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日本のテレビドラマ ウィキペディアから
『HOTEL』(ホテル) は、石ノ森章太郎の同名漫画を原作とし、TBSによって製作された日本の実写映像化作品シリーズ。
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それまで主にサスペンス系やアクションものを手がけてきた近藤照男プロダクションが制作。漫画原作の実写化は初めてだった。
原作では東堂克生を中心にストーリーが展開するが、ドラマでは東京プラトンに中途採用の新入ホテルマンとして赤川一平が入社するところから始まり、赤川を中心にストーリーが展開する。ドラマでは毎回豪華なゲスト出演者が宿泊者やホテルの関係者として出演し花を添えた。
テレビドラマでのホテル「東京プラトン」の設定(第1シリーズ・第1話、一平の発言より)。
兼役が多く、別役による再出演も多く見られる。似たような名前も多い(例:影山奈津子と片桐奈津子など)。
以下TBS樋口祐三、内野建、高田卓哉
制作協力 - 東映
HOTEL シーズン1 | |
---|---|
収録で使われた東京ベイヒルトン | |
ジャンル | テレビドラマ |
原作 | 石ノ森章太郎『HOTEL』 |
脚本 |
横田与志 酒井あきよし |
監督 |
瀬川昌治 井上昭 小山幹夫 山内柏 |
出演者 |
松方弘樹 紺野美沙子 髙嶋政伸 菊池桃子 沖田浩之 岡安由美子 小野寺丈 高樹澪 松岡知重 川村ティナ 宮地佳具 小林稔侍 藤真利子 丹波哲郎 |
音楽 | 義野裕明 |
エンディング | 白鳥英美子「LET THE RIVER RUN」 |
国・地域 | 日本 |
言語 | 日本語 |
時代設定 | 現代 |
製作 | |
撮影地 | 東京ベイヒルトン |
制作 |
近藤照男プロダクション 東映 |
製作 | 近藤照男 |
放送 | |
放送チャンネル | TBS |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1990年1月11日 - 1990年3月22日 |
放送時間 | 木曜日21:00 - 21:54 |
放送枠 | TBS木曜9時枠の連続ドラマ |
放送分 | 54分 |
回数 | 11 |
カーリー・サイモンのカバー曲[2]
話数 | エピソードタイトル | 初回放送日 | 脚本 | 監督 | 原作 |
---|---|---|---|---|---|
第1話 | スイートルームの客が? | 1990年1月11日 | 横田与志 | 瀬川昌治 | |
赤川一平は念願のベルボーイになるが、初日からスイートルームに宿泊した水谷杏子のイタズラが原因で客の情交を覗き見したと誤解して殴られる事件に巻き込まれる。杏子は犯人と名乗り出てプラトンを去ろうとするが、東堂の計らいでフロントに採用される。 | |||||
第2話 | ルームキーを拾った女は? | 1990年1月18日 | 横田与志 | 瀬川昌治 | 「プラトン・サービスマニュアル」(第16話) 「スキッパー」(第47話) |
赤川は宝石類が入っていた女性客のバッグをロッカーに入れるが、そのバッグが忽然と消える。女性客に責められた赤川はプラトンを辞める覚悟をする。一方老夫婦がカードキーを紛失し、さらにホテル内で何者かが老夫婦のカードキーを利用してショッピングした履歴が残されていた。赤川の同僚たちの必死の捜索で、女性客のバッグ紛失は狂言であることが判明。その事実に赤川は激怒するが東堂の説得で彼女を許す。老夫婦はホテル荒らしの常連だった。 | |||||
第3話 | 3つのC | 1990年1月25日 | 横田与志 | 小山幹夫 | 「3つのC」(第33話) |
赤川は外国客との接客のために英会話の勉強中。フロントの水野は外国客の郵便物を紛失するミスを犯す。郵便物は無事に見つかったものの、東堂から世界外科学会がお忍びでホテルの下見に来ていると聞かされた水野は緊張して英語が聞き取れなくなる。赤川がスカッシュの相手をしていた外国客が倒れ、神保と佐伯が介抱する。翌朝、水野はランニングする外国客と自然に英語で打ち解ける。倒れた外国客は下見役だった。その後、持田は突然辞職を申し出る。 | |||||
第4話 | 討ち死に族 | 1990年2月1日 | 横田与志 | 小山幹夫 | |
他のホテルにヘッドハントされた持田が辞職するとの話はたちまち従業員の間に広まり皆ショックを受ける。赤川は夜遅くチェックインして翌朝会社に出勤する「討ち死に族」のビジネスマン・高見の部屋でワープロの電源コードにつまづき、予算書のデータが消えてしまう。高見はかつてニューヨークプラトンで東堂の同僚だったが、ヘッドハントされたためニューヨークプラトンを去った過去を持っていた。東堂は持田に高見の消えた予算書作りの手伝いを依頼。従業員たちは持田慰留の署名活動を始める。翌朝、従業員たちに懇願された持田はヘッドハントを断りプラトンマンとして生きると決める。 | |||||
第5話 | サービス | 1990年2月8日 | 酒井あきよし | 小山幹夫 | 「キッカー」(第26話) |
大阪の水産会社社長・吉成がブリ[注 30]をプラトンのフロントに持ち込んでお造りにしろと要求する。プラトンを常宿とする吉成は自分は上客と豪語し、過剰なサービスを要求。東堂は赤川たちに特別扱いするなと命じる。持田はお造り代を請求するが、吉成は「ホテル協会に訴えてクビにしてやる」と激怒。赤川は持田を守るため残業して吉成のサービスに応じるが高熱で倒れる。従業員たちが吉成に抗議するとそれに興奮した吉成が高血圧で倒れる。ホテル内の医務室で寝込んだ赤川と吉成は、翌朝「サービス」の朝食を食べて打ち解ける。改心した吉成はお造り代を支払いチェックアウトした。 | |||||
第6話 | 愛の方程式 | 1990年2月15日 | 横田与志 | 山内柏 | |
赤川は母親に面影が似ている小谷という女性客に様々なサービスをするが、前回の件もあってその事で持田に叱責される。一方東堂は小谷のことを知っているという。彼女は毎年亡き夫との結婚記念日になると、決まってプラトンに泊まっているのだ。ところが、小谷の知り合いである吉野という男性客がある詐欺師によって結婚詐欺に加担されようとしており、それを赤川が目撃する。 | |||||
第7話 | ホテル評論家 | 1990年2月22日 | 酒井あきよし | 山内柏 | 「ランキング」(第21話) |
毎年2月になると、ホテルランキング格付けの季節がやってくる。そんなある日プラトンに調査員の本山がやってくる。本山は嫌がらせのようなやり口で従業員を試す。東堂はいつもどおりと呼びかけるが、本山と因縁のある佐伯は複雑な心境。3年前、ニューヨークプラトンのホテルマンだった本山はプラトンの機密文書を持ち出し転職しようとしたが、佐伯の裏切りで失敗し、ホテル評論家に転じていた。本山はレストランでわざと上着を汚し、プラトンにクレームをつける。佐伯は徹夜で染み抜きして翌朝上着を届け、本山とのわだかまりも解ける。2週間後、発表されたランキングでプラトンは5位から3位へと上昇していた。 | |||||
第8話 | ブライダル・フェア | 1990年3月1日 | 横田与志 | 小山幹夫 | |
プラトンでブライダルフェアが行われる事になり、ホテルマンらの事前アンケートの案によって準備は着々と進められた。そしてブライダルフェア前日、中川直美という女性がプラトンに宿泊し、『例えどんな人が来ても取り次がないでほしい』と赤川に忠告する。その後、彼女を追いかけてきた男性がプラトンに現れる。男性は直美の婚約者だったのだが、彼女は男性に会いたがらない。水野も直美の友人であり、彼女の話を聞く事になる。ところがブライダルフェア当日、講演を担当する女性小説家がパリからの飛行機の遅れでプラトンに来られなくなってしまった。そこで東堂は意外な人物を講演の代理に抜擢させる。 | |||||
第9話 | パワーランチ | 1990年3月8日 | 横田与志 | 井上昭 | 「パワーランチ」(第55話) 「サーバント」(第24話) |
赤川は病欠したドアマンの代理として臨時のドアマンに回されるが、女性客の田島のタクシーから鞄を下ろし忘れるというミスをして落ち込む。プラトンに赤川の幼馴染みで一流商社マンになった宮沢(嶋大輔)がチェックイン。赤川は劣等感を感じる。田島は外国人ジョン・ウォーカーとの商談を控えてカンカンだった。鞄は見つかったが、商談はうまくいかず赤川は責任を感じる。東堂に赤川の治療を頼まれた神保は部屋を借りて、赤川にサーバント(奴隷)であることを考えるよう命じる。宮沢はウォーカーとの商談を杏子に相談。翌日赤川はベルボーイに復帰。杏子は宮沢を佐伯に紹介。佐伯はレストランのパワーランチをアドバイス。宮沢はジムでウォーカーに声をかけレストランに誘う。接待を嫌うウォーカーは宮沢に怒るが、佐伯たちのとりなしで席に付く。ランチを終えた宮沢は赤川にホテルへの礼を述べる。赤川は自信を取り戻し宮沢を送り出す。 | |||||
第10話 | アガサ夫人 | 1990年3月15日 | 横田与志 | 井上昭 | 「アガサ夫人」(第20話) 「モンスターズ・クリスマス」(第7話) |
プラトンにイギリスから来た亡き推理小説家、ジョン・ベーカーの元妻アガサが宿泊。カードキーを忘れて閉め出されたアガサのために赤川がマスターキーを取りにいった間に、アガサは密室の部屋の中で何者かに殴られ失神していた。犯人を探す赤川も行方不明になる。東堂は密室トリックを暴き、アガサは小説を書くヒントにするため事件を自作自演したと明かす。赤川の行方を探す杏子たちは、アガサの隣の部屋に人数をごまかしてコンパ[注 31]を開くため宿泊した大学生グループを問い詰める。大学生たちと鉢合わせした赤川は口封じのため無理矢理酒を飲まされ車(フォード・サンダーバード)のトランクに監禁されていた[注 32]。 | |||||
最終話 | シー・ユー・アゲイン | 1990年3月22日 | 横田与志 | 小山幹夫 | |
早朝、姉の電話で起こされた赤川。出勤すると、毎年プラトンで研修するサマリア商事の予約が突然キャンセルしたことで佐伯たちが動揺していた。赤川と杏子は女性外国人客のセシリア・グロベルが部屋で倒れていると誤解して彼女の部屋に勝手に入る失態を犯す。佐伯たちはサマリア商事の大口予約キャンセルの理由を知るため研修旅行を担当する旅行代理店を訪ねるが、プラトンのサービスが低下したためと言われる。従業員たちは佐伯に自分たちに非はないかと詰め寄る。後日、旅行代理店の社長の口からグロベルがサマリア商事から派遣された下見係と知った赤川はグロベルの部屋に駆け込み、従業員を試したことに抗議し、予約キャンセルを取り消してほしいと懇願し謝罪する。グロベルはプラトンを選ぶと約束。キャンセルは代理店の常務が他のホテルのマージンを得るためプラトンの悪評を広めていたと判明する。 |
HOTEL スペシャル | |
---|---|
ジャンル | テレビドラマ |
原作 | 石ノ森章太郎『HOTEL』 |
脚本 |
横田与志 酒井あきよし |
監督 |
瀬川昌治 小山幹夫 |
出演者 |
松方弘樹 紺野美沙子 高嶋政伸 菊池桃子 沖田浩之 岡安由美子 小野寺丈 佐野圭亮 高樹澪 松岡知重 大綱めぐみ 川村ティナ 宮地佳具 小野寺昭 小林稔侍 若村麻由美 名古屋章 丹波哲郎 |
音楽 | 義野裕明 |
国・地域 | 日本 |
言語 | 日本語 |
時代設定 | 現代 |
製作 | |
プロデューサー |
内野建 田代秀樹 |
撮影地 | 東京ベイヒルトン |
撮影監督 |
下村和夫 臼木敏博 |
編集 | 岡田三知夫 |
制作 |
近藤照男プロダクション 東映 |
製作 |
近藤照男 岡田茂 |
放送 | |
放送チャンネル | TBS |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1990年1月11日 - 1990年3月22日 |
放送時間 | 木曜日21:00 - 22:54 |
放送枠 | TBS木曜9時枠の連続ドラマ |
放送分 | 114分 |
回数 | 3 |
ホテル・プラトンにVIPとしてライバルホテルのホテルメリッツのルネ・メリッツが来客する。彼は会見場の準備を要求し、ホテルメリッツの日本進出を一方的に発表。水野はホテルメリッツの女性スカウトにプラトンの顧客名簿の提出を条件としての引き抜きを持ちかけられる。水野は帰宅中に車がエンストして立ち往生していたニュースキャスターの保田恵子(秋野暢子)と遭遇し、予約済みというホテルプラトンへと送迎する。しかし10年前と同じ日の9月20日のスイートを予約したと主張するが、翌日開催される世界文学者会議のVIP客を全てスイートルームへ通してしまっていたため、ダブルブッキング(重複予約)のトラブルが発生。一平は山崎マネージャーの助言から地下倉庫で10年前の予約カードを発見し保田の主張の正当性を証明。
日本文学者会議の宿泊客から部屋を変えてもらう候補をコンピューターから検索すると「サエグサヒロコ」という日本人の教授の名前がヒット。その女性こそ東堂マネージャーの前妻である三枝弘子だった。保田にはサンフランシスコのスタンフォード大学への留学経験があった。そこで現地人で反原発・戦争反対のデモに参加するリチャード(ロニー・サンタナ)と恋愛関係になり結婚を両親に直訴するも、父親は自身の両親を戦争で殺害したベトナム人への憎しみが募り、アジア人への差別意識が強く結婚に大反対され失望。その後現地人の男性に集団レイプに遭ったところをリチャードに助けられた過去があった。保田が日本に帰国する時に、10年後に日本のホテルプラトンにスイートルームを予約しており、そこで結婚しようと約束しており、その約束の日が9月20日だった。
そんな中、ホテルメリッツのスカウト行為がエスカレートし対策を迫られた東堂マネージャーに対し、佐伯秘書がルネ・メリッツへの直談判を申し出る。時を同じくして、保田の部屋のもとにリチャードの両親が訪れ、息子は来ないと告げ保田は号泣。失意の底に落ちチェックアウトを申し出る。その帰り道に週刊誌記者が取材の強要を迫ったため、プラトン従業員が総出で保田を守ったその時、保田は過去の全てを語りだす…
