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有料コンテンツに料金を支払って視聴するシステム ウィキペディアから
ペイ・パー・ビュー(英語: pay-per-view、略称:PPV)は、有料コンテンツに料金を支払って視聴するシステム。
放送では、主にケーブルテレビや衛星放送、インターネットで利用されており、視聴者は1番組ごとに視聴料金を支払い、テレビやスマートフォン及びタブレット、パソコン等で番組を視聴する。
放送される番組は、スポーツ、映画、音楽、アニメ、ポルノなど多岐に渡る。
類似する課金方法として、1日単位で課金するペイ・パー・デイ(Pay Per Day, PPD)や、一連の番組群をセットにしたペイ・パー・シリーズ(Pay Per Series, PPS)がある。
アメリカ合衆国ではペイ・パー・ビューが総合格闘技、ボクシング、プロレス、コンサート、映画等の放送で利用されているが、近年ではUFCやボクシングなどの格闘技イベントがペイ・パー・ビュー全体総売上げの大半を占めている。1番組の視聴料金は視聴コンテンツによって差が大きく約5ドルから約80ドルである。
アメリカで最初にペイ・パー・ビューが誕生したのは1951年に電話線を使用したシステムであったが、テスト放送を行っただけで本放送の許可を得ることは出来なかった。
現在でも利用されているケーブルを使用したシステムは1972年に誕生した。1990年に入ると衛星放送を使用したシステムもペイ・パー・ビューで利用出来るようになった。
1975年10月のモハメド・アリ対ジョー・フレージャーでボクシングが初めて本格的にペイ・パー・ビューで放送された。
1980年のロベルト・デュラン対シュガー・レイ・レナードではペイ・パー・ビューが10ドルで販売され、15万5千件の販売件数を記録した[1]。
1983年10月16日のテネシー大学対アラバマ大学で初めてアメリカンフットボールがペイ・パー・ビューで放送された。
現在のような環境が定着し始めたのはIn Demand、HBO、Showtimeなどの会社がレッスルマニアやボクシングなどのスポーツイベントや、コンサートなどを生中継するようになった1980年代後半からである。
選手 | 合計販売件数 | 年 | 競技 |
---|---|---|---|
フロイド・メイウェザー・ジュニア | 2473万件 | 2005–2021 | ボクシング |
マニー・パッキャオ | 2016万件 | 2005–2021 | ボクシング |
コナー・マクレガー | 1792万件 | 2015–2021 | MMA |
マイク・タイソン | 1583万件 | 1988–2020 | ボクシング |
オスカー・デ・ラ・ホーヤ | 1408万件 | 1995–2008 | ボクシング |
イベンダー・ホリフィールド | 1229万件 | 1990–2021 | ボクシング |
アメリカでボクシングの試合は、通常はケーブルテレビ局のESPNやストリーミングサービスのDAZNやAmazon Prime Videoといった媒体で放送・配信されているが、かなりの人気ボクサーになると試合がペイ・パー・ビューで放送されるようになり、より多くのファイトマネーを稼ぐことが出来るようになる。その為、ペイ・パー・ビューで試合が放送されることはボクサーにとって一種のステータスとなっている。
ボクシングのペイ・パー・ビュー放送は、49ドル99セントから84ドル99セントの価格設定で販売されている。多少のばらつきはあるが1年につき3~5イベント程度がペイ・パー・ビューで放送されており、販売件数が100万件を越える人気のイベントもあれば10万件前後のイベントもあるが、そのような極端な例を除けば1イベントあたりの平均販売件数は20万~30万件である。
ペイ・パー・ビューのビジネスモデルは最終収益からケーブルテレビ放送と衛星放送の配給会社が約40~50%、そしてESPNなどのテレビ局がが5~10%をそれぞれ受け取り、残った分がプロモーターの取り分となるのが慣例となっている[2][3]。
1イベントでの最多販売記録は、2015年5月2日に行われたフロイド・メイウェザー・ジュニア 対 マニー・パッキャオ戦の460万件である。歴代2位は2017年8月26日に行われたフロイド・メイウェザー・ジュニア対コナー・マクレガーの430万件、歴代3位は2007年5月5日に行なわれたオスカー・デ・ラ・ホーヤ対フロイド・メイウェザー・ジュニアの240万件である。
女子ボクシングの最多記録は2001年のレイラ・アリ対ジャッキー・フレージャー・ライドの12万5千件である[4]。
ペイ・パー・ビューは莫大な収益を生み出す一方で、視聴者が高額なペイ・パー・ビュー視聴料金を支払える人達に限定されてしまうという問題も抱えている。HBOスポーツ元社長のロス・グリーンバーグは「ペイ・パー・ビューの発展はボクシングにおける最大の経済問題だ。ペイ・パー・ビューがこのスポーツを助けているとは言えない、視聴者を限定することになるのでこのスポーツに損害を与えている」と述べている[5]。
また「HBOがペイ・パー・ビューで大きな利益を得る事はないのでHBOは積極的ではないが、プロモーターと選手達が大金を稼ぐことが出来るペイ・パー・ビュー放送を強く要求する」「(ペイ・パー・ビュー放送に移行した)パッキャオのような選手をHBOの通常のボクシング中継に出場させるのがますます困難になっている。しかし、HBOがペイ・パー・ビュー放送から撤退したとしても、プロモーターは自分たちで(トップランク社がミゲール・コットvsポール・マリナッジを独自でペイ・パー・ビューを実施したように)行うか、他に協力してくれるところを探すだけだろう」と述べている[5]。
HBOは、1973年に通常のボクシング中継を開始して以降ボクシングを放送するテレビ局としてはアメリカ国内トップに君臨し、ペイ・パー・ビューも黎明期からボクシングの大半のペイ・パー・ビューイベントを放送していたが、2018年で45年間続けてきたボクシング中継を打ち切り、ボクシングのペイ・パー・ビュー放送からも撤退した。
