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P.A.WORKS制作による日本のテレビアニメ作品 ウィキペディアから
『TARI TARI』(タリ タリ)は、P.A.WORKS制作による日本のオリジナルテレビアニメ。2012年7月から9月まで全13話にて放送された[1]。
TARI TARI | |
---|---|
ジャンル | 青春、合唱 |
アニメ | |
原作 | EVERGREEN |
監督 | 橋本昌和 |
シリーズ構成 | 橋本昌和 |
脚本 | 橋本昌和、佐藤梨香、横手美智子 |
キャラクターデザイン | tanu(原案) 関口可奈味 |
音楽 | 浜口史郎 |
アニメーション制作 | P.A.WORKS |
製作 | tari tari project |
放送局 | 放送局を参照 |
放送期間 | 2012年7月1日 - 9月23日 |
話数 | 全13話 + OVA |
漫画 | |
原作・原案など | EVERGREEN(原作) tanu(キャラクター原案) 尚村透(構成) |
作画 | 鍵空とみやき |
出版社 | スクウェア・エニックス |
掲載誌 | 月刊ガンガンJOKER |
レーベル | ガンガンコミックスJOKER |
発表号 | 2012年6月号 - 11月号 |
発表期間 | 2012年5月22日 - 10月22日 |
巻数 | 全2巻 |
話数 | 全7話 |
ラジオ: TARI TARIラジオ ゆったりまったり放課後日誌 | |
配信期間 | 2012年6月22日 - 10月26日 |
配信サイト | 音泉、HiBiKi Radio Station |
配信日 | 毎週金曜日配信 |
配信形式 | 収録、ストリーミング |
パーソナリティ | 高垣彩陽、瀬戸麻沙美、早見沙織 |
小説: TARI TARI 〜芽吹いたり 照らしたり やっぱり時々歌ったり〜 | |
著者 | 橋本昌和 |
イラスト | tanu |
出版社 | P.A.WORKS |
レーベル | P.A.BOOKS |
刊行期間 | 2018年8月1日 - 2020年3月25日 |
巻数 | 全6巻 |
話数 | 全7話 |
その他 | 電子書籍 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ、漫画、ライトノベル |
ポータル | アニメ、漫画、ラジオ、ライトノベル |
P.A.WORKSによるオリジナルアニメーション作品。『true tears』、『花咲くいろは』に続く青春物の第3作と位置づけられており[2]、『花咲くいろは』のスタッフが数多く携わっている。
江ノ島および江ノ電沿線地域(神奈川県藤沢市、鎌倉市)を舞台にしており、製作に際しては湘南藤沢フィルムコミッション、江ノ島電鉄、藤沢市といった公的機関や地元企業など、江ノ島地区の各方面から協力を受けている。舞台の地元放送局であるtvkで最速放送された。
プロモーションの一環として、2012年8月3日から同年8月31日まで「江ノ島×TARI TARIスタンプラリー」が江ノ島全域にわたって開催され、同時に島内複数の協力店舗において限定グッズ「クリアファイル3種セット」と「金沢湯涌サイダー・柚子乙女(TARI TARI×花いろコラボラベル)」が販売された。また、この限定グッズ購入特典のキャラクターポストカード[注釈 1]も配布された。
白浜坂高校の声楽部に所属する宮本来夏は、ピアノ担当の上野みどりの譜面捲りを担当していた。前々から歌を歌いたいと希望していた来夏の思いを察したみどりは、顧問である教頭に一度言ってみたらと来夏に問いかける。しかし、来夏は教頭から去年の発表会での失敗を指摘されたうえに「音楽の才能は無いから諦めなさい」と断られたことに憤り、声楽部を退部して新たに合唱部を作ることを決意する。
来夏は親友の沖田紗羽と弟の誠を誘い、元音楽科だった坂井和奏も誘うが、母親の他界によるトラウマにより歌から遠ざかっていた和奏には、入部を断られる。紗羽は来夏の望みを叶えたい思いから和奏を自宅に招き、「合唱部を作るのに名前だけ貸してほしい」と頼み込むことで、和奏から一時の承諾を得た。和奏がピアノを弾けることを知った来夏は、ケーキを奢る代わりに練習を手伝ってほしいと頼み、発表会への参加を果たした。しかし、発表会が終わると誠をはじめ合唱部の部員たちは相次いで退部していき、残り部員が3名になったことで教頭から廃部の宣告を受けてしまう。同じようにバドミントン部の廃部を宣告されていた田中大智とウィーン(前田敦博)は、互いの入部を賭けてバドミントンで勝負するが、来夏たちに敗れて合唱部への入部を余儀なくされる。しかし、大智のバドミントンに対する熱意を察した来夏は、合唱部とバドミントン部を統合した「合唱時々バドミントン部」を設立する。かくして、5人の部員達の物語が始まった。
この節の加筆が望まれています。 |