話数 | エピソードタイトル | 初回放送日 | 脚本 | 監督 |
---|---|---|---|---|
スペシャル'90秋 | 姉さん事件です! | 1990年10月4日 | 横田与志 | 小山幹夫 |
アメリカのホテル「メリッツ」オーナーの息子が宿泊することで騒動が起こる。 | ||||
スペシャル'91春 | 姉さんピンチです | 1991年4月4日 | 横田与志 | 瀬川昌治 |
フランスの超一流デザイナーが宿泊することで騒動が起こる。 | ||||
スペシャル'91秋 | 姉さん大事件です | 1991年10月3日 | 横田与志 酒井あきよし | 瀬川昌治 |
HOTEL シーズン2 | |
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収録で使われた東洋大学朝霞キャンパス | |
ジャンル | テレビドラマ |
原作 | 石ノ森章太郎『HOTEL』 |
脚本 |
横田与志 酒井あきよし |
監督 |
瀬川昌治 小山幹夫 |
出演者 |
松方弘樹 紺野美沙子 高嶋政伸 伊藤かずえ 川越美和 高樹澪 岡安由美子 小野寺丈 佐野圭亮 大綱めぐみ 川村ティナ 宮地佳具 小野寺昭 小林稔侍 若村麻由美 沖田浩之 名古屋章 丹波哲郎 |
音楽 | 義野裕明 |
エンディング | 島田歌穂「ステップ・バイ・ステップ」、「FRIENDS」 |
国・地域 | 日本 |
言語 | 日本語 |
時代設定 | 現代 |
製作 | |
プロデューサー | 田代秀樹 |
撮影地 | 東京ベイヒルトン |
撮影監督 | 林兆 |
編集 | 岡田三知夫 |
制作 |
近藤照男プロダクション 東映 |
製作 |
近藤照男 岡田茂 |
放送 | |
放送チャンネル | TBS |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1992年1月9日 - 1992年4月2日 |
放送時間 | 木曜日21:00 - 21:54 |
放送枠 | TBS木曜9時枠の連続ドラマ |
放送分 | 54分 |
回数 | 13 |
話数 | エピソードタイトル | 初回放送日 | 脚本 | 監督 |
---|---|---|---|---|
第1話 | 昇進の順番 | 1992年1月9日 | 横田与志 | 瀬川昌治 |
年末、赤川はベルマンから念願のフロントクラーク昇進の辞令を受け取るが、先輩の北川より先に昇進したことに複雑な心境になる。新年、プラトンに鹿児島出身の並木裕美がフロント研修生になる。裕美は積極的に仕事に取り組むが、妻の不貞を疑いロビーで暴れる酔客を見て警察に通報してしまう。藤堂と佐伯はパトカーがくればホテルの格が下がる、接客はマニュアル通りではいけないと注意。落ち込む裕美を赤川たちは励ます。北川も赤川の昇進を祝福しわだかまりが解ける。翌朝、暴れた夫も妻の誤解が解けチェックアウトする。 | ||||
第2話 | 気になる関係 | 1992年1月16日 | 横田与志 | 瀬川昌治 |
赤川は偶然コールガールの女性と知り合う。プラトンでは不審な女性を入れないよう注意が出される。赤川は昨夜の女性を見かけ声をかけるも見逃す。外国人客の現金と航空券が盗まれる事件が発生。赤川は彼女をかばい自分が弁償すると覚悟する。仲間たちは赤川を信じカンパする。シドニーの「ペッパーズ・プラトン・ホテル」に研修に行った山崎と町子は東堂の知り合いの涼子を連れて帰国する。 | ||||
第3話 | ベルガール誕生 | 1992年1月23日 | 横田与志 | 小山幹夫 |
東堂は涼子をプラトン初のベルガールに配置する。シドニーで様々なセクションを担当した涼子は、他人の仕事に口を出し、女性陣から煙たがられる。涼子が入った外国人客の部屋から宝石が紛失する事件が発生。多額の弁償金を要求され、涼子は落ち込む。佐伯たちは涼子に自分の仕事に集中するようアドバイス。赤川たちも励ます。隣の部屋の日本人客が自首し、事件は解決する。 | ||||
第4話 | Pスマイル | 1992年1月30日 | 酒井あきよし | 小山幹夫 |
プラトン従業員の笑顔「Pスマイル」。だが老人客の今井はいちいち「失格」と酷評する。赤川たちは今井が調査員かと疑うが、佐伯たち上層部は彼に敬意を払う。ツアーコンダクターの高木が、ツアー客のパスポートの入った封筒をフロントで無くしたと抗議するが赤川たちには覚えがない。山崎はまず誠意ある対応を見せることが重要と説く。それは元航空会社の今井の教えでもあった。ホテル中で封筒探しが行われるが見つからない。翌朝高木は東京タワーのトイレに封筒を置き忘れたことを思い出す。封筒は既にプラトンに渡り、赤川は「フロントに落ちていた」と高木に渡す。高木は涙をこぼし赤川たちに頭を下げホテルを立つ。それを見た今井も満足してホテルを立つ。 | ||||
第5話 | カラオケ音楽研究会 | 1992年2月6日 | 横田与志 | 瀬川昌治 |
東堂の発案で従業員懇親のための「音楽研究会」が開催されることになる。元コーラス部の裕美ははりきるがカラオケ大会と知り落胆する。さらに女性客の倉沢から「同じことの繰り返し」と嫌味を言われ、赤川にフロントを辞めたいと言い出す。涼子は裕美と口論の末平手打ちしてしまう。夫婦関係に悩む倉沢は部屋で手首を切り、夫が駆けつける。東堂は予定通り音楽研究会を開くことを決め、倉沢夫婦を招待する。夜間のバンケットに従業員が集まりカラオケ大会が始まる。フロント代表は京子が「Friends」を歌い、ステージには赤川に連れられ裕美も参加。翌朝、倉沢夫婦はホテルを立ち、裕美も笑顔を取り戻す。 | ||||
第6話 | 奇妙な三角関係 | 1992年2月13日 | 横田与志 | 瀬川昌治 |
北山は雑誌の占いコーナーの「三角関係」を読んで涼子が気になりだす。女性誌の関西ホテルランキングで京都プラトンが7位になり、持田と山崎は改めてプラトンの見回りをする。赤川の同級生の滝沢がホテルランキングの調査員としてやってくる。滝沢は赤川と受けたプラトンの入社試験に落ちていた。滝沢はバスルームを故障させたり部屋を変えさせたりと嫌がらせのようなテストを行い、調査員であることを知らない従業員たちは不満を漏らす。赤川は事情を話し土下座して謝る。赤川は滝沢を呼びだし「友達として」殴りあい、仲直りする。後日東京プラトンはランキング2位になる。 | ||||
第7話 | 不思議な投書 | 1992年2月20日 | 横田与志 | 瀬川昌治 |
プラトン大原社長に幼い娘を持つ母親から手紙が届く。プラトンに憧れる10歳の娘・はるみとプラトンに立ち寄ったがホテルマンたちにそっけなくされたという。手紙が貼り出されると、ドアマンの磯辺に思い当たることがあったが打ち明けられない。だが涼子に反省を求められ逆ギレする。涼子も少女の質問に答えなかったことを思い出し、手紙は自分のことと名乗り出て落ち込む。翌日涼子は欠勤。赤川たちは涼子の家を訪ね、カンパで少女一家をプラトンに招待しようという手紙を届ける。翌日涼子は髪を切って出勤。ベルマンの制服も変更される。後日、はるみと両親がプラトンに招待され赤川たちから丁寧な接客を受ける。 | ||||
第8話 | 65歳で赤ちゃんが… | 1992年2月27日 | 横田与志 | 小山幹夫 |
赤川と裕美は社内報に出す「親について」の原稿に悩む。ホテルドクターの中島淳子の父・中島五郎と再婚相手の静江がチェックイン。五郎は淳子に静江が妊娠したと打ち明けるが淳子は激怒。プラトンに妊婦とその夫が飛び込みで泊まったが、夜中に妊婦の具合が悪くなり淳子が呼ばれる。苛立つ五郎は赤川に食ってかかり倒れる。静江や佐伯に説得された淳子は、妊娠を祝福する。赤川は社内報に旅館を経営しながら幼いときに亡くなった父親のことを書く。 | ||||
第9話 | 嫌われるお客さま | 1992年3月5日 | 横田与志 | 小山幹夫 |
プラトンにUG(招かれざる客)のリストが回り、予約なしの客からデポジット(前金)を取ることになる。赤川は持田から気を引き締めるよう言われて発奮、ミスした裕美を厳しく叱る。不満を抱えた裕美はひったくりから助けてくれた男・矢部と親しくなる。後日、矢部がプラトンにチェックイン。予約なしで宿泊中の外国客のジェームス・アルバートにUG客の疑いがかかるが、アルバートが全て現金精算してチェックアウトしたため皆安堵する。矢部が1,300万円の現金を盗難されたと訴え、部屋に入った裕美が疑われる。矢部はホテルに弁償を要求するが藤堂は矢部の嘘を見破る。矢部は赤川に嘘を自白。赤川は裕美に現金が見つかったと嘘をつく。藤堂たちは矢部を見逃し、赤川と裕美たちとの関係も修復する。 | ||||
第10話 | ヤクザさま宿泊中 | 1992年3月12日 | 横田与志 眞木勲 | 瀬川昌治 |
ヤクザの村岡が部屋が予約されていないとフロントで暴れる。持田はシングルの料金でスイートルームを用意してその場を納める。傍若無人に振る舞う村岡に赤川たちは怒り心頭。フロントクラークのティナが予約を忘れたことを思い出す。謝罪に行った赤川はビールを飲まされ手打ちにしてもらうが、さらに3人のヤクザが村岡を訪ねてくる。従業員が集められ、佐伯が暴力団対策マニュアルを指導。村岡は母親と姉が切り盛りする実家の旅館を売るよう強要される。裕美と涼子は部屋でお酌をさせられ、駆け付けた持田も屈辱を受ける。村岡の姉が旅館の権利書を持って現れ、止めに入った赤川は殴られる。犯罪行為の地上げに警察を呼ぶことが検討されるが、東堂は一人で話に行きヤクザたちを追い出す。村岡は姉と旅館を継ぐと言ってプラトンを去る。 | ||||
第11話 | 部屋で炊事する客 | 1992年3月19日 | 横田与志 酒井あきよし | 小山幹夫 |
赤川の姉に紹介されたという熊本の漁師・春日貞次郎がやってくる。ホテルの流儀を知らない春日はこたつを要求し、水炊きの材料を買ってきて部屋で調理しろという。赤川と佐伯の頼みで厨房で野菜を切り、サービス料を請求するが春日は激怒。赤川はサービス料を肩代わりすると申し出るが持田に叱られる。翌日、春日はおにぎりと味噌汁を要求。赤川の面子を潰すまいと涼子たち女性陣がおにぎりを作る。それを食べ終わった春日は涙ぐんで感謝し、サービス料を支払いホテルを出る。プラトンのシェフは客の要望にあわせて料理を提供する「シェフの聞き耳」を始める。 | ||||
第12話 | 一平くんの結婚式 | 1992年3月26日 | 横田与志 | 小山幹夫 |
名古屋プラトンのマネージャーになった水野が上京。赤川にブライダルフェアの講演会を依頼する。水野は支配人秘書の森ユキと遠距離恋愛中だが、ブライダルデザイナーの有村と話し込んでばかり。有村は水野にプラトンを辞めて自分のビジネスを手伝ってほしいと口説いていた。赤川は名古屋プラトンに到着するが水野と有村に声をかけようとして会場のセットを壊してしまう。水野は激昂するが、東京から出張扱いで来ていたユキたち東京組が徹夜で修復。翌日の講演会で赤川は緊張して用意したスピーチを忘れたものの、お互いの大切さを訴える内容で講演を終える。有村は身を引き、水野とユキは寄り添う。 | ||||
最終話 | 姉さん謎です!?777号室の客が… ホテルスペシャル'92春 姉さん謎です!?777号室の客が… | 1992年4月2日 | 横田与志 | 瀬川昌治 |
長期宿泊客(岡田真澄)を中心に騒動が起こる。一方、フランスのホテル・ド・クリヨンで開かれるシンポジウムに佐伯と影山を派遣することになる。 |
HOTEL スペシャル | |
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ジャンル | テレビドラマ |
原作 | 石ノ森章太郎 |
脚本 |
小山内美江子 横田与志 |
監督 |
瀬川昌治 山内柏 佐藤肇 |
出演者 |
松方弘樹 紺野美沙子 高嶋政伸 伊藤かずえ 川越美和 高樹澪 岡安由美子 小野寺丈 佐野圭亮 大綱めぐみ 川村ティナ 宮地佳具 小野寺昭 小林稔侍 若村麻由美 名古屋章 藤真利子 丹波哲郎 |
音楽 | 義野裕明 |
国・地域 | 日本 |
製作 | |
プロデューサー | 田代秀樹 |
撮影地 | 東京ベイヒルトン |
撮影監督 |
下村和夫 臼木敏博 |
編集 | 岡田三知夫 |
制作 |
近藤照男プロダクション 東映 |
製作 |
近藤照男 岡田茂 |
放送 | |
放送チャンネル | TBS |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1992年10月1日 - 1993年9月30日 |
放送時間 | 木曜日21:00 - 21:54 |
放送分 | 114分 |
回数 | 3 |
話数 | エピソードタイトル | 初回放送日 | 脚本 | 監督 |
---|---|---|---|---|
スペシャル'92秋 | 姉さん大変です!?極道の奥様ご宿泊中 | 1992年10月1日 | 横田与志 | 山内柏 |
東京プラトンとハワイのホテルで交換研修を行うことで、それぞれで騒動が起こる。 | ||||
スペシャル'93春 | 姉さんミステリーです!? | 1993年4月1日 | 横田与志 | 佐藤肇 |
海外研修留学のため赤川がANAシドニー・プラトンに勤めることで騒動が起こる。 | ||||
スペシャル'93秋 | 姉さん信じられません 東京-長崎あの新婚旅行の出来事 | 1993年9月30日 | 小山内美江子 | 瀬川昌治 |
東京プラトンでのメモリアルパーティーの開催で騒動が起こる。 |
HOTEL シーズン3 | |
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第15話の舞台となった新宿パークタワー | |
ジャンル | テレビドラマ |
原作 | 石ノ森章太郎 |
脚本 |
横田与志 酒井あきよし 小木曽豊斗 佐伯俊道 高橋孝之介 真木勲 |
監督 |
瀬川昌治 小山幹夫 中村金太 |
出演者 |
松方弘樹 紺野美沙子 高嶋政伸 有森也実 細川直美 赤坂晃 水野真紀 石橋保 小野寺丈 佐野圭亮 沢南海子 川村ティナ 宮地佳具 名古屋章 小林稔侍 藤真利子 丹波哲郎 |
音楽 | 義野裕明 |
エンディング | 島田歌穂「君にできること」 |
国・地域 | 日本 |
言語 | 日本語 |
時代設定 | 現代 |
