沖縄市
沖縄県の市 ウィキペディアから
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沖縄市(おきなわし)は、沖縄本島中部に位置する市。沖縄県内では那覇市に次いで人口が多い。1974年にコザ市と美里村が合併して誕生した。
おきなわし 沖縄市 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 九州地方 | ||||
都道府県 | 沖縄県 | ||||
市町村コード | 47211-5 | ||||
法人番号 | 5000020472115 | ||||
面積 |
49.72km2 | ||||
総人口 |
141,526人 [編集] (推計人口、2024年10月1日) | ||||
人口密度 | 2,846人/km2 | ||||
隣接自治体 | うるま市、中頭郡嘉手納町、北谷町、北中城村、国頭郡恩納村 | ||||
市の木 | ビロー | ||||
市の花 | ハイビスカス | ||||
沖縄市役所 | |||||
市長 | 桑江朝千夫 | ||||
所在地 |
〒904-8501 沖縄県沖縄市仲宗根町26番1号 北緯26度20分03秒 東経127度48分21秒 沖縄市役所 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
沖縄県で那覇市に次いで2番目に人口が多い市で、沖縄市都市圏を構成する中心都市である。また鉄道のない市としては、日本一人口の多い市でもある。2015年の国勢調査では人口増加数は沖縄県で最も多く、人口増加率も6.96パーセントを記録し全国の市で4位、三大都市圏の市を除けば最も高い。
嘉手納基地などの米軍基地を多く抱える事情などから、国際色が豊かであり、独自の文化を持つ沖縄県の中でも特に独特の雰囲気を持つ。また、芸能も盛んであり、多くの音楽家を生み出した都市でもある。沖縄県内で最もエイサーが盛んな地域で、沖縄最大規模のエイサー祭り、沖縄全島エイサーまつりは毎年沖縄市コザ運動公園で開催されている。2007年6月13日には「エイサーのまち」宣言をし、エイサー文化の更なる発展に取り組んでいる。コザ地区と美里地区の2地区に区分する時もある(旧コザ市と旧美里村)。
コザ市と美里村の合併に当たっては「対等合併」(新設合併)が条件であり、特に合併後の新市名と市役所所在地については合併の成否を左右するほどの課題であった。そこで新市名について公募を実施、384通161種の名称の案の中から「沖縄市」が選ばれた[1][2]。県に提出された「合併申請書」によれば、新市名選定の理由を「那覇市中心の経済圏の再検討がせまられており(中略)嘉手納空港、泡瀬商港の開発により、沖縄の中枢都市建設を図る」としている[3]。
なお、この公募ではのちに市内の高校の名称となる「美来市」、2005年に同じ沖縄本島中部に誕生する「うるま市」という名称も寄せられている。ちなみに、1958年、周辺の3市村と合併したばかりの那覇市において、「沖縄市」への改称が議論されたことがあったが実現しなかった[3]。
沖縄本島中部、那覇市の北東約20kmに位置し、太平洋に面している。
市の商業の中心は国道330号沿いの胡屋十字路からコザ十字路にかけてである。特に、胡屋十字路から嘉手納基地ゲートにかけてのコザゲート通り(旧称:空港通り)や中央パークアベニュー(旧称:センター通り)は米軍人が多く訪れるため、看板に日本語と英語を併記する店が多い。ただ、近年北谷町美浜地区やうるま市(旧具志川市)、北中城村に大型商業施設建設が相次ぎ、商業の衰退を余儀なくされている。
市の南東部、泡瀬地区には昭和62年(1987年)に海邦国体の主会場となった沖縄県総合運動公園があり、その中の施設であるタピック県総ひやごんスタジアムはサッカー・FC琉球のホームスタジアムとなっている。
また、南西部のコザ運動公園にある沖縄アリーナは、バスケットボール・琉球ゴールデンキングスのホームアリーナであり、コザしんきんスタジアムは、広島東洋カープの春季キャンプ地となっている。
沖縄市は、コザ市・美里村が合併して発足したが、コザ市は17字、美里村は石川市として独立した分を除き13字があった。コザ市は村制時は10字だったが、越来村時代に7字を新設し、17字となっていた。美里村は村制以後新設は行われていない。合併に伴い、計30字を沖縄市の字として引き継いだ。
