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東急電鉄の鉄道路線 ウィキペディアから
東急新横浜線(とうきゅうしんよこはません)は、神奈川県横浜市港北区の新横浜駅から同区日吉駅までを結ぶ東急電鉄の鉄道路線である。駅ナンバリングで使われる路線記号はSH[注釈 1][1]。
本路線は鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)によって整備される神奈川東部方面線の第二期整備区間である相鉄・東急直通線を構成する路線である[2][3]。2022年(令和4年)12月16日に、整備主体である鉄道・運輸機構、営業主体である相模鉄道および東急電鉄は相鉄・東急直通線について開業日が2023年(令和5年)3月18日に決定したことを発表した[4][5][6][7][8]。
東急多摩川線と同様に「東急」を含めた東急新横浜線が路線名となっている。直通先の相鉄新横浜線も同様である。
本路線と相鉄新横浜線は、地下鉄事業者の東京メトロを除いた大手私鉄同士の異なる会社の路線を地下鉄を介さずに直接結ぶ路線であり、関東では初めてのケースとなる[注釈 2]。
運賃には、新横浜駅 - 新綱島駅間は加算運賃が設定されている。新綱島駅 - 日吉駅間においては渋谷駅・目黒駅方面からの運賃を綱島駅と同額とするため加算運賃が適用されない[9]。
営業運転される列車は20m車両10両編成(東横線直通)と6両編成と8両編成(目黒線直通)である。開業初日の2023年3月18日から全駅にホームドアが設置されており、運転士が列車の運転と列車のドアとホームドアの開閉を行うワンマン運転が行われている。
本路線の正式な起点は新横浜駅であるが、列車運行上は新横浜方面が下り、日吉方面が上りとなっており、以下の記述もそれに従う。
新横浜駅から相鉄新横浜線、日吉駅から東急目黒線または東急東横線に直通する運転形態となっており、線内のみの列車は平日下り2本・土休日は深夜に下り1本があるのみとなっている。
基本的に
で構成されるが、朝や夕方以降の一部列車は相鉄本線より東急東横線へ、相鉄いずみ野線より東急目黒線へ入るものも数本存在する。また、東急東横線・渋谷駅から新横浜駅止まりの列車も平日下り1本存在する。
朝7時台の新横浜駅発上り列車は、東横線直通が4本、目黒線直通が11本の構成で、うち5本は新横浜駅始発の目黒線直通列車となっている。
昼間時間帯のパターンダイヤでは、東横線直通が2本、目黒線直通が6本の構成で、東横線直通は2本とも相鉄いずみ野線・湘南台発着、目黒線直通6本中2本は相鉄本線・海老名発着、残り4本は新横浜折り返しとなっている。新横浜方面はほぼ7分30秒間隔であるが、日吉方面は2 - 12分間隔とランダムである。
種別は急行と各駅停車が設定され、各駅停車は東横線直通列車には一切設定されていない。いずれの種別も東急新横浜線内は全駅に停車する。
相鉄線直通列車は一部を除き急行で運転され、基本的に新横浜駅にて種別変更が行われるが、相鉄・東急とも各駅停車という列車も存在している。また、下りのみ日吉駅始発が設定されているが、相鉄線直通は東横線の車両を使用するため急行、新横浜駅止まりは目黒線の車両を使用するため各駅停車として運転される。日吉発の急行のうち平日朝の1本は相鉄線内特急であるが、それ以外は相鉄線内は各駅停車となっており、相鉄線内各駅停車の日吉駅始発急行は始発から終着まで通過駅が存在しない列車となっている。
2024年3月16日ダイヤ改正時点での東急新横浜線(一体として運行されている相鉄新横浜線、相鉄本線、相鉄いずみ野線、東京メトロ副都心線、南北線、埼玉スタジアム線、都営三田線を含む)における日中1時間あたりの運行本数は以下のとおりである。
新横浜駅周辺のイベント開催(横浜国際総合競技場〈日産スタジアム〉でのサッカーの試合や横浜アリーナでのコンサート開催)に合わせ、混雑緩和と利便性向上を目的に臨時列車を運転することがあり、主に日吉止まりの目黒線各駅停車を新横浜まで延長運転させる。これは開業初日の2023年3月18日(J1リーグ第5節・横浜F・マリノス対鹿島アントラーズ、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEのライブ)から行われている[16]。
日吉駅 - 渋谷駅間の東急東横線の停車駅などについては「東急東横線」を参照。日吉駅 - 田園調布駅間の複々線区間で並走している東急目黒線の停車駅などについては「東急目黒線」を参照。
駅番号 | 駅名 | 駅間キロ | 累計キロ | 接続路線・備考 | 地上/ 地下 | |
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直通運転区間 | 東横線・ 東京メトロ副都心線経由 東武東上線小川町駅まで 目黒線・ 東京メトロ南北線経由 埼玉高速鉄道線浦和美園駅まで 目黒線経由 都営三田線西高島平駅まで | |||||
SH03 | 日吉駅 | - | 0.0 | 東急電鉄: 東横線 (TY13)〈横浜方面〉・ 目黒線 (MG13)(直通運転:上記参照) 横浜市営地下鉄: グリーンライン (G10) |
地上 | |
SH02 | 新綱島駅 | 2.2 | 2.2 | 地下 | ||
SH01 | 新横浜駅 | 3.6 | 5.8 | 相模鉄道: 相鉄新横浜線 (SO52)(直通運転:下記参照) 東海旅客鉄道: 東海道新幹線 東日本旅客鉄道: 横浜線 (JH16) 横浜市営地下鉄: ブルーライン (B25) | ||
直通運転区間 | 相鉄新横浜線経由 相鉄本線海老名駅まで 相鉄新横浜線・ 相鉄本線経由 相鉄いずみ野線湘南台駅まで |
各車両における編成の違い | ||||||||||
← 海老名・湘南台 小川町・浦和美園・西高島平 →
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相鉄20000系(東横線直通) | ||||||||||
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東急5050系4000番台(東横線直通) | ||||||||||
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相鉄21000系(目黒線直通) | ||||||||||
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目黒線直通8両編成(相鉄車を除く) | ||||||||||
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目黒線直通6両編成 | ||||||||||
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東横線と直通する列車(10両編成)は9号車、目黒線と直通する列車(6・8両編成)は原則として4号車が弱冷房車となる。ただし、目黒線と直通する列車については相鉄車に限り7号車が弱冷房車となる。
東横線と直通する列車(10両編成)については、東横線と同様に平日の朝時間帯(始発から9時30分まで)において上下線とも渋谷寄り先頭車両(1号車)が女性専用車となる[17]。日吉始発の下り東横線所属車両(10両編成)についても女性専用車の対象となっている。なお、相鉄線内では上り列車のみ実施するため[18]、下り列車については新横浜駅で終了となる(上り列車については横浜駅方面からの東横線と同様に東京メトロ副都心線池袋駅で終了)。また、相鉄車については海老名・湘南台寄り先頭車両(10号車)にも女性専用車の表示があるが、これは相鉄線内横浜駅行きの列車で実施されるものであり、東急線内では無関係である。
目黒線と直通する列車(6・8両編成)については、女性専用車の設定はない。こちらも相鉄車については海老名・湘南台寄り先頭車両(8号車)に女性専用車の表示があるが、同様の理由で無関係である。
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