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相模鉄道の鉄道路線 ウィキペディアから
相鉄本線(そうてつほんせん)は、神奈川県横浜市西区にある横浜駅と同県海老名市にある海老名駅を結ぶ、相模鉄道(相鉄)の鉄道路線である。駅ナンバリングで使われる路線記号はSO。路線名に社名を含む。
停車場・施設・接続路線 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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横浜市中心部に近い交通ターミナルである横浜駅と横浜市内陸部・神奈川県県央地域(大和市・綾瀬市・座間市・海老名市)を結ぶ通勤通学・生活路線である。もともとは沿線の農産物や相模川の砂利などを運ぶ貨物輸送のために建設された路線(砂利鉄道)で、厚木駅から二俣川駅までが最初に開業したが、現在の起点は横浜駅であり海老名方面に向かう列車を「下り」としている。
横浜 - 二俣川間には二俣川駅で分岐する相鉄いずみ野線の列車が乗り入れる。路線の最高速度は100 km/hだが、この区間は1駅ごとの距離が短いうえ標高差が激しく連続急勾配や曲線が多いため直線区間が少なく、75 km/h程度の箇所が多い。二俣川 - 海老名間では逆に1駅ごとの距離が長くなり、比較的直線区間も多いので列車は90 km/h以上で走行する箇所が多い。
他社の路線への乗り入れはなかったが、西谷駅から分岐する形で建設された相鉄新横浜線を介し他社線へ直通することで、東京方面へ乗り入れる計画が進められ、2019年11月30日からは相鉄・JR直通線として東日本旅客鉄道(JR東日本)埼京線・川越線と、2023年3月18日には相鉄・東急直通線として相鉄新横浜線・東急新横浜線を経由して東急東横線などとの直通運転が開始された(詳細は後述)。かつては、当線の開業当初は相模線の寒川駅まで乗り入れていた。また、終点海老名駅より小田急小田原線に入り本厚木駅まで旅客列車が乗り入れていたほか、貨物列車が相模線に乗り入れていた(現在も相鉄向けの甲種車両輸送列車は相模線経由で運転されている)。また、二俣川駅から横浜駅まで地下新線を建設し複々線化する構想もあったが、乗客数の増加が止まって構想が流れていることもあり、相鉄新横浜線・東急新横浜線から構成される神奈川東部方面線の計画に移行している。
都心直通新線の開業を契機に、相鉄デザインブランドアッププロジェクトを通して車両のカラーリング変更や駅の美装化などが行われている。
長らく路線名は「本線」のみであったが、親会社相鉄ホールディングスの2023年3月期『有価証券報告書』[1][2]、令和5年(2023年)度版の『鉄道要覧』から「相鉄本線」として「相鉄」を含む路線名に改められた[3][4]。ただし同時に改称された相鉄いずみ野線とともに、以下では路線名の「相鉄」は省略して表記する。
本路線は、1926年に神中鉄道により省線程ヶ谷駅(現・保土ケ谷駅) - 海老名村河原口間の軌道敷設特許の請願が行われたのがはじまりである。762 mmゲージの軌道として申請したが、その後1,067 mmゲージの軽便鉄道に変更している。開業は1926年の二俣川 - 厚木間からで、その後順次横浜へ向かって延伸を重ねていった。当初は保土ケ谷駅に乗り入れる予定であったが、最終的には横浜駅起点になった。沿線はさしたる産業もない農村地帯であり、相模川で採取される砂利輸送を主眼に置いての開業であった。1929年には西横浜までの延伸開業と同時に西横浜 - 程ヶ谷間の貨物線も敷設し、国鉄との貨車連絡が図られた[5]。ただしこの時点ではこの貨物線は構内の連絡線としての扱いであり、正式に免許を受けて開業するのは1948年(昭和23年)9月13日のことである[6]。
開業後の収支は大幅な赤字であり、1935年上期にようやく黒字を計上した。その後1940年代になると、沿線には厚木海軍飛行場など軍施設が立地するようになり、旅客・貨物いずれの輸送量も増加傾向を示すようになった。この時期には、輸送改善のため電化が進められたが、最低限の資材で電化するため、変電所は自社のものを建設したほかに小田原線などの変電所からも受電することになった。そのため二俣川駅を境に架線電圧が異なる(二俣川以西1500V、以東600V)状態となり、全線が1500Vに統一されたのは1946年であった。終戦直後の混乱期には、資材・人員不足の中で輸送を維持するため、経営体力のある東京急行電鉄(現・東急電鉄)に経営を委託し、1945年から1947年まで「東急厚木線」としての運行が続いた。
戦後は沿線の宅地化が急速に進行し、輸送力増強を順次進めていった。1952年に西横浜 - 上星川間を複線化したのを皮切りに、1974年までかけて全線の複線化を進めていった。また、起点である横浜駅周辺はかつて町外れの場末であったが、相鉄自身の手により商業開発が進められた。1956年に横浜駅名店街を開業させたのを手始めにして、一大商業拠点へと変貌させていった。一方、沿線の宅地化はとどまるところを知らず、例えば1960年から1965年までの5年間で輸送密度が2倍になるほどであった。前述した複線化と並行して長編成化も進められ、1957年の4連運転開始、1965年の6連化と順次編成を伸ばし、1981年には10連運転を開始している[7][8][9]。
