ワールド・ハピネス

ワールド・ハピネス（WORLD HAPPINESS）は、東京都江戸川区臨海町にある葛西臨海公園汐風の広場で開催されるロック・フェスティバルの1つである。高橋幸宏がキュレーターを務めているが、2008年には信藤三雄、2017年にはいとうせいこう、と共同でキュレーターを務める年もある。

WORLD HAPPINESS
2014年
概要
開催時期	毎年8月上旬
開催年	2008年 - 2017年、2019年
会場	日本 東京都江東区夢の島夢の島公園陸上競技場 (2008 - 2016) 東京都江戸川区臨海町葛西臨海公園・汐風の広場 (2017) 青森県八戸市YSアリーナ八戸(2019)
主催	WORLD HAPPINESS実行委員会
後援	東京都
協賛	UNITED COLORS OF BENETTON
企画制作	ON THE LINE ヒンツ・ミュージック ホットスタッフ・プロモーション
協力	TOWER RECORDS / キョードー東京 / キョードー横浜
ジャンル	ロック
最寄駅	葛西臨海公園駅 (JR京葉線)
公式サイト0/0公式Twitter

2016年まで東京都江東区夢の島にある夢の島公園陸上競技場で開催されていたが、同開催地が2020年の東京オリンピック開催予定地でもあることから^[1]、2017年に葛西臨海公園へ移動した。

チケットはブロック制で、A - Cブロックの指定されたブロック内で、当日配布されるレジャーシートを広げる形となる。持ち込みのレジャーシートは使用が禁止されている。いずれのブロックもほとんどの場所が芝生である。

レフトステージとセンターステージで交互に演奏が行われ、演奏と演奏の間の空き時間が少ないこと、ステージ間の移動の必要がないこと、前日の情熱大陸SPECIAL LIVE SUMMER TIME BONANZAと同じステージで、開催期間が1日とコンパクトであることなどが特徴として挙げられる。

歴史

2008年

• 8月10日 WORLD HAPPINESS 2008

参加アーティスト

レフトステージ	センターステージ
anonymass（オープニングアクト） LASTORDERZ □□□ Naomi & goro リリー・フランキー NRT320 feat. 野宮真貴 東京ブラボー	東京スカパラダイスオーケストラ 鈴木慶一 Captain HATE and The Seasick Sailors feat.曽我部恵一 pupa BONNIE PINK GANGA ZUMBA シーナ&ザ・ロケッツ HASYMO

2009年

• 8月9日 WORLD HAPPINESS 2009

参加アーティスト

レフトステージ	センターステージ
mi-gu コトリンゴ 高野寛 ASA-CHANG&巡礼 THE DUB FLOWER ザ・グラノーラ・ボーイズ 相対性理論	pupa LOVE PSYCHEDELICO Y.Sunahara スチャダラパー CHARA ムーンライダーズ Yellow Magic Orchestra with 小山田圭吾,高田漣,権藤知彦

2010年

• 8月8日 WORLD HAPPINESS 2010

参加アーティスト

レフトステージ	センターステージ
にほんのうた楽団（小池光子＋高田漣＋ASA-CHANG＋鈴木正人） 清竜人 大橋トリオ カヒミ・カリィ □□□ 安藤裕子 サカナクション プラスチックス	LOVE PSYCHEDELICO MONGOL800 Cocco RHYMESTER pupa ムーンライダーズ guest 小島麻由美 東京スカパラダイスオーケストラ Yellow Magic Orchestra with 小山田圭吾,高田漣,権藤知彦

2011年

• 8月7日 WORLD HAPPINESS 2011

参加アーティスト

レフトステージ	センターステージ
OKAMOTO'S コトリンゴ 高野寛 KIMONOS 星野源 神聖かまってちゃん salyu × salyu TOWA TEI	宮沢和史 as GANGA ZUMBA Fennesz + Sakamoto スチャダラパー LITTLE CREATURES THE BEATNIKS サカナクション YUKI Yellow Magic Orchestra with Fennesz,小山田圭吾,権藤知彦

