裾野市
静岡県の市 ウィキペディアから
すそのし 裾野市 | |||||
---|---|---|---|---|---|
![]() | |||||
| |||||
国 | 日本 | ||||
地方 | 中部地方、東海地方 | ||||
都道府県 | 静岡県 | ||||
市町村コード | 22220-8 | ||||
法人番号 | 3000020222208 | ||||
面積 |
138.12km2 | ||||
総人口 |
47,940人 [編集] (推計人口、2025年4月1日) | ||||
人口密度 | 347人/km2 | ||||
隣接自治体 |
三島市、御殿場市、富士市、駿東郡長泉町 神奈川県足柄下郡箱根町 | ||||
市の木 | スギ | ||||
市の花 | アシタカツツジ | ||||
他のシンボル | ウグイス | ||||
裾野市役所 | |||||
市長 | 村田悠 | ||||
所在地 |
〒410-1192 静岡県裾野市佐野1059 北緯35度10分26秒 東経138度54分24秒 ![]() | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |

1983年撮影。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。
沼津市及び三島市のベッドタウンである。トヨタ自動車が技術実証のため「コネクテッド・シティ」であるWoven Cityの整備を進めているなど[1]、先端技術の研究都市となっている。
地理
要約
視点
富士山をはじめとする3つの大型火山の裾野に位置する街である。この裾野の南北に黄瀬川が流れ、その周囲の平地に市街地が広がる。
隣接している自治体
地区
裾野市は5つの地区に分かれており、おおむね旧泉村、旧小泉村、旧深良村、旧富岡村、旧須山村の地域[2]が現在はそれぞれ、東地区、西地区、深良地区、富岡地区、須山地区と呼ばれる。深良地区、富岡地区、須山地区には市役所の支所が置かれている。
- 須山(すやま)地区 - 旧須山村
- 富岡(とみおか)地区 - 旧富岡村
- 下和田(しもわだ) - 旧下和田村
- 呼子(よびこ)[注 1]
- 今里(いまざと) - 旧今里村
- 金沢(かねざわ) - 旧金沢村
- 葛山(かづらやま) - 旧葛山村
- 上ケ田(あげた) - 旧上ヶ田村
- 御宿(みしゅく) - 旧御宿村
- 千福(せんぷく) - 旧千福村
- 千福が丘(せんぷくがおか)
- 大畑(おおはた) - 旧大畑村※
- 桃園(ももぞの) - 旧定輪寺村※
- 下和田(しもわだ) - 旧下和田村
※現在は西地区である
市名の由来
裾野の名の由来は、裾野駅にある。JR御殿場線が東海道本線であった当初、佐野駅であったが、栃木県の佐野駅と重なることもあり、1915(大正4)年に裾野駅へ改称されている。裾野駅になった理由は、「富士山の裾野」からとされている。参考までに、駅名改称の2年前の1913(大正2)年に、陸軍省の富士裾野演習場(現在の東富士演習場)が開設されている。なお、栃木県の佐野駅は両毛線の駅であり、両毛線は1906(明治39)年に国有化され、東海道本線と同じ国有鉄道になっている[注 2]。
中核市構想
静岡県が公表している静岡県市町村合併推進構想では、3市3町(沼津市、三島市、裾野市、函南町、清水町、長泉町)で中核都市を目指すとしている。また、御殿場市と小山町は将来的に裾野市等と協力して政令指定都市となること目指す構想が示されている。“静岡県市町村合併推進構想”. 2018年12月28日閲覧。
その後、静岡県市町村合併推進構想は2007年(平成19年)5月17日と2008年(平成20年)6月27日に変更されており、以上3市3町は「中核市を目指した合併を検討する必要がある地区」とされた[3]。
実証都市開発
→詳細は「ウーブン・シティ」を参照
2020年(令和2年)、CES2020でトヨタが裾野市に最新技術の人工知能や自動運転、CASE、MaaSを取り入れた人口2千人規模の実証都市「Woven City」を建設すると発表[4][5][6][7]。2020年末に閉鎖予定のトヨタ自動車東日本の東富士工場跡地(約70.8万平方メートル)に2021年初めから着工予定。2021年2月23日、建設が始まった[8][9]。初期段階では、主にトヨタの従業員やプロジェクトの関係者などが居住する予定。