貨物輸送については、旅客輸送の伸長とは対照的に1960年代以後は衰退傾向となった。開業時から続いた砂利輸送については、相模川の砂利採取禁止により1964年までで終了した。代わって同年から保土ヶ谷 - 厚木間のセメント輸送が開始されたが、1979年以降は保土ヶ谷駅における国鉄との連絡貨物扱いが廃止されて、国鉄相模線で厚木まで運ばれてきた貨車を厚木駅構内で輸送するのみになった。また線内各駅の貨物取扱駅も縮小されていった。一方、厚木基地への燃料輸送は遅くまで取り扱いが続けられた。しかし1998年にはこれも輸送が終了し、貨物列車の運転はなくなった[5]。
横浜駅は自社の駅ビル相鉄ジョイナス2階に4面3線の頭端式ホームとして設置されている。発車後すぐにJR東海道本線と横須賀線、それに帷子川と並走するも川はすぐに見えなくなる、駅名の由来になった平沼橋の下をくぐり、平沼橋駅に到着する。平沼橋を出ると右手に東京ガスのガスタンクやtvkハウジングプラザを見つつ西横浜駅に到着する。ホームの脇には留置線が並び、回送列車が留置されていることも多い。西横浜を出て北西にカーブしながらJR線と分かれて高架橋に上がっていくと、保土ケ谷区に入りすぐに相対式ホーム2面2線の高架駅天王町駅へ到着する。この駅はかつての東海道程ヶ谷宿があった付近であり、周辺には昔ながらの寺社や商店街がある。天王町を過ぎると急な上り坂で高架を進む。この区間の高架化によって出来た空間は横浜国立大学の研究施設・コワーキングスペース・22部屋のワンルームアパートなどに活用されている[25][26]。また、線路からは見えないが数百メートル離れて国道16号(八王子街道)が並走を始めている。車窓に横浜ビジネスパークや高層団地等のビル群を見つつ、線路の脇に留置線が現れると保土ケ谷区役所の最寄り駅の星川駅に到着。各駅停車は平日の朝夕を中心に、特急・通勤特急・急行・通勤急行の通過待ち、快速の待ち合わせで数分停車することもある。
星川を出ると帷子川の渓谷地帯に入って行き、列車は川に沿うように谷を走る。もっとも、辺りは住宅地・商業地が続き、自然豊かな渓谷という雰囲気はない。下り坂で高架区間を終えて横浜新道の下をくぐると、和田町駅に到着する。この駅は横浜国立大学の利用者が多く、朝夕の時間帯には大学生で混み合う。また、駅を囲むように商店が多く建ち並び、賑わいを見せている。和田町を出ると帷子川を渡り、すぐに上星川駅に到着する。上星川を出ると上り勾配が始まる。東海道貨物線および環状2号線の下をくぐり、カーブを曲がると、それぞれの線路の外側(地下)から相鉄新横浜線の線路が合流し、西谷駅に到着する。駅ホーム上には東海道新幹線が通過しているが新幹線に駅はない。西谷を出ると帷子川を渡り、旭区に入る。盛り土の路盤と上り勾配で高さを稼ぎながら南側の丘陵地に取り付くと鶴ヶ峰駅となる。当駅および二俣川地域は横浜市の副都心に指定されており、近年再開発が行われた。鶴ヶ峰を出ると八王子街道や帷子川と分かれ、その支流である二俣川の渓谷を走るようになる。道路は県道40号横浜厚木線(厚木街道)と並走を始める。保土ヶ谷バイパスをくぐると支線のいずみ野線が分岐する二俣川駅である。本線の列車の多くはこの駅で少々停車する。駅付近に横浜市営地下鉄グリーンラインの延伸構想があるが、進展は見られていない。
二俣川を出るといずみ野線の線路は徐々に高度を上げていく。本線下り線がその高架橋の下をくぐり、谷沿いの住宅地を走る。右手には用水路並の川幅になった二俣川が並走する。間もなく希望ヶ丘高校の最寄り駅である、希望ヶ丘駅に到着する。周辺には戦後開発された広大な住宅地が広がっている。希望ヶ丘を出ると再び上り勾配が始まる。瀬谷区に入ってすぐに掘割区間になり、瀬谷区役所最寄り駅の相鉄線で一番標高の高い駅である三ツ境駅に到着する。駅には駅ビル「三ツ境ライフ」が併設されている。三ツ境を出ると雰囲気が変わり、谷ではなく相模野台地の小高い丘の上を走るようになり、アンダーパスとなっている中原街道を越えて瀬谷駅に到着する。この駅は神奈川東部方面線構想に伴う特急運転のため、待避線を設けて2面4線化された。また、将来的には地下駅とする構想もある。路線はこの後も住宅街の中を通り、境川の上を鉄橋で渡り大和市へ入る。線路は地下へ潜り始め、大和駅に着く。もともとは地上駅だったものの、国道467号の渋滞緩和のためなどで地下化された。小田急江ノ島線の乗り換え駅であり、1分程度停車する列車が多い。両社の共同使用駅であり、かつては改札を通らずに乗り換えることができたが、2018年(平成30年)3月17日より、相鉄線と小田急線の連絡通路において乗換改札機の使用が開始され、以降乗り換え時には改札を通過する必要が生じた。
