トップQs
タイムライン
チャット
視点
みやま市
福岡県の市 ウィキペディアから
Remove ads
みやま市(みやまし)は、福岡県南部にある市。山門郡瀬高町・山川町と三池郡高田町の3町が合併し、2007年1月に発足した。なお、同時に山門郡及び三池郡は消滅した。
![]() |
Remove ads
地理

2008年5月3日撮影の3枚を合成作成。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。
福岡県の南部に位置し、北九州市の南約100km、福岡市の南約50km、久留米市の南約20kmに位置する。一級河川矢部川を挟んで柳川市、筑後市と、矢部川の一部と市東部の山間部で八女市と、隈川や市南東の山間部で大牟田市と、また市南東部では熊本県玉名郡南関町および和水町とも隣接する。市域の多くは筑紫平野(筑後平野)に含まれる平地となっており、市の南西部は有明海に面する。
基幹産業は農業である。瀬高町東部および南部から高田町にかけては主に米作、瀬高町北部ではハウス農業でなすやセロリの栽培が盛んに行われている。市の東部を南北に貫く九州自動車道の東側および旧山川町域の大部分は山地となっており、この地域ではみかんを中心とした柑橘類の生産が盛んである。南部の有明海に面する地域では海苔養殖を含めた漁業も行われている。
また、古くは矢部川を水上交通路として利用したり、街道が通るなど陸上交通の要衝であったために、瀬高町上庄下庄の両地区は古くより市街化し宿場町として栄え、現在も酒造が盛んである。
市内において瀬高町の下庄上庄の両地区に市街地が形成されている。全体的に旧山門郡内での交流が盛んであるが、市最北部(瀬高町長田など)は隣接する筑後市と、高田町南部は大牟田市との結びつきが強い。
隣接する自治体
福岡県
地名
従来の大字の前に合併前の旧町名を冠している。
- 瀬高町
- 文広
- 太神
- 大広園
- 小川
- 上庄
- 河内
- 下庄
- 泰仙寺
- 高柳
- 濱田
- 東津留
- 本郷
- 松田
- 大江
- 大草(旧東山村)
- 小田(旧東山村)
- 坂田(旧東山村)
- 長田(旧東山村)
- 広瀬(旧東山村)
- 本吉(旧東山村)
- 山門(旧東山村)
- 山川町
- 尾野
- 河原内
- 北関
- 甲田
- 重冨
- 清水
- 立山
- 原町
- 真弓
- 高田町
Remove ads
近現代沿革
要約
視点
旧山門郡瀬高町
旧山門郡山川町
旧三池郡高田町
合併協議の経過
当初は2005年3月22日の発足を目指し、2004年6月27日に合併協定書に調印したが、高田町議会が合併関連議案を2度にわたって否決し、合併協議会は解散に追い込まれた。しかしその後、2005年6月5日に住民のリコールを受けて行われた高田町議会議員選挙で合併推進派が反対派を上回ったことから、同年10月1日に再び合併協議会が設置された。そして2006年3月11日に合併協定書に調印し、各町議会と福岡県議会の議決を経て、同年7月13日に総務大臣が官報に告示、2007年1月29日の新市発足が決まった。
市名の「みやま」とは、三池郡の「三」と山門郡の「山」を取った合成地名で、消防署の名称などとして親しまれてきた。 漢字でなく平仮名とした理由は、合併協議会の説明によると「平仮名の方が親しみやすい」、「『三山市』の『三』と『山』をひっくり返し、『三』を横にして『川』にすると、『山川市』になる」などがあるという。名称募集の集計結果や合併協議会の協議過程では漢字名支持が多数を占めたが、合併協議会において各町の主張する名称がそれぞれ異なり議論が平行線となったために、協議会会長であった鬼丸岳城瀬高町長の音頭によって平仮名名称での妥協に至ったとされる。
歴代市長
Remove ads
行政
環境施策
先進的な環境施策に取り組んでいる自治体であり、2015年には、自治体による家庭等の低圧電力売買を主な目的とした日本初の地域エネルギー会社「みやまスマートエネルギー株式会社」を設立した。また、2018年には生ごみ、し尿・浄化槽汚泥のメタン発酵発電施設が竣工し、市内全域で家庭用生ごみを分別収集し、資源化している。2021年には九州発となる自動運転サービスによるコミュニティバスの運行を山間部地域で開始した。
2015年「グッドデザイン賞」金賞(経済産業大臣賞)受賞 - エネルギー地産地消の取組について
2019年「第7回グッドライフアワード」環境大臣賞 優秀賞 - 資源循環のまちづくりの取組について
2020年「第8回プラチナネットワーク構想 プラチナ大賞」奨励賞 - 資源循環のまちづくりの取組について
2020年「ゼロウエイスト宣言」表明(全国5番目)
2021年 自動運転サービス「オレンジスター号」運行開始
2021年「ゼロカーボンシティ」表明(全国440自治体目)
2021年「ディスカバー農村漁村(むら)の宝第8回選定」選定 - 循環型社会を体現する廃校利活用施設について
市長
- 松嶋盛人(2期目)
- 任期:2026年10月27日
市議会
- 定数:16人[3]
- 任期:2023年7月31日
消防署
- みやま市消防本部
- みやま市消防署
- みやま市消防署南部出張所
警察
公共施設
- 国と県の機関
- 国土交通省九州地方整備局福岡国道事務所瀬高維持出張所
- 国土交通省九州地方整備局筑後川河川事務所矢部川出張所
- 農林水産省九州農政局福岡農政事務所瀬高統計・情報センター(NTT瀬高ビル内)
- 福岡県南筑後地域農業改良普及センター
- 県営筑後広域公園
- 市の公共施設
- 市役所本庁舎(旧瀬高町役場)
- 山川支所(教育委員会、水道課)
- 高田支所(農業委員会)
- 市立図書館
- 市立歴史資料館
- 市役所別館(旧山門三池郡自治会館)
- MIYAMAX (みやま市総合市民センター)
*このほか、旧瀬高町内では各小学校校区毎に「校区公民館」に相当する施設が設置されている。
公営企業
- 上水道
一部事業組合
- 有明広域葬斎施設組合
- 有峰苑
その他公共施設
産業
主な農産品

