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運輸支局の1つ ウィキペディアから
埼玉運輸支局(さいたまうんゆしきょく)は、国土交通省の地方支分部局である運輸支局のひとつ。関東運輸局管内で、埼玉県内の業務を取り扱う。
埼玉県さいたま市西区に所在し、傘下に3箇所の出先機関(自動車検査登録事務所)を有する。海事部門の業務のうち、船舶登録関係の業務は扱わない。
戦後の一時期は県庁所在地である旧浦和市に運輸支局があったが、近隣の二ツ宮に免許センター(現在は鴻巣市に移転)があったこともあり、隣接する旧大宮市郊外の現在地に移転した。
発行ナンバープレートは当初は埼玉県全域で「埼」であったが、1975年に「埼玉」ナンバーから「大宮」ナンバーに変更されたため、当時の県庁所在地である「浦和」ナンバーは誕生しなかった。さいたま市誕生後も「さいたま」ナンバーに変更されることはなかった。
旧浦和市と旧大宮市が合併してさいたま市となった後も「さいたま」ナンバーに変更されていないため、東京運輸支局を除くと県名と県庁所在地名のナンバープレートの両方がない全国で唯一の運輸支局となっている。県庁所在地名のナンバープレートがないのは、他に甲府、津、大津、松江、松山、那覇がある。また、廃止された市名を使用するナンバープレートとしても全国唯一である。
合併後、「さいたま」ナンバーへの変更が度々さいたま市議会で議題となっているが、実現には至っていない。4文字のナンバープレートとしてはすでに「尾張小牧」、「伊勢志摩」がある。
また、旧浦和市の人口が旧大宮市より多く県庁所在地でもあったことから、ご当地ナンバーの一つとして「浦和」ナンバー創設の要望が長らく続いており、こちらもさいたま市議会でも議題となることがあるものの、実現には至っていない。
逆にご当地ナンバー制度を用いた形で「さいたま」ナンバーを導入する案もあったが、さいたま市内で導入した場合、同市以外が「大宮」ナンバーとなり、ねじれが発生することから当制度を使えず、仮に制度を適用した場合は管轄内全てのナンバーを「さいたま」で発行する必要があることから見送られた[3]。なお、大阪市内に「なにわ」ナンバーが誕生し、ねじれが発生した事例がある。
さいたま市に隣接する川口市と越谷市では、2014年にご当地ナンバーとして、各市単位で「川口」ナンバーと「越谷」ナンバーが創設されている[2]。
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