REGZA(レグザ)は、ハイセンスグループのTVS REGZA株式会社(旧:東芝メディア機器株式会社/東芝映像ソリューション株式会社)が販売しているテレビ受像機の世界統一ブランド名。2010年からは同ブランドにレコーダーやプレーヤーなどが追加され、同社が販売する映像機器関連の総合ブランドとして展開している。2018年にハイセンスに売却されるまで東芝のテレビ・ブルーレイレコーダーのブランドだった。
2022年には日本での家電薄型テレビのメーカー別販売台数において、ブランド立ち上げから16年で初となる第1位となった[注釈 1]。有機ELや4K UHD以上の液晶の各カテゴリでシェアが伸長したことや、前年の2021年に第1位となった4K UHD以下の液晶カテゴリも継続的なシェアが拡大したことで、家庭薄型テレビ市場全体の約4分の1(24.12%)を占めるまでになった[1]。
なお、REGZAのブランド名は富士通東芝モバイルコミュニケーションズ(現:FCNT)のスマートフォン「REGZA Phone」など他の電子機器にも用いられていた[2]。
本項では主に液晶テレビ・有機ELテレビ、ブルーレイレコーダー及び関連する映像機器について記述する。
東芝が1990年代から発売したワイドブラウン管テレビ「BAZOOKA」→「face」に代わるAVブランドとして2006年に立ち上げられた。REGZAという名称は、ドイツ語で「躍動感」を表す"Regsam"に由来する。また、"Real Expression Guaranteed by amaZing Architecture"というバクロニムも用いられている[3]。
2014年4月の東芝グループの企業再編により、家電・AV部門を事業譲渡の上で分社化した東芝ライフスタイルへの移譲を経て、2016年6月にさらに東芝ライフスタイル[注釈 2]のAV事業部門と、東芝メディア機器の事業が統合された。2018年2月には東芝から東芝メディア機器への保有株式の8割をハイセンスグループに譲渡し、新たにAV事業部門会社となった「東芝映像ソリューション」(現:TVS REGZA)として製造・販売を手掛けるようになり、今日に至る。
映像エンジン「REGZA ENGINE Duo」「REGZA ENGINE」「meta brain Premium2」「meta brain Premium」「Power meta brain」「meta brain Pro」「meta brain」などは自社開発・自社生産している。
初期の沿革
前ブランド名は「face」で、8年ぶりのブランド変更だった。これに伴いブラウン管テレビの製造を終了し、地デジ非対応テレビも姿を消した。ブランド立ち上げ当初は大型テレビをSED、中・小型テレビを液晶と棲み分ける計画を立てていたが、SEDの製品化が難航したため他社に追随する形で徐々に大型液晶テレビを投入した。
2007年度の日本国内シェアは13%で4位であったが、その後、CMや商品力に力を入れ、2009年度には2位となった。2007年度において、200万台ほどはEMS(電子機器の受託生産サービス)を手掛ける台湾企業が東芝から委託を受け製造したものである。
2010年代に入ると海外メーカーとの激しい価格競争が続いた。2015年に東芝の不正会計問題が発覚すると日本国内での人気が急落し、販売シェアはピーク時の半分である12~13%に低下した[4]。
東芝は2015年に映像事業を抜本的に見直し、今後は画質や録画機能に関して高い評価と安定したシェアを持つ国内市場に注力し、4Kテレビを中心とした高画質モデルの自社開発・販売を継続していくことを明らかにした。海外市場については台湾コンパル社や中国スカイワース社へのブランド供与型ビジネスへ移行した。
東芝から「REGZA」へ
2018年2月28日に東芝が保有する東芝映像ソリューション株式の内、95%が中国の海信集団(ハイセンスグループ)に譲渡された。東芝映像ソリューションは東芝グループを離れたが、東芝映像ソリューションのハイセンスグループ入り後もREGZAのブランド名を東芝から許諾を受けて使用する[5]。また、同時期にハイセンスグループの日本法人であるハイセンスジャパンのテレビの型番法則がREGZAと共通化された。
東芝映像ソリューションは、REGZA誕生15周年を迎えた2021年3月1日付けで、TVS REGZA株式会社へ商号変更した[6]。その際、企業ロゴもREGZAロゴに変更し、2022年度の新発売製品からは上位モデルを中心にTOSHIBAブランドが削除されたが、「東芝のテレビ」という立ち位置も出資比率(ハイセンス95%:東芝5%)も変わらないため、既存のTOSHIBAブランド商品も同年度の新製品含め引き続き販売しており、問い合わせ先の名称も「東芝テレビご相談センター」を継続している。
「TOSHIBA」ブランドのテレビ・BDレコーダー&プレーヤーは2022年3月までの製品となり、同年4月以降発売機種からは「REGZA」ブランドへ変更されている(ただしレグザ純正の汎用リモコン「CT-90493P/90476P」とUSB-HDDは2024年8月現在も「TOSHIBA」ロゴのままで販売)。
- 映像エンジンは世代やシリーズにより、「メタブレイン・プロ」「新メタブレイン・プロ」「新メタブレイン・プロ2」「パワーメタブレイン」「メタブレイン・プレミアム」「メタブレイン・プレミアム2」が搭載されている。2010年春モデルはエンジンが見直され、「レグザエンジン」「レグザエンジンDuo」となる。2011年春モデルからは「レグザエンジン」よりも高い演算能力を実現した「レグザエンジンCEVO(シーボ)」「レグザエンジンCEVO Duo(シーボ デュオ)」が追加された。2013年春モデルからは4K UHDモデルに「レグザエンジンCEVO 4K」が搭載されている。
- Zシリーズ・Rシリーズは、外付型ハードディスクにLANケーブルやUSBケーブル(ZH500・ZV500・Z3500シリーズのみ)を介して番組録画が可能。
- Hシリーズは、内蔵ハードディスクに番組録画が可能なHDDレコーダー搭載モデルである。HDDは交換が容易にできるカートリッジ式で2007年春モデルまでは3.5インチだったが、2008年春夏モデル以降は2.5インチに小型・軽量化された。
- 19A3500のみアスペクト比が16:10である(設定により、16:9LB他に可能)。またTN方式の液晶パネルであるものの、視野角は上下左右160度を実現している。フレームに丸みを帯びたデザインとなっているのもこのモデルのみの特徴であったが後に同機と同様のデザインの22AV550が発売された。
- 2010年以前は小型モデル(24V型以下のモデル)に消極的であり、特に20インチ以下は1機種のみの状況が続いていたが、2010年以降は小型モデルが拡充され、一時期は19V型だけでも7機種が発売されていた。2016年4月時点では19V型と24V型をラインナップするS11シリーズが小型モデルを担っている。
- 東芝独自の「BS・CS独立キー」を搭載したリモコンをface・デジタル3波チューナーブラウン管テレビから受け継いでいる。ただし、2008年秋冬モデル以降では「シンプルレグザリモコン」など、独立キーを省いた他社同様の「12キー+3波切替」型となった。それでも、一部本体で独立キーに対応したリモコンモードも用意され、互換性には配慮した設計になっている。なおREGZA全機種(液晶テレビ・BDレコーダー)に付属されているリモコンは単4乾電池2本使用で、「アルカリ乾電池の使用」が推奨されている。また、12キーはNHK-BSを除き、スキャン完了時点でボタン1つに対し1放送事業者(1リモコンキーID)のチャンネルが全て設定されているため、同じボタンを繰り返し押すことでマルチチャンネルの切り替えも可能[注釈 3]。
- 4K・8Kチューナー内蔵機種は「ACASチップ」を本体に内蔵しており、デジタル放送視聴時に必須となる「B-CASまたはmini B-CASカード」を紛失・損傷する心配が解消されている。なお4Kチューナー非搭載機種(ハイビジョンレグザ・パーソナルサイズレグザ・レグザブルーレイ)の現行モデルに付属されているB-CASカードはフルサイズではなく、切手およびSDカード大の「mini B-CASカード」を本機側面または前面の「mini B-CASスロット」へ差し込む方式なので、カードの誤飲や紛失に十二分注意する必要がある。
- アナログAV入力端子は2022年以降製造機種より「映像・音声一体型ミニジャック」へ変更されたため、接続には市販の「ピンプラグ - 映像・音声一体型ミニジャック変換ケーブル」が別途必要。
- ワンセグチューナーを内蔵したレグザポータブル「10WP1」は2018年限りで販売を終了し、現在は据置型のみの販売。BDレコーダー内蔵薄型テレビは生産されていない。
- かつては「REGZA」カタログに「TOSHIBA」ブランド(東芝テクノネットワーク製)のアンテナ及び周辺部品が掲載されていたが、東芝グループの組織改編(東芝テクノネットワーク・東芝コンシューママーケティング両社の経営統合)に伴い東芝は2014年限りでアンテナ&周辺部品生産より撤退。現在東芝ストアーへ供給されるアンテナと周辺部品は(マスプロ電工・日本アンテナ・DXアンテナなどの)他社製品に変わっている[注釈 4]。
- 東芝純正テレビ台の生産(アンプ・スピーカー付き「ラックシアター」も含む)はブラウン管テレビ終焉と共に終了したため、東芝ストアーではハヤミ工産(「TIMEZ」ブランド)・朝日木材加工などの他社製テレビ台を仕入れている。
REGZAは「液晶」「有機EL」(2017年~)「mini LED」(2022年~)の3種類のパネルを採用し製品を展開している。
液晶テレビにおいて製造原価の7割を占める液晶パネルは自社生産ではなく、シャープ[7]、LG[8]など様々なメーカーのものを採用している。
なお、以前はカタログに全機種のパネル種類(方式)が諸元表と共に記載されていたが、現在は掲載されていない。
7000シリーズ以前のREGZAのカタログにはダイナミックコントラスト比も通常のネイティブコントラスト比も記載されていなかった。
現在ではダイナミックコントラスト比及び通常のネイティブコントラスト比も記載されている。ダイナミックコントラスト比と通常のネイティブコントラスト比は全くの別物なので注意する必要がある(ダイナミックコントラスト比はどこのメーカーの商品でもだいたい比率が10000:1以上になっているのが普通で、ネイティブコントラスト比よりも高い)。
CMイメージキャラクターは松井秀喜だったが、2007年頃に契約終了。
2006年、「She is working」編 女性の忙しい一日をテレビを通して描写し録画できるテレビをアピール。
2007年のCMは研究者の格好をした外国人2名が製品を分解し、テレビの画質にはパネルのみでなく半導体部品も重要であることをアピールする 「半導体のチカラで、美しさを変える。実力のレグザ」のキャッチコピーらしい内容となっていた。
2008年度のCMはゴルフシーン・ドラマのシーン2つあり各シーンの1カットが映し出され、暫くするとヒストグラムが出現。各シーンの出演者がそのヒストグラムに目は奪われ、映像一コマ一コマを解析してそのシーンにあった画質に調節しているという事をアピールしている。
「映像一コマ一コマを解析し、最適な画質に自動調整!実力のレグザ。」
2008年秋以降、REGZAを含め映像関連商品の広告キャラクターに俳優で歌手の福山雅治を起用。ティザー広告として『ガリレオ湯川 編』『福山雅治 CROSS DIGITAL編』が同年9月12日よりテレビ・新聞にて開始。2014年頃に東芝との契約終了。
キャッチコピーは「世界は美しい。レグザ。」「世界は美しい。超解像技術採用、レグザ。」。CM曲は『想 -new love new world-』。
- 2008年秋Z7000シリーズ
- 『空と海の青の違いで、僕は泣いたりする』「空と海と」編 CM曲は『想 -new love new world-』
- 『REGZAなら見えてくる。今まで見えなかったものが。』「白い世界」編
- 2009年春Z8000シリーズ
- 『美しいから遠いのか。遠いから美しいのか。』「宇宙の果てで」編 CM曲はKOH+のセルフカバー『最愛』を使用。
- 『REGZAなら見えてくる。今まで見えなかったものが。』「白い世界」編のリファイン版 CM曲は『想 -new love new world-』
- 2009年秋Z9000シリーズ
- 『覚えておきたいものがある。忘れたくないものがある。』「時を超えて」編 CM曲は『はつ恋』。CMのために書き下ろした新曲。キャッチコピーは「記憶する、レグザ。」「すべてのリビングに、世界のその美しさを。」。
- 2010年LED REGZAシリーズ
- ティザー広告「REGZA GREAT JOURNEY」キャッチコピーは「レグザ第二章始まる。」「言葉にできない色を見てみたい。不意にそう思った。光の向こうに何があるのか、自分がそこで何を想うのか。人生は旅だ、何かと出会うために僕たちは生きている。」
- Z1シリーズ「REGZA GREAT JOURNEY」キャッチコピーは『まだ誰も見たことのない美しさへ。』「光の奇跡」編 CM曲は『少年』