HBOは1999年にペイ・パー・ビューを合計400万件(総額2億ドル)、2006年に11イベントで合計370万件(総額1億7700万ドル)販売している。2007年には8イベントで合計480万件(総額2億5500万ドル)を販売してこれが現在の年間最多販売記録となっている[6]。2008年は9イベントで合計380万件(総額1億9200万ドル)、2009年は3イベントで合計320万件(総額1億6700万ドル)、2010年は6イベントで合計375万件(総額2億ドル)、2011年は7イベントで合計450万件(総額2億6200万ドル)、2012年は4イベントで合計400万件(総額2億3800万ドル)、2013年はHBOとShowtime合わせて4イベントで合計397万件(総額2億5200万ドル)を販売した[7]。
1995年、HBOと並びアメリカの2大ボクシング放送局であったShowtimeが、マイク・タイソンのキャリア後期からペイ・パー・ビュー放送に参入した。
2013年、ShowtimeにHBOからフロイド・メイウェザー・ジュニアが移籍してきたことで、Showtimeはペイ・パー・ビュー放送に復帰した。
しかし、Showtimeも2023年で37年間続けてきたボクシング中継を打ち切り、ボクシングのペイ・パー・ビュー放送からも撤退した。
2016年1月、地上波放送局のFOXが、プレミア・ボクシング・チャンピオンズと契約を結んで約20年ぶりにボクシング中継に復帰した。プレミア・ボクシング・チャンピオンズの方針としてビッグマッチでも地上波での放送にこだわりペイ・パー・ビューでの放送を行っていなかったが、方針を変え2019年3月16日のエロール・スペンス・ジュニアvsミゲル・アンヘル・ガルシアからペイ・パー・ビュー放送を開始した。
しかし、2022年10月でプレミア・ボクシング・チャンピオンズとの契約が終了したことで、FOXはボクシング中継を打ち切り、ボクシングのペイ・パー・ビュー放送からも撤退した。
ESPNは、当初はESPN GamePlanやESPN Full Courtとして大学アメリカンフットボールや大学バスケットボールをペイ・パー・ビュー放送していた。
2003年6月28日にLatin Furyの前座試合をペイ・パー・ビュー放送したことでボクシングのペイ・パー・ビュー放送に参入。2005年3月のシェーン・モズリー対デビッド・エストラーダから本格的にペイ・パー・ビュー放送を開始。29.95ドルという低価格で販売した[8]。
2017年7月、トップランクがESPNとテレビ契約を交わしたことで、ESPNは2019年4月20日のテレンス・クロフォード対アミール・カーンでペイ・パー・ビュー放送に復帰した[9]。
2021年11月20日、テレンス・クロフォード対ショーン・ポーターで、初めて従来のケーブルテレビや衛星放送では放送せずに、インターネット配信「ESPN+」のみでの独占配信を実施した。しかしペイ・パー・ビューの販売件数が低調だったとことで、クロフォードは「アプリケーションをテレビで使う方法がわからない人がたくさんいたんだ。高齢者やテクノロジーに疎い人はアプリの入手方法がわからないんだ。そしたら彼らは買わないよね」と不満を漏らした[10]。ESPN+はこれ以降は、従来のケーブルテレビや衛星放送でも同時に放送している。
DAZNは、サービス開始当初はボクシングのビッグマッチにおいての主流であったペイ・パー・ビューから月額サブスクリプションへの変換を訴え、「ペイ・パー・ビューは死んだ」などペイ・パー・ビューを否定するプロモーションしていたが、方針を変え2022年5月7日のサウル・アルバレス対ディミトリー・ビボルからペイ・パー・ビュー放送を開始した[11][12]。なお、DAZNのペイ・パー・ビューはDAZNのみの独占配信ではなく従来のケーブルテレビや衛星放送でも同時に放送している[13]。
プレミア・ボクシング・チャンピオンズと契約を結んだことでAmazon Prime Videoはボクシング中継に参入し、初中継となった2024年3月30日のティム・チュー対セバスチャン・フンドラからペイ・パー・ビュー放送を開始した。なお、Amazon Prime Videoのペイ・パー・ビューはAmazon Prime Videoのみの独占配信ではなく従来のケーブルテレビや衛星放送でも同時に放送している[14]。
開催年月日 | イベント | 販売件数 | テレビ局 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1988年 | 6月27日マイク・タイソン vs. マイケル・スピンクス | [15] | 70万件HBO | |
1990年 | 10月25日ジェームス・ダグラス vs. イベンダー・ホリフィールド | [15] | 100万件SHOWTIME | 35ドル[15] |
1991年 | 3月18日マイク・タイソン vs. ドノバン・ラドック 1 | 96万件 | SHOWTIME | |
1991年 | 4月19日イベンダー・ホリフィールド vs. ジョージ・フォアマン | [16] | 140万件HBO | |
1991年 | 6月28日マイク・タイソン vs. ドノバン・ラドック 2 | [17] | 125万件SHOWTIME | |
1991年 | 10月18日レイ・マーサー vs. トミー・モリソン | [18] | 20万件HBO | |
1992年 | 6月19日イベンダー・ホリフィールド vs. ラリー・ホームズ | [19] | 73万件HBO | 40ドル |
1992年 | 11月13日イベンダー・ホリフィールド vs. リディック・ボウ 1 | [20] | 90万件HBO | |
1993年 | 6月7日ジョージ・フォアマン vs. トミー・モリソン | [21] | 60万件HBO | 40ドル[21] |
1993年 | 11月6日リディック・ボウ vs. イベンダー・ホリフィールド 2 | [22] | 95万件HBO | |
1994年 | 11月18日ジェームズ・トニー vs. ロイ・ジョーンズ・ジュニア | [23] | 30万件HBO | |