なお、市内の字は、米軍施設として無住地になっているか、住居表示により消滅したものがほとんどである。×印は消滅した地域、★印は米軍施設が置かれており無住の地域。
以下は、第二次大戦後に新設された字である。
いずれも埋立により新設された町名である。このうち海邦町は一部が住居表示実施された。
以後、設置順に列挙する。後ろの[]内は設置年と旧町字。[5]
沖縄市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 沖縄市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 沖縄市
■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
沖縄市(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
米軍基地と自衛隊基地の沖縄市における合計面積は5565.3haで、沖縄市の面積の17.6%を占める[12]。
沖縄市における米軍基地の概要 (2018年現在) [13]
DoDEA (嘉手納飛行場アメリカ軍立):
下表の運行会社の「琉球」は琉球バス交通の路線、「沖縄」は沖縄バスの路線、「那覇」は那覇バスの路線、「東陽」は東陽バスの路線、複数表記は共同運行路線。 ※BT=バスターミナル
番号 | 路線名 | 運行会社 | 起点 | 終点 | 市町村 | 沖縄市内の主な経由地 |
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沖縄市内一般道経由 | ||||||
21 | 新都心具志川線 | 琉球 | 那覇BT | 具志川BT | 那覇市 - 浦添市 - 宜野湾市 - 北中城村 - 沖縄市 - うるま市 | 山里、園田、中の町、胡屋、コザ、美里入口 |
23 | 具志川線 | 那覇空港 那覇BT | ||||
24 | 那覇大謝名線 | 那覇BT | ||||
27 | 屋慶名(大謝名)線 | 沖縄 | 屋慶名BT | |||
30 | 泡瀬東線 | 東陽 | 泡瀬営業所 | 那覇市 - 南風原町 - 与那原町 - 西原町 - 中城村 - 北中城村 - 沖縄市 - うるま市 | 比屋根、高原、コザ、美里高校 | |
31 | 泡瀬西線 | 那覇市 - 浦添市 - 宜野湾市 - 北中城村 - 沖縄市 - うるま市 | 山里、園田、中の町、胡屋、コザ、美里入口 | |||
52 | 与勝線 | 沖縄 | 屋慶名BT | 比屋根、高原、コザ、美里入口 | ||
61 | 前原線 | 沖縄 | 真志喜駐車場 | 屋慶名BT | 宜野湾市 - 北中城村 - 沖縄市 - うるま市 | 比屋根、高原、コザ、美里入口 |
62 | 中部線 | 琉球 | 読谷BT | 砂辺駐機場 | 読谷村 - 嘉手納町 - 沖縄市 - 北谷町 | 白川、知花、コザ、胡屋、中の町、園田、山里、球陽高校 |
63 | 謝苅線 | 那覇BT | 具志川BT | 那覇市 - 浦添市 - 宜野湾市 - 北谷町 - 沖縄市 - うるま市 | 球陽高校、山里、園田、中の町、胡屋、コザ、美里団地 | |
75 | 石川北谷線 | 東山駐車場 | 北谷町老人福祉センター | うるま市 - 沖縄市 - 北谷町 | 登川、知花、コザ、胡屋、中の町、園田、山里、球陽高校 | |
77 | 名護東(辺野古)線 | 沖縄 | 那覇BT | 名護BT | 那覇市 - 浦添市 - 宜野湾市 - 北中城村 - 沖縄市 - うるま市 - 金武町 - 宜野座村 - 名護市 | 山里、園田、中の町、胡屋、コザ、美里入口 |
80 | 与那城線 | 屋慶名BT | 那覇市 - 浦添市 - 宜野湾市 - 北中城村 - 沖縄市 - うるま市 | |||
90 | 知花(バイパス)線 | 琉球 | 具志川BT | 山里、園田、中の町、胡屋、コザ、知花、登川 | ||
93 | 屋慶名〜イオンモール線 | 沖縄 | 屋慶名BT | イオンモール沖縄ライカム | うるま市 - 沖縄市 - 北中城村 | 美里入口、コザ、胡屋、中の町、園田、山里 |
110 | 長田具志川線 | 琉球 | 那覇BT | 具志川BT | 那覇市 - 浦添市 - 宜野湾市 - 北中城村 - 沖縄市 - うるま市 | 山里、園田、中の町、胡屋、コザ、宮里中学校 |