- LEDレグザシリーズ「REGZA GREAT JOURNEY」「オーロラの向こうへ。」編 グラフィック広告のみ
- レグザブルーレイ・ブルーレイヴァルディアシリーズ「REGZA GREAT JOURNEY」「ブルーバタフライ」編 グラフィック広告のみ
- REGZAシリーズ「すべての色に輝きを。REGZA GREAT JOURNEY」キャッチコピーは『超解像技術が、その色の輝きを変える。』「色の旅」編 CM曲は『心color 〜a song for the wonderful year〜』
2014年にはBS朝日限定CMとして『カーグラフィックTV』の映像を使用したものも使われており、家電量販店向けのデモストレーションにも使われている。
2017年3月、既に東芝製パーソナルストレージ製品・住宅用太陽光発電システムの広告を務めている有村架純をレグザ(テレビ・サーバー・ブルーレイシリーズ)にも起用。2017年4月から広告開始。
2020年5月、広告キャラクターに福山雅治を6年ぶりに再起用。新CMに先駆け、5月28日よりWebCM「あの頃のCM」を公開。過去に福山が出演したレグザのCMの中でも特に人気のあるCM4本に、福山による新規録り下ろしのナレーションが追加された[9]。
2020年7月よりCM「スモーク編」「タイム編」を放映開始。ブッチ・ロクシン(Butch Locsin)の前衛的なスモークアートにインスパイアされた演出が特長。
- 2020年X9400シリーズ
- キャッチコピーは『この世界に、美しくできないものはない。』「スモーク」編・「タイム」編 CM曲はオリジナル楽曲(インストゥルメンタル)の『煌(こう)』
2021年7月、広告キャラクターに小栗旬を起用[10]。
- 2021年X9400Sシリーズ
- キャッチコピーは『リアリティこそ、クオリティ。』「美術館」編
- 2022年X9900Lシリーズ/Z875Lシリーズ
- キャッチコピーは『これが、リアルだ。』「レグザの化身」編
2024年6月にはTVS REGZAのグローバルアンバサダーとして目黒蓮が就任し、広告にも出演することとなった[11]。
2010年から「レグザ」を冠した関連製品が登場している。
レグザブルーレイ(レグザサーバー/レグザタイムシフトマシン)
従来、東芝製レコーダーは「VARDIA」という別ブランドで用いていたが2010年8月発売の3D対応ブルーレイプレーヤーから従来ブランド名を用いなかったBD/DVDプレーヤーを含めて「レグザ」にブランド名が統一された。なお、ブルーレイディスクドライブを搭載したRDシリーズは「レグザブルーレイ」が初である。その為、最初のモデルは自主生産ではなく船井電機からのOEM供給で発売した。その後2011年からは自主生産とOEM供給を併売して対応している。
また、従来のRDシリーズで録画された「HD Rec」のディスク再生もバージョンアップにより対応。さらに、他メーカーに先駆けてUSBハードディスクによる増設に対応した(USBハードディスク増設は品番が"RD-"の機種のみ対応)。
2011年秋冬モデルから品番が新しくなり、ブルーレイレコーダーは"DBR-"に、ブルーレイプレーヤーは"DBP-"にそれぞれ変更された。なお4K/8Kチューナーを内蔵した東芝BDレコーダーは2021年10月まで発売されず・同年11月に国内大手メーカーで最後発となる「4Kチューナー内蔵レグザブルーレイ1号機(Z200/400/600シリーズ)」がようやく発売された(これまではBD非搭載モデルのD-4KWH209のみが生産され、2020年限りで販売終了)。HDMIケーブルの自社生産はしておらず、「4Kハイスピードに対応した市販品を別途購入する」よう指示されている。
全機種「同軸アンテナ線が1本付属」されているが径が細いため、取説では「付属アンテナ線は地デジ専用としてBDレコーダー・レグザ相互間の地デジアンテナ入出力端子をつなぐためだけに用い、BDレコーダーとレグザ相互間をつなぐBS・110度CSアンテナ線と・壁面アンテナコンセントと本機をつなぐアンテナ線およびBS/地デジ分波器については、4K/8K対応の市販品を別途用意する」よう指示されている(アンテナ線接続器具は「外れにくく外来ノイズや振動にも強い金属製のF型接栓またはプラグ」を推奨。アナログ時代の樹脂製アンテナプラグは外来ノイズや振動に弱く外れやすいため、画面や音声が途切れる場合あり。かつて自社生産されていた東芝ブランドのアンテナ・アンテナ線・アンテナプラグ・分波器・ブースター類は2016年限りで生産終了。旧東芝テクノネットワークのアンテナ事業は日本アンテナへ譲渡されたため、東芝ストアーではマスプロ電工・日本アンテナ・DXアンテナなどの他社製アンテナパーツを販売)。またヘッドホン端子は全機種非搭載なので、ヘッドホンはTV受像機やアンプなどを経由してつなぐ。
アナログAV入力端子は2021年秋冬以降発売モデル(4Kチューナー内蔵機種)より全廃され、従来型アナログ再生機器からのダビングはできなくなっている。またシングルチューナーモデルの生産は2018年限りで終了となり、現行モデルは上位機種がトリプルチューナーを、下位機種がWチューナーをそれぞれ搭載している。光・同軸デジタル音声出力端子は2020年モデルを最後に全廃された。
320GBと500GB容量のHDD搭載機種とシングルチューナー機種は2020年までに生産終了となり、現行モデルは下位機種でもWチューナーおよび1TB容量HDDを搭載している。
4Kチューナー搭載モデルは「ACASチップ」を本体に内蔵しているためB-CASカード不要。4Kチューナー非搭載モデルに付属のB-CASカードはフルサイズではなく、切手およびSDカード大の「mini B-CASカード」であるため、カードの紛失・誤飲・損傷に十二分注意する必要がある。
- 2010年秋冬モデル - このモデルでは全機種「デジタル3波チューナーのみ搭載」となっており、大手BDレコーダーメーカーでは最も早く録画機より地上アナログチューナーを廃止した。そのため大手メーカーのBDレコーダーとしてはエントリーモデルは2012年現在でも最も安価な価格を実現している。
- RD-X10 - 「VARDIA」のフラッグシップモデルであったRD-X9の後継機種。高精細技術の「XDE」に再構成型高解像技術が組み合わされ、超解像技術「レゾリューションプラスXDE」に進化。ブルーレイ3Dディスクに対応している。また、12倍録画に対応しており、大容量2TB HDDにより最大2,153時間にも及ぶ長時間録画を可能にした。RD-Styleで培った本格的な編集機能を備えると共に、「ネットdeダビングHD」も搭載。RD-X9/S304K/S1004Kとならハイビジョン映像を無劣化でダビングできる他、「i.LINKダビング」も過去に録り貯めたD-VHSからのダビングに対応しており、i.LINK経由で一旦HDDにダビングし、さらに本機でディスクにダビングさせることが可能。さらに容量の少ないAVC(MPEG4AVC)に変換するトランスコーダーも進化を遂げ、録画時間と同じ実時間かかっていたHDD内の変換時間が約半分の時間に高速化された「高速トランスコーダー」も備えた(2010年11月下旬発売)。
- RD-BZ700/RD-BZ800 - こちらも高精細技術の「XDE」に再構成型高解像技術が組み合わされた超解像技術「レゾリューションプラスXDE」が搭載され、12倍録画に対応。高速トランスコーダーも備える。ダブルチューナー搭載で見たい番組が重なってもハイビジョン画質のまま2番組同時録画できる「ハイビジョンW録(ダブろく)」を搭載する。HDDの容量はBZ700は500GB、BZ800は1TB。またソフトウェアのバージョンアップにより、ブルーレイ3Dディスクの再生に対応する(2010年9月下旬発売)。
- RD-BR600 - シングルチューナーモデル。HDDの容量は500GB。「ハイビジョンW録」など一部の機能が非搭載であるのを除いてはBZ700/BZ800と同一である(2010年10月中旬発売)。
- D-BZ500 - ダブルチューナーを搭載しており「ハイビジョンW録」や8倍録画に対応するが余計な機能は搭載せず、シンプルな使い勝手を重視したモデルである。HDDの容量は320GB。このため、品番は従来の「ブルーレイVARDIA」と同じくD-から始まっている(2010年9月下旬発売)。
- SD-BDT1 - ブルーレイ3Dディスクはもちろん、DVDやAVCREC/AVCHD方式で記録されたディスクの再生にも対応するブルーレイプレーヤー。なお、東芝製では初めて、プレーヤーにブランド名がついた製品でもある(2010年8月下旬発売)。
- SD-BD2 - 横幅360mmのコンパクトサイズを実現したブルーレイプレーヤー(ブルーレイ3Dディスク再生非対応)。SD-BDT1と同様に、AVCREC/AVCHD方式で記録されたディスクも再生可能(2010年11月上旬発売)。
- 2011年春夏モデル
- RD-BZ710/BZ810 - 「フルハイビジョン長時間W録」ができるダブルチューナーモデル。前機種(BZ700/BZ800)から対応している外付けUSBハードディスクの対応容量が1台につき最大4TBまでにアップ。また、HDD内でAVC変換する高速トランスコードも性能を上げ最大3倍速になった。使い勝手もさらによくなっており、ブルーレイディスクにダビングしたタイトルをHDDへ高速ムーブする「録画番組書き戻し機能」、2番組同時に「マジックチャプター(本編と本編以外を自動でチャプター分割する機能)」ができる「Wマジックチャプター」を新たに搭載したほか、動作制限も緩和され、HDDへ2番組同時録画中でもブルーレイディスクの再生ができたり、HDDからブルーレイディスクへの高速ダビング中でもHDDに録画した別の番組の再生もできる。前機種と同様に、500GB HDD搭載のBZ710と1TB HDD搭載のBZ810の2機種をラインナップする(2011年5月下旬発売)。
- RD-BR610 - シングルチューナーモデル。「フルハイビジョン長時間W録」や「Wマジックチャプター」などの一部機能が搭載されていない点を除いてはBZ710と同等(2011年5月下旬発売)。
- D-BW500 - ブルーレイ+HDD+VHSの3in1モデル。撮りためたVHSテープをHDD・DVD・ブルーレイディスクにダビングできるほか、HDD・DVD・ブルーレイディスクからVHSへの逆方向ダビングも可能。基本機能はD-BZ500と同等で、HDD容量は320GBである(2011年2月発売)。
- D-BZ510 - BZ500後継のシンプルモデル。従来機種(D-BZ500)より、厚さは6mm、奥行は突起物込みで33mm縮小され、薄型・コンパクト設計となった。また、後述の「レグザハイビジョンレコーダー」に付属されている子リモコン「シンプルリモコン」を付属品として追加した(2011年4月下旬発売)。
- SD-BD3 - BD2後継のシンプルBDプレーヤー。従来機種(SD-BD2)より厚さを11.5mm縮小し薄型設計となる。また、USBメモリに記録されたJPEG・MP3を再生できるUSBメモリ端子を新設した(2011年5月中旬発売)。
- 2011年秋冬モデル
- DBR-M180/M190 - X10に替わるシリーズ最高峰のフラッグシップモデル。「レグザサーバー」の名称を冠し、液晶テレビ「レグザ」ZG2シリーズと同じ機能・操作性を備える「タイムシフトマシン」を搭載。専用の地上デジタルチューナー6基を備えており、最大6チャンネル分の番組をM180は最大8日分、M190は最大15日分を一時保管することが可能で、放送時間に縛られることなく、好きな時間に番組を視聴することができ、気に入った番組は通常録画用の内蔵HDDもしくは外付けUSB HDDにダビングし、ディスクへ保存することができる。また、本機で録画した番組を別の場所の液晶テレビ「レグザ」や携帯電話・タブレット端末でも視聴できる「レグザリンク・シェア(一部機能は今後提供されるバージョンアップが必要)」やDLNAに対応したことでパソコンに保存した音楽データをレグザブルーレイで再生できる。また、M190には無線LANも搭載している。HDD容量も大きく、M180は合計2.5TB(通常録画用500GB+タイムシフトマシン録画用2TB)、M190は合計5TB(通常録画用1TB+タイムシフトマシン録画用4TB)搭載されており、タイムシフトマシン録画とW録とスカパー!HD録画は同時に使用可能なため、最大9チャンネルの同時録画も可能。外付けUSB HDDによる通常録画用のHDDを増設する事が可能。タイムシフトマシン録画用のHDDは増設出来ない。さらに、液晶テレビ「レグザ」の上位機種に搭載されている映像処理エンジン「レグザエンジンCEVO」も搭載されたことで、超解像技術「レゾリューションプラス6」を制御し、高画質再生を実現するとともに、並外れた高い処理能力により録画機能の向上や多彩な機能も持つようになり、アクトビラやひかりTVなどの6種類のブローバンド放送の再生対応、同じ「レグザエンジンCEVO」を備える液晶テレビZ3/ZP3/X3シリーズと組み合わせることで機能を分担し、さらなる高品位映像を再現できる「レグザコンビネーション高画質」も備える(2011年12月中旬発売)。