大和を出てしばらくすると再び地上に出て厚木飛行場の横を通り、東名高速道路の上をまたぐと相模大塚駅である。飛行場での飛行訓練による轟音が車内からでも聞こえることがある。駅構内には留置線が並び回送列車が止まっていることもある。相模大塚を出ると海老名市に入り、さがみ野駅に到着する。駅前にはショッピングセンターの「さがみ野ライフ」がある。さがみ野を出るといったん座間市に入るが、座間市内には駅は設けられていない。再び海老名市に戻るとかしわ台駅である。駅構内は広大で相鉄線のかしわ台車両センターがあるために多くの留置車両を見ることができる。かしわ台を出ると台地を下り始め目久尻川を渡り快走する。団地群を左に見ていると、その先に路線が分かれる場所がある。これが相模国分信号所で、列車は停車せず通過していく。分かれていく路線はかつての貨物線の厚木線である。その後相模川の河岸段丘を下り始め、すぐに小田急小田原線が並走しその車両基地である海老名検車区が見えてくると終点の海老名駅である。時間帯によっては丹沢山地などへ向かう登山者を見ることも多い。
かつての列車種別は急行と各駅停車(各停)のみで、急行と各停が交互に運転され、急行は二俣川駅で各停に接続し、ラッシュ時には星川駅で各停が急行を待避するという運行形態であった。1999年2月27日に快速が、2014年4月27日に特急が新設され、全線における速達性が向上している。また、2019年11月30日のダイヤ改正で通勤特急と通勤急行も新設された。各停以外の全種別とも横浜駅 - 西谷駅間で通過運転を行い、通勤特急・特急はさらに西谷駅以西でも通過運転を行う。
使用車両の編成両数は10両編成または8両編成である。通勤急行・JR線直通系統・東急東横線直通系統は10両編成、東急目黒線直通系統は8両編成のみが使用され、それ以外の種別は10両編成と8両編成の両方が使用される。JR線直通に使用される12000系とJR東日本E233系7000番台、東急東横線直通に使用される20000系と東急5050系4000番台、東急目黒線直通に使用される21000系と東急3020・5080・3000系、8両編成の運用となる10000系の8両編成と21000系のみ限定運用が存在しており、それ以外の形式の運用は限定されていない。
終日に渡って、二俣川駅において本線といずみ野線の緩急接続と本線同士の特急・快速と各停の緩急接続、西谷駅で相鉄新横浜線方面の列車と横浜発着の列車との接続が行われている。ラッシュ時には、星川駅で各停が快速の緩急接続及び優等種別の通過待ち、瀬谷駅で特急の通過待ちが行われている。
日中のダイヤパターンは平日・土休日ともに30分サイクルとなる。また中1時間の運行本数は、以下のようになる[27]。
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列車番号は以下のように定められている(2023年3月18日改正時点)。
下りが奇数、上りが偶数となっている。それぞれの種別の系統ずつに付番される。
列車番号とは別に先頭車両の右上・左上・左窓下のいずれかに二桁(東急線直通運用のみ末尾に相鉄車はG、東急車はKが付く)の運行番号を表示している。列車番号と運行番号の関連性は無い。
相鉄車およびJR車については以下の方法で設定されている。これは2023年3月18日ダイヤ改正現在のものである。
十の位の数字によって「群」として管理されており、JR車運用以外は原則として、それぞれの群で1日ごとに順送りされる(例として本日11運用なら明日12運用、本日15運用なら明日は11運用という具合)。ただし、5群および6群については51運行から59運行および61運行から69運行で順送りされており、50運行および60運行については独立運用となっており翌日についても同一番号での運用となる。7 - 8群については相鉄線内のみ運行番号を表示し、JR線内は列車番号を表示する。
JR車については、その日に川越車両センター(一部列車は板橋駅横の留置線、新宿駅、大崎駅)から出庫して埼京線・りんかい線内の運用に就いたあと、新宿駅以北を始発とする相鉄・JR直通線として相鉄線内に入線し、8群の運用として新宿駅以南の相鉄・JR直通線を運行し相鉄線内に滞泊する。翌日に7群の運用として相鉄線内から出庫し、新宿駅以北を終点とする相鉄・JR直通線の列車に就いたあと、埼京線・りんかい線内の運用に就いて川越車両センター(一部列車は大宮駅)に入庫する運用となっている。
平日81運行については、相鉄線内で出入庫を行わず、川越車両センターを出庫として、JR線内の運用に充当後新宿駅 - 海老名駅を2往復後池袋派出所に入庫する運用となっている。また、平日77運行についてはJR線内で折り返しで再度相鉄線内に入線し87運行に変更されて運行されて相鉄線内で滞泊する。そのため相鉄線内で2連泊する運用が初めて設定された。
東急車については、上記の規則に依らず地下鉄線内で使用している運行番号を相鉄線内においてもそのまま用いる(01K - 48Kが目黒線車両、51K - 65Kが東横線車両)。
3群・4群および東急目黒線からの乗り入れ車両の運行番号については、都営地下鉄三田線に乗り入れる場合は奇数番号を東京メトロ南北線に乗り入れる場合は偶数番号を使用する。そのため運行番号が奇数番号と奇数番号に1を足した偶数番号の2つで1つの車両の運用として扱われる(例として35G運行および36G運行が1つの車両で運行)ため一部の番号が欠番とされている。相鉄車の順送りについても同様の考えとなる(例として本日35G運行なら翌日は37G運行、本日39G運行なら翌日は42G運行という具合)。この関係上、相鉄線内の折り返しで運行番号が変わる運用も設定されている。