2012年

• 8月12日 WORLD HAPPINESS 2012

参加アーティスト

レフトステージ	センターステージ
さかいゆう 坂本美雨 kotoringo＋AOKI takamasa THE BEATNIKS きゃりーぱみゅぱみゅ TOKYO No.1 SOUL SET Curly Giraffe GRAPEVINE	EGO-WRAPPIN' ヒダカトオルとフェッドミュージック Original Love THE BEATNIKS KREVA 木村カエラ 岡村靖幸 Yellow Magic Orchestra with 小山田圭吾,高田漣,権藤知彦

2013年

「WORLD HAPPINESS 2013」

開催日	ステージ	出演者
8月11日	LEFT STAGE	レキシ KIRINJI GREAT3 トクマルシューゴ TOWA TEI Controversial Spark (incl. 鈴木慶一) MIDNIGHTSUNS ヒカシュー
	CENTER STAGE	WH13 SPECIAL BAND <The おそ松くんズ> (坂本龍一, 小山田圭吾, 鈴木茂, 小坂忠, 小原礼, Dr.kyOn, 佐橋佳幸, 高橋幸宏, 奥田民生, 矢野顕子, 鈴木慶一, 大貫妙子, ゴンドウトモヒコ 他) 奥田民生 大貫妙子 salyu × salyu 柴咲コウ スチャダラパー 矢野顕子 清水ミチコ 高橋幸宏 大橋トリオ

2014年

「WORLD HAPPINESS 2014」

開催日	ステージ	出演者
8月10日	LEFT STAGE	奇妙礼太郎トラベルスイング楽団 No Lie-Sense (鈴木慶一 & KERA) cero ヒトリエ 赤い公園 ねごと
	CENTER STAGE	高橋幸宏 & METAFIVE (小山田圭吾×砂原良徳×TOWA TEI×ゴンドウトモヒコ×LEO今井) 電気グルーヴ 細野晴臣 くるり きゃりーぱみゅぱみゅ 高橋幸宏 with In Phase (James Iha×高桑圭[Curly Giraffe]×堀江博久×ゴンドウトモヒコ×鈴木俊治) 真心ブラザーズ PUFFY

2015年

「WORLD HAPPINESS 2015」

開催日	ステージ	出演者
8月23日	LEFT STAGE	POLYSICS Controversial Spark 土屋昌巳［KA.F.KA］ 野宮真貴 with カジヒデキ Charisma.com
	CENTER STAGE	METAFIVE (高橋幸宏×小山田圭吾×砂原良徳×TOWA TEI×ゴンドウトモヒコ×LEO今井) Clammbon LOVE PSYCHEDELICO スチャダラパー 筋肉少女帯 坂本真綾 SCANDAL TRICERATOPS