- DBR-Z150/Z160 - BZ710/BZ810後継のダブルチューナー搭載ハイスペックモデル。HDD容量を倍増(500GB→1TB、1TB→2TB)。「レグザリンク・シェア」に対応(一部機能は今後提供されるバージョンアップが必要)するとともに、「瞬速起動」を搭載し従来機種で不評だった電源ONからの起動待ち時間を改善。さらに、基本操作のみに特化した「シンプルリモコン」を新たに同梱した(2011年10月20日発売)。
- DBR-Z110 - BZ510後継のダブルチューナーモデル。基本操作に絞った「シンプルリモコン」も引き続き同梱されている。新たに「瞬速起動」を搭載した(2011年10月下旬発売)。
- DBR-C100 - 新たに設定されたシングルチューナー搭載のシンプルモデル。徹底的にシンプルにこだわり、録画モードは放送波を生かした「DRモード」のみ、ディスクへのダビングは容量が大きく、フォーマットを選ぶ必要がないブルーレイディスクのみ(DVD・音楽CDの再生は可能)、接続の時に迷わないように、背面の端子類はHDMI出力端子や映像・音声出力端子など必要最低限にとどめ、外部入力端子をすべて省略(AVCHDカメラを取り込むための前面USB端子は搭載)、時間やチャンネル等の情報表示に必要な本体前面の表示管をなくし(主な動作状態は本体上面のインジケーターで確認可能)、容量320GBの内蔵HDDは低消費電力でコンパクト設計の2.5インチハードディスクを用いることで幅360mm×奥行199mm(突起物を含まず)×高さ50mmと更なるコンパクト化を実現。これにより、店頭で購入後気軽に持ち帰れるほか、高い省電力性能(動作時消費電力17W、待機時消費電力0.2W)も実現している。さらに、シンプルモデルでは非対応となっていた外付けUSB HDDの増設に対応し、「瞬速起動」も搭載された(2011年11月中旬発売)。
- DBP-T200 - BDT1後継の3D対応BDプレーヤー。従来搭載されていた映像・音声アナログ出力端子をなくし、デジタル音声同軸出力・HDMI出力・LAN・USB端子の4種類のみに絞ったことで、従来よりもシンプルに接続できるようになった(2011年12月15日発売)。
- DBP-S100 - BD3後継のシンプルBDプレーヤー。T200同様に、映像・音声アナログ出力端子をなくし、HDMI出力などの4種類のみに絞ったことで、従来よりもシンプルに接続できるようになった(2011年12月15日発売)。
- 2012年春夏モデル
- DBR-Z250/Z260 - Z150/Z160後継のダブルチューナー搭載ハイスペックモデル。Z150/Z160に比べ、奥行126mm、高さ33mm短縮して大幅にコンパクト化され、ディスクドライブはディスクイン方式となった(2012年8月上旬発売)。
- D-BR1 - ブルーレイディスクプレーヤーライター。ブルーレイ3D対応のBDプレーヤーとしての用途はもちろんのこと、書き込み型ドライブの搭載により、「レグザリンク・ダビング」対応のレグザ内蔵HDDやAVCHDビデオカメラからブルーレイディスク・DVDへダビングすることが可能。録画モードは「標準」「3時間モード」「4時間モード」「6時間モード」の4種類だけであり、「ぴったりダビング」対応テレビやAVCHDビデオカメラと接続した場合、「標準」は入りきらない場合にディスク1枚に収まるように記録レートに自動選択する「オート」に切り替わる。「ネットdeダビングHD」に対応した東芝製ハイビジョンレコーダーからのダビングも可能。スロットイン方式のドライブを採用するためコンパクト設計となっている(2012年1月27日発売)。
- 2012年秋冬モデル
- DBR-T350/T360 - レグザブルーレイ初のトリプルチューナー搭載モデル。予約録画なら3番組同時録画ができ、さらに、スカパー!プレミアムサービスLink(旧:スカパー!HD録画)に対応したチューナーを接続することでスカパー!プレミアムサービスとの同時録画も可能である。外付けUSB HDDは市販のUSBハブを利用して最大4台まで同時接続できるようになり、1台につき4TB、最大16TBまで増設できるようになり、外付けUSB HDDから直接ブルーレイディスクにダビングできるようになった。新GUIを採用して操作画面を一新し、スタートメニューは「通常モード」と基本操作に特化した「簡単モード」を切り替えることが可能である。リモコンは新型となり、USBのダイレクトボタンを新設する代わりに10キーの操作切換やフタなどを廃止、テーブルに置いたままでの操作もしやすい逆楔形となった。徹底的なエコ設計によりエコマーク認定を取得している(2012年11月9日発売)。
- DBR-Z310/Z320 - T350/T360をベースにしたダブルチューナーモデル。チューナーの数とHDD容量が異なる(Z310:500GB、Z320:1TB)点以外はT350/T360と同等である(2012年11月9日発売)。
- 2013年春夏モデル
- DBR-M490 - M190後継のフラッグシップモデル「レグザサーバー」。「タイムシフトマシン」に改良を加え、6つの専用チューナーの内の3つをBS・110度CSデジタルに対応した3波チューナーに変更。また、「タイムシフトマシン」で録画した膨大な番組の中から「ざんまいボタン」を押すだけでレコーダーが自動で検索し、ユーザーにおすすめ番組をリストアップしてくれる「ざんまいプレイ」も新たに搭載された。さらに、M190では不可だった外付けUSB HDDの「タイムシフトマシン」への増設ができるようになり、最大2チャンネルまでを外付けUSB HDDへ割り振ることで1チャンネルあたりの録画時間を拡大することができるようになった。通常録画用チューナーは3つに増やしたことで予約録画なら3番組同時録画ができるほか、チューナーは最大2つまで、HDD容量は250GB・500GB・750GBのいずれかをそれぞれ「タイムシフトマシン」へ割り当てることができるようになった。なお、タイムシフトマシン(タイムシフトマシン用6チューナー+通常録画用2チューナー)・通常録画・スカパー!プレミアムサービスLinkは同時に使用可能なため、最大で10番組同時録画を実現させた。さらに、待機時の消費電力を抑える省エネモードが搭載された(2013年6月発売)。
- DBP-R500 - D-BR1後継のブルーレイディスクプレーヤーライター。BDXLやブルーレイディスク3D再生に対応したほか、ディスク記録時に設定した時間に等間隔でチャプターを自動作成する「チャプター自動作成」機能を追加した(2013年6月発売)。
- DBP-S300 - S100後継のシンプルBDプレーヤー。新たに「ネットアプリ」を搭載し、インターネットと接続することでYouTubeやHuluの動画やコンテンツの視聴ができるようになり、また、録画対応レグザやレグザブルーレイで録画した番組を別の部屋で視聴できる「レグザリンク・シェア」に対応(別売りの無線LANアダプターを使うことで無線LANによる接続にも対応)。リモコンの電源ボタンのみで素早く起動できる「高速起動モード」も搭載した(2013年2月発売)。
- 2013年秋冬モデル - 以下のモデルは新たに「タイムシフトマシン」を搭載したため、既存のDBR-M490と同じく「レグザサーバー」を名乗る。
- DBR-T450/T460 - T350/T360後継のトリプルチューナーモデル。内蔵HDD容量はT450は1TB、T460は2TB。新たに搭載された「タイムシフトマシン」は最大3チャンネルまで設定ができ、BS・110度CSデジタル放送も設定可能(例えば、WOWOWが提供している「WOWOWプライム」・「WOWOWライブ」・「WOWOWシネマ」をそれぞれ設定して、3チャンネルすべてまるごと録画することも可能)。一度設定しておけば、T450は最大7.5日分、T460は最大15日分一時保存することができ、気に入った番組は自動削除される前に通常録画用の内蔵HDD、外付けUSB HDD、BD・DVDへダビングすることができ、最大10番組まで指定できるダビング予約機能も備える。さらに、「タイムシフトマシン」で一時保存された膨大な番組の中から「ざんまいプレイ」ボタンを押すだけでレコーダーが検索し、ユーザーに番組をリストアップしてくれる「ざんまいプレイ」も搭載する。また、タイムシフトマシン用と通常録画用のHDDの割合を5段階で可変することができ、内蔵HDDをすべて通常録画用に割り当てることもできる。このほか、外付けUSB HDDの「タイムシフトマシン」への増設にも対応しており、1チャンネル分を外付けUSB HDDに割り振ることで丸ごと録画できる日数を増やすことができる。また、3チューナーをすべて通常録画用に設定することで3番組同時録画も可能で、3番組すべてを長時間モードに設定したり、自動でチャプターを作成する「マジックチャプター」を録画する3番組すべてに設定することが可能。また、通常録画時には登録したジャンルやキーワードから対象となる番組を自動的に検索して自動録画する「おまかせ自動録画」も備える。外付けUSB HDDでの3番組同時録画や「おまかせ自動録画」の保存先指定ができるようになり、内蔵ハードディスクへの負担を軽減することができる(2013年10月下旬発売)。
- D-M470 - ブルーディスクドライブを無くしたことで、幅361mm×奥行217mm(突起部含む)×高さ50mmのコンパクト設計でより手軽に「タイムシフトマシン」が利用できる「レグザサーバー」のコンパクトモデル。内蔵HDD容量は2TB。地上デジタルチューナーを6基搭載しており、地上デジタル6チャンネル分を最大7.5日間分一時保存することができ、気に入った番組は自動削除される前に通常録画用の内蔵HDDか外付けUSB HDDにダビングすることができる。T450/T460同様にダビング予約や「ざんまいプレイ」も搭載されている。タイムシフトマシン用と通常録画用のHDDの割合を4段階で可変できるほか、外付けUSB HDDの「タイムシフトマシン」への増設にも対応しており、2チャンネル分を外付けUSB HDDに割り振ることで丸ごと録画できる日数を増やすことができる。また、タイムシフトマシン専用地上デジタルチューナーと別に地上・BS・110度CSデジタルチューナーも内蔵しており、このチューナーは通常録画用とタイムシフトマシン用を切り替えることができ、タイムシフトマシン用に設定した場合、BS・110度CSデジタル放送も1チャンネル分をタイムシフト録画することができる(2013年10月下旬発売)。
- 2014年春夏モデル
- D-M430 - 既存のD-M470からタイムシフトマシン・通常録画兼用チューナーを省いてタイムシフトマシン専用地上デジタルチューナー6基のみとし、内蔵HDD容量も1TBに半減した「レグザサーバー」のコンパクト&シンプルタイプ。内蔵HDDのうちの875GBはタイムシフトマシン用に割り当てられており、地上デジタル6チャンネル分を最大3.5日間分一時保管することができる(ゴールデンタイムを含めた6時間だけに指定することも可能)。残りの125GBは保存領域に割り当てられているため、気に入った番組は自動削除される前に内蔵HDDの保存領域に移すか、保存用として増設した外付けUSB HDDに保存することができる。また、外付けUSB HDDの「タイムシフトマシン」への増設にも対応しており、3チャンネル分を外付けUSB HDDに割り振ることでまるごと録画できる日数を増やすことができる。「ざんまいプレイ」も搭載。なお、本モデルは前述のとおり、通常録画用チューナーを省いてタイムシフトマシン専用に特化したHDDレコーダーのため、既存の録画環境(外付けUSB HDD録画対応テレビやブルーレイディスクレコーダーなど)に「タイムシフトマシン」を導入可能なエントリーモデルの位置づけとなる(2014年2月発売)。
- DBP-S450 - S300後継のネットワーク機能対応BDプレーヤー。「レグザリンク・シェア」は「タイムシフトマシン」対応の「レグザ」や「レグザサーバー」で録画した番組を本機のリモコンにある「タイムシフト」ボタンで過去番組表を呼び出すことができる過去番組表形式表示に対応。ブロードバンド放送はYouTubeのみとなり、Huluは非対応となった(2014年5月30日発売)。
- DBP-S400 - S450から「レグザリンク・シェア」やYouTube再生といったネットワーク関連機能を省いてBDプレーヤーの基本機能に特化し、横幅は270mmとS450よりもさらにコンパクトになったシンプルBDプレーヤー(2014年5月23日発売)。
- 2014年秋冬モデル - 本機以降モデルよりアナログAV入出力端子は全廃され、TV受像機とはHDMIケーブルでしか繋げなくなっている(BDレコーダー国内大手ではソニー・パナソニック・シャープに次いで4番目の実施。従来型アナログTV受像機における外付けデジタルチューナーとしては使えず、さらに普及モデルはビデオデッキなど従来型アナログ再生機器からのダビングも不可。上位モデルはアナログAV入力端子を1系統搭載)。
