2006年の日本競馬
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2006年の日本競馬(2006ねんのにほんけいば)では、2006年(平成18年)の日本競馬界についてまとめる。
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2005年の日本競馬 - 2006年の日本競馬 - 2007年の日本競馬
概要
2006年の中央競馬は前年の無敗でクラシック三冠制覇を達成したディープインパクトが中心となった。天皇賞・春、宝塚記念と連勝で飾り、満を持ってフランスの第85回凱旋門賞に挑戦するも、現地の薬物規定を違反したことが判明し、失格処分となった。帰国後のジャパンカップ、有馬記念と連勝し、有馬記念当日に引退式を行った。
クラシック路線では中心となったのはメイショウサムソン。今年も3冠達成かに思われたが、菊花賞で敗北し、2年連続のクラシック三冠は達成できなかった。
種牡馬を中心にみれば、日本の生産界を支えてきたサンデーサイレンスが2002年に死去し、クラシック最後の世代となったがクラシックは無冠に終わった。また同じく2002年に死去し、同様に2世代しか残すことができなかったエルコンドルパサー産駒としては、ソングオブウインドが菊花賞で勝利、アロンダイトがジャパンカップダートに勝利した。
ダート路線では、昨年席捲したカネヒキリがフェブラリーステークスには勝利するものの、ドバイ遠征後の帝王賞でアジュディミツオーの前に敗北、屈腱炎で休養に追い込まれた。秋になりブルーコンコルドがマイルのGIを連勝後、勢いに乗り2000mの東京大賞典も勝利を収めた。 障害競走ではオーストラリアのカラジが中山グランドジャンプの連覇を達成。
ばんえい競馬ではスーパーペガサスが前人未到のばんえい記念4連覇。 ダートでもタイムパラドックスが8歳にしてGIのJBCクラシックに勝利。 中央競馬でのサラブレッド最多出走記録を達成したハートランドヒリュが調教中に不慮の死を遂げるなど、高齢馬が話題を多く提供してくれた1年でもあった。
重賞競走の主な変更点
- オーシャンステークス、キーンランドカップの重賞昇格。
- ヴィクトリアマイル、阪神カップの設立。
- CBC賞、セントウルステークスのグレード変更。
できごと
1月~3月
4月~6月
7月~9月
10月~12月
- 10月1日 - 第85回凱旋門賞に中央競馬所属の競走馬ディープインパクトが出走し3位入線。
- 10月19日 - フランスの競馬統括機関フランスギャロが、凱旋門賞の競走後の検査でディープインパクトの体内から禁止薬物イプラトロピウムが検出されたことを発表。
- 11月7日 - 中央競馬所属のデルタブルースがメルボルンカップを優勝。
- 11月16日 - ディープインパクトの凱旋門賞での着順を3着から失格に変更。
- 12月2日 - 阪神競馬場の改修工事が終了し、芝外回りコースとダート2000mのコースが新設された。
- 12月24日 - ディープインパクトが第51回有馬記念を優勝し、競走馬として中央競馬史上最多タイGI7勝を達成。
競走成績
中央競馬・平地GI
- 第23回フェブラリーステークス(東京競馬場・2月19日)優勝 : カネヒキリ(騎手 : 武豊)
- 第36回高松宮記念(中京競馬場・3月26日)優勝 : オレハマッテルゼ(騎手 : 柴田善臣)
- 第66回桜花賞(阪神競馬場・4月9日)優勝 : キストゥヘヴン(騎手 : 安藤勝己)
- 第66回皐月賞(中山競馬場・4月16日)優勝 : メイショウサムソン(騎手 : 石橋守)
- 第133回天皇賞(春)(京都競馬場・4月30日) 優勝 :ディープインパクト(騎手 :武豊)
- 第11回NHKマイルカップ(東京競馬場・5月7日) 優勝 :ロジック(騎手 :武豊)
- 第1回ヴィクトリアマイル(東京競馬場・5月14日) 優勝 :ダンスインザムード(騎手 :北村宏司)
- 第67回優駿牝馬(オークス)(東京競馬場・5月21日) 優勝 :カワカミプリンセス(騎手 :本田優)
- 第73回東京優駿(日本ダービー)(東京競馬場・5月28日) 優勝 : メイショウサムソン(騎手 : 石橋守)
- 第56回安田記念(東京競馬場・6月4日) 優勝 : ブリッシュラック (騎手 :ブレット・プレブル)
- 第47回宝塚記念(京都競馬場・6月25日) 優勝 :ディープインパクト (騎手 :武豊)
