Loading AI tools
日本のバラエティ番組 ウィキペディアから
『笑いの金メダル』(わらいのきんメダル)は、朝日放送(ABC)とテレビ制作会社である株式会社社員の共同制作により、2004年4月16日から2007年6月24日まで、テレビ朝日系列で放送されていたお笑い演芸バラエティ番組。2000年代中盤に発生したお笑いブームの中で誕生したネタ見せ番組の1つだった。略称:笑金(わらきん、WARAKING)。
笑いの金メダル ・ 爆笑統一王座決定戦 ↓ 笑いの金メダル ↓ 笑いの金メダル - THE BATTLE - | |
---|---|
ジャンル | 演芸番組 / バラエティ番組 / お笑い番組 |
演出 |
辻史彦、伊藤拓哉 ほか |
出演者 |
三宅裕司 くりぃむしちゅー (上田晋也・有田哲平) 田丸麻紀 Mie ほか |
エンディング | 下記参照 |
製作 | |
プロデューサー | 吉川知仁(CP) |
制作 |
朝日放送 社員 |
放送 | |
音声形式 | モノステレオ放送[注 1] |
放送国・地域 | 日本 |
開始から2006年3月まで | |
放送期間 | 2004年4月16日 - 2006年3月 |
放送時間 | 金曜日 21:00 - 21:54 |
放送分 | 54分 |
2006年4月から終了まで | |
放送期間 | 2006年4月 - 2007年6月24日 |
放送時間 | 日曜日 19:58 - 20:54 |
放送分 | 56分 |
2003年11月に『世界プチくら!』が終了、翌週の12月5日に『お笑いPRIDE!頂上決戦スペシャル』(金曜21:00 - 21:54。この時の司会はさまぁ〜ずと石川亜沙美)が(ルールはほぼ「笑いの金メダル」の初期ルールに近い形で)放送され、ドランクドラゴンがインパルス(レギュラー化してからは、出演していない)と争って優勝し、賞金100万円を獲得した。スタッフや制作会社も『笑いの金メダル』と同じであった。
2004年4月16日に『笑いの金メダル・爆笑統一王座決定戦』として放送開始(初回は2時間スペシャル)。司会の三宅裕司は『運命のダダダダーン!』以来、同枠に1年ぶりに復帰。番組開始当初は、毎回6組のお笑い芸人がネタを披露し、優勝者を決するという番組であった(詳細は後述)。コーナーコールは格闘家のボブ・サップが務めた。当初は6組のお笑い芸人が3組ずつに分かれるトーナメント戦だったが、2004年7月以降は5組のお笑い芸人によるネタ勝負に変更されるといったテコ入れが施された。
2004年6月、深夜枠で『笑いの金メダルjr. くりぃむ杯』が放送された。計30組の若手芸人が「ギャル」「おっさん」「外国人」各10名ずつがそれぞれ審査する3つのブロックに分けられ、ゴールデン枠の出場を掛け争った。最終決戦にはヤングキャベツ・東京ダイナマイト・キングオブコメディ・アンガールズ(敗者復活枠)の4組が勝ち残り、東京ダイナマイトが優勝した。
2004年10月22日放送分からオープニング映像とセットがリニューアルし、ボブ・サップが降板。タイトルも『笑いの金メダル』変更となった。金メダル争奪戦は廃止され、「笑いのテーマパーク」というコンセプトのもと、セットがリニューアルしネタ以外のコーナーや芸人がゲームに挑む企画などが大幅に増え、ほぼネタのみで構成される『エンタの神様』との差別化が図られた。
2005年2月11日の2時間特番『大告白スペシャル』は、NHK『紅白歌合戦』(再放送)の視聴率14.8%を0.8%上回る15.6%の視聴率をマークした(週刊新潮2月24日号より)。当初は『ミュージックステーション800回記念スペシャル』(テレビ朝日制作)の予定で、本番組は翌週の予定だったが(月刊テレビ雑誌各誌による)紅白の再放送を受け放送日を入れ替えたことが功を奏した。
2005年6月3日、この日はテレビ朝日系列で深夜に「2006 FIFAワールドカップドイツ大会・アジア地区最終予選 バーレーンvs日本戦」を放送するのを受け、笑金メンバーと仮想バーレーン代表によるミニサッカー大会を実施。また、スタジオでは笑金メンバーも日本代表のユニフォームを着たり、当日の読売新聞・朝刊のテレビ欄の広告に「2006・FIFAワールドカップドイツ大会・アジア地区最終予選 バーレーンvs日本戦」と合同広告をした。
2005年8月24日にトータス松本プロデュースで笑金オールスターズ名義で笑金メンバーが歌う「ココロ花」を発売した。笑金オールスターズについては後述。
