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日本のアートディレクター、ソラミミスト(1953-) ウィキペディアから
安齋 肇(あんざい はじめ、1953年12月21日[1][2] - )は、日本のイラストレーター、アートディレクター、ミュージシャン、ソラミミスト(後述)。血液型はO型[3]。
東京都出身[1]。父は肖像画家で100歳を超えても現役を続けた安斎知行(1921 - 2022)[4]。叔父は立命館大学特命教授・名誉教授の安斎育郎。幼い頃から父の影響で画家を志す。二科展に入選したことがある[5]。
1975年桑沢デザイン研究所修了[1]。1976年麹谷・入江デザイン室入社、1979年SMSレコードデザイン室勤務、1982年フリーとなる[1]。1998年、村松利史、温水洋一らと株式会社エッグパラダイス内にマネージメント・オフィス「ワン・ツゥ・スリー」を設立・所属。以降広告[1]・雑誌・映像作品等で幅広くデザインを手がけている。東京イラストレーターズ・ソサエティ会員[1]。
1992年より『タモリ倶楽部』の名物コーナー「空耳アワー」にてソラミミスト(進行役)としてレギュラー出演[10]、メインの企画に出演することもある。当初、「空耳」開始の3カ月前に始まった「あなたにも音楽を」というコーナーに、途中から「テーマミュージック評論家」という名義で登場していたが、コーナーそのものの性質が変わり「空耳アワー」になって以降、継続して出演し、肩書が「ソラミミスト」となった。そのためコーナー名が変更された初回は「テーマミュージック評論家」の肩書のままであった。
番組出演依頼に対し「最初は断ろうと思っていたが、レギュラー出演する前に出演交渉に来たディレクターを1時間待たせてしまい断りにくくなってしまったため、出演を続けている」と語っていたことがある。ただし、その後も収録時間に間に合わなかったことが複数回あり、タモリのみやメイン企画のゲスト、空耳アワードのゲストのマーティ・フリードマンが代わりに同席し収録を行ったこともある[11]。
番組で良く取り上げられる空耳常連バンドのMETALLICAがバンド結成当初のアマチュア時代、まだオリジナル楽曲が書き揃えられなかった頃に熱狂的にコピーしていたのは日本のBOWWOW初期のアルバム「HARD DOG」であり、これは安斎がアートワークを手がけた代表作の一つでもある不思議な縁も存在する。
「空耳アワー」では定番ネタになるほど遅刻や作品制作の納期遅れが有名である。ネット検索でも、安斎肇と入力すると予測ワードとして「遅刻」と続いて出てきたこともあったという[12]。
遅刻の原因として、本人が心理カウンセラーに相談したところ、「完全主義者的な傾向があり、一つのことをやり始めるとある程度区切りが付くまでやめられない、本人的にはものすごく慌てているが区切りがつくまでやってしまう」と言われ「時間通りに来れたら自分にご褒美しなさい」とも言われたことから、その後遅刻は減ったという[8]。安斎本人も「身支度しながら、テレビで色々気になることが出始めたりするからその過程で遅れていってしまう」とも話している[13]。遅刻癖が出始めた原因として、親がとても過保護であり、子供の頃学校に行く前にくしゃみをしたら時間が無いのに改めて厚着をさせられ、中学時代も時間がないのに母親に「朝に一杯のお茶は一日の難を逃れるから飲んでから行きなさい」といつも言われていたから、と話している[12]。
かつて役所相手にデザインの仕事をしていたとき、作品制作の遅れが原因で裁判沙汰になりそうになったこともあった[12]。またあまり遅刻し過ぎることから「何分遅れます」と正確な遅刻情報を相手に伝えていたということもあった[13]。
かつてデザイン会社に勤めていた頃、師匠がいないとできないという仕事をしていたが、その師匠はいつも午後12時ぐらいの出社で、安斎は10時に出社しなければいけなかったが、2時間待つのは無駄と思い、準備時間の30分込みで勝手に11時30分出社に変えさせていたとのことで「これは会社のためでも僕のためでもある」と思っていたという。また、桑沢デザイン研究所で学んでいたときも担任に「学校というのは自分で学ぶところであるから、学びたくないのなら来なくていい。その代わりにその間、何を学んだか報告してください。それならば全部出席にします」と言われ、「なんだ行かなくて良いんだ」と感動すら覚えたという[13]。
ほか多数
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