製作 | |
プロデューサー |
上山勝彦 高田卓哉 |
撮影地 | 東京ベイヒルトン |
撮影監督 |
下村和夫 臼木敏博 |
編集 | 河原弘志 |
制作 |
近藤照男プロダクション 東映 |
製作 |
近藤照男 高岩淡 |
放送 | |
放送チャンネル | TBS |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1994年4月7日 - 1994年9月22日 |
放送時間 | 木曜日21:00 - 21:54 |
放送分 | 54分 |
回数 | 25 |
話数 | エピソードタイトル | 初回放送日 | 脚本 | 監督 |
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第1話 | 結婚しない女で満室!? HOTELスペシャル'94春 姉さん異常です!結婚しない女で満室!? | 1994年4月7日 | 横田与志 | 瀬川昌治 |
第3シーズン始めに放送された実質1回目のスペシャルで新出演者の紹介を兼ねたエピソードから始まる。人事異動で赤川がフロント・サブマネージャーに昇進した。北山はチーフ・ベルボーイのまま。そのため2人の間に微妙な溝ができる。そして初日、女流文学新人賞の受賞者「葉山亜里沙」(池上季実子)が滞在することで、騒動が起こる。 | ||||
第2話 | 眉のない花嫁さん | 1994年4月14日 | 小木曽豊斗 | 小山幹夫 |
この日から京都プラトンの佐藤圭子と新人研修中の津村まどかが東京プラトンに入社。佐藤はクラークとなり津村はベルに配属され北山は津村及び立花の指導をそして赤川は2人の教育係を持田より任命される。2人の仕事始めの日、赤川と津村は外人達に絡まれている明美を助ける。彼女は今日お見合いの為にプラトンに来たのだという。赤川は2階の美容室はウエディングフェスのため混雑しているので地下1階の美容室に行くよう勧める。赤川は明美をからかっていた外人達が気になり津村に様子を見に行かせる。津村が彼女の母親に和風レストランへの案内を頼まれた矢先、外人達がやって来る。津村の悲鳴に驚いた美容師は明美の眉毛を剃り落としてしまい、明美は号泣。持田は赤川を厳しく叱り、明美を客室に移動させ、2人で謝罪しに行く。明美は「初めてのお見合いだったのに、こんな顔で人前に出るんだったら死んだ方がマシよ」と泣き続け、思わず反論した赤川に「プラトンを傷害罪で告訴しマスコミにも一生台無しにされたと投書してやる」と激怒。見合いは中止になるが、赤川が謝罪し、持田がお見合いをする両家と話し合って費用はプラトンが払うという事で収める。それでも明美の心の傷は深く、金輪際お見合いはしないと言い、津村も自責の念を抱く。赤川は津村を慰め、東堂と佐伯もプラトンでお見合いが中止になるのは金銭で済む問題ではないと頭を痛める。翌日、プラトンにヤクザが2人現れ、地下1階の美容室で「お嬢様の眉毛を剃ったのは誰だ」と脅す。明美の眉毛を謝って剃ってしまった美容師は謝罪するが、二人は美容師を連れ去ろうとする。赤川と持田が駆け付け、2人をオフィスへ案内。その内の1人は富樫組若頭の黒田健児。明美は関西でも名の知れた富樫組組長の娘だった。持田と佐伯が事情を説明するが、黒田は組の面目を潰した落とし前をつけろとリンゴを砕いたり毎日若い組員30人ほどプラトンで遊ばせるなど嫌がらせを行う。藤堂の説得で黒田たちは退散するが、津村は苦悩しプラトンを辞めようとする。赤川はこんなことで辞めては駄目だときつく言い渡す。終業後、赤川は明美に盛り場をつれ回される。翌日、明美はプラトンで写真を撮るなど赤川にしつこくつきまとう。明美はプラトンに宿泊するが、立花に赤川のことを聞き出そうとする。明美は赤川と結婚するつもりのようで、従業員たちは赤川がヤクザの跡取りにされると噂する。津村が明美の部屋を訪ね、真意を尋ねるが、明美は赤川が好きだからと言うだけ。実は明美は結婚で家を出たがっていた。明美に迫られた赤川は土下座して断る。 | ||||
第3話 | 拳銃を持った客!? | 1994年4月21日 | 酒井あきよし | 小山幹夫 |
朝礼で持田と佐伯は各業界でリストラが進んでいること、イン&アウト(チェックイン・チェックアウト)の重要性を説く。ヤクザ風の老人・合田がダブルの部屋にチェックインし、ベルマンたちはあやしむ。ホテルの対応にクレームをつけた外国人客に立花は反論。赤川が謝罪し、立花を厳しく叱り、北山と険悪に。そこへ津村が合田の部屋で拳銃を見たと報告。赤川が調べに行くが老獪な合田に気圧され追い返される。翌日、日本弓道連盟大会がバンケットで開催。大原社長が提供した2000万円相当の鎧兜が飾られるが、立花が誤って顔部分を壊してしまう。立花はそれを直して立ち去り、それを見た赤川は壊れた部品を拾ったところを佐藤に見られる。合田は赤川を連れて息子夫婦と孫と落ち合う。合田は孫におもちゃの拳銃をプレゼントし、息子を激怒させる。合田は暴力団と関係した同僚を庇い落ちぶれた元警部だった。持田と佐伯が兜の破損に気付き、従業員が集められる。厳しい尋問に立花も赤川も沈黙していたが、佐藤が赤川を責める。否定する赤川に持田は1日の猶予を与える。翌日も黙秘する赤川はクビを宣告されるが、合田が持田を説得し、ついに立花が名乗り出る。立花をクビにしないでほしいと懇願する赤川たちに、東堂は誰もクビにしないと約束する。不機嫌な大原社長に東堂は「二千万で若者の将来を買ったなら安いもの」と返す。合田は迎えに来た息子一家と和解しチェックアウト。入れ替わりに先日のクレームの外国人が上機嫌でチェックインする。 | ||||
第4話 | 泥棒さま宿泊中?! | 1994年4月28日 | 横田与志 | 瀬川昌治 |
朝礼でホテルの備品盗難に注意喚起が出される。張り切る立花はさっそくあやしい女性が男性客と入ってきたと報告。従業員たちは疑いすぎと意見し、上司の赤川は判断を保留する。女性客は男性の妻・あゆみだったが、立花はあゆみがバスローブやタオルを持ち出したと取り押さえる。持田と佐伯が二人を注意して帰らせ、東堂は立花が客の鞄を開けようとしたことを叱る。だが立花は矛盾していると納得せず、赤川は指導に悩む。外国人客ルフランが、購入した陶磁器が入っているという箱を部屋に届けさせるが、ルフランは箱に備品のテレビを詰めて盗み出そうとする。フードコーディネーターの星野はルフランの電話を立ち聞きし、東堂に報告。立花は赤川に荷物検査しろと詰め寄る。佐伯がテレビ紛失を発見したがルフランはホテルを立ったあとだった。だが東堂が車の前に立ち塞がりルフランを殴り倒す。あゆみ夫妻がフロントにバスローブを返しにくるが、立花は授業料になったと持ち帰らせる。 | ||||
第5話 | 歓迎サギ御一行様 | 1994年5月5日 | 眞木勲 横田与志 | 瀬川昌治 |
佐伯の紹介でイギリスのブリティッシュツアー社のリチャードスミスが下見に来るが、赤川は下手な英語を指摘され英会話教室に通い始める。赤川は講師のリサからニュースタイル誌の記者カーラを紹介され、取材宿泊を引き受ける。佐伯はブリティッシュ社のツアー客とかち合うことを危惧。取材当日カーラと助手のトッドとケリーが到着。スミスもツアー客と宿泊。双方の要望を通すため奔走する赤川にフロントの徳大寺は反発し揉み合いになる。北山たちはカーラ一行が先日路上で小物を売っていた外国人と気づく。詐欺を見抜けなかった赤川は東堂に辞表を出すが、東堂は若いころアメリカでホテル代を踏み倒したが全く責められず、それをきっかけにホテルマンを目指した話をして辞表を破りすてる。翌朝、カーラたちは徴兵制のあるラストニアからつかのまの自由を求めてきたと謝罪する。赤川は宿泊代を求めず笑顔で送り出す。スミスもプラトンの接客を絶賛した。 | ||||
第6話 | 要注意のお客様 | 1994年5月12日 | 酒井あきよし | 小山幹夫 |
従業員にUG客の注意喚起がなされる。仕事に慣れた佐藤は他の従業員と険悪になり、就業後ふと立ちよったライバルホテルの「東京インターナショナルホテル」でコールガールに間違えられる。佐藤は石黒幹夫マネージャーが出した白紙にサインして解放される。翌日、佐藤は東堂と佐伯にエレガントレディースルームの担当を依頼され有頂天になるが、プラトンに石黒がチェックイン。石黒はプラトンに調査に来たと言い、佐藤の目の前で電気スタンドを壊して赤川を呼ぶ。赤川は佐藤の様子を不審に思い問いただすが、佐藤は否定する。石黒は佐藤を呼び出し、佐藤がサインした紙で偽造した謝罪文を見せ、プラトンの顧客名簿を要求する。その夜、佐藤は石黒から徳大寺が石黒のホテルに引き抜かれること、改めて顧客名簿を持ち出すことを求められるが佐藤はきっぱり断る。徳大寺は佐藤に口止めする。佐藤は顧客名簿のフロッピーディスクを持ち出し石黒に渡すが謝罪文は返してもらえない。それを赤川に目撃された佐藤は倒れる。持田と赤川はチェックアウトした石黒の前に立ち塞がり、謝罪文を読んで、石黒を取り調べる。佐藤が渡した石黒のフロッピーはデータのないものだった。徳大寺は引き抜きを断り、石黒は東堂に謝罪する。佐藤は辞表を出そうとするが東堂から取り返した謝罪文を渡され涙する。 | ||||
第7話 | 恋の数−1=失恋 | 1994年5月19日 | 佐伯俊道 | 小山幹夫 |
東堂の発案で若手への研修としてプラトンOBの市川、二本松、三島が一時働くことになったが、高齢の彼らは業務の足を引っ張り、若い従業員たちは不満を漏らす。ツインルームに入った西条真由美は問題行動を繰り返し、赤川は振り回される。西条がニューヨークに行ったまま帰らない恋人を待ち続けていると聞いた赤川は夜のロビーコンサート鑑賞を勧めるが、西条はエレベーターの非常ボタンを押し閉じ籠ってしまう。赤川と市川が駆け付け、西条を説得。ロビーに来た西条はOBたちの心からの接客を受け、失恋を受け入れたことを赤川に語る。 | ||||
第8話 | にせベルガール | 1994年5月26日 | 小木曽豊斗 | 小山幹夫 |
まどかが案内した客の片桐奈津子は、深夜更衣室から津村の制服を盗み、ベルガールとして接客する。翌日赤川たちは異変に気づき、他の客や中島の証言で奈津子が犯人と突き止める。奈津子はまどかと同時期にプラトンの入社試験を受けていた。だが面接の前に女性客から怒鳴られ、怖じけづいて試験を受けられず、ケーキ屋のバイトになったが、故郷に帰る前にここに来たと言う。立花は奈津子にベルガールの制服を着せて写真を撮り帰らせるが、写真を送られた奈津子の母親・春江がプラトンに娘を訪ねてくる。赤川は反対するが、まどかは奈津子に制服を着せ、春江に会わせる。翌日、春江が奈津子に残した手紙には「来年こそプラトンの一員に」とあり、奈津子の嘘はばれていた。奈津子は来年必ずプラトンに入社すると決意して去る。 | ||||
第9話 | 部屋を間違えた女 | 1994年6月2日 | 酒井あきよし | 中村金太 |
赤川はマネージャーステイ[注 35]の規約を利用してプラトンに宿泊する。赤川は向かいの部屋の沢村と知り合うが、沢村の部屋にいるあやしい女とプラトンに踏み込んできた正妻が鉢合わせしそうな騒動に巻き込まれる。翌朝、沢村は重要な書類が紛失したと言って失神。フロントの佐藤は、沢村の女が封筒を持ち出し見知らぬ男に渡しているのを取り押さえる。女は沢村の部下で、結婚をエサに騙され、沢村から重要書類を盗み出したと告白。書類は沢村の元に返るが、そこへ沢村の浮気を疑う妻が押し掛ける。赤川はとっさに沢村の女をフィアンセと偽り、沢村夫妻は和解して去る。赤川はステイのレポートでビジネスマンのための割引プランを提案し採用される。 | ||||
第10話 | 問題の写真集の女 | 1994年6月9日 | 酒井あきよし | 中村金太 |
赤川が雑誌の「現代の若者たち」に取り上げられ、一同の関心の的に。一方立花は女優の倉沢ユリの写真集に夢中。朝礼では派手な有名人に注意するよう呼びかけられる。プラトンにユリが宿泊。立花がサインを求めに行くとユリに誘われ、その夜飲みに行く。立花はユリの部屋に招かれ意識を失う。ユリと連絡がつかない黒木良介マネージャーと赤川が部屋に踏み込むとそこには裸の立花が。黒木は持田と佐伯にユリがベルマンにレイプされたと訴えるが、立花は黙秘する。 翌日、立花はユリに会って薬を盛られたと訴える。東堂と大原は詐欺と睨むがホテルを守るため、二千万の小切手を黒木に渡す。ユリがクリーニングに出した服のポケットに入っていたキャンディが睡眠薬入りで立花も口にしていたことが判明。立花と赤川はユリと黒木の車を止め、それぞれの気持ちを訴える。ユリは泣きながら謝罪。小切手は返却される。 | ||||
第11話 | 女の日記盗難事件 | 1994年6月16日 | 酒井あきよし | 瀬川昌治 |
プラトンで盗難事件が発生し赤川たちは気を引き締める。立花は誕生日の夜、まどかと待ち合わせの約束をしていたが立花に残業が入り、すっぽかされたまどかはバーで過ごすがその間に空き巣に入られる。盗まれたのは現金と日記帳。翌日まどかは首にアザのある緒方という男を案内するが、彼はまどかの日記帳を持っていた。緒方は終業後のまどかを飲みに誘う。自分と同じくホイットマンの詩集が好きだという緒方とまどかは意気投合。それを目撃した立花はいぶかしむ。赤川はスニーカーにスーツの男が緒方と会っているのを目撃。翌日、緒方はまどかを食事に誘いチェックアウトする。スニーカーの男はホテル荒らしで捕まり、立花は緒方を追う。立花はまどかといる緒方を殴りつけるが、緒方はまどかの日記帳を返し自首する。その後従業員一同で立花の誕生会が行われる。 | ||||
第12話 | NG名場面撮影中 | 1994年6月23日 | 小木曽豊斗 | 瀬川昌治 |
プラトンに佐藤の紹介でDXテレビの関口の番組の密着取材が入り、従業員たちも浮き足立つ。だが撮影初日に立花が担当した女性客が睡眠薬自殺をはかるトラブルが発生。彼女が不倫の末会社を辞めたと聞いた立花とまどかは、彼女を厨房の皿洗い係に雇ってもらう。だが彼女は関口に雇われた無名の女優で立花たちに申し訳ないので辞めたいと言う。赤川は関口を説得し、撮影そのものがやり直しとなる。後日、番組は放送されプラトン一同が喜ぶものになった。 | ||||
第13話 | おかしな忘れ物!? | 1994年6月30日 | 横田与志 | 小山幹夫 |