2016年

「WORLD HAPPINESS 2016」

• 2016年8月28日に開催。

ステージ	出演者	セットリスト[1]
LEFT STAGE	大森靖子	全6曲 少女3号 TOKYO BLACK HOLE マジックミラー 絶対彼女 音楽を捨てよ、そして音楽へ さようなら
	水曜日のカンパネラ	全6曲 ラー ユタ ウランちゃん シャクシャイン チュパカブラ 桃太郎
	GLIM SPANKY	全6曲 ワイルド・サイドを行け 怒りをくれよ 闇に目を凝らせば 時代のヒーロー NEXT ONE 大人になったら
	ポカスカジャン	全8曲 ポカスカジャンのテーマ ドラえもん絵描き歌 ガリガリ君のうた 森のメリーアン 舟唄 in USA Let It Beかくれんぼ 魚市場フラメンコ ポカスカジャンのテーマ
	Ykiki Beat	全4曲 The Running Modern Lies Stepping Out Vogues Of Vision
	WEAVER	全4曲 Shall we dance くちづけDiamond〜ライディーン さよならと言わないで KOKO
	柴田聡子 ※Opening Act	全5曲 カープファンの子 スプライトフォーユー ニューポニーテール いきすぎた友達 ゆべし先輩
CENTER STAGE	METAFIVE	全11曲 Mezzanotte Albore Maisie's Avenue Gravetrippin' Luv U Tokio Split Spirit Chemical Turn Turn Radio Junk Don't Move Encore 君に、胸キュン。 (with Steve Jansen)
	電気グルーヴ	全8曲 Fallin' Down Missing Beatz SHAMEFUL Baby's on Fire FLASHBACK DISCO N.O. 富士山 虹
	東京スカパラダイスオーケストラ	全7曲 Paradise Has No Border 火の玉ジャイヴ DOWN BEAT STOMP MAS QUE NADA スキャラバン ペドラーズ Paradise Has No Border
	ムーンライダーズ	全8曲 Who's gonna die first? Don't Trust Anyone Over 30 工場と微笑 トンピクレンッ子 ヴィデオ・ボーイ スカーレットの誓い 9月の海はクラゲの海 (with 高橋幸宏) BEATITUDE (with 高橋幸宏)
	スチャダラパー	全8曲 MORE FUN-KEY-WORD ライツカメラアクション GET UP AND DANCE 今夜はブギー・バック レッツロックオン FUN-KEY4-1 再見Adios サマージャム (ワーハピVer.)
	矢野顕子 (Guest：Seiho)	全7曲 CHILDREN IN THE SUMMER 夏なんです そりゃムリだ ひとつだけ Collapse～The Vase (Seiho solo) Tong Poo (with Seiho) 春咲小紅 (矢野山脈ver) (with Seiho)
	AFTER SCHOOL HANGOUT (Guest：矢野顕子) (林立夫 & 沼澤尚 with 鈴木茂, 森俊之, 沖山優司 featuring Leyona & 高橋幸宏)	全曲 Feelin' Alright Lady Madonna (with LEO今井) To Sir, With Love Never Can Say Goodbye Drop Down Mama Helpless (with 矢野顕子) I Saw The Light (with 矢野顕子 & LEO今井)

2017年

「WORLD HAPPINESS 2017」

• 2017年8月6日に開催。

ステージ	出演者	セットリスト[2]	主催 / 後援 / 協賛
LEFT STAGE	TOWA TEI	-	主催 WORLD HAPPINESS実行委員会 後援 東京都 協賛 UNITED COLORS OF BENETTON 企画制作 ON THE LINE ヒンツ・ミュージック ホットスタッフ・プロモーション 協力 TOWER RECORDS キョードー東京 キョードー横浜
	竹中直人	全4曲 ママとカントリービール 白い砂のサボテン いい事ばかりはありゃしない サヨナラCOLOR
	みうらじゅん	-
	ZOMBIE-CHANG	全4曲 GOODBYE MY LOVE AND TURN AROUND I CAN'T GET TO SLEEP 恋のバカンス WE SHOULD KISS
	関取花	全2曲 私の葬式 もしも僕に
	宮内優里	全2曲 neuh 即興演奏
CENTER STAGE	高橋幸宏 with 沖山優司, 白根賢一, 鈴木慶一, 高野寛, 堀江博久, 矢口博康, 小山田圭吾, 砂原良徳, TOWA TEI, ゴンドウトモヒコ, LEO今井	全9曲 今日の空 音楽殺人 No Way Out 鼻持ちならないブルーのスカーフ、グレーの腕章 シェー・シェー・シェー・DA・DA・DA・Yeah・Yeah・Yeah・Ya・Ya・Ya My Bright Tomorrow タイムマシンにおねがい with のん Something in The Air 東京ブロンクス with いとうせいこう
	電気グルーヴ	全7曲 人間大統領 Fallin' Down プエルトリコのひとりっ子 いちご娘はひとりっ子 Missing Beatz SHAMEFUL CATV2017
	くるり	全5曲 ワールズエンド・スーパーノヴァ Morning Paper everybody feels the same 琥珀色の街、上海蟹の朝 Liberty & Gravity
	GLIM SPANKY	全5曲 アイスタンドアローン 闇に目を凝らせば いざメキシコへ 怒りをくれよ 美しい棘
	いとうせいこう with DUBFORCE Guest：スチャダラパー, 高木完	全5曲 ダブシチュー Dub Fire 浜辺 MONEY 今夜はブギー・バック
	Nulbarich	全4曲 TOKYO Lipstick NEW ERA Follow Me
	コトリンゴ	全5曲 ツバメが飛ぶうた classroom 悲しくてやりきれない with のん 漂う感情 たんぽぽ
	岡崎体育	全4曲 Open Call On Voice of Heart 2 okazaki child management

