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『快感♥フレーズ』(かいかんフレーズ)は、『少女コミック』(小学館)で連載されていた新條まゆの少女漫画。ノベライズ版やゲーム版もリリースされ、また『KAIKANフレーズ』の題名でテレビアニメ化もされた。2019年6月時点でコミックス累計発行部数は1000万部を突破している[1]。
快感♥フレーズ | |||
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ジャンル | 音楽、ラブコメディ | ||
漫画 | |||
作者 | 新條まゆ | ||
出版社 | 小学館 | ||
| |||
掲載誌 | 少女コミック | ||
レーベル | フラワーコミックス 少女館 | ||
発表号 | 1997年3号 - 2000年24月号 | ||
巻数 | 全17巻 (旧コミックス版、新装版) | ||
アニメ:KAIKANフレーズ | |||
監督 | ときたひろこ | ||
シリーズディレクター | 小出克彦(第1話 - 第11話) 吉田玲子・土屋理敬(第12話 - 第44話) | ||
キャラクターデザイン | 中山由美 | ||
音楽 | KEN・MORIOKA・A、沢田完、渡部チェル | ||
アニメーション制作 | スタジオ雲雀 | ||
製作 | テレビ東京、小学館プロダクション | ||
放送局 | テレビ東京系列 | ||
放送期間 | 1999年4月20日 - 2000年3月26日 | ||
話数 | 全44話 | ||
テンプレート - ノート | |||
プロジェクト | 漫画・アニメ | ||
ポータル | 漫画・アニメ |
アニメ版についての詳細は、後述の#アニメ版を参照。
国語が得意な女子高生・雪村愛音と、ロックバンド・ルシファー(後にリュシフェルと改名)のボーカリスト・大河内咲也の、あまりに危険で激しすぎる愛の日々をショービズ界のドロドロした内幕を絡めて描いたもの。当時の少女漫画としては激しい性描写も話題となった。
原作の漫画版はヒットしたものの、少女漫画での激しい性的描写に非難する声も多かった。新條いわく、過激な性的描写については、「編集部に勧められたが最初は抵抗があった。しかし描いてみたところ大変楽しかったので、それ以来誰に言われるでもなく必ず作品にエッチな内容を盛り込むようにした」とエッセイ漫画やインタビュー[2]で語っている。
2011年には、作者描き下ろしの新作が『快感♥フレーズ〜リインカーネーション〜』というタイトルで携帯コミックとして配信された[3]。また、同年11月には同作のドラマCDも発売された[4]。なお、このドラマCDにはアニメ版で愛音とΛucifer(リュシフェル)のメンバーを演じた声優(榎本温子、松風雅也、鈴村健一、三木眞一郎、千葉進歩、櫻井孝宏)がアニメ放映当時と同じ役で起用されている。
2013年6月からGREEでスマートフォン、フィーチャーフォン対応のノベル型ゲーム『快感♥フレーズ Next』が配信開始。こちらは原作より20年後の世界を描いており、Λuciferをはじめとする本編の主要キャラクターたちの子供たちが攻略対象となっている。また、その他にも愛音やΛuciferのメンバーなど本編に登場したキャラクターも登場する。
2019年10月からバンド育成と恋愛アドベンチャー要素が盛り込まれた、新作ゲームアプリ『快感♥フレーズ CLIMAX -NEXT GENERATION-』が配信された[5][6]。Λuciferや、Λuciferを始めとする本編の主要キャラクターの子供たちの他、新條の代表作である『ラブセレブ』、『覇王・愛人』の原作のキャラクターや、次世代のキャラクターも登場する。また、メインストーリーは全編フルボイスとなっており、原作の主人公である愛音とΛuciferのメンバーはテレビアニメ版と同じキャストが務める[5][7]。