橋本監督によると、部員の5人は全員主人公[3]。
多数の生徒を抱え、教頭指導の下で実績を残してきた。教頭が同校在学時には合唱部として存在しており、時点は不明ながらその後、声楽部と呼称変更された。物語開始時に合唱部は存在していない。
生徒会メンバーは4人まで確認出来るが、登場する範囲では誠以外は全員女性である。
原作 | EVERGREEN[4] |
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監督・シリーズ構成 | 橋本昌和[4] |
キャラクター原案 | tanu[4] |
キャラクターデザイン 総作画監督 |
関口可奈味[4] |
美術監督 | 東地和生[4] |
美術デザイン | 塩澤良憲 |
色彩設計 | 井上佳津枝[4] |
撮影監督 | 並木智[4] |
3D監督 | 平田洋平[4] |
編集 | 高橋歩[4] |
音響監督 | 明田川仁[4] |
音楽 | 浜口史郎[4] |
音楽プロデューサー | 斎藤滋 |
音楽A&R | 吉江輝成 |
音楽制作 | ランティス[4] |
プロデューサー | 大島靖、小田ツヨシ、岡村武真 川村仁、石垣毅、堀川憲司、和田洋介 |
プロデュース | 永谷敬之 |
ラインプロデューサー | 辻充仁 |
アニメーション制作 | P.A.WORKS[4] |
製作 | tari tari project[4] |
本作は『花咲くいろは』(以下『花いろ』と表記)の流れを汲むオリジナルアニメとしてP.A.WORKSにより制作された[6]。
企画は2011年初頭に、P.A.WORKSのプロデューサーである堀川憲司が、プロデュース会社「インフィニット」代表取締役・永谷敬之に「合唱をメインにした作品をやりたい」と提案したことから始まった[7]。合唱をテーマにした理由は堀川が好きだからだという[7]。その後、永谷がスタッフを集め、ポニーキャニオンやランティスなどと共に製作委員会が結成された[7]。
監督・シリーズ構成は、P.A.WORKSがアニメーション制作を担当した[注釈 3]『レイトン教授と永遠の歌姫』の橋本昌和で、本作がテレビシリーズ初監督となる[6]。キャラクター原案は『AKIBA'S TRIP』のtanuで、アニメのキャラクター原案は本作が初となる[8]。
その他、キャラクターデザイン・総作画監督の関口可奈味や音楽の浜口史郎など、『花いろ』のスタッフが数多く携わっている。
メインキャラクターの声優は、声優の自然な演技とキャラクターとの相性、歌唱力を重視して選ばれた[6][9]。
音楽は『花いろ』と同じく浜口史郎が担当。制作開始は通常のアニメよりも早く、放送の1年前から打ち合わせが行われた[10]。『花いろ』の曲は浜口の作品の中ではかなり音数が少ないが、橋本監督から「『花いろ』より音の色彩を豊かにしたい」という要望があり、『花いろ』よりも少し楽器数が増えている[10]。
本作は合唱がテーマのため挿入歌も多く制作され、ほとんどの曲を浜口が作曲した。メインテーマとなるのは「心の旋律」「Amigo! Amigo!」「radiant melody」の3曲で、いずれも同じメロディーが含まれている[10]。デモ音源の段階ではボーカルとしてVOCALOIDが使用された[10]。
挿入歌は通常のレコーディング以外にアフレコ現場で収録することもあり、特にアドリブを求められることが多かったウィーン役の花江夏樹は第5話と第12話で作曲も手掛けた[11][12]。
音楽A&Rを担当するランティスの吉江輝成は、男声合唱団である明治大学グリークラブの出身であり[13][14]、合唱経験者として作中の練習風景などについてアドバイスしている[9]。また、同サークルの後輩であり東京都合唱連盟事務局次長を務める三好草平からの紹介により、全日本合唱コンクール全国大会で金賞の常連校となっている幕張総合高等学校合唱部が合唱演奏として参加することとなった[9]。
第1話の冒頭で歌われる「リフレクティア」は、「ソプラノでしゃばらない、テナーはメゾフォルテ」という教頭の指導に対応するため、ソプラノが強めの演出をしている。
メインテーマA「心の旋律」は、ソプラノ・アルト・男声の3声による混声三部合唱曲で[15][9]、普通のJ-POPのようにAメロ・Bメロ・Cメロで構成される[10]。作詞を担当したriyaはアニメを観ていない人にも共感してもらえるように、半分はアニメの内容に縛られずに自由に書いたという[15]。第6話では坂井和奏がソプラノ、宮本来夏と沖田紗羽がアルト、田中大智とウィーンが男声を担当した[16]。2013年7月6日に第68回東京都合唱祭にて、三好の呼びかけで集まった男女169人のグループ「白浜坂高校合唱同好会」により同曲が歌われ[17]、7月10日には合唱用の楽譜も発売された[15]。また、中学校の合唱祭などでも歌われているという[17]。
合唱演奏 | 幕張総合高等学校合唱部 |
---|---|
