行田市
埼玉県の市 ウィキペディアから
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ぎょうだし 行田市 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 関東地方 | ||||
都道府県 | 埼玉県 | ||||
市町村コード | 11206-2 | ||||
法人番号 | 2000020112062 | ||||
面積 |
67.49km2 | ||||
総人口 |
76,361人 [編集] (推計人口、2024年10月1日) | ||||
人口密度 | 1,131人/km2 | ||||
隣接自治体 |
加須市、熊谷市、鴻巣市、羽生市 群馬県:邑楽郡千代田町、明和町 | ||||
市の木 | イチョウ | ||||
市の花 | キク・ 古代蓮 | ||||
その他 |
市の日:5月3日 市の歌:『行田市歌』(NCS-263) 歌:ボニー・ジャックス | ||||
行田市役所 | |||||
市長 | 行田邦子 | ||||
所在地 |
〒361-8601 埼玉県行田市本丸2番5号 北緯36度08分20秒 東経139度27分20秒 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
日本屈指の足袋産地(行田足袋)として知られ、「和装文化の足元を支え続ける足袋蔵のまち行田」が日本遺産に認定されている。全国有数の大型古墳群である埼玉古墳群は国の特別史跡に指定されている。1949年(昭和24年)市制施行。
北は利根川を境に群馬県と接する。ほぼ全域が利根川と荒川の沖積平野であり、土地の高低差がほとんどない平らな地形である。標高は海抜19.7メートル(行田市役所)、市全体では海抜20メートル前後である。最高点は海抜36メートル(さきたま古墳公園内)である。
利根川左岸(群馬県側)にも市域があるが、利根川の河川敷であるため居住者はいない。
荒川には接していないが、清水町(JR行田駅西口付近)は荒川の堤防(熊谷市域)が近接している。
熊谷市との市境付近(国道17号熊谷バイパスと国道125号行田バイパスの交点付近)に、全国でも珍しい複数の飛び地が存在する[注釈 1]。
行田市大字埼玉(さきたま)は、古くは『万葉集』に「さきたまの津」という記述があり、『風土記』にも「武蔵国埼玉郡(さきたまごおり)」とあるように、「埼玉県」地名の発祥地である。
古墳時代には稲荷山古墳などが造成され、これらからは金文字の入った金錯銘鉄剣など貴重な文化財が出土している。
室町時代には忍城(おしじょう)が築かれ、成田氏を中心とする武士団の本拠地として周辺に勢力を拡大していた。
戦国時代には後北条氏と結んだため、豊臣秀吉の小田原征伐の際には石田三成に攻撃を受けることとなる(忍城の戦い)。
江戸時代には忍藩領となり、阿部氏、後に松平氏の城下町。石高は十万石。江戸時代中期より、下級武士の内職として足袋の生産が始まり、明治時代を迎えて機械化されたことで一大産地(行田足袋)となった。最盛期の1938年には約8500万足の足袋を生産し、全国シェアの約8割を占めた。
第二次世界大戦後の日本では洋装化が進み、ナイロン製靴下が普及したため、行田の足袋産業は衰退した。2020年(令和2年)現在でも足袋の生産は行われており、足袋から転じた繊維産業が地場産業として一定の地位を占めている。また、かつて足袋を保管していた足袋蔵を博物館や飲食店に転用して、観光資源として活用している[1]。
1889年3月31日以前 | 1889年4月1日 | 1901年10月15日 | 1937年4月1日 | 1949年5月3日 | 1954年3月31日 | 1954年7月1日 | 1955年7月20日 | 1955年9月30日 | 1955年9月30日 | 1955年10月1日 | 1956年4月1日 | 1957年3月31日 | 2006年1月1日以降 |
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南河原村 犬塚村 馬見塚村 中江袋村 |
南河原村 | 南河原村 | 南河原村 | 南河原村 | 南河原村 | 南河原村 | 南河原村 | 南河原村 | 南河原村 | 南河原村 | 南河原村 | 南河原村 | 行田市 |
池上村 下川上村 上池守村 下池守村 中里村 小敷田村 皿尾村 |
星宮村 | 星宮村 | 星宮村 | 星宮村 | 星宮村 | 星宮村 | 行田市 | 行田市 (太井村の 一部が編入) |
行田市 (旧 星宮村の一部が 熊谷市に編入) |
行田市 | 行田市 (旧 下忍村の一部が 旧 吹上町から編入) |
行田市 | |
北河原村 酒巻村 |
北河原村 | 北河原村 | 北河原村 | 北河原村 | 行田市 | 行田市 | |||||||
須加村 下中条村 |
須加村 | 須加村 | 須加村 | 須加村 | |||||||||
荒木村 小見村 白川戸村(一部) |
荒木村 | 荒木村 | 荒木村 | 荒木村 | |||||||||
斎条村 和田村 谷郷 白川戸村(一部) |
星河村 | 星河村 | 忍町 | 忍市→行田市 (即時改称) | |||||||||
成田町 | 忍町 | 忍町 | |||||||||||
行田町 | |||||||||||||
佐間村 | |||||||||||||
長野村 | 長野村 | 長野村 | |||||||||||
持田村 前谷新田 |
