NHK福岡放送局
福岡県福岡市のNHK拠点放送局 ウィキペディアから
福岡県福岡市のNHK拠点放送局 ウィキペディアから
NHK福岡放送局(エヌエイチケイふくおかほうそうきょく)は、福岡県の西部(福岡地方・筑後地方)[注釈 1]を放送対象地域とする日本放送協会(NHK)の地域放送局である。
NHK福岡放送局 | |
放送対象地域 |
福岡県 福岡地方・筑後地方 |
---|---|
所在地 | 〒810-8577 |
総合テレビ | |
開局日 | 1956年3月21日 |
コールサイン | JOLK-DTV |
親局 | 福岡 28ch (キーID 3) |
Eテレ | |
コールサイン | JOLB-DTV |
親局 | 福岡 22ch (キーID 2) |
ラジオ第1 | |
開局日 | 1930年12月6日 |
コールサイン | JOLK |
親局 | 福岡 612kHz |
ラジオ第2 | |
コールサイン | JOLB |
親局 | 福岡 1017kHz |
FM | |
コールサイン | JOLK-FM |
親局 | 84.8MHz |
特記事項: 管轄区域の詳細 福岡市、糸島市、宗像市、福津市、古賀市、糟屋郡、 春日市、大野城市、筑紫野市、太宰府市、那珂川市、 朝倉市、朝倉郡、小郡市、三井郡、うきは市、 久留米市、大川市、三潴郡、八女市、筑後市、八女郡、 柳川市、みやま市、大牟田市 |
1930年12月、九州地方で2番目に開局した。熊本局の支局的な存在としての発足ではあったが、第二次世界大戦後、福岡の大都市化に連れてその役割が徐々に移り、現在では九州・沖縄8県を統括する拠点局で、ローカル番組(内部で『県単』と呼ばれる県域放送より狭い地域放送を基本とする。理由は後述)のほか、全国放送番組、九州・沖縄向けの管内ネットワーク番組も制作している。本部(東京)・大阪・名古屋に次いで規模の大きな拠点放送局として機能している。
ラジオ第1放送(JOLK、612kHz)は送信出力が100kWで、福岡県をはじめ佐賀県及び長崎県の壱岐市・対馬市や大分県西部の山間部などの難聴取地域でも受信されている。
マスコットキャラクターは「ふっく」。六本松に移転して20年になったのを機に局として初めて制定した。
現在、情報カメラを福岡タワー送信所や九州自動車道の鳥栖ジャンクション(佐賀県鳥栖市)付近やNHK福岡放送局屋上、天神の那の津通り、博多駅付近などに設置。特に、福岡タワーや放送局屋上や天神の情報カメラが稼働率が高い。
福岡県は全国的にも珍しい「県内NHK2放送局体制」(他では北海道が7放送局体制)で、福岡局のほかに北九州・遠賀・京築・筑豊をエリアとする[注釈 2]NHK北九州放送局(以下、「北九州局」)があり、平日18時台・20時台のローカルニュース枠では一部、それぞれ独自の番組を放送している。
自主制作番組に力を入れており、代表的なものとして『福岡発地域ドラマ』(年間1本、2007年度は休止)がある。これは、東名阪3局以外の地方局で唯一定期的に作られているテレビドラマである。この他、『熱血!オヤジバトル』『トンコツTV』などの音楽番組も制作している。
2023年(令和5年)4月1日より、拠点局・地方局関係なく、部制度からセンター制(一時的に採用実績有)に見直され、旧放送部などの部門については各センターの下に置かれた。しかし、会館ビルは引続き「福岡放送センタービル」名義となっている。
このほか、NHK関連団体も独自に福岡にブロック拠点を設けており、これらとも連携して業務にあたっている。
なお、直下型地震による被災や放送設備のトラブルなど、何らかの事情で東京のNHK放送センターが機能不全に陥った場合にはNHK大阪放送局から衛星放送(BS)を介して全国に向けて放送を代替送出できるようになっているが、大阪放送局も機能不全に陥った場合に備え、福岡放送局にも衛星放送を介して(大阪放送局のバックアップとして)全国放送を行える設備が整備されている[1]。
