Loading AI tools
日本のゲームタイトル、メディアミックス作品 ウィキペディアから
『ニーア オートマタ』(NieR:Automata)は、プラチナゲームズが開発しスクウェア・エニックスが販売しているアクションRPG。日本で2017年2月23日に、米国で3月7日に、欧州で3月10日にPlayStation 4版が発売され[5]、3月17日にはSteamにてWindows版も発売された[1]。また2018年にはXbox One版が発売され、2022年にはNintendo Switchへも移植されている。
ニーア オートマタ NieR:Automata | |
---|---|
ゲーム | |
ゲームジャンル | アクションRPG |
対応機種 | PlayStation 4 Microsoft Windows (Steam/Microsoft Store) Xbox One Nintendo Switch |
必要環境 | Steam版[1] OS:Windows 7 64bit、Windows 8.1 64bit、 Windows 10 64bit CPU:Intel Core i3 2100 以上 AMD A8-6500 以上 メモリ: 4GB以上 ハードディスク/SSD:50GB以上 グラフィックカード: NVIDIA GeForce GTX 770 VRAM 2GB 以上 AMD Radeon R9 270X VRAM 2GB 以上 サウンドカード:DirectX 11 対応 通信環境:ブロードバンド 以上 画面解像度:1280x720 DirectX:DirectX 11 その他:マウス、キーボード、 ゲームパッド(XInputのみ) |
開発元 | スクウェア・エニックス、プラチナゲームズ |
発売元 | スクウェア・エニックス |
プロデューサー | 齊藤陽介、江原純一、西村栄冶郎 |
ディレクター | ヨコオタロウ |
キャラクターデザイン | 吉田明彦 |
シナリオ | ヨコオタロウ |
音楽 | 岡部啓一 |
メディア | BD-ROM Nintendo Switch用ゲームカード ダウンロード |
発売日 | 通常版ならびに<Game of the YoRHa Edition> [PS4] |
売上本数 | ※いずれもパッケージ版の出荷数とDL版販売数の合計 [全バージョン累計] 900万本[2] 120万本[3] |
レイティング | CERO:D(17才以上対象) ESRB:M(17歳以上) PEGI:18 ACB:MA15+ |
コンテンツアイコン | 暴力・犯罪・麻薬等薬物・ギャンブル |
エンディング数 | 26 |
その他 | PS4 Pro ENHANCED対応[4] MS Store版はSteam版を改良 |
漫画:ヨルハ 真珠湾降下作戦記録 | |
原作・原案など | ヨコオタロウ |
作画 | 空路恵 |
出版社 | スクウェア・エニックス |
掲載サイト | マンガUP! |
発表期間 | 2020年12月26日 - 2024年5月11日 |
巻数 | 全4巻 |
アニメ:NieR:Automata Ver1.1a | |
原作 | 『NieR:Automata』 (スクウェア・エニックス) |
監督 | 益山亮司 |
シリーズ構成 | ヨコオタロウ、益山亮司 |
キャラクターデザイン | 中井準 |
音楽 | MONACA |
アニメーション制作 | A-1 Pictures |
製作 | 人類会議 |
放送局 | TOKYO MXほか |
放送期間 | 第1クール: 2023年1月8日 - 7月23日 第2クール:2024年7月5日 |
話数 | 第1クール:全12話 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | ゲーム・漫画・アニメ |
ポータル | ゲーム・漫画・アニメ |
2010年にスクウェア・エニックスから発売されたPS3/Xbox 360用アクションRPG『ニーア ゲシュタルト/レプリカント』の後継作品であり、2015年6月16日に「E3 2015」のプレスカンファレンスにて『NieR New Project』として発表された[6][7]後、『ニーア オートマタ』のタイトルで2017年2月23日に発売された[5]。
タイトルに使われている「オートマタ」とは「自動人形」の意。当初は「アンドロイズ」を予定していたが「Android」が商標の関係で利用できず、代わりとして複数の候補を挙げた上で選ばれたのが「オートマタ」であった[8][9]。また「NieR2」としなかった理由について、ディレクターのヨコオは「前作に触れていなくても問題なく遊べる内容になっているため」としている[10]。
主要なスタッフのうち、プロデューサーを齊藤陽介、ディレクターをヨコオタロウ、音楽を岡部啓一とMONACAが前作『ニーア ゲシュタルト/レプリカント』に引き続き手掛けるが、メインキャラクターデザイナーに吉田明彦、サブキャラクターデザイナーに板鼻利幸・永井悠也らを新たに起用し、開発もプラチナゲームズへと変更されている。
前作にあった一部ステージでのカメラワークの固定、サウンドノベルパート、「イクラ弾[11]」や「イクラ弾幕[10][12]」と形容される敵の攻撃などの特徴は今作にも受け継がれており、ジャンルこそアクションRPGとされているがそのゲーム性は多岐にわたる。本作からの新要素の一つとしてはオートモードが挙げられ、これはキャラクターが敵に接近すると自動で攻撃や回避をしてくれるというものである[13]。
