佐久平駅
長野県佐久市佐久平駅東にある東日本旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
長野県佐久市佐久平駅東にある東日本旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
佐久平駅(さくだいらえき)は、長野県佐久市佐久平駅東にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅である。
佐久平駅 | |
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蓼科口(2021年10月) | |
さくだいら Sakudaira | |
所在地 | 長野県佐久市佐久平駅東1-1 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
電報略号 | サク |
駅構造 |
地上駅(橋上駅)(新幹線) 高架駅(在来線) |
ホーム |
|
乗車人員 -統計年度- |
(新幹線)-2023年- 2,702人/日(降車客含まず) (合計)-2023年- 3,144人/日(降車客含まず) |
開業年月日 | 1997年(平成9年)10月1日[1] |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ■北陸新幹線 |
キロ程 |
59.4 km(高崎起点) 東京から164.4 km |
所属路線 | ■小海線 |
キロ程 | 71.5 km(小淵沢起点) |
備考 |
当駅設置に当たっては、佐久市と小諸市の間で、駅名についての論争が発生し[10]、佐久市側が「佐久駅」[2]を、小諸市側が「小諸佐久駅」[2]または「佐久小諸駅」[2]を、それぞれ主張し譲らなかった。
最終的に当時の長野県知事・吉村午良に調停を依頼し、「佐久平」という名称とすることで1996年(平成8年)11月26日に決着した[10]。「佐久平」は小諸市を含む佐久盆地一帯を指し、かつ県歌『信濃の国』に登場するなど親しまれている名称であったことから、両市共に受諾した。
その後、佐久市と小諸市は2011年(平成23年)に供用開始された佐久小諸JCTの名称検討の際にも対立している。
新幹線は当駅前後のトンネルと道路との間の土被りの関係から縦曲線及び勾配の基準を考慮して、当駅は地平に設置することが最も合理的と判断されたため、当駅の開業に際して、地上にあった小海線の線路を高架に持ち上げ、地平の新幹線ホームの上に在来線高架ホームを設置している[2][11]。当初の計画では小海線の駅は開設しない計画であったため、請願駅としてホーム建設費を地元自治体で負担した[11]。
新幹線ホーム上に橋上駅舎を有する。駅舎には、近くの旧中込学校をモチーフに重厚感ある白壁やステンドグラス風のガラスが使用されている他[2]、周囲の山並みを表現するとして三角屋根が取付けられている。出入り口は2ヶ所あり、南口は蓼科口、北口は浅間口と呼ばれる。蓼科口と浅間口との間は自由通路で結ばれている。駅舎の蓼科口側には佐久市の施設「プラザ佐久」が併設され[12]、施設内には、からくり時計、土産品店、レストラン、観光案内所、コミュニティ放送の「エフエム佐久平」などがある[13]。
乗車券・新幹線特急券・当駅への入場券等はみどりの窓口、指定席券売機、みどりの窓口横のタッチパネル式自動券売機で購入することが出来る。小海線や、しなの鉄道乗り継ぎの乗車券は、みどりの窓口の他小海線のりば寄りのタッチパネル式自動券売機でも購入することが可能。
また、駅前には佐久市出身の漫画家・武論尊[12]の代表作『北斗の拳』のケンシロウなどのキャラクターが描かれたマンホールの蓋が2019年から設置されている[14][15][16]。
相対式ホーム (310m) 2面2線[17]を有する地上駅である[13]。待避線が無いため開業当初から可動式安全柵(ホームドア)が設置されている[注釈 1]。この可動式安全柵は設置当初は8両編成分だったが、のちに12両編成分に拡張された。駅の東側(高崎方)には保守用車(確認車)用の留置線(2線)と専用の片渡り線がある。
小諸方面に向かって右側(駅舎側)にある単式ホーム1面1線を有する高架駅[2][11]。線路とホームは、北陸新幹線ホームの上田寄りの真上にある。ホームには待合室がないため、ホームと通路はドアで締切るようになっている。また、新幹線と小海線の改札口は別で、自由通路から長い通路を通ることとなり、新幹線は自動改札機であるのに対し、小海線は改札が無く無人駅扱いである[11]。但し、日中は列車到着時に駅員(または車掌)が集札をすることが多い。乗換改札口がないため、新幹線と小海線の乗換の際は、一旦改札口から出ることになるが[2]、途中下車不可のきっぷであっても特例で改札口から出ることが可能[注釈 2]。
(出典:JR東日本:駅構内図)
JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は3,144人である[利用客数 1]。また、新幹線の1日平均乗車人員は2,702人である[新幹線 1]。
2000年度(平成12年度)以降の推移は以下の通り。
1日平均乗車人員推移 | ||
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年度 | 計 | 新幹線 |
2000年(平成12年) | 2,309[利用客数 2] | |
2001年(平成13年) | 2,463[利用客数 3] | |
2002年(平成14年) | 2,597[利用客数 4] | |
2003年(平成15年) | 2,676[利用客数 5] | |
2004年(平成16年) | 2,708[利用客数 6] | |
2005年(平成17年) | 2,698[利用客数 7] | |
2006年(平成18年) | 2,769[利用客数 8] | |
2007年(平成19年) | 2,815[利用客数 9] | |
2008年(平成20年) | 2,827[利用客数 10] | |
2009年(平成21年) | 2,661[利用客数 11] | |
2010年(平成22年) | 2,664[利用客数 12] | |
2011年(平成23年) | 2,682[利用客数 13] | |
2012年(平成24年) | 2,770[利用客数 14] | 2,454[新幹線 2] |
2013年(平成25年) | 2,843[利用客数 15] | 2,498[新幹線 3] |
2014年(平成26年) | 2,832[利用客数 16] | 2,458[新幹線 4] |
2015年(平成27年) | 2,937[利用客数 17] | 2,530[新幹線 5] |
2016年(平成28年) | 3,006[利用客数 18] | 2,552[新幹線 6] |
2017年(平成29年) | 3,042[利用客数 19] | 2,603[新幹線 7] |
2018年(平成30年) | 3,113[利用客数 20] | 2,674[新幹線 8] |
2019年(令和元年) | 3,086[利用客数 21] | 2,691[新幹線 9][19] |
2020年(令和 | 2年)1,814[利用客数 22] | 1,543[新幹線 10] |
2021年(令和 | 3年)2,105[利用客数 23] | 1,777[新幹線 11] |
2022年(令和 | 4年)2,641[利用客数 24] | 2,270[新幹線 12] |
2023年(令和 | 5年)3,144[利用客数 1] | 2,702[新幹線 1] |
パークアンドライド用の大型駐車場が存在する。当駅の西側では中部横断自動車道が新幹線をくぐる形で交差している(車高制限あり)。駅開業当初、周辺には商店や住居などがほとんどなかったが、開業後はマンションや商業施設の建設が相次いでいる[20]。また、首都圏への新幹線通勤で当駅を利用するサラリーマンもおり[20]、佐久市は移住促進策として、市内在住者で新幹線での通勤者を対象に年間最大30万円の補助を実施している(支給期間は期限あり)[21][22]。
佐久平駅には、JRバス関東、千曲バスの高速バス、路線バスが乗り入れている。
ひしや弁当店による駅弁の販売は2006年ごろまでに終了している。
主な駅弁として下記を販売していた[25]。
※臨時快速「HIGH RAIL 1375」の隣の停車駅については、列車記事を参照のこと。
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