局名 | 種別 | チャンネル | 空中線電力 | 送信所 |
---|---|---|---|---|
福岡 | アナログ | 6 | 映像10kW/音声2.5kW | 福岡タワー |
デジタル | 22 | 3kW | ||
宗像 | アナログ | 55 | 映像30W/音声7.5W | 許斐山 |
デジタル | 22 | 21W | ||
糸島 | アナログ | 55 | 映像30W/音声7.5W | 可也山 |
デジタル | 22 | 30W | ||
太宰府 | アナログ | 40 | 映像10W/音声2.5W | 高雄山 |
デジタル | 49 | 10W | ||
久留米 | アナログ | 54 | 映像300W/音声75W | 九千部山 |
デジタル | 13 | 30W | ||
大牟田 | アナログ | 50 | 映像100W/音声25W | 甘木山 |
デジタル | 13 | 10W |
報道室・通信部は組織体制を見直し、県内2局が一体となって運用するシステムとなった。その際県内の通信部は廃止され、福岡局管内には以下の2つの報道室が置かれていた。2015年度の職制改正で「支局」となっている。
2024年4月1日以降[15]。現在の番組の詳細は、公式サイトの番組情報一覧を参照。
太字はNHKプラスの「ご当地プラス」において見逃し配信を実施している番組。
平日朝
平日午前
平日夕方
その他
太字はNHKプラスの「ご当地プラス」において見逃し配信を実施している番組。
福岡局では、2006年8月に福岡市で発生した飲酒運転の車による3幼児死亡の交通事故を契機とし、『追放!飲酒運転』キャンペーンを展開している。ブロック内各局の夕方ニュースにおいてほぼ毎月各局取材の関連のリポートを放送しており、飲酒運転の撲滅を目指し、常に注意喚起を行っている。また、ラジオ第1では随時、アナウンサーのナレーションによるキャンペーンスポットを放送している。
2008年度から、自らも交通事故で娘を亡くしたタレント・風見しんごを起用した1分間のキャンペーンCMを、まず福岡県内で放送し、現在は九州管内に拡大。2013年の時点では通常のニュースにおいて随時リポート企画を行っている。
氏名 | 前任地 | 主な担当番組 | 備考 |
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西東大* | 北九州 | アナウンスグループ統括 (部長級・専任) | 管理業務主体 前北九州局長 |
廣瀬雄大 | The Life (キャスター) 福岡県・九州沖縄のニュース | ||
一橋忠之 | 東京アナウンス室 | ロクいち!福岡 (キャスター) 福岡県・九州沖縄のニュース (主に平日15時台[注釈 32]) | チーフアナウンサー |
新井秀和* | おはよう九州沖縄 (キャスター) 福岡県・九州沖縄のニュース (主に平日12時台) | ||
姫野美南 | 岡山 | ロクいち!福岡 (キャスター・隔週) 福岡県・九州沖縄のニュース ニュース845福岡 (隔週) | |
宮崎 | |||
藤澤義貴 | 和歌山 | 福岡県・九州沖縄のニュース はっけんラジオ | 太宰府市出身 |
田中秀樹 | G-Media出向 | 各種スポーツ中継 福岡県・九州沖縄のニュース | |
酒井良彦 | 京都 | 大相撲担当(九州場所統括) | |
見浪哲史 | 奈良 | ||
塚本貴之 | 東京アナウンス室 | ||
小林将純 | 佐賀 | あさイチ (本部制作・九州沖縄地域中継リポーター) 福岡県・九州沖縄のニュース | |
井原陽介* | 福岡県・九州沖縄のニュース | チーフアナウンサー | |
柴崎行雄* | 高松 | ||
岩元良介* | 鹿児島 | ||
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