プラトンに前島という女性とその幼い息子淳一が宿泊。6年前自殺未遂を起こした前島がお礼に泊まりに来たと佐伯たちは喜ぶが、翌日、前島は淳一を残して失踪。置き手紙には息子を育てられずプラトンに頼むとあった。赤川は前島の勤め先のレストランを訪ね、前島を発見。トラック運転手と交際する前島は淳一のことを隠していた。プラトンは淳一を「忘れ物」として預かることに決めて宿泊させ、赤川たちが面倒を見る。翌日、交際相手に全てを打ち明けた前島がデコトラで淳一を迎えに来る。 | ||||
第14話 | ハイレグ水着事件 | 1994年7月7日 | 酒井あきよし | 小山幹夫 |
まどかたち女性陣は佐伯にもらったチケットで東京ヒルトンホテルのプールで遊び、白人男性にナンパされる。翌朝、赤川は路上で倒れた白人の老人スミスをプラトンの医務室で介抱する。朝礼でアメリカの食品メーカーのマックコーン社が日本の常駐ホテルを決めるため、不審な客への対応を厳しくするよう言い渡される。プラトンに昨夜まどかをナンパしたジミークーパーが宿泊しにくるが、まどかに絡むのを赤川に制止され怒ってホテルを出る。赤川と立花はスキッパー(支払いなし)としてジミーを連れ戻し、支払いの代わりに皿洗いさせる。ジミーがマックコーン社社長の息子であることが判明。赤川はジミーに謝罪するが、ジミーはスイートルームを取らせ友人たちとパーティをはじめ赤川を嘲笑する。赤川が介抱したスミスは本物のマックコーン社社長ロバートクーパーと名乗り出る。クーパー社長はジミーを叱りつけ、プラトンを常駐ホテルとして利用すると東堂と握手する。 | ||||
第15話 | ホテルの味!? | 1994年7月14日 | 横田与志 | 瀬川昌治 |
赤川は突然、東堂に「初心に帰れ」と言われ、ベルマンに戻る。久しぶりの仕事に四苦八苦していると女性客につきまとわれたり、老人の霧島に注意される。3日後、赤川は持田マネージャーから「合格」を告げられ、開業目前の姉妹ホテル「新宿パークハイアット」のベルマン指導役に派遣される。研修生の中に先日の女性客岸田典子がいた。料理長の中島も派遣され料理人に高級料理だけでなく普通のお粥も作れと指導する。ベルマンは北山、立花、まどかも指導に入り、研修は順調に進む。岸田はフロント志望だったと拗ねるが、まどかに説得され、ほぼ徹夜のトレーニングに参加。だが岸田は仮眠中にホテルを抜け出す。赤川たちが追いかけると、岸田は一人でトレーニングをしており、赤川たちは安堵する。中島は厨房でお粥を作ってみせるが、料理人たちは相手にしない。オープニングセレモニーに招かれた画家の霧島は「なっとらん」と駄目だしを続け、赤川たちとトラブルになる。霧島がセレモニーのゲストを降りることになり、佐伯がかけつける。佐伯は霧島は見込みがあるからこそ叱るのだととりなす。霧島はレストランでお粥を所望。ハイアットの料理人はリゾットを出すが、霧島は中島のお粥を褒める。岸田はファーストゲストを迎えるベルマンに選ばれる。オープニング当日、石田はファーストゲストの霧島夫妻を迎える。 | ||||
第16話 | 宝石を売る幽霊? | 1994年7月21日 | 酒井あきよし | 瀬川昌治 |
プラトンに赤川の姉の友人吉村彩子が宿泊。宝石訪問販売の吉村はプラトンで販売したいと持田に交渉。東堂が出張中のため、ホテルの客でなく従業員食堂でのみ販売が許可される。女性陣には好評だったが、吉村は料理長の中島を避ける。佐伯はプラトンで結婚式をあげるカップルから引き出物に手作りクッキーを出したいと相談される。ラウンジで吉村が星野という男性に宝石をセールスしているのを聞いたカップルは、吉村から宝石を買おうと部屋に行く。吉村が従業員に売った宝石が全て偽物と判明。徳大寺は星野は吉村のサクラではないかと推測。中島は一年前騙された催眠商法の一味が吉村だったことを思い出す。吉村の名刺の会社は存在しない幽霊会社だった。赤川は吉村を責めるが星野は騙されるほうが悪いと赤川を殴る。改心した吉村は星野と決裂。翌日吉村は赤川たちに謝罪してホテルを立つ。カップルが吉村から買った指輪だけは本物と判明する。 | ||||
第17話 | 超ケチなお客様 | 1994年7月28日 | 酒井あきよし | 小山幹夫 |
立花は通勤途中安いホテルを探す食品会社社長の新井をプラトンに案内するが、新井は高額な宿泊費に不満。その上コールガールの詐欺に遇いそうになり、ホテル協会に訴えると激怒。立花は新井に謝罪し、身の回りの世話を買ってでる。赤川たちと口論になった新井は高血圧で倒れ、デパートとの大口の契約の電話も出来ず落胆。翌朝、現金がない新井は宿泊費を払わず、プラトンを抜け出すが赤川たちに連れ戻される。持田はデパートから契約の電話があったと報告し、東堂は宿泊費は会社を立て直してからと新井を励ます。新井はプラトンのサービスに感激し、バスで契約に向かう。 | ||||
第18話 | 彼に似たお化け? | 1994年8月4日 | 酒井あきよし | 小山幹夫 |
佐藤は祖父に良く似た老人客福田を案内する。彼に息子と娘が会いにくるが、金を300万円無心して帰ってしまう。寂しがる福田を見て佐藤は夕食を共にする約束をする。終業後、佐藤は福田とホテル外でデートするが、ホテルでは息子たちが現金300万円を福田に渡して帰る。東堂は親子が芝居がかっていると見抜く。3人は詐欺師であり、娘役がカードキーで買い物してなくす手口で品物を騙しとる。福田は300万円が紛失したと言う。今日中に金を用意しなければ家を売ることになると聞いた佐藤は力になると言ってしまうが、東堂は怪しむ。佐藤は両親に反対されたホテル勤めを応援してくれたのが祖父だと話し、カンパを呼び掛ける。赤川たちの協力で現金300万円が集まり、佐藤は福田の部屋に届けに行く。福田が紛失したカードキーの大量の買い物が発覚。赤川と徳大寺は福田の部屋へ向かうがもぬけの殻だった。ホテルを抜け出した福田は駐車場で詐欺師に現金を渡すのを拒み殴りあいになるが、赤川たちが確保する。福田は佐藤に土下座して自首すると約束。東堂は福田をバンケットのスタッフとして雇う。 | ||||
第19話 第20話 | 奇妙な新婚旅行 長崎空港の謎の女 | 1994年8月11日 1994年8月18日 | 酒井あきよし 高橋孝之介 | 瀬川昌治 |
赤川、立花、まどか、佐藤は長崎ハウステンボスにコンシュルジュの研修に行く。赤川は「ホテル ヨーロッパ」でドクターの神保いずみ、大学の観光学科の同窓生高槻理恵と再会する。赤川たちは理恵から「お客様に決してノーと言わない」コンシュルジュのトレーニングを受ける。翌日、赤川は観光学科の同窓生稲垣達也と再会。新婚の稲垣の妻しのぶはなぜか夫と別の部屋を要求する。赤川、稲垣、理恵はかつて親友だった。翌日、ホテルに来た男がしのぶの部屋を訪ねようとしているのを見かけ、赤川は注意を払う。夜、赤川、稲垣、理恵は食事に出かけるが、立花は外国人客からクリーニングを頼まれたブレザーから名家に伝わるボタンが取れたとクレームを受ける。理恵は明日までにボタンをつけろと言われ引き受ける。赤川たちは必死でボタンを探すが見つからない。いずみは東堂にボタン店について問い合わせる。翌日、いずみは長崎の骨董店で見つけたボタンを渡し喜ばれる。直後、部屋でボタンが見つかるが理恵はそれを黙っていようとしたことを客に褒められる。新婚の稲垣夫妻の仲は冷えきったまま。しのぶは一人でチェックアウトし、稲垣は落ち込む。 研修4日目、落ち込む稲垣に声をかけられない赤川と理恵。立花はロビーにいる男がしのぶの不倫相手と推理し、部屋に押し掛けるが、男は刑事だった。稲垣は指名手配犯でしのぶとは偽装結婚であったと説明されるが、赤川は信じられない。稲垣は出稼ぎ外国人コニーと交際していたが、コニーの勤める暴力団経営のバーからパスポートを取り返すため傷害事件を起こしていた。コニーとハウステンボスで落ち合う約束をしていた稲垣は赤川に見逃してほしいと頼む。刑事が張り込みを続けるホテルにコニーがやってくる。赤川たちは刑事の目をごまかし、コニーをホテルに入れて、稲垣から「東京にいる」との伝言を伝えるがコニーはホテルで待つと言う。理恵と赤川は罪に問われる覚悟で稲垣とコニーを逃がすことを決意。立花たちも協力し、「風車下で待つ」という偽の伝言で刑事をホテルから離し、稲垣とコニーを会わせてバラバラに逃がす。赤川は責任を取ってプラトン辞職を持田に電話で伝える。全てを見抜いたいずみは稲垣を説得。稲垣はホテルに戻り自首する。長崎空港で稲垣は刑事と手錠で繋がれたままコニーと最後を惜しむ。東堂は赤川を助けたいずみに礼の電話をする。 | ||||
第21話 | 写真集万引き事件 | 1994年8月25日 | 横田与志 | 小山幹夫 |
ホテル業界紙「ウィークリーホテルニュース」で密室犯罪への注意、小説募集の記事が出る。従業員の新しい名刺が支給され、皆で名刺交換する。仕事の帰り本屋に寄った北山は鞄にヌード写真集を入れられ万引きの疑いをかけられる。追ってきた女に見逃してもらうかわりに北山は赤川の名刺を渡してしまう。翌日プラトンに女・高坂が赤川を訪ねてくる。北山はこっそり真実を打ち明け、高坂はプラトンに宿泊。北山は気が気でない。高坂はラウンジで男と密談。従業員たちはフランス人の宝石商ムッシュギャバンが話題になる。高坂は北山にギャバンの部屋を教えろと脅しマスターキーを要求。北山が行方不明になり持田のデスクからマスターキーか紛失。赤川は高坂の部屋を調べるが北山が監禁されていることに気づかない。高坂と男はギャバンの部屋に侵入。赤川たちが駆けつけ二人はオフィスに連行され、北山も救出される。北山は赤川に土下座して謝る。持田はマスターキー盗難を不問とし、北山を励ます。東堂は本屋の防犯ビデオを渡し、北山の万引き疑惑も晴れる。赤川が執筆した小説「写真集万引き事件」がウィークリーホテルニュースで入選する。 | ||||
第22話 | 家なき子ご宿泊中 | 1994年9月1日 | 眞木勲 | 瀬川昌治 |
オーバーブッキングが発生した所に仮押えの団体が来てしまい、全従業員が対応に追われてしまう。すぐにこの事件は解決するが、その翌日、予約した島田という子供2人(姉と弟)がチェックインすることから騒動になる。 | ||||
第23話 | お客様は長男の母 | 1994年9月8日 | 眞木勲 | 瀬川昌治 |
立花は出勤途中、佐藤が男とホテルから出てくるのを目撃。赤川はショックを受けるが、佐藤は研究のためホテルには一人で泊まり、男は大学時代の仲間でサブマネージャーだという。夕方、片岡太郎という男がチェックイン。片岡は佐藤にほれこみ自宅を突き止め、ネックレスを郵便受けにプレゼントをする。翌日、プラトンに株主の片岡夫人が宿泊、佐藤を世話役に指名する。夫人はオーディオセットや果物など無理な要求をして佐藤は反発するが、東堂のはからいで叶えられる。さらに夫人は部屋で天ぷらを揚げてと佐藤に命じる。佐藤は中島に天ぷらの揚げ方を教わり、一人で天ぷらをサービスする。太郎は夫人の息子だった。夫人は佐藤に息子と交際するよう迫るが佐藤はきっぱり断る。夫人はプラトンに佐藤をクビにしろと要求。佐藤は辞職しようとするが、赤川と従業員一同が夫人に頭を下げる。午後、太郎は笑顔でチェックアウト。夫人は佐藤を呼び出し、でしゃばって息子に叱られたと語り、ホテルを立つ。 | ||||
第24話 最終話 | 隣室を覗く女の客 僕たちの結婚式!? | 1994年9月15日 1994年9月22日 | 横田与志 酒井あきよし | 小山幹夫 |
赤川、立花、まどかは大阪プラトンに出張。定年を控えたベテランベルマン平野正一の研修を受ける。すると女優の岸田雅美がチェックイン。6年前、赤川は東京プラトンで岸田の撮影に会っていた。当時交際していた映画監督の鹿島も大阪プラトンにくる。鹿島は若い女優佐々木香と密会。岸田は赤川をラウンジに呼び出し、酔って絡む。赤川は岸田を部屋に送り届けるが、岸田は赤川に誘惑されたと騒ぐ。それを平野は目撃するが口外しない。翌日、赤川は名札をなくしたのを平野に叱られる。赤川は岸田の部屋に名札を取りにいくが、岸田は鹿島の部屋を教えろと脅す。ラウンジの鹿島と佐々木の元に岸田が向かうが平野がぶつかる。平野は岸田に謝り部屋に戻るよう仕向ける。岸田はエアロビクスで佐々木と出会い意気投合。佐々木は岸田に鹿島との仲を取り持ってくれるようねだる。鹿島と佐々木の部屋を確認した岸田は、赤川に名札を返し部屋を鹿島の向かいに変えろと要求する。 東京プラトンでは従業員たちがブライダルフェアを企画。大阪プラトンでは岸田の要求に悩むが、平野とまどかは部屋変えに応じる。岸田に部屋を見つけられた鹿島はあわてて逃げようとするが、佐々木は岸田とテニスを楽しむ。赤川は鹿島に事情を話し部屋を変えようとするが、岸田に見つかる。焦る赤川は佐々木に土下座してホテルを出てくれと頼むが、佐々木は岸田を越える女優になると言い放つ。争う岸田と鹿島に割って入った平野は岸田が大事にしていたイヤリングを踏み割ってしまう。激怒する岸田に平野は「お叱りになるのは愛しているから。喜んでクビになる」と答え、岸田と鹿島はヨリを戻す。佐々木も反省。研修を終えた赤川たちは平野のマニュアルにないミスに学ぶものがあると気づく。東京ではブライダルフェアが開催。赤川が代表でスピーチ。結婚を決意した岸田と鹿島をステージで紹介する。 |
話数 | エピソードタイトル | 初回放送日 | 脚本 | 監督 |
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スペシャル'95新春 | 姉さん!お正月に初体験です!!お部屋でスッポン鍋を作る客!? | 1995年1月5日 | 横田与志 | 佐藤純彌 |
HOTEL シーズン4 | |
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ジャンル | テレビドラマ |
原作 | 石ノ森章太郎 |
脚本 |
横田与志 酒井あきよし 小木曽豊斗 眞木勲 佐伯俊道 今井詔二 佐藤純彌 |
監督 |
瀬川昌治 佐藤純彌 小山幹夫 和泉聖治 中村金太 |
出演者 |
松方弘樹 高嶋政伸 中村あずさ 赤坂晃 佐藤友紀 石橋保 小野寺丈 佐野圭亮 山本万里子 川村ティナ イサベル・イーブス マイケル富岡 名古屋章 藤真利子 丹波哲郎 |
音楽 | 義野裕明 |
エンディング | 島田歌穂「約束」 |
国・地域 | 日本 |
言語 | 日本語 |
時代設定 | 現代 |
製作 | |
プロデューサー | 加藤直三 |
