ! | 佐々木皓一 | 窪秀己 | 秦秀信 | 妖機械獣 ユニコーンΣ2(シグマツー) | |
第72話 | 4月14日 | 必殺 ! ! 大車輪ロケットパンチ | 大谷恒清 | 森下圭介 | 福本智雄 | 妖機械獣 アポロンΑ1(アルファワン) | |
第73話 | 4月21日 | 誘拐されたマジンガーZ | 高久進 | 山吉康夫 | 森利夫 | 秦秀信 | 妖機械獣 ケントールγ7(ガンマセブン) |
第74話 | 4月28日 | 壮烈 ! ! アフロダイAの最後 ! ! | 藤川桂介 | 明比正行 | 白土武 | 山崎誠 | 妖機械獣 ハルピアπ7[387][388][注釈 184] |
第75話 | 5月5日 | 決死の攻撃!ゴーゴン機械獣 | 笠井由勝 | 角田紘一 | 浦田又治 | 妖機械獣 サーペンターΙ6(イオタシックス) | |
第76話 | 5月12日 | 世紀の恋人 ダイアナンA! | 高久進 | 山田勝久 | 窪秀己 | 秦秀信 | 妖機械獣 ドラゴ℧1 (℧は「ガメオ[注釈 185]」と読む) |
第77話 | 5月19日 | 瀕死の参謀 ブロッケン伯爵 | 藤川桂介 | 西沢信孝 | 森下圭介 | 鶴岡孝夫 | 機械獣 ブラスターA7 |
第78話 | 5月26日 | あしゅら男爵 太平洋に散る ! ! | 佐々木皓一 | 佐藤進 | 浦田又治 | 妖機械獣 エレファンスγ3(ガンマスリー)[注釈 186] | |
第79話 | 6月2日 | マジンガー 爆発1秒前 ! ! | 山浦弘靖 | 白土武 | 山崎誠 | 機械獣 ジェットファイアーP1 妖機械獣 グリークスψII(プシーツー) | |
第80話 | 6月9日 | バードス島の罠にかゝれ ! ! | 藤川桂介 | 山吉康夫 | 窪秀己 | 鶴岡孝夫 | 機械獣 ブラッキーF2 |
第81話 | 6月16日 | 地獄で眠れ ! ! 兜甲児 ! ! | 明比正行 | 落合正宗 | 山崎誠 | 機械獣 トリプルL5[注釈 187] | |
第82話 | 6月23日 | 悪魔の手に渡ったマジンガーZ | 山田勝久 | 若林哲弘 | 秦秀信 | 妖機械獣 ボルクΥ2(イプシロンツー)[398][注釈 188] | |
第83話 | 6月30日 | 初見参 ! ! 妖怪参謀ピグマン子爵 ! ! | 大谷恒清 | 森下圭介 | 浦田又治 | 機械獣 キケロスN9 | |
第84話 | 7月7日 | 深海はマジンガーZの墓場だ ! ! | 佐々木皓一 | 窪秀己 | 秦秀信 | 妖機械獣 ポセスΟII(オミクロンツー) ロボット魚[注釈 189] | |
第85話 | 7月14日 | 怪奇 ! ! 黒い影の襲撃 ! ! | 山吉康夫 | 森利夫 | 浦田又治 | 機械獣 レイヤスD5 | |
第86話 | 7月21日 | 総攻撃!死のトリプル大作戦 | 山浦弘靖 | 田宮武 | 落合正宗 | 秦秀信 | 機械獣 ボーネストS9 妖機械獣 パーラスΔV(デルタファイブ) 巨大深海魚[注釈 190] |
第87話 | 7月28日 | 爆死 ! ! 恐怖のピグマン子爵 ! ! | 藤川桂介 | 山田勝久 | 窪秀己 | 鶴岡孝夫 | 機械獣 グローリーR2 |
第88話 | 8月4日 | 生か死か ? ! 地獄島必死の攻防戦 ! ! | 明比正行 | 森下圭介 | 山崎誠 | 機械獣 ハーケンシュミットX9 | |
第89話 | 8月11日 | 待ったなし ! ! 驚異の地底4,000M ! ! | 大谷恒清 | 窪秀己 | 浦田又治 | 妖機械獣 ギラニアβ5 | |
第90話 | 8月18日 | 怒れシロー ! ! 母の面影を撃て ! ! | 田宮武 | 落合正宗 | 秦秀信 | 機械獣 クラバスP9 | |
第91話 | 8月25日 | ラスト・チャンス ! ! Dr・ヘル死の決戦 ! ! | 笠井由勝 | 森利夫 | 鶴岡孝夫 | 機械獣 ハリビューンV6 機械獣 サイガO3(オースリー) | |
第92話 | 9月1日 | デスマッチ ! ! 甦れ我等のマジンガーZ ! ! | 明比正行 | 森下圭介 | 山崎誠 | 人間型戦闘獣 グラトニオス 魚類型戦闘獣 ビラニアス |