2006年4月の改編で金曜9時枠に朝日放送・テレビ朝日の共同制作のドラマ枠(通称:金9、第1シリーズは『富豪刑事デラックス』)が再開されることになったため、アスベスト問題などで週一放送が困難になった『大改造!!劇的ビフォーアフター』の後番組として日曜日20時台 (19:58-20:54) に変更される。これに伴い『ターニングポイント』以来6年半続いていた金曜日21時台の朝日放送制作のバラエティ番組枠は一旦終了した。しかし、金9ドラマ枠は平均視聴率が一桁を記録する作品が大半を占めており、日曜に移った笑金も低迷した。2011年4月から浜田雅功司会のバラエティ番組『Oh!どや顔サミット』が始まることに際し5年ぶりにバラエティ枠に衣替えとなった。
日曜20時台に移動した当時、平均視聴率は7 - 8%前後と金曜時代よりも苦戦していた。
2006年10月22日の放送より、セットの再リニューアルが行われ、再びオープニングからゲストが出演するようになった。しかし放送当日、番組のAD2人(制作会社より派遣)が大麻取締法違反容疑で現行犯逮捕された。
2006年10月29日 - 11月26日の間、スポーツ中継等のため5週にわたり番組が休止された。12月3日・10日は通常放送されたものの、翌17日からは「M-1グランプリ」等、年末年始特番のため再び5週間休止となった。
2007年に入っても2月18日に2時間スペシャル (18:56 - 20:54) が放送されるのみで、「2007年世界水泳選手権」等のため4月29日のスペシャルまで実に6週間も休止した。 なお2006年10月1日放送分より編成上の都合で「旅の香り」と交互に隔週の2時間スペシャル放送となっていた(スポーツ中継等による休止があまりに多かったため形骸化していたが)。 休止された間に放送されたスポーツ中継も平均視聴率7%と、日によっては笑金よりも低迷した。
長らく三宅裕司とくりぃむしちゅーが司会進行を務めていたが、2007年3月11日の放送をもって三宅支配人が「ロサンゼルスへの転勤」との名目で降板となった。
2007年4月29日より視聴率回復のため再度リニューアルが行われ、お笑い芸人が体を張る企画によるチームバトル形式の内容となる。これにより番組タイトルも『笑いの金メダル - THE BATTLE -』に変更と同時にタイトルロゴとセットもリニューアルされたが、初回は視聴率5.7%(関東地区調べ)に留まった。その後も視聴率は一桁台を続け、2007年5月20日及び翌週の5月27日の放送では、番組史上最低の5.6%という視聴率を記録するなど、人気低迷が顕著となり、2007年6月24日の放送をもって打ち切りとなった。
最終回ではこれまでは触れられなかったネタバトル時やバラエティ企画だった頃の映像や詳細を振り返りながら芸人がネタを披露し、最後にくりぃむしちゅーが最後の言葉を述べた後、これまでの出演芸人一同と出演者全員による記念写真で終了した。
放送対象地域 | 放送局 | 系列 | ネット形態 |
---|---|---|---|
近畿広域圏 | 朝日放送 | テレビ朝日系列 | 制作局 |
関東広域圏 | テレビ朝日 | 同時ネット | |
北海道 | 北海道テレビ | ||
青森県 | 青森朝日放送 | ||
岩手県 | 岩手朝日テレビ | ||
宮城県 | 東日本放送 | ||
秋田県 | 秋田朝日放送 | ||
山形県 | 山形テレビ | ||
福島県 | 福島放送 | ||
新潟県 | 新潟テレビ21 | ||
長野県 | 長野朝日放送 | ||
静岡県 | 静岡朝日テレビ | ||
富山県 | チューリップテレビ | TBS系列 | 遅れネット[注 2] |
石川県 | 北陸朝日放送 | テレビ朝日系列 | 同時ネット |
中京広域圏 | メ〜テレ | ||
島根県 鳥取県 |
日本海テレビ | 日本テレビ系列 | 遅れネット[注 3] |
広島県 | 広島ホームテレビ | テレビ朝日系列 | 同時ネット |
山口県 | 山口朝日放送 | ||
香川県 岡山県 |
瀬戸内海放送 | ||
愛媛県 | 愛媛朝日テレビ | ||
高知県 | 高知放送 | 日本テレビ系列 | 遅れネット[注 4] |
福岡県 | 九州朝日放送 | テレビ朝日系列 | 同時ネット |
長崎県 | 長崎文化放送 | ||
熊本県 | 熊本朝日放送 | ||
大分県 | 大分朝日放送 | ||
宮崎県 | 宮崎放送 | TBS系列 | 遅れネット[注 5] |
