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岩波駅

静岡県裾野市にある東海旅客鉄道の駅 ウィキペディアから

岩波駅map
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岩波駅(いわなみえき)は、静岡県裾野市岩波にある、東海旅客鉄道(JR東海)御殿場線である。駅番号CB13

概要 岩波駅, 所在地 ...

概要

裾野市の深良地区にある駅。地区の北部に位置し、裾野市と御殿場市の境界線が駅の500mほど北を通っている。かつては深良村内唯一の鉄道駅であった。

御殿場線がまだ東海道本線の一部であった1911年明治44年)5月に開設された岩浪信号所が、岩波駅の前身である。岩波信号場に変更された後、第二次世界大戦中の1944年昭和19年)12月に旅客営業を行う岩波駅となった。1987年(昭和62年)4月に実施された国鉄分割民営化により、運営事業者は日本国有鉄道(国鉄)からJR東海に移っている。

歴史

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新駅舎建設前の旧駅舎(2011年5月)
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駅構造

単式ホーム2面2線を持つ地上駅。下り列車は東側のホーム(1番線)を使用し、上り列車は西側のホーム(2番線)を使用する。駅構内の北側に保線車両留置用の側線がある。

2019年5月26日をもって駅舎が地上に移設され、新設する上り線ホーム(2番線)、多機能トイレが新たに使えるようになり、2020年11月29日にはエレベーターを新設し供用を開始した。また、上り線ホーム新設後は従来のホーム上り線側に転落防止柵が新設される[7][8]

駅舎移設前は島式ホーム1面2線で、1989年に建設されたガラス張りの橋上駅舎を使用していた[3]。駅事務所や改札口は2階にあり[3]、1階のホームや構内西側にある出入口に階段が下りる構造であった。駅舎内にはJR全線きっぷうりばとICカード対応のタッチパネル式の自動券売機が設置されていた。駅舎機能が地上に移った後も、旧駅舎の跨線橋部分については下り線ホームへの通路として使用されている。

駅開業時はスイッチバック[注釈 1]で、本線から分岐する行止りの引き上げ線に接して単式ホーム1面が設置されていた。1968年(昭和43年)の電化に伴い、ホームは本線上の勾配区間に移転し、スイッチバックは解消された。この時のホームは移転前と同じく単式ホームであったが、分割民営化後にホームの一部を削り2番線が新設され、島式ホームとなった。駅の沼津寄りには、引き上げ線の痕跡である築堤が、草木に埋もれながらも残っている。

当駅は業務委託駅であり[4]東海交通事業の係員が駅業務を行っているが、夜間は係員が配置されない無人駅となっている[4]。また、管理駅である裾野駅が当駅を管理している[4]

のりば

さらに見る 番線, 路線 ...

貨物取扱

国鉄時代の1969年(昭和44年)から1982年(昭和57年)まで、当駅でも貨物営業を行っていた。

1966年(昭和41年)10月から本格的に開始された[10]鉄道(車運車)による自動車輸送の一つ基地として、1968年(昭和43年)10月に沼津駅に自動車輸送基地が新設された[11]。1969年7月には、当駅に接続するトヨタ自動車専用線が建設され、沼津駅の基地は廃止された[11]

トヨタ自動車の専用線は、岩波駅の北1kmほどの場所で御殿場線から分岐し、カーブを描きトヨタ自動車の敷地へ入っていた。途中には、川を渡る橋や東名高速道路の高架下を潜る場所があり、線路の終点はトヨタ自動車東日本(旧関東自動車工業)東富士工場の裏側(駅反対側)辺りにあった。1970年の「専用線一覧表」によれば、専用線の作業キロは0.9km、総延長は2.2kmで、構内作業は国鉄の機関車によって行われていた[12]。このトヨタ自動車専用線は、1982年11月に廃止されている[10]

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利用状況

「静岡県統計年鑑」によると、2021年度(令和3年度)の1日平均乗車人員1,457人である[静岡県 1]

1993年度(平成5年度)以降の推移は以下のとおりである。

さらに見る 乗車人員推移, 年度 ...
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駅周辺

バス路線

富士急モビリティ、裾野市自主運行バスが発着する。停留所名は岩波富士見橋。

隣の駅

東海旅客鉄道(JR東海)
CB 御殿場線
富士岡駅 (CB12) - 岩波駅 (CB13) - 裾野駅 (CB14)

脚注

関連項目

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