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相鉄ローゼン
相模鉄道系列のスーパーマーケット ウィキペディアから
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相鉄ローゼン株式会社(そうてつローゼン、英: SOTETSU ROSEN Co., Ltd.)は、相模鉄道沿線を中心とした神奈川県内で店舗を展開する、相模鉄道系列(相鉄グループ)のスーパーマーケット、およびその運営会社である。また店舗の表記としては相鉄の部分に漢字でなく平仮名を用い、「そうてつローゼン」と表記されることも多い[広報 1]。
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ローゼンはドイツ語でバラを意味し、前身の一つである株式会社相高(相高ストアを運営、1959年4月設立)に出資していた髙島屋のシンボルであるバラにちなんでいる[注 1]。1982年9月に株式会社相高を吸収合併し、相鉄興業株式会社から現在の商号に変更。2003年に高島屋との資本関係が解消された後も横浜高島屋と縁が深く、お中元・お歳暮を配達扱いにすると高島屋の包装紙を使用できたり、双方の商品券を相互利用できる関係にある[注 2]。またかつては第2位株主が高島屋であったため、高島屋出身の役員がいた。また、横浜髙島屋の支店でもあった横浜髙島屋港南台店(閉店済)は、港南台駅近くにある相鉄ビルマネジメントが管理している建物にキーテナントとして営業していた。その隣に港南台バーズやそうてつローゼンもある。

下地には旧・相高ストアが使用していた髙島屋マークが見える
湘南台店屋上の看板(2006年7月撮影)
※現在は撤去済み
運営会社である相鉄ローゼン株式会社のロゴマークとは別に店舗用のシンボルマーク[広報 1]を制定している[注 3]。なお、店の看板ではこのシンボルマークの他に会社のロゴマークを掲げている店舗[注 4]や「食品スーパー」を強調した看板となっている店舗もある(後節も参照)。
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沿革
要約
視点
相鉄ローゼンの前身企業と、吸収合併した企業についても述べる。
- 1957年(昭和32年)8月31日 - 相鉄文化会館(初代)内の「お好み食堂」・結婚式場の運営を目的に、上野精養軒・サッポロビール・相模鉄道の出資で、株式会社横浜精養軒(資本金:1,000万円)を設立。9月21日に営業開始[5]。
- 1959年(昭和34年)4月6日 - 相模鉄道・相鉄不動産・横浜髙島屋の共同出資で、株式会社相高(本社:川崎市新丸子699番地 資本金:1億円)を設立[広報 3][広報 4]。
- 1962年(昭和37年)
- 1963年(昭和38年)11月 - 1号店(旧・相鉄ストア三ツ境店)を出店[6][7]。
- 1964年(昭和39年)12月 - 相鉄興業が、レディースファッション専門店の1号店「リリオ」を横浜駅の「ダイヤモンド地下街」に出店[6][1]。
- 1971年(昭和46年)3月5日 - 相鉄興業が映画館「相鉄ムービル」(初代、現在の横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズの敷地内)を開館し[6]、横浜駅名品街と相鉄文化会館(いずれも現在は相鉄ジョイナスの敷地の一部)の2か所に分かれていた映画館を集約[広報 5]。
- 1982年(昭和57年)
- 1983年(昭和58年) 3月 - 新たに店舗用のシンボルマークを制定[広報 6]。
- 1986年(昭和61年)12月8日 - 東証二部に上場[6]。
- 1987年(昭和62年)
- 1988年(昭和63年)
- 1992年(平成4年)6月1日 - 創立30周年を機に、人と花をモチーフにした、五弁の花のようなストアシンボルマークと英語のロゴマークを導入[広報 7]。
- 1998年(平成10年)