物語は『ニーア ゲシュタルト/レプリカント』の時代から数千年後、異星人の侵略によって人類が月へと追われた世界が舞台となり、地球の奪還を目指す人類側が製造したアンドロイド兵士と、異星人が製造した兵器・機械生命体による代理戦争然とした戦いと、その中で主人公たちが世界の真実と自分たちが生まれてきた意味を知っていく様子が描かれる。
公式サイト掲載のキャッチコピーは「これは呪いか。それとも罰か。」、TV-CMのキャッチコピーは「命もないのに、殺しあう。[14]」。
販売初週の国内売上は約20万本を記録[15]。また世界累計での出荷・ダウンロード販売本数は2017年4月4日の時点で100万本に達し[16]、2024年12月には900万本超を達成した[2]。
舞台化や漫画化がされているほか、発売から5周年となる2022年2月23日にはテレビアニメ化が発表された[17]。
通常版(PS4、Steam)の後に発売されたものは各プラットフォームによって、タイトル、収録内容、一部仕様などが若干異なる。ストーリーやゲームシステムの違いはない。
共通して、追加ダウンロードコンテンツの『3C3C1D119440927』が標準収録され、アクセサリーやポッドスキンといったアイテム特典が追加されている。
プラットフォーム:Xbox One、Xbox Game Pass、Microsoft Store、PC Game Pass
2018年6月26日にXbox One版が発売。2020年4月14日にXbox Game Passで配信開始。2021年3月18日にMicrosoft Storeで発売されるのと同時にPC Game Passでも配信開始された。Xbox Game PassとPC Game Passでは2022年3月15日に配信を終了した。
ダウンロード販売のみであり、パッケージ版は存在しない。
プラットフォーム:PlayStation 4、Steam
2019年2月21日にPS4版が、同年2月27日にはSteam版が発売された。
『BECOME AS GODS Edition』よりアクセサリーの追加数が若干多い程度で、それ以外に大きな違いはない。本作の発売にともない販売価格の改定が行われ、合わせて『BECOME AS GODS Edition』も値下げされた。
パッケージデザインはオリジナル版と若干異なり、2Bと9Sの目隠しが外れたイラストとなっている。
プラットフォーム:Nintendo Switch
2022年10月6日発売。[18]
Switchへの移植を担当した開発会社はVirtuos。他ハードとは異なりフレームレートは30fpsである。
他エディションにはないコンテンツ『6C2P4A118680823』が収録され、新たに6種類のコスチューム、4種類のアクセサリー、2種類のポッドスキンが追加される。
パッケージデザインはリバーシブル仕様。表面のイラストは『Game of the YoRHa Edition』のものと同じである。
ドラッグオンドラグーンシリーズ・ニーアシリーズとしては初の任天堂ハードでのリリースとなる。
プレイヤーは荒廃した地球を舞台に、シナリオの進行に合わせて2B・9S・A2の3名を操作キャラクターとして探索・戦闘を行う。カメラは操作キャラクター後方からの三人称視点が基本となるが、一部のステージや戦闘では自動的にトップビュー、もしくはサイドビューに移行する。
フィールドはオープンワールドとなっており、シームレスに繋がった世界をロードなしで自由に移動することができる[注釈 1]。またゲーム中盤からはファストトラベル機能も開放され、短いロード時間を挟んで離れた場所へと瞬時に移動できるようになる。水辺では釣りができ、その取得物には特定の釣場でないと入手できないものもある。またフィールド上にいる動物には特定のアイテムを与えて騎乗し、移動手段とすることができる。
RPGの要素としては、経験値によるレベルの上昇、アイテムの収集・売買、NPCとの会話によるサブクエストの発生などが挙げられる。チュートリアルを除けば発生したサブクエストの進行状況がメインシナリオに干渉することは無いが、その内容には様々なものが用意されており、キャラクターや世界の魅力を描く一助となっている[19]。
また、本作はオートセーブ機能を採用しておらず、ゲームデータの保存はフィールド上に設置された「アクセスポイント」と呼ばれるセーブポイントでの手動セーブが主となる[注釈 2]。これは前作『ニーア ゲシュタルト/レプリカント』の際に上がった「手動セーブなんて古臭い」という意見に対してディレクターのヨコオが「絶対に次も入れてやる」と反発した結果であり、ゲームデザイナーの田浦は「オートセーブは入れたかった」と語っている[20]。
戦闘は地上戦、空中戦、ハッキングの3種類に大きく分けられる。地上戦はフィールド上に設置された敵とのリアルタイムバトルであり、この作品の特徴である多彩なアクションを行える。空中戦は飛行形態時は縦スクロールの、機動形態時は全方位のシューティングで行われる。ハッキングも全方位シューティングではあるが、空中戦とは異なりミニゲーム的な要素が強い。
戦闘やサブクエストなどによって得た経験値によるキャラクターレベルの上昇以外に、武器の強化や「プラグイン・チップ」による自機のカスタマイズが行える。
今作も前作と同様にマルチエンディング方式が採用されており、周回を重ねることで見られる物語が変化する。エンディングはAからZまでの全26種類が存在し、AからEが周回ごとの正規エンディング[注釈 3]、FからZは特定の行動を行うと発生するバッドエンディングとなっている。
ここでは『NieR:Automata Strategy Guide ニーア オートマタ 攻略設定資料集 ≪第243次降下作戦指令書≫』での表記に準拠し、1周目と2周目をそれぞれAルート、Bルート、3周目以降をC/Dルートと呼称する。
テレビアニメ版(後述)では若干内容が異なっている[24]。