合唱指揮 | 山宮篤子 |
ピアノ伴奏 | 川平愛弓 |
合唱協力 | 三好草平 |
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
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第1話 | 飛び出したり 誘ったり | 橋本昌和 | 橋本昌和 | 倉川英揚 安斎剛文 | 伊藤依織子 |
第2話 | 集ったり あがいたり | 安斎剛文 | 平田豊 | 佐々木睦美 | |
第3話 | 振ったり 出会ったり | 岡村天斎 | 山本秀世 | 鍋田香代子 | |
第4話 | 怒ったり 踊ったり | 許琮 | 川面恒介 | ||
第5話 | 捨てたり 捨てられなかったり | 橋本昌和 佐藤梨香 | 浅井義之 | 吉田優子 | |
第6話 | 笑ったり 想ったり | 多田俊介 | 倉川英揚 | 大東百合恵 | |
第7話 | 空回ったり 見失ったり | 安斎剛文 | 天崎まなむ | ||
第8話 | 気にしたり 思いっきり駆け出したり | 許琮 | 大西景介 | 伊藤依織子 | |
第9話 | 白くなったり 赤くなったり | 横手美智子 | 猫賀大介 | 安斎剛文 | 佐々木睦美 |
第10話 | 萌えたり 燃えたり | 岡村天斎 | 浅井義之 | 川面恒介 | |
第11話 | 満ちたり 欠けたり | 橋本昌和 佐藤梨香 | 浅井義之 | 許琮 | 鍋田香代子 |
第12話 | 重ねたり 響いたり | 許琮 | 太田知章 | 大東百合恵 | |
最終話 | 晴れたり 泣いたり あとは時々歌ったり | 橋本昌和 | 伊藤依織子 天崎まなむ 川面恒介 | ||
OVA | 曇ったり 輝いたり またいつか歌ったり | 関口可奈味 |
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 放送系列 | 備考 |
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神奈川県 | tvk | 2012年7月1日 - 9月23日 | 日曜 22:30 - 23:00 | 独立局 | 原作の舞台地 |
京都府 | KBS京都 | 日曜 24:00 - 24:30 | |||
石川県 | 石川テレビ | 日曜 25:50 - 26:20 | フジテレビ系列 | ||
東京都 | TOKYO MX | 2012年7月2日 - 9月24日 | 月曜 22:30 - 23:00 | 独立局 | |
千葉県 | チバテレビ | 月曜 25:30 - 26:00 | |||
兵庫県 | サンテレビ | 月曜 25:35 - 26:05 | |||
愛知県 | テレビ愛知 | 月曜 27:00 - 27:30 | テレビ東京系列 | ||
日本全域 | アニマックス | 2012年7月6日 - 9月28日 | 金曜 22:00 - 22:30 | アニメ専門BS/CS放送 | 同日27:00からリピート放送あり |
富山県 | 富山テレビ | 2012年7月6日 - 10月5日 | 金曜 26:35 - 27:05 | フジテレビ系列 | P.A.WORKS所在地 |
日本全域 | アニマックス | 2012年7月7日 - 9月29日 | 土曜 22:30 - 23:00 | アニメ専門BS/CS放送 | [注釈 6] |
バンダイチャンネル | 土曜 23:00 更新 | ネット配信 | [注釈 7] | ||
ビデオマーケット | |||||
ニコニコ生放送 | 土曜 23:00 - 23:30 | ||||
ニコニコチャンネル | 土曜 23:30 更新 | ||||
アニメストア | 2012年7月9日 - 10月1日 | 月曜 12:00 更新 | |||
ShowTime | |||||
日本国内[注釈 8] | not tv1 | 2012年7月12日 - 10月4日 | 木曜 22:30 - 23:00 | モバキャス | |
日本全域 | みんなでストリーム | 2012年7月14日 - 10月6日 | 土曜 23:30 - 24:00 | ネット配信 | |
Abema TV | 2016年7月30日 - | 月曜 - 金曜 0:00 - 0:30 | 翌日11:00(土曜のみ16:00)から再放送あり | ||
TARI TARI~はじまったり 終わったり~ | |||||
東京都 | TOKYO MX | 2016年8月4日 | 木曜 22:30 - 23:00 | 独立局 | 「レガリア The Three Sacred Stars」の放送中止の穴埋めとして放送 |
兵庫県 | サンテレビ | 木曜 25:30 - 26:00 |