- 2000年(平成12年)12月5日 - 相鉄グループの持ち株会社化準備のため、相模鉄道により相鉄トランスポート株式会社を設立[広報 8]。
- 2001年(平成13年)4月20日 - 相鉄トランスポートにより、相鉄バスを設立[広報 8]。
- 2003年(平成15年)8月 - 高島屋が所有していた持分全株を相鉄グループに譲渡[6]。
- 2006年(平成18年)5月31日 - 相鉄ムービルの事業を東急レクリエーションに事業譲渡[6]。
- 2008年(平成20年)
- 2009年(平成21年)
- 2011年(平成23年)3月1日 - (旧)相鉄ローゼン株式会社が、小売事業について会社分割を行い、相鉄トランスポート株式会社が承継。同時に、相鉄トランスポート株式会社は(新)相鉄ローゼン株式会社に商号変更。不動産賃貸業だけが残った(旧)相鉄ローゼン株式会社を、相鉄アーバンクリエイツ株式会社が吸収合併[広報 10][広報 8]。
- 2012年(平成24年)1月 - 丸紅と資本提携し、(新)相鉄ローゼン株式会社の全株式を保有していた相鉄ホールディングスが、保有株式の20%を丸紅に譲渡[広報 11]。
- 2014年(平成26年)7月1日 - 相鉄リテールサービスを吸収合併[8]。
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店舗概要
要約
視点
各店舗の詳細は公式サイト「チラシ・店舗検索」を参照。
- 店舗数
- スーパーマーケット53店舗(2019年3月現在)
- 中核店舗
スーパーマーケットでは通常の店舗の他に、「そうてつローゼンミニ」を相鉄バス二俣川営業所跡地に2012年11月出店した[広報 12]が、そうてつローゼンの大型店舗も入る二俣川駅併設の商業施設「JOINUS TERRACE 二俣川」の開業を前に2018年4月閉店となった[広報 13]。この他、レディースファッション専門店を横浜駅西口の地下街(旧 ザ・ダイヤモンド)などに出店していた[広報 14]。
- 希望が丘店(正面にシンボルマークを掲げる)
(2014年3月撮影) - 希望が丘店(日没後のシンボルマーク点灯)
(2014年2月撮影) - 南まきが原店(シンボルマークを掲げず、「食品スーパー」を強調した看板となっている)
(2015年9月撮影) - 三ツ境店の食料品フロア(青果売り場)
(2019年2月撮影)
撤退した店舗
横浜市
- ドリームランド店(1985年(昭和60年)7月30日開店[広報 12]、2001年(平成13年)10月26日閉店[広報 12]、横浜市戸塚区[1])
- 富岡店(1970年(昭和45年)10月2日開店[広報 13]、2005年(平成17年)2月18日閉店[広報 13]、横浜市金沢区[1])
- 公田店(1964年(昭和39年)4月30日開店[広報 13]、1996年(平成8年)8月25日閉店[広報 13]、横浜市栄区[1])
- 和田町店(1964年(昭和39年)9月11日開店[広報 13]、2007年(平成19年)11月30日閉店[広報 13]、横浜市保土ケ谷区[1])
- 南太田店(1972年(昭和47年)7月26日開店[広報 13]、1998年(平成10年)8月26日閉店[広報 13]、横浜市南区[1])
- 栄町通店(1978年(昭和53年)7月28日開店[広報 13]、1998年(平成10年)6月30日閉店[広報 13]、横浜市鶴見区[1])
- 瀬谷店(1971年(昭和46年)12月10日開店[広報 13]、2010年(平成22年)1月31日閉店[広報 13]、横浜市瀬谷区[1])
- 南瀬谷店(1973年(昭和48年)10月28日開店[広報 13]、2009年(平成21年)3月31日閉店[広報 13]、横浜市瀬谷区[1])
- 店舗面積550m2[1]。
- クリエイトエス・ディー[要出典]
- 長津田店(1978年(昭和53年)9月6日開店[広報 12]、1990年(平成2年)2月28日閉店[広報 12]、横浜市緑区[1])
- 店舗面積183m2[1]。
- スリーエフ→ローソン・スリーエフ[要出典]
