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中京広域圏のJRN系列ラジオ局 ウィキペディアから
株式会社CBCラジオ(シービーシーラジオ、CBC RADIO Co., Ltd.)は、中部日本放送(CBC)のラジオ放送部門で、中京広域圏(東海3県)を放送対象地域とする中波放送(AM放送)事業を行っている特定地上基幹放送事業者である。JRNフルネット局。
ラジオ番組・中継内での各種情報(終了した番組・中継を含みます)は、CDなどでの販売や公式なアーカイブなど常に参照可能な状態のネット配信、または信頼できる紙媒体またはウェブ媒体が紹介するまで、出典として用いないで下さい。 |
CBCラジオ本社(中部日本放送会館内) | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
略称 | CBC |
本社所在地 |
日本 〒460-8405[1][注 1] 愛知県名古屋市中区新栄 1丁目2番8号[1] |
設立 |
1992年1月16日[1] (株式会社シービーシーヴィジョン) |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 8180001036670 |
事業内容 |
放送法による一般放送事業(ラジオ) [1] |
代表者 | 代表取締役社長 寺井幸嗣[1] |
資本金 |
2000万円(2021年3月31日現在) [2] |
売上高 | 22億0738万1311円(2023年3月期)[3] |
営業利益 | 5452万4888円(2023年3月期)[3] |
経常利益 | 5695万6382円(2023年3月期)[3] |
純利益 |
2508万円0745円 (2023年3月31日現在)[3] |
純資産 |
13億8474万9545円 (2023年3月31日現在)[3] |
総資産 |
16億8322万7551円 (2023年3月31日現在)[3] |
従業員数 | 96名(2020年6月現在)[1] |
主要株主 | 中部日本放送株式会社 100% |
関係する人物 |
大石幼一(名誉会長) 林尚樹(取締役副会長) |
外部リンク | https://hicbc.com/radio/ |
特記事項:2011年9月1日、株式会社テクノビジョンから現商号に変更。当初はラジオ局の運営業務を受託し、2013年4月1日付で放送免許を中部日本放送から承継。 |
コールサインはJOAR。
1951年(昭和26年)9月1日午前6時30分、日本初の民間放送局として中部日本放送(CBC)でラジオ放送(本放送)を開始[注 2]。1956年(昭和31年)12月1日にテレビ放送が開始され、ラテ兼営局となった後は、ラジオ局部門の通称として「CBCラジオ」の名が使われている。
2011年(平成23年)9月1日に株式会社テクノビジョン(CBCの子会社。#沿革も参照)を「株式会社CBCラジオ」へ社名変更し、CBCからラジオ局運営の受託を開始。2013年(平成25年)4月1日付でCBCからラジオ放送局免許を承継[5][6]。CBC本体から独立(分社化)し[7]、同時に日本民間放送連盟(民放連)へ加入した。
本社はCBC放送センター内に置いており、CBCの略称は本社・当社・テレビで共用している。
放送局としての沿革は中部日本放送#沿革を参照。ここでは現行運営会社の株式会社CBCラジオの沿革を記載する。
基本的にはCBCテレビのキャッチフレーズと同じだったが、1985年春改変で、CBCテレビのキャッチフレーズと併用する形でCBCラジオ単体でのキャッチフレーズが誕生し、2008年秋改編(2008年9月29日)以降は、テレビとは違ったキャッチフレーズを使用している。以前のものはCBCテレビの歴代キャッチフレーズ参照。
AM放送 | ||||
---|---|---|---|---|
親局 | コールサイン | 周波数 | 空中線電力 | 備考 |
名古屋[21] | JOAR | 1053kHz | 50kW[注 3] | 送信所:三重県桑名市長島町松蔭 |
中継局 | コールサイン | 周波数 | 空中線電力 | 備考 |
豊橋 | JOAE(廃止) | 1485kHz | 100W | |
高山 | JOAO(廃止) | 1557kHz | ||
神岡 | 1062kHz | |||
尾鷲 | JOAW(廃止)[注 4] | 801kHz | ||
中津川[注 5] | JORO(廃止)[注 6] | 1557kHz | ||
下呂 | 1062kHz | |||
上野(伊賀) | 1485kHz | |||
熊野 | 720kHz | |||
新城 | 1557kHz | |||
FM放送 | ||||
三国山FM | 93.7MHz | 7kW | 2015年5月13日予備免許交付[22]、 10月1日 9:00(JST)から本放送開始[10][23][注 7]。 | |
豊橋FM | 91.8MHz | 50W | 2024年1月9日予備免許交付[18]。 |
北朝鮮の地下放送「救国の声」が、1978年12月20日、それまでの1135kHzを1053kHzに変更、1,500kWの大出力(CBCラジオは50kW)で放送され、夜間は電離層の影響も加わり混信が発生し、特にエリア外リスナーから「エリア外でCBCラジオを聴くことは不可能だ。周波数を変えて欲しい」などとの不満の声が上がっていたこともあった[24]。放送エリア内の対策として、1998年7月に岐阜中継局を岐阜県羽島郡川島町北山町(現在の各務原市川島北山町)に設置し、639kHz・出力500Wで放送を開始したが、救国の声は2003年8月1日で中止された(施設は「朝鮮中央放送」が流用し使用している)。後に岐阜中継局は「2015年10月1日に三国山FM補完中継局の開設で岐阜市周辺のほぼ全域でFM波での受信が可能になった」[13]として、2018年10月31日23時59分50秒をもって停波・閉局した。
