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京成グループのバス事業者 ウィキペディアから
京成タウンバス株式会社(けいせいタウンバス、英: Keisei Town Bus Inc.)は、東京都葛飾区に本社を置く京成グループのバス事業者[1]。京成電鉄奥戸営業所からの分社化により設立された[3]。東京都内では唯一の京成バスの地域子会社である[3]。
京成タウンバスの路線バス車両 | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
略称 | タウンバス |
本社所在地 |
日本 〒124-0022 東京都葛飾区奥戸2丁目6番10号[1] |
設立 |
2000年7月12日(設立)[1] 2001年2月16日(営業開始)[1] |
業種 | 陸運業 |
法人番号 | 8011801014691 |
事業内容 | 路線バス事業 |
代表者 | 大庭 耕一(代表取締役社長)[2] |
資本金 | 6,000万円[1][2] |
純利益 |
1億1,162万4,000円 (2024年3月期)[2] |
総資産 |
18億4,352万6,000円 (2024年3月期)[2] |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 |
京成電鉄 80% 京成バス 20% |
外部リンク | www.keisei-townbus.co.jp |
2000年7月12日会社設立[1]。2001年2月16日、京成電鉄(当時)奥戸営業所から葛飾区内の6路線を移管され営業運行を開始した[4][5]。2021年2月現在、15路線を運行している[5]。
京成電鉄では1990年代後半からバス事業の分社化を開始し、その際には営業所単位で分割する地域分社化の手法を採った。これは首都圏のバス事業者では最初期の地域分社化となった[3]。なお同年には神奈川中央交通が湘南神奈交バスを設立し、同様に地域分社化を開始している。1997年には京王帝都電鉄が京王バス株式会社(初代)を設立してこれに続いた。
1995年に最初の地域子会社としてちばフラワーバスを設立[3]、1998年にはちばレインボーバス[3]、2000年にはちばシティバス[3]とちばグリーンバス[3]が設立され、京成電鉄のバス事業分社化は急速に進んだ。そして都内でも奥戸営業所を金町営業所の支所として高速バス担当とし[3]、一般路線を移管する形で京成タウンバスが営業開始した[3]。さらに京成電鉄本体に残ったバス事業も、2003年10月1日に京成バス株式会社が営業開始してその一切を承継し、京成グループのバス分社化は完了した[3]。
本社営業所は旧奥戸第二車庫に設置され、営業所前に「タウンバス車庫」停留所が新設された。旧奥戸第一車庫は金町営業所へ移管され「京成バス奥戸出張所」となり、のちに京成バス奥戸営業所となった。2001年8月1日には金町営業所から新宿線(小54)および堀切線(有01)の2路線を移管された。
2018年9月11日に一般貸切旅客自動車運送事業の許可を受け、同年11月22日より貸切バスの営業を開始した[6]。
2020年5月12日より順次ご当地ナンバーを導入し、翌13日より「葛飾ナンバー」での運行を開始した。
2025年4月1日、京成グループにおけるバス事業再編により、京成電鉄バスホールディングス傘下の京成バス東京となる予定[7]。加えて2026年4月1日には再度の事業再編により、京成バスのうち奥戸営業所・東雲車庫・金町営業所・江戸川営業所管内についても、京成バス東京へ統合される予定である[7]。
新小岩駅を発車して平和橋通りをまっすぐ北上して綾瀬駅まで行く系統である。主に大型車で運行される。
新小岩駅を出ると総武線のガードをくぐり、蔵前橋通りを交差するが、ここの巽橋交差点が非常に混むことがある(現在は陸橋完成で若干緩和された)。さらに、渋江公園付近で京成押上線の踏切付近は慢性的に混んでいる。以前のルートでは綾瀬駅東口付近も走っており、そこの渋滞もひどかったが、路線変更によりこれは解消されている。一方で、2013年11月下旬に新小岩駅南口入口交差点にあった、歩道橋が撤去され、その代わりに歩行者信号が設置された。これにより車道側の青信号の現示時間が短縮されたせいか、南口ロータリーへの出入りで渋滞が起きるようになった。
「登記所」は、足立区と葛飾区を管轄する東京法務局城北出張所を指す。