例外として、試運転列車には運行番号が設定されていない。試運転で表示されている番号は、出場時の検査で使用された番号となる。
すべて通勤型車両で運転され、乗車券のみで乗車できる。本文中で接続列車等は「本線特急」のように「(系統)(種別)」と表記する。
英語表記は「Limited Express」。種別表示器の表記は「特」。種別色は■橙色(相鉄線内完結)[注釈 2]・■緑色(JR埼京線直通)・■桃色(東急東横線直通)・■水色(東急目黒線直通)[注釈 3]。2014年(平成26年)4月27日ダイヤ改正より新設された種別[32]で、相鉄線内最速の種別である。
従来ターミナル駅としてきた横浜駅を経由しない神奈川東部方面線(相鉄新横浜線として2019年開業)の建設進捗に伴い、横浜駅の空洞化を避けるために、横浜駅とその周辺施設のリニューアルなどと共に「県央地域と横浜駅をより速く結び利用客の逸脱を抑える」という目的で設定されたものであり、以前から計画されていた[33]。2019年11月30日ダイヤ改正では、新たに西谷駅が停車駅となり[16]、西谷駅を通過する急行と千鳥停車の関係となっていた。2023年3月18日改正により千鳥停車の関係のある種別はなくなり、特急停車駅はそれ以下全ての種別の停車駅となっている。
2023年3月18日ダイヤ改正の運行概要について系統ごとに分けて示す。
英語表記は「Commuter Limited Express」。種別表示器の表記は「1」。種別色は■橙色(相鉄線内完結、2023年3月18日以降は定期設定なし)[注釈 2]・■桃色(東急東横線直通)・■水色(東急目黒線直通)[注釈 4][注釈 5]。2019年11月30日ダイヤ改正より新設された種別である[35]。いずみ野線湘南台駅 - 相鉄新横浜線間の途中停車駅はいずみ野線いずみ野駅・二俣川駅・鶴ヶ峰駅・西谷駅・相鉄新横浜線羽沢横浜国大駅である[36]。
2023年3月18日ダイヤ改正の運行概要について以下に示す。
英語表記は「Commuter Express」。種別表示器の表記は「2」。種別色は■赤色。2019年11月30日ダイヤ改正より新設された種別である[35]。かつてこれとは異なる通勤急行が運転されており、現在のは2代目の通勤急行である[37]。
2023年3月18日ダイヤ改正の運行概要について本線系統といずみ野線系統に分けて示す。
英語表記は「Rapid」。種別表示器の表記は「快」。種別色は■青色(2007年11月2日以前は■緑色)[注釈 6]。いずみ野線は開業以後各駅停車だけが運転されていたが、1999年(平成11年)3月10日の湘南台駅への延伸開業を目前に控えた2月27日のダイヤ改正において、いずみ野線初の速達列車として快速が新設された。同年3月9日までの11日間はいずみ中央行きとして運転し、いずみ中央駅 - 湘南台駅間の新規開業部分は回送扱いで乗務員訓練を行った。
1999年の登場当時はいずみ野線直通列車だけが使う種別であったので、本線では横浜駅 - 二俣川駅間でのみで見られた。当初は朝ラッシュ時と日中時間帯に限り運転されており、日中は12分間隔で運転されていた。2003年ダイヤ改正では10分間隔に増発、2006年のダイヤ改正では各停を混ぜて運転間隔を20分おきに減らす代わりに、運転時間帯を増やし1日の運転本数をほぼ維持するという水増し的な改正が行われ、夕方・夜間にも設定されるようになった。2012年改正で西谷駅工事のために朝ラッシュ時の運転が休止された。
これまでいずみ野線直通列車のみ運行されていたが、2014年ダイヤ改正では本線の急行を快速に格下げするという形で初の本線海老名駅発着列車が設定[注釈 7]、またいずみ野線直通列車は特急に格上げされている(いずれも日中時間帯のみ)。2015年5月31日ダイヤ改正では時間短縮のため日中時間帯の4本中3本が快速から急行に格上げされた。2019年11月30日ダイヤ改正では、新たに西谷駅が停車駅となった。
2023年3月18日ダイヤ改正の運行概要について本線系統といずみ野線系統に分けて示す。
英語表記は「Local」。種別表示器の表記は「普」(普通)。種別色は■黒色または■灰色(相鉄線内完結)(2007年11月2日以前は■白色または■灰色(本線内完結)・■青色(いずみ野線直通)[注釈 8])[注釈 2]・■緑色(JR埼京線直通)・■桃色(東急東横線直通)・■水色(東急目黒線直通)[注釈 9][注釈 5]。各停は各駅停車の略称であり、その名の通り各駅に停車する。種別幕や路線図などでは「各停」と表記されることが多いが(改札口の運行ディスプレイもひらがなで「かくてい」と振られている)、駅や車内の案内放送などでは「各駅停車」と放送することが多い。
郊外区間の二俣川駅 - 海老名駅間を各駅に停車する急行の増発とともに、各停は都心区間の横浜駅 - 二俣川駅間、また支線であるいずみ野線が開業すると直通列車を中心に運用されてきた。海老名駅発着の急行といずみ野線内発着の各停が分岐駅の二俣川駅で接続をとるという、分かりやすいダイヤが快速設定まで長く続いた。