AM放送は愛知県・岐阜県・三重県・滋賀県・大阪府のほぼ全域、福井県・奈良県のほぼ全域、および、静岡県・長野県・石川県・京都府・和歌山県・兵庫県の一部で聴取可能。また、夜間は電離層のうちD層が消滅しE・F層のみになるので、ほぼ全国で聴取可能[4]。
FM放送は愛知県の全域、岐阜県美濃・三重県北部で聴取可能。
2005年冬期はライバルの東海ラジオ・NHKラジオ第1との同率に甘んじたが、その後は東海3県(愛知・岐阜・三重)全ラジオ局の中で常に全放送時間帯単独首位を独走し続けている。なお連続総合首位となると、ラジオの番組で発表され、ラジオCMまで放送される。
レーティング期間になると「CBCラジノミクス(2013年6月期。以前は別名称)」と題し、各番組から様々な豪華プレゼント等が用意される。
自社では数字を公表していないが、他社発表のデータによると、2020年12月現在12歳から69歳までの聴取率は2位となっている[25]。
CBC放送センター完成前の1998年10月までは、1993年までのテレビと同じ、「今様」が使われた[注 10]。CBC放送センター完成後及び岐阜中継局開局を機に、映画『トゥルー・ロマンス』からの一曲『You're So Cool』にBGMを変更し、その後2013年3月までは映画『フォレスト・ガンプ/一期一会』のテーマを使用していた[注 11]。2013年4月の変更を経て、2021年6月現在はCBCテレビと同様、ヴァイオリニスト・高橋誠(たかはし せい)演奏によるBGMを使用している。また、オープニングでは、緊急警報放送の試験放送も内包している。
かつてのオープニング・クロージングでは、周波数紹介のときに親局は「本社」、中継局は1つずつ「CBCラジオ(免許継承前は『中部日本放送』)○○(地名)放送局」と表現していた。因みにエリアが同じ東海ラジオ放送も同様に、中継局は「東海ラジオ放送○○放送局」と案内する。しかし、こちらは同じ周波数の局はまとめて紹介している(この関係で周波数の低い順に紹介する)。また親局は「名古屋から」と表現している。また、中継局は開局順に紹介しているので、最初が豊橋、最後が新城になる[注 12]。
2015年10月よりFM補完放送の開始に伴い、アナウンスメントが一部改められた。親局は単に「CBCラジオ」と表現し、「本社」とは言わなくなった。続いて三国山FM補完局の周波数、その後に豊橋から新城まで順に中継局を紹介する形となった。
ラジオ時報CMは長らくスジャータ提供(本社は名古屋市にある)だったが、2013年(平成25年)1月1日(2012年(平成24年)12月31日深夜)4時放送分をもって終了した。その後、同日5時放送分から2016年(平成28年)3月31日放送分まで、同社と同じ名古屋市と縁が深いユニーグループ(ユニー、サークルKサンクス)[26] 提供の時報が放送されていた[注 13]。その他にユニー時報CMを流していた局はHBCラジオ・東北放送・文化放送・MBSラジオ・RKBラジオの5局である。これらの局は2014年(平成26年)3月まででユニーが時報スポンサーを撤退したため、2014年(平成26年)4月から2016年(平成28年)3月までのユニー時報CMは、地元局にあたるCBCのみのローカル放送であった。
2016年(平成28年)4月1日からは各時刻ごとにスポンサーが付く形式を採っている[注 14]。一部の時間帯はスポンサーが無く、ジングルと「FM 93.7MHz・AM 1053kHz、CBCラジオが○時をお知らせします」のアナウンスが流れる。
radikoで聞いた場合、時報音は放送されず、地上波では時報音が放送されている部分は無音となっている[注 15]。
日本で初めて時報にスポンサーを付けた局でもある。
兄弟会社のCBCテレビから番組単位で出向してきており、自社では雇用していない。同じくラテ兼営からラジオ部門を分割して設立したTBSラジオ(JRN系列。兄弟会社・TBSテレビからの出向)・STVラジオ(NRN系列。親会社・札幌テレビ放送からの出向)・朝日放送ラジオ(JRN・NRN系列。兄弟会社・朝日放送テレビからの出向)・MBSラジオ(JRN・NRN系列。MBSテレビ部門が残る兄弟会社・毎日放送からの出向)と同様の体制で事実上のラテ兼営局共通の特徴でもある。
後述するレインボーカーのドライバーも兼務して番組内での生中継レポートや、様々な番組に出演する女性レポーターである。1980年から2024年3月まではレポートドライバー(略称「レポドラ」)の名称であったが、2024年度からレポートキャストに名称変更した[27][28]。
レポートドライバーは2023年4月加入の38期で終了。レポートキャストは2024年4月から加入したメンバーが1期生となる。
1980年に新たなラジオカーの「レインボーカー」の導入と同時に登場。最初に採用された(1期)のは7名[31]。
いわゆるラジオカーで、上述の「レポートキャスト」の足として、東海三県を走り回る。名称は公募で命名されたものであるが、社歌のタイトルが『東海の虹』であったこと、ラジオのサテライトスタジオが「レインボースタジオ」という名称になるなどしていたことも、この名がついた背景にあると言える。ナンバーは周波数にちなみ1053に統一されている。
2010年まで共催していた名古屋シティマラソンの際には広報車両として使用されていた。
ベース車は地元に本社を置くトヨタ自動車製が多い。
など
1951年9月1日の中部日本放送ラジオ番組は、以下のような内容で行われていた[37]。放送劇には中部日本放送放送劇団(劇団CBC)が出演、当時の同劇団には大村一平、柳有、今泉洋、井川則子、中村嘉奈子、栗谷俊男ら第1期生が在籍した[38]。
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