歴史
沿革
- 江戸時代には御殿場市・小山町と同様に、主に相模小田原藩の領地だった(一部に旗本領が存在)[10]。
- 1889年(明治22年)2月1日:佐野駅開設。
- 1889年(明治22年)4月1日:町村制施行に伴い駿東郡に小泉村・須山村・富岡村・深浪村が成立する。
- 1891年(明治24年)6月11日:深浪村が深良村に改称。
- 1891年(明治24年)10月10日:小泉村から泉村が分立。
- 1915年(大正4年)4月14日:佐野駅が裾野駅に改称。
- 1944年(昭和19年)12月8日:岩波駅開業。
- 1952年(昭和27年)4月1日:小泉村と泉村が合併し、裾野町が発足。
- 1953年(昭和28年)3月4日:裾野町社会福祉協議会設立。
- 1956年(昭和31年)9月30日:深良村が裾野町に編入。
- 1957年(昭和32年)
- 1960年(昭和35年)7月:裾野町商工会創立。
- 1961年(昭和36年):矢崎電線裾野工場設立。
- 1962年(昭和37年):三菱アルミニウム工場着工、町営プール竣工。
- 1966年(昭和41年):トヨタ自動車東富士研究所設立。
- 1971年(昭和46年)1月1日:市制施行、裾野市となる。
- 1972年(昭和47年):
- 裾野市観光協会発足。
- 9月22日:市の花(あしたかツヅジ)、市の木(スギ)、市の鳥(ウグイス)に決定(裾野市花・木・鳥を選定する委員会)。
- 1973年(昭和48年)5月:勤労青少年ホーム開館。
- 1974年(昭和49年):中央公園開園。管理事務所設置、国指定文化財「植松家住宅」移築。
- 1977年(昭和52年)
- 2月8日:現在の市役所庁舎(裾野市佐野1059番地)で業務開始。
- 1978年(昭和53年)
- 1979年(昭和54年)4月2日:富岡地区コミュニティセンターで支所業務開始。
- 1980年(昭和55年)
- 1981年(昭和56年)
- 4月1日:須山地区コミュニティセンターで支所業務開始。
- 8月1日:裾野市民憲章制定。
- 1982年(昭和57年)2月22日:オーストラリア・フランクストン市と姉妹都市提携。
- 1986年(昭和61年)
- 1988年(昭和63年)
- 3月29日:東名高速道路裾野インターチェンジ開通。
- 11月22日:国道246号線裾野バイパス全線開通。
- 1991年(平成3年)
- 1992年(平成4年)11月26日:人口5万人達成。
- 1994年(平成6年)
- 6月24日:学校給食センター完成。
- 7月20日:鈴木図書館・東西公民館開館。
- 1995年(平成7年)4月3日:裾野市福祉保健会館開館。
- 1996年(平成8年)3月24日:陸上競技場落成記念式典。
- 2002年(平成14年)4月1日:東地区コミュニティセンター使用開始。
- 2003年(平成15年)
- 3月27日:新消防庁舎落成。
- 10月26日-30日:第58回国民体育大会バレーボール競技・ラグビーフットボール競技開催。
- 2010年(平成22年)6月:裾野市営墓地墓所使用者公募開始。
- 2011年(平成23年)7月:市役所本庁舎免震工事完了。
- 2012年(平成24年)3月17日:特急あさぎりの裾野駅停車が廃止される。
- 2013年(平成25年)4月1日:裾野警察署開署。
人口
![]() | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
裾野市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 裾野市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 裾野市
■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
裾野市(に相当する地域)の人口の推移
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||