1995年 | 5月6日オスカー・デ・ラ・ホーヤ vs. ラファエル・ルエラス | [24] | 33万件HBO | |
1995年 | 8月19日マイク・タイソン vs. ピーター・マクリーニー | [16] | 155万件SHOWTIME | 40ドル[25] |
1995年 | 11月4日リディック・ボウ vs. イベンダー・ホリフィールド 3 | [26] | 65万件HBO | 40ドル |
1996年 | 3月16日フランク・ブルーノ vs. マイク・タイソン 2 | [16] | 137万件SHOWTIME | |
1996年 | 9月7日ブルース・セルドン vs. マイク・タイソン | [16] | 115万件SHOWTIME | |
1996年 | 11月9日マイク・タイソン vs. イベンダー・ホリフィールド 1 | [16] | 159万件SHOWTIME | |
1997年 | 4月12日パーネル・ウィテカー vs. オスカー・デ・ラ・ホーヤ | [27] | 72万件HBO | 40ドル[28] |
1997年 | 6月28日イベンダー・ホリフィールド vs. マイク・タイソン 2 | [16] | 199万件SHOWTIME | 60ドル[28] |
1997年 | 9月13日オスカー・デ・ラ・ホーヤ vs. ヘクター・カマチョ | 56万件 | HBO | |
1997年 | 10月4日レノックス・ルイス vs. アンドリュー・ゴロタ | [29] | 30万件HBO | |
1997年 | 11月8日イベンダー・ホリフィールド vs. マイケル・モーラー 2 | [30] | 55万件SHOWTIME | |
1999年 | 1月16日マイク・タイソン vs. フランソワ・ボタ | [31] | 75万件SHOWTIME | |
1999年 | 3月13日イベンダー・ホリフィールド vs. レノックス・ルイス 1 | [32] | 120万件HBO | |
1999年 | 9月18日オスカー・デ・ラ・ホーヤ vs. フェリックス・トリニダード | [16] | 140万件HBO | |
1999年 | 11月13日イベンダー・ホリフィールド vs. レノックス・ルイス 2 | [32] | 85万件HBO | |
2000年 | 4月29日レノックス・ルイス vs. マイケル・グラント | [32] | 34万件HBO | |
2000年 | 6月17日オスカー・デ・ラ・ホーヤ vs. シェーン・モズリー 1 | [33] | 59万件HBO | |
2000年 | 09月09日ロイ・ジョーンズ・ジュニア vs. エリック・ハーディングス | 12万件 | HBO | |
2000年 | 10月20日マイク・タイソン vs. アンドリュー・ゴロタ | [34] | 45万件SHOWTIME | |
2000年 | 11月11日レノックス・ルイス vs. デビッド・ツア | [32] | 42万件HBO | |
2000年12月2日 | フェリックス・トリニダード vs. フェルナンド・バルガス | [35] | 56万件HBO | |
2001年 | 3月3日イベンダー・ホリフィールド vs. ジョン・ルイス 2 | [36] | 18万件SHOWTIME | |
2001年 | 4月7日マルコ・アントニオ・バレラ vs. ナジーム・ハメド | [37] | 31万件HBO | |
2001年 | 11月17日ハシーム・ラクマン vs. レノックス・ルイス 2 | [37] | 46万件HBO | |
2001年 | 9月29日バーナード・ホプキンス vs. フェリックス・トリニダード | [35] | 48万件HBO | |
2002年 | 6月8日レノックス・ルイス vs. マイク・タイソン | [16] | 197万件HBO・SHOWTIME | 55ドル[38] |
2002年 | 9月14日オスカー・デ・ラ・ホーヤ vs. フェルナンド・バルガス | [27] | 93万件HBO | |
2003年 | 2月22日マイク・タイソン vs. クリフォード・エティエンヌ | [36] | 10万件SHOWTIME | |
2003年 | 3月1日ジョン・ルイス vs. ロイ・ジョーンズ・ジュニア | [36] | 52万件HBO | |
2003年 | 9月13日オスカー・デ・ラ・ホーヤ vs. シェーン・モズリー 2 | [27] | 95万件HBO | |
2003年 | 10月4日ジェームズ・トニー vs. イベンダー・ホリフィールド | [39] | 15万件SHOWTIME | |
2003年 | 11月8日アントニオ・ターバー vs. ロイ・ジョーンズ・ジュニア 1 | [35] | 30万件HBO | |
2004年 | 5月15日ロイ・ジョーンズ・ジュニア vs. アントニオ・ターバー 2 | [40] | 36万件HBO | |
2004年 | 9月18日バーナード・ホプキンス vs. オスカー・デ・ラ・ホーヤ | [27] | 100万件HBO | |
2004年 | 10月2日フェリックス・トリニダード vs. リカルド・マヨルガ | [35] | 47万件HBO | |
2004年 | 12月11日ビタリ・クリチコ vs. ダニー・ウィリアムズ | [41] | 12万件HBO | |
2005年 | 3月19日エリック・モラレス vs. マニー・パッキャオ 1 | [42] | 34万件HBO | |
2005年 | 5月14日フェリックス・トリニダード vs. ロナルド・ライト | [35] | 52万件HBO | |
2005年 | 6月11日マイク・タイソン vs. ケビン・マクブライド | [43] | 25万件SHOWTIME | |
2005年 | 6月25日アルツロ・ガッティ vs. フロイド・メイウェザー・ジュニア | 34万件 | HBO | |
2005年 | 7月16日バーナード・ホプキンス vs. ジャーメイン・テイラー 1 | [44] | 37万件HBO | |
2005年 | 10月1日アントニオ・ターバー vs. ロイ・ジョーンズ・ジュニア 3 | [45] | 40万件HBO | |