工芸品
農協
- 南筑後農業協同組合(JAみなみ筑後)
- 本店・瀬高支店(市役所本庁舎隣)
- 南瀬高支店
- 東山支店
- 山川支店
- 二川支店
- 高田東部支店
みやま市に本社を置く主な企業
みやま市に工場を置く企業
- ニコニコのり九州工場
金融機関
郵便局
Remove ads
地域
人口
![]() | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
みやま市と全国の年齢別人口分布(2005年) | みやま市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― みやま市
■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
みやま市(に相当する地域)の人口の推移
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||
総務省統計局 国勢調査より |
公教育
小学校
- 市立
計7校
中学校
- 市立
計4校
高等学校
- 県立
計1校
Remove ads
交通
要約
視点
空港
市内には存在せず以下の2空港が当市に近い。
鉄道
- 九州旅客鉄道(JR九州)
市の代表駅の瀬高駅で、快速を含めてすべての列車が停車する。その他、九州新幹線が筑後船小屋駅 - 新大牟田駅間で当市を通過している。
- 西日本鉄道(西鉄)
両駅とも普通列車のみの停車で、特急や急行はすべて通過する。旧瀬高町域へは市外の西鉄柳川駅から路線バスを利用する形となる。
かつては現市域内に以下の鉄道路線が通っていた。
バス
- 堀川バス - 柳川市とみやま市旧瀬高町域を結ぶ瀬高柳川線(瀬高駅前 - 三橋 - 西鉄柳川駅 - 亀の井ホテル柳川)の1路線のみ運行。現在、みやま市で市外に通じる市内一般路線バスはこの1路線のみである。30-60分間隔で運行する。かつては清水地区などにも路線があった。
- 高速バス - 九州自動車道瀬高バスストップと山川バスストップに福岡空港 - 熊本間高速バス「ひのくに号」(福岡空港 - 瀬高 - 山川 - 熊本市)が停車する。
- みやま市コミュニティバス「くすっぴー号」 - 2018年3月1日より福祉バスを転換して運行開始。市内各地に全部で9路線がある。道路運送法第78・79条に基づく自家用自動車の有償輸送で100円均一(高齢者・障がい者・小学生50円)。日祝日運休。
主な廃止バス路線
道路
高速道路
一般国道
主要地方道
港湾
- 江浦漁港
Remove ads
名所・旧跡・観光スポット・行事


観光
文化財
- 重要無形民俗文化財(国指定)
- 天然記念物(国指定)
- カササギ生息地(旧瀬高町域および旧山川町域)
- 新船小屋のクスノキ林(中の島公園)
- 船小屋のゲンジボタル発生地
- 史跡(国指定)
- 女山(ぞやま)神籠石
- 石神山古墳
- 名勝(国指定)
- 清水寺本坊庭園
- 参考:瀬高町(みやま市)立図書館・歴史資料館内(市内の国県町各指定文化財一覧)
主な行事
- 大提灯
- 卑弥呼祭り
- 産業・文化・福祉フェスタ
- 鯉・恋・来
- やまかわ平家まつり
Remove ads
みやま市出身の有名人
電話
市外局番:
- 0944(瀬高MA)
- 0942(久留米MA・瀬高町長田のみ)
脚注
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads