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小山田圭吾

日本のシンガーソングライター、音楽プロデューサー、作曲家 ウィキペディアから

小山田圭吾
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小山田 圭吾(おやまだ けいご、1969年1月27日 - )は、日本ミュージシャン音楽プロデューサーマルチプレイヤー[4][5]である。1989年にフリッパーズ・ギターのメンバーとしてデビュー[6]。1991年の解散後、約2年のブランクを経て、1993年よりソロユニットCornelius(コーネリアス)として活動[7]第51回グラミー賞「最優秀サラウンド・サウンド・アルバム」ノミネートアーティスト[8]

概要 小山田 圭吾, 基本情報 ...
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経歴

要約
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Mœrs festivalでのライブ(2007年)

和田弘とマヒナスターズ三原さと志の長男として、東京に生まれる。

外祖父は『紅白音楽試合』(『NHK紅白歌合戦』の前身番組)、『第1回NHK紅白歌合戦』、『第2回NHK紅白歌合戦』で総合司会を担当した元NHKアナウンサー田辺正晴[9]

版画家の中林忠良は義理の叔父(父方の叔母の夫)[10]田辺靖雄は母方の叔父。ベンチャーキャピタリストである伊藤穰一とは、はとこに当たる[11]。また、イギリスのロックバンドのLushのヴォーカル、ミキ・ベレーニともはとこに当たるほか、永積崇ともはとこに当たる。(ミキ・ベレーニと永積崇はいとこ同士である。)

父母が離婚していたため、2006年に父が他界するまで父方親族との交流はなかったが、父の死をきっかけに小山田家のことをいろいろ知るようになった」と語っている[10]

学校法人和光学園 和光小学校、和光中学校・高等学校卒業[12]

セツ・モードセミナーに通う傍ら、中学校の同級生であった小沢健二らと共にフリッパーズ・ギターを結成しメジャーデビュー。解散後、しばしの期間を経て小山田圭吾によるソロプロジェクトCorneliusとして音楽活動を再開する。

活動初期から中期かけての楽曲においては、手法としてサンプリングの採用、テルミンを用いる演奏、HDDによる多重録音ヘヴィメタルへの傾倒と新解釈、シンセサイザーを前に出した演奏、ハーモニー効果の模索、サウンド・エンジニアリングの創意工夫等が施された作品を発表している。また音楽プロデューサーとしても多くのミュージシャンの活動に貢献している。

さらに1992年よりレコードレーベルトラットリア (Trattoria Records)」を主宰する。その活動は、作品発表の場を求めるミュージシャンと新たな音楽を求める聴衆の掛け橋として機能した。小規模のレーベルによる作品の頒布はそれまでにも存在したが、このレーベルは新しい潮流の軽音楽を、単に一部の熱狂的な聴衆に提供するにとどまらず、全国の一般的な聴衆に広く頒布することを可能にした。2002年にこのレーベルは終了したが、その活動期間は10年にわたり、250の作品をリリースした。

1994年2月25日、ファースト・アルバム『THE FIRST QUESTION AWARD』をリリース。

1995年11月1日、2作目のスタジオ・アルバム『69/96』をリリース。森永のチョコレート『小枝』のCMに女装して「森の中の少女」として出演。

1996年6月9日、電気グルーヴ石野卓球X JAPANhideなど、さまざまなアーティストが『69/96』収録曲をリミックスしたアルバム『96/69』をリリース。8月29日、青海ステーションスクエアで開催された音楽フェス「NATURAL HIGH‼︎’96」に出演[13]

1997年8月6日、3作目のスタジオ・アルバム『FANTASMA』をリリース。1曲目「MIC CHECK」のバイノーラルマイクを用いた立体音響をはじめ、細部にまでこだわった音の世界を堪能してもらうために、初回限定盤には特典として特製イヤフォンが付属されていた[14](価格も“耳”にこだわって3,333円)[15]。1998年にはアメリカのマタドール・レコードと契約、『FANTASMA』を世界21ヵ国でリリースする[16]。これを機に現在まで、ツアーなどを含む海外での活動も盛んに行われることとなる。

1999年4月と6月にヨーロッパツアーを行い、Belle and Sebastian主催の音楽フェス「The Bowlie Weekender[17]や「グラストンベリー・フェスティバル[18]に出演する。8月からは、同じくThe Bowlie Weekenderに出演していたThe Flaming Lipsのツアー「the International Music Against Brain Degeneration Revue」にSebadohRobyn HitchcockIQUSonic Boomとともに参加[19]、「レディング・フェスティバル」「リーズ・フェスティバル」への出演[20]を含むアメリカ・ヨーロッパツアーを行う。10月にはアメリカの「コーチェラ・フェスティバル」に出演した[21]

2000年にミュージシャンの嶺川貴子と結婚、同年11月2日に長男(小山田米呂)が誕生。なお、嶺川とは2012年に離婚している。2001年10月24日、4枚目のアルバム『POINT』を国内リリース。翌2002年の1月には世界21カ国でもリリースされた。6月からはフランスのエレクトロ・デュオAirと「グラストンベリー・フェスティバル」などを含むヨーロッパツアーを行っている。

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Webster Hallでのライブ(2008年)

また同時期には、バービカン・アートギャラリー(ロンドン)で行われたJAM展への映像作品の出展(2001年)、世界最大の映像の祭典「RESFest」におけるミュージッククリップ「DROP (DO IT AGAIN)」のベストオーディエンス賞受賞(2003年)、さらにV&A(ヴィクトリア&アルバート博物館/ロンドン)で行われた展覧会「Shhh…」への楽曲提供(2004年)など、音楽はもとより映像作品の制作など、幅広い活動を展開している。

2002年3月、「from Nakameguro to Everywhere tour」をスタート。同ツアーは2004年まで、日本国内14都市・世界12カ国47都市で合計57公演にわたって行われた [22]。12月、『POINT』を高く評価していた細野晴臣にラジオ番組の本番中に誘われ、細野と高橋幸宏によるユニットSKETCH SHOWの東京・大阪公演にゲスト参加する[23][24]

2003年よりNHK-FMで『小山田圭吾の中目黒ラジオ』の放送を開始。夏と冬(元旦)年2回のレギュラー番組で、毎回番組用に製作したDJミックスを1時間弱ノンストップでオンエアしていた[25]。2月、Gerlingをオープニングアクトに迎えてオーストラリア・ツアーを開催する[26]。6月25日、ワーナーミュージック・ジャパンへの移籍後初のリリースとなるリミックス集『CM2』を発売。BlurBeckStingk.d.langTahiti 80電気グルーヴなど、国内外アーティストの楽曲のCorneliusリミックスが収録されている。7月23日には一般公募による『Point』のリミックス集『PM』と、『POINT』収録曲のクリップ映像やテレビスポットを集めたDVD『5.1』を同時リリース。『PM』には『サウンド&レコーディング・マガジン』誌とCorneliusのホームページで行なわれたリミックス・コンテストで小山田自身が選んだ楽曲が収録された[27]

2004年、坂本龍一が2月25日にリリースしたアルバム『CHASM』に参加[28]。9月、タイ・バンコクで開催された「Soi Music Festival」に日本からSPANK HAPPYとともに出演[29]

2005年7月12日にリリースされた子供向け知育絵本付きCD『リズムであそぼう』(テーマ:「楽しく手拍子!」)に書き下ろしの新曲「clap & whistle & walking」を提供[30]。同月24~29日に、坂本龍一の10年ぶりとなるバンド編成ツアーの東京・大阪公演にスペシャルゲストとして出演した[31][32]。8月8日には、ローリー・アンダーソンの回顧展『時間の記録』に関連して開催されたコンサート「The Record of the Record of the Time」に〈F.J.O.S.S.〉(クリスチャン・フェネススティーヴ・ジャンセン、小山田圭吾、スクーリ・スヴェリソン、坂本龍一)のメンバーとして参加[33]。10月29日、横浜トリエンナーレとの連動企画として開催された「SOI MUSIC FESTIVAL 2005」にBuffalo Daughter大野由美子、山本ムーグとともに出演している[34]

2006年2月、タイ・バンコクで開催された展覧会「束の間美術館 ソイサバーイ」に映像作品『Eyes』(Cornelius & 辻川幸一郎)を出展[35]。10月7日から12月10日まで青森県立美術館で開催された企画展「縄文と現代 〜二つの時代をつなぐ『かたち』と『こころ』」[36]にもサウンドインスタレーション作品を出展している[37]。10月26日には5枚目のスタジオ・アルバム『SENSUOUS』をリリース、世界19ヵ国でCD発売された[38]

2007年2月より、〈THE CORNELIUS GROUP〉名義でワールドツアー「SENSUOUS SYNCHRONIZED SHOW」をスタート。3月17日の広島公演ではレイ・ハラカミと共演[39]。その後、「コーチェラ・フェスティバル」や「ソナー・フェスティバル」などのフェス出演を含むアメリカ・ヨーロッパツアーを行なう[40]。夏には「SUMMER SONIC[41]をはじめ国内フェスにも出演。11月にはアメリカの子供向けテレビ番組『YO GABBA GABBA!』に出演[42]し、「Count Five or Six」を演奏している[43]

2008年2月11日、NHK-BShiにてライブ&ドキュメンタリー番組『小山田圭吾の中目黒テレビ〜コーネリアス・ワールド・ツアー 2006-2008』が放送され、足掛け3年にわたって行われた日本・アメリカ・ヨーロッパ・オーストラリアでのツアーの模様が伝えられた[44]。3月30日からはワールドツアの国内最終公演として東名阪ホールツアー「ULTIMATE SENSUOUS SYNCHRONIZED SHOW」を開催[45]。12月には映像作品集『SENSURROUND + B-Sides』がアメリカの「第51回グラミー賞」最優秀サラウンド・サウンド・アルバム賞にノミネートされた[46]

2009年、オノ・ヨーコと息子ショーン・レノン本田ゆかチボ・マット)、あらきゆうこ清水ひろたかとともにYOKO ONO PLASTIC ONO BANDのメンバーとしての活動を開始。6月にはオーネット・コールマンがキュレーターを務めたロンドンのメルトダウン・フェスティバルに出演した[47]。9月16日リリースのアルバム『BETWEEN THE SKY AND MY HEAD』では、ギターの他、ベース、プログラミング、パーカッション、テノリオンを担当[48]。11月には細野晴臣をスペシャルゲストに迎え、東京・大阪で来日公演を行った[49]。Corneliusとしての活動では、5月3日に2枚組DVD『SENSUOUS SYNCHRONIZED SHOW』をリリース[50]。2008年3月の東京国際フォーラムでのライヴ映像を中心にテレビ出演時の映像も収録されており、アメリカでライブを行ったウォルト・ディズニー・コンサートホール前で何度も走りながら揚げに挑戦する姿を観ることもできる [51]。また、6月3日にリリースされたジャーマン・ロックバンドNEU!のトリビュートアルバム『BRAND NEU!』にCICCONE YOUTH(SONIC YOUTH)、PRIMAL SCREAMOASISらとともに参加し、「Wataridori」を提供している[52]

2010年2月、YOKO ONO PLASTIC ONO BANDのニューヨーク公演に出演。ゲストのエリック・クラプトンポール・サイモンベット・ミドラージム・ケルトナーマーク・ロンソンらと共演した[53]。5月8日、原宿で開催されたライブイベント「Les sons」で大野由美子とのユニット〈smallBIGs〉の初ライブを行う[54]。同月12日に開催されたPLASTICSの東京公演では、高木完らと〈NOMARS〉の一員としてオープニングに登場[55]。7月9日、TOWA TEI監修のコンピレーションアルバムのリリースパーティに〈O/S/T〉(小山田圭吾/砂原良徳/TOWA TEI)名義で出演した[56]。8月30日から9月11日まで東京・京橋のギャラリーで開催されたアニメーション作家・久里洋二の個展で、オノ・ヨーコがボーカル、小山田がトラック制作を手がけた映像作品「The Sun Is Down」が上映された[57]

10月1・2日、YOKO ONO PLASTIC ONO BANDのロスアンゼルス公演に参加し、レディ・ガガウータン・クランRZAイギー・ポップネルス・クラインヴィンセント・ギャロ、ソニック・ユースのキム・ゴードンサーストン・ムーアらと共演[58]。11月3日、サード・アルバム『FANTASMA』のリマスター盤をリリースする。リマスタリングは砂原良徳が手がけ、初回限定盤にはレアトラックを収録したCDと、1997年の「FANTASMATIC WORLD TOUR」武道館公演のライブ映像やテレビスポットを収めたDVDが付属されていた[59]。また、イヤフォン付きオリジナル盤のリリースから13年の歳月が経過していることから、HMVとタワーレコードでは経年劣化したスポンジ部分と取り替えて使える特製イヤーパッドが先着購入特典としてプレゼントされた[60][61]

2011年1月、女性ヴォーカルSalyuの多重録音をコンセプトとしたプロジェクトsalyu × salyu(サリュ バイ サリュ)の活動開始を発表。4月13日に小山田全面プロデュースによるコラボレーションアルバム『s(o)un(d)beams』をリリースした。作曲はLali Punaのカバーを除き、すべて小山田が担当。作詞陣にはsalyu、いとうせいこう七尾旅人国府達矢に加え、その後Cornelius名義の作品でもタッグを組むことになる元ゆらゆら帝国坂本慎太郎を迎えている。なお、同プロジェクトはSalyuがクリエーター、アーティストとして尊敬していた小山田に直談判してはじまったもので、坂本の起用も彼女の発案だったという[62][63]

6月5日、相対性理論アート・リンゼイのツーマンライブにゲスト出演[64]。同月26・27日にはYELLOW MAGIC ORCHESTRAの31年ぶりとなるアメリカ公演(ロスアンゼルス、サンフランシスコ)にギタリストとして参加した[65]。8月、東日本大震災で被災した子どもたちを支援する義援ライブ「子供達をたすけなきゃな!@六本木SDLX裏夏フェス 2011」に〈The Cornelius Group+MI-GU=MIGUNELIUS〉(小山田圭吾、あらきゆうこ、堀江博久、清水ひろたか)として出演[66]。11月1日にはよこすか芸術劇場で開催したsalyu × salyuのワンマンライブにバンドメンバーとして参加している[67]

2012年5月11日、東日本大地震被災地支援プロジェクト「kizunaworld.org」のオフィシャルサイトで坂本龍一とのコラボレーション楽曲「ah」をリリース[68]。6月、〈Cornelius presents salyu x salyu〉名義でロンドンのThe Jazz Cafeとバルセロナで開催された「ソナー・フェスティバル」でライブを行う[69]。8月にはDOMMUNE主催の東日本大震災復興支援イベント「FREEDOMMUNE 0<ZERO> A NEW ZERO」に、salyu x salyuとともに出演した[70]

2013年1月より、NHK-FMにて『小山田圭吾の新町ラジオ』がスタート。自身の事務所・スタジオ移転にともない、番組名が『中目黒ラジオ』から変更された[71]。6月14日、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで開催された「メルトダウン・フェスティバル」にYOKO ONO PLASTIC ONO BANDのメンバーとして参加。オノ・ヨーコがキュレーターを務め、他にザ・ストゥージズやキム・ゴードン、サーストン・ムーアらが出演していた[72]。同月19日には、『攻殻機動隊 ARISE』とFM3とのコラボにより、ブッダマシーン『GHOST IN THE MACHINE』を発売。ブッダマシーンは小型スピーカー内臓のループ再生専用機で、サントラを手がけた『攻殻機動隊ARISE』のオープニング曲とBGM2曲を流すことができる[73]。7月には、山口情報芸術センター[YCAM]で開催された『YCAMDOMMUNELIVE』第2部のヤン富田のライブに〈脳波提供被験者〉(宇宙飛行士)として参加した[74][75]

8月7日、元日のNHK-FM『坂本龍一 ニューイヤー・スペシャル』でオンエアされた細野晴臣、坂本龍一、青葉市子U-zhaanとの一発録りのスタジオ・セッションが〈青葉市子と妖精たち〉名義でCDリリースされる[76]。その記念として同日東京からスタートした青葉市子「出張ラヂヲ」ツアーにもゲストとして参加[77]。11日に開催された野外音楽イベント「WORLD HAPPINESS 2013」では、salyu × salyuのサポートに加え、〈The おそ松くんズ〉の一員としても出演(他メンバーは高橋幸宏、小原礼佐橋佳幸、Dr. kyOn、ゴンドウトモヒコ)。細野晴臣、坂本龍一、鈴木茂小坂忠奥田民生矢野顕子鈴木慶一大貫妙子らと共演している[78]。28日、バンドメンバーとして参加したYOKO ONO PLASTIC ONO BANDのアルバム『Take Me To The Land Of Hell』がリリース。同アルバムにはゲストとしてレニー・クラヴィッツザ・ルーツQuestloveらも参加している[79]。翌月28日にはタイ・バンコクで開催された「Japanese Invention curated by Cornelius」に青葉市子、Buffalo Daughter、salyu x salyuとともに参加した[80]

2014年10月8日にリリースされたU-zhaanのアルバム『Tabla Rock Mountain』に参加[81]。アルバム発売を記念してU-zhaanのオフィシャルサイトでスタートした企画「ユザーンのカレーばっか食べる会。」にも会員No.4として登場している [82]。11月24日に開催されたSPACE SHOWER TV攻殻機動隊シリーズのコラボレーションイベントではサウンドキュレーターを務め、青葉市子 with 小山田圭吾 & U-zhaan、salyu × salyu、高橋幸宏 & METAFIVEの3組のライブに出演した[83]

2015年1月、salyu × salyuのオーストラリアツアーに参加。シドニーで開催された芸術の祭典「Sydney Festival 2015」、メルボルンのThe Corner Hotel、ブリスベンのQueensland Gallery of Modern Artでライブを行う[84]。3月、長男の小山田米呂がギタリストとして参加する和光学園に通う中学生バンド〈Sure Shot〉[85]がファッションブランドPRETTY GREEN青山店でライブ開催[86]。8月には新曲を含めた自選ワーク集『Constellations Of Music』をリリースした。

2016年1月13日、高橋幸宏、砂原良徳、TOWA TEI、ゴンドウトモヒコ、LEO今井らと結成したバンドMETAFIVEのファーストアルバム『META』をリリース。4月には、新潟県中越地震被害からの復興を目的にはじまったライブイベント「極楽パンチ2016」に青葉市子 with 小山田圭吾 & U-zhaanで出演している[87]。5月5日(こどもの日)にサンリオピューロランドで開催されたイベント「KIDS DAY」のために結成したスペシャルバンド〈KIDS DAY BAND〉にギターで参加。他のメンバーは、ボーカル:二階堂和美、ラップ:BOSE(スチャダラパー)、ドラム:ASA-CHANG、ベース&コーラス:大野由美子。高木完のプロデュースによりイベントテーマ曲「だいだい大好き だきしめたい」を発表した[88]。6月10日、アメリカのLefse Recordsから『FANTASMA』のリマスター盤をLP2枚組でリリース。それを記念して、8月、新ベーシストに大野由美子を迎えて8年ぶりとなるアメリカツアーを開催[89]。ロサンゼルス公演ではBeckがサプライズ出演してテルミンを演奏する一幕もあった[90]

2017年、先行7インチシングルの「あなたがいるなら」(4月)、「いつか/どこか」(5月)に続いて、6月28日に10年半ぶりのスタジオ・アルバム『Mellow Waves』をリリースした。それにともない、『Mellow Waves』リリース・パーティおよび全国ツアーを開催。また、「FUJI ROCK FESTIVAL '17」、「ライジング・サン・ロックフェスティバル」、「SWEET LOVE SHOWER」にも出演した[91][92]。9月、同アルバムより「夢の中で」を7インチ・シングルカット。10月にはBeck日本武道館公演にスペシャル・ゲストとして出演している[93]。なお、Beckとは11月6日放送のラジオ番組「SONIC RADIO」(InterFM)でも共演しており、1994年の日本での出会いや音楽家としての共通点、お互いの子どもについて、一緒にプリクラを撮ったエピソードなど、さまざまな話題を語り合った[94](2024年4月のBeck来日公演の際には、小山田が楽屋でのツーショット写真を自身のInstagramにアップしている[95])。

2018年1月、アメリカの Rostrum Recordsから『Mellow Waves』のLPとカセットをリリース[96]。2月には東京でヤン富田との対バンライブ[97]、3月にはメキシコ(「NRMAL Festival」のヘッドライナー)・北米ツアーを開催[98]。北米ツアー中には、米ラジオ局NPRの人気企画「Tiny Desk Concerts」に出演している[99]。また、3月21日に『デザインあ2』オリジナルサウンドトラックCDを発売[100]、5月16日にはSpotifyのオリジナルプログラム『Spotify Singles』よりDrakeのカバー「Passionfruit」[101]を配信でリリース。同月、福岡で開催された「Circle'18」ではヘッドライナー[102]を務めた。6月にはイギリスの「Field Day」とスペインの「ソナー・フェスティバル」に出演[103]、さらに「音のアーキテクチャ展」のために書き下ろされた新曲「Audio Architecture」を配信および会場限定の7インチepでリリースした。

7月18日には、3月の『2』に続いて、『デザインあ 3』のオリジナルサウンドトラックCDをリリース。8月、「SONIC MANIA[104]と「東京JAZZ[105]に出演。9月18日、『Mellow Waves』のLP国内盤と、同アルバムリリース以降に作られた楽曲で構成された編集盤『Ripple Waves』をリリース[106]した。10月から全国7カ所を回るホールツアー「Mellow Waves Tour 2018」を開催、11月には同ツアーの一環として台湾(ワンマンライブ)と香港(「Clockenflap 2018」)で初ライブを行う[107]。11月には、電子音楽&デジタルアートのフェス「MUTEK.JP 2018」[108]に出演。音源リリースやライブ活動以外では、4月からα-STATIONのラジオ番組『FLAG RADIO』のレギュラーDJを隔月で担当[109]。また、富山県美術館(3月~5月)と日本科学未来館(7月~10月)で開催された「デザインあ」展[110]21_21 DESIGN SIGHT(6月~10月)で開催された「音のアーキテクチャ展」[111]の音楽を担当している。

2019年、3月に神戸、4月に東京で開催された新インドアフェス「Q」のヘッドライナーを務める[112]。6月には「TAICOCLUB」の後継フェスとなる「FFKT'19」[113]に出演。7月6日、福井で開催された新フェス「ONE PARK FESTIVAL」にもヘッドライナーとして出演した[114]。7月26日、同月19日よりテレビ東京ほかで放映開始したテレビドラマ『サ道』の主題歌「サウナ好きすぎ」を配信リリース[115]。さらに31日には、1stアルバム『THE FIRST QUESTION AWARD』と4thアルバム『POINT』のリマスターCD、映像作品『Mellow Waves Visuals』を同時リリースした[116]。8月には韓国で開催された「INCHEON PENTAPORT ROCK FESTIVAL 2019[117]、青森で開催された「ワールドハピネス2019」に出演[118]。また『POINT』再発を記念して、8月に大阪と東京でスペシャルライブ「Cornelius Performs Point」[119]を、9月から10月にかけてアメリカとカナダで「Cornelius Performs Point US & CANADAツアー」を開催した[120]。帰国後、「朝霧JAM2019」に出演予定だったが台風により中止[121]となった。9月25日には選曲を担当した細野晴臣のコンピレーションアルバム『HOSONO HARUOMI compiled by OYAMADA KEIGO』がリリースされている[122]

2020年1月、デビュー前から交流のあるORIGINAL LOVE主催のライブイベント「Love Jam vol.5」に出演。CorneliusのライブだけでなくORIGINAL LOVEのステージにも登場し、「ORANGE MECHANIC SUICIDE」の演奏にギターで参加した[123]。2月8日には東京都渋谷公園通りギャラリーで蓮沼執太と即興演奏ライブを行う[124]。4月に「SYNCHRONICITY 2020」に出演予定だったが、2019新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止[125]。7月24日にはMETAFIVEの4年振りの新曲となる「環境と心理」を配信リリース。作詞・作曲に加え、同バンドでは初となるリードヴォーカルを担当している[126]12月2日、オープン1周年を迎える渋谷パルコのために書き下ろしたBGM集『MUSIC FOR PARCO』をLPでリリース[127]。大晦日にはフジロック2021開催に向けたオールナイトイベント「KEEP ON FUJI ROCKIN’ II〜On The Road To Naeba 2021〜」に出演した[128]

2021年、コカ・コーラ『い・ろ・は・す 天然水』TVCMのオリジナル楽曲「水奏楽」をn-bunaヨルシカ)とのコラボレーションにより制作。楽曲には実際に同商品の水源である白州で録音された水の音が使用された[129]。4月22日、1年9カ月ぶりとなるシングル「Forbidden Apple」を配信リリース。りんごをかじる音を効果的に用いたインストゥルメンタル作品で、ソニーの360立体音響技術・360 Reality Audioに対応している[130]。5月7日にGoGo Penguinがリリースしたリミックス・アルバム『GGP/RMX』に「Kora (Cornelius Remix) 」を提供[131]。同月12日には、音楽を担当した『攻殻機動隊』映画・TVシリーズのサウンドトラック『GHOST IN THE SHELL ARISE O.S.T.』と『GHOST IN THE SHELL: THE MOVIE / GHOST IN THE SHELL ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE O.S.T』をアナログ盤(LP+7インチ)で同時リリースした[132]

2022年、6月17日に音楽&アート雑誌『nero』の創刊10周年記念としてリリースされた7インチレコードに書き下ろし新曲「Windmills of Your Mind」を提供[133]。翌月22日にはシングル「変わる消える (feat. mei ehara)」を配信リリース[134]、30日には「フジロックフェスティバル'22」2日目のホワイトステージにヘッドライナーとして出演した[135]。8月19日、ライブメンバーである堀江博久の体調不良により、3人編成で「SONICMANIA2022」に出演[136]。9月18日に高橋幸宏の音楽活動50周年を記念して開催された「LOVE TOGETHER 愛こそすべて」では、アンコールに登場し、細野晴臣とともにYMOの「CUE」を演奏した[137]。11月にはインドネシア・ジャカルタの「Joyland Festival Jakarta[138]とタイ・バンコクの「Maho Rasop Festival 2022[139]に出演し、ヘッドライナーを務める。音楽活動以外では、9月10日に日本公開されたドキュメンタリー映画『アザー・ミュージック』にインタビュー出演している[140]

2023年4月8日、療養中の坂本龍一に代わって出演した元旦のラジオ番組『RADIO SAKAMOTO』(J-WAVE)での共演がきっかけとなり、東京で大友良英と即興演奏ライブを開催(5月13日に京都でも開催)[141]。1曲目の演奏は坂本龍一がこのライブのために提供した20分ほどの音源に合わせて行われた[142]。6月にはオーストラリアで「RISING Festival 2023 Melbourne」(16日)と「Vivid Sydney2023」(17日)に出演[143]。また、23日にパリで開かれたKENZOの春夏コレクションショー(アーティスティック・ディレクター:NIGO)の音楽制作も手がけている[144]。28日には、先行シングル「火花」やMETAFIVE「環境と心理」のセルフカバー・ヴァージョンを収録した7作目のスタジオ・アルバム『夢中夢 -Dream In Dream-』をリリースした[145]

7月17日、1980年代後半に沖野俊太郎らと結成したネオサイケバンドVelludoの約35年ぶりのライブを行う[146]。9月30日から国内ツアー「Cornelius 夢中夢 Tour 2023」をスタート[147]。10月6日から12月31日まで京都で開催された展覧会「AMBIENT KYOTO 2023」では、インスタレーション作品の展示のほか[148]、11月3日に国立京都国際会館 メインホールでワンマンライブ「AMBIENT KYOTO 2023 presents Cornelius 夢中夢 Special Live Set」を開催した[149]。同月23日、ダリル・ホールトッド・ラングレンの来日公演最終日にスペシャルゲストとして出演[150]。12月9日にイギリスBBC Radioで放送された『Ambient Focus』では、テリー・ライリーとともにアンビエントミュージックを中心としたプレイリストを選曲している[151]

2024年1月、パリ・ファッションウィークで発表されたKENZOの2024年秋冬コレクション「KENZO MAGIC GALAXY」のショー音楽を制作[152]。2月21日、くるりとともに「あらきゆうこ生誕50年ライブ」に出演[153]。4月2日からはラジオ番組『FLAG RADIO』(α-STATION)のレギュラーDJを担当している[154]。5月より中国、ヨーロッパ、アメリカをまわる「"Dream In Dream" World Tour 2024」をスタート[155]。6月11日には、ロンドンを拠点に活動するサウンドアーティスト/エクスペリエンスデザイナー・スズキユウリとコラボした『THE AMBIENT MACHINE - Cornelius edition』を50台限定で発売した[156]。同月26日、近年のアンビエント色の強い作品を集めたアルバム『Ethereal Essence』をリリース。4月に先行配信された「Sketch For Spring」をはじめ、2018年の『谷川俊太郎展』に出展した「ここ」[157]、12月21日にテレビ東京で放送されたTVドラマ『サ道2024SP~誰しも何かを胸にととのう~』の主題歌「サウナ好きすぎ、より深く」[158]などが収録されている。

7月、Corneliusの活動30周年を記念して東京(7日)と京都(13日)でワンマンライブ「Cornelius 30th Anniversary Set」を開催する。近年のライブ定番曲に加え、同月5日配信の「MIND TRAIN」、SKETCH SHOWのカバー「Turn Turn」、『攻殻機動隊ARISE border:2 Ghost Whispers』のエンディングテーマ「外は戦場だよ」といったナンバーも演奏。本編最後の「THANK YOU FOR THE MUSIC」のアウトロでは、長らくセットリストに入ることのなかったファースト・アルバム収録曲をメドレー形式で披露した[159]。9月6日、ロンドンのバービカン・ホールで行われたライブに青葉市子がゲスト出演[160]。10月26日には、30周年記念ライブの映像と本人および青葉市子・岡村靖幸・髙城 晶平(cero)・山口一郎サカナクション)へのインタビューを含む特集番組「CORNELIUS 30th Anniversary Special」がBSフジにて放送[161]。11月20日にはフジテレビで再放送された[162]

2025年1月、青葉市子のデビュー15周年記念コンサート京都公演にスペシャルゲストとして出演[163]。3月26・27日には、1998 - 99年のアメリカ、ヨーロッパおよび日本公演以来となるThe Flaming Lipsとのダブル・ヘッドライン公演に出演した[164]。5月3日から9日まで中国で「Dream After Dream Tour 2025」を開催、4都市でライブを行う[165]。5月20日、MUSIC AWARDS JAPAN 2025の授賞式に先立って開催されたYMOのトリビュートコンサートにゲスト出演し、「Firecracker」「千のナイフ」「CUE」を演奏[166]。7月16日には『69/96』の作詞を共作したブライアン・バートンルイスのお別れパーティーのヘッドライナーとして出演した[167]

7月24日から東京のHERALBONY LABORATORY GINZAで開催された展覧会『Glow Within -Corneliusと13人の作家の声-』に「Glow Within」のミュージックビデオを展示[168]。夏前ごろより、『FANTASMA』リマスター盤(2010年)収録の「Typewrite Lesson」を使った動画がTikTokなどのショート動画プラットフォームでミーム化し、同曲がチャートを急上昇しはじめる[169]。8月28日公開のBillboard Global Japan Songs excl. Japan チャートでは、アメリカとイギリスで11位[170][171]、南アフリカで10位[172]にランクイン。10月6日からテレビ放送開始された橋本環奈出演の洋服の青山『美ジ楽スーツ』CMでは、BGMの作・編曲を担当[173]。10月22日、電子音楽作曲家・アーティストの池田亮司と大阪でツーマンライブを行う[174]

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ライブツアー・フェス・ライブイベント

要約
視点
Thumb
東京国際フォーラムでのライブ(2008年)

FANTASMA』リリース以降のCorneliusのライブの特徴として、バンドの生演奏と舞台バックに投射された映像のシンクロが挙げられる。当初は小山田本人が自身の映像コレクションをサンプリング的な手法で編集して作った映像を使用していたが、その後、映像作家の辻川幸一郎中村勇吾 groovisions、大西景太らが手掛けるようになった[175]

国内・海外ツアー

  • THE FIRST QUESTION AWARD Tour(1994年)
  • BRING UP BABY Tour(1994年)
  • Welcome To The Jungle Tour'95(1995年)
  • FANTASMATIC WORLD TOUR(1997年-1998年)
  • from Nakameguro to Everywhere tour(2002-2004年)
  • SENSUOUS SYNCHRONIZED SHOW(2006-2008年)※THE CORNELIUS GROUP
  • ULTIMATE SENSUOUS SYNCHRONIZED SHOW(2008年)
  • CORNELIUS PERFORMS FANTASMA(2016年)
  • Mellow Waves Tour(2017-2018年)
  • Cornelius Performs Point(2019年)
  • 夢中夢 Tour(2023年)
  • Dream in Dream World Tour (2024年)
  • Dream After Dream Tour 2025(2025年)

※THE CORNELIUS GROUP(ツアーでのバンド形式の名義): 小山田圭吾 (Vo&G)、堀江博久 (Key&G)、清水ひろたか (B)、あらきゆうこ (Dr)

2016年以降はBass&Synthesizerに大野由美子Buffalo Daughter)を迎えている[176]

また『FANTASMA』の海外盤をリリースしてからは、国内・海外問わず多くのロック・フェスティバルに出演している。

国内・海外フェス

その他ライブイベントなど

  • WILD SKETCH SHOW(2002年)[177]
  • Sonarsound Tokyo 2004(2004年)[178]
  • Yebisu Garden Place 10th Anniversary L'ULTIMO BACIO "パラード・エレキテル"(2004年)[179]
  • 坂本龍一JAPANTOUR2005 in association with Artist Power※東京・大阪公演(2005年)[180]
  • The Record of the Record of the Time(2005年)[181]
  • SKETCH SHOW + TOWA TEI + 小山田圭吾@アップルストア銀座(2005年)[182]
  • SPACE SHOWER TV presents 第1回 Cornelius 新曲披露演(2006年)[183]
  • sonarsound tokyo 2006(2006年)[184]
  • SOUND & RECORDING MAGAZINE presents 第2回 Cornelius 新曲披露演(2006年)[185]
  • POPJAM presents 第3回 Cornelius 新曲披露演(2006年)[186]
  • LIQUIDROOM 3rd ANNIVERSARY ゆらゆら帝国/THE CORNELIUS GROUP(2007年)[187]
  • PLASTICS/THE CORNELIUS GROUP(2007年)[188]
  • スティーブ・ジャンセン ソロコンサート「Slope」(2008年)[189]
  • Chimera Music Show(2009年)[190]
  • "SENSUOUS SYNCHRONIZED SHOW"UNPLUGGED@東京都現代美術館B1「CONTENT」(2009年)[191]
  • Yukihiro Takahashi Live 2009 "OUT OF HERE"(2009年)[192]
  • De La FANTASIA 2009〈FANTASIA Special〉(2009年)[193]
  • YOKO ONO PLASTIC ONO BAND 「BETWEEN MY HEAD AND THE SKY」コンサートツアー(2009年)[194]
  • YOKO ONO PLASTIC ONO BAND「WE ARE PLASTIC ONO BAND」ニューヨーク公演(2010年)[195]
  • The Ghost of a Saber Tooth Tigermi-gu@ニューヨーク※ゲスト出演(2010年)[196]
  • IKEBANA & AKICHI RECORDS PRESENTS EXHIBITION“IKEBANA響室”Les son 1(2010年)[197]
  • PLASTICS「Plastic Production」(2010年)[198]
  • MOTIVATION H Release Party in HOTEL H(2010年)[199]
  • YOKO ONO PLASTIC ONO BAND「WE ARE PLASTIC ONO BAND」ロサンゼルス公演(2010年)[200]
  • Premium Studio Live Vol.5(2010年)[201]
  • DAVID BYRNE ART EXHIBITION(2010年)[202]
  • Yumiko Ohno Duo +(2011年)[203]
  • s(o)un(d)beams special event(2011年)[204]
  • フィッシュマンズ「A Piece Of Future」(2011年)[205]
  • 相対性理論 presents『解析III』(2011年)[206]
  • Yellow Magic Orchestra ロサンゼルス公演・サンフランシスコ公演(2011年)[207]
  • 蓮沼執太 MUSIC TODAY ASAHI(2011年)[208]
  • 子供達をたすけなきゃな!@六本木SDLX裏夏フェス2011(2011年)[209]
  • YMONHK(2011年)[210]
  • salyu×salyu -話したいあなたと-(2011年)[211]
  • salyu×salyu s(o)un(d)beams +(2011年)[212]
  • HIDEKI KAJI "15 Short Trousers" 15th Anniversary※東京公演(2011年)[213]
  • HARAJUKU PERFORMANCE+DOMMUNE LIVE PLUS !!!!!♯4 <salyu × salyu's Xmas Live>(2011年)[214]
  • SPACE SAFARI vo.11(2012年)[215]
  • HOTEL H MBE Closing Party(2012年)[216]
  • salyu x salyu ロンドン公演@The Jazz Cafe(2012年)[217]
  • 〈100%ユザーン vol.3〉(2012年)[218]
  • DUM-DUM PARTY'2012 ~夏の黄金比~(2012年)[219]
  • maskz presents U-NITE(2012年)[220]
  • alternative tokyo(2012年)[221]
  • FREEDOMMUNE 0<ZERO> A NEW ZERO(2012年)[222]
  • BEAT CIRCUIT 2012~ペンギン・カフェ with フレンズ(2012年)[223]
  • 高橋幸宏 60th Anniversary Live(2012年)[224]
  • salyu×salyu×デザインあ展(2013年)[225]
  • ROVO presents MDT FESTIVAL 2013(2013年)[226]
  • 東京グローブ座「clammbon faVS!!! vol.4」(2013年)[227]
  • YCAM10周年記念祭「YCAMDOMMUNELIVE」ヤン富田ライブ「禅と生命体と宇宙線」(2013年)[228]
  • 青葉市子「出張ラヂヲ」(2013年)[229]
  • Buffalo Daughter 20th Anniversary Live at UNIT Tokyo(2013年)[230]
  • SPACE SAFARI 10th 2013(2013年)[231]
  • 清水ひろたか 3579 TOUR FINAL(2013年)[232]
  • 立花ハジメ「ギャラリアプロチア」(2013年)[233]
  • 細野晴臣×坂本龍一(2013年)[234]
  • EX THEATER OPEINING SERIES 2014 NEW YEAR PREMIUM GO LIVE vol.1 高橋幸宏 with 小山田圭吾×砂原良徳×TOWA TEI×ゴンドウトモヒコ×LEO今井(2014年)[235]
  • EX THEATER OPENING SERIES GO LIVE! Vol.1 高田漣「ロッカデリック・アンサンブル」(2014年)[236]
  • CIBO MATTO「『HOTEL VALENTINE』リリースパーティ」(2014年)[237]
  • CIBO MATTO「『Hotele Valentine』リリース記念スペシャルライヴ」(2014年)[238]
  • 新世界的音楽実験 東西山本対曲(2014年)[239]
  • Slow Music Slow LIVE '14(2014年)[240]
  • ARTO LINDSAY with special guest KEIGO OYAMADA(2014年)[241]
  • SPACE SHOWER TV 開局25周年 × 攻殻機動隊25周年 × 日本科学未来館 GHOST IN THE SHELL ARISE“border:less experience”sounds curated by CORNELIUS(2014年)[242]
  • Hirohisa Horie x sugar me “We’ll Meet Again -extra-”(2014年)[243]
  • STEREO RECORDS 10th ANNIVERSARY 青葉市子 with 小山田圭吾 & U-zhaan LIVE(2015年)[244]
  • 青葉市子 with 小山田圭吾 & U-zhaan@Blue Note Tokyo(2015年)[245]
  • MAHANYAWA アルバム発売記念日本ツアー@Super Deluxe(2015年)[246]
  • アボカド・de・show(2015年)[247]
  • ARTO LINDSAY'S RESTLESS SAMBAS guest : KEIGO OYAMADA(2015年)[248]
  • CIBO MATTO with guest KEIGO OYAMADA(2015年)[249]
  • チャネリング・ウィズ・ミスター・ビックフォード(2016年)[250]
  • LIVE FUKUSHIMA(2016年)[251]
  • commmons10 健康音楽(2016年)[252]
  • 青葉市子 with 小山田圭吾 & U-zhaan Tour 2016@京都(2016年)[253]
  • メリシャカライブ2016(2016年)[254]
  • 青葉市子 with 小山田圭吾 & U-zhaan Tour 2016@神戸(2016年)[255]
  • GOD SAVE THE TO$H VOL.4(2017年)[256]
  • HAPPY extreme! presents Whistlin’ and Smilin’ 2017(2017年)[257]
  • THANK YOU ORIGATO 中西俊夫 a.k.a. TYCOON TO$H フェス!!(2017年)[258]
  • Mellow Waves RELEASE SECRET LIVE(2017年)[259]
  • Mellow Waves Release Party(2017年)[260]
  • BECK TOUR'17@日本武道館(2017年)[261]
  • HOME PARTY Premium Live(2018年)[262]
  • YANN TOMITA LIVE(2018年)[263]
  • Haruomi Hosono + Acetone Light in the Attic(2018年)[264]
  • PERFORMING ART OF YANN TOMITA AT 原美術館(2018年)[265]
  • LIVE AUDIO ARCHITECTURE × 8(2018年)[266]
  • ヘリオスグルーヴィーナイトvol.28(2018年)[267]
  • TRUNK(HOTEL) Presents Robbie from The Avalanches and FRIENDS『CHERRY BLOSSOM PARTY』(2019年)※DJとして出演[268]
  • Buffalo Daughter〈25+1 Party〉(2019年)[269]
  • YANN TOMITA & DREAM TEAM for AUDIO SCIENCE LABORATORIES SHOW CASE(2019年)[270]
  • lowpowers with the friends(2019年)[271]
  • CORNELIUS live show case “SHIBUYA PARCO sound check 1・2”(2019年)[272]
  • 新生SHIBUYA PARCO グランドオープン記念 ヤン富田・AUDIO SCIENCE LABORATORIES ライブ(2019年)[273]
  • 蓮沼執太ライブ「Shibuya Gathering / Shibuya Difference 渋谷つどい・渋谷ちがい」(2020年)[274]
  • Hirohisa Horie Birthday live『50th NOW!』Cornelius vs LOSALIOS(2020年)[275]
  • ORIGINAL LOVE presents 「Love Jam vol.5 」(2020年)[276]
  • 心斎橋PARCO Re:BIRTH! OPEN SPECIAL PROGRAM!!!(2020年)[277]
  • KEEP ON FUJI ROCKIN’ II〜On The Road To Naeba 2021〜(2020年)[278]
  • 高橋幸宏 50周年記念ライヴ LOVE TOGETHER 愛こそすべて(2022年)[279]
  • 岡村靖幸 2022-23 AUTUMN-WINTERツアー「アパシー」中野サンプラザ公演(2023年)[280]
  • 蓮沼執太フィル「ミュージック・トゥデイ」(2023年)[281]
  • Special Live 大友良英+小山田圭吾(2023年)[282]
  • KYOTOGRAPHIE + KYOTOPHONIE Closing Night!(2023年)[283]
  • SHIBUYA PARCO 50th ANNIVERSARY x DOMMUNE OPENING CEREMONY. Cornelius「夢中夢 - Dream in Dream-」Release Program(2023年)[284]
  • J-WAVE & Roppongi Hills present TOKYO M.A.P.S CHRIS PEPPLER EDITION(2023年)[285]
  • Velludo Presents "Between The Lines"(2023年)[286]
  • LIQUIDROOM 19th ANNIVERSARY「Cornelius 坂本慎太郎」(2023年)[287]
  • AMBIENT KYOTO 2023 presents Cornelius 夢中夢 Special Live Set(2023年)[288]
  • ヤン富田 at BLUE NOTE TOKYO featuring DOOPEES 30th Anniversary(2024年)[289]
  • 野宮真貴 Valentine's Day Live 2024 ~Be My Baby~ (2024年)[290]
  • Cornelius / くるりあらきゆうこ生誕50年ライブ ~(2024年)[291]
  • STRANGE MUSIC for STRANGE PEOPLE(2024年)[292]
  • Mirai MoriyamaHitoshi One presents『PARCO文化祭』(2024年)[293]
  • BENTEN 2024 Art Night Kabukicho 「DOMMUNE KABUKICHO」SATELLITE STUDIO「DOMMUNE LIVEPEDIA」(2024年)[294]
  • VELLUDO Presents "Between The Lines”(2024年)[295]
  • 立花ハジメ「Lost New Wave 100% Vol.2 ハジメヨケレバスベテヨシ」(2025年)[296]
  • 『Welcome to Pen 2025 CREATORS FES.』「蓮沼執太&コーネリアス Pen×Haruomi Hosono Revisited Special Live & Talk」(2025年)[297]
  • RADIO SAKAMOTO Uday -NEW CONTEXT FES × DIG SHIBUYA-(2025年)[298]
  • 野宮真貴 Birthday Live 2025~ニュー・ウェイヴを歌う~※東京公演(2025年)[299]
  • The Flaming Lips × Cornelius(2025年)[300]
  • ヤン富田 A.S.L. SHOWCASE 2025(2025年)[301]
  • MUSIC AWARDS JAPAN A Tribute to YMO - SYMBOL OF MUSIC AWARDS JAPAN 2025-(2025年)[302]
  • OGRE YOU ASSHOLE主催""DELAY2025""(2025年)[303]
  • 緊急企画『♡ 100% Japan 仲間大集合!』 Bye-Bye Bryan(2025年)[304]
  • HEAR HERE -GATHERING 2(2025年)[305]
  • VELLUDO Presents “Between The Lines 2025”(2025年)[306]
  • Re:RETURN "Visual Attack" -Light Emitting Diode powered by BIGCAT-(2025年)[307]
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ディスコグラフィー

要約
視点

シングルCD

国内リリース
海外リリース

レコード・カセット

国内リリース
  • RAISE YOUR HAND TOGETHER(1993年12月22日・12インチレコード
  • MOON WALK (RADIO EDIT)(1995年10月16日・カセットテープ
  • VOLUNTEERED APEMAN(1996年6月21日・猿型変形レコード)
  • THEME FROM THE FIRST QUESTION AWARD(1997年4月25日・ハート型変形レコード)
  • STAR FRUITS(1997年6月11日・12インチレコード)
  • SURF RIDER(1997年6月11日・12インチレコード)
  • CMF(1999年1月27日・3枚組LP)
  • I LOVE LOVE(2002年7月15日・5インチレコード)
  • Beep It(2006年11月13日・12インチレコード)
  • あなたがいるなら (If You're Here)(2017年4月26日・7インチレコード)
  • いつか/どこか (Sometime/Someplace)(2017年5月24日・7インチレコード)
  • 夢の中で (In a Dream)(2017年9月27日・7インチレコード)
  • Audio Architecture(2018年6月29日・7インチレコード)
  • relaxin' with PARCORNELIUS(2020年11月22日・カセットテープ) - 渋谷パルコ館内BGM+「La La Relax」収録
  • MUSIC FOR PARCO - 渋谷PARCOのために書き下ろしたオリジナルBGMを収録(2020年12月2日・12インチレコード)
  • MUSIC FOR TEA TIME - 「Take Me to the Green World」「In the Mist」収録(2023年1月20日・カセットテープ)
  • 変わる消える (CHANGE AND VANISH) - 2曲目の「続きを」と共にセルフカバー。180グラム重量盤仕様(2023年2月22日・12インチレコード)
  • 火花 (SPARKS)(2023年5月17日・7インチレコード)
  • 霧中夢 (DREAM IN THE MIST 46MIN.) - ライブ会場限定配布(2023年9月30日・カセットテープ)
  • SELECTED AMBIENT WORKS 00-23 - 全10曲入りアルバム。AMBIENT KYOTO 2023での限定販売 (後にオンラインショップでも販売開始)(2023年10月6日・カセットテープ)
  • LIVE AT ICC KYOTO 2023 - ライブ会場限定配布(2024年7月7日・カセットテープ)
  • BAD ADVICE / MIND TRAIN(2024年8月21日・12インチレコード)
海外リリース
  • FREE FALL(1998年2月23日・7インチレコード)
  • CHAPTER 8 〜Seashore And Horizon〜(1998年5月25日・7インチレコード)
  • STAR FRUITS SURF RIDER (single version)(1998年9月14日・12インチレコード)
  • STAR FRUITS SURF RIDER (radio edit)(1998年9月14日・12インチレコード)
  • DROP(2002年4月23日・12インチレコード)
  • POINT OF VIEW POINT(2003年12月30日・12インチレコード)
  • GUM(2007年5月21日・7インチレコード)
  • GUM(2008年1月15日・12インチレコード)

スタジオ・アルバム

国内リリース
海外リリース

その他のアルバム

国内リリース
海外リリース
  • FM(1999年3月9日)
  • CM(1999年3月9日)
  • PM(2004年1月20日)
  • B-Sides(2008年9月9日)
  • Ripple Waves(2018年11月23日)

オリジナル・サウンドトラック

さらに見る 発売日, タイトル ...

デジタル配信

シングル・EP
  • サウナ好きすぎ(2019年7月26日)
  • Forbidden Apple(2021年4月16日)
  • Spotify Singles - 1.If You're Here(Recorded at Spotify Studios NYC) 2.Passionfruit(Recorded at Spotify Studios NYC)(2018年5月16日)
  • Forbidden Apple(2021年4月16日)
  • 変わる消える (feat. mei ehara)(2022年7月27日)
  • 変わる消える(2023年2月22日)
  • 火花(2023年5月17日)
  • 無常の世界(2023年6月7日)
  • Sketch For Spring(2024年4月26日)
  • サウナ好きすぎ、より深く(2024年5月24日)
  • 火花(Joseph Shabason Remix)(2024年7月26日)
  • MIND TRAIN(2024年7月5日)
  • BAD ADVICE(2024年8月21日)
アルバム
  • FANTASMA Bonus Tracks(2025年7月10日)

映像作品

国内リリース
海外リリース
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参加作品

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その他参加作品

  • 日本テレビ『噂の探偵QAZ』音楽制作(1996年)
  • フジテレビちびまる子ちゃん』オープニングテーマ(1996年)
  • 日本テレビ『NNNきょうの出来事』音楽制作(2003年)
  • 日立製作所企業CM音楽制作(2003年)
  • 積水化学企業CM音楽制作(2003年)
  • 資生堂『マジョリカマジョルカ』CM音楽制作(2003年)
  • スペースシャワーTVドーデカス』効果音制作(2004年)
  • 任天堂GBAソフト『COLORIS』音楽制作(2006年)
  • 角川モバイルNTTドコモ角川ザテレビジョン携帯電話専用ドラマ『きまぐれロボット』音楽制作(2007年)
  • 映画『EX MACHINA -エクスマキナ-』サウンドトラック(「HARUOMI HOSONO+CORNELIUS」名義で参加)(2007年)
  • 書籍『LiGHT STUFf help! 北山雅和のデザイン 1993~2007』封入CDへの楽曲提供(2007年)[308]
  • 日産自動車日産moco』CM音楽制作(2008年)
  • ユニクロウェブサイト『UNIQLO TRY』『UNIQLO MARCH』の音楽制作(2008年)
  • ユニクロ『UNIQLO COLLECTION 2009』CM音楽制作(2009年)
  • パナソニック『NIGHT COLORシリーズ』音楽制作(2009年)
  • オリンパスPEN Lite E-PL1』CM音楽制作(2010年)
  • ユニクロ『UNIQLO POLONOW』CM音楽制作(2010年)
  • 無印良品『MUJI Motion』CM音楽制作(2010年)
  • Google Chrome Music Mixer(2010年)
  • パナソニック『DIGA』CM音楽制作(2011年)
  • NHK教育テレビデザインあ』音楽制作(2011年)
  • iidaINFOBAR A01』CM音楽制作(2011年)
  • 映画『ドキュメンタリー映画 100万回生きたねこ』音楽制作(2012年)[309]
  • NHK教育テレビ『デザインあ』サウンドトラック制作(2013年)
  • iida『INFOBAR A02』サウンドデザイン CM音楽制作(2013年)
  • JRAGIテレビ「THE LEGEND」CM音楽制作(2013年)
  • HONDAiPhone App 『Road Movies』楽曲制作(2013年)
  • まるちゃんの静岡音頭』アレンジ担当(2013年)
  • 攻殻機動隊 ARISE』映画音楽(2013年)
  • YANMAR WEB音楽制作(2013年)
  • 東京ミッドタウン ガレリアBGM制作(2013年)
  • CHANEL CHANEL CM & WEB音楽(2014年)
  • ISSEY MIYAKE WEB & 店頭の音楽制作(2014年)
  • 東京ミッドタウン ガレリア Autumn2014 BGM制作(2014年)
  • 攻殻機動隊』 新劇場版 映画音楽制作(2015年)
  • 絵本動画『こども大国ニッポンのつくりかた』音楽製作(2015年)
  • TAKAO599MUSEUM「599GUIDE」音楽制作(2015年)
  • YKK AP『M.W. - Module Window』コンセプトムービー音楽制作(2016年)[310]
  • CeBIT音楽制作(2017年)
  • NHK教育テレビジョン『JAPANGLE』音楽制作(2017年)
  • 谷川俊太郎展 音楽製作(2018年)
  • 『音のアーキテクチャ展』音楽制作(2018年)
  • 『デザインあ展』音楽ディレクター(2018年、2019年)
  • 『Touch that Sound!』展 音楽制作(2019年)
  • 『グラスロフト』展 音楽制作(2019年)
  • フジテレビ『キャロル&チューズデイ』音楽制作(2019年)
  • 渋谷PARCO BGM制作(2019年)
  • 『HOSONO HARUOMI compiled by OYAMADA KEIGO』選曲(2019年)[311]
  • シグマ「SIGMA fp」スペシャル・コンセプト・ムービー 音楽制作(2019年)[312]
  • 映画『PLANETIST』音楽制作(2020年)[313]
  • ㈱エレファントストーン サウンドロゴ制作(2021年)[314]
  • α-STATION / FM京都 ステーションジングル、放送オープニングジングル、放送クロージングのジングルBGM制作(2021年)[315]
  • NAKED CLUE㈱ ブランドムービー音楽制作(2022年、2024年)[316][317]
  • ㈱エレファントストーン ブランドムービー・コーポレートサイトのキービジュアル音楽制作(2023年)[318]
  • ケンゾー (KENZO) 2024年春夏コレクション 音楽制作(2023年)[319]
  • PARCOアートイベント『PARCO ART & CULTURE DAYS』告知ムービー 音楽制作(2023年)[320]
  • ケンゾー (KENZO) 2024年秋冬コレクション 音楽制作(2024年)[321]
  • シグマブランドムービー 音楽制作(2024年)[322]
  • 『THE AMBIENT MACHINE - Cornelius edition』 サウンド制作(2024年)
  • カラー『kolor Autumn Winter 2025-26 Runway Show⁣』 音楽制作(2025年)[323]
  • 『千値練メカトロウィーゴ10周年展〜モデリズムのデザイン〜』会場BGM制作(2025年)[324]
  • 洋服の青山『美ジ楽スーツ』テレビ・WEB CM 音楽制作※歌唱:野宮真貴(2025年)[325]
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出演

テレビ番組

ラジオ

  • LOVE OVERTIME(FM802、1995年 - 1996年)
  • 小山田圭吾の中目黒ラジオ(NHK-FM、2003年 - 2010、2012年)
  • 小山田圭吾の新町ラジオ(NHK-FM、2013年)
  • SONIC RADIO※Beckと対談(interfm、2017年11月6日)[336]
  • FLAG RADIO※レギュラーDJを担当(α-STATION、2018年4月4日 - 、2018年は偶数月、2019-2020年は奇数月の毎週水曜日21:00 ‐ 22:00、2024年4月からは偶数月の毎週火曜日21:00 ‐ 22:00)[337]
  • INNOVATION WORLDJ-WAVE、2019年8月30日)[338]
  • RADIO SAKAMOTO ※坂本龍一の代理でナビゲーターを担当(J-WAVE、2023年1月1日)[339]
  • Daisy Holiday!※ナビゲーター:細野晴臣(interfm、2023年3月12日)[340]
  • Daisy Holiday!※The Avalanchesと出演(interfm、2023年4月23日)[341]
  • TOKYO MIDTOWN presents The Lifestyle MUSEUM※大友良英と出演(TOKYO FM、2023年6月9日・16日)[342]
  • SAISON CARD TOKIO HOT100(J-WAVE、2023年6月25日)[343]
  • INNOVATION WORLD(J-WAVE、2023年6月30日)[344]
  • GRAND MARQUEE※「駒沢公園周辺の散歩」をテーマに選曲(J-WAVE、2023年7月6日)[345]
  • J-WAVE SPECIAL CORNELIUS DREAM IN DREAM(J-WAVE、2023年7月17日)[346]
  • sensor -NightOut in TOKYO-(interfm、2023年7月21日)[347]
  • TOKYO M.A.A.D SPIN※ナビゲーター:高木完(J-WAVE、2023年8月15日・22日)[348]
  • Daisy Holiday!(interfm、2023年9月17日)[349]
  • THE MUSIC OF NOTE『Cornelius 夢中夢ラジオ』※DJを担当(FM COCOLO、2023年11月限定)[350]
  • AMBIENT FOCUS(イギリスBBC Radio、2023年12月9日、2024年6月29日)[351][352]
  • TOKYO M.A.A.D SPIN(J-WAVE、2024年4月20日 - 2025年9月28日、毎月第3土曜日27:00-27:20)[353]
  • GRAND MARQUEE(J-WAVE、2024年6月20日)[354]
  • 坂本美雨ディア・フレンズ(TOKYO FMほか、2024年6月24日)[355]
  • otonanoラジオ※ナビゲーター:萩原健太FMヨコハマ、2024年6月24日、7月1日)[356][357]
  • Cornelius Ethereal Essence(FM COCOLO、2024年6月29日)[358]
  • Daisy Holiday!(interfm、2024年8月25日)[359]
  • NICE POP RADIO※ナビゲーター:スカート澤部渡(α-STATION、2024年8月30日)[360]
  • J-WAVE HOLIDAY SPECIAL RESONANCE INSPIRED BY DIG SHIBUYA ※砂原良徳との対談(J-WAVE、2025年2月11日)[361]
  • J-WAVE SELECTION Radio Sakamoto extension "長電話"※蓮沼執太との長電話(J-WAVE、2025年9月28日)[362]
  • 川島明 そもそもの話(TOKYO FMほか、2025年10月7日)[363]
  • MIDDAY LOUNGE(J-WAVE、2025年12月10日)[364]

CM

映画

  • DENKI GROOVE THE MOVIE? ~石野卓球とピエール瀧~(2015年12月公開)[365]
  • NO SMOKING(2019年11月公開)[366]
  • アザー・ミュージック(2022年9月日本公開)[367]

配信

  • 『Mellow Waves』RELEASE SECRET LIVE & INTERVIEW(2017年8月21日 - 2017年8月27日、Cornelius Official YouTubeチャンネル)[368]
  • Cornelius: NPR Music Tiny Desk Concert(2018年3月19日、NPR Music)[369]
  • HYPEBEAST presents Burberry Summer Forecast(2020年8月4日、block.fm[370]
  • SHIBUYA PARCO 1st Anniversary PRE-EVENT SPECIAL PARTY!!!!(2020年11月19日、DOMMUNE[371]
  • アメリカン・ユートピア』日本公開<祝>記念!!「DAVID BYRNE’S AMERICAN UTOPIA」SPECIAL PROGRAM(2021年5月28日、DOMMUNE)[372]
  • FUJI ROCK FESTIVAL’22(2022年7月30日、FUJI ROCK FESTIVAL Official YouTubeチャンネル)[373]
  • SONICMANIA(2022年8月18日、WOWOWオンデマンド[374]
  • Musik Medcom Exclusive Interview | Cornelius, Suka Gamelan dan Pandangannya Soal Musik Hari Ini(2022年12月1日、medcom.id[375]
  • Special Live 大友良英+小山田圭吾(2023年4月8日 - 2025年4月15日、eContent)[376]
  • Cornelius - 「夢中夢 -Dream in Dream-」Release program(2023年6月28日、DOMMUNE)[377]
  • FUJI ROCK FESTIVAL '22完全版(2023年7月16日、フジテレビNEXTsmart)[378]
  • 「金字塔」#1 小山田圭吾と高城晶平の『映画の金字塔』(2023年11月15日 -、Amazon Audible[379]
  • 「金字塔」#2 小山田圭吾と高城晶平の『音楽の金字塔』(2023年11月22日 -、Amazon Audible)
  • 「金字塔」#3 小山田圭吾と高城晶平の『本の金字塔』(2023年11月29日 -、Amazon Audible)
  • BENTEN 2024 Art Night Kabukicho 「DOMMUNE KABUKICHO」SATELLITE STUDIO(2024年11月4日、DOMMUNE)[380]
  • TOKYO M.A.A.D SPIN × PARCO 55th Anniversary @DOMMUNE PARCORADIOWAVE「ALTERNATIVE LEGEND SUMMIT」(2024年11月15日、DOMMUNE)[381]
  • Cornelius 30th Anniversary Set (Pre-recorded streaming)(2024年12月24日 - 2025年1月7日、Cornelius Official YouTubeチャンネル)[382]
  • MUSIC AWARDS JAPAN - A Tribute to YMO(2025年7月13日 - 8月12日、WOWOWオンデマンド)
  • Yellow Magic Orchestra Live in San Francisco 2011(2025年8月11日 - 9月1日、WOWOWオンデマンド)[383]
  • “ArtistCHRONICLE”#1 YMO: ArtistCHRONICLE「世界進出編」※コメント出演(2025年11月19日 -、Spotify[384]
  • “ArtistCHRONICLE”#2 YMO: ArtistCHRONICLE「先鋭化編」※コメント出演(2025年11月26日 -、Spotify)[385]
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東京オリンピック・パラリンピック開会式音楽スタッフ就任に端を発する過去の雑誌インタビュー記事騒動

要約
視点

過去のインタビュー記事を発端とした辞任騒動の経緯

2021年、小山田は、同年開催の東京オリンピック・パラリンピックに、開会式閉会式で使用される音楽の作曲担当者として関与することとなり、開会式9日前の7月14日、五輪組織委員会より、「式典コンセプト」とともに、小山田らの名前が発表される(他のメンバーは、徳澤青弦原摩利彦、景井雅之)[386][387]

しかし、翌7月15日に各メディアで報じられると[386]、Twitter(現:X)上で反オリンピック派のアカウントが、2ちゃんねるのコピペなどを使って事実に反する小山田像を作り上げたとされるブログ記事[388]をシェアし[389]、小山田が過去のインタビューで語った青少年期のいじめのエピソードが問題視されるようになる[390]

ここで問題とされた、小山田の過去のインタビューは、以下の2本の雑誌記事になったものである。

ROCKIN'ON JAPAN』1994年1月号内の「2万字インタビュー」(インタビュアー:山崎洋一郎編集長)[391] 同誌(以下、ROJ誌)では、「排泄物を食べさせた」と語ったとされるインタビュー記事が掲載された[392]。この記事で小山田本人は、「けっこう今考えるとほんとすっごいヒドイことしてたわ。この場を借りてお詫びします(笑)」と語ったとされている[393][394]。『Quick Japan』第3号(1995年8月1日発行)内の「いじめ紀行」(インタビュアー:村上清)[395]同誌(以下、QJ誌)では、小学校時代から中学時代にかけて障害者生徒を含む2人の同級生に対して「段ボール箱や跳び箱などに閉じ込める」「マットレスでぐるぐる巻きにする」「(プロレス技の)バックドロップをかける」などのいじめに関与、及び目撃したと語ったとされている。また「ダウン症の人ってみんな同じ顔じゃないですか?」「『あれ?さっきの人通ったっけ?』なんて言ってさ(笑)」といった内容を語ったとされている[395]。この記事は当初はいじめの加害者・傍観者の小山田と、被害者である同級生に対談してもらうという企画として過去に『ROCKIN'ON JAPAN』においていじめ発言を行っていた小山田が題材となったが、母親からは対談を拒否された。もうひとりの被害者については電話で母親から「対談はお断りする」と回答されている。その後に小山田本人の「そこまでして記事が形にならないのは……」との発言もあり、対談から小山田のインタビュー記事という形に変更された[395]

なお、同インタビューによれば、小山田が実際に関与したのは小学生と中学生のときの2回だけであり、被害者とされる同級生との小学校から高校まで続いた友人としての交流エピソードも多数語られている[396][397]。また、同級生の母親は、ライターに「小山田君とは、仲良くやってたと思ってました」と言い、同級生本人も小山田と仲が良かったかという質問に「ウン」と答えている[398]

15日、毎日新聞が、大手メディアで真っ先にこの問題を取り上げ、19時59分に第一報[399]をオンライン配信[400]、小山田への批判は拡大した。ただし、毎日新聞の記事では「長年にわたって」「小学校から高校で」いじめていたと告白していた[401]と記されており、元のインタビュー記事とは内容が異なっていた。

これらの批判を受け小山田は7月16日にTwitterでコメントを発表。「私の発言や行為によって傷付けてしまったクラスメイトやその親御さんには心から申し訳なく、 本来は楽しい思い出を作るはずである小学校生活において、良い友人にならず、それどころか傷付ける立場に なってしまったことに、深い後悔と責任を感じております」と謝罪し、同時にインタビュー記事の内容について、「発売前の原稿確認ができなかったこともあり、事実と異なる内容も多く記載されておりますが、学生当時、私の発言や行為によってクラスメイトを傷付けたことは間違いなく、その自覚もあったため、自己責任であると感じ、誤った内容や誇張への指摘をせず、当時はそのまま静観するという判断に至っておりました」と説明した[402][403]

翌7月17日に組織委員会はこの謝罪を受け入れ「現在は高い倫理観を持っている」とし続投させると表明した[390]

しかし知的障害者の家族で作る全国手をつなぐ育成会連合会や日本ダウン症協会などから、小山田が行ったとされるいじめ行為や、著名になってからいじめを面白おかしく公表したことに対する露悪性、明らかに障害者を差別的に揶揄している点などについて相次いで非難声明が発表されるなど、批判の声は収まらなかった[404][405][406]。7月19日の昼の時点では組織委員会は前述の「高い倫理観」を理由に続投を強調していたものの[407]、加藤勝信官房長官は同日の定例会見において、連合会などから抗議の声明が出ていることについて「政府として心のバリアフリーの精神を伝えていく姿勢に変わりはない」とした上で「主催者である組織委員会において、適切に対応いただきたい。またそうした対応を取ることが必要だと考えている」と述べた[408]

結局、小山田本人が辞任を申し出る形で、7月19日の夜に降板が決定[409][390]。開会式で流れる音楽の内、小山田が制作した楽曲は他の曲に差し替えられた。これと前後して、小山田が担当していた『デザインあ』と『JAPANGLE』(ともにEテレ)は7月20日以降放送を一時中止。テレビ東京もドラマ『サ道 2021』の主題歌を差し替えると発表するなど[410][411]、小山田の芸能活動が一時休止に追い込まれた。

また、7月18日から19日にかけ、インタビュー記事を掲載した『ROCKIN'ON JAPAN』と『Quick Japan』の出版元はそれぞれ公式サイト上で「差別を助長する」「倫理観に欠ける行為」であったとして社長や編集長名義で謝罪した[412][413]。翌20日には、別の雑誌である『GiGS』の出版元も、1996年2月号のインタビューでのギターに関する話題の中の、入院先の病室でギターを弾いたエピソードについて、夜中に末期癌患者のうめき声が聞こえてくるといった「倫理観に欠ける表現」を掲載した、として公式サイトで謝罪した[414][415]

9月17日、小山田本人による謝罪と経緯説明がCorneliusのHP、および本人のInstagramに掲載され、この中で、報道されたいじめの事実関係についての説明が行われた[416]。説明の中で小山田は「その生徒(知的障がいを持つ小学校時代の同級生のひとり)に対し、『障がいをあることを理由に陰惨な暴力行為を長年に渡って続けた』ということになっていますが、そのような事実はありません」といじめ内容の一部を否定する一方で、「今にして思えば、小学生時代に自分たちが行ってしまった、ダンボール箱の中で黒板消しの粉をかけるなどの行為は、 日常の遊びという範疇を超えて、いじめ加害になっていたと認識しています」とも語っている。また「その彼とは中学ではほとんど接点がなく」「自分にとっては友人の一人でした」と述べている。また「10歳前後」に行った事柄が「いじめ加害になっていた」とする一方、「それ以降の話は、目撃談と言うこともあり、それもまた他人事のように捉え、傍観者という自分の立場を含め冗談交じりに語ってしまった」と当時を後悔している[416]。またROJ誌のインタビューにおける「排泄物を食べさせた」のくだりについては、「クラスメイトの一人がふざけて道端の犬の糞を食べられると言い出し、拾って口に入れてすぐに吐き出したという出来事があり、彼本人も含めてその場にいた皆で笑っていたという話が事実です」と説明した[416]

2022年5月25日、小山田圭吾が自身のツイッターと公式サイト上で、「過去の自分の未熟さを猛省する」とする反省の言葉とともに、Corneliusの活動の再開を発表した[417][418][419]

インタビュー記事に対する検証

小山田が炎上するきっかけになった、上記の2点のインタビュー記事で小山田が語ったいじめエピソードに対して、様々な検証が行われている。以下、それらを時系列で記す。

まず、小山田本人は、ROJ誌の記載内容について、その発表直後から(ROJ誌は、アーティスト側に原稿を事前に見せない方針であったため、小山田が記事の完成版を見たのは、発売された後であった[420])、否定的なコメントを複数回にわたって発していた。同号の発売にあわせて行われた山崎インタビュアーとのトークイベントで、「あの日の僕は、どうかしてたんです」「これ(記事の内容)、読んでもいいけど、あんまり信じないように(笑)」と述べた。また、翌2月号に掲載された続編インタビューでも、インタビューの「いじめ発言」を気にかけていた[421]

2011年、NHK Eテレで小山田が制作に関わった教育番組『デザインあ』が放送開始された時、インタビュー記事での発言を問題視する視聴者からの問い合わせがあったが、「(本人は)反省している」と伝えられたため、NHKは放送を継続していた[422]

2021年7月18日付の週刊文春の記事内で、小山田の同級生に行った取材では「小山田君たちがイジメをしていたのは有名な話です。掃除用具を入れるロッカーに閉じ込め、出口が下になるように倒して出られないようにしたり、真冬なのに無理やり教室からベランダに出させて鍵を閉めてしまう」との証言が得られている[423]

2021年7月23日、北尾修一(QJ誌元編集長)がブログ記事「いじめ紀行を再読して考えたこと」[424]の中で、はてなブログ『孤立無援のブログ』内の記事「小山田圭吾における人間の研究」[425]について批判的に言及する。このブログ記事は、元々は、2006年11月10日、楽天ブログ『電気熊はアンドロイドの夢を見るか?』に投稿されていたもので、上記の2誌の記事をもとに、小山田のいじめエピソードを紹介していた(2009年にはてなブログに移動)[426]

2021年9月16日、QJ誌のインタビュー記事を執筆した太田出版の村上清は、小山田のいじめ行為を記載し、拡散されていた上述のブログ記事「孤立無援のブログ」に関して「今回、本記事の『原文』としてネット上で最も参照されたであろうブログの記事が必ずしも元記事原文のままではなく、少なからず削除・切り取りされたものであったことは、今夏のオリンピックのタイミングで知りました。いち執筆者として率直に申し上げれば、センシティブなテーマを扱ううえで当時の自分としてぎりぎりの神経を使って言葉を配した箇所ほど狙ったようにカットされていたことは確かです。」と述べている[427]

中原一歩も「孤立無援のブログ」について、「ブログの記述と照らし合わせてみた。すると、一見、小山田氏の当該インタビューを「引用」した風に読めるこのブログには、実は巧妙な編集が施されていることがわかった。」としている[428]

2021年9月15日付の週刊文春では、小山田へのインタビュー記事(インタビュアー:中原一歩)が発表された[429]。8月末に行われた打ち合わせののち[428]9月上旬に行われた取材[430]で小山田は「実際に行ったいじめはどれでしょうか」という中原の質問に対し、QJ誌で語った「段ボールの中に入れて、黒板消しの粉を振りかけてしまった」「ロッカーに同級生を閉じ込めて蹴飛ばした」の二点を挙げている。この二点のうち、前者は小学校時代の同級生(QJ誌内では「沢田」と仮名)に対して行われたもの、後者は中学校時代の同級生(同じく「村田」と仮名)に行われたものである[395]。一方で、「実際に小山田氏が行っていないことが、なぜこんなにも雑誌のインタビューでは、自分で行ったかのように語られているのだろう」という問いに小山田は「インタビューではその場を盛り上げるために、自分の身の回りに起きたことも含めて語ってしまいました。でも『ロッキング・オン・ジャパン』は原稿の内容を事前にチェックできませんでした。そういう約束で引き受けた僕も悪いのですが、記事になったのを見て、ショックを受けました。全部自分がしたかのように書いてあり、後悔をしました」と答えている[429]

この取材で中原は「私が指摘した部分は10カ所近くに及んだが、小山田氏の回答は、一貫して「加害者という立ち場で暴力を振るったことはない」だった。」と書いている[431]

中原一歩は Business Insider Japan のインタビュー[432]を受けて、この問題を取材した動機を次のように答えている[432]。「違和感があったんです。あの騒動の発端となったブログ記事です。問題となっている『クイック・ジャパン』『ロッキング・オン』の原文を読むとわかるんですが、ブログの書き方は非常に恣意的で、原典となる2つの記事を正確に引用したとはとても言えないものだった。小山田氏が辞任した時の謝罪文にも、『事実と異なるところがある』と書いてありました。」また、小山田へのバッシングについて中原は次のように語っている。「僕が今むしろ関心があるのは、『なぜ人は小山田圭吾を許せないのか?』ということです。小山田氏をバッシングし続ける人のモチベーションが一体何なのかを、知りたいと考えています」[432]

中原は、「大手新聞が拡散した「小山田氏が長期的に障がい者を虐めていた」という事実はなかったと結論づけている。だが一方で、小山田氏は「3つの罪」を犯してしまった。「小山田氏は上級生のいじめの現場を目撃したが、それを止めることができず傍観してしまったこと」、「自分のイメージを変えるために、事実と異なる話を雑誌上で複数回、語ってしまったこと(荻上チキ氏が指摘している“いじめ語り”)」、「雑誌掲載後、事実を訂正し、謝罪と説明するチャンスはあったにも関わらず、それをしなかったこと」だ」としている [433]

中原はこのインタビューに続く週刊文春の記事[434]でも取材を続け、小山田在学当時の複数人の同級生に話を聞いた。しかし小山田が「障がい者をいじめていた」という証言は得られなかった[434]。なお中原はこの記事により、第28回「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」作品賞を受賞した[435]

和光時代の小山田の同級生は、「結局、誰もがこの27年間、小山田君のこの件は触ってはいけないタブーのような扱いをしていました。同級生の間でも、この件について事実確認のための取材を受けたという話も聞いたことがありません」と証言した[428]

騒動に関するジャーナリスト、著名人によるコメント

太田光爆笑問題
「その時代の価値観を知りながら評価しないと難しい」というコメントに寄せられた「小山田を擁護したお前も同罪」といった意見に対し、冒頭では「俺の言葉が大勢の人を傷つけた」と謝罪しながら、その上で、「(当時の)本人の証言というひとつの立脚点だけで攻撃していいのか」という違和感があることに変わりはなく、一連の小山田問題については詳しく検証もされていない現時点において「まったく躊躇なしで糾弾している状況が危うい」と指摘。「本当に本当に、違う意見があっても良いし、反目し合う必要はない。」と再度自らの立場を表明した[436]
篠原章評論家
クイックジャパン元編集長の北尾修一の検証を元に「小山田は虐めの傍観者であった可能性が高い。だとすれば、この国の人びとの大部分は小山田と同類である。みな虐めの傍観者だ。小山田だけを責められるのか」と意見を述べている[437]
沢田太陽(音楽ジャーナリスト
「小山田圭吾の今回の炎上のもとになった1995年のクイックジャパン3号の特集『いじめ紀行』。ここで彼は、和光小学校・中学・高校での、自らがかかわった『いじめ』について語っていて、これが大問題となったわけですけど、その原文を全て読んだことは、おありでしょうか?」と記述し、実際の記事を読むとSNS上やメディアが拡散している記事の内容とは大分印象が違うとした上で、沢田は「『考えを変えてみろ』だとか『小山田氏は無実だ』とか、そういうことを無理強いする意図はないが『これ(記事の原文)を読んで見方が変わった』という反応は、もうすでにかなり聞いており、もちろん、『それでも全然ダメだぞ』という読後感想もあるかと思いそれに関して反論はしません。しかし、これを読んで見て新たに気がつく真相はかなりあるかとも思います。」と主張した[438]
さらに、「もうひとつ問題となっている、『ROCKIN'ON JAPAN』1994年1月号でのインタビュー記事。これも彼のいじめ問題に触れているんですけど、同じテーマでもクイックジャパンと随分と印象違います。」と投稿しており、さらに、「小山田氏はクイックジャパンのインタビューの方は、彼自身がかなり積極的に企画協力に関わっているので信憑性が高いのはクイックジャパンの方ではないか?」とも、指摘している[438]。加えて、沢田はクイックジャパンのいじめに関する文章を全て読んだうえで「これ、反省するとかそれ以前に、だいぶ事実から乖離してことが進みすぎているな」とSNS上やメディアから拡散されている小山田氏に関する情報の不確かさについても指摘した[438]
荻上チキ(評論家(テクスト論メディア論専門)、特定非営利活動法人「ストップいじめ!ナビ」代表理事)
自身のブログにおいて、本件への言及を行っている。
まず、炎上発生当初の時点では、ROJ誌とQJ誌の記事を読んだうえで、いじめの実態がどのようなものであったかについては、「解釈の幅の中でどう解釈するかは、受け手にグラデーションがあった」とする。一方で、いじめの実態より、それを語った記事が現に存在し、炎上しているという事実のほうに注目し、「それに対する適切な応用がのぞましい」とコメントした[439]
次に、2021年9月17日に小山田が出したコメントを受けて、荻上はそのいじめの実態について、「『加害者』・『観衆』・『傍観者』を行き来している立場」であったのが実態だと分析する。一方で、より重視していた、インタビュー記事の発表そのものについては、「数十年前のいじめの事案、およびそのことをメディア上で語ったことについて、これだけ言葉を割いて説明がなされるという事例は、日本では珍しい」として、その「『応答』は、今回の声明文で相応になされていたと捉えられる」と論じた[439]
五野井郁夫政治学者
岩波書店世界』2023年6月号「特集1:現代日本のSNS空間」[440]に「キャンセルカルチャーはデモクラシーを窒息させるのか?」と題する論考を寄稿。国内外のキャンセルカルチャーの事例を紹介しつつ、キャンセルにはグラデーションが存在すると述べ、小山田の一連の騒動については「ネットを通じて不確かな噂やデマ等を含めた真偽不明の情報が大量に拡散され、それが一定のボリュームとなり、いまだ訂正が追いついていないインフォデミックを招来したといえる」ことから、「曲解されて炎上したえん罪」に区分している[441]
片岡大右批評家、社会思想史・フランス文学)
小山田の炎上事件を取り扱った「長い呪いのあとで小山田圭吾と出会いなおす」(2021 -2022年、岩波書店「コロナの時代の想像力」)[442]、および自著『小山田圭吾の「いじめ」はいかにつくられたか現代の災い「インフォデミック」を考える』(2023年、集英社[443]において、小山田のいじめ加害に関する炎上はインフォデミックの要素があると論じている[444]。その要因として、以下の2点を論じている。
  • 情報ロンダリング
    • 雑誌に掲載された小山田のエピソードがインターネット上で伝達される過程で、情報ロンダリングが生じたと論じる。
    • まず、2003年頃に2ちゃんねるにROJ誌からの引用によるコピペが作られ、以降も繰り返して投稿されることで、事実上の定型文となる[445]。次いで、2006年に上述のブログ記事「小山田圭吾における人間の研究」が作成されるが、この中では、まずROJ誌の記事が、「定型文」の孫引きで引用される。次にQJ誌からの引用を行うが、この引用について、片岡は、「『ROJ』と『QJ』を比較検討するなら、前者のショッキングな発言がどうやら根拠薄弱であること、高校時代の小山田が、まったく優等生的な関わり方ではないにしても、学級を共にする障害のある生徒とそれなりによい関係を取り結んでいたことが明らかになってくる」[446]にもかかわらず、記事の著者は「『QJ』の記事の読みどころを完全に捉え損ね、そこから浮かび上がってくる学校生活の情景を顕著に歪めずにはいない一連の引用から成り立っている」[447]として、本記事の質を、「批評的吟味という観点からはまったくお話にならない代物にすぎない」と断じる[448]
    • しかし一方で、この記事がはてなブログの媒体であったことから、「オーバーグラウンドなウェブ空間から---それもしばしば『ブログ論壇』を構成するものとされ一般のブログとは別格の扱いを受けがちだったはてなのコミュニティから---発信されたことで、実に多くの人びとに、準拠可能な参照源として利用されるに至った」とする[448]。そして、小山田のインタビュー記事に関する情報源が、インターネット掲示板上の「定型文」ではなくて、はてなブログが原典となることによって、この記事を「根拠にしてであれば、小山田について公に論評してもよいと信じることができた」のである、と指摘する[449]
    • 更に、大手メディアで真っ先に報じた毎日新聞の第一報においても、取材過程での原文の確認の作業について、「『孤立無援のブログ』の引用がたしかに『QJ』に記載されているかどうかを確認したにとどまり、それ以上に記事内容を吟味する手間をかけなかったに違いない」と推測する[450]。そして、毎日新聞の記事もまた、「2ちゃんねる由来の顕著に歪曲的な小山田像をそのまま大手新聞に掲載するという情報ロンダリングの遂行者となってしまった」と批判する[451]
  • 反五輪の文脈での消費
    • 2021年に開催された東京五輪は、開催反対の言論が盛んであり、片岡の見解では、一連の小山田告発の流れにも反五輪の文脈は影響を与えていた。最初に小山田のいじめ事件の拡散に一役買ったものとして片岡が例示しているのは、7月15日7時43分に、五輪開催への反対姿勢の有力アカウントと目されるアカウント「はるみ」[452]が、小山田の「いじめ加害」を批判的に言及したツイートであり、このツイートが「大規模に拡散され」、「炎上の発端」になったのではと指摘する[453]
    • また、毎日新聞の第一報でも、記事の配信の直後、執筆者の山下智恵記者は記事を引用しつつ「この怒りや違和感をどう受け止めますか組織委さん」[454]とツイートしており、小山田に「仕事を任せるような五輪組織委や政府を告発したいという情熱」が先に立ったのではないかと指摘する[455]
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書籍

  • 『コーネリアスの惑星見学 - 好奇心は猿をも殺す』(1998年、KADOKAWA)
  • 『続・コーネリアスの惑星見学』(2000年、KADOKAWA)
  • 『別冊ele-king ALL ABOUT CORNELIUS コーネリアスのすべて』(2017年6月、Pヴァイン)
  • 『Cornelius × idea Mellow Waves -コーネリアスの音楽とデザイン-』(2017年6月、誠文堂新光社)
  • 『別冊ele-king ALL ABOUT CORNELIUS 2 続・コーネリアスのすべて』(2019年、Pヴァイン)

脚注

参考文献

関連書籍

外部リンク

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