開発の発端となったのは、前作『ニーア ゲシュタルト/レプリカント』のPlayStation Vita版の企画であった[37]。同企画は都合により実現しなかったが[37]、同時期にスクウェア・エニックスとプラチナゲームズの間で何か一緒に作品を作りたいという話が進んでおり、そこで前作について「アクション部分をもっと洗練させたい」と考えていたプロデューサーの齊藤が、「せっかくならプラチナゲームズとの共同で『NieR』の新作を作るのはどうか」と提案し[38]、2014年7月に企画がスタートした[39]。
本作はプラチナゲームズにとって初の「社外のディレクターを招いての開発」と「ロールプレイングゲームの開発」であった[10]。開発メンバーには若手のスタッフが多く起用され、中には今回が社員として関わる初のゲーム開発となるスタッフもいた[40]。また、メインスタッフである田浦をはじめとして前作のファンであるスタッフも多く[37]、「プラチナゲームズに制作をしてもらうのだから」としてSF色やアクション面を強く押し出そうと考えたヨコオに対し[38]、前作のテイストを残すような提案を出した[40]。
齊藤はプラチナゲームズのことを「アクションゲーム開発の最高峰」と評しており[41]、後述するキャラクターデザインにおける吉田と音楽における岡部の起用を合わせて、「この座組が組めた時点で自分の仕事の大半は終わった」との感想を述べている[37]。
メインキャラクターデザインをCyDesignationの吉田明彦が、サブキャラクターデザインを同社の永井悠也とスクウェア・エニックスの板鼻利幸が担当。メカニックデザインと敵キャラクターのデザインはプラチナゲームズの木嶋久善(UIデザインも兼任)が担当した。
当初、メインキャラクターデザイナーは前作から引き続きD.Kとする案があったが、D.Kが肘を壊して転職していたために変更することとなった[38][42][43]。複数のイラストレーター候補を挙げた中で、『NieR』の世界観に合う新たな人材として吉田明彦にオファー[38][42][43]。話を受けた吉田はスケジュールの都合で引き受けることは難しいと考えていたが[10][37]、吉田が所属する会社の社長・渡邊耕一が前作のファンであったことが要因となり[10][37][42][43]、同社所属のスタッフ・永井と共に担当することとなった[10]。齊藤は吉田について、氏のネームバリューの高さとともに、唯一の要望として伝えた「キャラクターの服装等はファンがコスプレをしやすいデザインにして欲しい」というものに対する完成度の高い仕事ぶりを高く評価した[44]。なお、ディレクターのヨコオは吉田の起用について「憧れの存在すぎて、オファーすることなど想像もしていなかった」とし[10][37][45]、齊藤の後輩にあたるゲームクリエイター・安藤武博は、自身が吉田に仕事のオファーをした際に「家具なら作ってもいいが絵は描かない」と再三断られたことを引き合いに出し、吉田を口説き落とした齊藤の手腕を称賛した[45]。
メカニックデザインを担当した木嶋は元々UIデザインの担当者であったが、幼少期からロボットなどのメカニックに強い関心を抱きながらもメカニックデザインを担当する機会に恵まれなかったため、田浦が「今作で担当してみたらどうか」と打診した結果、二つ返事で引き受けてUIデザインと共に担当した[33]。機械生命体のデザインはヨコオから提示されたいくつかのコンセプトに従って作業され、基本となるデザインには前作のキャラクター・エミールのシルエットがモチーフとして組み込まれた[46]。これはヨコオや各スタッフからのリアクションも良く、即OKが出た[46]。このデザインについて木嶋は「機械生命体がエミールに似通った形状になったのは、『収斂進化』が起きたためというイメージ」だと語っている[46]。同じくデザインを担当した飛行ユニットに対しては並々ならぬ熱意を傾けており、「パージ等を使わない完全変形であること」「デザインに嘘をつかないこと」を美学として掲げ、モデリング担当の松下と共に2016年の4月に制作を開始し、当初予定していた1、2か月を遥かに超える約8か月の作業期間を使い、2016年12月の体験版の配信直前に完成させた[33]。ここまで制作期間が伸びたのは木嶋による10回を超えるセルフリテイクがあったためで、ヨコオは都度OKを出していた[33]。
前作で高い評価を得ていた音楽は今作でも引き続き岡部啓一と彼率いるMONACAが担当。本作はヨコオの強い意向があってすべての楽曲にボーカルが採用されており[47][48]、前作から引き続いての参加となったエミ・エヴァンスと中川奈美のほかに、「前作との明確な違いを打ち出す」「エミ・エヴァンスと対になるボーカル」としてジュニーク・ニコールが[47][49]、そしてBエンディングで使用される日本語のエンディングテーマ『Weight of the World/壊レタ世界ノ歌』に強い情感を込めて歌える人材として河野万里奈が新たに起用されている[49][50]。
本作の楽曲の特徴として、1つの楽曲に対して複数のバージョン違いが用意されていることが挙げられる。ゲーム中ではこれらの曲がシームレスに切り替わるように処理されており、そういった演出が評価されたこともあって、2017年6月30日には「CEDEC AWARDS 2017」のサウンド部門で優秀賞にノミネート[51]、同年8月31日に行われた発表授賞式にて最優秀賞を受賞した[52]。