撮影地 | 東京ベイヒルトン |
撮影監督 |
松村文雄 臼木敏博 |
編集 | 河原弘志 |
制作 |
近藤照男プロダクション 東映 |
製作 |
近藤照男 高岩淡 |
放送 | |
放送チャンネル | TBS |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1995年4月13日 - 1995年9月28日 |
放送時間 | 木曜日21:00 - 21:54 |
放送分 | 54分 |
回数 | 25 |
話数 | エピソードタイトル | 初回放送日 | 脚本 | 監督 |
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第1話 | 新しい出発!! | 1995年4月13日 | 横田与志 | 瀬川昌治 |
春の人事異動で佐伯は香港へ、持田と佐藤、津村はシンガポールへそれぞれ転勤。クラークに客室乗務員からの転職者で赤川と飛行機内で知り合った鹿島紀子、ドアガールにアリス・ラム、偽ベルガール騒動を起こした片桐奈津子が入社。持田の後任はホテルリッツカルトンのサブ・マネージャーを務めた高木啓介が着任する。立花は自分が昇進していないことに不満。ニューヨークから来たコリンズがチェックインし、赤川はゲストリストから前回血圧測定を受けていたことを調べさせ、異動してきたホテルドクターの神保いずみを部屋に派遣する。高木は東堂にゲストヒストリーのデータベースシステム移行を提案し採用される。赤川がパソコン操作をしていると立花がオフィスの仕事をしたいと訴える。口論の最中、紀子がパソコンにコーヒーをこぼし「さ行」のゲストヒストリーが消えてしまう。大原社長の紹介で須藤建設会長須藤健一郎がニューヨークからの客の接待にプラトンのスイートルームを予約。消えたさ行のヒストリーを参照できず赤川と高木は頭を抱える。赤川は従業員に須藤の資料提供を呼び掛けるが、お忍びの須藤はなかなか見つからない。立花は大学時代の友人鈴木優子にフロントクラークになったと嘘をつき、同窓会のレストラン予約を頼まれる。翌日、須藤を迎えるため慌ただしい中、立花は徳大寺に制服を貸してほしいと頼み、断られるとプラトンを辞めると言い出す。赤川たちは集めた資料で須藤を無事スイートに通す。徳大寺は立花にこっそり制服を貸す。赤川は立花を殴って叱るが、ベルの制服に憧れていた奈津子が庇う。立花はベルマンの制服で鈴木を迎えると、鈴木も昇進したのは嘘だったと告白。翌日、須藤はプラトンを誉めてチェックアウトする。 | ||||
第2話 | 悪魔のささやき!? | 1995年4月20日 | 酒井あきよし | 瀬川昌治 |
プラトンにやくざ一行が来てコーヒーに蝿が入っていたと因縁をつけるが、赤川はきっぱり追い出す。その夜、赤川は夜道で助けを求めてきたホステスの里美を店に送り届ける。翌日の夜、赤川たちは新人歓迎会を行い、二次会は男性陣だけで里美の店で飲む。翌日、里美がプラトンを訪れ、赤川に65万円の請求書を渡す。赤川は店に間違いではないかと電話するが、応じたのはやくざだった。北山は再び店を訪れるがラブホテルで目覚める。翌日、やくざは85万円の請求書を持ってくる。赤川が支払いに応じると、やくざは北山の裸写真で脅し、スイートルームを要望。高木はやくざにスイートを取ったことで赤川を責めるが、赤川は真実を言えない。その夜、赤川は里美の店に行き、とりなしを頼むが店員たちに追い返される。翌日、赤川、北山、立花は有り金集めてやくざに支払うが、やくざはさらに500万円を要求。騒動は東堂にも露見する。東堂の指示で赤川たちは要求を断るが、やくざは指を詰めろと脅す。立花、徳大寺、河合も部屋に駆けつけ、小指を並べる。そこへ東堂と高木が里美とホステスのユカを連れてくる。彼女たちは恥じて全てを話したという。やくざの親分は良い仲間がいるのが羨ましい、自分もホテルマンになりたかったと笑ってプラトンから引き揚げる。 | ||||
第3話 | 歓迎ホームレス様 | 1995年4月27日 | 酒井あきよし | 小山幹夫 |
奈津子、紀子、アリスの3人は飲んだあとホームレスたちに出会う。その中には紀子の学生時代の恩師・石塚浩二がいた。翌日、紀子はインペリアルスイートを予約した親子3人組を怪しみ、勝手に部屋を変えようとして赤川に叱られる。その夜、紀子は買い物したデパートの福引きでプラトンペア宿泊券を当てる。客に偏見があったことを反省した紀子は路上で寝ている石塚に宿泊券を置いて帰る。翌日、石塚と若いホームレス矢島がプラトンに宿泊。ホームレスの利用に立花は怪しむ。石塚たちはカードキーで高額の買い物をする。北山の財布が紛失。石塚たちが疑われる中、紀子は弁償すると庇い、石塚には陸上部で指導を受けた恩を語り立ち直ってほしいと頼みこむ。スイートから現金100万円が盗まれる。石塚の相棒の矢島は泥棒だった。赤川は石塚を説得。石塚は3年前教え子がいじめに悩んで自殺してから落ちぶれたと涙ぐむ。紀子は辞表を出すが東堂は彼を更正させたと破り捨てる。窃盗を不問にされた石塚は必ず立ち直って泊まりにくると約束してプラトンをあとにする。 | ||||
第4話 | ミステリーな手紙 | 1995年5月4日 | 横田与志 | 小山幹夫 |
客からホテルマンに届く「サンキューレター」は査定にも影響する。外国人客ライアンはプラトンで手紙で書類が届くのを待ちわびていたが一向に届かず倒れる。赤川が調べたところ、フロントの徳大寺が見落としていたことが判明。ライアンの会社が入札できなくなり、プラトンが損害賠償を要求されるかもしれないと聞いた徳大寺はライアンに土下座して謝罪しクビを覚悟する。赤川たちはライアンの書類作りに協力し、ことを納める。立花はホテルのワープロで徳大寺宛てのサンキューレターを偽造し、プラトンに送って徳大寺を助ける。レターが朝礼で読み上げられたのを聞いた奈津子は自分もレターを貰おうと客に付きまとい、自分の名前を連呼するが、客からは奈津子のせいで妻に浮気がばれたとクレームの手紙が届き、奈津子は落ち込む。立花は徳大寺にレターを書いたのは自分だと打ち明け、奈津子を慰める。だが東堂たちは立花の偽レターを知った上で徳大寺のため朝礼で読み上げていたのだった。徳大寺も奈津子も元気を取り戻す。 | ||||
第5話 | 写真集モデル事件 | 1995年5月11日 | 横田与志 | 瀬川昌治 |
ロビーにヌードグラビアの雑誌が放置されていたとクレームが入る。カメラマンの佐々木竜二がスイートに泊まる。ベルの奈津子は佐々木にモデルに誘われ、仕事が手につかなくなる。佐々木はモデルの森川理恵を呼びつけ許可なくホテル内で撮影を始める。赤川たちは問題視するが、東堂は佐々木の高校の同級生で、他の客の迷惑にならないなら手を出すなと言う。森川は佐々木から50万円でヌードになるよう迫られる。森川の恋人浩一が駆けつけ森川を止めるが、森川は浩一にバイトせず司法試験に集中してほしいと言い、追い返す。終業後、佐々木の部屋に向かった奈津子を赤川と立花が止め、佐々木の部屋に入るともぬけの殻。赤川たちは宴会場で森川のヌードを撮る佐々木を発見。浩一を見て森川は泣き出し撮影は中断。赤川は2人を別の部屋に一泊させる。翌朝、森川と浩一は50万円の小切手を佐々木に返し司法試験挑戦を約束してプラトンを出る。佐々木は東堂の鼻を明かしてやろうとしたと告白し、森川のフィルムと小切手を2人に渡すよう赤川に託す。佐々木は赤川たちの集合写真を撮る。 | ||||
第6話 | 約束!! | 1995年5月18日 | 小木曽豊斗 | 瀬川昌治 |
二日酔いの赤川。小3の篠田美穂とその母親がプラトンにやってくる。母子はドクターの神保の知り合いだった。酔いざましにテニスを楽しむ赤川たちのもとに美穂が現れる。赤川は美穂とテニスするが、美穂は心臓病を抱えており、発作で倒れる。幸い大事には至らなかったが、赤川たちは慎重に気を遣う。美穂の母親から隣の部屋の騒音の苦情が入る。その部屋には静岡から上京してコンテスト出場を控えた若者5人組がいた。赤川は美穂が手術を控えていることを説明し、部屋でのダンス練習をやめてもらう。翌日、神保の付き添いで美穂と母親が大学病院を受診。外で練習する5人を見かねた赤川は高木に宴会場や会議室での練習を許可してもらう。病院から戻った美穂は手術を拒否し暴れる。赤川は花壇の花を見せて美穂を励ます。翌日、美穂と母親は手術前の約束で遊園地に行く。その間に花壇の花が植え替えられ、花が捨てられる。美穂は「絶対手術しない」と怒る。レストランでは美味しくないと皿をひっくり返し、中島を怒らせる。ダンスの練習用のラジカセとカセットテープも壊される。高木が修理するが、美穂が犯人と判明。拗ねる美穂に赤川は彼らが5回目の挑戦だと説得。美穂は一人でタクシーに乗りコンテスト会場へ行く。赤川たちも追いかけ、ダンスチームを観覧。チームは落選したものの美穂は機嫌を直し手術を受けると約束。翌日、美穂は大学病院に入院する。 | ||||
第7話 | お客様は逃亡者!? | 1995年5月25日 | 酒井あきよし | 中村金太 |
あやしい言動、態度の客・松本清一を立花は逃亡犯と疑う。彼を追って取り抑えようとする男たちを刑事と思いこんだ赤川と立花は割って入るが、松本は原稿が進まない小説家・早坂次郎だった。早坂は東堂とプラトンに同期入社したあと、小説家に転じていた。奈津子が本屋で知り合った青年・荒木功に早坂の話を漏らすと、翌日荒木が自作の原稿を持ってプラトンに押し掛けるが、早坂は追い返す。従業員たちの発案でルームサービスのコーヒーと共に荒木の原稿を差し入れる。ロビーで早坂の感想をまつ荒木は疲労で倒れ、医務室で一夜を過ごすことになる。だが早坂が原稿を読まずくずかごに捨てたことが判明。赤川たち従業員は早坂に荒木の原稿を読んでほしいと懇願。それを見た荒木は、自分は早坂の弟子で早坂がホテルマンの反応を見るための狂言だったことを告白。東堂は早坂が退職する時贈られた万年筆を見せ、初心を取り戻せるようにと早坂に万年筆を渡す。改心した早坂は荒木とホテルを立つ。後日発売された早坂の小説「ホテル物語」にはプラトン従業員をモデルにした人物が登場し、赤川たちは喜ぶ。 | ||||
第8話 | ハンバーガー事件 | 1995年6月1日 | 酒井あきよし | 中村金太 |
立花はひょんなことからハンバーガーショップの店員保坂恵美と親しくなる。プラトンで月1回密会しているサッカー選手の江崎隆一と女優の川島麻里子の交際が週刊誌で報じられる。ホテル志望の恵美は見学を兼ねてプラトンに宿泊し、立花はホテル内を案内する。江崎と川島もプラトン従業員に守られて宿泊。その夜、赤川たちは恵美の入社前歓迎会と称して彼女と飲みに行くが、恵美は店内であやしげな男に呼び出される。男は保坂がモデル時代いかがわしい写真を撮影していて、写真をネタに江崎と川島の部屋番号を教えろと脅す。ホテルに戻った恵美は昼間案内されたコンピューターオフィスに入り江崎の部屋番号を調べて男に教える。男はカメラを持って部屋に突撃するが、そこには赤川と立花が待っていた。恵美の話を立ち聞きした赤川はコンピューターの部屋番号を変更していた。赤川と立花は恵美の過去で脅すのはやめるよう説得。翌日、マスコミがプラトンに押し掛けるが江崎と川島は婚約を宣言、プラトン従業員から大事なことを教わったとコメントする。男は恵美の写真とネガを彼女に渡してほしいと赤川に預けてプラトンを去る。恵美もホテルを目指すことを約束してプラトンを立つ。 | ||||
第9話 | 車椅子の幽霊!? | 1995年6月8日 | 今井詔二 | 瀬川昌治 |
プラトンのスープの缶詰開発の依頼があり、料理長の中島は乗り気だが徳大寺は反対する。和歌山の山林王・並村龍三とその妻がチェックイン。龍三は車椅子に乗ったが、北山と立花は龍三が死んでいると赤川に報告。隣の部屋の客からお経が聞こえると苦情があり、赤川が見に行くと龍三は死装束で冷たくなっており、並村夫人は夫がホテルに着いてすぐ亡くなったという。東堂は警察を呼ばず、娘の並村洋子に連絡。洋子の身内だという石谷がやってきてホテルで通夜をやれと言う。赤川が龍三の部屋に行くと死んだはずの龍三が動き出し赤川は驚く。並村夫妻は娘と石谷を引き離すための狂言だったと告白。夫妻から懇願された赤川は遺失物の袈裟を着て僧侶になりすまし通夜のふりをする。中島はスープ缶詰の試作品を従業員に配る。仕事を終えた洋子が到着すると並村夫人は龍三が財産のほとんどを寄付してしまったと嘘をつく。石谷は態度を変え、洋子を見捨てる。両親に騙されたと知った洋子は激怒してホテルを飛び出す。赤川は洋子を追いかけ説得、紀子は龍三の好物のコンソメスープの缶詰を洋子に渡す。赤川は高木と東堂から厳しく叱られ、3か月5パーセントの減給処分を受ける。並村夫妻は娘をあきらめチェックアウトするが、赤川は土産にスープ缶詰を渡す。そこへ洋子が迎えにくる。洋子はスープが美味しくて自分は「お父さんの娘だ」と語り親子は和解する。 | ||||
第10話 | お猿様ご宿泊中!? | 1995年6月15日 | 横田与志 | 瀬川昌治 |
東堂がファミリーで楽しめるディナーショーを発案、赤川たちのアイデアで猿回しの次郎くんのショーが行われることになった。「寿司岩」の女将の小森が宿泊し、赤川は休日出勤して女将の部屋を訪ねる。女将は赤川と一緒になると言って家を出たという。妻を追ってきた夫の小森がプラトンで倒れ、従業員の間でも赤川の不倫が噂になる。店の経営を巡って不仲になった小森夫妻を仲直りさせるため、中島が赤川を女将に近づけたという事情があった。赤川は女将と抱き合っているところを小森に見せつける。予想に反して小森は逆上し、「ディナーショーを滅茶苦茶にする!」と怒鳴る。小森は次郎くんの控室に侵入し、ジュースに鎮静剤を混ぜる。中島の仲裁で小森夫妻の誤解は解けたが、次郎くんは薬のせいで翌日になっても容態は優れない。動物嫌いの中島は朝鮮人参入りのおかゆを作るが効果はなかった。本番直前、東堂のアドバイスで神保が生きた蝉を持ち込み、それを見た次郎くんは興奮して元気を取り戻す。小森夫妻は次郎くんのショーを見て夫婦の絆を取り戻した。 | ||||
第11話 第12話 | 一平ゴマスリ旅行 ゴマスリ後遺症!? | 1995年6月22日 1995年6月29日 | 横田与志 佐藤純彌 | 佐藤純彌 |