持田村 | 持田村 | |||||||||||
埼玉村 渡柳村 利田村 野村 |
埼玉村 | 埼玉村 | 埼玉村 | 埼玉村 | 埼玉村 | ||||||||
太井村 棚田村 門井村 北新宿村 |
太井村 | 太井村 | 太井村 | 太井村 | 太井村 | 太井村 | 太井村 | ||||||
堤根村 樋上村 下忍村 鎌塚村 袋村 |
下忍村 | 下忍村 | 下忍村 | 下忍村 | 下忍村 | 下忍村 | 下忍村 | 下忍村 | 下忍村 | 下忍村 (全域が旧 吹上町に編入) | |||
小針村 若小玉村 下須戸村 |
太田村 | 太田村 | 太田村 | 太田村 | 太田村 | 太田村 | 太田村 | 太田村 | 太田村 | 太田村 | 太田村 | ||
藤間村 | 藤間村 | ||||||||||||
真名板村 | 真名板村 | ||||||||||||
関根村 | 関根村 |
隣市であり、当市と気候がほぼ同じである熊谷市の気候を参照のこと。
行田市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 行田市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 行田市
■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
行田市(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
2000年頃から人口減少が続いている。
各回の国勢調査結果より算出
各回の国勢調査結果より算出
調査年度 | 年少人口 (0〜14歳) |
生産年齢人口 (15歳〜64歳) |
老年人口 (65歳以上) | |||
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人数 | 比率 | 人数 | 比率 | 人数 | 比率 | |
1980年(昭和55年) | 19,119 | 24.8 | 51,036 | 66.3 | 6,804 | 8.8 |
1985年(昭和60年) | 19,496 | 23.4 | 55,451 | 66.7 | 8,232 | 9.9 |
1990年(平成2年) | 17,143 | 19.7 | 59,935 | 68.9 | 9,931 | 11.4 |
1995年(平成7年) | 15,416 | 17.0 | 62,823 | 69.5 | 12,188 | 13.5 |
2000年(平成12年) | 13,518 | 14.9 | 62,627 | 69.2 | 14,352 | 15.9 |
2005年(平成17年) | 12,040 | 13.6 | 60,235 | 67.8 | 16,505 | 18.6 |
2010年(平成22年) | 10,777 | 12.6 | 55,733 | 65.0 | 19,208 | 22.4 |
2015年(平成27年) | 9,475 | 11.6 | 49,541 | 60.5 | 22,874 | 27.9 |
2020年(令和2年) | 8,240 | 10.6 | 44,778 | 57.4 | 25,010 | 32.1 |
各回の国勢調査結果より算出
調査年度 | 無業者[注釈 3]または不明等 | 従業者 (自宅内) |
従業・通学者 (自宅外の当市内) |
従業・通学者 (県内の他市町村へ) |
従業・通学者 (他都道府県へ) | |||||
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人数 | 比率 | 人数 | 比率 | 人数 | 比率 | 人数 | 比率 | 人数 | 比率 | |
1990年(平成2年) | 25,579 | 29.4 | 9,943 | 11.4 | 29,289 | 33.7 | 16,631 | 19.1 | 5,498 | 6.3 |
1995年(平成7年) | 28,090 | 31.1 | 8,057 | 8.9 | 28,415 | 31.4 | 19,446 | 21.5 | 6,326 | 7.0 |
2000年(平成12年) | 29,781 | 32.9 | 7,792 | 8.6 | 25,942 | 28.7 | 20,312 | 22.4 | 6,048 | 6.7 |
2005年(平成17年) | 30,509 | 34.4 | 6,229 | 7.0 | 24,300 | 27.4 | 20,937 | 23.6 | 5,957 | 6.7 |
2010年(平成22年) | 30,767 | 35.9 | 4,743 | 5.5 | 22,376 | 26.1 | 19,517 | 22.7 | 5,444 | 6.3 |
2015年(平成27年) | 29,996 | 38.0 | 4,275 | 5.4 | 20,761 | 26.3 | 18,770 | 23.8 | 5,074 | 6.4 |
2020年(令和2年) | 37,671 | 47.9 | 3,765 | 4.8 | 13,755 | 17.5 | 19,727 | 25.1 | 3,699 | 4.7 |
代(旧忍町) | 氏名 | 就任年月日 | 退任年月日 |
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初 | 村上多熊 | 1889年5月8日 | 1890年12月28日 |
