Remove ads
ウィキペディアから
NHK・民放連共同ラジオキャンペーン(エヌエイチケイ・みんぽうれんきょうどうラジオキャンペーン)は、2011年度より日本放送協会(NHK)と日本民間放送連盟(民放連)加盟のラジオ局が垣根を越えて行うラジオの周知を目的に行うキャンペーンである。
コンセプトに「今後の音声メディアの将来に関する共同作業」の一環として行なう「若者を中心としたラジオの端末普及を含むキャンペーン」とあるように、現在では存在すら知らないと言われる若年層にラジオの楽しさや面白さを知ってもらうイベントをと計画され、毎年、キャンペーンを行う地域を変えて展開している(後述)。
このキャンペーン以前から行われている文化放送の「浜松町ハーベストフェスタ 浜祭」やニッポン放送の「ニッポン放送 THEラジオパーク in 日比谷」は各局ごとで行う「リスナー感謝イベント」であり趣が異なる。
また企画に「ラジオがやってくる!」があるが、これは民放連が「民放ラジオ統一キャンペーン」として行うものであり、さらに各局毎にコンセプトは同じでも中身が違うのでこれもまた趣が異なる。
こちらは東京地区で行われたイベントで、2011年10月2日、NHK放送センター(東京)と、在京ラジオ局5局が共同で行った。
最初は2011年5月15日の予定だったが、東日本大震災後の混乱や余波もあり延期されていた。東京・渋谷のNHK放送センター特設ステージを中心にイベントを展開した。
在京ラジオ局の共同キャンペーンは、阪神・淡路大震災(1995年)以降に結成された『ラジオ災害情報交差点』がある。毎年1月17日(東日本大震災以降は3月11日)と9月1日に6局同時ネットの番組を放送していた。一方で、各番組同士の乗り入れを行うことも多々ある(なぜかその場合後述の吉田が軸になっていた)こともあって各局同士で行うことは少なくはない。
その他各局の番組がマルイシティ渋谷(現:渋谷モディ)・渋谷パルコ・NHK放送センター特設ステージに別れて公開録音を実施し放送。
また、「はじめまして、ラジオです。」として30 - 60分の番組を制作しオンエアした局もある。
2012年8月24日から12月24日まで、関西地方を対象に、NHK大阪放送局と在阪の民間ラジオ5局(ABCラジオ・MBSラジオ・ラジオ大阪・FM OSAKA・FM802)が共同で展開するキャンペーン。期間中には、参加局のパーソナリティ代表が勢揃いするイベントを関西各地で実施したほか、小栗旬・蒼井優の出演による6話シリーズのラジオドラマ『6 COLORS』を6局共同で制作・放送した。
在阪ラジオ局の共同キャンペーンとしては、阪神・淡路大震災の発生(1995年)以降、AMラジオ災害問題協議会の参加局(NHK大阪・ABC・MBS・ラジオ大阪・KBS京都・ラジオ関西・和歌山放送)が毎年9月1日(防災の日)前後に7局統一の防災キャンペーンを展開中。radikoの本運用開始・近畿地方での配信エリア拡大(2010年12月1日)には、大阪エリアのradiko参加局(ABC・MBS・ラジオ大阪・FM OSAKA・FM802・FM COCOLO)が共同で告知CMを制作していた。しかし、関西地方において、NHK・AM・FMラジオ局が共同で展開するキャンペーンは『ラジオにタッチ!』 が初めてである。
アナウンサーの肩書はキャンペーン開始時点で表記。『』内はキャンペーン期間中の主な担当番組。
以上のパーソナリティは、参加全局が共同で実施するキャンペーンイベントや、参加局が単独で開催する公開イベントに揃って出演。ただし、イベントによっては、それ以外の人物が各局の代表として登場した。
当キャンペーンを締めくくる参加各局のリスナー招待イベントとして、2012年12月14日(金曜日)の夜にNHK大阪ホールで開催。参加各局から以下のパーソナリティ・DJ・アナウンサーが登場したほか、コブクロがゲストで出演。各局のパーソナリティによるクロストークセッション「ラジオノルツボ」では、増田英彦(ますだおかだ)がMCを務めた。
キャンペーン期間中に増田が木曜日のパーソナリティを務める『with…夜はラジオと決めてます』(MBSラジオ、以下『夜ラジ』と略記)では、フェスティバルの開催が金曜日の生放送と重なったことから、当日にNHK大阪ホール楽屋からの生中継を挿入。また、フェスティバルの開催後には、参加各局で「ラジオノルツボ」のダイジェストやコブクロによる「ココロの羽」のライブ音源を放送していた(後述)。