前述のような理由もあり、二俣川駅 - 海老名駅間を走る各停は少なかったが、1999年の快速設定以後、二俣川駅 - 大和駅間の各停が多く設定された。2003年 - 2006年の一時期は大和駅発着はなかったが、2006年改正で再び設定され、2014年ダイヤ改正より平日朝の列車が設定された。各駅に停まる急行が代替となるために、大和駅 - 海老名駅間を走る列車は非常に少なく、早朝深夜にわずかにあるのみであったが、2014年に二俣川駅 - 海老名駅間も通過運転を行う特急設定に伴い、その代替として日中にも海老名駅発着の各停が設定されていた。
2023年3月18日ダイヤ改正時点の運行概要について以下に示す。
かつて運行されていたとのことだが詳細は不明[37]。なお、通勤急行は2019年11月30日のダイヤ改正で名称が復活している。
英語表記は「Express」。種別表示器の表記は「急」。種別色は■赤色。横浜駅 - 海老名駅間の途中停車駅は、横浜駅~二俣川駅が無停車で二俣川駅~海老名駅間の各駅に停車する。横浜駅 - 二俣川駅間の各駅停車と組み合わせることによって効率的で分かりやすいダイヤを実現していた。2023年(令和5年)3月18日のダイヤ改正で休止された[24]。
1957年(昭和32年)2月20日に上り列車、1958年(昭和33年)11月20日に下り列車が準急として運行開始[7][37]。横浜駅周辺を自社で取得・開発していた相鉄が横浜駅周辺に県央地域の買い物客を呼ぶために設定した。横浜駅 - 希望ヶ丘駅間をノンストップで走り、希望ヶ丘駅以西は(当時直通運転を行っていた小田急小田原線の本厚木駅までを含めて)各駅に停車していた。1960年(昭和35年)11月1日のダイヤ改正で、二俣川駅に停車する準急が横浜駅 - 海老名駅間に1往復設定された[注釈 10]。当該列車には「おかいもの電車」の愛称が付き、上りは海老名駅9時55分発・横浜駅10時30分着、下りは横浜駅15時33分発・海老名駅16時6分着で運転された。前面には、白い鳩が買い物かごを咥えたイラストが描かれ、上部に「オカイモノ」、下部に「急」と書かれたヘッド・マークが掲げられた。また、上り列車では、二俣川駅から髙島屋の女性店員が催し物やお買い得品の案内を行っていた。1964年(昭和39年)4月15日にすべての準急が二俣川駅に停車するようになり[7]、さらに同年11月5日に急行に変更され[37]、その後は徐々に運転本数・運転時間帯を拡大し、前述の快速が設定されるまで唯一の主力種別であった。
登場後、特急が設定されるまで長年にわたり、相鉄の最速達種別かつ唯一の優等種別として存在しており、一貫して本線のみで運用されていた[注釈 11]。また全盛期には早朝から深夜まで多数設定されていた。1999年2月27日に快速、さらに2014年4月27日に特急の新設及び2019年11月30日のJR線直通開始後は、日中時間帯の急行の特急への格上げ、もしくは快速・各停への格下げがされるなど大きな変化が見られ、2015年5月31日ダイヤ改正では時間短縮のため日中時間帯の4本中3本が快速から急行に格上げされた。2019年11月30日のダイヤ改正で日中時間帯の毎時4本のうち、1本は特急に格上げされ、もう1本は快速に格下げされた。また、特急及び新設種別の通勤特急と通勤急行が西谷駅停車となったため、唯一西谷駅を通過する種別となった。
1966年4月1日から4月10日までの間、横浜駅名品街および高島屋ストア(いずれも相鉄ジョイナスの前身)開業10周年を記念して、臨時の「おかいもの電車」が車両前面を造花で飾ったうえで1日4往復運行された[38]。
2023年11月3日から12月27日までの間、相鉄ジョイナス開業50周年を記念して、「おかいもの電車」が11000系11002×10両1編成に専用のラッピングを施したうえで復活運行された。ただし、往年の「おかいもの電車」とは異なり、固定運用ではないため、どの列車が「おかいもの電車」になるかは日によって異なる。また、相鉄本線に加え、当時未開業だった相鉄いずみ野線にも乗り入れるが、相鉄新横浜線やJR線・東急線へは乗り入れない[39]。
現行の停車駅については、駅一覧を参照。
なお、期間限定で臨時に停車駅が変更となっている場合がある。
相鉄線停車駅の変遷 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
●:特急・通勤特急・急行[注 1]・通勤急行・快速・各駅停車 停車駅 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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相鉄・JR直通線系統の列車には12000系とJR東日本E233系7000番台が、相鉄・東急直通線系統の列車には20000系(東急東横線直通)・21000系(東急目黒線直通)と東急5050系4000番台・3020系・5080系・3000系が、それ以外の相鉄線(本線・いずみ野線)内完結列車には相鉄のすべての現有車両(一部列車は東急の車両)が運用される。