2005年 | 12月13日ジャーメイン・テイラー vs. バーナード・ホプキンス 2 | [44] | 41万件HBO | |
2006年 | 1月21日マニー・パッキャオ vs. エリック・モラレス 2 | [46] | 36万件HBO | 45ドル[46] |
2006年 | 4月8日フロイド・メイウェザー・ジュニア vs. ザブ・ジュダー | [47] | 35万件HBO | 45ドル[48] |
2006年 | 5月6日リカルド・マヨルガ vs. オスカー・デ・ラ・ホーヤ | [49] | 92万件HBO | |
2006年 | 7月2日マニー・パッキャオ vs. オスカー・ラリオス | [50] | 12万件トップランク社 | |
2006年 | 6月10日アントニオ・ターバー vs. バーナード・ホプキンス | [51] | 33万件HBO | |
2006年 | 11月4日フロイド・メイウェザー・ジュニア vs. カルロス・バルドミール | [48] | 32万件HBO | 50ドル[48] |
2006年 | 11月18日マニー・パッキャオ vs. エリック・モラレス 3 | [46] | 35万件HBO | 50ドル[46] |
2007年 | 4月14日マニー・パッキャオ vs. ホルヘ・ソリス | [52] | 15万件トップランク社 | |
2007年 | 5月5日オスカー・デ・ラ・ホーヤ vs. フロイド・メイウェザー・ジュニア | [16] | 240万件HBO | 55ドル[53] |
2007年 | 7月21日バーナード・ホプキンス vs. ロナルド・ライト | [54] | 31万件HBO | |
2007年 | 10月6日マニー・パッキャオ vs. マルコ・アントニオ・バレラ 2 | [55] | 35万件HBO | |
2007年 | 12月8日フロイド・メイウェザー・ジュニア vs. リッキー・ハットン | [56] | 92万件HBO | |
2008年 | 1月19日フェリックス・トリニダード vs. ロイ・ジョーンズ・ジュニア | [57] | 50万件HBO | |
2008年 | 3月15日マニー・パッキャオ vs. ファン・マヌエル・マルケス 2 | [58] | 40万件HBO | |
2008年 | 6月28日デビッド・ディアス vs. マニー・パッキャオ | [59] | 25万件HBO | |
2008年 | 10月18日ケリー・パブリク vs. バーナード・ホプキンス | [60] | 19万件HBO | |
2008年 | 11月8日ジョー・カルザゲ vs. ロイ・ジョーンズ・ジュニア | [61] | 22万件HBO | |
2008年 | 12月6日オスカー・デ・ラ・ホーヤ vs. マニー・パッキャオ | [16] | 125万件HBO | |
2009年 | 5月2日マニー・パッキャオ vs. リッキー・ハットン | [62] | 82万件HBO | |
2009年 | 9月19日フロイド・メイウェザー・ジュニア vs. ファン・マヌエル・マルケス | [56] | 106万件HBO | |
2009年 | 11月14日マニー・パッキャオ vs. ミゲール・コット | [63] | 125万件HBO | |
2010年 | 3月13日マニー・パッキャオ vs. ジョシュア・クロッティ | [64] | 70万件HBO | |
2010年 | 4月3日バーナード・ホプキンス vs. ロイ・ジョーンズ・ジュニア 2 | [65] | 14万件HBO | |
2010年 | 5月1日フロイド・メイウェザー・ジュニア vs. シェーン・モズリー | [16] | 140万件HBO | |
2010年 | 11月13日マニー・パッキャオ vs. アントニオ・マルガリート | [66] | 115万件HBO | |
2011年 | 5月7日マニー・パッキャオ vs. シェーン・モズリー | [67] | 130万件SHOWTIME | 65ドル/HD[68] |
2011年 | 9月17日フロイド・メイウェザー・ジュニア vs. ビクター・オルティス | [69] | 125万件HBO | 70ドル/HD[70] |
2011年 | 10月15日バーナード・ホプキンス vs. チャド・ドーソン 1 | [71] | 4万件HBO | 60ドル/HD[72] |
2011年 | 11月13日マニー・パッキャオ vs. ファン・マヌエル・マルケス 3 | [73] | 125万件HBO | 65ドル/HD[74] |
2012年 | 5月5日フロイド・メイウェザー・ジュニア vs. ミゲール・コット | [75] | 150万件HBO | 70ドル/HD[76] |
2012年 | 6月9日マニー・パッキャオ vs. ティモシー・ブラッドリー 1 | [77] | 89万件HBO | 65ドル/HD[78] |
2012年 | 9月15日セルヒオ・マルチネス vs. フリオ・セサール・チャベス・ジュニア | [79] | 47万件HBO | |
2012年 | 12月8日マニー・パッキャオ vs. ファン・マヌエル・マルケス 4 | [73] | 115万件HBO | 70ドル/HD[80] |
2013年 | 5月4日フロイド・メイウェザー・ジュニア vs. ロバート・ゲレーロ | [81] | 87万件SHOWTIME | 70ドル/HD[82] |
2013年 | 9月14日フロイド・メイウェザー・ジュニア vs. サウル・アルバレス | [83] | 220万件SHOWTIME | 75ドル/HD[84] |
2013年 | 10月12日ティモシー・ブラッドリー vs. ファン・マヌエル・マルケス | [85] | 37万件HBO | 65ドル/HD[86] |
2013年 | 11月23日マニー・パッキャオ vs. ブランドン・リオス | [87] | 47万件HBO | 70ドル/HD[88] |
2014年 | 3月8日サウル・アルバレス vs. アルフレド・アングロ | [89] | 35万件SHOWTIME | 60ドル/HD[90] |