- いちょう店(1971年(昭和46年)12月11日開店[広報 12]、2000年(平成12年)2月28日閉店[広報 12]、横浜市泉区[1])
- さちが丘店(2012年(平成24年)11月7日開店[広報 13]、2018年(平成30年)4月5日閉店[広報 13]、横浜市旭区)
- 「そうてつローゼンミニ」として出店[広報 12]。
- 大口店(1969年(昭和44年)6月29日開店[広報 13]、2018年(平成30年)9月30日閉店[広報 13]、横浜市神奈川区)
綾瀬市
藤沢市
平塚市
茅ヶ崎市
逗子市
厚木市
相模原市
大和市
座間市
伊勢原市
足柄上郡大井町
川崎市
東京都
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関連会社
消滅
- 相鉄ドラッグ株式会社 - 医薬品販売[9]。2005年に完全撤退し、会社清算[6]。
- 株式会社相鉄リテールサービス - 2009年8月1日に以下の3社が合併。2014年7月1日に相鉄ローゼンに吸収合併され、消滅[8]。
- フルールモア - 花き販売。相鉄リテールサービスが運営。2013年6月に株式会社メルシーフラワーに譲渡[広報 15]。
- 相鉄ムービル - 映画館。相鉄リテールサービスが運営。2006年6月1日より東急レクリエーションが継承[広報 15]。
- 葉山ボンジュール - パン屋。葉山ボンジュールが運営。2012年2月までに全5店舗を閉店し、相鉄ローゼン店内のベーカリーコーナー「グランジュール」に専念[広報 15]。
- 女性ファッション専門店 - 店名は、女性の店そうてつ・リリオ・ボワドゥジュウェ・ノコノアなど。2011年7月で完全撤退[広報 15]。
- 109シネマズMM横浜 - 共同事業体の構成社として参加。2015年1月25日に閉館し、解散[広報 15]。
テーマソング
相鉄ローゼンのイメージソングがあり、1990年3月26日に制定された[広報 7]。店舗のBGMとして、歌なしのワンコーラス版と歌つきのフルバージョンが使用されている。タイトルは『人あざやかに』[広報 7][注 6](歌:チェリッシュ/作詞:伊藤アキラ、作曲:櫻井順)。この曲のワンコーラスバージョンが「伊藤アキラ CMソング傑作選」(Solid Records、2009年9月発売、規格品番 CDSOL-1312)に、「今日も歩くこの道」という曲名で収録されている。
備考
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- 2008年より「ローゼンがんばる農家応援団」というプライベートブランドを立ち上げ、野菜や果物などを販売している。
- 2005年よりクレジットカード機能のない「ウェルカムカード」、のちに2025年3月より相鉄ジョイナスと港南台バーズのポイントカードサービスを統合した「相鉄ポイント」サービスを開始、あわせて「相鉄ポイントカード」の発行と、iOS・Android向けの相鉄グループ関連アプリである「相鉄ショッピングセンター公式アプリ」、「そうてつローゼンアプリ」、「相鉄Styleアプリ」に相鉄ポイントの会員証などの情報が追加された[11]。なお、2007年より親会社である相模鉄道が「PASMO」を発行するのにあわせ、相鉄グループでの利用状況によるポイント付与など優待機能を付加したクレジットカード「相鉄カード」を発行しているが、「相鉄ポイントカード」(旧・ウェルカムカード)も継続して使用可能である。
- 2011年3月の会社分割による事業再編の際に、「酒類販売業免許」における組織変更の届け出を怠り酒類販売業免許が失効していたことが、同年6月13日に判明。このため(新)相鉄ローゼン株式会社が運営する店舗では、翌日の6月14日より酒類全般が販売中止となった[12]。免許を新規取得し、同年8月後半より順次販売を再開(書類上は新規のため「販売開始」)した。
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脚注
関連項目
外部リンク
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