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『スクービー・ドゥー』(英語: Scooby-Doo)は、1969年にジョー・ルビーとケン・スピアーズによって、ハンナ・バーベラ・プロダクションで制作されたアメリカのアニメシリーズ、およびそれに登場する架空の犬の名前。当初日本では『弱虫クルッパー』というタイトルでNHK総合の『少年映画劇場』第2部にて放送されていた。第一作目のタイトルは『Scooby-Doo, Where Are You!』。
スクービー・ドゥー Scooby-Doo | |
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創作者 |
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初作品 | Scooby-Doo, Where Are You! (1969–70) |
所有者 | Warner Bros. Discovery |
出版物 | |
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The Ultimate Collection Scooby-Doo |
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臆病な大型犬グレート・デーンのスクービー・ドゥー(クルッパー)は、飼い主のシャギー(ボロピン)達4人と「ミステリー社」として各地を旅し、行く先々で遭遇するモンスター絡みの怪奇事件を解決していく。基本的に一話完結方式のホラー・コメディ。
ハンナ・バーベラ・プロダクション制作。アメリカでは現在もCartoon Networkにて放送中。現在、第11シリーズが放送中(2010年10月現在)。原題の「スクービードゥー」の名前は、フランク・シナトラの『夜のストレンジャー』の歌詞に由来し、日本では、『弱虫クルッパー』の名前で放送された。スクービードゥーのデザインは、他のハンナ・バーベラ作品も担当した日系二世のアメリカ人アニメーターイワオ・タカモト。
日本では1970年2月から1970年5月までNHK総合の『少年映画劇場』第2部(第1部は『動物王国』)で放映されていた。シリーズのうち、日本の地上波で公開されたのは2本。日本での放送にあたっては、多くのハンナ・バーベラ作品同様、キャラクター名などに大幅なアレンジが加えられ、タイトルも変えられている。
カートゥーン ネットワークの再放送にあたっては、日本版『弱虫クルッパー』と『新弱虫クルッパー(The New Scooby-Doo Movies、The Scooby-Doo Show)』と、『スクービードゥー』としてオリジナルのキャラクター名で再吹き替えしたものとが放映された。また、続編である『スクービー&スクラッピー ドゥー』も放送されたが、キャラクター名はオリジナルのものである。
日本でもハンナ・バーベラ作品として1970~1980年代に繰り返し放送された。本国では現在も国民的人気を誇るアニメ作品であるが、日本では『チキチキマシン猛レース』や『ヨギ・ベア(クマゴロー)』、『原始家族フリントストーン』等に比べてあまり知名度は高くない。
2016年10月9日からカートゥーン ネットワークで新作となる『ビー・クール スクービー・ドゥー!』の放送が開始された。また『弱虫クルッパー』と『スクービー&スクラッピー ドゥー』でハンナ・バーベラとして携わっていた演出・脚本の高桑慎一郎は、2011年4月6日に死去したため、この『ビー・クール スクービー・ドゥー!』には関わっていない。
シリーズNo. | タイトル | 放送年 | 放送局 | エピソード数 | シーズン数 |
---|---|---|---|---|---|
1 | Scooby-Doo, Where Are You! | 1969–70 | CBS | 25 | 2 |
2 | The New Scooby-Doo Movies | 1972–73 | 24 | 2 | |
3 | The Scooby-Doo Show | 1976–78 | ABC | 40 | 3 |
4 | Scooby-Doo and Scrappy-Doo | 1979–80 | 16 | 1 | |
5 | Scooby-Doo and Scrappy-Doo | 1980–82 | 33 | 3 | |
6 | The New Scooby and Scrappy-Doo Show / The New Scooby-Doo Mysteries | 1983–84 | 26 | 2 | |
7 | The 13 Ghosts of Scooby-Doo | 1985 | 13 | 1 | |
8 | A Pup Named Scooby-Doo | 1988–91 | 27 | 4 | |
9 | What's New, Scooby-Doo? | 2002–06 | The WB(Kids' WB) | 42 | 3 |
10 | Shaggy & Scooby-Doo Get a Clue! | 2006–08 | The CW(Kids' WB) | 26 | 2 |
11 | Scooby-Doo! Mystery Incorporated | 2010–13 | Cartoon Network | 52 | 2 |
12 | Be Cool, Scooby-Doo! | 2015–18 | Cartoon Network / Boomerang | 52 | 2 |
13 | Scooby-Doo and Guess Who? | 2019–2021 | Boomerang / HBO Max | 52 | 2 |
この節の加筆が望まれています。 |