総務省統計局 国勢調査より |
行政
歴代市長
市役所
- 裾野市役所 - 裾野市佐野1059番地
- 須山支所 - 裾野市須山1593番地の12
- 富岡支所 - 裾野市御宿680番地の1
- 深良支所 - 裾野市深良657番地
姉妹都市・提携都市
議会
市議会
- 議長:中村 純也(2022年10月19日就任)
- 副議長:井出 悟(2022年10月19日就任)
- 定数:19人(任期:2026年10月11日まで[14])
会派名 | 議員数 |
---|---|
未来すその | 6 |
真政会 | 4 |
かがやき | 2 |
公明党 | 2 |
もののふ | 2 |
無会派 | 3 |
計 | 19 |
(2023年4月1日現在[15])
県議会
選挙区 | 会派 | 人数 | 議員名 |
---|---|---|---|
裾野市選挙区(定数1) | 自民改革会議 | 1 | 鳥澤由克 |
衆議院
経済
製造業
製造業が盛んで一人あたりの製造物出荷額は県下トップクラスを誇る。
農業
水稲をはじめ、芝やモロヘイヤ、大和芋、里芋、菜花、チンゲンサイ、イチゴ、ブドウ、ヒノキ苗などが名産である[17]。特に富士山麓は日本一古い野芝の産地で、大正時代から生産されている[18]。
観光・保養
富士山と愛鷹山の間の十里木地区に別荘地が広がる。 裾野市域からの富士山眺望は宝永火口が中心にありシンメトリーな富士山が見える。 また箱根山の芦ノ湖スカイラインは裾野市域であり、三国峠からは左に駿河湾、右に富士山がある大パノラマが有名。 裾野市北部域にある須山浅間神社は世界文化遺産富士山の構成資産。
富士サファリパーク、ぐりんぱ、スノータウンイエティなどがある。
マスコットキャラクター
→「すそのん」を参照
健康
平均年齢
2013年10月1日時点の平均年齢[19]。
- 全体 - 43.8歳
- 男性 - 42.6歳
- 女性 - 45.0歳
病院
- 裾野赤十字病院 (佐野)
- 東名裾野病院 (御宿)
教育
- 裾野市立東小学校、向田小学校、西小学校、深良小学校、富岡第一小学校、富岡第二小学校、千福が丘小学校、須山小学校、南小学校
- 裾野市立富岡中学校、東中学校、西中学校、深良中学校、須山中学校
- 静岡県立裾野高等学校
- 私立不二聖心女子学院中学校・高等学校
交通
地勢上、南北方向には主要道路や鉄道が発達しているが、東西方向には発達していない。
鉄道

- 東海旅客鉄道(JR東海)
- 中心となる駅:裾野駅
- 市南端部(水窪、伊豆島田)の最寄り駅は長泉町の長泉なめり駅。
道路
- (7-3) 裾野IC
バス
路線バス
※ 裾野市自主運行バス「すそのーる」 - 令和4年(2022年)3月31日廃止[20]。代替として、翌4月1日から富士急シティバス「裾野市内循環線」が運行開始[21]。
高速バス
- 千福下・裾野市民文化センター前・トヨタ自動車東日本前
- 沼津・裾野 - 東京駅(富士急シティバス)
- 沼津・裾野 - 渋谷マークシティ(渋谷駅)・バスタ新宿(新宿駅)(富士急シティバス)
- 裾野バスストップ
通信
観光・名所・旧跡など

レジャー施設
- 富士急行グループ
- スノータウンYeti(スキー場)
- ぐりんぱ(旧日本ランド)
- 富士サファリパーク
- すその美人の湯 ヘルシーパーク裾野
- 裾野レジャーランド 一の瀬
自然
スポーツ施設
- スノータウンYeti(スキー場)
- 裾野市運動公園
Susono City Sports park(裾野市運動公園) - panoramio - スポーツスタジアムAIM
- 裾野市総合グラウンド
- 裾野市深良グラウンド
- 裾野市民体育館
- 裾野スイミングスクール - スクールのプールに自由遊泳可能日が設けられており、一般利用が可能[26]。
※ 裾野市立水泳場 - 2020年12月に廃止が決定[27]。
ゴルフ場
- 裾野カンツリー倶楽部
- ファイブハンドレッドクラブ
- 東名カントリークラブ
神社
裾野市出身の有名人
脚注
関連項目
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.