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山口県のテレビ朝日系列局 ウィキペディアから
山口朝日放送株式会社(やまぐちあさひほうそう、Yamaguchi Asahi Broadcasting Co., Ltd.)は、山口県を放送対象地域としたテレビジョン放送事業を行っている、特定地上基幹放送事業者である。略称はyab。ANN系列。
山口朝日放送 本社(2007年3月) | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
本社所在地 |
日本 〒753-8570 山口県山口市中央3-5-25 |
設立 | 1992年11月20日 |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 2250001000609 |
事業内容 | 放送法によるテレビジョン放送 |
代表者 | 代表取締役社長 天野尚彦 |
資本金 | 30億円 |
売上高 |
37億2959万8000円 (2023年3月期)[1][2] |
営業利益 |
1億5423万8000円 (2023年3月期)[1][2] |
経常利益 |
1億9024万2000円 (2023年3月期)[1][2] |
純利益 |
1億800万円 (2024年3月期)[3] |
総資産 |
72億6,200万円 (2024年3月期)[3] |
従業員数 | 79人 |
主要株主 |
テレビ朝日ホールディングス(19.83%) 朝日新聞社(19.17%) トクヤマ(11.24%) |
外部リンク | https://www.yab.co.jp/ |
特記事項:出典なき記述は公式サイトの会社概要[4]から |
1993年(平成5年)10月1日[4]、山口放送・テレビ山口に次ぐ山口県第3波の民間放送局として開局した。山口県の民間放送局では最もキー局の関与が強く、テレビ朝日と朝日新聞社の両者で39%(議決権ベース)の株式を保有する[5]。その他、地元資本の大株主としては大手化学品メーカーのトクヤマ (11.24%)[5]など。また、読売新聞大阪本社や地方紙・山口新聞と水産業界紙・みなと新聞を発行するみなと山口合同新聞社も出資している(下記参照)。
中国地方で唯一のテレビ平成新局である。
地理的要因もあってANNの中四国ブロックネット番組と九州・山口ブロックネット番組の両方に参画している。
中四国のANNブロックネットでは、年1回放送の中四国4局共同制作番組で持ち回りで制作幹事局を務めることがある他[注 1]、ニュース番組の企画コーナー『ぐるりん瀬戸内』→『瀬戸内リレー』→『瀬戸内グルメ天国』→『ググッと。瀬戸内』[注 2]にも参加している。過去には中国電力提供のミニ番組『自然賛歌』が広島ホームテレビ・瀬戸内海放送・山陰放送(TBS系列)とともに放送されていた(愛媛朝日テレビは電力会社が四国電力のエリアに該当するため放送されなかった)。
九州・山口のANNブロックネット番組は開局当初から『情報回遊TV うるとらマンボウ』『るり色の砂時計』『ドォーモ』をネットしており、その後『るり色の砂時計』は番組終了、『ドォーモ』は途中ネット打ち切りになるものの、『うるとらマンボウ』の後番組である『アサデス。九州・山口』→『アサデス。7』は同時ネットを継続しているほか、『前川清の笑顔まんてんタビ好キ』(沖縄県の琉球朝日放送でも同時ネット)[注 3]や福岡ソフトバンクホークス戦も土日や祝日に限りネットしている[注 4]。一方で、山口県内と関わりのないスポンサー(九州電力など)や地理的に九州地方ではない事情で九州5局(九州朝日放送・長崎文化放送・熊本朝日放送・大分朝日放送・鹿児島放送)を対象としたブロックネット番組や過去に九州5局・沖縄県(琉球朝日放送)で放送されていた『スーパーJチャンネル九州・沖縄』などの報道番組は放送されていない。
歴代の社長は基本的にテレビ朝日出身者となっている。例えば2011年(平成23年)から2017年(平成29年)まで社長に就任していた渡辺興二郎[6]は元テレビ朝日報道記者で、俳優・石田純一の従兄にあたる。現在の社長はBS朝日執行役員営業局長から長野朝日放送に転じていた天野尚彦[7]。
山口県を放送対象地域としているが、取材対象地域は島根県益田市、鹿足郡(ただし、支社・支局は設置されていない)[注 5]も含まれる。
山口県には フジテレビ系列局、テレビ東京系列局は所在しないが、本局ではフジテレビ系列局制作の番組は、『水10』、関西テレビ放送制作の『罠の戦争』(草彅剛主演)『千原ジュニアの座王』が放送されていた程度である。テレビ東京系列局の番組は2024年(令和6年)現在、山口県内の民放テレビ局の中では山口放送に次いで多く放送している。
視聴率は、2024年度上半期個人全体視聴率の全日(6:00 - 24:00)、世帯視聴率の全日、プライム(19:00 - 23:00)で開局以来初の首位を獲得した[8]。
主な受賞歴に『回天 二つの心』で2019年日本民間放送連盟賞番組部門テレビ教養番組優秀賞を受賞した。同局で同賞を受賞したのは初めてだった[9]。同時に同賞のテレビグランプリ候補作品にも選ばれた[10]。また、『国近さんの日記 ひきこもり40年、それから・・・』が2024年日本民間放送連盟賞テレビ教養番組優秀賞を『公共キャンペーンスポット/yab SDGsキャンペーン「むかしばなしから学ぶSDGs」(60秒)』で同賞CM部門テレビCM優秀賞を受賞した。CM部門での受賞は初めてだった[11]。
yab公式サイトの記述に基づく[12]。
ほか、出力10w未満の中継局が34局ある。
2011年7月24日停波時点
企業・団体の名称、個人の肩書は当時のもの。出典:[13][14]
資本金 | 発行済株式総数 | 株主数 |
---|---|---|
30億円 | 60,000株 | 44 |
株主 | 株式数 | 比率 |
---|---|---|
テレビ朝日ホールディングス | 11,900株 | 19.83% |
朝日新聞社 | 11,500株 | 19.16% |
トクヤマ | 6,741株 | 11.23% |
山口県 | 3,000株 | 5.00% |
山口銀行 | 2,900株 | 4.83% |
読売新聞大阪本社 | 2,400株 | 4.00% |
みなと山口合同新聞社 | 2,000株 | 3.33% |
日本経済新聞社 | 1,800株 | 3.00% |
中国電力 | 1,800株 | 3.00% |
資本金 | 発行済株式総数 | 株主数 |
---|---|---|
30億円 | 60,000株 | 53 |
現在、以下のケーブルテレビで再放送されている。
2024年10月時点のもの[18]。
平日 14:00 - 16:00にドラマの再放送枠が設定してある。ただし、報道特番などが入ると休止または枠移動となる場合がある。
なお、2024年8月期に、初めてフジテレビ系列の過去放映の連続ドラマを放送している。
他多数
2024年4月現在[22]。yabではアナウンサーを「総合職」として採用しており[23]、アナウンサー以外の職種への異動(或いはその逆)がある。また、周南支局勤務(記者兼務)となるアナウンサーもおり、「Jチャンやまぐち」では周南支局の報道スタジオから出演する。
2006年(平成18年)7月14日に、コーポレートアイデンティティ(CI)を導入。コーポレートカラーをそれまでの緑と青からオレンジに変更、社名ロゴは一般的な角ゴシック体とした上で、3レター表記を大文字から小文字に変更し、「a」と「b」の中心を目玉に見立てたデザインとなった。また、同時にマスコットキャラクター「ビープくん」が登場、キャッチフレーズ「いいこと、みつけよう。」が制定されたが、当初積極的なアピールは行われていなかった。
なお、山口のテレビ局でCIを導入している局にはテレビ山口(tys)もあるが、yabより後で導入したものである。
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