◎はキャンペーン時点で参加局に所属していたアナウンサー、『』内はキャンペーン期間中の主な担当番組、★は「ラジオノルツボ」にも登場。
放送時間の早い順に記載
2012年11月第1週から12月第2週まで、週に1回キャンペーン参加全局で放送されたラジオドラマ。1話30分・1話完結・6話シリーズのドラマで、タイトルはキャンペーンの参加局数(6局)と、シリーズの統一テーマが「色(COLOR)」であることにちなんでいた。
ただし、放送日・放送時間は参加局によって異なっていた(後述)。またNHK大阪では、AM(ラジオ第1・第2)ではなくNHK-FMで放送。NHKネットラジオ らじる★らじるでも、FMでの本放送と同時にインターネットで配信していた。
主演は小栗旬と蒼井優。2人がラジオドラマで共演したのは、当作品が初めてであった。また、テレビドラマを含められたら、2001年に日本テレビで放送された単発ドラマ『青と白で水色』以来の共演であった。
放送日・放送時間の早い順に記載。放送局によっては、本編の前後にナビゲーターが出演したり、編成上の事情で放送枠を変更した。また、参加各局の生ワイド番組で次回作品の予告を放送する場合には、基本として当該回の音源の一部を流していた。
「ラジオにタッチ!」の公式サイトでは、上記の局で直近に放送した1話分の音源を、FM OSAKAでの放送終了翌日(木曜日12:00)から1週間無料で配信。最終話になる第6話の放送終了翌日(12月13日)から同月31日までは、全話の音源を配信していた。また、2013年1月2日(水曜日)の15:15 - 17:50には、MBSラジオで全6話の一斉再放送を実施した。
関西地方などの演劇シーンで活躍する6組(7名)の劇作家が、「1つの色」をテーマに書き下ろした脚本を提供。いずれの話にも、小栗・蒼井が出演するほか、タイトルに「色」を表現する言葉を入れていた。ただし、ストーリーは1話完結で、ジャンル・展開や役の設定・名称も毎回異なっていた。
こちらは東海地方で行われるイベントで、2013年の秋にNHK名古屋放送局と、在名ラジオ局4局が共同で行う。2013年9月21・22日にオアシス21で開催されたキックオフ・イベントを皮切りに、12月までキャンペーンを展開した。
東海地方のラジオ局共同キャンペーンは「RADIO ON THE GO!〜ラジオといっしょに出かけよう〜」があり、各局パーソナリティの番組相互乗り入れや今回と同様のキャンペーンを展開していた。なお今回はぎふチャンラジオ、岐阜FMとFM三重は参加していない。
肩書きはキックオフイベント開催当時のもの。
2014年は、東日本大震災で被災した岩手県、宮城県、福島県のNHK3放送局と、民放ラジオ局6社の9団体が参加した。東北地方では震災発生時にテレビが停電で視聴できなかったため、多くの人々はラジオを聴取し、身近な公共財・ライフラインとして活用し、またパーソナリティーもリスナーに呼びかける形で被災地を励ましてきた。これをきっかけに、改めて身近な公共財・ライフラインであるラジオを再認識してもらい、ラジオを防災の道具に、またラジオの魅力を多くの人々に伝えて、震災からの復興を全国にPRすることを目指した[1]。三大都市圏以外では初の開催だった。
キャンペーンパーソナリティーは全員所属放送局の局アナウンサーである。
2015年は北海道地方を対象にNHK札幌放送局と、在札民放ラジオ局4局が共同で行う。2015年7月31日にサッポロファクトリーアトリウムで開催されたキックオフイベントを皮切りに、2016年3月いっぱいまでキャンペーンを展開した。
2016年は福岡県を対象にNHK福岡放送局と、福岡県に本社を置く民放ラジオ局6局が共同で行う。2016年8月29日にソラリアプラザのイベントスペース ゼファで開催されたキックオフイベントを皮切りに、2017年3月いっぱいまでキャンペーンを展開した。