1977年12月6日から1977年12月31日まで東京12チャンネルの「マンガのくに」で放送され[5]、1979年7月から8月14日までは独立して月曜~金曜 8時30分 - 9時00分に再放送された[6]。1979年10月1日には、「暗闇でドッキリ! 幽霊やしき」という特番が同局のマンガのくにで放送された。
# | サブタイトル | 原題 | 放送日 |
---|---|---|---|
SP1 | 暗闇でドッキリ! 幽霊やしき | Ghastly Ghost Town | 1979年 10月1日 |
SP2 | 砂漠のビックリ遊園地 | 1980年 8月2日[7] |
原題が幾つかあり、邦題は同じ。日本での話数をまとめると30本以上。第24話以降は不明だが、少なくとも2002年秋の時点でもう既に新エピソードは放送されていたと思われる。
話数[8] | 邦題 | 原題 | 放送日 |
---|---|---|---|
1 | 悪党になったヒーロー | The Scarab Lives! | 2001年 11月1日 |
2(3) | ワンダーワールドの夜の怪人 | The Night Ghoul of Wonderworld | 11月5日 |
3(2) | 空飛ぶ円盤の謎 | Strange Encounters of a Scooby Kind | 11月6日 |
4 | ローラーディスコのネオン仮面[9] | The Neon Phantom of the Roller Disco! | 11月7日 |
5 | ヘビの悪魔の呪い | Shiver and Shake, That Demon's a Snake | 11月8日 |
6 | 空飛ぶ骸骨を追え | The Scary Sky Skeleton | 11月12日 |
7 | マウンドに現れた化け者 | The Demon of the Dugout | 11月13日 |
8 | よみがえった魔界のクマ | The Hairy Scare of the Devil Bear | 11月14日 |
9 | 恐怖!海に潜む黒い影 | Twenty Thousand Screams Under the Sea | 11月15日 |
10 | サンフランシスコの女吸血鬼 | I Left My Neck in San Francisco | 11月19日 |
11 | 夜空に光る星人間 | When You Wish Upon a Star Creature | 11月20日 |
12 | 影とともに去りぬ | The Ghoul, the Bat and the Ugly | 11月21日 |
13 | ロッキー山脈から どひゃ~! | Rocky Mountain Yiiiii! | 11月22日 |
14 | トリックを見破れ! | The Sorcerer's a Menace | 11月26日 |
15 | ミノタウロスに支配された村 | Lock the Door, It's a Minotaur! | 11月27日 |
16 | 誘拐されたスクービー・ドゥー | The Ransom of Scooby Chief | 11月28日 |
17 | スクービーノキオ | Scooby Nocchio | 11月29日 |
スクービー邸の幽霊 | Scooby's Roots | ||
灯台で化け比べ | Lighthouse Keeper Scooby | ||
18 | スクービーの魔法の剣 | Excalibur Scooby | 12月3日 |
アイルランドのいたずら者 | Scooby's luck of the irish | ||
アトランティスからの脱出 | Scooby's Escape from Atlantis | ||
19 | スクービー・ドゥービー・バブー | Scooby Dooby Goo | 12月4日 |
消防士スクービー | Rickshaw Scooby | ||
華麗なるスクービーマジック | Backstage Scooby | ||
20 | 地球を救え! | Scooby Saves The world | 12月5日 |
オルガ夫人のミステリー館 | Scooby's House of Mystery | ||
博物館の夢物語 | Sweet Dreams Scooby | ||
21 | 親方は首がお好き | Hard Hat Scooby | 12月6日 |
ウルフ博士の秘密 | Canine to Five | ||
はちゃめちゃ飛行機レース | Sopwith Scooby | ||
22 | 庭に潜む大食漢 | Hothouse Scooby | 12月10日 |
ドッグ・トゥー・ザ・フューチャー | Scooby-Doo 2000 | ||
宇宙から来たパンクロッカー | Punk Rock Scooby | ||
23 | タッチダウンは命がけ | Pigskin Scooby | 12月11日 |
スクービーと豆の木 | Scooby and the Beanstalk | ||
はらはらどきどきキャンピング | Tender Big Foot | ||
24 | 犬も食わない犬違い | Hound Of The Scoobyvilles | 不明 |
恐竜は生きていた?! | The Dinosaur Deception | ||
25 | 消えたスクービーを探せ! | Where's Scooby Doo? | 不明 |
26 | 結婚式でうらめしや〜 | Wedding Bell Boos! | 不明 |
27 | お化けなんかいないさ? | Scoobygeist | 不明 |
地震に震える村 | The Quagmire Quake Caper | ||
28 | 魔法と魔術の城 | Wizards And Warlocks | 不明 |