2014年 | 4月12日マニー・パッキャオ vs. ティモシー・ブラッドリー 2 | [91] | 75万件HBO | 70ドル/HD[92] |
2014年 | 5月3日フロイド・メイウェザー・ジュニア vs. マルコス・マイダナ 1 | [93] | 90万件SHOWTIME | 75ドル/HD[94] |
2014年 | 6月7日ミゲール・コット vs. セルヒオ・マルチネス | [95] | 31万5千件HBO | 65ドル/HD[96] |
2014年 | 7月12日サウル・アルバレス vs. エリスランディ・ララ | [97] | 30万件SHOWTIME | 60ドル/HD[98] |
2014年 | 9月13日フロイド・メイウェザー・ジュニア vs. マルコス・マイダナ 2 | [99] | 92万件SHOWTIME | 75ドル/HD[100] |
2014年 | 11月23日マニー・パッキャオ vs. クリス・アルギエリ | [101] | 30万件HBO | 70ドル/HD[102] |
2015年 | 5月2日フロイド・メイウェザー・ジュニア vs. マニー・パッキャオ | [103] | 460万件HBO・SHOWTIME | 100ドル/HD[104] |
2015年 | 9月12日フロイド・メイウェザー・ジュニア vs. アンドレ・ベルト | [105] | 40万件SHOWTIME | 75ドル/HD[106] |
2015年 | 10月17日ゲンナジー・ゴロフキン vs. デイビッド・レミュー | [107] | 15万件HBO | 60ドル/HD[108] |
2015年 | 11月21日ミゲール・コット vs. サウル・アルバレス | [109] | 90万件HBO | 70ドル/HD[110] |
2016年 | 4月9日マニー・パッキャオ vs. ティモシー・ブラッドリー 3 | [105] | 40万件HBO | 70ドル/HD[111] |
2016年 | 5月7日サウル・アルバレス vs. アミール・カーン | [112] | 60万件HBO | 70ドル/HD[113] |
2016年 | 7月23日テレンス・クロフォード vs. ビクトル・ポストル | [114] | 5万件HBO | 60ドル/HD[115] |
2016年 | 9月17日サウル・アルバレス vs. リアム・スミス | [116] | 30万件HBO | 65ドル/HD[117] |
2016年 | 11月5日マニー・パッキャオ vs. ジェシー・バルガス | [118][119] | 22万件 - 30万件トップランク社 | 70ドル/HD[120] |
2016年 | 11月19日セルゲイ・コバレフ vs. アンドレ・ウォード 1 | [121] | 16万件HBO | |
2017年 | 3月18日ゲンナジー・ゴロフキン vs. ダニエル・ジェイコブス | [122] | 17万件HBO | 65ドル/HD[123] |
2017年 | 5月6日サウル・アルバレス vs. フリオ・セサール・チャベス・ジュニア | [124][125] | 100万件HBO | 70ドル/HD[126] |
2017年 | 6月17日アンドレ・ウォード vs. セルゲイ・コバレフ 2 | [127] | 13万件HBO | 65ドル/HD[128] |
2017年 | 8月26日フロイド・メイウェザー・ジュニア vs. コナー・マクレガー | [129] | 430万件SHOWTIME | 100ドル/HD[130] |
2017年 | 9月16日サウル・アルバレス vs. ゲンナジー・ゴロフキン 1 | [131] | 130万件HBO | 80ドル/HD[132] |
2018年 | 9月15日サウル・アルバレス vs. ゲンナジー・ゴロフキン 2 | [133][134] | 110万件HBO | 85ドル/HD[135] |
2018年 | 12月1日デオンテイ・ワイルダー vs. タイソン・フューリー 1 | [136] | 32万5千件SHOWTIME | 75ドル/HD[137] |
2019年 | 1月19日マニー・パッキャオ vs. エイドリアン・ブローナー | [138] | 40万件SHOWTIME | 75ドル/HD[139] |
2019年 | 3月16日エロール・スペンス・ジュニア vs. ミゲル・アンヘル・ガルシア | [140] | 36万件FOX | 75ドル/HD[141] |
2019年 | 4月20日テレンス・クロフォード vs. アミール・カーン | [142] | 15万件ESPN | 70ドル/HD[143] |
2019年 | 7月20日マニー・パッキャオ vs. キース・サーマン | [144] | 50万件FOX | 75ドル/HD[145] |
2019年 | 9月28日エロール・スペンス・ジュニア vs. ショーン・ポーター | [146] | 28万件FOX | 75ドル/HD[147] |
2019年 | 11月23日デオンテイ・ワイルダー vs. ルイス・オルティス 2 | [148][149] | 22万5千件 - 27万5千件FOX | 75ドル/HD[150] |
2020年 | 2月22日デオンテイ・ワイルダー vs. タイソン・フューリー 2 | [151][152] | 80万件FOX・ESPN | 80ドル[153] |
2020年 | 9月26日ジャーモール・チャーロ vs. セルゲイ・デレフヤンチェンコ(第一部) ジャーメル・チャーロ vs. ジェイソン・ロサリオ(第二部) |
[154] | 12万件SHOWTIME | 75ドル[155] |
2020年 | 10月31日ガーボンタ・デービス vs. レオ・サンタ・クルス | [156][157] | 20万件 - 22万5千件SHOWTIME | 75ドル[158] |
2020年 | 12月5日エロール・スペンス・ジュニア vs. ダニー・ガルシア | [159] | 25万件FOX | 75ドル[160] |
2021年 | 4月17日ジェイク・ポール vs. ベン・アスクレン | [161] | 100万件 - 160万件Triller | 50ドル[162] |