参照:『鉄の城 マジンガーZ解体新書』1998年2月7日、講談社、226頁。※印は同書に記載なし。
放送局 | 放送時間 | 備考 |
---|---|---|
フジテレビ | 日曜 19:00 - 19:30 | キー局 |
北海道文化放送 | ||
秋田テレビ | ||
山形テレビ | ||
仙台放送 | ||
長野放送 | ||
テレビ静岡 | ||
東海テレビ | ||
富山テレビ | ||
石川テレビ | ||
福井テレビ | ||
関西テレビ | ||
山陰中央テレビ | ||
愛媛放送 | ||
テレビ西日本 | ||
サガテレビ | ||
沖縄テレビ | ||
青森放送 | 土曜 17:55 - 18:25 [401] | ※ |
テレビ岩手 | 月曜 18:00 - 18:30 [402] | ※ |
福島テレビ | 日曜 18:30 - 19:00(1972年12月3日 - 1973年3月25日)→ 土曜 19:00 - 19:30(1973年4月7日から)[注釈 191] | |
新潟放送 | 水曜 18:00 - 18:30 → 木曜 17:30 - 18:00 [404] | ※ |
広島テレビ | 火曜 18:00 - 18:30 | |
西日本放送 | 火曜 19:00 - 19:30 | |
岡山放送 | ※ | |
山口放送 | 土曜18:00-18:30 | ※ |
鹿児島テレビ | 木曜 18:00 - 18:30[405] | |
ここではテレビアニメ本放送時にアニメ映画化、『東映まんがまつり』で上映した一連の映画作品について記載する。
この他にもシリーズ完結編として、上記の『ゴッドマジンガー』とは異なる『ゴッド・マジンガー』が企画されていたが、実現には至らなかった。
1986年頃に『大魔神我』というタイトルで、当時の若手・中堅アニメーターが中心となって本作をリメイクするOVA作品が企画されたことがある。この作品は同年夏の段階で脚本が決定稿まで完成していたが、その後に諸事情から制作中止となっており[414]、一部のアニメ雑誌などの新作情報の記事でイメージイラストなどごく断片的な情報が掲載されたのみに終わった[415]。ちなみに、これらのイラストに登場しているメカニックのデザインは、すべてダミーであったことが後年に明かされている[416]。
予定されていたメインスタッフは、監督に平野俊弘、メカニックデザインに大張正己、制作会社はAICというものであった[417]。
なお、『大魔神我』の企画頓挫にともない、その穴埋めとしてマジンガーシリーズとは無関係のロボットアニメが企画・制作され、『破邪大星ダンガイオー』『大魔獣激闘 鋼の鬼』として結実した2作品が、1987年に発売されている。両作には『大魔神我』でメインスタッフとして予定されていた面々が参加している。企画自体は全面的に作り直されてマジンガーシリーズとはまったく無関係の作品になったが、『大魔神我』で構想されていた主要モチーフは、派手で荒唐無稽なメカアクションなど1970年代のスーパーロボット作品へのオマージュ的要素が『ダンガイオー』に、志向していたハードで重厚なドラマが『鋼の鬼』にそれぞれ流用されている[418]。
『立て!マジンガーZ!!』のタイトルで、「劇団ヘロヘロQカムパニー」により上演。こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロにて、2022年11月25日から12月4日まで公演が行われた[422]。当初は2020年3月に公演予定であったが、新型コロナウイルス感染症の影響により、2022年に延期された[423]。
舞台オリジナルストーリーで、マジンガーZが製作される過程を描いている[423]。
兜甲児役は山本翔太が演じ、それに過去の『マジンガーZ』関連作品で演じてきたキャストが日替わりで声を当てている[424][425]。森久保祥太郎は11月25日と12月1日公演は声の出演のみ、12月4日は特別出演として、山本に変わり兜甲児役で出演する[425]。