2017年はNHK及び在京民放5社による運営で、ラジオを知らない10代の若者に対し、ラジオの魅力を知ってもらい、スマートフォンでラジオを聞く人を「スマラー」と定義し、ラジオを聞いたことがない人にラジオを聞いてもらうキャンペーンを10月2日から翌2018年3月30日まで全国で実施した[2]。
この一環として、民放各局および放送大学[注 1]が聴取可能なラジオ配信サービス「radiko.jp」において、NHKラジオ第1・第2・FMの各放送を関東1都6県及び福岡県・宮城県・広島県・愛媛県において実験的に配信した(タイムフリー機能及びプレミアム会員向けのエリアフリー機能は対象外)。キャンペーン公式サイトでは「radiko.jp」「NHKネットラジオ らじる★らじる」「LISMO WAVE」「ドコデモFM」といったラジオ配信サービスを紹介していた。
また、11月23日から26日には『全国こども電話相談室』の復活版として、NHKと民放ラジオ101局共同製作による著名ラジオパーソナリティが若者の悩み相談に電話で回答する特別番組『ラジオスターがお悩みに回答!10代限定相談室』を放送した。出演は渡辺直美、高橋みなみ、山里亮太、神門光太朗(NHKアナウンサー、番組MC)。
『#このラジオがヤバい』(ハッシュタグ・このらじおがやばい)はNHK及び在京民放5社の運営で、2019年2月18日から9月30日までの期間内でまだラジオに触れたことのない10代の若者に向けて、パーソナリティ・番組スタッフ・リスナーがラジオの良さをSNSなどを通じて発信し、それを読んだ人に気軽にラジオに触れてもらおうというキャンペーン[3]。
Twitter[注 2]上で「#このラジオがヤバい」のハッシュタグをつけて、好きなラジオ番組の感想やおすすめコメントなどをリスナーにツイートしてもらい、ハッシュタグを追うことで様々なコメントを見ることができるほか、キャンペーン公式サイトでも表示される。また公式サイトでは小野賢章、川上洋平([ALEXANDROS])、工藤大輝(Da-iCE)、菅田将暉、千葉雄大、徳井青空、長濱ねる(欅坂46)、ヤバイTシャツ屋さん、山里亮太(南海キャンディーズ)が「自身のラジオ原体験」「ラジオ番組の楽しみ方」「パーソナリティとしての心構え」などを語ったインタビュー記事、各局のパーソナリティやスタッフが自局他局を問わずお勧め番組を挙げる「ラジオな人に聞いた! #このラジオがヤバい」、専用メールフォームからのラジオに対する想いの投稿を受け付けるなどしている。キャンペーン期間中にはTwitterでの企画ハッシュタグに約40万件の投稿が寄せられ、ラジオとSNSの親和性が再認識される結果となっている[4]。
5月6日19:00-翌7日1:00には、NHKと民放ラジオ101局との共同製作により、リスナーからのツイートを元に、NHKと民放が相互乗り入れする特番『今日は一日“民放ラジオ番組”三昧〜#このラジオがヤバい〜』を放送[5]。NHK-FMの特別番組枠『今日は一日○○三昧』の番組フォーマットを利用しつつ、6時間を1時間ずつ区切って、お笑い、声優、アーティスト、10代向けワイド、ご当地、音楽番組の各ジャンルを扱って送る。民放局では全部または一部時間帯で同時生放送または後日ダイジェスト版を放送し、最大69局で同時生放送が行われた(詳細はネット局を参照)[6]。総合司会はニッポン放送『三四郎のオールナイトニッポン』パーソナリティの三四郎とNHKラジオ第1『サンドウィッチマンの天使のつくり笑い』司会の千葉美乃梨(NHKアナウンサー)が担当[5][7]。
|
|
『#いま聴いてほしいラジオ』(ハッシュタグ・いまきいてほしいらじお)はNHKと民放連による特別企画で、新型コロナウイルスに伴う全国一斉休校による影響で長期間家で過ごしている中学生と高校生に日中の時間帯にラジオを聴いてもらうようアピールするキャンペーンである。2020年3月19日から4月30日に実施する。各放送局や番組の公式アカウントに出演者が学生に対して、自宅学習に役立つ番組からバラエティ番組など、いま聴いて欲しいラジオ番組の情報をタイムフリー配信リンクと共につぶやくと同時にリスナーにもつぶやいて貰う。特設サイトは前回の『#このラジオがヤバい』を流用している[4][11][12]。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.