2021年 | 5月1日アンディ・ルイス・ジュニア vs. クリス・アレオーラ | [163] | 13万件FOX | 50ドル[164] |
2021年 | 6月26日ガーボンタ・デービス vs. マリオ・バリオス | [165] | 21万件SHOWTIME | 75ドル[166] |
2021年 | 8月21日マニー・パッキャオ vs. ヨルデニス・ウガス | [167] | 25万件FOX | 75ドル[168] |
2021年 | 8月29日ジェイク・ポール vs. タイロン・ウッドリー 1 | [169] | 50万件SHOWTIME | 60ドル[170] |
2021年 | 10月9日タイソン・フューリー vs. デオンテイ・ワイルダー 3 | [171] | 60万件FOX・ESPN | 80ドル[172] |
2021年 | 11月6日サウル・アルバレス vs. カレブ・プラント | [173] | 80万件SHOWTIME | 80ドル[174] |
2021年 | 11月20日テレンス・クロフォード vs. ショーン・ポーター | [175][176] | 15万件ESPN+ | 70ドル[177] |
2021年 | 12月5日ガーボンタ・デービス vs. イサック・クルス | [178] | 20万件SHOWTIME | 75ドル[179] |
2021年 | 12月18日ジェイク・ポール vs. タイロン・ウッドリー 2 | [180] | 20万件SHOWTIME | 60ドル[181] |
2022年 | 4月16日エロール・スペンス・ジュニア vs. ヨルデニス・ウガス | [182] | 24万件SHOWTIME | 75ドル[183] |
2022年 | 5月7日サウル・アルバレス vs. ディミトリー・ビボル | [13] | 52万件DAZN | 60ドル[184] |
2022年 | 5月28日ガーボンタ・デービス vs. ロランド・ロメロ | [185] | 27万5千件SHOWTIME | 75ドル[186] |
2022年 | 9月4日アンディ・ルイス・ジュニア vs. ルイス・オルティス | [187] | 6万5千件FOX | 75ドル[188] |
2022年 | 9月17日サウル・アルバレス vs. ゲンナジー・ゴロフキン 3 | [189] | 56万件DAZN | 65ドル[190] |
2022年 | 10月15日デオンテイ・ワイルダー vs. ロバート・ヘレニウス | [191] | 7万5千件FOX | 75ドル[192] |
2022年 | 10月29日ジェイク・ポール vs. アンデウソン・シウバ | [193] | 20万件 - 30万件SHOWTIME | 60ドル[194] |
2023年 | 1月7日ガーボンタ・デービス vs. エクトール・ルイス・ガルシア | [195][196] | 20万件 - 22万件SHOWTIME | 75ドル[197] |
2023年 | 2月26日ジェイク・ポール vs. トミー・フューリー | [198] | 22万5千件ESPN+ | 50ドル[199] |
2023年 | 3月25日デビッド・ベナビデス vs. カレブ・プラント | 17万5千件[200] | SHOWTIME | 75ドル[201] |
2023年 | 4月22日ジャーボンテイ・デービス vs. ライアン・ガルシア | [202] | 120万件SHOWTIME | 85ドル[203] |
2023年 | 5月20日デヴィン・ヘイニー vs. ワシル・ロマチェンコ | [204] | 15万件ESPN+ | 60ドル[205] |
2023年 | 7月29日エロール・スペンス・ジュニア vs. テレンス・クロフォード | [206][207] | 65万件 - 67万5千件SHOWTIME | 85ドル[208] |
2023年 | 8月5日ジェイク・ポール vs. ネイト・ディアス | [209] | 45万件DAZN | 60ドル[210] |
2023年 | 9月30日サウル・アルバレス vs. ジャーメル・チャーロ | [211] | 65万件 - 70万件SHOWTIME | 85ドル[212] |
2023年 | 10月28日タイソン・フューリー vs. フランシス・ガヌー | [213] | 6万7千件ESPN+ | 80ドル[214] |
2023年 | 11月25日デビッド・ベナビデス vs. デメトリアス・アンドラーデ | [215] | 10万件SHOWTIME | 75ドル[216] |
2023年 | 12月9日デヴィン・ヘイニー vs. レジス・プログレイス | [217] | 5万5千件DAZN | 60ドル[218] |
2024年 | 5月4日サウル・アルバレス vs. ハイメ・ムンギア | 50万件 - 55万件[219] | Prime Video | 90ドル[220] |
2024年 | 6月15日ジャーボンテイ・デービス vs. フランク・マーティン | [221] | 32万件 - 35万件Prime Video | 75ドル[222] |
2024年 | 8月3日テレンス・クロフォード vs. イスラエル・マドリモフ | [223][224] | 10万件 - 19万件DAZN | 80ドル[225] |
開催年月日 | イベント | 販売件数 | 放送局 | 備考 |
---|---|---|---|---|
2018年 | 8月25日KSI vs. ローガン・ポール | [226] | 120万件YouTube | 10ドル |
2020年 | 11月29日マイク・タイソン vs. ロイ・ジョーンズ・ジュニア | [227] | 160万件Triller | 50ドル[228] |
2021年 | 6月6日フロイド・メイウェザー・ジュニア vs. ローガン・ポール | [229] | 100万件SHOWTIME・Fanmio | 50ドル[230] |