- DBR-T550/T560 - T450/T460後継の「タイムシフトマシン」搭載トリプルチューナーモデル。内蔵HDDはT550は1TB、T560は2TB。「タイムシフトマシン」は改良を施し、3チューナー全てをタイムシフト録画に割り当てても、タイムシフト録画の設定時間外では番組表から予約録画を行うことで通常録画が可能となった。「ざんまいプレイ」も改良され、液晶テレビ「レグザ」J10X/Z10XやDMP再生に対応したレコーダーへの配信に対応したことで、別室からでも「ざんまいプレイ」が利用できるようになった。さらに、他のレグザサーバーやZ7シリーズ以降の「タイムシフトマシン」対応レグザとHDMI+LAN接続することで他の機器の過去番組表を統合して1つの画面に表示できる「タイムシフトリンク」に対応した。そのほか、LANケーブル経由で接続して外部機器の録画ができる「ネットdeレック」はこれまでの「スカパー!プレミアムサービスLink」に加え、CATVのセットトップボックスとの接続でCATVの番組を録画できるCATV LAN録画にも対応。無線LANルーターを用意し、DiXiMプレーヤーをインストールしたスマートフォンやタブレットまたは「TVコネクトスイート」をインストールした「dynabook」や「dynabook tab」とレコーダーをペアリング(登録)し、インターネット経由でレコーダーにアクセスすることで外出先や宅内の別の部屋からでも録画した番組を再生できるだけでなく、宅内で事前にスマートフォンやタブレットへ録画番組をダビングして持ち出すこともできる「おでかけいつでも視聴」も搭載した。新世代コンテンツ保護技術SeeQVault(シーキューボルト)にも対応したことで、同じSeeQVault対応の外付けUSB HDDなら、将来同じメーカーのレコーダーに買い替えてもUSBをつなぎかえるだけで再生ができ、バックアップ作業も容易になる。また、SeeQVault対応のmicroSDHCカードにも対応しており、SDカード変換アダプタを用いて記録することで画質を落とさずに持ち出して対応の機器で再生可能である。さらに、ドライブ状態・チューナー受信状態・ネット接続状態・USB機器の接続状況などをチェックし、対処方法まで表示する自己診断モードも新たに搭載。既採用の「瞬速起動」も改良し、リモコンからの電源ボタンによる起動に加え、「番組表」や「タイムシフト」などの機能ボタンからダイレクトに操作画面をすばやく起動できるようになった(2014年11月中旬発売)。
- DBR-Z510/Z520 - Z410/Z420後継のダブルチューナーモデル。内蔵HDDはZ510は500GB、Z520は1TB。T550/T560同様に、「ネットdeレック」はCATV LAN録画に対応し、SeeQVaultにも対応(Z510/Z520では外付けUSB HDDのみで、SDカードスロットがない関係でmicroSDHCカードは非対応)。「おでかけいつでも視聴」、機能ボタンからのダイレクト機動に対応した「瞬速起動」や自己診断モードも搭載した(2014年10月24日発売)。
- 2015年春夏モデル
- DBR-M590 - M490後継の「タイムシフトマシン」搭載フラッグシップモデル「レグザサーバー」。タイムシフト録画用チューナー6つがすべて地上・BS・110度CSデジタルチューナーとなり、さらに、通常録画用チューナー3つ全てをタイムシフト録画用に割り当てることも可能となった為、最大9チャンネル分のタイムシフト録画が可能となった(WOWOWやスカパー!などの有料放送は1枚のB-CASカードにつき3つまで選択可能)。また、内蔵ハードディスクの容量を6TBに増量。M490同様にタイムシフト録画用と通常録画用の割り当てが変更できるが、可変幅が500GB・1TB・1.5TB・1.75TBとなり、タイムシフト録画用を最大5.75TBまで増量できるようになった。タイムシフトマシンの外付けUSBハードディスク増設もM490の1基(2チャンネル分)から2基(4チャンネル分)に増やしたことで、まるごと録画日数にアップに加え、内蔵ハードディスクに保存用領域(1TB)を確保できるようになった。タイムシフトマシン設定も改良し、設定する有効時間を曜日・時間帯(1時間刻み)で細かく視覚的に明瞭化するとともに、録画可能日数をタイムシフト録画中でも確認できるようになった。さらに、「タイムシフトマシン」対応の「レグザ(Z7/Z8/Z9X/Z10Xシリーズ)」や他の「レグザサーバー」と接続することでまるごと録画できるチャンネル数が増やせる「タイムシフトマシン連携」やLAN接続することで最大18チャンネル分(1画面に表示できるのは12チャンネル分まで)を1つの画面で表示できる「タイムシフトリンク」に対応した(なお、「レグザ」Z10Xシリーズと接続した場合はテレビ側でも「タイムシフトリンク」が利用できるほか、「レグザ」J10X・J10シリーズでは本機でタイムシフト録画した番組をテレビ側で表示・操作できる)。なお、タイムシフト録画中も、録画番組やブルーレイディスクの再生、「おでかけいつでも視聴」、レグザリンク・シェア、編集作業、ディスクへの書き込みが可能で、マルチタスク性能にも優れる。「ざんまいプレイ」は「レグザ(Z10X/J10X/J10シリーズ)」やDMP再生に対応したレコーダーへ配信できる「ざんまいプレイリスト」配信に対応し、「ほかにもこんな番組」機能は表示領域が拡大したことでサムネイル画像や文字が大きくなった。また、2014年秋冬モデルで搭載された「おでかけいつでも視聴」を本機種にも搭載したほか、SeeQVaultに対応したことで、バックアップや引っ越し用に本機でダビングしたSeeQVault対応の外付けUSB HDDを2014年秋冬モデルの「レグザブルーレイ」で再生できるようになった(2015年2月27日発売)。
- 2015年秋冬モデル
- DBR-T670 - T550/T560後継の「タイムシフトマシン」搭載トリプルチューナーモデル「レグザサーバー」。内蔵HDD容量は3TBに増量し、タイムシフトマシン用を最大2625GBまで割り当てることができるようになった。また、これまでの過去番組表に加え、番組内容のサムネイル画像も同時に表示する「ビジュアル過去番組表」を追加したほか、「まとめて保存予約」も改良され、T550/T560の10件から50件に大幅アップし、「未来番組表」からも50件の予約ができるようになったことで、連続ドラマなど毎日或いは毎週放送されている番組を過去番組表と予約番組表両方で保存予約を取ると、過去から未来の同番組を一括して保存予約できるようになった。また、タイムシフトマシン設定はフラッグシップモデルのDBR-M590同様に有効時間を各曜日・1時間単位で細かく設定でき、メンテナンス時間や設定の有無をブロックごとに色分けすることで視覚的に明瞭化したほか、タイムシフト録画中でも設定内容や録画可能日数を確認できるようになった。「ざんまいプレイ」に関しても表示速度を向上し、画面を見やすくしたほか、タイムシフト録画番組に加え、通常録画した番組や「おまかせ自動録画」で録画した番組にも「ざんまいプレイ」ができるようになった。「おまかせ自動録画」自体も改良し、キーワードやジャンル指定に加え、番組の長さやチャンネルの指定ができるようになり、時間帯の設定も視覚的に見やすく表示するように改良した。チャプター編集についても1フレーム後でもチャプター分割が可能となり、操作レスポンスや画面スピードの表示が速くなった。「おでかけいつでも視聴」も同様の機能を持ったブルーレイディスクレコーダーで初めて、「追っかけ再生」のように録画完了前から視聴が可能となり、操作画面が黒基調に一新して表示速度や操作レスポンスを向上し、初期設定画面は図解入りに変更。LEDランプは映画など部屋を暗くして視聴する場合に消灯できるシアターモード対応となり、SeeQVault対応USB HDDへのバックアップについても、これまでの全番組バックアップに加え、バックアップしていない番組を追加でまるごとバックアップする差分バックアップ機能を追加。無線LANも新たに内蔵し、録画した番組をスマートフォンにかざすだけで転送できるTransferJetアダプタにも対応した(2015年11月下旬発売)。
- DBR-T650/T660 - T550/T560から「タイムシフトマシン」を省いたトリプルチューナーモデル(「タイムシフトマシン」非搭載のトリプルチューナーモデルは3世代前のT350/T360以来となる)。内蔵HDD容量はT650は1TB、T660は2TB。「タイムシフトマシン」及び「タイムシフトマシン」に関連した機能や、ビジュアル過去番組表なし、TransferJetアダプタ非対応である点以外はT670と同等である。その為、T650/T660にも無線LANが内蔵され、通常録画や「おまかせ自動録画」した番組からレコーダーがピックアップしてくれる「ざんまいプレイ」が新たに搭載された(2015年11月上旬発売)。
- DBR-Z610/Z620 - Z510/Z520後継のダブルチューナーモデル。内蔵HDD容量はZ610は500GB、Z620は1TB。チューナー数の違い以外はT650/T660とほぼ同等の機能を備えているため、「ざんまいプレイ」がZ610/Z620にも搭載され、Z620には無線LANを新たに内蔵した(Z610は従来通りオプション対応)(2015年11月上旬発売)。
- DBP-S600 - S450後継のブルーレイディスクプレーヤー。「レグザリンク・シェア」は機能を強化し、「ざんまいプレイ」に対応したテレビやレコーダーで分類された番組や、「おまかせプレイ」対応のレコーダーで録画した番組をホームネットワーク経由でプレーヤーにつないだ別室のテレビで見ることができるようになり、リモコンに「ざんまいプレイ」で分類した番組を呼び出すための「ざんまい」ボタンを追加した(2015年11月中旬発売)。
- 2016年秋冬モデル
- DBR-T1007/T2007 - T650/T660後継のトリプルチューナーモデル。内蔵HDD容量はT1007は1TB、T2007は2TB。「時短で見る」機能を新たに搭載し、通常再生に加え、レコーダーが自動でチャプターを選択し短縮して再生する「らく見」、「らく見」を約1.3倍速で再生する「らく早見」、「らく見」での再生部分を20分割し、15秒再生するごとに次の分割までスキップする「飛ばし見」の3種類の時短再生コースがあり、リモコンの「時短」ボタンを押すことで起動する「時短で見る」画面で録画番組ごとに各再生コースでの再生時間が一覧表示されるため、番組や空き時間に合わせて再生コースを選択することができる。「おまかせ録画」は改良を行い、インターネットへの接続不要で項目が毎日更新される「人物リスト」が加わり、「人物リスト」から人物を選択するだけで、選択した人物が出演する番組を自動録画することが可能となり、2番組同時まで「おまかせ自動録画」を作動させることが可能となった。ダビング機能の「おまかせダビング」も改良し、「サブメニュー」ボタンから「ダビング」へ進み「おまかせダビング」を選択するだけで、レコーダーが本編部分をつなぎ合わせて、ディスクやSeeQVault対応microSDメモリーカードへのダビングや、スマートフォンなどの持ち出し用へ変換することが可能となり、プレイリストを作成してからダビングをする操作手順を省略化。「おでかけいつでも視聴」は録画予約時に「SeeQVault対応SDカード転送」を設定することで、録画終了後の電源オフ時に自動で転送をすることが可能となった。編集機能も強化され、BDAVフォーマットディスク上でもチャプターの分割や統合、番組名の変更が可能となった。そのほか、ブルーレイディスク映像の4Kアップコンバート出力に対応した。なお本機以降はトリプルチューナーの上位機種も光デジタル出力端子を廃止している(2016年11月16日発売)。
- DBR-W507/W1007 - Z610/Z620後継のダブルチューナーモデル。ダブルチューナーで「おまかせ自動録画」が1番組のみ、SeeQVault対応SDメモリカードスロット非搭載、W507が無線LAN非搭載(別売りのアダプター対応)となる点を除き、主要機能はT1007/T2007と同じである(2016年11月16日発売)。
- DBR-E507 - 2011年秋冬モデルのC100以来となるシングルチューナーモデル。内蔵HDD容量は500GB。チューナー数が異なる点を除き、基本機能はW507と同じである。なお、限定生産モデルで取扱店舗が限られているため、「レグザブルーレイ」の公式サイトでは紹介されていないが、専用のカタログが用意されている(2016年12月下旬発売)。
- 2017年春夏モデル
- DBR-M3007/M1007 - M590後継の「タイムシフトマシン」対応モデル「レグザサーバー」。内蔵HDD容量は、M1007は2014年秋冬モデルのT550以来となる1TB、M3007は3TB。新たに地上デジタル専用チューナーを追加して7チューナーとなり、このうち4つ(地上デジタル専用チューナー1つを含む)は「タイムシフトマシン」専用、残りの3つは通常録画・タイムシフトマシン兼用で個別にタイムシフト録画・通常録画を選択することができるため、最大で7チャンネル分(BS・110度CSデジタルは6チャンネルまで)のタイムシフト録画が可能。また、「レグザサーバー」の独自機能として、タイムシフト録画した番組を保存する際に、本編部分を内蔵ハードディスクの保存領域や外付けハードディスク、ブルーレイディスクへのダビングや、スマートフォンなどの持ち出し用に変換可能な「おまかせ保存」を新たに搭載。また、2016年秋冬モデル(後述する追加モデルのT3007/W2007を含む)に搭載されている「らく見/らく早見/飛ばし見」機能、新「おまかせダビング」、「人物リスト」も搭載された(2017年3月中旬発売)。