2019年

「WORLD HAPPINESS 2019 WITH HACHINOHE」

• 開催日は2019年8月24日。2019年の夏、青森県八戸市の長根公園内に誕生する屋内スケート場「YSアリーナ八戸」を会場に、同スケート場の竣工記念イベントとして開催。

出演者によるYMO楽曲の演奏

出演者によってはイエロー・マジック・オーケストラの楽曲をカバーすることがある。

• LOVE PSYCHEDELICO 「Nice Age」(2009年)
• 東京スカパラダイスオーケストラ 「Absolute Ego Dance」(2010年)
• 高野寛 「君に、胸キュン。」(2011年)
• サカナクション 「RYDEEN」(2010年) 「東風」(2011年) - 2年連続大胆なカバーを行い、ステージ上で演奏許可を取り付けていないことを公言。
• YUKI 自身の楽曲「JOY」のイントロで「TECHNOPOLIS」の歌詞「TOKIO」の部分を振り付きで引用。(2011年)
• EGO-WRAPPIN' 「TIGHTEN UP」(厳密にはYMOのオリジナルではなくアーチー・ベル&ザ・ドレルズの楽曲、2012年)
• ヒダカトオルとフェッドミュージック 「君に、胸キュン。」(2012年)
• 坂本美雨 自身のステージをはじめるにあたって「ONGAKU」の一節をア・カペラで。その後自身の1曲目を紹介した。(2012年)
• オリジナル・ラブ 自身の楽曲の最中に、スキャットで「TECHNOPOLIS」の歌詞「TOKIO」の部分を引用。(2012年)
• 岡村靖幸 楽曲のカバーは無かったが、物販にて白地に「OMY2」の黒文字があしらわれたシンプルなTシャツが販売された。これは「OkaMuraYasuYuki」の略であった(2012年)
• The おそ松くんズが「FIRE CRACKER」を演奏した。（2013年）
• 電気グルーヴが『YMO REMIXES TECHNOPOLIS 2000-00』収録「Technopolis (Denki's Techtropolis remix)」を披露した。（2014年）
• 筋肉少女帯 「日本印度化計画」の間に挟む形で大槻ケンヂのナゴムレコード時代のユニット空手バカボンのレパートリーだった「来るべき世界」（「RYDEEN」に自作歌詞をつけたナンバー）を披露した。（2015年）
• WEAVERはメンバー3人がピアノの前に集まって三連弾で「RYDEEN」を披露した^[1]。（2016年）

交通アクセス

会場への交通アクセスは、JR京葉線葛西臨海公園駅から徒歩約10分である。最寄りバス停は都営バス「夢の島」停留所。下車徒歩約5分である。

脚注

[脚注の使い方]

出典

1. 夢の島最後のワーハピで14組熱演！ラストは33年ぶりの「君に、胸キュン。」 ナタリー (2016年8月31日)
2. “のんが豪華バンドをバックにミカバンド熱唱！10年目のワーハピも大盛り上がり”. ナタリー. (2017年8月8日). https://natalie.mu/music/news/244015

外部リンク

• WORLD HAPPINESS
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