劇場アニメ作品。日本より先行して2017年10月28日(現地時間)に「第12回ローマ国際映画祭」でワールドプレミア公開され[433]、イタリアでは10月31日、フランスでは11月22日に劇場公開された[434][435] 。日本では2018年1月13日[436] に劇場公開。
世界観はテレビシリーズを引き継いでおり、同シリーズ最終話から10年後の世界で再び人類の未来を託されたマジンガーZの激闘が描かれる[436]。なお、『グレートマジンガー』の後日談に相当する『UFOロボ グレンダイザー』については、作中で語られていないが世界観は繋がっており、無かった歴史にはなっていないという[注釈 195]。
マジンガーZや機械獣などのメカはすべて3DCGで描かれている。メカニックデザインの柳瀬敬之は当初、劇場の大画面を意識して描線の多いハイディテール版を描いてみたが後でアクションが多いことを知り、それに合わせてディテールを調整した版が本編では活躍する[438]。
『グレートマジンガー』からは剣鉄也が乗機のグレートマジンガーと共に登場するほか、炎ジュンも彼の子を宿した状態で登場する。また、キャストは一新されているが、テレビアニメ版で兜甲児を演じた石丸博也と、同じく弓さやかを演じた1人である松島みのり[439]、『マジンガーZ対暗黒大将軍』で鉄也を演じた田中亮一もゲスト出演している[440]。
プロデューサーの金丸裕によれば、企画は2008年から始まったという[441]。
2017年1月26日にプロジェクトの始動が[442]、同年3月26日にはAnimeJapan 2017でのステージイベントで世界先行公開決定、後述するスタッフや日本語版のキャストなどが[443]、同年8月19日には追加キャストが[444]、同年8月31日には正式タイトル『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』と水木一郎による新録オープニングテーマ入り予告編が[445]、同年9月14日にはポスタービジュアルが[446]、同年9月26日には物語の舞台である富士宮市とのコラボレーション決定が[447]、同年11月30日にはオープニングテーマ「マジンガーZ INFINITY ver.」のPVが[448]、それぞれ発表された。
2017年11月5日には西日本総合展示場新館にて「北九州ポップカルチャーフェスティバル2017」が開催され、山口勝平、伊藤美来、金丸が登壇したほか、水木が「マジンガーZ INFINITY ver.」を世界初披露した[441]。同年11月12日には中野セントラルパークにて「中野×杉並アニメフェス2017」が開催され、「スーパーロボットまんがまつり」に田名部生来、五十嵐浩司、勝田稔男、友永和秀、越智一裕、松島が登壇したほか、本作の予告が上映された[449]。同年11月16日には六本木ヒルズ内のYouTube Space Tokyoにて「YouTube Music Night with水木一郎 feat. 『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』」が開催され、水木、うみくん、有村昆が登壇した[450]。同年11月29日には東京都内にてアニマックスとキッズステーションによる本作の共同特番『これを観れば10倍楽しめるZ!』の収録が行なわれ、田名部、水木、関根勤が登壇した[451]。同年12月3日には新宿バルト9にてジャパンプレミアが開催され、主要声優陣やゲスト声優の宮迫博之(雨上がり決死隊)、ゆいP、オカリナ(共におかずクラブ)が登壇した[452]。
2018年4月24日には、当時劇場公開中の映画『パシフィック・リム: アップライジング』とのコラボアートが公開された。映画を通して世界中の人に夢とロマンを届けたいという同作品の制作チームに対し、同作品の成功を祈願するダイナミック企画の永井一巨が描き下ろしたこのコラボアートには、同作品に登場する主役ロボットのジプシー・アベンジャーと並び立つマジンガーZのほか、ダイナミック企画側の「助っ人」としてグレンダイザーやゲッターロボなども背景に登場している[453]。
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