2 | 古市直之進 | 1891年3月24日 | 1899年4月11日 |
3 | 村上多熊 | 1899年5月4日 | 1903年5月3日 |
4 | 吉田謹蔵 | 1903年8月26日 | 1911年9月11日 |
5 | 森脩 | 1911年11月8日 | 1913年4月7日 |
6 | 古市直之進 | 1913年10月11日 | 1921年10月18日 |
7 | 水谷麻之助 | 1921年11月9日 | 1928年1月24日 |
8 | 高城駿 | 1928年1月25日 | 1945年12月15日 |
9 | 原田俊郎 | 1946年3月8日 | 1946年12月24日 |
10 | 奥貫賢一 | 1947年4月5日 | 1949年5月2日 |
代(市) | 氏名 | 就任年月日 | 退任年月日 |
初 | 奥貫賢一 | 1949年5月3日 | 1951年4月5日 |
2 | 馬場秀夫 | 1951年4月24日 | 1955年4月30日 |
3 | 奥貫賢一 | 1955年5月1日 | 1959年4月30日 |
4 - 11 | 中川直木 | 1959年5月1日 | 1991年4月30日 |
12- 14 | 山口治郎 | 1991年5月1日 | 2003年4月30日 |
15 | 横田昭夫 | 2003年5月1日 | 2007年4月30日 |
16- 18 | 工藤正司 | 2007年5月1日 | 2019年4月30日 |
19 | 石井直彦 | 2019年5月1日 | 2023年4月30日 |
20 | 行田邦子 | 2023年5月1日 | (現職) |
令和2年決算比率
(行田市) |
埼玉県
市町村平均 |
早期健全化基準 | |
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実質赤字比率 | (赤字なし) | (赤字なし) | 12.63% |
連結実質赤字比率 | (赤字なし) | (赤字なし) | 17.63% |
実質公債費比率 | 3.7% | 5.0% | 25.0% |
将来負担比率 | 9.2% | 16.0% | 350.0% |
公営企業会計 | 令和2年度決算比率
(行田市) |
埼玉県
市町村比率 |
経営健全化基準 |
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水道事業会計 | (赤字なし) | (赤字なし) | 20.0% |
公共下水道事業会計 | (赤字なし) | (赤字なし) | 20.0% |
候補者名 | 当落 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 |
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柿沼貴志 | 当 | 43 | 無所属 | 新 | 15,253票 |
鈴木聖二 | 落 | 64 | 自由民主党 | 現 | 12,035票 |
年間商品販売額:1,551億5,500万円(2015年度[7])
製造品出荷額:1,973億6,062万円(2015年度)
製造業に属する事業所数は214ある。主な工業団地としては、行田工業団地、行田みなみ産業団地がある。古くからの地場産業である足袋や衣料品を製造する企業・商店が市内中心部に点在している。
行田で製造される足袋は行田足袋として知られ、ベッチンを使用した高級足袋の生産が盛んに行われていた。1950年(昭和25年)には統制緩和の波に乗り、1000万足のベッチン足袋を製造している[8]。
農業産出額:120億4000万円[10]
三重県桑名市とは1973年(昭和48年)に姉妹都市提携をしていたが、1998年(平成10年)11月9日に福島県白河市を含めて、改めて姉妹都市提携。江戸時代の三方領知替えにちなむ。
市外局番は市内全域「048」[15]。市内局番が「500〜599」の地域との通話は市内通話料金で利用可能(熊谷MA)。市域内の収容局は行田別館局、行田埼玉局、行田北河原局、埼玉吹上2局(一部地域)。
郵便番号は「361-0000〜0084」で、市内にある行田郵便局が集配を担当する。
市域の管轄である埼玉運輸支局熊谷自動車登録事務所で、「熊谷」ナンバーの交付を受ける。
市の南西部をJR高崎線が通っており、行田駅がある。都心方面への直接アクセスは主に高崎線が担っている。市内中心部を通るのは秩父鉄道だが、秩父鉄道から都心には直結しておらず、熊谷駅(高崎線・上越新幹線、熊谷市)か羽生駅(東武伊勢崎線、羽生市)で乗り換える必要がある。ほか、後述のバスでのアクセスとなる。行田駅(JR東日本)と行田市駅(秩父鉄道)は駅名が似ているが、約5キロメートル離れており徒歩圏内ではない。
かつては東武鉄道の東武バスが営業しており、2024年現在は子会社の朝日自動車と国際十王交通が継承している。行田車庫を有する東武バス行田出張所も存在していたが、当該路線が2000年9月に朝日自動車に移管された。営業所は設けられず加須営業所に編入されている(行田出張所敷地は、当初は加須営業所の中継地点として使用継続されていたが、後に行田折り返し場として移転した)。
2社の運行範囲外は、当市のコミュニティバスによってカバーされている。
2017年度(平成29年度)には「和装文化の足元を支え続ける足袋蔵のまち行田」が、埼玉県初の日本遺産に認定された。
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