各車両における編成の違い | ||||||||||
← 海老名・湘南台 横浜・川越・小川町・浦和美園・西高島平 →
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相鉄20000系 | ||||||||||
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相鉄車・JR車10両編成(20000系を除く) | ||||||||||
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東急5050系4000番台 | ||||||||||
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相鉄車8両編成 | ||||||||||
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東急3020・5080・3000系 | ||||||||||
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原則として海老名・湘南台寄りから数えて2両目(10両編成9号車、8両編成7号車)を弱冷房車としている。ただし、8両編成については東急目黒線からの乗り入れ車両(3020系・5080系・3000系)に限り4号車が弱冷房車となる。
平日の朝ラッシュ時間帯の上り列車においていずみ野線からの直通を含め女性専用車を実施しているが、列車の行先によって設定号車及び時間帯が異なる[24]。
2023年度の朝ラッシュ時最混雑区間(鶴ケ峰 → 西谷)におけるピーク時の混雑率は114%である[42]。
1991年度から2002年度まではラッシュ時に毎時30本を運転していたが、2003年度以降のダイヤ改正は輸送人員の減少に合わせてラッシュ時の本数を削減した。2019年に相鉄新横浜線が開業すると西谷 - 横浜間の輸送量が更に減少し、2023年度に最混雑区間が変更となった。
近年の輸送実績を下表に記す。表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。
年度 | 最混雑区間(鶴ケ峰 → 西谷間)輸送実績[43][44][45] | 特記事項 | |||
---|---|---|---|---|---|
運転本数:本 | 輸送力:人 | 輸送量:人 | 混雑率:% | ||
1965年(昭和40年) | 21 | 12,315 | 26,019 | 211 | 最混雑区間は西横浜→平沼橋間 |
1970年(昭和45年) | 28 | 21,300 | 38,652 | 181 | |
1975年(昭和50年) | 28 | 26,600 | 49,600 | 186 | |
1980年(昭和55年) | 28 | 29,680 | 52,715 | 178 | |
1985年(昭和60年) | 28 | 34,160 | 56,949 | 167 | |
1986年(昭和61年) | 28 | 34,720 | 57,076 | 164 | |
1987年(昭和62年) | 28 | 35,840 | 64,023 | 179 | |
1988年(昭和63年) | 28 | 36,400 | 65,175 | 179 | |
1989年(平成元年) | 29 | 36,960 | 65,196 | 176 | |
1990年(平成 | 2年)29 | 38,640 | 66,331 | 172 | 1990年4月4日、相鉄いずみ野線いずみ野 - いずみ中央間開業 |
1991年(平成 | 3年)30 | 40,040 | 67,083 | 168 | |
1992年(平成 | 4年)30 | 40,320 | 66,829 | 166 | |
1993年(平成 | 5年)30 | 40,880 | 65,470 | 160 | |
1994年(平成 | 6年)30 | 40,880 | 65,086 | 159 | |
1995年(平成 | 7年)30 | 40,880 | 64,597 | 159 | |
1996年(平成 | 8年)30 | 40,880 | 62,629 | 153 | |
1997年(平成 | 9年)30 | 40,880 | 62,536 | 153 | |
1998年(平成10年) | 30 | 40,880 | 61,845 | 151 | 1999年3月10日、相鉄いずみ野線いずみ中央 - 湘南台間開業 |
1999年(平成11年) | 30 | 40,880 | 60,069 | 147 | |
2000年(平成12年) | 30 | 40,880 | 58,110 | 142 | |
2001年(平成13年) | 30 | 40,880 | 57,349 | 140 | |
2002年(平成14年) | 30 | 40,880 | 56,094 | 137 | |
2003年(平成15年) | 29 | 38,920 | 54,556 | 140 | |