112 | 国体道路線 | 那覇市 - 浦添市 - 宜野湾市 - 北谷町 - 沖縄市 - うるま市 | 球陽高校、山里、園田、中の町、胡屋、コザ、美里入口 | |||
113 | 具志川空港線 | 那覇空港 | 那覇市 - 南風原町 - 西原町 - 宜野湾市 - 中城村 - 北中城村 - 沖縄市 - うるま市 | 球陽高校、山里、園田、中の町、胡屋、コザ、美里入口 | ||
123 | 石川空港線 | 東山駐車場 | 球陽高校、山里、園田、中の町、胡屋、コザ、知花、登川 | |||
127 | 屋慶名(高速)線 | 沖縄 | 那覇BT | 屋慶名BT | 球陽高校、山里、園田、中の町、胡屋、コザ、美里入口 | |
190 | 知花空港線 | 琉球 | 那覇空港 | 具志川BT | 那覇市 - 浦添市 - 宜野湾市 - 北中城村 - 沖縄市 - うるま市 | 山里、園田、中の町、胡屋、コザ、知花、登川 |
223 | 具志川おもろまち線 | おもろまち駅前広場 | 那覇市 - 浦添市 - 宜野湾市 - 北中城村 - 沖縄市 - うるま市 | 山里、園田、中の町、胡屋、コザ、美里入口 | ||
227 | 屋慶名おもろまち線 | 沖縄 | 屋慶名BT | |||
263 | 謝苅おもろまち線 | 琉球 | 具志川BT | 那覇市 - 浦添市 - 宜野湾市 - 北谷町 - 沖縄市 - うるま市 | 球陽高校、山里、園田、中の町、胡屋、コザ、美里団地 | |
331 | 急行バス | 東陽 | 那覇BT | 泡瀬営業所 | 山里、コザ、美里入口 | |
777 | 沖縄 | 屋慶名BT | ||||
中部ルート | 東陽 | 中部興産沖縄市役所前(起終点) | 沖縄市中心市街地循環バス | 字松本、銀天街(コザ十字路)、BCコザ | ||
東部ルート | 沖縄県総合運動公園中央口(起終点) | 中部興産沖縄市役所前(一部便)、大里、泡瀬 | ||||
西部ルート | 琉球 | 中部興産沖縄市役所前(起終点) | 沖縄こどもの国、コザ運動公園、BCコザ | |||
北部ルート | かりゆし園前(起終点) | 知花、BCコザ(一部便)、美里、登川 | ||||
沖縄市内全区間沖縄自動車道経由 | ||||||
111 | 高速バス | 琉球 沖縄 那覇 東陽 |
那覇空港 | 名護BT | 那覇市 - 南風原町 - 西原町 - 宜野湾市 - 中城村 - 北中城村 - 沖縄市 - うるま市 - 金武町 - 宜野座村 - 名護市 | 山里、沖縄南IC、池武当、沖縄北IC |
117 | 高速バス(美ら海直行) | 琉球 沖縄 那覇 |
ホテルオリオンモトブ | 那覇市 - 南風原町 - 西原町 - 宜野湾市 - 中城村 - 北中城村 - 沖縄市 - うるま市 - 名護市 - 本部町 | ||
888 | やんばる急行バス 空港線 | 運天港 | 那覇市 - 浦添市 - 宜野湾市 - 中城村 - 北中城村 - 沖縄市 - 名護市 - 本部町 - 今帰仁村 | 山里、池武当 |
一般路線バスは琉球バス交通・沖縄バス・東陽バスの3社による運行である。那覇バスは前身の那覇交通時代に乗り入れたものの、経営合理化で2004年までに沖縄市内の路線が全廃され、高速バスのみの運行となっている。那覇市・うるま市・名護市など沖縄本島内各地へ運行している。沖縄市内を通るすべての一般路線がコザ十字路付近にあるコザバス停を経由しており、大型時刻表等ではコザバス停が沖縄市の中心駅(バス停)とされている。市役所最寄りバス停はコザの少し西側にある胡屋十字路付近にある胡屋バス停である。
また、沖縄市中心部を循環運行するコミュニティバスの沖縄市循環バスが運行されている。琉球バス交通に委託運行する西部・北部ルートと、東陽バスに委託運行する中部・東部ルートの4路線。
高速バスは市内の沖縄自動車道を通り抜けるのは琉球バス交通・沖縄バス・那覇バス・東陽バスの4社で共同運行する111番、琉球バス交通・沖縄バス・那覇バスの3社で共同運行する117番、沖縄中央観光が運行するやんばる急行バスの3路線。111・117番高速バスは高速道路外のIC併設のバス停留所にも停車する。やんばる急行バスは沖縄自動車道上の山里・池武当バス停のみに停車する。ほかに、沖縄市街地と那覇市を高速道路経由で結ぶ路線もある。
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