2021年 | 6月12日YouTubers vs. TikTokers | [231] | 13万6千件LiveXLive | 50ドル[231] |
2021年 | 9月11日イベンダー・ホリフィールド vs. ビクトー・ベウフォート | [232] | 15万件Triller | 50ドル[233] |
開催年月日 | イベント | 販売件数 | 備考 |
---|---|---|---|
2006年 | 2月25日シェーン・モズリー vs. フェルナンド・バルガス 1 | [234] | 41万件|
2006年 | 6月10日ミゲール・コット vs. ポール・マリナッジ | [235] | 9万件|
2006年 | 7月15日シェーン・モズリー vs. フェルナンド・バルガス 2 | [234] | 35万件|
2006年 | 8月12日オレグ・マスカエフ vs. ハシーム・ラクマン 2 | [236] | 6万件|
2006年 | 9月16日マルコ・アントニオ・バレラ vs. ロッキー・ファレス 2 | [37] | 16万件|
2007年 | 3月17日ファン・マヌエル・マルケス vs. マルコ・アントニオ・バレラ | [37] | 22万件|
2007年 | 6月9日ミゲール・コット vs. ザブ・ジュダー | 21万件 | |
2007年 | 11月10日ミゲール・コット vs. シェーン・モズリー | 32万件 | |
2008年 | 2月16日ケリー・パブリク vs. ジャーメイン・テイラー 2 | [237] | 22万件|
2008年 | 7月26日ミゲール・コット vs. アントニオ・マルガリート 1 | [238] | 45万件|
2008年 | 9月13日ファン・マヌエル・マルケス vs. ホエル・カサマヨール | [239] | 10万件|
2009年 | 1月24日シェーン・モズリー vs. アントニオ・マルガリート | 35万件 | |
2010年 | 7月31日ファン・マヌエル・マルケス vs. ファン・ディアス 2 | [240] | 20万件|
2010年 | 9月18日シェーン・モズリー vs. セルヒオ・モラ | [241] | 10万件|
2011年 | 3月12日ミゲール・コット vs. リカルド・マヨルガ | [242] | 23万件|
2011年 | 4月9日マルコス・マイダナ vs. エリック・モラレス | [243] | 5万件|
2011年 | 12月3日ミゲール・コット vs. アントニオ・マルガリート 2 | [244] | 60万件|
2012年 | 4月14日ブランドン・リオス vs. リカルド・アブリル | 4万件 | |
2022年 | 1月1日ルイス・オルティス vs. チャールズ・マーティン | [245] | 2万5千件40ドル[246] |
2022年 | 11月26日レジス・プログレイス vs. ホセ・セペダ | [247] | 2万件60ドル[248] |
UFCのペイ・パー・ビューは80ドルで提供されている[249]。UFCがペイ・パー・ビューに参入したのは比較的遅かったが、2006年に10イベントで522万件(総額2億2300万ドル)を販売、年間売上でWWEに肩を並べ、ボクシングを上回った。2007年は11イベントで493万件、2009年は13イベントで775万件を販売している。UFCの年間最多販売記録は14イベントで914万件(4億1100万ドル)を販売した2010年である[250]。ペイ・パー・ビュー業界の専門家は「UFCはペイ・パー・ビュー業界を生き返らせた」と語っている[251]。
日本人選手がメインイベントに出場したイベント | |
WWEは特番として月1回程度ペイ・パー・ビュー大会を開催していたが、2014年のWWEネットワークの発足以降はサブスクリプション形式の動画配信サービスに切り替わり、プレミアム・ライブ・イベント(PLE)に改称された。
No. | 開催年月日 | イベント | 販売件数 |
---|---|---|---|
1 | 2012年4月1日 | レッスルマニアXXVIII | 1,217,000 |
2 | 2007年4月1日 | レッスルマニア23 | 1,200,000 |
3 | 2005年4月3日 | レッスルマニア21 | 1,085,000 |
4 | 2011年4月3日 | レッスルマニアXXVII | 1,059,000 |
5 | 2008年3月30日 | レッスルマニアXXIV | 1,058,000 |
6 | 2013年4月7日 | レッスルマニア29 | 1,048,000 |
7 | 2001年4月1日 | レッスルマニアX-Seven | 1,040,000 |
8 | 2004年3月14日 | レッスルマニアXX | 1,007,000 |
9 | 2006年4月2日 | レッスルマニア22 | 975,000 |
10 | 2009年4月5日 | レッスルマニアXXV | 960,000 |
11 | 2010年3月28日 | レッスルマニアXXVI | 885,000 |
12 | 2002年3月17日 | レッスルマニアX8 | 880,000 |
13 | 2000年4月2日 | レッスルマニア2000 | 824,000 |
14 | 1999年3月28日 | レッスルマニアXV | 800,000 |
15 | 2001年7月22日 | インベイジョン | 770,000 |
日本では、長くケーブルテレビでのペイ・パー・ビューは行われず、1996年にCSデジタル放送のパーフェクTV!(後のスカパー!プレミアムサービス)開局に伴いペイ・パー・ビューが始まった。続けて、1997年に開局したCSデジタル放送のディレクTV(2000年に閉局)、2002年に開局した東経110度CSデジタル放送のプラット・ワン(2004年に閉局)ももペイ・パー・ビューを行った。こうしてケーブルテレビが主流であったアメリカとは異なり、日本では衛星放送が主導する形で行われている。なお、東経110度BS・CSデジタル放送のスカパー!では厳密にはペイ・パー・ビューは行われていないが、1番組のみのペイ・パー・シリーズ(PPS)という事実上ペイ・パー・ビューと同等のものが存在する。[252]