国語が得意な事だけが取柄の女子高生・雪村愛音は、作詞オーディション応募用の作品[8]を無くして困っている最中に、謎の男性から楽屋パスを渡される。軽い気持ちで足を運んだ愛音は、そのコンサート会場・東京ドームのステージで驚くべき光景を目にする。なんと先程会った男性が、自分が書いた詞に曲をつけて歌っていたのだ。実は先程会った男性は、超人気ビジュアル系ロックバンド・Λuciferのボーカル・大河内咲也だった。彼は愛音の才能を見込み、彼女をΛucifer専属の作詞家にする事を決めるのであった。
Λuciferと雪村愛音の担当声優は、ドラマCD版 / テレビアニメ版 / ニンテンドーDS用ゲーム版の順。他のキャラクターの担当声優はテレビアニメ版のもの。
『KAIKANフレーズ』の題名でテレビ東京系列(TXN)ほかで放送された。全44話。テレビ東京系列局では1999年4月20日から2000年3月26日(25日深夜)まで放送。第18話までは火曜ゴールデンタイムに、第19話のみ本来の放送日である9月21日は『火曜ゴールデンワイド』が放送時間を30分拡大して放送していたため、9月23日(木曜)10:55 - 11:25(テレビ東京での放送時間)[18]に、第20話以降は日曜 0:20 - 0:50(土曜深夜、テレビ東京での放送時間)に放送されていた。
アニメ版は原作とは設定やストーリーが大きく異なっており、前半では原作の主人公である雪村愛音が全く登場しない(初登場は第19話)。また、原作で描かれていたような激しい性的描写は無い。
アニメ化と同時に、作中に登場するバンド・Λucifer(リュシフェル)を現実の世界でもデビューさせた。また、最初のオープニングテーマには当時人気絶頂だったロックバンド・GLAYの曲を採用した。
本作はVHSビデオソフト化されたことはあるが、DVD化はされていない(音楽版権が主な理由)。また、2009年1月からAT-Xの『アニメ女子部』枠で放送されたが、原作者である新條まゆにはその事は知らされておらずAT-X公式サイトを閲覧した際に初めて知ったとのこと[19]。
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 放送日 |
---|---|---|---|---|---|---|
1st GIG | ミスティ・ブルー | 吉田玲子 | 桂川古春 | 古川順康 | 清水博明 | 1999年
4月20日 |
2nd GIG | ジャム | 小出克彦 | 岡嶋国敏 | 下坂英男 | 4月27日 | |
3rd GIG | イントゥ・ザ・ウィンド | 吉田玲子 | 桂川吉春 | 山内富夫 | 渡辺伸弘 | 5月4日 |
4th GIG | タイムアップ | 小出克彦 | 鎮黙星 | 石堂宏之 | 中山由美 | 5月11日 |
5th GIG | デイ・バイ・デイ | 大関雅幸 | 坂元大二郎 | 5月18日 | ||
6th GIG | クレイドル | 菊地一仁 | 岡村力 | 岩井優器 | 5月25日 | |
7th GIG | フェアウェル・ライブ | 鈴木行 | 中山由美 飯野賢一 |
6月1日 | ||
8th GIG | ジ・エンド | 吉田玲子 | 岡嶋国敏 | 鈴木卓夫 | 工藤柾輝 野口木ノ実 |
6月15日 |
9th GIG | オン ザ ストリート | 小出克彦 | 菊地一仁 | 小高義規 | 渡辺伸弘 | 6月22日 |
10th GIG | ワン・フロム・ザ・ハート | 吉田玲子 | 大関雅幸 | 坂元大二郎 | 6月29日 | |
11th GIG | サム・デイ | 湖山禎崇 | 山口美浩 | 清水博明 | 7月13日 | |
12th GIG | ステップ・ワン | 鈴木行 | 石堂宏之 | 中山由美 | 7月20日 | |
13th GIG | レイニー・エクスプレス | 土屋理敬 | 藤本義孝 | 鈴木卓夫 | 野口木ノ実 | 7月27日 |