- DBR-T3007 - トリプルチューナーモデル(T-7系)の追加モデルで、内蔵HDD容量を3TBとした機種(2017年3月下旬発売)。
- DBR-W2007 - ダブルチューナーモデル(W-7系)の追加モデルで、内蔵HDD容量を2TBとした機種(2017年3月下旬発売)。
- 2017年秋冬モデル
- DBR-E1007 - 限定生産のシングルチューナーモデル(E-7系)の追加モデルで、内蔵HDD容量を1TBとした機種(2017年12月下旬発売)。
- 2018年春夏モデル
- DBR-M2008/M4008 - M-7系の後継モデルで、本モデルから「レグザサーバー」から「レグザタイムシフトマシン」へ改名。HDD容量が増量され、M2008は2014年秋冬モデルのT560以来となる2TB、M4008は4TBとなる。タイムシフトマシン専用エンジン「R-2(レグザレコーディングシステム)」の搭載により、タイムシフトマシン録画と同時に録画番組の再生、レグザリンク・シェア、編集作業、ディスクの書き込みなどのマルチタスクが可能となった。番組の説明とシーン画像を表示する「ビジュアル過去番組表」はデザインが刷新され、ジャンル表現の色分けや録画状況(一部または全部が未録画)を明瞭化し、チャンネル番号順への並べ替えが可能となった。「タイムシフトマシン設定」では、時間帯の設定において従来からの手動設定(時間を手動で選ぶ)に加え、あらかじめプリセットされた6つの時間帯のタイプが設けられた。スマートフォンとの連携機能「スマホdeレグザ」は本モデル用にカスタマイズされ、タイムシフトマシンの録画モードに新たに設けられた「スマホ高画質」又は「スマホ長時間画質」に設定(5〜7(通常録画/タイムシフトマシン兼用チューナー)で「スマホ高画質」又は「スマホ長時間画質」を設定した場合、7つ目のチャンネルが通常録画用に固定されるため、タイムシフトマシン録画は6チャンネルまでとなる)することで保存や変換なしでスマートフォンへの番組持ち出しが可能となった。なお、2019年6月末までに使用し、アクティベーションを済ませることで「DiXiM Play」のアプリライセンスキーが期限なしで無償提供される購入特典が付与されている。また、「レグザブルーレイ」での改良点も踏襲されており、「らく見」や「らく早見」再生中の自動スキップ時は「時短中」マークを表示する、「録画リスト」は全てのリストの切り替えが1画面上に、選択した番組名の表示はスクロールから2行ポップアップに変更するなど改善され、「RD-Style」で採用されていたプレイリスト編集をサムネイル選択方式に変更し、ダビングまで一画面上で完了できるように改良の上復刻され、ファイナライズ済みのDVD-RWでもファイナライズを自動解除して追記ダビングすることが可能(追記ダビング後のファイナライズは必要に応じて行う)となり、内蔵の無線LANは11acにも対応。さらに、1080/24pで記録された市販のブルーレイディスクに限り、4Kアップコンバート出力にも対応した(2018年6月下旬発売)。
- DBR-T1008/T2008/T3008 - T-7系後継のトリプルチューナーモデル。内蔵HDD容量はT1008は1TB、T2008は2TB、T3008は3TB。タイムシフトマシンが非搭載となる点以外の改良点は「レグザタイムシフトマシン」のM-8系に準じている(2018年3月中旬発売)。
- DBR-W508/W1008/W2008 - W-7系後継のダブルチューナーモデル。内蔵HDD容量はW508は500GB、W1008は1TB、W2008は2TB。W508に無線LANが搭載されていない点を除き、改良点はトリプルチューナーモデルのT-8系に準じている(2018年3月下旬発売)。
- 2019年春夏モデル
- DBR-M3009 - M2008後継の「レグザタイムシフトマシン」。内蔵HDD容量は2017年春夏モデルのM3007以来となる3TB。なお、主要機能はM-8系に準じる(2019年4月下旬発売)。
- DBR-W509/W1009/W2009 - W-8系後継のダブルチューナーモデル。内蔵HDD容量はW509は500GB、W1009は1TB、W2009は2TB。主要機能はW-8系に準じる(2019年6月上旬発売)。
- 2019年秋冬モデル
- DBR-UT109/UT209/UT309 - トリプルチューナーモデル。UT109以外はT-8系後継。内蔵HDD容量はUT109は1TB、UT209は2TB、UT309は3TB。「レグザブルーレイ」で初めてUltra HD Blu-rayの再生に対応するとともに、「レグザ」のHDR対応4K UHDモデルとプレミアムハイスピードHDMIケーブルで接続することで、Ultra HD Blu-rayの映像情報を「レグザ」の高画質処理に最適化させる「レグザ4K高画質リンク」にも対応。アナログ入力端子が廃止された。これら改良点以外の主要機能はT-8系に準じる(UT109とUT209は2019年11月下旬、UT309は2019年12月中旬発売)。
- 2020年モデル
- DBR-T1009 - T1008後継のトリプルチューナーモデル。内蔵HDD容量は1TB。主要機能はT1008に準じる(2020年2月下旬発売)。
- D-M210 - 2013年秋冬モデルのD-M470や2014年春夏モデルのD-M430以来となるタイムシフトマシン特化型ハードディスクレコーダー。本機種では「レグザタイムシフトマシンハードディスク」を名乗る。内蔵HDD容量は2TB。チューナーはタイムシフトマシン専用4基(うち1基は地上デジタル専用、残りは地上/BS・110度CSデジタル)、通常録画/タイムシフトマシン兼用2基(全て地上/BS・110度CSデジタル)を搭載しており、兼用チューナー2基を全てタイムシフトマシンに割り当て、タイムシフトマシン用の保存領域を最大容量の1750GBに設定した場合、6チャンネル(うち5チャンネルはBS・110度CSデジタルの設定が可能)を最大約7日間分録画が可能である。「タイムシフトリンク」に対応しており、同機能対応のレグザとLAN接続することでテレビ側の「タイムシフトリンク」ボタンからタイムシフトマシンの機能が使用可能となり、タイムシフトマシン機能付レグザと接続すると、録画チャネルが地上デジタルのみのテレビ側を含めて最大12チャンネルに拡張され、過去番組表は1つの画面上にテレビ側とレコーダー側の両方が統合表示されるようになる。また、2016年秋冬モデル以降の機種に搭載されている「時短で見る」機能(らく見・らく早見・飛ばし見)を搭載し、「スマホdeレグザ」に対応。タイムシフトマシン専用チューナーではあらかじめ「スマホ高画質」又は「スマホ長時間画質」に設定することで保存変換不要でスマートフォンへ番組の持ち出しも可能である。さらに、東芝以外の他社製テレビにも接続可能(テレビとはHDMIケーブルで接続し、アンテナ入力端子にアンテナケーブルを接続する)で、リモコンは「TV」ボタンを押すと約30秒間テレビの操作が可能(東芝以外の他社製でも可能)なテレビモードを搭載。「レグザリンク(シェア/ダビング/コントローラ)」や「SeeQVault」にも対応する(2020年11月発売)。
- 2021年モデル
- DBR-M3010/M4010 - M3009及びM4008後継の「レグザタイムシフトマシン」。内蔵HDD容量はM3010は3TB、M4010は4TB。「レグザ」のクラウドAI高画質対応モデルと接続することでレコーダー側で録画した番組を再生する際に、クラウドから取得したコンテンツの詳細ジャンルや画質特性の情報をテレビへ送信し、テレビが情報をもとに適切な高画質処理を行う「クラウドAI高画質連携」に対応した(2021年3月発売)。
- DBR-W1010/W2010/T1010/T2010 - W-9系及びT1009/T2008後継となるダブル/トリプルチューナーモデル。電源ボタンを正面右に配置するなどデザインが一新され、ダブルチューナーモデルのWシリーズではリモコンをトリプルチューナーモデルのTシリーズと同じデザインに統一されたことで主要10社のテレビの操作に対応。「レグザタイムシフトマシン」のMシリーズ同様に「クラウドAI高画質連携」に対応した(2021年7月発売)。
- DBR-4KZ200/4KZ400/4KZ600 - レグザブルーレイ初となるBS4K/110度CS4Kチューナー搭載モデル。内蔵HDD容量は2TB(4KZ200)・4TB(4KZ400)・6TB(4KZ600)の3種類を設定。チューナーはタイムシフトマシン専用5基(うち3基は地上デジタル専用、残りは地上・BS/110度CSデジタル)、通常録画/タイムシフトマシン兼用1基(地上・BS/110度CSデジタル)、BS4K/CS110度4Kチューナー2基(タイムシフトマシン非対応)を搭載しており、おまかせ録画がBS4K/110度CS4K放送に対応したことで、兼用チューナー1基をタイムシフトマシンに割り当てた場合、タイムシフトマシンとおまかせ録画を併用してBS4K/110度CS4K放送2番組を含む最大8番組を同時に自動録画する4Kハイブリッド自動録画を採用。W録もBS4K/110度CS4K放送の2番組同時録画に対応した「新4K衛星放送W録」となり、BS4K/110度CS4K放送と地上デジタル放送又はBS/110度CSデジタルの同時録画も可能である(「新4K衛星放送W録」時は録画したハイビジョン番組の視聴のみ可能である)。映像処理エンジンには「レグザエンジン」の信号処理技術をレコーダー用にカスタマイズされた「レグザレコーダーエンジンRR1」が採用されており、4K UHDテレビとHigh Speed対応HDMIケーブルで接続することによりすべての信号を4K UHD(3,840×2,160) 4:4:4 10bitに変換して出力する4Kアップコンバート出力に対応。2021年モデルで採用された「クラウドAI高画質連携」にも対応する(4KZ400は2021年11月30日発売、4KZ200と4KZ600は2022年1月下旬発売)。
レグザハイビジョンレコーダー
ブルーレイレコーダーと同様に、HDD内蔵DVDレコーダーについても「VARDIA」から「REGZA」にブランド名を統一した(なお、VHS一体型モデルは「VARDIA」のD-W255Kを継続発売)。共通機能として画面サイズに応じて表示内容をカスタマイズできる高精細電子番組表や自動的に電源を切る時間を設定することで、消し忘れを防ぐ「未使用時自動電源OFF」機能を搭載。またリモコンも通常のリモコンの他に小リモコンとしてよく使う機能の操作に絞り、ボタン数を30個に減らした「シンプルリモコン」を付属する。
現在は生産を終了している。
- RD-Z300 - ダブルチューナーを内蔵したハイビジョンレコーダーのハイスペックモデル。7倍録画に対応しており、「ハイビジョンW録」も搭載。HDD容量は320GBと少なめだが「レグザブルーレイ」のレコーダーと同じく、外付USBによるHDD増設に対応。また、DVDにハイビジョン画質で記録できる「HD Rec」も搭載する(2010年9月発売)。
- RD-R100/R200 - 使い易さを重視したシングルチューナーモデル。番組中・CM中に流れる番組宣伝で得た情報を元に曜日、チャンネル、指定時間を入力するだけで予約ができる「かんたん予約」機能を搭載。内蔵されている電子番組表の情報を元に番組名と番組内容が表示され、確認したら決定ボタンを押すだけで録画予約が完了する。さらに、電子番組表が表示されている状態で録画ボタンを押すだけで録画予約ができる「番組表一発予約」も備える。HDD容量はR100は320GB、R200は1TB(2010年9月発売)。
レグザハードディスクレコーダー
- D-4KWH209 - 4Kダブルチューナーを搭載したハードディスクレコーダー。BS4K/110度CS4K放送の2番組同時録画(W録)に対応しており、「マジックチャプター」により2番組同時録画中にそれぞれの番組に自動でチャプター分割も行われる。液晶テレビの一部シリーズで対応しているネットワークサービス「みるコレ」に対応しており、「おまかせ録画」では「みるコレAIのおすすめ!」パックも利用可能である。時短で見る機能「らく見」・「らく早見」・「飛ばし見」も備えている(なお、BS4K/110度CS4K放送で「らく早見」を利用するにはHD変換が必要)。YouTube・dTV・TSUTAYA TV・U-NEXTの4つの動画配信サービスも利用可能(YouTubeは2020年初旬のアップデートにより対応、動画配信サービスは録画不可)。また、「レグザリンク・ダビング」に対応しており、「レグザブルーレイ」や「レグザタイムシフトマシン」とLANケーブルで接続することでダビングしてディスクに残すことが可能である(BS4K/110度CS4K放送をディスクに残す場合はダビング前にHD変換が必要)。HDD容量は2TB(2019年11月下旬発売)。