紀子が提案したプラトン・日本航空アイ・ハワイのグランドワイレアリゾートホテルの3社提携プランが採用され、プラトングループ総帥の神谷兼吉会長がマウイ島での調印式に出席することになった。赤川は会長に随行するよう命じられるが、会長は足を骨折。息子で副会長の辰彦が代理出席することになった。女好きの辰彦は行く先々でナンパを繰り返し、赤川を悩ませる。赤川を買い物に行かせた辰彦はホテル内で知りあったケティという女性を部屋に連れ込むが、ケティは突然機嫌を損ね、辰彦を部屋から閉め出す。赤川は買ってきた高級ブランドのバッグをケティに渡して帰ってもらう。ケティは情夫のジョイがホテルに採用されなかったのを恨み、翌日再び辰彦に近づく。そこへジョイが踏み込みケティは女房だと騒ぐ。美人局にかかった辰彦を見た赤川は、ケティを金で買おうとしたのは自分だと辰彦を庇う。ケティは改心しジョイと去るが、ワイレアホテルのマネージャーのマクガイアは、日本のプラトンに赤川が問題をおこしたと報告する(ここまで第11話)。 辰彦はハワイに来ていた由香里に手を出そうとして赤川をあわてさせる。赤川はかつてプラトンでウェイトレスのバイトをしていた由香里に片思いしていたが、由香里は留学生のピーターと交際していた。帰国するピーターは由香里にプロポーズし、ハワイでの再会を約束していた。だが由香里の前にあらわれたピーターの父親エドはピーターがロスで殺人容疑で逮捕されたと告げる。傷心の由香里に辰彦は弁護士代を出すと言い、ホエールウォッチングに誘って、一夜を共にするよう口説く。赤川は怒りの余り辰彦を殴ってしまう。提携がダメになったと思った赤川は退職届を書くが、辰彦からグランドホテルが感銘したと改めて提携の申し出があったと聞かされる。翌日、無事調印式が終了。真犯人が見つかりピーターが釈放される。由香里とピーターは日航イリカイホテルのチャペルで結婚式を挙げる。赤川たちが帰国後、会長夫妻がプラトンをたずねるが、東堂から赤川が辰彦を殴ったと聞いた会長夫人は卒倒する(第12話)。 | ||||
第13話 | 女子高生修学旅行 | 1995年7月6日 | 酒井あきよし | 小山幹夫 |
プラトンに九州の名門女子校の教員が修学旅行の下見に来ることになり、赤川たちは気を引き締める。終業後、立花と北山は外国人に絡まれているリカとマリ子を助ける。盛岡から結婚相手を探しにきたという二人は立花と北山にしつこく付きまとう。翌日、プラトンに女子校の教頭の藤田が宿泊。赤川が案内役を務める。そこへリカとマリ子も宿泊。二人は立花と北山に声をかけ、赤川をもターゲットにする。その夜、コンビニで買った酒やツマミを持ち込み、パーティをするリカたちの部屋に立花と北山が訪ねてくる。帰郷する日が迫っている二人のために立花と北山はパーティに付き合うが、隣の部屋の藤田は赤川に騒音と規律の悪さを訴え、ここを生徒の宿泊先に出来ないと激怒する。だが翌日、藤田は一転してプラトンを宿泊先に決めたと言う。女子校の校長は、昔第一志望校に落ちた女生徒がプラトンの東堂というフロントクラークに励まされ、勉強を教えられ見事第二志望校に合格した話からプラトンを選び、教頭も客に寄り添うプラトンの姿勢に感心したと述べる。その後、従業員食堂でリカとマリ子のお別れパーティが開かれる。 | ||||
第14話 | いじ悪奥様ご宿泊 | 1995年7月13日 | 今井詔二 | 瀬川昌治 |
高木マネージャーは風邪を引いて体調不良のルームメイド亜紀を叱り、自分でベッドメイクをやってみせる。プラトンに赤川たちの知り合いの平岡、高木の知り合いの森泉が宿泊。森泉は同じ服を着ていた平岡や従業員たちをいびり、赤川たちを悩ませるが、高木は森泉を庇う。家庭で不満を抱える森泉は高木を呼び出しわがままを言うが、高木は断る。森泉はラウンジで泥酔して高木たちに部屋に運ばれるが、翌朝ダイヤの指輪を無くしたと騒ぎ出す。高木はロスでベルマンを勤めていたころ、客と目を合わせられない癖を常連の森泉のアドバイスで克服した恩義があり、指輪を探しはじめる。立花たちは森泉と高木への不満を口にするが、亜紀は高木が車で迎えに来てくれたと話し、従業員総出で指輪を探す。指輪は見つからず、森泉は嫌みを言いながらチェックアウトに向かうが、平岡が大量の小銭で支払いをしようとしているのをひっくり返す。赤川は森泉に食ってかかり、平岡が従業員行きつけのおでん屋の女将で女手ひとつで育てている子供たちがこづかいを貯めてプラトンに泊めてくれた、小銭のひとつひとつが「ありがとう」なのだと捲し立てる。森泉は落とした小銭拾いを手伝い、平岡や赤川たちに謝罪する。指輪も隠し持っていたことを告白するが、赤川たちは紛失騒動はなかったことにして森泉を送り出す。 | ||||
第15話 | 女サギ師御宿泊中 | 1995年7月20日 | 佐伯俊道 | 和泉聖治 |
週刊誌のグラビアをベルマン北山が飾る。だが北山はあまり良いことがないとぼやく。北山は夜道で出会った男に運が良くないと言われ「先生」がプラトンに泊まると教えられる。翌日、プラトンで小学校受験塾「プラタナスの会」が開かれ親子連れが集まる。ベールで顔を隠した黒木ミサがチェックイン。神保は彼女に見覚えがあった。その後昨日の男が黒木を訪ねてくる。北山は荷物と一緒に黒木の部屋に入る。黒木は北山の先祖を霊視。信じた北山は体調不良になる。北山は黒木の部屋でお祓いを受け勾玉を授けられ寄付を求められる。北山はパチンコで大当たりし、従業員たちは北山に勾玉を求め寄付金を出すが、これは西田に買収されたパチンコ屋店員の仕業だった。従業員から金を集めた西田は、及び腰の黒木を脅し、プラタナスの会の母親の加山を誘い込み、200万円を騙しとる。勾玉がただのガラスと判明し、北山は西田を追うが逃げられる。神保は過去に手相占い師だった黒木にハウスドクターになる後押しをしてもらったと黒木に礼を言う。黒木は改心し、200万円を返してプラトンを去るが、入れ違いに加山が子供の模試の成績が上がったと報告にくる。料理長の中島は勾玉を手に西田が詐欺で逮捕されたと言いあてる。 | ||||
第16話 第17話 | 謎の天才料理人!? 超鉄人!料理対決 | 1995年7月27日 1995年8月3日 | 眞木勲 | 瀬川昌治 |
グルメ評論家の中谷丈司がプラトンを取材に来ることになり、評論家嫌いの中島もしぶしぶ承諾する。当日、中谷は女性2人を連れてプラトンに現れる。中島はホテル中を案内させて中谷を空腹にさせることで料理を高評価させることに成功。後日、赤川は中島たちとハウステンボスに料理研修に出張。飛行機で同じくハウステンボスに行く中谷と乗り合わせる。赤川はホテルヨーロッパに勤める旧友の高槻理恵と再会。中谷はプラトンとホテルヨーロッパの料理対決を企画する。理恵は料理長の和田の弟子の坂井と交際していた。プラトンでは常連のフランス人ジャーナリストのマルタンを迎えることになり、中島の不在に悩む。プラトンは中島を呼び戻そうとするが、弟子を育てなかったことを痛感した中島は従業員食堂の神田を代理にする。神田は一流の料理人だが、結婚問題で料理界を追放された過去があり、中島は立ち直ってほしいと語る。神田は拒否するが東堂たちの説得で引き受ける。マルタンはつぶし鴨のソースで神田に気付き彼を絶賛する(ここまで第16話)。 中谷はテレビ局を入れ、ホテルヨーロッパの坂井とプラトンの中島の料理対決の企画をまとめる。かつて中谷は坂井と同じレストランで修行していたが、下積みに耐えかねシェフを辞めて評論家に転身していた。理恵は中谷が坂井をつぶそうとしていると憂う。料理対決はアスパラガスをテーマにスタート。結果は中島が勝利。中谷は坂井の料理を酷評するが、中島は坂井と料理を取り替えて出したとばらし、中谷に味を忘れたのかと激怒する。翌朝、赤川は中谷に坂井が浜で作った魚の味噌汁を持ってくる。それは坂井の子供のころの思い出の味だった。食べ終えた中谷は赤川に坂井に礼を言ってくれと頭を下げる。赤川たちが東京に帰る日、理恵は坂井と結婚すると報告する(第17話)。 | ||||
第18話 | わんわん夏物語 | 1995年8月10日 | ||
ホテルにペットを持ち込みたがる客が問題になる。赤川たちはペットショップに相談するが徒労に終わる。プラトン大株主の長田夫人と息子の学が宿泊。学はハムスターを部屋に持ち込む。女性客の相沢がチェックインするが赤川と紀子にはどこかで見覚えがあった。案内した立花は相沢の荷物が動いているのを目撃。相沢はルームサービスでステーキ5枚を注文。ステーキを届けた達夫が失神し、赤川は相沢の部屋でパグ犬を発見。相沢はハムスターの持ち込みは許されていると反発する。東堂は犬はパッケージルーム、ハムスターはオフィスで預かることを提案。だが学のハムスターが脱走。隣の相沢の部屋を調べると、相沢は犬を捨てて逃げていた。赤川はハムスターが犬に食べられたのではと危惧。長田母子は逆上するが、厨房でハムスターが見つかる。赤川は相沢を見かけたペットショップで、美容師の相沢が結婚するため犬を捨てたと聞く。相沢から婚約者が犬嫌いと聞いた赤川は、やむなく犬を保健所に引き渡すが、そこへ相沢と婚約者が駆けつけ犬を引き取る。 | ||||
第19話 | 奇妙な夏の出来事 | 1995年8月17日 | 横田与志 佐藤純彌 | 佐藤純彌 |
赤川と立花が卒業したセントパウロ大学観光学科のOB会が沖縄のホテル日航アリビラで開催する。幹事を勤める赤川は東堂の口利きで環太平洋ホテル協会会長のロビン・シンプソンを講演に呼ぶ。アリビラで赤川は後輩の矢島みゆきと再会するが、ロビン会長は手厳しい。その夜、みゆきは人材バンクの神野和彦にバーに呼び出され、ニューヨーク総支配人秘書に推薦したと言われる。神野はみゆきの亡き父が生きているとも言うが、赤川たちに引き離される。翌日、赤川たちとシンプソン夫人は、彼がみゆきのコインペンダントの半分を身に付けていることに気付き、二人は父娘ではないかと疑う。夜、OB会でシンプソンが講演を始めるが、神野が乱入し、ホテルを経営していた父娘がシンプソンに騙され自殺に追い込まれたと暴露。さらにみゆきについても問うが、シンプソンは知らないと答える。乱闘になったシンプソンは手に大怪我をする。輸血が必要になったがRHマイナスAB型という珍しい血液型ですぐに血液を用意できない。シンプソン夫人は赤川にみゆきの血液型を調べてほしいと懇願。みゆきは泣いて拒絶するが、赤川に説得され輸血に協力する。数日後、帰国するシンプソンはみゆきに娘として米国に来ないかと誘うが、みゆきは父はベトナムで死んだと答え、シンプソン夫妻を送り出す。その後プラトンにみゆきからお礼のFAXが届く。赤川と立花はみゆきから送られた土産と共に東京に戻る。 | ||||
第20話 | 極道の嫁入門講座 | 1995年8月24日 | 横田与志 | 中村金太 |
紀子は奈津子と一緒に通勤電車内で痴漢を捕まえ交番に引き渡す。プラトンにヤクザ風の竹内が痴漢の男を連れてチェックイン。竹内は部屋に紀子を呼び出す。赤川が紀子に付き添うが赤川は追い出される。紀子は竹内から痴漢の男は無実だと言われる。竹内は大量の材料を持ち込み、紀子に部屋で鉄板焼をしろと命令。心配した奈津子と亜紀が迎えに行くが、酒をすすめられ逃げられない。赤川がサービス料を請求すると竹内は怒って支払いを拒否する。紀子は自腹でサービス料を支払うと言うが東堂にたしなめられる。翌日、竹内は紀子を食事に誘う。赤川と紀子は断りに行く。竹内は赤川と腕相撲で勝負して勝ったら紀子を女房にするという。勝負の結果赤川が勝利するが竹内は高血圧で倒れる。中島は竹内が元十両の大滝山と気づく。痴漢の男は竹内の息子でCA時代の紀子に一目惚れして、父親の大滝山が二人を引き合わせようとしたのだった。中島は従業員たちか用意したちゃんこ鍋を大滝山にふるまい、「夢を壊さないでほしい」と説得する。翌日、父と息子はチェックアウト。ちゃんこ鍋を従業員のサービスだと聞いた竹内は、「経営する民宿に客が来ないので女将が欲しかったが、サービスの勉強になった」と話し、プラトンを立つ。 | ||||
第21話 | 夏・女教師の体験 | 1995年8月31日 | 眞木勲 | 佐藤純彌 |
夏休みシーズン、赤川の同級生で進学塾の講師になった佐々木友利が中学受験する生徒を引率してプラトンで1週間合宿を行う。おとなしそうな男子生徒たちはベルマンたちにいたずらをして赤川に苦情か出る。厳しい授業を行う佐々木に対して、ついに生徒たちは朝のランニングの途中で座り込み、合宿をボイコットする。赤川たちはテントを立て、野外でキャンプを呼び掛けると生徒たちは喜んで参加する。佐々木は自らを振り返り、生徒の輪の中に入る。翌日から生徒たちは勉強に戻る。受験戦争を案じた東堂は大原社長にプラトンの入社試験から学歴をはずしたいと提案する。 | ||||
第22話 | 女たちの戦争 | 1995年9月7日 | 今井詔二 | 瀬川昌治 |
スランプで失敗続きの紀子は神経性胃炎で倒れ、医務室の世話になる。神保は紀子を北海道のゴルフ場「クイーンズランド」に誘う。紀子は常連客の島村が他の客の鞄から財布を盗んだのを目撃し、島村に注意する。しかし盗まれた財布は持ち主の鞄の中にあり、元から金は入っていなかった。島村から叱責された紀子は落ち込み、仕事にむいていないのではと漏らす。有休を取った紀子たちは北海道へ。クイーンズランドには紀子の友人で、プロを目指す研修生荻野はるかがいた。以前プロテストに落ちたはるかはプラトンの紀子を訪ねたが、忙しい紀子ははるかと話せず仕舞いになっていた。紀子ははるかに謝るが、はるかは冷たい。仕事を辞めたいという紀子に、神保はプラトンのイメージを回復してから辞めてと突き放す。プラトンでは紀子のためにみんなで島村を見張り、ついに窃盗を現行犯で押さえる。島村が仲人を務めた夫婦が庇い、島村は泣いて罪を認める。東堂は紀子に優しくする余りお客様に非人間的な扱いをしたと赤川たちを叱る。北海道から紀子がプラトンに電話をかけてきて、自信がなくなったと言う。紀子のため、赤川は一計を案じる。はるかは紀子を呼び出し、プロとして働いてる紀子が羨ましかった。ホテルを辞めずライバルでいてほしいと語る。クラブハウスに戻るとプラトンから大量のFAXが届いていた。従業員たちがそれぞれの失敗談を書き、紀子に辞めないでと呼び掛けていた。紀子はプラトンに勤めてよかったと涙ぐむ。翌日、紀子たちはゴルフを楽しみ、東京に戻る。 | ||||
第23話 | 11歳の新婚さん!? | 1995年9月14日 | 今井詔二 | 瀬川昌治 |