14th GIG | グラン・プリ | 吉田玲子 | 湊屋夢吉 | 山内富夫 | 渡辺伸弘 | 8月3日 |
15th GIG | マジカル・ミステリー・ツアー | 菊地一仁 | 日色如夏 | 清山滋崇 | 8月10日 | |
16th GIG | ライバル | 土屋理敬 | 鎮黙星 | 山口美浩 | 清水博明 | 8月17日 |
17th GIG | オオサカ・ラプソディー | 吉田玲子 | 鈴木行 | 佐田和宏 | 8月31日 | |
18th GIG | カミング・ホーム | 土屋理敬 | 港屋夢吉 | 山内富夫 | 渡辺伸弘 | 9月14日 |
19th GIG | デビュー | 吉田玲子 | 鈴木卓夫 | 野口木ノ実 | 9月23日 | |
20th GIG | ヒストリー | 土屋理敬 | 斎藤次郎 | 中山由美 | 10月3日 | |
21st GIG | ヒットチャート | 日色如夏 | 清山滋崇 | 10月10日 | ||
22nd GIG | ソング・ライター | 吉田玲子 | 古川政美 | 清水博明 | 10月17日 | |
23rd GIG | イェスタデイ | 土屋理敬 | 石堂宏之 | 中山由美 | 10月24日 | |
24th GIG | ロング・グッドバイ | 吉田玲子 | 山口美浩 | 渡辺伸弘 | 10月31日 | |
25th GIG | ジュニア | 土屋理敬 | 鈴木卓夫 | 野口木ノ実 | 11月7日 | |
26th GIG | ノック・アウト | 吉田玲子 | 日色如夏 | 安田好孝 | 11月14日 | |
27th GIG | シンパシー | 上代務 | 古川政美 | 清水博明 | 11月21日 | |
28th GIG | スキャンダル | 土屋理敬 | 鈴木行 | 飯野堅一 佐田和弘 |
11月28日 | |
29th GIG | ディスティニー | 上代務 | 中西伸彰 | 渡辺伸弘 | 12月5日 | |
30th GIG | アンプラグド | 土屋理敬 | 日色如夏 | 安田好孝 | 12月12日 | |
31st GIG | リ・ボーン | 上代務 | 古川政美 | 清水博明 | 12月19日 | |
32nd GIG | ルーザー | 土屋理敬 | 石堂宏之 | 森下真澄 | 12月26日 | |
33rd GIG | アフター・デイズ | 藤本義孝 | 関口雅治 | 1月9日 | ||
34th GIG | アクトレス | 上代務 | 中西伸彰 | 渡辺伸弘 | 1月16日 | |
35th GIG | ファムファタール | 日色如夏 | 安田好孝 | 1月23日 | ||
36th GIG | ファイナルアクト | 古川順康 | 佐土原武之 | 清水博明 | 1月30日 | |
37th GIG | トップランナー | 土屋理敬 | 鈴木行 | 森下真澄 | 2月6日 | |
38th GIG | ミステイク | 上代務 | 田熊純 | 浅川智裕 | 田中穣 | 2月13日 |
39th GIG | ペインフル・チョイス | 土屋理敬 | 中西伸彰 | 渡辺伸弘 | 2月20日 | |
40th GIG | エモーション | 上代務 | 日色如夏 | 安田好孝 | 2月27日 | |
41st GIG | ネバー・ダイ | 土屋理敬 | 古川順康 | 浅川智裕 | 清水博明 | 3月5日 |
42nd GIG | セパレート・イブ | 石堂宏之 | 森下真澄 | 3月12日 | ||
43rd GIG | ラブメロディー | 古川順康 | 日色如夏 | 安田好孝 清水博明 |
3月19日 | |
44th GIG | フライ・アウェイ | 中西伸彰 | 渡辺伸弘 | 3月26日 |
テレビ東京系列以外の遅れネット局は特記なき場合1999年9月時点でのネット局を記載する[21]。
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