主題歌は「Weight of the World/English Version」(作曲・編曲は岡部啓一、作詞・歌はジュニーク・ニコール)、「Weight of the World/壊レタ世界ノ歌」(作曲・編曲は岡部啓一、作詞はヨコオタロウ、歌は河野万里奈)、「Weight of the World/Nouveau-FR Version」(作曲・編曲は岡部啓一、歌はエミ・エヴァンス)、「Weight of the World/the End of YoRHa」(作曲・編曲は岡部啓一、歌はYoRHa)の4曲が用意されており、それぞれAエンディング、Bエンディング、C・Dエンディング、Eエンディングで使用される。
「Weight of the World/the End of YoRHa」内で使用されている大合唱のコーラスには、岡部やヨコオタロウ、そして齊藤をはじめとした開発スタッフらが歌唱に参加している[48]。これはヨコオから主題歌に合唱を入れたパターンのものを用意して欲しいと言われた岡部が、演出的な意図があるのだろうと考えて「できるだけ開発の人みんなで歌いたい」としたためで、収録する段階で演出の詳細を聞いた岡部は、「それはすごく意味合いが大きいなと思ったので、しっかりやろうと思いました」とインタビューで答えている[48]。
キャスティングはオーディションではなく指名制で行われた[53]。2B役の石川由依はヨコオからの強い要望で決まり[53]、後に関連作品である舞台『音楽劇 ヨルハ Ver1.2』で主演の「ヨルハ二号」役も務めた[54]。9Sのキャスティングは役柄の難しさから難航したが、齊藤が本作の開発当時に見ていたテレビアニメ『東京喰種トーキョーグール』における花江夏樹の演技に注目し、ヨコオに推薦して決定した[53]。花江はヨコオが過去にディレクションを担当したゲーム『ドラッグオンドラグーン』のファンであり[55]、自身がヨコオ作品に参加できることを喜んでいた[53]。また、本作も相当遊び込んでおり[55]、ニコニコ生放送のSQUARE ENIX CHANNELとYouTubeのスクウェア・エニックスチャンネルで放送された「『ニーア オートマタ』公式生放送 第5回」で披露したとあるアイテムの取得テクニックは、彼の名を採って「花江式」「花江さんスタイル」と呼ばれた[55][56]。
パスカル役の悠木碧は田浦からの強い要望で決まったものだが[13]、悠木は起用の経緯について当初「相手を安心させるために少女の声を使っているという設定のキャラクターだから」と説明されており、田浦の要望であったことは後に知った[57]。このほか、A2と2Bのモーションアクターを担当している川渕かおりがボーヴォワールとジャッカスの声を担当し、本作は川渕にとっての声優デビュー作ともなった[29]。
海外ユーザーから「Switch版はいつ発売?」との声が沢山届いていたヨコオは無理だと思いスルーしていたが、齊藤がその気になり「え、今から移植!?」と思ったと発言している。田浦も元々Switchで出すことを考えた作りにはなっていなかったため移植の話しを聞いて「何を言ってるんだろう?」と思ったと述べている。またヨコオは当時移植の要望を出した海外ユーザーに向けて「あなたたちには買う義務がある」と発言している[58]。
Switch版を遊んだヨコオ、斎藤、田浦は遜色のない操作感を始めとする出来の良い移植具合に関して開発会社であるVirtuosに感謝し、また任天堂の担当者からも褒め言葉をもらったことを明かしている[58]。
移植までに時間が空いたために後悔したことは、要望の多かった『スマブラSP』への2Bの参戦が叶えられなかったことだとし、Nintendo Dreamでのインタビュー記事内で「『スマブラに乗り遅れたニーア オートマタ』と言う記事タイトルにしてほしい」と述べてる[58]。
関連商品の発売については#関連商品を、舞台・コンサート・コラボレーションなどについては#メディアミックスを、受賞歴については#評価を参照。
評価 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
国内メディアのうち、『週刊ファミ通』のクロスレビューではレゲー秋山・ジゴロ☆芦田・ブンブン丸が10点を、くしだナム子が9点を付け、40点満点中39点の評価を得てプラチナ殿堂入り[97]。また、同誌の2017年5月25日号(No.1484)から8月3日号(No.1494)にかけて掲載された「ジャンル別ゲーム総選挙」では、アクションゲーム総選挙にて3位、RPG総選挙にて4位と、2部門で上位にランクイン[118]。2017年9月14日増刊号(No.1500)で発表された全ジャンルゲーム総選挙では、100位中4位に輝いた[119]。『電撃PlayStation』の電撃レビューではAkが85点、とかちやが90点、城イドムが80点、AOが95点を付け[98]、『週刊ファミ通』・『電撃PlayStation』共に独自の世界観やストーリー展開・キャラクター・戦闘時の攻撃や回避の爽快感の高さなどを高く評価した。
IGN Japanも「NieRらしさ」を残しながら爽快感を高めたアクション性は高く評価したが、一方でストーリー展開やエンディングのギミックは予想の範囲内であったと述べ、こちらに関しては「NieRらしさ」が足りないとした。また、随所に挿入されるシューティングゲームパートには「単調でつまらない」「面倒」「『アクションRPG』を売りにしている作品であるのに、あまりにもシューティングゲームパートが多すぎる」とネガティブな意見を寄せ、得点は10点満点中7.4点とした[99]。それに対して米国のIGNはシューティングゲームパートには触れず、主にアクションパートの完成度の高さに触れながら、釣りや動物への騎乗といった要素の楽しさや物語を補完するサブクエストの内容を評価すると共に、マップを自由に散策し、そのロケーションを楽しむことが非常に面白かったという意見を寄せ、得点は10点満点中8.9点とした[120]。