開通当時は北千住駅まで運行していた。最初は小菅停留所からすぐに西行し、小菅一丁目・刑務所(現・東京拘置所)を通るルートだったが、平和橋通りが小菅停留所 - 今の綾瀬駅東口付近まで延長開通するとすぐに綾瀬駅経由となり、同駅までの利用者が多くなった。全国バス路線便覧(1963年3月31日)によると、新小岩駅 - 北千住駅便と新小岩駅 - 堀切車庫便(現・堀切五丁目)がほぼ同数となっており、この時期は南側の利用者の方が圧倒的に多かったようである。なおこの時期には、小菅刑務所(現・黒羽刑務所)から釈放された際に迎えの来なかった元受刑者が、故郷へ帰るため最寄りの国電の駅に出るのに利用するという役割もあった。
1973年(昭和48年)頃に北千住駅への運行をとりやめ、ほとんどの便を綾瀬駅止まりとし、わずかな便を小菅一丁目まで運行するように変更した。ちなみに、千代田線が北千住 - 綾瀬間を開通し、常磐線と相互乗入れを開始したのは1971年4月20日である。北千住駅付近のルートを廃止したのは、千住新橋の架け替えにより小菅側と橋の連絡が困難となったからだとのことである。しかし、小菅一丁目止まりとなったことで、定期的な利用者はほとんどいなくなってしまい、綾瀬駅東口・綾瀬二丁目を通るより綾瀬一丁目を通る方が利便性が高いということから、現在のようなルートに変わった。
1996年(平成8年)のダイヤ改正で綾瀬駅と小菅一丁目の間が廃止になり、現在のルートが完成した。この時に葛飾区小菅一丁目付近は路線バスが一切なくなったため、翌1997年、日立自動車交通が乗合参入第一弾として綾瀬駅を起終点とする循環乗合タクシー『さくら号』をスタートさせた。
綾瀬駅東口を経由していた頃は混雑対策用のルートもあった。
なお、タウンバス車庫発着便は出入庫便である。このバスは新小岩駅東北広場へは向かわないので注意が必要である。
四ッ木線は新小岩駅と市川駅を四ッ木駅経由で結ぶ路線である。なお、江戸川駅通り - 市川駅間は千葉県市川市を走行するため、東京都シルバーパス並びに都区内一日乗車券の適用範囲からは外れている。また、市川広小路 - 市川駅の区間は料金が160円となっているので、その区間を利用する場合は乗車時に自己申告の上運賃を支払う形となる。
歴史的には上野広小路 - 市川駅を運行していた上野線(上34)と新小岩駅 - 四ッ木駅 - 亀有駅間を運行していた前・亀有線(前・新小52)が、1996年の抜本的路線改変により、それぞれ短縮された上で結合したものである。
新小岩駅 - 亀有駅を直通する機能は、同時期にできた現・亀有線(現・新小53、 現在も京成バスの運行)にその役目を譲ったが、四ッ木駅周辺の乗客への迷惑を回避することを目的として、前・新小52と同一ルートでの運行も継続し、これには新小52乙という系統番号が割り当てられた。
2009年4月16日にダイヤ改正が行われた際に区役所付近で以下のようなルート変更が行われた。
これにより立石七丁目 - 葛飾区役所の間で距離短縮が図られた。
ルートのうち、西新小岩、四ツ木駅付近は住宅の密集度に比べて道路が狭い。それでも利用者が多く、大型車のみによる運行が長く続いていた。しかし、渋江公園付近の京成押上線の踏切により定時運行が阻害されるなどの問題もあり、近年の全体的なバス利用度の低下もあって、四ッ木線として運行してからは、かなり劣勢気味である。
また2011年3月28日より、新小岩駅東北広場の供用開始により、走行ルートが変更された。
また、毎年8月に行われる江戸川区花火大会に伴い、渋江公園‐タウンバス車庫‐市川駅間が増発運行される。
小松川線は小岩駅と小松川警察署を江戸川区役所前経由で結ぶ路線である。小岩地区から江戸川区役所へのアクセス路線としても機能する。かつては、都営と共同で小松川警察署から先錦糸町駅を経て中央区の箱崎町まで、更に古くは港区の国電新橋駅まで運転していた。1996年に荒川以西への乗り入れを取りやめ、現在の小松川警察署まで短縮された。そのため、本線の全区間が都営バスの錦27系統と重複する。
本線の全区間が都営と交互に発車するダイヤが組まれている。但し、都営側は京成よりも京葉道路を長く走行するため遅れて順序が逆になる場合が多い。
大杉線は、新小岩駅付近の除くルートの多くが環状七号線を経由し、一之江駅まで至る。中間部の大部分は独自区間となっている。しかし当初から運行便数があまり多くなかったことや、他路線の使用で間に合う部分が多かったことから利用が伸びず、便数は徐々に減少している。