ケーブルテレビでペイ・パー・ビューが行われるようになったのは放送のデジタル化に伴ってであり、2004年4月になって、J:COMがデジタル放送サービスの一つとして始めた[253]。
日本ではケーブルテレビや衛星放送などの視聴環境がアメリカほど普及しなかったこともあり、ペイ・パー・ビュー文化は根付かず、UFCやボクシングなどの海外ではペイ・パー・ビューで行われるイベントも、日本ではWOWOWやJ SPORTSなどの月額料金制の専門チャンネルで放送されていた。また、国内ボクシングのペイ・パー・ビューはディレクTVで行われていたが、閉局とともに終了。
しかし、1997年10月11日に行われたPRIDE.1は当時パーフェクTV!加入件数30万程度(2010年度は約221万)でありながらペイ・パー・ビュー販売件数が3万件に達した[254]。以降、PRIDEは最終興行となった2007年4月8日のPRIDE.34まで一貫してペイ・パー・ビュー方式で中継が行われ、その間、2002年8月に行われた大型格闘技イベント「Dynamite!」は約10万件を売り上げた。「格闘技はPRIDEとともにPPVで観る文化として根付き始めた」と分析する格闘技関係者もいるほどである[255]。その後、PRIDEの実質後継たる総合格闘技イベントのDREAM・戦極(SRC)、続いてRIZINも同様にペイ・パー・ビューで中継している。
その後、2020年の新型コロナウイルス感染症の世界的流行により、様々なライブイベントが中止となり、その代替として音楽ライブをインターネットでペイ・パー・ビュー配信する取り組みが急増。インターネットテレビプラットホームであるABEMAでは2020年6月~9月末に配信されたペイ・パー・ビューだけでも23億円を売り上げ[256]、非公式な記録ではあるが、嵐のコンサート『アラフェス2020 at 国立競技場』ではペイ・パー・ビュー売上が数百億円にのぼったと推計されている[257][258]。
また、2022年6月19日に行われたキックボクシングイベントの「THE MATCH 2022」では、ABEMAにてペイ・パー・ビュー配信が5500円の販売価格で行われ、その注目度から販売件数は50万件にのぼり(推計27億円の売り上げ)[259][260]、上記の「Dynamite!」を超えて日本でのスポーツイベントのペイ・パー・ビュー販売件数の記録を20年ぶりに塗り替えた[261]。以降もRIZINでは平均して10万件を売上げ、大晦日大会では30万件以上を売り上げることもある[262]。
スカパー!プレミアムサービスの場合、通常は1ヶ月単位で視聴料金を支払うが、ペイ・パー・ビューの場合は番組単位で料金を支払う。ペイ・パー・ビューの視聴情報はチューナーに蓄積され、そこに接続したインターネット回線あるいは電話回線を通して定期的にスカパーJSATへ送られ、その情報を基に加入者へ料金を請求する[263]。また、スカパー!では厳密にはペイ・パー・ビューは行なっていないが、格闘技など一部コンテンツをペイ・パー・シリーズ(PPS)という事実上ペイ・パー・ビューと同等のもので放送している。J:COMデジタル(デジタルケーブルテレビ)の場合には、チューナー内蔵のケーブルモデムにより視聴情報が送信される。
なお、かつてBSではWOWOWが193chの「WOWOW3」で行っていた。またプラット・ワンではCS-WOWOWのペイ・パー・ビューチャンネル「WOWOW PPV」が存在した。さらにかつて日本で展開していたディレクTVではペイ・パー・ビュー・ジャパンが存在した。
主要ネット配信サイトで、ペイ・パー・ビューでの動画配信が行われている。なお、レンタルビデオ店の名残から、「レンタル視聴」という用語が用いられることもある。
2007年9月より株式会社アクトビラ(旧:テレビポータルサービス。2007年9月1日より現社名)が動画コンテンツの配信サービスを開始しており、その中でペイ・パー・ビュー方式の動画配信サービスである、アクトビラ ビデオとアクトビラ ビデオフルを提供している。
2005年3月にはヴィジョネア株式会社がペイ・パー・ビュー方式のDVDメディアである、「PPV-DVD」として選り抜き方式のDVDを提供している。当時のガラケーにおいて映像作品を購入する際に現れるアドレスを空メールで送信し、返信される視聴パスワードを入力すると、コンテンツが視聴できるようになる「DVD MAGIC」という技術を採用し、イービストレード株式会社が「ケータイDVD」として2004年8月からコンビニのam/pm約800店舗で試験的に販売していた[264]。
2020年6月よりABEMAが有料オンラインライブを1コンテンツごとに購入するPPVをスタートした[265]。以降も様々なネット配信サービスがPPV機能を開始させた。
2022年11月よりDAZN JAPANがPPV β版を開始し、14日のフロイド・メイウェザー・ジュニア対デジのボクシングエキシビションを初めてペイ・パー・ビューで中継した[266][267]。
2023年9月1日よりWOWOWオンデマンドのPPVサービス開始[268]。UEFAチャンピオンズリーグや落語などがPPV配信されている。
ウェブサイトでは主に、学術雑誌の電子ジャーナルで、購読制と併用して採用されている。
購読すれば紙の雑誌を買った場合のように雑誌全体を読めるのに対し、ペイ・パー・ビューでは論文1編ごとの課金となる。専門の研究者の場合は所属機関(大学、企業など)が購読しているので、ペイ・パー・ビューは、専門外の論文を読みたい場合や、在野の研究者が使うことになる。
ペイ・パー・ビュー広告では、広告が閲覧されるごとに広告料が発生する。コンテンツのペイ・パー・ビューと違い、ペイの主体(広告主)とビューの主体(広告閲覧者)は異なる。
ペイ・パー・ビュー以外の料金システムには、閲覧されるだけでなく広告がクリックされないと広告料が発生しないペイ・パー・クリック、購入が必要なアフィリエイトなどがある。ペイ・パー・ビューはこれらより広告効果が不確かなため、廃れつつある。
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