この他に海外メディアのレビューでは、GameSpotが「プラチナゲームズの最高傑作にみられるようなスタイリッシュな戦闘の要素があるが、それらはヨコオタロウ作品特有の型にはまらないゲーム性やストーリーデザインを邪魔することはなく、ストーリー、戦闘、そして弾幕シューティングがシームレスに融合された作品である」と評価して10点満点中9点を付けるなどし、PS4版のメタスコアは101件のメディアレビューを受けて100点満点中88点となった[94]。
本作は初動型が多いアクションRPGとしては珍しく、「長く、底堅く売れ続ける」という特異な販売推移をたどった。販売初週の国内売上は約20万本を記録し[15]、2017年4月4日に世界累計出荷・ダウンロード販売本数が100万本に達する[16]と、一周年を迎えた翌2018年3月には同売上が250万本を突破[79]。その後Xbox One版となるDL専売ソフト『NieR:Automata BECOME AS GODS Edition』や、PS4用の価格改定版となる『Game of the YoRHa Edition』などの発売を経て、2019年5月14日の時点で400万本を達成[86][87]。3周年となる2020年3月31日の時点では、450万本を突破した[88]。2024年12月にはパッケージ版の出荷数とダウンロード版の販売数の合計が900万本超に達した[2][121]。
本作品のヒットを受けて、販売元であるスクウェア・エニックスの親会社にあたるスクウェア・エニックス・ホールディングスの株価は17年ぶりに高値を記録し[122]、音楽を担当したMONACAは、以前はアニメ音楽の制作を希望して応募をする人間が多かったが、ゲーム音楽の制作を希望しての応募が増えたことを明かしている[123]。また、開発にあたったプラチナゲームズでも同様に採用希望の応募が増えたとし、同社所属のゲームクリエイター・神谷英樹からは「『ニーアオートマタ』のヒットはプラチナゲームズに多大な恩恵をもたらしてくれた」とのコメントが寄せられた[124]。
なお、本作の難易度がプラチナゲームズが制作したタイトルの中では易しいとされていることに対しては、ディレクターのヨコオから「ゲームがあまり得意ではないプレイヤーがパッケージに惹かれて買う場合もあり、そのような人たちにも最後までゲームを楽しんでもらえるようにと考えて設定したものだ」と説明されている[23]。
本作は「CEDEC AWARDS 2017」でのサウンド部門の最優秀賞受賞を皮切りに多数のアワードにノミネートされ、いくつかのアワードでは最高賞も受賞した。著名なもののうち、ノミネートのみで最高賞の受賞には至らなかったものとしては、イギリスで最も歴史のあるアワード「ゴールデンジョイスティックアワード 2017」のBest Storytelling・Studio of the Year・PlayStation Game of the Yearと[125]、「英国アカデミー賞ゲーム部門 2018」のGame Design・Game Innovationが挙げられ[126]、これらの最高賞は『スーパーマリオ オデッセイ』、『Horizon Zero Dawn』、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』などが受賞した。
著名なアワードで受賞したものは、まずは世界でもっとも権威あるゲーム賞とも称される「第21回D.I.C.E. Awards」におけるRole-Playing Game of the Yearの受賞が挙げられる。この賞についてスタッフらはまさか受賞に至るとは考えておらず、授賞式には関係者が1人も出席していなかった[127]。次いで世界最大級のゲームアワード「The Game Awards 2017」ではBest Score/Musicを[106]、そして世界最大規模のゲーム開発者向けの国際カンファレンス「ゲーム・デベロッパーズ・チョイス・アワード 2018」ではAudience Awardを受賞した[113]。
国内のアワードでは、「日本ゲーム大賞 2017」において年間作品部門の優秀賞を受賞し[100]、「ファミ通アワード 2017」でも優秀賞を受賞した[114]。
2021年3月時点で、同ゲームのPC版はSteamとMicrosoft Storeの2種類のプラットフォームで販売されている。しかし、開発元・販売元のスクウェア・エニックスは、この内Microsoft Storeでリリースされたもののみソフトの不具合修正を行っていた[128]。
この事実を重く見たSteamユーザがSteamストア内のレビュー機能を使って抗議を行い、遂にはニュースメディアが取り上げるまでの事件に発展したものの、スクウェア・エニックスは沈黙していた[128]が、後にSteam版は2021年7月16日より修正パッチが配信されることが発表された[129]。
2022年2月23日にニコニコ生放送で配信された「『NieR:Automata』5周年をゆる〜くお祝いする生放送」にて、テレビアニメ化が発表された[17]。『NieR:Automata Ver1.1a』のタイトルで2023年1月より放送開始[163]。ストーリーはA/Bルートに準拠したものであるが、随所の構成はゲーム版と異なるため、ほぼ別物となっている[24]。
2023年1月22日、新型コロナウイルスの感染拡大により映像制作スケジュールに影響が生じたとして、第4話以降の放送および配信の延期が発表された[164]。その後、第1話から第3話の再放送を挟み[165]、2月19日より放送が再開された[166]。しかし、3月19日に前述のものと同様の理由により、第9話以降の放送および配信が今一度延期されることが発表された[167]。