- 第40回スプリンターズステークス(中山競馬場・10月1日)優勝 : テイクオーバーターゲット(騎手 : ジェイ・フォード)
- 第11回秋華賞(京都競馬場・10月15日) 優勝 :カワカミプリンセス(騎手 :本田優)
- 第67回菊花賞(京都競馬場・10月22日) 優勝 :ソングオブウインド(騎手 :武幸四郎)
- 第134回天皇賞(秋)(東京競馬場・10月29日) 優勝 :ダイワメジャー(騎手 :安藤勝己)
- 第31回エリザベス女王杯(京都競馬場・11月12日) 優勝 :フサイチパンドラ(騎手 :福永祐一)
- 第23回マイルチャンピオンシップ(京都競馬場・11月19日) 優勝 :ダイワメジャー(騎手 :安藤勝己)
- 第7回ジャパンカップダート(東京競馬場・11月25日)優勝:アロンダイト(騎手:後藤浩輝)
- 第26回ジャパンカップ(東京競馬場・11月26日)優勝:ディープインパクト(騎手:武豊)
- 第58回阪神ジュベナイルフィリーズ(阪神競馬場・12月3日)優勝:ウオッカ(騎手:四位洋文)
- 第58回朝日杯フューチュリティステークス(中山競馬場・12月10日)優勝:ドリームジャーニー(騎手:蛯名正義)
- 第51回有馬記念(中山競馬場・12月24日)優勝:ディープインパクト(騎手:武豊)
ダートグレード競走(地方競馬開催分)
- 第55回川崎記念(川崎競馬場・1月25日)優勝 : アジュディミツオー(騎手 : 内田博幸)
- 第18回かしわ記念(船橋競馬場・5月5日)優勝 : アジュディミツオー(騎手 : 内田博幸)
- 第29回帝王賞(大井競馬場・6月28日) 優勝 : アジュディミツオー(騎手 : 内田博幸)
- 第8回ジャパンダートダービー(大井競馬場・7月12日) 優勝 : フレンドシップ(騎手 : 内田博幸)
- 第21回ダービーグランプリ(盛岡競馬場・9月18日) 優勝 : マンオブパーサー(騎手 : 木幡初広)
- 第19回マイルチャンピオンシップ南部杯(盛岡競馬場・10月9日)優勝 : ブルーコンコルド(騎手 : 幸英明)
- 第6回JBCマイル(川崎競馬場・11月2日)優勝 : ブルーコンコルド(騎手 : 幸英明)
- 第6回JBCクラシック(川崎競馬場・11月3日)優勝 : タイムパラドックス(騎手 : 岩田康誠)
- 第57回全日本2歳優駿(川崎競馬場・12月20日)優勝:フリオーソ(騎手:内田博幸)
- 第52回東京大賞典(大井競馬場・12月29日)優勝:ブルーコンコルド(騎手:幸英明)
中央競馬・障害(JGI)
アングロアラブ
ばんえい
騎手招待競走
- 第5回佐々木竹見カップ ジョッキーズグランプリ(川崎競馬場・1月24日)優勝:酒井忍(川崎)
- スーパージョッキーズトライアル2006(盛岡競馬場・10月18日、園田競馬場・10月24日)優勝:濱口楠彦(笠松)
- 第20回ワールドスーパージョッキーズシリーズ(阪神競馬場・12月2日、12月3日)優勝:アンドレアス・スボリッチ(ドイツ)
表彰
JRA賞
ダートグレード競走最優秀馬
- ブルーコンコルド (牡6・JRA栗東)
NARグランプリ
リーディング
リーディングジョッキー
分類 | 騎手の氏名 | 勝利数 |
---|---|---|
中央競馬 | 武豊 | 178 |
地方競馬 | 内田博幸 | 463 |
ばんえい競走 | 藤野俊一 | 161 |
リーディングサイアー
リーディングブルードメアサイアー
誕生
要約
視点
この年に生まれた競走馬は2009年のクラシック世代となる。
競走馬
- 1月16日 - ナリタクリスタル
- 1月24日 - ヒカルアマランサス
- 1月27日 - ヴィーヴァヴォドカ
- 2月4日 - トーセンジョーダン
- 2月5日 - サンカルロ、リーチザクラウン
- 2月7日 - アイアンルック
- 2月8日 - ダノンカモン
- 2月10日 - スーニ
- 2月14日 - シルクフォーチュン、ストロングガルーダ、ラヴェリータ
- 2月19日 - ラヴズオンリーミー
- 2月22日 - アイアムカミノマゴ
- 2月24日 - イタリアンレッド
- 2月27日 - ゲットフルマークス
- 3月2日 - ゴールデンチケット
- 3月4日 - ブリッツェン
- 3月9日 - シェーンヴァルト、トランセンド
- 3月10日 - ジェルミナル
- 3月11日 - ロジユニヴァース
- 3月12日 - ハービンジャー
- 3月13日 - アプレザンレーヴ、セイクリムズン