奈津子は徳大寺に惚れ込み好意を隠さなくなり、周囲とギクシャク。フロントに11歳の外国人少女エミリー・オブライエンと日本人少年の光が宿泊に来る。エミリーは光を母親違いの弟と説明するが、赤川たちは駆け落ちではないかと疑う。エミリーのクラスメイトたちがプラトンを訪ねてくる。エミリーは明日ロンドンに引っ越すのでお別れを言いに来たという。光もエミリーのクラスメイトだった。赤川は光の連絡先を聞き出し、両親に連絡。光は迎えに来た両親が連れ帰る。赤川はエミリーから両親が離婚した辛い話を聞く。そこへ車から飛びだした光が戻ってくる。赤川は二人に1時間だけ時間をあげようと決意。光の両親がプラトンに戻ってくるが、赤川は口を割らない。1時間後、チャペルで過ごしたエミリーと光を赤川たちが迎えに行く。光の母親は怒り心頭だが、父親は光がエミリーとホテルに泊まることを許す。従業員たちはエミリーの送別会を開く。翌朝、チェックアウトする二人に赤川は10年後の予約をすすめ、二人はプラトンを10年後に予約する。奈津子も幼い恋心から卒業する。 | ||||
第24話 | 夫婦は鰻と梅干し | 1995年9月21日 | 和泉聖治 | |
奈津子はプラカードで客を呼び出す「ページング」に失敗し、女性客から就職先を失ったと厳しくクレームを入れられる。5年前プラトンで結婚式を挙げた舟木夫妻が赤川に離婚披露宴を依頼。従業員たちには不評だったが、赤川はビジネスと割り切り会場を押さえる。舟木夫人が妊娠していることが判明。実は別れたくないという夫人のため、従業員たちは5年前の料理やサービスを再現するが、二人の溝は埋まらない。赤川と神保のとりなしで夫人は妊娠を打ち明けやり直したいと告白。舟木も反省し二人は離婚披露宴をキャンセルする。奈津子に怒った女性客が就職した会社の上司とプラトンを訪れる。東堂が直々に謝ったことで就職先が決まり、プラトンに内定者懇談会を開く打ち合わせに来たとのことで、奈津子にも笑顔が戻る。 | ||||
最終話 | 創立25周年目の大事件 ホテルスペシャル'95秋 姉さんパニックです!!創立25周年目の大事件 | 1995年9月28日 | ||
プラトン創立25周年パーティに向け赤川たちは大忙し。休日の立花が女性客クリスチーヌと親しくなりホテルの部屋に入ったことが赤川は気にかかる。パーティの招待状が発送されるが、元バンケットマネージャーの郷田宛てのものが宛先不明で戻ってくる。東堂は郷田抜きでの25周年は考えられないという。クリスがホテル代や高額ショッピング代を踏み倒して逃走。赤川と立花は口論の末殴り合いになる。東堂は二人の償いとしてロサンゼルスで郷田を探すことを命じる。赤川と立花はロスの名門ホテルビルモアに宿泊するが、ロビーでいきつけの寿司屋の小島が金のやり取りをしているのを見かける。赤川と立花は郷田がいるという安ホテルを訪ねるが、泥酔して暴れる、偽ドラッグを売るなど評判は悪い。一方プラトンにはクリスがやってきて料金の代わりに働きたいという。彼女に見覚えがあった東堂はルームメイドに雇う。赤川たちはリトルトーキョーを捜索中、憔悴した小島を介抱する。小島はスシバー開店をジミーという男に持ちかけられ2万2千ドルを騙し取られたという。そこへ中島が現れる。中島は創立パーティに創立当時のメニュー「鴨のローストオレンジソースプラトン風」を再現するため当時の料理長の息子を探しにきていた。赤川たち4人は郷田と料理長息子を探して治安の悪い地域に迷い込み、現地の若者に絡まれるが、郷田に助けられる。赤川は東京に来てほしいと頼むが、郷田は明日までに5万ドルを要求。一夜で金を作るため小島は闇カジノに誘うが、4人とも失敗。その帰り、小島はジミーを見つける。小島は腹をナイフで刺されるが、幸い命を取り留める。プラトンではクリスの入った部屋から苦情が殺到。クリスは東堂が自分の父親で、ホテルマン時代に母親を騙したと暴露。東堂はクリスのために部屋を取るが、クリスはパーティを滅茶苦茶にすると宣言した。
中島は料理長の息子を探しあて、鴨のローストを作ってもらうが何か足りないという。中島は郷田に試食してヒントをもらおうと頼む。料理を食べた郷田は隠し味に醤油を使えとアドバイスする。赤川は再度パーティに誘うが、郷田はプラトンを裏切ったので行きたくないという。23年前、郷田は女性客に恋して踏み倒しを見逃したのを東堂に責められ、女のあとを追ったという。中島からクリスが騒動を起こしていると聞いた郷田は一転して東京行きを承諾。郷田は東堂と対面すると、クリスは東堂を父親と思いこんでいるが、自分が父親と名乗り出られないという。東堂はクリスに傷つけられた信用を取り戻すため、郷田に25周年のバンケットマネージャーを命じる。郷田は23年前のことを語る。ケイトと恋に落ちた郷田はロスに渡りクリスをもうけたが、ケイトは乳ガンで死去。郷田は酒とドラッグに溺れ人を刺して刑務所に入り、2歳のクリスは二度と会わないという約束でケイトの父親に引き取ってもらっていた。このため父親と名乗り出ることはできないという。 赤川と立花は正装した郷田をクリスに会わせ、クリスの父親は東堂ではないと証言させる。クリスは「コンドルは飛んでいく」のテープを聞かせこの曲を子守唄に歌ってくれた男に覚えがあるという。だが郷田は始めて聞いたとシラを切る。立花はクリスを愛しているが何もできないと苦しむ。翌日からパーティの準備が始まるが、郷田は酒をやめられず醜態を晒す。赤川たちは郷田に仕事は無理と進言するが、東堂は郷田からプロのサービスは「ALWAYS」と教えられた話をする。従業員たちは郷田から酒を遠ざける。隠れて酒を飲もうとする郷田を小島夫妻が励ます。25周年パーティ当日、郷田は酒をやめ、鴨のローストも完成する。だがクリスがホテルを出る。赤川は郷田は酒と戦っている、パーティに来てほしいと頼む。パーティでは大原社長のスピーチの最中、郷田が酒を飲んで荒れはじめ、東堂に殴り倒される。そこへクリスが駆けつけ、「しっかりしてお父さん」と説得。郷田は正気に戻り、会場に謝罪する。招待客も社長も笑顔で「これがプラトン」と受け入れる。翌日、改心したクリスと郷田はホテルを去る。傷心の立花にクリスは再会を約束する。 |
話数 | エピソードタイトル | 初回放送日 | 脚本 | 監督 |
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スペシャル'96新春 | 姉さん覗かれてます | 1996年1月4日 | 横田与志 今井詔二 | 瀬川昌治 |
スペシャル'96冬 | 姉さん!ビックリです!? | 1996年12月26日 | 眞木勲 | 瀬川昌治 |
HOTEL シリーズ in ハワイ | |
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収録で使われたカハラ・ヒルトン | |
ジャンル | テレビドラマ |
原作 | 石ノ森章太郎 |
脚本 |
横田与志 小木曽豊斗 西岡琢也 |
監督 |
瀬川昌治 佐藤純彌 井坂聡 |
出演者 |
松方弘樹 高嶋政伸 水野美紀 赤坂晃 秋山純 柳沢慎吾 前田淳 木村優希 伊集院光 石井苗子 沖田浩之 藤田朋子 京本政樹 丹波哲郎 |
音楽 | 義野裕明 |
エンディング | Miju「カップルズ」 |
国・地域 | 日本 |
言語 | 日本語 |
製作 | |
プロデューサー |
河瀬光 斉藤勢津子 |
撮影地 | カハラ・ヒルトン |
撮影監督 |
奥村正祐 臼木敏博 |
編集 | 河原弘志 |
制作 |
近藤照男プロダクション 東映 |
製作 |
近藤照男 高岩淡 |
放送 | |
放送チャンネル | TBS |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1998年4月9日 - 1998年6月18日 |
放送時間 | 木曜日21:00 - 21:54 |
放送分 | 54分 |
回数 | 11 |
話数 | エピソードタイトル | 初回放送日 | 脚本 | 監督 |
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第1話 | 姉さんハワイに転勤です!! HOTELスタートスペシャル 姉さんハワイに転勤です!!アメリカ式いじめで恐怖の連日です | 1998年4月9日 | 西岡琢也 | 瀬川昌治 |
東堂マネージャーと共に赤川と立花もハワイのマンダリンプラトンに転勤する。だが赤川はホノルル空港で立花とはぐれた上、スーツケースや財布を置き引きされてしまう。赤川はとミヤザワと犯人の後を追う。ホテルでは大原社長と東堂、副支配人のビル・スギタが顔合わせ。立花も到着するがスギタは日本人のことをよく思わない様子。文無しの赤川はミヤザワの家に身を寄せる。翌朝、赤川はミヤザワの車でマンダリンに到着。ミヤザワはベルキャプテンで、スーツケースも無事見つかる。赤川と立花はスギタにホテルを案内されるが、東京プラトンとのやり方の違いに戸惑う。赤川はフロントのメアリーとキョウコがレストランに予約がないトラブルになっていた日本人客河原崎に無料チケットを渡して解決するが、スギタとフロントは客との応対が間違っているという。スイートに泊まった女性客はわざとコンタクトレンズを落として探させる嫌がらせをする。赤川が時間をかけて見つけるが、スギタは職場放棄だと始末書提出を命じる。女性客とスギタは親密な仲で二人で嫌がらせをしていた。翌日、ベルマンより早く客を案内した赤川はベルのミヤザワたちにチップを取るなと責められるが、東堂が仲裁する。大原は帰国。赤川は日本人団体客を迎えるためスタッフとミーティングをするが、スギタは全て赤川に聞けと責任を押し付ける。到着した河原崎の団体客はホテルの流儀を知らず、傍若無人に振る舞い、赤川は後始末で気が休まらない。スタッフたちは日本人客がチップをくれないと苦情を寄せる。スギタはベルのニシダを通じてプラトンを追い出すよう指示していた。赤川は日本語ができるスタッフに残業を頼むが断られる。赤川は泊まり込みで客の相手をする。翌朝、スギタはスタッフに残業させようとしたことを東堂に報告すると警告。スイートの客はスギタの妻で創業者の娘エミィ・スギタだった。スタッフの間で赤川の評価が少しずつ変わり始める。プール係の山中は日本人客から10ドルのチップを貰い、ベルへの異動を希望するが赤川はチップ目当てでは駄目と断る。ニシダは仕事中居眠りをして、日本人の少女小百合を溺れさせる事故を起こす。医師の説明がわからない赤川に代わって山中が通訳する。小百合の意識は戻り、赤川もほっとする。エミィは赤川たちを評価するが、GMに返り咲きたいスギタはプラトン組を敵視する。団体客を無事送り出した赤川は山中をベルに推薦すると約束する。 | ||||
第2話 | 史上最低のお客様 | 1998年4月16日 | 西岡琢也 | 瀬川昌治 |
山中がベルに異動。FBIが偽札犯逮捕のためホテルに貼り込むが赤川たち上層部のみの秘密にする。日本人客岡崎のわがままで立花は偶然にも犯人の隣の部屋に岡崎を宿泊させる。岡崎はフロントのメアリーを気に入り、ベッドを布団に変えさせる。立花のミスでクルーズに行けなかった岡崎は怒って日本食を出せという。赤川から客に寄り添うサービスを指導されていたメアリーは日本食を手作りして岡崎に差し入れる。終業後、赤川たちはメアリーがバイトする日本食レストランを訪れる。翌日、岡崎はパイナップル缶詰工場の社長であることを明かし、メアリーにほれてレストランに通っている息子のためにメアリーに無理を言ったこと、息子の嫁になってほしいとメアリーに頼む。メアリーは試されたことに憤慨する。ついに偽札犯の部屋に取引相手が現れる。FBIは取引現場を押さえ部屋に踏み込むが、隣の部屋の岡崎が人質になってしまう。メアリーは自分が人質になると申し出て犯人の元に飛び込み、無事犯人は逮捕される。チェックアウトする岡崎はメアリーに再び縁談を持ちかけるが、メアリーは本土の大学進学を理由に断る。岡崎は日本直行便で東京プラトンを訪ねる。大原社長は岡崎の会社が社員研修でプラトンを使うことにしたと東堂に報告する。赤川は事件以来立花が欠勤しているのが気がかりになる。 | ||||
第3話 | 謎だらけ盗難事件 | 1998年4月23日 | 横田与志 | 瀬川昌治 |
英語恐怖症で欠勤していた立花はメアリーの日本食で元気を取り戻す。赤川は増え続ける日本人客専用のデスクを設置し、日系4世のメアリーを担当にする。スギタは東堂に120名のリストラ案を突きつける。ニシダのリークで従業員たちは疑心暗鬼になる。スギタの知り合いのポール上院議員がホテルに宿泊。ニシダはポールが落とした財布をメアリーのデスクに入れ、メアリーに盗難の疑いがかかる。スギタはメアリーをリストラ候補に入れたと脅す。メアリーと親密になった立花は二人でポールの助手を買ってでて徹夜で働き、ポールの信頼を得るが、ポールは風邪を引く。スギタは立花が仕事を怠ったせいと責めるが、赤川は間違っていないと励ます。食欲がないポールのため、立花とメアリーはお粥と冷奴を作って差し入れ喜ばれる。ニシダはリストラを逃れるため盗難事件を仕組んだとスギタにすり寄るがスギタは恥を知れと激怒。午後、ポールは立花たちに礼を言ってホテルを立つ。赤川はレストランに和食メニューを取り入れようと提案するが、経営スリム化を図るスギタは不満を露にする。 | ||||
第4話 | 奇人変人ご到着 | 1998年4月30日 | 横田与志 | 瀬川昌治 |
赤川は日本人観光客のためレストランで和食を出そうとするが、スギタは反対。チーフコックのイワシタも経験がないと拒否する。大原社長の紹介でスランプ中のプロゴルファー片桐裕作がマンダリンに泊まりにくることになったが、スギタは新チャンピオンの川口徹を優先するよう指示する。片桐が到着するが、マスコミを引き連れた川口から嘲笑され、部屋に引きこもってしまう。片桐ファンの山中はミヤザワと喧嘩になり、赤川に注意される。山中は片桐の部屋に押し掛けサインを断られるともう一度頑張ってほしいと励ます。その夜、片桐は思い出のあるハワイの料亭「隅田川」に赤川と出かけるが料亭は閉店しており板前の連絡先もわからない。いきつけの日本食レストランの女主人アンは板前はイワシタだと言う。赤川は片桐とイワシタを再会させるが、イワシタは和食は作らないと断る。翌日、山中と海で遊んだ片桐はゴルフ場で練習を始めるが失敗続きでホテルに帰ると川口にイヤミを言われる。赤川はイワシタに10年前と同じ和食で片桐を再起させたいと懇願するが、スギタは和食を作れば見捨てると脅す。悩んだイワシタは、翌日片桐の部屋に和食を届ける。片桐はゴルフの腕を取り戻す。翌日帰国する片桐に、川口は片桐から嘲笑されたのをきっかけにここまでこれたので 励まそうと同じことを言ったと打ち明け、片桐と握手を交わす。 | ||||