開通当初は相互乗り入れを厳格に行うことになっていたため、都営と京成で同一本数であったが、営業成績の事情から両事業者とも柔軟な対応をすることとなり、都営とタウンバスの運行本数の差や、新小岩側の起点の相違などが見られる。タウンバスの起点が東新小岩三丁目であるのは、同社の操車場が三丁目に存在するからである。
お花茶屋線は、1996年の路線再編の際に当時の奥戸線、本田線の2線を廃止することとし、この中間部を通るように新たに設けられた路線である。運行頻度は平日30分間隔、土休日20分間隔である。
環状七号線の奥戸 - 亀有駅間は、開通後しばらくの間路線バスが走っていなかった。この付近は南北に走るバスが他になかったため、葛飾区が路線新設の要望を出していた。そこで、1996年9月に先行して実施された葛飾区内の京成バスの路線再編成に少し遅れて、この環七線が11月1日より新設された。この路線の開業により、環状七号線はほぼ全区間を路線バスが走行することになった。
開通当初は新小岩駅北口が起点であったが、折り返しは南口のロータリーを使用していた。そのためタウンバスへの移管時点で一旦南口始発に変更されたが、2004年3月以降は北口始発に戻された。2013年8月以降、新小岩駅南口のロータリー整備に伴い、再度南口始発に変更された。
この路線は途中でスポーツセンターを経由するが、1996年9月 - 10月の2か月間はスポーツセンターへの経由便がなかった。路線再編前は、旧・新小53が休日のみスポーツセンター経由を運行していたが、その役目はこの系統に交代される形となった。
2007年4月からは江戸川営業所のSS08系統「シャトルセブン」が亀有駅 - 青砥駅東交差点 - 奥戸運動場間で並行している。
2011年6月16日からは、新小岩駅北口~スポーツセンター~亀有駅系統を平日54往復から64往復に、土休日は同系統49往復から58往復に増便。平和橋通り線に次ぐドル箱路線に成長しつつある。
新宿(にいじゅく)線は京成小岩駅北口を出るとまず北から東へ向かって江戸川堤防近くをぐるりと回り、京成小岩 - 江戸川間で京成本線の踏切を渡って蔵前橋通り - 小岩駅北口 - 高砂駅 - 金町車庫 - 水戸街道を通って亀有駅まで至る線である。細田踏切 - 高砂小橋間では新金線(新小岩信号場駅 - 金町駅間)の脇を走る。
約20年前に廃止になった「常盤中学」停留所付近に、2006年3月16日、後述の白鳥線「金町二丁目」停留所が新設された。また、京成小岩駅周辺やNTT小岩周辺などで狭隘区間を通るため中型車が使用される。日中20分間隔で運行される。
白鳥線は、葛飾区コミュニティバス「レインボーかつしか」(日立自動車交通が運行)と同一経路があり、高砂七丁目公園 - 亀有二丁目と白鳥わかば公園 - ウェルピアかつしかがそれにあたる。運賃はレインボーかつしかと同じである。白鳥線は一部に狭隘区間があるため小型車を使用する。
浅草線は京成電鉄がバスの運行を開始した頃の路線の若干形を変えつつ存在している路線といえる。京成電鉄が運行していた頃は大型車で運行されていたが、現在は乗客数を考慮して中型車に移行している。西側の独自区間である墨堤通り沿線は住宅も少なくないが、東武スカイツリーラインに近い線形であることや、戦後にこの付近のバスが水戸街道を中心に運行するようになってからは徐々に勢いが衰え、昭和50年代には実質的にその役目を東武電車および他のバスに譲ってしまった。一方、堀切橋以東 - 浅草を通して利用する乗客は、多くはないものの一定数存在し、簡単に廃止する訳にもいかない状況であった。
京成電鉄時代に合理化のため、一日5回程度までの大幅減便を行ったが、タウンバス移管後、買い物客を中心に結局固定客が離れることがないため増便を実施し、平日は微増にとどまるものの、土休日は毎時1 - 2回程度までの大幅増便を行い、利用者の要望に応えている。
2011年6月16日からは、亀有駅 - 言問橋-浅草寿町系統を、平日6往復からさらに10往復に増便した(土休日は15往復で変更なし)。
2012年5月28日から、平日11往復、土休日15往復に増便し、森鴎外住居跡・東京スカイツリータウン経由に変更した。ただし、土休日1便のみ亀有駅発7時01分発と浅草寿町発8時00分発については旧ルートで運行となる。
平日が6往復に減った2018年6月18日のダイヤ改正を経て、2019年7月16日のダイヤ改正で平日の運行が取りやめられ、土休日のみの運行となった[9]。