2004年(平成16年) | 29 | 38,920 | 50,250 | 129 | |
2005年(平成17年) | 28 | 37,800 | 53,673 | 142 | |
2006年(平成18年) | 28 | 36,960 | 53,246 | 144 | |
2007年(平成19年) | 28 | 36,960 | 53,772 | 145 | |
2008年(平成20年) | 28 | 37,240 | 54,448 | 146 | |
2009年(平成21年) | 27 | 36,120 | 50,762 | 141 | |
2010年(平成22年) | 27 | 36,120 | 49,993 | 138 | |
2011年(平成23年) | 27 | 36,120 | 49,466 | 137 | 最混雑区間を平沼橋→横浜間に変更 |
2012年(平成24年) | 27 | 36,120 | 48,896 | 135 | |
2013年(平成25年) | 27 | 36,120 | 48,426 | 134 | |
2014年(平成26年) | 25 | 33,320 | 47,703 | 143 | |
2015年(平成27年) | 24 | 33,040 | 48,291 | 146 | 最混雑区間を西横浜→平沼橋間に変更 |
2016年(平成28年) | 24 | 33,040 | 47,449 | 144 | |
2017年(平成29年) | 26 | 35,560 | 47,185 | 133 | 最混雑区間を平沼橋→横浜間に変更 |
2018年(平成30年) | 26 | 35,560 | 48,055 | 135 | 最混雑区間を西横浜→平沼橋間に変更 |
2019年(令和元年) | 26 | 35,280 | 49,022 | 139 | 2019年11月30日、相鉄新横浜線西谷 - 羽沢横浜国大間開業 |
2020年(令和 | 2年)25 | 34,440 | 30,982 | 90 | 最混雑区間を平沼橋→横浜間に変更 |
2021年(令和 | 3年)25 | 33,880 | 32,142 | 95 | |
2022年(令和 | 4年)23 | 31,360 | 33,766 | 108 | 2023年3月18日、相鉄新横浜線羽沢横浜国大 - 新横浜間開業 |
2023年(令和 | 5年)28 | 37,240 | 42,406 | 114 | 最混雑区間を鶴ケ峰→西谷間に変更 |
駅番号 | 駅名 | 駅間 キロ |
累計 キロ |
快速 | 通勤急行 | 特急(本線系統) | 特急(JR線直通系統) | 特急(東急線直通系統) | 通勤特急(いずみ野線系統) | 接続路線・備考 | 地上/地下 | 所在地 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
SO01 | 横浜駅 (相鉄ジョイナス前) |
- | 0.0 | ● | ● | ● | 相鉄新横浜線へ直通 | 相鉄新横浜線へ直通 | 相鉄新横浜線へ直通 | 東日本旅客鉄道: 東海道線 (JT 05)・ 横須賀線 (JO 13)・ 湘南新宿ライン (JS 13)・ 京浜東北線 (JK 12)・ 根岸線 (JK 12)・ 横浜線 東急電鉄: 東横線 (TY21) 横浜高速鉄道: みなとみらい線 (MM01) 京浜急行電鉄: 本線 (KK37) 横浜市営地下鉄: ブルーライン (B20) |
地上 | 横浜市 | 西区 |
SO02 | 平沼橋駅 | 0.9 | 0.9 | | | ↑ | | | |||||||
SO03 | 西横浜駅 | 0.9 | 1.8 | | | ↑ | | | |||||||
SO04 | 天王町駅 (横浜ビジネスパーク前) |
0.6 | 2.4 | | | ↑ | | | 保土ケ谷区 | ||||||
SO05 | 星川駅 (FB古河電池 本社前) |
0.9 | 3.3 | ● | ↑ | | | |||||||
SO06 | 和田町駅 | 1.0 | 4.3 | | | ↑ | | | |||||||
SO07 | 上星川駅 | 0.7 | 5.0 | | | ↑ | | | |||||||
直通運転区間 | 相鉄新横浜線経由で以下の路線・駅まで
相鉄新横浜線・ 東急新横浜線経由で以下の路線・駅まで | ||||||||||||
SO08 | 西谷駅 | 1.9 | 6.9 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | 相模鉄道: 相鉄新横浜線(羽沢横浜国大・新横浜方面から直通運転:上記参照) | 地上 | 横浜市 | 保土ケ谷区 |
SO09 | 鶴ヶ峰駅 | 1.6 | 8.5 | ● | ● | | | | | | | ● | 旭区 | |||
SO10 | 二俣川駅 (ジョイナステラス前) |
2.0 | 10.5 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | 相模鉄道: 相鉄いずみ野線(横浜方面から直通運転:下記参照) | |||
直通運転区間 | |||||||||||||
