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日本の俳優 ウィキペディアから
清水 章吾(しみず しょうご、1943年2月15日[1][2] - )は、日本の俳優。旧芸名:花木 章吾。
東京都[3][2]港区出身[4]。渋谷区出身[5]。日本大学鶴ヶ丘高等学校卒業、日本大学農獣医学部中退[4]。平田崑プロモーション[1]を経て、オフィスPSCに所属していた。
父親は古美術商[4]。15歳で児童劇団「劇団こじか」入り[4](当時は非常に引っ込み思案な赤面症の気弱な少年で、舞台に立っても、台詞が言えない・袖に逃げ込みそうになることは日常茶飯事だったという[4])。本人は雑誌等のインタビューで、「児童劇団入りしたのは、弱すぎる己を鍛えたかったため」と公言している[4]。
大学入学と共に花柳章太郎に入門[4]。師・章太郎の死去後間も無くして花柳流を離脱(1963年に父が亡くなり、経済的に花柳流の元に居ることが出来なくなったために離脱したという話もある)[4]。その後喫茶店のボーイ、ホストクラブのホストも務める[4]。
1970年頃から脇役として出演するようになる。
1973年、ピアノの弾き語りで東京都内のクラブで唄っていると音楽プロデューサーの土持城夫(ハチのムサシは死んだのさ編曲)氏に『歌をやらないか?』とスカウトされる。が同年、ダメ元で受けたNHKのオーディションに合格。NHKにアルバムを出しても良いか問うと、NHKの放送が終わってからにしてくれと言われ、歌の方は後回しになる。
のちにトリオレコードから発売されたアルバムに関わりあった作家は、千家和也(敬称略)荒木とよひさ、阿久悠、井上忠夫、浜圭介、石津善之、沖田弘史、小杉仁三、高田弘、神保正明 名のある方々ばかり。
NHKのドラマとは、2人の兄妹の成長を軸に家族のあり方や心の葛藤を描いたNHK連続テレビ小説『北の家族』。準主役であるヒロイン志津の兄・和夫を演じて一躍知名度を上げる[6] [7]。1973年〜1974年の平均視聴率は46.1%、最高視聴率は51.8%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)[8]と番組がヒットした立役者として、この年のNHK貢献度NO1との記事が掲載されたほど[9]、高い人気を得た[10][11]。
その後も『白い巨塔』の金井助教授など、端整なマスクの知的な二枚目俳優として活躍する一方、『噂の刑事トミーとマツ』などではキザで軽妙な三枚目キャラクターも演じるなど、数々のドラマで活躍する。
2002年、アイフルのCMでチワワのくぅ〜ちゃんと共演したことがきっかけでにブレイクする。エステティックTBCのCMでは、ナオミ・キャンベルと共演した[12]。仕事が増える一方で契約上、フチなしの眼鏡をかける役ができず、消費者金融のスポンサー番組にもNGがかかったことで、サスペンスドラマへの出演が減るなどマイナス面もあったという[12]。
2006年秋に所属事務所から独立した後、家族が会社(株式会社アトリエ・ハルマン)[注釈 1]を設立。会社の代表取締役は洋画家の妻、清水ハルマンである。2013年6月よりオフィスPSCに所属。
2010年には脳梗塞となり保険会社のCMや舞台を降板するなど、ストレスでうつ状態となり1度目の自殺未遂[12]。
2019年に離婚。週刊誌でDV疑惑が報じられると、睡眠薬による自殺未遂で入院。2021年時点では生活保護を受けつつ、俳優業をしていることをインタビューで答えている[12][13]。
2022年12月に演歌歌手・水沢巡美と再婚したい気持ちを発表した[14]。
娘の清水響美は1999年度帝人キャンペーンガール。長女(ハルマンの実子で再婚時に養女となった)の桑原絹は画家。
旧芸名として、一部で「花柳章吾」が表記されているが、これは間違いである(花柳の名前は新派の上位でなければ名乗れない)。しかし、師である花柳章太郎は、清水を厳しく修行させながらも大変気に入り、その縁で、自らの芸名の中から3文字(『花』・柳のへんの『木』・章太郎の『章』)を清水に名乗らせることを許したという。このおかげで、当時の新派の若手メンバーとしては格段の出世をしたため、いろいろと大変な目にも遭った。
埼玉県本庄市(児玉地区)在住[15]。数多くの犬や猫と暮らす。転居前は所沢市、熊谷市に在住。
特技はピアノ[1]即興演奏[2]、トランペット[2]、水彩画[2]。趣味はガーデニング[2]、パソコン[2]、ジャズ、クラシック鑑賞[2]、映画鑑賞[2]。
歌手の美川憲一とは、美川の芸能界デビュー直前からの知り合いだという(1997年4月放送「ライオンのごきげんよう」清水、七瀬なつみ、美川ゲスト回より)。
※トリオレコードからリリースされた「旅路/わかれ道まで」は、配信限定アルバム「THE SINGLES TRIO RECORDS GUIDE 1972〜1973」に収録されている。
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