本路線は、整理券方式運賃後払いに加え、マイスカイ交通が他社との共通乗車制度を一切導入しておらず、運賃徴収方法も現金と自社発売の回数券のみであるという関係上、PASMO・Suicaは利用できない。また都内区間であっても、東京都内フリー定期券、東京都内近距離定期券、都内一日乗車券、京成ゴールドパス・ダイヤモンドパス、京成ゴールドパス65・ダイヤモンドパス65の使用は出来ない。バス共通カードもサービス終了まで一切使用できなかった。東京都シルバーパスはタウンバス運行便のみ都内区間(金町駅 - 半田小学校入口)で利用可能である。
運行比率は概ね、タウンバス 1:マイスカイ 2の割合で運転するダイヤになっている。
タウンバスの車両が、三郷側で不具合が発生した場合はマイスカイの車両が、またマイスカイの車両が金町側で不具合が発生した場合は、タウンバスの車両が代走する場合がある。これは、三郷側からタウンバスの車庫まで、また金町側からマイスカイの車庫までいずれも距離があり、それぞれの車庫から代替の車両を回送すると時間がかかるためである。また、毎年2月のみさとシティハーフマラソン開催日は、三郷中央駅 - 三郷駅間の一部の便にて迂回運行を実施する。
2012年5月28日運行開始。2013年3月30日までは上記停留所以外には停車せず、新小岩駅東北広場 - 東京スカイツリータウン間の途中停留所がない2点間輸送だったため、土休日はある程度利用者がいたものの、平日は特に浅草寿町側の利用者は少なかった。このため、2013年3月31日より上記停留所以外バス停(新小岩公園・平井駅入口・亀戸香取神社前)を新設[12]。途中停留所の新設により、当路線が通っていながらも恩恵を受けられなかった平井・亀戸地区の利便性が向上した。
当初は京成バス本体との共同運行だったが、京成バス担当便は徐々に減便され、土休日の日中1往復となった後に廃止された。2019年現在はタウンバス単独での運行となった。さらに2019年7月16日のダイヤ改正で浅草線とともに平日の運行がなくなり、土休日のみの運行となった[13]。開業当初は、浅草寿町・浅草雷門を発着するバスとしての運行本数は堀切線より多かったが、減便が続いた結果、タウンバスの中でもとりわけ運行本数の少ない路線となった。
他の一般路線と同様、東京都シルバーパスや都区内一日乗車券の利用も可能である。経路の途中で一般路線としては唯一平井大橋を通過する。大型車が走行できる道路環境は整っているものの、原則として中型車での運用である。
2014年6月14日運行開始。葛飾区の南北交通網の利便性を向上させる社会実験路線として開設。
環七線の新小岩駅 - スポーツセンター間と京成バス戸ヶ崎線:小55系統の金町駅 - 京成小岩駅入口間を細田経由でつないだ経路で、金町・柴又地区から葛飾区総合スポーツセンターおよび新小岩駅から柴又帝釈天へのアクセスを狙う。京成バス金町営業所との共同運行。
当初は2015年3月29日までの土曜・日曜・祝日だったが[14]、2015年4月以降も運行が継続されることとなった[15]。
2003年3月23日運行開始。地元の請願により開通した路線である。当初は京成バス本体による運行だったが、慈恵線の開設に伴い2016年1月16日付で、土休日の1往復を除くすべての便が京成バスから移管された。本体に残った1往復も2019年11月16日付でタウンバスに移管され、タウンバス単独運行となった。全区間の運賃は150円で、同時に並走路線やそれに準ずる路線の運賃も150円に改定した。
2011年1月16日、亀有駅 - 曳舟川親水公園間に「曳舟十四橋」停留所を新設した。
2016年1月16日運行開始。平日と土曜に運行し日祝は運休となる。6時台から19時台に20~30分間隔で運行。環七通りの途中停留所にも停車。運賃は大人220円、小児110円で交通系ICカードも使用できる。車両は専用の小型車を使用する。
2017年10月23日より運行開始。2018年3月31日までの社会実験期間中は京成バス金町営業所との共同運行。毎日28往復運行、うち10往復は綾瀬駅~葛飾区役所間の運行。6時台から20時台に22~35分間隔で運行。タウンバスは中型車を使用する。この路線の運行開始により、「小菅交番前」「小菅二丁目」「東堀切一丁目」の3停留所を新設した。
綾亀線・慈恵線の回送車両を活用することにより、2018年(平成30年)9月16日付でタウンバス自主運行路線として定期運行開始。平日、土休日ともに4.5往復の運行となった。