2023年6月23日、第9話以降の4話を一挙放送する予定が告知され[168]、告知通り残りの4話が7月23日より順次一挙放送された。
最終第12話の放送後には第2クールの制作決定が発表され[169]、2024年7月から9月まで放送された[170][171]。原作のC/D/Eルートに準拠したストーリーではあるがこれも原作とは若干異なっている[24]。
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 | 初放送日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Chapter.1 | or not to [B]e | 益山亮司 | 益山亮司 | 益山亮司 | 中井準 | - | 2023年 1月8日 |
Chapter.2 | city e[S]cape | 髙橋さつき |
| 中井準 | 1月15日 | ||
Chapter.3 | break ti[M]e | 長屋誠志郎 |
|
| 1月22日 | ||
Chapter.4 | a mountain too [H]igh | 森町やこ |
| 河野亜矢子 |
| 2月19日 | |
Chapter.5 | mave[R]ick | 金田一明 | 髙橋さつき |
| 2月26日 | ||
Chapter.6 | [L]one wolf | 渡辺雄介 | 石井俊匡 |
| 3月5日 | ||
Chapter.7 | [Q]uestionable actions | 森町やこ |
| マドカコウスケ |
|
| 3月12日 |
Chapter.8 | aji wo [K]utta ? | 金田一明 | 伊藤智彦 |
|
| 中井準 | 3月19日 |
Chapter.9 | hun[G]ry for Knowledge |
| 山口勇 |
| 7月23日 | ||
Chapter.10 | over[Z]ealous | 渡辺雄介 |
| 堂山卓見 |
|
||
Chapter.11 | head[Y] battle | 益山亮司 | 渡部隠寛 |
|
|
||
Chapter.12 | flowers for m[A]chines |
|
|
||||
Chapter.13 | reckless bra[V]ery | 益山亮司 | 粂田佳之 |
| 2024年 7月5日 |
||
Chapter.14 | mission [F]ailed |
|
| 7月12日 | |||
Chapter.15 | no [I] in team | 松本顕吾 | 粂田佳之 |
| 7月19日 | ||
Chapter.16 | broken [W]ings | 渡辺雄介 | 髙橋さつき |
| 7月26日 | ||
Chapter.17 | bad [J]udgment | 石井俊匡 |
| 8月2日 | |||
Chapter.18 | chil[D]hood's end | 金田一明 | マドカコウスケ |
|
| 8月9日 | |
Chapter.19 | corru[P]tion | 森町やこ |
|
|
|
| 8月23日 |
Chapter.20 | deb[U]nked | 金田一明 |
| 濱崎徹 |
|
| 8月30日 |
Chapter.21 | [N]o man's village | 森町やこ |
| 嵯峨敏 |
|
| 9月6日 |
Chapter.22 | just y[O]u and me | 渡辺雄介 | 横山和基 |
|
| 9月13日 | |
Chapter.23 | meaningless [C]ode | 益山亮司 |
|
|
|
| 9月20日 |
Chapter.24 | the [E]nd of YoRHa | 益山亮司 |
|
|
| 9月27日 |
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [178] | 備考 |
---|---|---|---|---|
2023年1月8日 - 3月19日 | 日曜 0:00 - 0:30(土曜深夜) | TOKYO MX | 東京都 | |
とちぎテレビ | 栃木県 | |||
群馬テレビ | 群馬県 | |||
BS11 | 日本全域 | BS放送 / 『ANIME+』枠 | ||
2023年1月10日 - 3月21日 | 火曜 1:59 - 2:29(月曜深夜) | 読売テレビ | 近畿広域圏 | 『MANPA』第1部 |
2023年1月11日 - 3月22日 | 水曜 1:59 - 2:29(火曜深夜) | 福岡放送 | 福岡県 | |
水曜 2:27 - 2:57(火曜深夜) | 中京テレビ | 中京広域圏 | ||
2023年1月13日 - 3月24日 | 金曜 2:29 - 2:59(木曜深夜) | 札幌テレビ | 北海道 | |
2023年1月14日 - 3月25日 | 土曜 22:00 - 22:30 | アニマックス | 日本全域 | 衛星放送 |
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [178] | 備考 |
---|---|---|---|---|
2023年7月23日 | 日曜 19:00 - 21:00 | TOKYO MX | 東京都 | |
とちぎテレビ | 栃木県 | |||
BS11 | 日本全域 | BS放送 | ||
2023年7月24日 | 月曜 0:30 - 2:30(日曜深夜) | 群馬テレビ | 群馬県 | |
2023年7月31日 - 8月21日 | 月曜 2:00 - 2:30(日曜深夜) | 札幌テレビ | 北海道 | |
2023年8月7日 - 8月28日 | 月曜 1:50 - 2:20(日曜深夜) | 福岡放送 | 福岡県 | |