レグザDVDプレーヤー
長らく発売されながら、これまでブランド名がなかったDVDプレーヤーは2014年春夏モデルから「REGZA」を冠するようになった。
- 2014年春夏モデル
- SD-410J - JPEG形式で保存されたディスク再生が可能なJPEGビューワーを備えたSD-310Jの後継モデル。SD-310Jに比べてコンパクト化(横幅:60mm(330mm→270mm)、高さ:5mm(43mm→38mm))され、省電力設計となった(動作時12W/待機時1W→動作時6W/待機時0.35W)。なお、SD-310Jに搭載されていたD1/D2映像出力端子が廃止され、再生方式をプログレッシブ方式からインターレース方式に変更。映像D/AコンバータがSD-310Jの14bit/108MHzから10bit/108MHzにスペックダウンされた(2014年6月発売)。
- 2017年秋冬モデル
- SD-420J - SD-410Jの後継で、約3年3ヶ月ぶりの新モデルとなる。本体は高さがSD-410Jよりも7mm高くなった(38mm→45mm)ものの、横幅が10mm短くなり(270mm→260mm)、ボタンは「停止」と「再生/一時停止」が省かれ、「電源」と「トレイ開/閉」のみとなった。リモコンは背面がグリップ形状となり、ボタン配置が変更された新型となった(2017年9月発売)。
レグザポータブルプレーヤー
従来、東芝製ポータブルDVDプレーヤーは「ポータロウ」のブランド名を用いていたが、「VARDIA」と同様に、2010年12月発売の新モデルより「REGZA」にブランド名が統一される。
全機種でDVD(DVDビデオ・DVD-R/-RW)の再生のほかに、CD(音楽CD・CD-R/-RW)、SDメモリーカード(SDHCカード使用可、SD-P76DTを除く)も再生できる。
一旦は生産を終了したが、2012年7月に約1年2ヶ月ぶりとなる新モデルが発売されポータブルDVDプレーヤーの取り扱いを再開した。
2013年秋冬モデルで、東芝製初となるポータブルブルーレイディスクプレーヤーが登場した。
- 2010年秋冬モデル - 現在は生産を終了している。
- SD-P76S - 7V型LEDバックライト液晶を搭載したコンパクトモデル。カラーはココナッツホワイト(SD-P76SW)、フランボワーズピンク(SD-P76SP)、ブルーベリーブルー(SD-P76SL)、マスカットグリーン(SD-P76SG)の4色がある。バッテリー内蔵型で、約3時間のDVD連続再生が可能(2010年12月発売)。
- SD-P96DT - 高精細9V型LEDバックライト液晶を搭載した大画面モデル。地デジ・ワンセグ対応チューナーが内蔵されており、自宅などの屋内では地上デジタル、外出時ではワンセグと使い分けが可能。また、液晶が180度回転し、折りたたんでフルフラットにもできる「フリースタイルディスプレイ」を採用。約6時間のDVD連続再生が可能(2010年12月発売)。
- 2011年春夏モデル - 現在は生産を終了している。
- SD-P76DT - コンパクトモデルのSD-P76SWにワンセグチューナーを内蔵したモデル。基本機能やバッテリー稼働時間はSD-P76SWと同等だが、SDメモリーカードの再生が非対応となる(2011年5月下旬発売)。
- 2012年春夏モデル - 現在は生産を終了している。
- SD-P77S - P76S後継の7V型コンパクトモデル。カラーラインナップも踏襲されており、ホワイト(SD-P77SW)、ピンク(SD-P77SP)、ブルー(SD-P77SL)、グリーン(SD-P77SG)の4色を設定する。操作パネルには「ソフトタッチキー」を採用。バッテリー稼働時間が延び、標準使用でも約4時間DVD連続再生が可能だが、新たに設けられた「節電モード」を設定することでバッテリー稼働時間を1時間延せるようになった(2012年7月発売)。
- SD-P97DT - P96DT後継の地上デジタル・ワンセグチューナー搭載9v型大画面・高精細モデル。P77S同様に「ソフトタッチキー」を採用するが、P97DTは本体パネルに配置されている。DVD連続再生時間はP96DTと同等だが、こちらもP77S同様に新設された「節電モード」を設定することでバッテリー稼働時間を2時間延ばせるようになった(2012年7月発売)。
- 2012年秋冬モデル - 現在は生産を終了している。
- SD-P100WP - レグザポータブルプレーヤー初の防水対応モデル(本体・リモコンで対応、ACアダプターは非対応)。ディスプレイサイズもシリーズ最大となる10.1v型高精細LEDバックライト液晶を搭載。地デジ・ワンセグ対応チューナーも搭載している。DVD連続再生時間は約5時間で、「節電モード」を設定することによりバッテリー稼働時間を2時間延ばせる。また、「レグザリンク・シェア」配信に対応したレグザやレグザブルーレイで録画した番組を受信して楽しめる「レグザリンク・シェア」再生に対応しており、無線LANも内蔵している(2012年9月発売)。
- 2013年秋冬モデル - 現在は生産を終了している。
- SD-BP1000WP - レグザポータブルプレーヤーで初めてとなるポータブルブルーレイディスクプレーヤー。これまでのDVDに加えてブルーレイディスクの再生も可能となり、レコーダーで録画したBD-R/BD-REの再生も可能。また、無線LANを内蔵しており、レグザやレグザブルーレイ/レグザサーバーで録画した番組やレグザブルーレイ/レグザサーバーで受信している放送中の番組を本機で視聴可能な「レグザリンク・シェア」に対応している。そのほか、本体やリモコンを防水仕様としているほか、HDMI出力対応により、ブルーレイやDVD再生時はプレーヤーとしてテレビに出力することができる。ディスプレイはP100WPと同じく10.1v型高精細LEDバックライト液晶を搭載する。また、本機種では「ソフトウェアCAS」を新たに採用したことで、B-CASカード不要で地上デジタル放送を視聴できるようになった(2013年11月発売)。
- 2014年春夏モデル
- SD-BP900S - ポータブルブルーレイディスクプレーヤーの普及モデル。9V型高精細(800×480ドット)LEDバックライト液晶を搭載し、アクリルパネルを採用。また、ディスプレイが180度回転・画面を上に向けた状態で折りたたみも可能な「フリースタイルディスプレイ」が採用された。HDMI出力端子も備えており、HDMI入力端子を備えたテレビとHDMIケーブルで接続することで据置型のブルーレイディスクプレーヤーとして使用することも可能である。端子類は背面に配置しているほか、ディスプレイを畳んだ状態でも操作が可能なソフトタッチキーを搭載。リモコンも同梱している。BD/DVD連続再生時間は約5時間だが、「節電モード」を搭載しており、連続再生時間を約30分延長することができる(2014年5月発売)。
- 2015年春夏モデル
- SD-P710S - P77S後継の7V型コンパクトモデル。ディスプレイにIPS液晶を搭載したことで視野角が広くなり、解像度もP77Sの800×480ドット(WVGA)から1024×600ドット(WSVGA)に高精細化したことで字幕まではっきりと映し出すようになった。バッテリー稼働時間はP77Sと同等だが、使用中でもACケーブルに接続してコンセントからバッテリーに充電できる「おでかけスタンバイ」機能が搭載されたほか、約2倍/3倍/4倍の3段階で見たい箇所を拡大表示するズーム機能も搭載された。カラーバリエーションはP77S同様、ホワイト(P710SW)・ピンク(P710SP)・ブルー(P710SL)・グリーン(P710SG)の4色展開だったが、ホワイト以外の3色は既に生産を終了している(2015年8月発売)。
- 2017年秋冬モデル
- SD-P1010S - 10.1V型大画面モデル。LEDバックライトを搭載することで省電力化され、DVD連続再生時間が約5時間となる。また、ワイヤレスリモコンのボタン操作で消費電力を削減し、DVD連続再生時間を約1時間延ばせる「節電モード」や「おでかけスタンバイ」機能も備える。ディスプレイは180度回転し、そのまま折りたたみも可能な「フリースタイルディスプレイ」となっており、ズーム機能も搭載。本体パネル部の操作ボタンはソフトタッチキーとなっている。リモコンやACアダプターだけでなく、カーアダプター(12V電源用)やミニピンAVケーブルも同梱しており、車中での使用や再生映像をテレビに出力することも可能である (2017年12月発売)。
- 2021年モデル
- SD-P910S - 既存のP710SWとP1010Sの中間サイズとなる9V型モデル。ディスプレイはBP900Sと同じ800×480ドットの高精細・LEDバックライト液晶を採用。画面サイズの違い以外の主要機能やスペックはP1010Sに準じており、「節電モード」・「おでかけスタンバイ」・「フリースタイルディスプレイ」・ソフトタッチキーを採用。リモコンやリモコン用ボタン電池に加え、ACアダプター、カーアダプター(12V電源用)、ミニピンAVケーブルといった外部接続などで使用するアクセサリー類も同梱される(2021年2月発売)。
レグザポータブルテレビ
東芝製では初となる地上デジタルチューナー内蔵ポータブルテレビ。視聴場所に応じてフルセグ放送・ワンセグ放送の受信が可能で、フルセグ放送を受信するときは付属品の地デジ用アンテナケーブルをアンテナ端子に接続(その際、外部アンテナに切り換わる)、ワンセグ放送を受信するときは内蔵されているロッドアンテナを伸ばすことで受信できる。なお、一部ケーブルテレビの自主放送などに用いられているコンテンツ権利保護専用方式を採用していない番組の視聴は不可である。また、屋外や台風などの停電時でも視聴できるようにバッテリーパックを内蔵している。
現在は生産を終了している。
- 10WP1 - 広視野角のIPS液晶を採用しており、10.1v型の小型ながら画面解像度をハイビジョンテレビと同じHD(1,366×768ドット)としているため、文字の表示部分などの細かい部分までなめらかで精細な表示が可能。スピーカーには40mmの大口径タイプを採用しており、迫力のあるサウンドを楽しめるほか、Bluetoothに対応しているため、スマートフォンやタブレットなどの対応機器とペアリング設定(最大8台まで登録可能、9台目以降は登録が最も古い機器から順に消去されるため、再び使用するにはペアリングを再設定する必要がある)をすることでアクティブスピーカーとして使用することができる「Bluetooth音楽再生モード」を搭載しており、本機能使用中に画面の表示を消すことができる「画面 消」モードも搭載されている(「画面 消」モードは節電モードの一つとして搭載しており、画面を暗くすることで消費電力を抑える節電モードに切り替えることもできる)。また、「レグザリンク・シェア」に対応しており、「タイムシフトマシン」や「ざんまいプレイ」に対応したレグザ、レグザサーバー/レグザブルーレイをホームネットワーク経由で視聴することが可能で、リモコンにはこれらの機能を呼び出すための「過去番組表」や「ざんまい」ボタンを配置。無線LANを内蔵しており、配信した番組をワイヤレスで受信することも可能である。本体はJIS防水保護等級IPX5相当の防水対応で、リモコンも防水対応のため、水回りでの使用や濡れた手での操作も可能。本体にはタッチセンサーを搭載しており、「タッチメニュー起動ボタン」を押すことで液晶画面に「タッチメニュー」を表示し、直観的に操作ができる。USB端子やSDメモリーカードスロットを搭載しており、USBメモリやSDメモリーカードに記録した動画・写真・音楽の再生も可能なうえ、レグザ・レグザサーバー・レグザブルーレイで録画した番組をあらかじめSeeQVault形式に変換して記録したUSBハードディスクやmicroSDメモリーカードを本機で再生することも可能。
レグザシアターラック
「CELL REGZA」の音響思想を継承した本格派オーディオラックシステム。左右+センターの3スピーカーと大口径ウーファーを備えた3.1chサウランドシステムを搭載。また、フロントスピーカーのみでマルチチャンネルのサウランド効果をもつ「ドルビーバーチャルスピーカー」を搭載すると共に「ドルビープロロジックII」との連携で古い映画などの2chステレオ音声のコンテンツも臨場感あるサウンドを楽しめる。「レグザリンク」に対応しており対応機種であれば電源の連動や入力の自動切換えなどがレグザ(テレビ)のリモコンで操作できるほか、番組表情報から番組のジャンルにあわせて自動でサウンドモードを切替える「オート」機能も作動する。また2010年春モデルの一部機種ではパソコンに保存された音楽データを呼び出し、シアターラックのサウンドで楽しむこともできる。
現在は生産を終了しており、レグザシアター現行モデルはバータイプのみとなっている。
- RLS-250 - コーナー置きにもフィットするデザインを採用した幅110cm・奥行40cmタイプ。47V型以下のサイズ用。
- RLS-450 - 幅135cm・奥行45cmタイプ。50Vクラスの大型サイズにも対応。
レグザサウンドシステム
テレビの後方に設置・接続して使用するサウンドシステム。
