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レッスルマニアXXIV(レッスルマニアトゥエンティーフォー、WrestleMania XXIV)は、2008年3月30日にアメリカのプロレス団体WWEが開催した年間最大の興行、及びPPVの名称である。
レッスルマニアXXIV | ||
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サブタイトル | "The Biggest WrestleMania Under the Sun" | |
公式大会曲 | レヴ・セオリー (Rev Theory) "Light It Up" レッド・ホット・チリ・ペッパーズ (Red Hot Chili Peppers) Snow ((Hey Oh)) | |
イベント詳細 | ||
シリーズ | レッスルマニア | |
主催 | WWE | |
開催年月日 | 2008年3月30日 | |
開催地 | オーランド , フロリダ | |
会場 | シトラス・ボウル | |
入場者数 | 74,635人[1] | |
PPV購入数 | 全世界105万8千件 アメリカ国内67万件[2][3][4] | |
チケット売上 | 585万ドル[1] | |
PPV年表 | ||
ノー・ウェイ・アウト (2008) | レッスルマニアXXIV | バックラッシュ (2008) |
レッスルマニア年表 | ||
レッスルマニア23 | レッスルマニアXXIV | レッスルマニアXXV |
本大会の1ヶ月前に行われたノー・ウェイ・アウトにおいてビッグショーが約2年ぶりの復帰し、試合を終えたばかりのレイ・ミステリオを襲い攻撃をしかけていた。そこに客席に観戦のため来場していたメイウェザーが乱入、ビッグショーはメイウェザーを愚弄するかのように膝を崩し相手に目線を合わせるも、次の瞬間メイウェザーがパンチのラッシュをかけビッグショーは鼻を骨折、激昂したビッグショーがメイウェザーを追いかけ、これを抑えるためWWEのフロント陣が総出となり会場は騒然となった。翌日のRAWにおいてビッグショーが謝罪のためメイウェザーをリングに招くも、握手の間もなく相手を挑発、メイウェザーもこれに応対し決着のためレッスルマニアにおける異種格闘技戦が決定した。
ロイヤルランブルにて負傷のため休場していたジョン・シナが突如復帰しそのまま優勝。その後王者であるオートンとの抗争に以前まで王座を争っていたトリプルHが割って入る形となり、最終的にトリプルスレット形式にてWWE王座戦が行われることとなった。
ダークマッチのバトルロイヤルにて挑戦者が決定したECW王座戦は王者であるチャボが客席から入場してきたケインに不意のチョークスラムを決められ、レッスルマニア史上最短の僅か試合時間8秒となった[11]。ちなみに、WWEにおけるECWブランドが2010年に終了したため、この大会が唯一ECW王座戦の組まれたレッスルマニアとなっている。
2007年のドラフトにおいてRAWに移籍したリック・フレアーは、途中3か月の欠場を経て11月26日に復帰し「私は引退しない」と宣言した。これに対しビンス・マクマホンから「もし1試合でも負けたら強制的に引退とする」と通告されたため、以後の試合はすべて「負けたら引退」マッチとなり、レッスルマニア前最後のRAWでの対戦相手もビンスであった。ミスターケネディやM.V.P等の新規精鋭を退け、全勝を続けるフレアーであったが、レッスルマニア前のRAWのスピーチ中にショーン・マイケルズが乱入、レッスルマニアにおける試合で自身がフレアーのキャリアに終焉を告げると宣言、フレアーはこれを快諾しレッスルマニアにおいてフレアーのキャリアがかかった試合が行われることが決定した。
レッスルマニア前日のWWE殿堂式典にて、プレゼンターのトリプルHに紹介され、フレアーは史上初の現役レスラーとして殿堂入りを果たした。
レッスルマニア当日、試合直前のインタビューにおいてフレアーは自身の有名な語録 "To be the man you have to beat the man!" 「一流になりたければ、一流を倒せ!」という一言のみをスピーチし、リングに向かった。試合序盤は昨年のレッスルマニアにおけるジョン・シナ戦で相手を手玉に取っていたマイケルズが今度は逆にフレアーに翻弄され、フレアーの調子に流されるような展開をみせた。試合が進むにつれ両者の年齢では考えられないほどの壮絶な攻防が繰り広げられ、マイケルズが実況席側にムーンサルトを敢行した際に、実況席の机が上手く壊れずマイケルズが腹筋を痛める緊急事態も起こった。試合終盤になると両者ともに立つのがやっとなほど疲弊しきっていたが、お互いの顔を見つめた瞬間、マイケルズが何か言葉を発しスイート・チン・ミュージックをヒット。スリーカウントを取られフレアーの長いキャリアに終止符が打たれた。後に明かされたところによると、この場面で発した言葉の内容は"I'm Sorry ... I Love You"であった[12]。
この試合はプロレスリング・イラストレーテッド紙において08年の年間最高試合に選出されている。
翌日のRAWにおいてフレアーの引退セレモニーが開催され、ショーン・マイケルズ、クリス・ジェリコ、ジ・アンダーテイカー、ビンス・マクマホンといったベビー・ヒールに関わらずWWEの全スーパースターがフレアーを祝福し、多くのファンが引退を惜しんだ。
なお、フレアーはWWEと契約が切れた後もハルク・ホーガンの自主興行やTNAにおいて試合復帰しているが、WWE公式においてはこの試合がフレアーの引退試合と定められている[13]。
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