2023年9月8日 - 9月29日 | 金曜 2:04 - 2:34(木曜深夜) | 中京テレビ | 中京広域圏 | |
2024年6月4日 - 6月25日 | 火曜 2:59 - 3:29(月曜深夜) | 読売テレビ | 近畿広域圏 | 『MANPA』第3部 |
TOKYO MX・とちぎテレビ・群馬テレビ・BS11は4話一挙放送。 |
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [178] | 備考 |
---|---|---|---|---|
2024年7月5日 - 9月27日 | 金曜 23:30 - 翌0:00 | TOKYO MX | 東京都 | |
とちぎテレビ | 栃木県 | |||
群馬テレビ | 群馬県 | |||
BS11 | 日本全域 | BS放送 / 『ANIME+』枠 | ||
2024年7月9日 - 10月1日 | 火曜 2:29 - 2:59(月曜深夜) | 読売テレビ | 近畿広域圏 | 『MANPA』第2部 |
2024年7月10日 - 10月2日 | 水曜 1:57 - 2:27(火曜深夜) | 中京テレビ | 中京広域圏 | |
火曜 1:59 - 2:29(月曜深夜) | 福岡放送 | 福岡県 | ||
2024年7月12日 - 10月4日 | 金曜 2:29 - 2:59(木曜深夜) | 札幌テレビ | 北海道 | |
2024年8月10日 - | 土曜 22:00 - 22:30 | アニマックス | 日本全域 | 衛星放送 |
配信開始日 | 配信時間 | 配信サイト |
---|---|---|
2024年7月6日 | 土曜 0:00(金曜深夜) 更新 |
|
2024年7月8日 | 月曜 12:00 更新 |
|
月曜 23:30 - 翌0:00 | ニコニコ生放送 | |
2024年7月9日 | 火曜 0:00(月曜深夜) 更新 |
|
火曜 3:00 - 3:30(月曜深夜) | TVer | |
2024年7月11日 | 木曜 0:00(水曜深夜) 更新 | マンガUP! |
巻 | 発売日[181] | 収録話 | 規格品番 | |
---|---|---|---|---|
BD | DVD | |||
BOX1 | 2024年3月27日 | 第1話 - 第12話 | ANZX-16681/6 | ANZB-16681/6 |
BOX2 | 2024年12月25日 | 第13話 - 第24話 | ANZX-17631/6 | ANZB-17631/6 |
『にんぎょうげき にーあ おーとまた』のタイトルで20話までの本編終了後に放送された、実写の人形などを中心とする短編映像。ゲーム作中の小ネタやバッドエンド描写を模したパロディとなっている。10話・18話はスペシャル版という体で、放送尺が若干拡大されている。
話数 | サブタイトル | 初放送日 |
---|---|---|
第1話 | 2Bト9S | 2023年 1月8日 |
第2話 | とりあつかいちゅうい | 1月15日 |
第3話 | いのしかちょう | 1月22日 |
第4話 | われら「だいじゅうさんえいせいきち」 | 2月19日 |
第5話 | L3+R3 | 2月26日 |
第6話 | あだむといゔ | 3月5日 |
第7話 | ぱすかる きょうしつ | 3月12日 |
第8話 | あじのおあじ | 3月19日 |
第9話 | Tしゃつのすゝめ | 7月23日 |
第10話 | さけはのんでものまれるな | |
第11話 | ずいこうしえんゆにっと | |
第12話 | ないんず | 2024年 7月5日 |
第13話 | そこまでとします! | 7月12日 |
第14話 | ろっかーにごようじん | 7月19日 |
第15話 | かくれんぼ | 7月26日 |
第16話 | さけはのんでものまれるな2 | 8月2日 |
第17話 | ぱすかるきょうし2 | 8月9日 |
第18話 | もちろんデボル・ポポルは… | 8月23日 |
第19話 | ずいこうしえんゆにっと | 8月30日 |
ここでは、テレビアニメ以外のメディアミックスについて記述する。
原作 - ヨコオタロウ / 演出 - まつだ壱岱 / 脚本 - 麻草郁 / 音楽 - 岡部啓一(MONACA) / 制作 - アリスインプロジェクト
キャスト - 遠藤瑠香、船岡咲、岸田麻佑、宮島小百合、相田瑠菜、蒼井ちあき、橘花もこ、櫻井珠希、舞原鈴
本作中で語られた「真珠湾降下作戦」にスポットを当てた舞台演劇。2014年10月1日から10月5日にかけて、池袋・シアターKASSAIにて上演された[182]。
原作 - ヨコオタロウ / 演出 - まつだ壱岱 / 脚本 - 麻草郁 / 音楽 - 岡部啓一(MONACA) / 制作 - ASSH、アリスインプロジェクト、ILCA
キャスト - 遠藤瑠香、船岡咲、岸田麻佑、なあ坊豆腐@那奈、玉川来夢、伊藤梨沙子、山本萌花、柴小聖
上記した舞台「ヨルハ」の再演版。2015年5月25日から5月31日にかけて新宿村LIVEにて上演[183]。初演キャストを集めた「アルファ部隊」と、新キャストを集めた「デルタ部隊」という、ふたつのチームによるダブルキャストで演じられた。
原作 - ヨコオタロウ / 演出 - 松多壱岱 / 脚本 - ヨコオタロウ、麻草郁 / 音楽 - 岡部啓一(MONACA) / 主催 - 音楽劇ヨルハ製作委員会
キャスト - 石川由依、田中れいな、持田千妃来、花奈澪、舞川みやこ、石川凜果、兼田いぶき、雛形羽衣、橘杏、内田眞由美、黒木美紗子、野村真由美、清水凜、鈴木桃子、荒井愛花