- RSS-AZ77 - 2基のフルレンジドライバーをバフレフ型エンクロージャに組み込んだサテライトスピーカー2基と円筒型エンクロージャの両端に3インチのウーファーを配置し、同一位相で動作させることで相互の振動をキャンセルさせてキャビネットの共振を抑え、それぞれのウーファーの負荷が同一となるように適正化されたデュアルポートバフレフ型としたデュアルドライブウーファー1基で構成され、それぞれにハイパワークラスDアンプ(スピーカーは20W+20W、ウーファーは40Wで非同時連動)を搭載している。また、「DTS Studio Sound」も搭載しており、付属のリモコンで視聴コンテンツに合わせて音楽・クリア音声・映画の3つのサウンドモードを装備する。さらに、Bluetoothに対応しており、Bluetooth対応のスマートフォンやタブレットなどとワイヤレスで接続してアクティブスピーカーとして使用できる。なお、テレビはメーカーを問わず使用できるが、対応の「レグザ」とHDMI(ARC)接続して使用することでテレビ側のリモコンでサウンドシステムのON/OFFや音量調整ができる「レグザリンク・コントローラ」に対応し、Z系(Z7/Z8/Z8X/Z9X/Z10X)・J系(J7/J8/J9X/J10/J10X)・G9シリーズとHDMI接続した場合には番組表を活用してサウンドモードを自動調整する「オートモード」も利用できる(2014年8月発売)。
- RSS-AZ55 - スピーカー部を改良し、銅製ショートリングとアルミ製センターキャップを搭載したことで高域特性を改善した「新型フルレンジスピーカー」となり、Z20Xシリーズと接続した場合にテレビ側のツィーターを同時に鳴らすことができるシンクロドライブ方式に対応した連携機能を備えている。また、AZ77のアナログ入力(3.5mmステレオジャック)が光デジタル音声入力(光コネクター 角型ジャック)に置き換わるほか、Bluetoothが非対応になり、ワイヤレスリモコンと赤外線レシーバーが非同梱になる(テレビ側のリモコンで操作する)(2015年11月上旬発売)。
レグザチューナー
地上・BS・110度CSデジタルチューナー。手持ちのテレビと接続するだけでデジタル放送の視聴ができるのはもちろん、データ放送や双方向サービスも楽しめる。なおD3端子を装備するため、D3/D4端子を装備したBSデジタル放送対応テレビと接続した場合は高画質なハイビジョンテレビとして使うことができる。またHDMI端子を備えたデジタルチューナー内蔵テレビへ買い替え後もUSBハードディスクへの録画用チューナーとして使える。
現在は生産を終了している。
- D-TR1 - USBハードディスクは最大8台まで登録でき、USBハブを介して最大4台までの同時接続も可能。またSDメモリーカードスロット(SD/SDHC/SDXC対応)を備えており、ワンセグ録画をSDメモリーカードに直接録画することが可能。ワンセグ録画したメモリーカードは対応する携帯電話や、ポータブルワンセグテレビなどで見ることができる。さらにデジタルビデオカメラで撮影し、SDメモリーカードに記録したAVCHD映像やデジタルカメラで撮影したJPEG画像を再生することもできる。レグザリンク対応[29]。2010年4月20日発売。
レグザAppsコネクト
レグザAppsコネクト(Regza Apps Connect)はスマートフォンやタブレット端末、パソコンとレグザシリーズのテレビ・レコーダー(「ネット de ナビ」搭載の過去のRDシリーズも含む)を接続するためのアプリケーション群とそれを活用したクラウドコンピューティングサービス。
家庭内のLANに接続したテレビやレコーダーにスマートフォンなどでアクセスし、リモコンとして使用できるほか、録画した番組の頭出し情報のタグ作成や作成したタグのインターネットを介しての共有などを行えるようにできる。
これまでは期間限定配布の「RZ声優リモ」を除いて配布を継続していたが、2013年9月30日にアプリのラインアップ見直しを行い、「RZコマンダー」・「RZアートリモコン」・「RZ現在番組」・「RZ節電リモ」の4つのアプリ配布を終了。配布終了後も継続して利用できるが、これらのアプリの保守やアップデートも同日をもって終了したため、今後、OSのアップデートや機種の変更を行った場合、アプリが利用できなく可能性がある。そのため、「RZコマンダー」や「RZアートリモコン」の代替アプリとして「RZタグラー」を、「RZ現在番組」の代替アプリとして「RZ番組ナビ」を新たにダウンロードすることが勧められている。
2014年9月30日に2回目のアプリのラインアップ見直しにより、「RZ見るナビ」と「RZスケジューラ」の配布を終了した。なお、「RZ見るナビ」に関しては配布終了後も、液晶テレビ「レグザ」のリモコンで操作し、クラウドメニューの「動画」を選択することで「RZ見るナビ」と同等の機能を使うことができる。
2015年7月30日に3回目のアプリのラインナップ見直しにより、「RZタグラー」と「RZクラウド」の配布及び保守・アップデート対応を同年9月30日をもって、Android版「RZ番組ナビ」の家庭内ネットワークの外からサーバー経由で録画予約リストを取得できる機能を2016年3月31日をもってそれぞれ終了することが発表された。なお、「RZタグラー」で提供されている録画番組のシーン頭出し機能は対応テレビで利用できるレグザクラウドサービス「TimeOn」や対応のレグザ・レグザブルーレイで利用できる「TimeOn番組シーン検索」で同等の機能を利用できる。
配信中
- RZハイブリッドリモ
- スマートフォンやタブレットでテレビのリモコン操作ができるだけでなく、2012年秋冬モデル以降のレグザ(J7/J8シリーズ及びZ7/Z8/Z8Xシリーズ)と連携し、ハイブリッドキャストサービスによる番組情報(ハイブリッドキャストコンテンツ)をスマートフォンやタブレットに表示して楽しむアプリ。2013年12月にAndroidタブレット版及びAndroidスマートフォン版が、2014年2月にiOS版がそれぞれ配布されている。2014年5月にバージョンアップを行い、「入力切替」が追加された。同年8月にはAndroidタブレット版及びAndroidスマートフォン版をバージョンアップし、内蔵ブラウザのGoogle ChromeをVer.36以降にバージョンアップした場合にスマートフォン及びタブレット向けのハイブリッドキャストコンテンツが表示されない不具合を改善。同年11月にはiOS版をバージョンアップし、内部処理が変更された。
- RZ家電リモ
- 「家電コンシェルジュ」に対応した東芝製エアコン(2014年度「大清快」GDRシリーズ)を外出先から運転開始/運転停止できるほか、運転状況の確認・温度・風量設定・運転モード変更ができるエアコン用リモートアプリ。使用する際にはエアコンに東芝HAアダプタを取り付け、「家電コンシェルジュ」に対応したREGZA Tablet AT503(事前に「東芝サービスステーション」から「家電コンシェルジュ for REGZA Tablet」をダウンロード・インストールする必要がある)を用意し、宅内に家庭内無線LAN接続とインターネット常時接続環境が必要である。また、エアコンの周辺や部屋にいる人などの状態が確認できないために操作内容によっては生命や財産に重大な損害が発生するおそれがあるため、遠隔操作を行っても安全であることを事前に十分確認する必要がある。2014年3月にiOS版が配布されている。
特定機器専用
- RZテレビ
- 地上デジタル放送やワンセグ放送をレグザタブレットで視聴するためのアプリ。番組表機能も備えている。本アプリはレグザタブレット AT830にプリインストールしており、ほかのAndroidタブレットでは利用できないため、配布は行われていない。
配信終了
- RZコマンダー
- 「RZタグラー」からタグ作成機能を省いた簡易版でリモコン機能とインターネット上で共有されているタグ情報の利用が可能アプリ。2010年11月から2013年9月まで配布されていたが、iOS版のみのリリースであった。
- RZ見るナビ
- DLNAコントローラーアプリ。ネットワーク接続されたDLNAサーバ対応のレコーダーなどに記録された動画をアプリ上で選択し、任意のDLNAクライアント対応のレグザで見ることが出来る。2011年6月30日にAndroid版とiOS版がリリースされ、同年10月にバージョンアップ。2014年9月30日まで配布されていた。
- RZ声優リモ
- 2011年6月10日から同年9月12日までの期間限定でAndroid用として配布されていたリモコンアプリ。6月28日からはiOS版も配布されていた。リモコンを操作すると声優による台詞が流れる。内田真礼、佐藤聡美、竹達彩奈、豊崎愛生、日笠陽子、米澤円の6人が起用されている。内田を除く5名は同時期に放送されていた『けいおん!』の声優を務めており、リモコンの声も各キャラクターを意識した仕様になっている。
- RZアートリモコン
- テレビ視聴やレコーダー操作に特化したボタン配置のみにし、多様なデザインを施したリモコンアプリ。一部のアプリではタグの作成も可能。2011年6月に第1弾、同年7月に第2弾・第3弾をリリースし、2013年9月まで配布されていた。
- RZ節電リモ
- 各電力会社が発表する電力の需要状況をグラフ化し、電力使用状況に応じて節電モードを自動制御或いは手動設定できる節電支援アプリ。対象地域の設定により、東北電力・東京電力・中部電力・関西電力・九州電力の5エリアに対応。iOS版とAndroid版があり、2013年9月まで配布されていた。
- RZ現在番組
- 現在視聴中の番組の同時間帯に放送している地上/BSデジタル放送の裏番組や次番組の番組表を一覧で確認、素早くチャンネル切替ができるアプリ。2011年7月にiOS版、同年8月にAndroid版がそれぞれ配布開始され、2013年9月まで配布されていた。
- RZスケジューラ
- 全国の対応テレビやレコーダー利用者の録画予約を集計し、ランキングにて表示。総合だけでなく、ジャンル別や時間帯別にも閲覧できるので、放送前に人気のある番組を確認できるほか、気になった番組はランキングからそのまま録画予約(家庭外の場合はメールによる録画予約)することができる。また、録画機能に対応したレグザやレグザブルーレイの予約状況を一元管理し、複数の機器を所持している場合でもどの機器にどの番組を予約しているかが確認できる。2012年1月にiOS版、同年3月にAndroid版の配布を開始している。同年11月にはバージョンアップが行われ、新たに、DBR-Z310/Z320/T350/T360に対応。2014年9月まで配布されていた。
- RZタグラー
- リモコン機能及びタグの作成・共有が可能なアプリ。2010年11月にiOS版がリリースされ、2011年6月にAndroid版及びWindows/Mac(Mac OS X)版が配布開始されている。同年9月にWindows/Mac版のバージョンアップを実施し「dynabook REGZA PC」で録画した番組にも対応。2013年8月にはiOS版をバージョンアップし、Twitter活用機能と「RZランキング」表示機能が追加された。
- RZライブ
- 2011年秋冬モデルのレグザブルーレイ(DBR-Z150/Z160/M180/M190、事前にバージョンアップが必要)のチューナーで受信している現在放送中の番組を無線LANルーターを介してスマートフォン(NTTドコモのREGZA Phone T-01D)やタブレット(REGZA Tablet AT700/AT3S0、AT3S0はAndroidプラットフォームのアップデートが必要)で視聴できるようにするためのアプリ。2011年11月にAndroidスマートフォン版、同年12月にAndroidタブレット版がそれぞれ配布開始されている。2012年3月にはAndroidタブレット版がバージョンアップされDBR-M180/M190に対応、同年7月にはAndroidスマートフォン版もバージョンアップし、T-02Dに対応した。
- RZプレーヤー
- 2011年秋冬モデルのレグザ(X3シリーズ/ZP3シリーズ/X3シリーズ)やレグザブルーレイ(DBR-Z150/Z160/M180/M190)に録画した番組を無線LANルーターを介してスマートフォン(NTTドコモのREGZA Phone T-01D)やタブレット(REGZA Tablet AT700/AT3S0、AT3S0はAndroidプラットフォームのアップデートが必要)でも視聴できるようにするためのアプリ。2011年11月にAndroidスマートフォン版、同年12月にAndroidタブレット版がそれぞれ配布開始されている。Androidタブレット版はバージョンアップによりレグザブルーレイの対応機種が増えており、2012年3月にDBR-M180/M190、同年6月には2010年秋冬モデル以降で、"RD"から始まる全品番に拡大。同年7月にはAndroidスマートフォン版もバージョンアップし、T-02Dに対応した。
- RZポーター