葛飾区の社会実験運行として、細田地区から新小岩駅等へのアクセス向上を目指して新設された。細01系統の運行終了後の2021年に、循環路線として続番となる細02系統が約4年ぶりに新設された。新設当初は「奥戸六丁目」より、「細田四丁目」→「小岩駅北口」→「奥戸新橋」方向の外回りを京成バスが、反対方向の内回りをタウンバスが担当していた。また運行開始に伴い、「京成小岩駅西」[23]、「東新小岩四丁目」[24]の2停留所を新設。2023年9月25日のダイヤ改正により、方向を外回りに統合し、「細田四丁目」から「小岩駅北口」、小54系統の「コミュニティ会館入口」、「西小岩四丁目」を経由するルートに変更された。一方で「西小岩二丁目」、「奥戸新橋」停留所は既存路線の新小52系統で代替が可能であることから廃止となった。当初は2024年3月に運行を終了する予定であったが、利用者が増加していることから4月以降も引き続き運行されている。
新金線と同じく葛飾区の社会実験路線として2015年10月18日に運行開始。2016年3月27日までの土休日のみの運行であり8時台から19時台に20分間隔で、京成バスと京成タウンバスが交互に運行していた。さらにその後、2016年9月1日から2016年11月30日まで平日のみ運行した。車両は大型車と中型車を使用した。
京成タウンバスでは、前身の京成電鉄奥戸営業所時代に引き続き、主にいすゞ自動車より導入した車両を使用している。営業開始当初は京成からの転属車両によって運行されていたが、2002年度より独自に新車の導入を開始した。以降の新車は全車ノンステップバス[26]となっている。
京成タウンバス発足後の新車は中型車の比率が高まった。大型車は平和橋通り線で運用されることが多いほか、新金線・環七線の南部区間の出入便でも運用される。新タワー線には当初は新車の大型車を充当していたが、利用状況に合わせて中型車が使用されるようになった。
車体のカラーリングは、白1色に「TOWNBUS」のカラフルなロゴを入れたものである(T025以降はロゴがやや小さめになっている)。京成からの転属車は、早期に廃車予定の車両は塗装を変更せず、京成バスカラーに赤紫色の字で「京成タウンバス」と社名を入れて運行し、それ以外の車両は塗り替えを行った。
一部に狭隘区間がある白鳥線用として7m幅の小型車も在籍し、日野・レインボーHR7m車と三菱ふそう・エアロミディMEが使用されている。レインボーHRはマイスカイ交通と共同運行する金町三郷線用として2002年9月に導入されたもので、当時いすゞ自動車がこのサイズの車両の製造を行っていなかったため日野自動車製の車両が選択された。カラーリングもT203を除き専用塗装(マイスカイ交通風の青1色に「TOWNBUS」のロゴ)だったが、2005年12月から2006年2月にかけて一般塗装に塗り替えられた。2004年に日野・レインボー7m車の製造が終了したため、2006年に白鳥線用としてエアロミディMEを導入した。また、慈恵線専用の小型車として日野・ポンチョも在籍する。
三郷線は車両の検査時などを除き、原則として整理券発行機を取り付けた中型車(社番T017 - T019・T021・T022・T030)で運行している。また車両不足の場合は小型車(社番T201・T203)も入る場合がある。かつてはT020号車も存在したが、2008年に逆走してきた乗用車と正面衝突する事故に巻き込まれ大破、廃車となり緊急代替車としてT030が導入された。整理券対応の中型車が三郷線以外で運用されることもある。
T204は2009年9月にちばグリーンバス、T202は2012年10月に千葉交通銚子営業所へ移籍した。他に2009年頃から、中型ワンステップバス数台をちばシティバスへ譲渡している。
T023は2011年6月1日から堀切線で、亀有が舞台の漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』のラッピングバス(広告主は葛飾区)として運行された[27]。
T045は2014年6月12日午後から、葛飾区が2014 FIFAワールドカップの応援ムードを盛り上げるため四ツ木地区に「翼像」を建立したことを記念し、タウンバスの車両に『キャプテン翼』のラッピングバス(広告主は葛飾区)として運行された[28]。
T063ともう1台[要説明]は2019年8月1日から、特殊詐欺や自転車盗難被害の防止を呼びかける葛飾区の犯罪未然防止啓発事業として、漫画『ブラック・エンジェルズ』のキャラクター「松田鏡二」のラッピングバスとして運行されている[29]
T054号車からT075号車は、車両に携帯電話・スマートフォン等の充電用コンセントが設置された。その後に導入されたT076号車以降の車両には充電用コンセントは設置されていない。
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