SO11 | 希望ヶ丘駅 | 1.7 | 12.2 | ● | ● | | | | | | | いずみ野線から直通 | 地上 | 横浜市 | 旭区 | |
SO12 | 三ツ境駅 | 1.4 | 13.6 | ● | ● | | | | | | | 瀬谷区 | ||||
SO13 | 瀬谷駅 | 1.9 | 15.5 | ● | ● | | | | | | | |||||
SO14 | 大和駅 | 1.9 | 17.4 | ● | ● | ● | ● | ● | 小田急電鉄: 江ノ島線 (OE05) | 地下 | 大和市 | ||
SO15 | 相模大塚駅 | 1.9 | 19.3 | ● | ● | | | | | | | 地上 | ||||
SO16 | さがみ野駅 | 1.2 | 20.5 | ● | ● | | | | | | | 海老名市 | ||||
SO17 | かしわ台駅 | 1.3 | 21.8 | ● | ● | | | | | | | 車両基地所在駅 | ||||
- | 相模国分信号所 | 2.0 | 23.8 | | | ↑ | | | | | | | 相模鉄道:厚木線(単線の貨物線、JR相模線厚木駅の南で接続) | ||||
SO18 | 海老名駅 | 0.8 | 24.6 | ● | ● | ● | ● | ● | 東日本旅客鉄道:■相模線 小田急電鉄: 小田原線 (OH32) | ||||
相鉄線の海老名駅・湘南台駅方面より東日本旅客鉄道(JR東日本)、東京急行電鉄(東急)の路線をそれぞれ介した2つのルートで東京都心方面へ直通する計画があり、その連絡線として相鉄本線西谷駅から、JR東海道貨物線横浜羽沢駅付近に新設される羽沢横浜国大駅に至る相鉄・JR直通線[47]、羽沢横浜国大駅から新横浜駅を経由して東急東横線日吉駅に至る相鉄・東急直通線[48]が、神奈川東部方面線として一体的に整備が行われている。相鉄・JR直通線と相鉄・東急直通線のうち羽沢横浜国大駅 - 新横浜駅間は「相鉄新横浜線」、相鉄・東急直通線の新横浜駅 - 日吉駅間は「東急新横浜線」の路線名称がつけられた[49]。
相鉄・JR直通線(相鉄新横浜線の西谷駅 - 羽沢横浜国大駅間)は2019年11月30日に開業し[50]、JR線との直通列車が西谷駅からこの直通線に入り、羽沢横浜国大駅よりJR東海道貨物線・横須賀線の線路を経由して、武蔵小杉駅を経て湘南新宿ラインのルートで新宿駅方面へ運行されている[50]。
相鉄・東急直通線(相鉄新横浜線の羽沢横浜国大駅 - 新横浜駅間および東急新横浜線)は2023年3月18日に開業し[20]、相鉄・JR直通線および相鉄・東急直通線を経由して日吉駅から東急東横線渋谷駅および東京メトロ副都心線・東武東上本線和光市駅・川越市駅・森林公園駅(平日のみ)・小川町駅(土休日のみ)方面と、東急目黒線目黒駅および東京メトロ南北線・埼玉高速鉄道線赤羽岩淵駅・浦和美園駅・都営地下鉄三田線西高島平駅方面に直通する系統の列車が運行されている[21]。
かつて、厚木線を介してJR相模線に乗り入れる計画があった。相鉄は元来は現在の相模線を運営しており、第二次世界大戦中の1944年に国(国鉄)に買収されてしまったが、国鉄末期には買い戻すことも検討したとされる。なお、両線は厚木駅構内で線路がつながっており、1998年までは貨物列車の連絡が行われていた。現在もJR線上を甲種輸送されてきた相鉄向けの新型車両の引渡しが行われる。
2017年(平成29年)11月2日に2022年(平成34年〈令和4年〉)度までに相鉄線全駅へのホームドア設置を発表した[51]。2020年(令和2年)度の設備投資企画にはホームドアを3駅設置すると発表した[52]。2021年(令和3年)度の設備投資計画ではホームドアを7駅設置すると発表した[53]。2022年(令和4年)度の設備投資計画ではホームドアを7駅設置すると発表した[54]。2022年10月頃にはホームドアがない駅では設置工事前に仮設転落防止柵を設置し転落防止の対策を取っている。これは2023年3月から直通運転する東急線の対応によるものである。2023年(令和5年)度の設備投資計画ではホームドアを8駅設置すると発表した[55]。2024年(令和6年)度の設備投資計画ではホームドアを2駅設置すると発表した[56]。
海老名駅は駅改良工事に合わせて2026年(令和8年)度上期に設置予定である[75]。
2033年(令和15年)度の完成予定である[77]。
1983年に放映されたフジテレビ制作(山田太一脚本)の連続ドラマ『早春スケッチブック』の舞台として、希望ヶ丘駅周辺一帯や近接するいずみ野線南万騎が原駅付近を中心にロケが行われ、他に瀬谷駅周辺や横浜駅周辺、電車内でもロケが行われた。ちなみに、相模鉄道はこのドラマの制作に協力しており、オープニングでは旧6000系(クハ6517編成)が希望ヶ丘駅ホームに入線して来るシーンや、本編中に当時まだ宅地開発途上であった希望ヶ丘駅周辺の沿線風景、登場人物が電車に乗車しているシーンが登場している。
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