- 3月14日 - ブエナビスタ、フミノイマージン、ワンダーアキュート
- 3月16日 - グランプリエンゼル
- 3月19日 - テスタマッタ
- 3月21日 - サニーサンデー
- 3月23日 - シリアスアティテュード、テイエムオーロラ
- 3月25日 - エーシンビートロン
- 3月28日 - ネコパンチ、ブロードストリート、ランフォルセ
- 3月31日 - エーシンモアオバー
- 4月1日 - フサイチセブン
- 4月3日 - フォゲッタブル、ワンカラット
- 4月4日 - デグラーティア
- 4月5日 - ナカヤマフェスタ
- 4月7日 - ダノンヨーヨー
- 4月11日 - ジョーカプチーノ
- 4月12日 - ケイアイドウソジン
- 4月13日 - アンライバルド、マルカフリート
- 4月14日 - ベストメンバー
- 4月16日 - シルクメビウス
- 4月17日 - グロリアスノア、ファイアーフロート、トシキャンディ
- 4月19日 - レッドディザイア
- 4月20日 - タッチミーノット、ティアップワイルド
- 4月24日 - アントニオバローズ
- 4月25日 - イナズマアマリリス
- 4月26日 - スリーロールス
- 4月27日 - アーリーロブスト、ケイアイガーベラ、ブレイクランアウト
- 4月29日 - イコピコ、セイクリッドバレー
- 4月30日 - セイウンワンダー、テイエムハリアー
- 5月4日 - ネフェルメモリー
- 5月9日 - エーシンクールディ
- 5月10日 - トウカイミステリー
- 5月12日 - バアゼルリバー
- 5月17日 - ナイキマドリード
- 5月20日 - ナムラタイタン
- 5月21日 - レッドスパーダ
- 5月22日 - フィフスペトル
- 5月26日 - ストロングリターン
- 6月2日 - ディアジーナ
- 9月10日 - マルペンサ
人物
死去
競走馬、繁殖馬
- 1月5日 - アローキャリー
- 1月30日 - ダイナコスモス
- 2月2日 - ギャロップダイナ
- 2月26日 - コスモサンビーム
- 3月22日 - ハートランドヒリュ
- 4月3日 - メジロマックイーン
- 4月29日 - ナミ
- 8月16日 - ベガ
- 8月19日 - ラインクラフト
- 12月6日 - ヒシアトラス
人物
引退
競走馬
- 1月4日 - アドマイヤグルーヴ
- 1月5日 - サンライズペガサス
- 1月6日 - タップダンスシチー
- 1月11日 - スティルインラブ
- 1月11日 - ヘヴンリーロマンス
- 1月12日 - オースミコスモ
- 1月18日 - アドマイヤマックス
- 2月8日 - ウインラディウス
- 3月3日 - オースミハルカ
- 3月15日 - ダイワエルシエーロ
- 4月19日 - シーザリオ
- 4月19日 - シックスセンス
- 4月19日 - スズカマンボ
- 8月25日 - ナリタセンチュリー
- 9月1日 - タガノマイバッハ
- 9月6日 - アドマイヤジャパン
- 9月14日 - リンカーン
- 9月29日 - イングランディーレ
- 10月1日 - ハルウララ
- 11月15日 - ダンツキッチョウ
- 11月18日 - ヤマニンシュクル
- 11月22日 - テレグノシス
- 11月30日 - ハーツクライ
- 12月2日 - タイムパラドックス
- 12月8日 - グラッブユアハート
- 12月21日 - ダンスインザムード
- 12月22日 - バランスオブゲーム
- 12月25日 - ディープインパクト
人物
- 2月28日 - 大久保正陽(JRA調教師)
- 2月28日 - 大塚栄三郎(JRA騎手)
- 2月28日 - 加藤修甫(JRA調教師)
- 2月28日 - 北橋修二(JRA調教師)
- 2月28日 - 古賀一隆(JRA調教師)
- 2月28日 - 清水久雄(JRA調教師)
- 2月28日 - 天間昭一(JRA騎手)
- 2月28日 - 中尾銑治(JRA調教師)
- 2月28日 - 成宮明光(JRA調教師)
- 2月28日 - 松田正弘(JRA調教師)
- 2月28日 - 松永幹夫(JRA騎手)
- 3月31日 - 三浦堅治(JRA騎手)
- 4月30日 - 安田康彦(JRA騎手)
- 5月31日 - 冨田一幸(JRA調教師)
- 12月17日 - 大西直宏(JRA騎手)
繁殖馬
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