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中日新聞東京本社が発行するスポーツ新聞 ウィキペディアから
東京中日スポーツ(とうきょうちゅうにちスポーツ、略称:トーチュウ)は、中日新聞東京本社が関東地方の全域と静岡県(西部を除く)に向けて発行するスポーツ新聞で、東海・北陸地方で発行する中日スポーツの関東版である。2025年2月以降は電子版のみで提供。
1942年(昭和17年)に戦時統制で発足した中部日本新聞社は当初、東京の拠点として東京市京橋区銀座に東京総局を設けた。
1955年に本格進出を企図して千代田区内幸町の日本ゴム東京営業所跡地に、最新鋭の輪転印刷機を備えた東京支社(現・東京本社)社屋を建設[注釈 1]し、1956年2月23日に「東京中日新聞」として創刊する。"日本一美しい新聞"として連日カラー写真付きの記事を1面で掲載し、"カラーの東中"と愛称された。題字は「中日スポーツ」に酷似していた。「家庭で安心して読める健全な特殊紙」をキャッチコピーに、スポーツ・芸能・一般ニュースを扱う大衆紙で、カラー写真コンテストや、総額150万円の「三冠王クイズ」や「トリオ・クイズ」など読者参加の記事が充実していた。
中日新聞は1967年10月に旧・東京新聞社から東京新聞の編集・印刷を承継すると、東京新聞の姉妹紙としてスポーツ紙へ転換し、1970年3月1日に題号を「東京中日スポーツ」に改題して現在に至る。
2025年1月31日付をもって、紙での印刷・発行を休止(終了)し、翌2月1日より電子版に全面移行することが2024年11月5日付の一面社告にて発表された[2] 。印刷・配送に関するコストの高騰や本紙および中日スポーツのウェブサイトの利用の増加[2]、また休刊を最初に報じた『週刊新潮』2024年8月29日発売号掲載記事によれば、印刷していた埼玉の工場の閉鎖や売上部数が数万部にまで落ち込んだ事も要因としている[3]。今後は電子版の内容を刷新しつつ値下げ(現行3150円→2025年2月以後1980円。但し中日スポーツを宅配できる地域(東海3県、静岡県の東部を除く地域、新潟県を除く北信越、滋賀県)は利用不可)して提供するとともに、紙媒体での購読を希望する読者へは中日スポーツの郵送で対応する事にしている。
中日新聞東京本社が発行することから、関東圏で唯一、1面記事を通常中日ドラゴンズ記事で構成する。テレビ情報番組の新聞紙面紹介コーナーで、1面が読売ジャイアンツ記事のスポーツ報知、東京本部版1面は阪神タイガース記事のデイリースポーツと並び1面記事の違いが取り上げられることがある。欧米開催のF1グランプリ (F1) の結果を伝える火曜日はF1が優先され、2010年代以降は中日が負けた翌日は他競技記事を一面に掲載する場合が多い。
連載漫画『おれたちゃドラゴンズ』は、紙面刷新に伴い2008年3月21日付から掲載を開始した。1998年から2008年までは独自の連載漫画「あっぱれ竜党計画」が平日はなかむら治彦、週末はたかみね駆の作画で連載された。
他紙と差別化してモータースポーツを早くから大きく取り上げている。F1グランプリブーム以前から同紙の大きな特長として、『F1 EXPRESS』のコーナータイトルでモータースポーツファンに親しまれる。2008年から、トーチュウ編集で中スポにも掲載され現在の『MOTOR EXPRESS』に改題した。2010年は近藤真彦、堂本光一、長野博の3人が交代でモータースポーツの連載コラムを担当している[注釈 3]。
F1日本グランプリや鈴鹿8耐など、鈴鹿サーキットで大規模なイベントが開催される際は、本来は中スポの販売エリアである三重県鈴鹿市内へ本紙を運び、サーキット内の売店や周辺のコンビニで特別販売する。
東京都調布市の味の素スタジアムを本拠地とするサッカーJリーグFC東京関連の記事を取り上げる「365日FC東京」のコーナーを常設し、有料携帯サイト「365日FC東京モバイル」を運営している。
2012年からデイリースポーツに代わってプロボクシングの協栄新宿ジム(旧・協栄ジム)興行『ガッツファイティング』を後援した。
ほかに「首都スポ(首都圏スポーツ)」と題して、管轄エリア管内の少年少女スポーツなども定期的に取り上げたが、現在は不定期扱いである。東京新聞と共催のスポーツイベントで、東京新聞の「みんなのスポーツ」と連動した記事を載せ、東京新聞のキャラクター「かわうそくん」(作:吉田戦車)も首都スポ面の記事に登場する。
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東京都千代田区内幸町二丁目1番4号
中日新聞系であるため中日スポーツの評論家を兼務するが、便宜上東京本社と名古屋本部に分けて記載する。
連載コラム「セブンデイズ」は中日スポーツと同一である。中日スポーツ#セブンデイズで詳述。
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