- 2011年秋冬モデルのレグザブルーレイ(DBR-Z150/Z160/M180/M190、事前にバージョンアップが必要)に録画した番組を無線LANルーター経由でスマートフォン(NTTドコモのREGZA Phone T-01D)やタブレット(REGZA Tablet AT700/AT3S0、AT3S0はAndroidプラットフォームのアップデートが必要)にダビングして屋外などに持ち出して視聴できるようにするためのアプリ。2011年11月にAndroidスマートフォン版、2012年1月にAndroidタブレット版がそれぞれ配布開始されている。同年3月のAndroidタブレット版のバージョンアップによりDBR-M180/M190に対応した。
- RZスイートexpress
- 前述の「RZライブ」・「RZプレーヤー」・「RZポーター」の機能をパソコン(dynabook)で利用できるようにするためのソフトウェア。2012年4月にWindows版の配布を開始している。
- RZ番組ナビ
- 約1週間分の番組表(地上デジタル・BSデジタル・110度CSデジタル・スカパー!)をAndroidタブレットやiPad上に表示し、番組の詳細情報を見ることができるだけでなく、TSUTAYA TV・U-NEXT・ひかりTVといったVODサービスもサポートしており、コンテンツ検索だけでなく、テレビ番組との横断検索も可能なアプリ。Androidタブレット版では予約ランキングの一覧から予約することも可能である。2012年11月にAndroidタブレット版、2013年11月にiOS版(iPad専用)がそれぞれ配布開始されている。なお、配布開始後もバージョンアップが行われ、Android版は2013年2月に一部対応機器における不具合(対応機器が発見できない、正常にチャンネル変更が行えない)修正とVODに主な出演者情報を追加、同年4月にはひかりTVに対応するなど機能の追加や改善を行い、同年5月には高解像度タブレットにおける画面レイアウト修正などを行い、同年6月には対応機種にDBR-M490を追加、同年11月にアイコンデザインの変更などを行い、2014年4月に対応機種にZ9Xシリーズ、J9Xシリーズを追加。iOS版は2013年12月に一部機能の動作やアプリ起動の速度改善が行われ、2014年2月にはiPad利用時に発生していた不具合を修正された。同年6月にはAndroidタブレット版をバージョンアップし、メール予約を行ったときに実際に録画される時刻がずれてしまう問題が修正された。
- RZクラウド
- 2012年秋冬モデル以降のレグザ(J7/J8シリーズ及びZ7/Z8/Z8Xシリーズ)で対応しているクラウドサービス「TimeOn」のクラウドメニュー画面をタブレット上に表示できるアプリ。利用の際には機器側及び情報端末において家庭内無線LAN接続とインターネット常時接続環境が必要である。2012年10月にAndroidタブレット版がリリースされ、2013年4月にiOS版が配布開始されている。なお、配布開始後もバージョンアップが行われ、Androidタブレット版は2013年1月に予約関連機能を強化、同年8月には機能やサービスの追加、視聴中の内容表示対応、「RZAppsDB」のダウンロードを不要化する機能改善を実施、同年10月にはAndroid 4.2搭載タブレット1台を複数のユーザーで使用できるようになり、動作改善も行われた。2014年1月にはAndroid 4.3/4.4に対応し、動作改善も行われた。iOS版も2013年9月に動作の安定性を向上し、最新版のiOS 7に対応したバージョンアップを行った。2014年7月にはAndroidタブレット版・iOS版が共にバージョンアップし、サービス終了に伴って「クラウドアルバム」及び「伝言ボードサービス」の項目を削除した。
- RZボイスリモ
- スマートフォンやタブレットを使い、音声で番組を検索できるアプリ。2013年10月にAndroidタブレット版及びAndroidスマートフォン版が配布開始されている。2014年4月にZ9Xシリーズを対象に認識するフレーズを拡張し、リモコンに「入力切替」ボタンを追加するバージョンアップが行われた。同年6月に軽微な不具合を修正するバージョンアップが行われた。
face(フェイス)
1998年1月より8年間にわたって東芝製テレビに採用されたブランドである。平面ブラウン管テレビや液晶テレビ、プラズマテレビで採用された。当時のライバル機種は「WEGA」(ソニー)、「T(タウ)」(松下電器産業(現:パナソニック))など。
2003年には松下電器産業(当時)とブラウン管事業を統合し、松下東芝映像ディスプレイ株式会社(大阪府高槻市)を設立した。しかし東芝は2006年にブラウン管テレビの生産を終了したため、2007年3月30日に東芝の持分(35.5%)を松下電器に売却し(同時に社名もMT映像ディスプレイ株式会社に変更)ブラウン管事業から撤退した。
デジタル3波チューナー搭載ブラウン管テレビ
- D4000 - デジタル3波チューナー搭載ブラウン管テレビ第1号。スマートメディアでアップデートする事により地上デジタル放送に対応した。アップデートの時間は約1分であるが、地上デジタル放送のチューニングが必要。また、リモコンの地上波ボタンはアナログかデジタルにするかを本体で設定する事が出来る(初期設定はアナログである)。DX100シリーズの発売に伴い生産は終了した。
- DX100 - D4000シリーズの後継機種。モニター出力がデジタル放送録画出力に変更されている。36/32型には「ブラックブライトロン」を搭載した。すでに生産は終了している。
- DZ100 - 28型のみ発売。ブラウン管がフラットハイコントラスト管にダウングレードされている。同社のデジタル3波チューナー搭載ブラウン管テレビとしては最終機種に当たるが、生産は終了している。
液晶テレビ
「beautiful face(ビューティフル・フェイス)」のブランドで発売された。イメージキャラクターには藤原紀香を起用していた。「ちょっとタイム face」と銘打って内蔵型HDDを搭載し、番組視聴中でもリジューム録画が出来るモデルを発売。イメージキャラクターには松井秀喜を起用していた。
プラズマテレビ
かつては、FACE PLASMAおよびbeautiful FACEの名称でプラズマテレビを販売していた。現在は全機種販売を終了している。FACE PLASMAではBAZOOKAブランドのピュア・ツインバズーカシステムを搭載した機種があった。チューナーはそれぞれのシリーズで専用チューナーを搭載していた。NEC製プラズマディスプレイパネルを採用していた。
BAZOOKA(バズーカ)
face以前に採用されていたブランドである。BSアナログチューナーを内蔵した大画面テレビのブームに乗って1989年に登場した。ライバル機種は「プロフィール・スター」「ドラマゾーン」「キララバッソ」(ソニー)、「パナカラーイクス」「画王」(パナソニック)、「CZ」(三菱電機)、「帝王」(三洋電機)など。特に音質にこだわり、以降の東芝製ハイエンドテレビに多く搭載された重低音専用スピーカー「バズーカウーハー」を特徴とした。また、リモコンのボタン1つで白黒の映像を鮮やかに映し出す「モノトーンモード」を搭載したモデルも存在した。ワイドテレビは「ワイドバズーカ」というブランドで販売していた。faceブランドが採用された後も、球面ブラウン管テレビのブランド名として採用されていた。
また、2画面対応型モデル「BAZOOKAダブルウィンドウ」もあった。これは16:9サイズの1画面と、4:3サイズの2画面をリモコンの設定によって選ぶことができるもので、異なるチャンネルの番組を2画面同時に見ることができるほか、スキャン機能を使うことによって、最大1画面に9チャンネル分まで違うチャンネルの番組を静止画(概ね5 - 10秒程度だが、停波している放送局はスキップするためその分前後する)で見ることができる機能もあった。モジネット対応モデルもあった。
イメージキャラクターとして発売当初は細野晴臣・森川由加里・浅井慎平が起用され、その後は田村正和(後に彼はソニー「スゴ録」のCMに出演し、その後はdynabookのCMに出演)や沢田研二を起用していた。また、「ワイドバズーカ」のイメージキャラクターには岸谷五朗を起用していた。
そして本ブランド以降、後述の型番法則が適用されるようになる。また、前述のとおり、「バズーカウーハー」は最終モデルの発売から20年の時を経て、「レグザ」の2017年モデルの一つであるBZ710Xシリーズで復活することとなり、2018年にはBM620Xシリーズが追加設定された。また、有機ELモデルでは2020年モデルのX9400シリーズの55V型以上に搭載されている。
CORE(コア)
1980年代序盤から中盤のいわゆる「ニューメディア」時代に、「AVシステムの核(コア)となるテレビ」という意味合いで名付けられた。1982年の初代シリーズは、東芝の大衆向けカラーテレビとしては初めて映像・音声のRCA端子(当時としてはかなり珍しい前面入力端子も備えていた)を採用し、ビデオデッキとのダイレクト接続はもちろん、オーディオ機器等とのシステムアップにも対応させる設計とした。
1983年から、ブラウン管を平面・直角に近付けた「FS(ファイン)」・「FS2000」、及び「FS L」シリーズも発売された。
同モデルのCMキャラクターには草刈正雄・薬師丸ひろ子・山海塾らを起用していた。
ときめき
1970年代末から1980年代前半にかけて、家具調の音声多重放送対応テレビに採用されていたブランドである。音声多重放送の開始にあわせて登場し、チャンネル部分を取り外してリモコンとして活用できるモデル「サーボビジョン」も存在した。ただし、映像・音声のRCA端子は末期(1983〜84発売)モデルのみ装備され他メーカーの音声多重対応テレビ同様ビデオはRF接続となるため音声はモノラルとなる機種が多かった。
「ときめき」の兄弟シリーズとして、両袖にスピーカを配しながらも横幅を狭めて、狭い部屋にもフィットさせるようにした「CHATEAULE」(シャトレ)シリーズも併売されていた。
当時のライバル機種は「クイントリックス」(パナソニック)、「キドカラー/ニュー・ポンパ」(日立製作所)、「ステレオトリニトロン」(ソニー)、「ステレオ純白カラー」(日本ビクター)など。
CMキャラクターには山村聰・榊原郁恵らを起用していた。
ユニカラー
カラーテレビ初期につけられていたブランドで、色の調整がつまみ1つでできることがブランド名の由来であった。
東芝のテレビには、BAZOOKAの頃から、後のface、そして現在のREGZAに至るまで型番にハイフンが存在しない。
東芝製テレビ(および東芝映像ソリューションを傘下に入れた後のハイセンスジャパン製テレビ)の型番は「インチ数字→シリーズ名を示すアルファベット→数字(→特徴を示すアルファベット。無いものもある)」で構成されている。この特徴は他社にはあまり無く、ハイセンスの東芝映像ソリューション買収前は他社ではLGエレクトロニクスの「INFINIA」「CINEMA 3D」で採用されている程度であった。
- 他社製テレビのブランド
- 他社製BDレコーダーのブランド
家電量販店・オンラインショップの実売データを集計した「BCNランキング」の2022年家電薄型テレビ全体(液晶テレビ+有機ELテレビ)のメーカー別販売台数。 この時、東芝の保有株式の約8割を中国の美的集団(マイディア・グループ)に譲渡。 自社ブランドアンテナを販売している国内大手電機メーカーは現在パナソニックのみとなっている(「VIERA」カタログに「Panasonic」ブランドアンテナを掲載)。 HDMI 1080p/60Hz、1440p/60Hz、4K/60Hz入力時で約10msec(約0.6フレーム)。
なお、HDMI CEC規格に従い、オーディオ機器1台・録画機器3台・再生機器3台までに制限される。
48V型はダイレクト6スピーカー・総合出力72Wの「レグザパワーオーディオXD」を搭載。77V型はスタンド部に大容量バスレフ型重低音バズーカユニットが2個内蔵されており、壁掛け設置及び壁寄せスタンド設置の際にスタンドを取り外して床などに設置し、付属のケーブルで接続して使用する。
クラウドとの連携機能は2020年6月16日のソフトウェア更新で対応。
LEは「ライトエディション」の意味。上位機種に搭載されている「ネット動画ビューティ/PRO」の違いとして動画配信サービス会社毎に用意する調整パラメータの有無となっている。
シングルチューナー録画となるため、録画中は録画している番組のみ視聴可能となる。地上・BS・110度CSデジタルの場合はC310X同様、「BSも地デジもトリプルチューナーW録」により2番組同時録画が可能。
48V型はX9400同様に「レグザパワーオーディオXD」を搭載。
ネット動画及びHDMI入力のみ対応。使用する場合、設定画面にて切り替えが必要。
ソフトウェアダウンロードによるバージョンアップにて2022年6月29日に対応。
1080p/60Hz・12bit、1440p/60Hz、4K/60Hz・12bit入力時の映像遅延時間は約9.2msec(この場合でもX9400Sの約17.5msecから低遅延化)。
うち、入力1/2がHDMI2.1をサポート。入力2のみeARC・ARCに対応。入力3/4はHDMI2.0をサポート。
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