第5話 | 天才とバカの関係 | 1998年5月7日 | 西岡琢也 | 瀬川昌治 |
イワシタは二度と和食は作らないと言う。スギタの紹介でイワシタはホテルワイキキプラザの料理長にヘッドハンティングされる。メアリーは日本人客のためホノルル市内のおすすめ日本食レストラン地図を作る。エミィが料理評論家の稲葉隆浩をフロントを通さず宿泊させる。稲葉は日本では客の数に影響するほどの著名な辛口評論家。エミィも稲葉のレストラン評価を気にするが、スギタは日本人客が減ると歓迎する。ミヤザワは寝不足で稲葉のジムの予約を忘れるミスをする。イワシタはメアリーの地図に「どこの板前も必死だ」と激怒する。稲葉はフレンチディナーを絶賛し、厨房のイワシタに会いに行く。稲葉はイワシタを知っており、「名誉挽回に懐石料理を作ってほしい」と要望する。稲葉の評価が欲しいエミィと和食を出したくないスギタは対立。アンの調査で、イワシタの店「隅田川」は7年前稲葉に雑誌で酷評されて5年前閉店したことが判明。稲葉の前で欠伸して叱られたミヤザワは、妻が7人目の出産で入院しており、上の子の世話で寝不足になっていた。赤川はミヤザワに休暇を出す。イワシタは懐石料理を懇願する赤川たちと料理長の話を取り消すと脅すスギタとの板挟みとなる。翌日、イワシタは猛然と懐石料理を作り出す。料理を食べた稲葉はあんこうの肝に似せたフォアグラを誉めるが、それはイワシタがホノルルで苦労して探した本物のあんこうだった。イワシタはあんこうとフォアグラの違いがわからない稲葉に批評はしてほしくないと一喝。スギタは料理長の話は取り消し、このホテルからも解雇するとイワシタに言い渡すが、イワシタは胸のつかえが取れたと晴れ晴れとしていた。ミヤザワの妻が出産を終えて退院。東堂はスギタのリストラ計画を検討し、観光客増加が見込めるため人員整理は行わず、エミィが年中スイートを専有しリムジンを乗り回していることをやめてほしいと要望。さらにイワシタに和食メニューを作らせる計画と説明する。エミィは理解するが、スギタは立腹する。日本から稲葉が料理評論を止めてエッセイストになると発表したことが伝えられる。エミィは東堂にスギタを一人前のホテル経営者にしてほしいと頼む。 | ||||
第6話 | タダで泊まる方法 | 1998年5月14日 | 小木曽豊斗 | 井坂聡 |
東堂たちによるホテル改革が着々と進むなか、汚職事件で証券会社を廃業に追い込み執行猶予中の鈴木三男がチェックイン。スギタは自殺を恐れ追い返そうとするが客を守る赤川と対立。ロビーにお経を唱える僧侶が出現。赤川たちは迷惑をかけていないと静観するが、僧侶・栄進は過労と栄養失調で倒れる。赤川は金を持っていないという栄進のため、東堂に頼んで従業員食堂を使うという条件で宿泊させる。一人で宿泊した川田は妻からホテルに酒を飲ませないよう電話がきていたが、栄進に「無理をしない」とアドバイスされた川田は大量の酒を飲み泥酔する。メアリーも栄進の言葉に影響され川田を介抱し部屋に立ち入るが、セクハラに遇う。栄進は悩む鈴木に声をかけ「過去に執着するな」と説く。翌日、川田はメアリーに謝罪を求め裁判を起こすと脅す。メアリーは謝りたくないと辞職を申し出る。立花や山中は栄進が余計なことを言ったせいと疑う。回復した栄進はホテルを出発するが、鈴木は礼を述べる。日本から川田の妻が駆けつけ、裁判の話を取り下げ謝罪する。1週間後、UG(問題客)として栄進の情報が回ってくる。栄進は各地のホテルで無銭飲食を繰り返していた。スギタは赤川を責めるが、東堂は栄進が鈴木を救ったことを評価し庇う。 | ||||
第7話 | 消えた花嫁!? | 1998年5月21日 | 小木曽豊斗 | 井坂聡 |
ダイビング目的でハワイに来てウェイターを勤める高木純一と日系4世の松下優子はホテルでの結婚式を控えていた。だがホテルの美容室のミスで髪を切りすぎた優子は結婚式を取り止めると言い出す。ハワイの松下ファーム令嬢の優子への失態にスギタは赤川に責任を押し付ける。純一の両親がホテルに到着するが、優子の意見は変わらない。東堂は優子には髪以外の理由があるのではと言う。優子の父親は娘の結婚に反対していた。赤川は、純一の両親と優子の父親を会わせるが、父親は優子を苦労した日系移民の男と結婚させたいという。純一の両親は純一に結婚をあきらめ一緒に帰国しようと説得。純一は荷物をまとめるが、その中に純一がコーヒーをこぼして汚した客のジャケットがあった。純一は初心を忘れないためジャケットを譲り受け、それを見ていた優子と付き合うきっかけになっていた。赤川はジャケットを優子の父親に見せ、純一がダイビングをしにきただけの軽薄な日本人ではないと訴える。翌日、純一は両親とホテルを立つが、メアリーは優子を説得し、空港へタクシーを飛ばす。空港で優子は純一と抱き合い1日遅れで結婚式を挙げることになった。赤川は東堂に結婚式に来ない父親の代わりに花嫁の介添人を頼む。だが式直前に優子の父親が現れる。優子と父親は腕を組み結婚式が挙げられる。その後、ホテルでは結婚ラッシュとなる。 | ||||
第8話 | ストーカー宿泊中 | 1998年5月28日 | 横田与志 | 佐藤純彌 |
東京プラトン常連の建設会社社長の桃山がマンダリンを出てマウイに移る。東堂はメアリーと山中にマウイプリンスプラトンに客として宿泊する「ホテルマンステイ」を命じる。先輩のニシダは不満だが、スギタは東堂が赴任してからホテルにサンキューレターが次々届くようになり、東堂の手腕を認めざるを得ない。ワイキキプリンスプラトンのバーで泥酔したニシダは日本語サービス係の杉浦舞子に介抱してもらう。翌日、ニシダは再びワイキキプラトンを訪ねるが舞子は研修を終えてマウイプラトンに帰ったという。マウイプラトンに到着した山中とメアリーはホテルでニシダを見かける。ニシダは舞子デスクにしつこく電話をかけ食事に誘うが断られる。メアリーたちが声をかけると自分はスギタの味方と思われ、東堂に嫌われているという。桃山は釣り客からもらった鯛を刺身にしろと無理を言うが、舞子は特別に応じ、山中とメアリーもご相伴に預かる。赤川は日本から桃山の会社が倒産寸前との知らせを受け、支払いの小切手が不渡りになるかもしれないおそれが出てくる。スギタは警察に届けようとするが、赤川と立花は待ってほしいと懇願。ニシダは夜道を歩く舞子に付きまとい、桃山が止めに入るが殴り飛ばされる。ニシダは警察に連行される。翌日、赤川、立花、ミヤザワ、キョウコは休暇を申請して急ぎワイキキに飛ぶ。赤川は遺書を残して自殺しようとする桃山を必死で止めて説得する。舞子は鯛の刺身を用意して桃山に勧め、桃山を励ます。ニシダは釈放され、帰国する桃山に謝罪する。桃山は会社を立て直すまで支払いを待ってほしいと頼み、赤川が立て替える。スギタはストーカー事件を起こしたニシダに立腹するが、ニシダが書いた反省文を読んだ東堂はニシダを許す。 | ||||
第9話 第10話 | 男を品定めする女 写真集の女の結末 | 1998年6月4日 1998年6月11日 | 横田与志 | 佐藤純彌 |
赤川たちが赴任して3か月。プラトン流サービスが定着してきたところで、山中佐智子という女性がチェックイン。ベルマンの山中和人はなぜか彼女を避ける。佐智子はロビーを見回し誰かを探しているようだった。立花は彼女が有名カメラマン塚田幹彦の写真集のモデルだったことを思い出す。佐智子はハワイ島のハプナビーチプリンスプラトンのハウスキーパーだった。写真集を見た山中は激昂。佐智子はついに山中を名指しで呼び出し、母親であると名乗り出る。佐智子は夫を無くし女手ひとつで息子を育てたが、家に交際相手を連れ込んだところを見つかり、山中と絶縁状態になっていた。佐智子がチェックアウトする前日、赤川たちの説得で山中は母親と会うことを決めるが、翌日新婚カップルの男からクレームを入れられスギタに呼び出されて厳重注意される。佐智子はホテルを立つが山中はバスを追いかけ、母子はようやく再会。佐智子はカメラマンの塚田とハプナビーチで再婚すると打ち明ける。東堂はハプナビーチと従業員を交換研修に出すと発表し、一同は山中の母親の結婚式を見届けることになった。 ハプナビーチホテルに研修に来た一同。最高級スイートにコンピュータ会社社長のヤングが恋人のキャシーと宿泊。佐智子と再婚する塚田もチェックインする。100ドルもチップを渡す塚田に従業員たちもざわめく。塚田はメアリーをモデルに誘う。キャシーはプールに赤川を呼び出しサンオイルを塗らせるが、目撃したヤングからクレームが入り、スギタは厳しく叱る。塚田と佐智子は山中を食事に誘うが、山中は用事があると断る。山中は佐智子の同僚のボブに会い、かつて佐智子が家に連れ込んだことを責めたことを謝る。ヤングのスイートの金庫からコンピューターディスクが無くなる。部屋に入った佐智子と暗号設定の場にいた赤川が訴える。スギタは旧知の塚田にも知らせ、結婚を取り止めることを勧める。塚田はスギタに従おうとするが、ボブが彼女は盗んでないと食ってかかる。赤川たちは夜間外出したキャシーか産業スパイにディスクを渡しているのを取り押さえる。結婚式の日、大原社長が介添人として出席するが、佐智子はボブと結婚する。 | ||||
最終話 | ホテルマンの復讐 HOTEL最終回スペシャル ホテルマンの復讐!!金と地位を差し上げます…謎の男の不気味な誘惑にさぁー大変!? | 1998年6月18日 | 西岡琢也 | 瀬川昌治 |
東堂の発案で始まったファミリーステイを利用してミヤザワの妻アグネスと子のラリーとジェシカがやってくる。ミヤザワは客のヒロ・黒岩の荷物を取り違えノートパソコンを紛失。クレームを言われたところへ、ミヤザワの子たちが客を責めたため、赤川は平謝り、スギタは制度を辞めるべきと進言。スギタは黒岩の部屋に呼び出される。黒岩は元マンダリンのホテルマンで2か月後にオープンする「ホテルメリッツワイキキ」の副支配人に任命されており、スギタに宣戦布告する。ミヤザワは家族との夕食を後回しにしてパソコンを探し、スイートに宿泊する緑川のパソコンと取り違えられていることが判明。無事黒岩にパソコンを届ける。パソコンでお互いの素性を知った緑川と黒岩はレストランで近づく。外交官の娘の緑川は毎年6月10日にマンダリンに宿泊していた。黒岩はミヤザワを部屋に呼び出し、メリッツのベルマネージャーにスカウトする。だが条件はマンダリンから優秀なスタッフを引き抜くことで、ミヤザワは悩む。赤川も黒岩とスギタの不穏な空気に気付く。黒岩はメアリーをメリッツにスカウト。メアリーは立花にこっそり打ち明け立花を誘うが、立花は断る。ミヤザワは山中とニシダを誘うが、山中は逆上し口論になる。アンは赤川に事情を説明し、ミヤザワと山中の仲を裂かないでくれと頼む。承知した赤川はアンに恋心を告白し別れる。翌日ミヤザワ一家はチェックアウト。山中とミヤザワは決裂。メアリーも立花を置いてメリッツに移ろうとしていた。赤川はスギタに黒岩の動きを報告。黒岩はスギタと対立し、スギタに解雇された過去があった。スギタは黒岩に大事な人材を引き抜かせないと宣言し、二人は殴り合いになる。スギタは従業員を引き留めるため辞表を用意していた。スギタはホテルを再建してほしいと赤川たちに土下座する。黒岩は従業員に恵まれたと羨ましがる。翌日、久しぶりにエミィがホテルに来る。緑川は自分が普通のOLであることを黒岩に告白。黒岩と緑川はマンダリンを立つ。黒岩とスギタはお互い励ましあい別れる。エミィは東堂がスギタにGMを譲るつもりと報告し、スギタが成長したことに感激する。数日後、赤川たち東京組はマンダリンを去る日を迎える。駆けつけたアンと赤川たちは空に大きな虹を見る。 |
ハワイシリーズ放送後にスキャンダルが発覚したことで松方が降板したため、本来の主人公である東堂が登場しない等設定が大幅に変更された。そのため、赤川が正式な主人公となる[注 39]が立花がメインで展開され、第4シリーズ冒頭で異動した持田が総支配人になっている。ストーリーは新しくオープンした東京ドームプラトンに赤川と立花が出向し、立花がコンシェルジュになるというもの。
話数 | エピソードタイトル | 初回放送日 | 脚本 | 監督 |
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スペシャル2000秋 | 姉さんビックリ大事件です!? | 2000年9月28日 | 横田与志 高橋孝之介 | 瀬川昌治 |
スペシャル2001秋 | 姉さん恐怖です! | 2001年10月12日 | 速水圭子 | 中村金太 |
スペシャル2002春 | 姉さん困ってます!! | 2002年3月20日 | 横田与志 高橋孝之介 | 中村金太 |
事実上の完結編。 |
TBS系列外では下記の各局で放送したことがある。なお、系列外での放送(CS放送を含む)では主題歌部分は差し替えられず、放送当時のものがそのまま使用される。
すべてポニーキャニオンから発売されているが、キングレコード[注 50]が原盤権を持つ主題歌および一部のBGMが原盤権の存在しない別のインストゥルメンタルに差し替えられている[注 51]。これに併せて、次回予告がカットされている。
1994年と1995年に劇伴と島田歌穂による主題歌・挿入歌を収録したサウンドトラックがキングレコードより発売された[注 52][14][15]。
メインで利用されたホテルはヒルトン東京ベイであり、スペシャル'96冬まで使用された。スペシャル'92秋の交換研修先及び第5シリーズハワイ編ではカハラ・ヒルトン(ロケ当時。現在のザ・カハラホテル&リゾート)、その後に放送された2000年代のスペシャル版では、「東京ドームプラトン」として東京ドームホテルがそれぞれ使われた。それ以外のホテルは、研修先などの舞台として使用された。柳沢は関口宏の東京フレンドパーク2に出演時の景品がカハラホテルの宿泊券だったため、このホテルを高評価している。また、社員食堂は東洋大学朝霞キャンパスにある図書館地下学生食堂を使用した。
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