アニマックスでは2012年7月よりノンスクランブル放送を行う新作アニメ無料放送枠が新設され、本作と『アルカナ・ファミリア -La storia della Arcana Famiglia-』がその枠で放送される第1弾作品となった[1]。
2012年9月5日から発売。BDの初回生産限定仕様として、第1巻には9月30日に行われたイベントの抽選応募券が封入、第2巻にはキャラクター原案tanu描き下ろし全6巻収納BOXが同梱された。さらにBDの映像特典として、第5巻には「白浜坂高校感謝祭 その1・合唱コーナー編」、第6巻には「白浜坂高校感謝祭 その2・トーク&ソングコーナー編」が収録された。
BD-BOXの追加映像特典としてOVA「曇ったり 輝いたり またいつか歌ったり」を収録。
巻数 | 発売日 | 収録話 | 規格品番 | オーディオコメンタリー | ||
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BD | DVD | キャラクターコメンタリー | オーディオコメンタリー | |||
1 | 2012年9月5日 | 第1話 - 第2話 | PCXG-50151 | PCBG-52081 | 第1話:坂井和奏、宮本来夏、沖田紗羽 | 第1話:橋本昌和、堀川憲司、永谷敬之 |
2 | 2012年10月3日 | 第3話 - 第4話 | PCXG-50152 | PCBG-52082 | 第3話:坂井和奏、宮本来夏、田中大智 | 第4話:橋本昌和、斎藤滋、吉江輝成 |
3 | 2012年11月7日 | 第5話 - 第6話 | PCXG-50153 | PCBG-52083 | 第6話:坂井和奏、宮本来夏、沖田紗羽 | 第5話:橋本昌和、佐藤梨香、永谷敬之 |
4 | 2012年12月5日 | 第7話 - 第8話 | PCXG-50154 | PCBG-52084 | 第7話:坂井和奏、沖田紗羽、ウィーン | 第8話:橋本昌和、高橋歩、辻充仁 |
5 | 2013年1月9日 | 第9話 - 第10話 | PCXG-50155 | PCBG-52085 | 第10話:宮本来夏、田中大智、ウィーン | 第9話:橋本昌和、奥津暁子、池崎桂子、辻充仁 |
6 | 2013年2月6日 | 第11話 - 第13話 | PCXG-50156 | PCBG-52086 | 第13話:坂井和奏、宮本来夏、沖田紗羽 | 第13話:橋本昌和、堀川憲司、永谷敬之 |
BOX | 2014年12月17日 | 全13話、OVA | SCXG-00017 (きゃにめ.jp限定版) PCXG-60064 | 上記全て |
発売日 | タイトル | 規格品番 |
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2012年8月8日 | 潮風のハーモニー | LACM-4964 |
2012年9月26日 | TARI TARI ミュージックアルバム 〜歌ったり、奏でたり〜 | LACA-9246/7 |
TARI TARIラジオ ゆったりまったり放課後日誌 Vol.1 | TARI-0001 | |
2012年11月14日 | TARI TARI キャラソンミニアルバム 空盤 〜見上げたり、はばたいたり〜 | LACA-15246 |
TARI TARI キャラソンミニアルバム 海盤 〜潜ったり、たゆたったり〜 | LACA-15247 | |
2012年11月28日 | TARI TARIラジオ ゆったりまったり放課後日誌 Vol.2 | TARI-0002 |
2013年4月10日 | TARI TARI ドラマCD 旅立ちの歌 | LACA-15288 |
『TARI TARIラジオ ゆったりまったり放課後日誌』は、2012年6月22日から音泉とHiBiKi Radio Stationで毎週金曜日更新で配信されていたラジオ番組。パーソナリティは高垣彩陽(坂井和奏 役)、瀬戸麻沙美(宮本来夏 役)、早見沙織(沖田紗羽 役)。
2012年9月28日更新分でスタジオ収録は最終回となったが、10月19日(金)配信分では9月30日に行われた公開録音(昼の部)が、10月26日(金)配信分では合唱時々バドミントン部5人でお届けするスペシャル最終回が配信された[18][19]。
漫画版が月刊ガンガンJOKER(スクウェア・エニックス)において、2012年6月号から11月号まで連載された。作画は鍵空とみやき、構成は尚村透。
『TARI TARI 〜芽吹いたり 照らしたり やっぱり時々歌ったり〜』が、電子書籍レーベルP.A.BOOKS(P.A.WORKS)において、2018年8月1日から毎月1話ずつ1日・15日ごろに配信されていた[21]が、同年12月25日の第5話以降途絶えていたが、2020年3月25日に最終巻が発売された[22]。全7話[23]。著者は橋本昌和、イラストはtanu。物語は10年後を舞台にしている。
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