スクービー子ちゃんは大スター | Scoobsie | ||
29 | トランシルバニアの怪物たち | Who's Minding The Monster? | 不明 |
? | Scooby a la Mode | ||
30 | 盗賊エル・スクーボー | The Mark Of Scooby | 不明 |
学園祭のミステリー | The Crazy Carnival Caper | ||
31 | スクービーVSバイキング | Scooby The Barbarian | 不明 |
波乗りはおジョーズに | No Sharking Zone | ||
32 | ジャングルのサル人間 | Scooby of the Jungle | 不明 |
パラダイスにはゾンビがいっぱい | Scooby-Doo and Cyclops, Too | ||
33 | 怪物出現スクール・パニック! | The Creature Came From Chem La | 不明 |
? | No Thanks, Masked Manx | ||
34 | 映画スタントに大挑戦 | The Fall Dog | 不明 |
モーターショーの妖怪 | The Scooby Coupe | ||
35 | 迷宮に響くハックション | Scooby and the Minotaur | 不明 |
スクービーはピンチヒッター | Scooby Pinch Hits | ||
36 | デビルズ・ロック・ミステリー | Scooby Roo | 不明 |
ウスター・ソースの悪夢 | Scooby's Gold Medal Gambit |
『スクービー&スクラッピー ドゥー』の初期は、前作のように4人が事件を解決していたが、中期は短編エピソードが多く取り込まれ、ダフネ、フレッド、ヴェルマは登場しなくなり、シャギー、スクービー、スクラッピーが旅をしながら事件に巻き込まれる。末期(『The New Scooby and Scrappy-Doo Show』に改名(日本では『スクービー&スクラッピー ドゥー』のまま))ではダフネも登場する。
『ジョニー・ブラボー』第1期第2話Bパート「お化け屋敷でハプニング」にゲスト出演している。
『バットマン:ブレイブ&ボールド』51話にて、バットマイトの紹介するバットマン登場作品の一部として『The New Scooby-Doo Movies』にバットマン、ロビン、ジョーカー、ペンギンが共演する話が登場する。
この話の中では『スクービー・ドゥー』内の倫理規定によりバットマンとジョーカーらが殴りあわないことになっているが、劇中バットマイトの魔力で倫理規定そのものをないことにして、非常に珍しいシャギーとスクービーの格闘シーンが画かれた。
1977年製作のハンナ・バーベラ・プロ作品キャラ集合作品『まんがオールスター おもしろオリンピック』では、スクーピーが「ストロングチーム」のキャプテンとして登場、シャギー・スクラッピーや、同じ犬が主人公の同プロ作品『珍犬探偵ダイナマット(原題:Dynomutt, Dog Wonder)』のダイナマットとブルーファルコンなどが同チームのメンバーとして登場している。
下記作品の内、「ゾンビ島」「魔女の幽霊」「宇宙からの侵略者?!」「サイバー・チェイス」「ロックンロール・ミステリー」のみ日本で放送(それ以外は未放映)。他、「ゾンビ島」「宇宙からの侵略者?!」「モンスターズ・ハリウッド」のみ日本でDVDがワーナー・ホーム・ビデオ(現・ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント)から販売された。また『トムとジェリー スパイ・クエスト』とは異なり、「ゾンビ島」「魔女の幽霊」「宇宙からの侵略者?!」「サイバー・チェイス」で製作を担当していたハンナ・バーベラは、この「ロックンロール・ミステリー」と「モンスターズ・ハリウッド」には関わっていない。
下記作品の内、「スクービーの霊界花嫁学校」[10]のみ日本でビデオ販売されている(それ以外の作品は未上陸)。
『スクービー・ドゥー』と『スクービー・ドゥー2 モンスター・パニック』が製作された。アニメ版の数年後の設定となっており、一度解散したミステリー社のメンバーが再集結するところから話が始まる。映画版は、2作ともゴールデンラズベリー賞にノミネートされている。
2002年。映画第1作。冒頭のシーンに、アニメ版の説明として、ハンナ・バーベラ・プロダクション制作のアニメを作っているが、カットされている(DVDの特典映像に付属されている)。第23回ゴールデンラズベリー賞の最低助演男優賞とこの回のみの特別賞として設置された最優秀頭空っぽティーン向け作品賞にノミネートされた。
ミステリー社は、グダグダになる事が多いながらも何とか事件を解決し続けていたが、その頃メンバーが互いに対して溜まっていた不満が大爆発し、スクービー・ドゥーとシャギー以外のメンバーが辞めてしまうという事態に陥ってしまう。それから2年が経過し、相変わらず2人のままのミステリー社に、ある一件の依頼が舞い込む。全く事件には興味のない2人だったが、大好きな食べ物につられてその依頼を受けることにした。その依頼はスプーキー島という場所からで、その島にある遊園地で楽しく遊んでいたはずの若者が漏れなく帰る時の態度がおかしいというものだった。何と、シャギーとスクービーは、空港でかつてのミステリー社のメンバーと鉢合わせ、共に島へと向かうのだった。
2004年。映画第2作。あるキャラクターの策略で、昔倒したモンスターたち(アニメ版の敵)が製造される。第25回ゴールデンラズベリー賞最低続編賞受賞作品。
スクービー・ドゥーの新作のアニメーション映画が全米で2018年9月21日に公開する事が決定した[11]。
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