鹿児島県 | 鹿児島放送 | テレビ朝日系列 | 同時ネット |
沖縄県 | 琉球朝日放送 |
※最終回で名前が出た芸人、解散、引退、改名した芸人も含む。
投稿あなたもヒロシの拡大版。ヒロシ自身が海外へ出かけ自虐的なものを紹介する。主にスペシャル版で放送され,これまでに11回放送された。
タカアンドトシが視聴者から送られた、偶然携帯電話で撮影された奇跡的な画像を紹介する。ゲストと芸人の撮った写メも紹介され、コーナーの最後にゲストが大賞に選んだ画像の投稿者には特製金メダル型携帯電話が送られる。
「ポケットモンスター」(ポケモン)のパロディー。お笑い芸人をモンスターに見立てたカードを操り、一回戦毎に別々に20人の審査員を一分間に何人笑わせられるかを有田とゲストチームが競う。対戦ごとに審査員のメンバーも異なり、ワラキンボールの上限はなく落としたボールの多かったチームの勝ちとなる。勝ち負けによる商品・罰ゲームや勝利条件などは回によって異なる。
また、第1回はネタ前の前フリが卵が割れて中からモンスターのイラストが表示されるだけであったが、第2回からは元ネタである「ポケモン」に登場するモンスターボールに似せたカプセルからモンスターを描いたカードが表示されるようになっており、第5回からはネタ中に落ちたボールの数が画面下部に表示されるようになった(ボールが15個前後になるか残り時間10秒前後で消える)。ちなみに、芸人の待機場所やカードの下にQRコードがあるが実際に使用できるかは不明。
一時期はネタを放送するために、このコーナーを毎回放送していた。
2006年10月22日より開始したコーナー。毎週数組の芸人がネタを披露し、会場の観客の得票で70点以上記録した芸人は全て勝ち抜きとなり、5週連続で勝ち抜くと賞金50万円が贈呈される。但し、2006年12月10日は放送されておらず、2007年に入ってからは隔週ペースとなっていた。
清水省吾が西(南)は沖縄、東(北)は北海道まで発掘してきた1分だからこそ面白い芸人がネタを披露するコーナー。清水省吾降板後も継続される。
2006年3月17日に放送された。小学校高学年レベルの国語・算数・理科・社会の100点満点のテストである。
この企画は2004年12月17日のクリスマスSPのトークから始まった。テツandトモなどの芸人がCDデビューする中、自分たちもデビューしてみたいという話が持ち上がった。そして、2005年4月22日オンエアで、くりぃむしちゅーがウルフルズのトータス松本に曲提供を依頼し、そのメインボーカルを決めるべく『ハモリの金メダル』を数回行い、7月1日オンエアの夏祭りSPでペナルティがメインボーカルに決定した。
そして遂に8月24日にトータス松本作曲・本間昭光プロデュースで『ココロ花』が発売し、8月26日放送の「MUSIC STATION」に笑金オールスターズ名義で生出演した。その直後の笑いの金メダルは生放送となった。
トータスからの提案で、初登場でなくてもいいのでオリコンランキングで10位以内に入らなければ笑金メンバー全員パンチパーマにすることも決定した。9月5日付のウィークリーチャートで初登場24位となり、その後上昇する機運が見られなかったため、10月28日放送で司会の三宅・くりぃむしちゅーの上田・有田も含めて全員パンチパーマになる結果となった。ちなみにレイザーラモンHGは帽子をかぶっていたため不明、長州小力はバッハ似だった(女性レギュラーの田丸麻紀、放送ではVTR出演のみのヒロシ、髪型の都合によるレギュラー松本、安田大サーカスHIRO・クロちゃん、イシバシハザマ石橋、タカアンドトシ トシ、及び当日出演していない女芸人の南海キャンディーズのしずちゃんこと山崎、森三中の黒沢かずこ・村上知子・大島美幸を除く)。
オリコンデイリーチャート最高11位。ちなみにこのCDは朝日放送から発売されたためオリコンではインディーズ扱いとなり、同日付のインディーズチャートでは1位だった。
また、2007年5月13日放送の「ドミノ倒し対決」(前述)ではTEAM笑金が鉄筋をドミノで鳴らしこの曲のサビの部分を披露した(この時、実況の梶原しげるはこの曲を「封印された過去」と紹介した(目標であったオリコン10位以内を達成できなかったためだと思われる))。しかし、それ以降も最終回までエンディングではこの曲が使われていた。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.