歌唱 - エミ・エヴァンス、河野万里奈 / ギター - 後藤貴徳 / ピアノ - 川治恵美 / ヴァイオリン - 島田光理
舞台「ヨルハ」の再々公演版。「音楽劇」と銘打たれているとおり、演出に生演奏が追加されているのが特徴。シナリオ内容は「ヨルハ」をベースにしているが、新キャラクターの追加などの再構成が行われている[184]。キャッチコピーは「命ヲ、殺セ。」。2018年2月9日から13日にかけてTHEATRE1010にて全8公演が上演され[185]、2018年2月12日の夜公演はニコニコ生放送での有料配信も行われた[186]。
原作・脚本 - ヨコオタロウ / 演出 - 谷碧仁 / 音楽 - 岡部啓一(MONACA) / 主催 - 舞台少年ヨルハ製作委員会
キャスト - 斎藤直紀、村田恒、寺坂尚呂己、植田慎一郎、土井裕斗、小栗諒、荘司真人、インコさん、増田朋弥、田邉俊喜、菊田大輔
本作のスピンオフ作品。完全新作のオリジナルストーリーとなっており、『ニーア オートマタ』に登場したキャラクター・「9S」のプロトタイプにあたる男性型ヨルハ機体「九号」の物語が描かれる[187]。キャッチコピーは「魂ヲ、撃テ。」。2018年1月31日から2月4日にかけて六行会ホールにて全9公演が上演され[185]、千秋楽となる2018年2月4日の夜公演はニコニコ生放送での有料配信も行われた[186]。
原作・脚本 - ヨコオタロウ / 演出 - 松多壱岱 / 音楽 - 岡部啓一(MONACA) / 制作 - 舞台ヨルハVer1.3a製作委員会
キャスト - 宮城紘大、綾切拓也、木村優良、小南光司、紅葉美緒、松原凛、古賀瑠、菅野勇城、神坐慶、矢野たけし、笠原織人、佐藤智広、田中宏輝、須賀京介
ギター - 後藤貴徳 / ヴァイオリン - 白須今 / パーカッション - 福岡高次
「音楽劇ヨルハ Ver1.2」のアレンジ版。女性キャストのみで演じられた「音楽劇ヨルハ Ver1.2」に対して、こちらはキャストが全て男性に置き換わっているほか、『ドラッグオンドラグーン3』のキャラクター・アコールが登場するなどの違いがある[188]。キャッチコピーは「絶望ヲ、砕ケ。」。国内二箇所での公演が実施されており、東京公演は2019年7月4日から7月7日にかけてサンシャイン劇場で、大阪公演は2019年7月11日から7月14日にかけてサンケイホールブリーゼで上演された。また、このうち7月6日公演回はニコニコ生放送での有料配信も行われた[189]。
原作・脚本 - ヨコオタロウ / 演出 - 松多壱岱 / 音楽 - 岡部啓一(MONACA) / 制作 - 舞台ヨルハVer1.3aa製作委員会
キャスト - 宮城紘大、綾切拓也、木村優良、小南光司、紅葉美緒、黒貴、古賀瑠、菅野勇城、神坐慶、矢野たけし、笠原織人、佐藤智広、田中宏輝、須賀京介
ギター - 後藤貴徳 / ヴァイオリン - 白須今 / パーカッション - 福岡高次
「ヨルハ Ver1.3a」の凱旋公演版。2020年3月12日から3月15日にかけて、渋谷区文化総合センター大和田での公演を予定していたが[190]、2019新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて2020年3月1日に開催中止が発表され[191]、無観客公演版を2020年3月29日にニコニコ生放送にて行われる「【ニーア10周年】オケコン・舞台・トーク無理やり10時間やっちゃう生放送」において配信することとなった[192]。
原作・脚本 - ヨコオタロウ / 演出 - 松多壱岱 / 音楽 - 岡部啓一(MONACA) / 制作 - 舞台ヨルハ製作委員会 / 協力 - スクウェア・エニックス
キャスト - 大西桃香、青木志貴、小泉萌香、園田あいか、谷口めぐ、松田彩希、鶴見萌、野口真緒、関谷真由、二瓶有加、春咲暖
ヴァイオリン - 島田光理、百合香 / ビオラ - 青柳萌 / チェロ - 大浦萌 / ピアノ - 平田優奈 / コーラス - Marie Kocho、五阿弥ルナ
「舞台 少年ヨルハ Ver1.0」を女性型に置き換えたアレンジ版。女性型ヨルハ機体「九号」を中心に、女性型モデルF部隊の模様が繰り広げられる。2020年12月3日から6日まで、東京建物 Brillia HALLにて全8公演を上演[193]。ニコニコ生放送で有料配信も行われた[194]。また、2020年12月5日公演のアフタートークにて、原作者のヨコオタロウから、少女ヨルハVer1.1aの終演をもって、舞台ヨルハシリーズが終了することが告げられた[195]。
『NieR』シリーズ初のオフィシャルコンサート。2016年4月16日にEX THEATER ROPPONGIで開催され、ニコニコ生放送での有料配信も行われた。主な演奏楽曲は前作『ニーア ゲシュタルト/レプリカント』のものとなっており、本作からは「取リ憑イタ業病」と「Weight of the World / English Version」の2曲が披露された[196]。また、ゲストとして2B役の石川由依が登壇。2B・9S・A2のキャストの発表もこの場で行われた[197]。
『ニーア オートマタ』が主体となっているコンサート。国内では2017年4月23日から同年5月5日にかけて、全5公演が東京と大阪の二つの会場を使って上演[198]。海外では台湾にて、2017年8月28日と29日の間に全3公演が上演された[199]。国内公演の千秋楽である5月5日の公演のみ、ニコニコ生放送での有料配信も行われた[200]。
コンサートには楽曲の演奏の他に、主要キャストによる朗読劇が演目として盛り込まれた。これは各公演で登壇するキャストが違うこともあり、全て内容が異なっている。5月5日夜公演の朗読劇ではEエンディングのその後の物語が描かれたが、これについて脚本を担当したヨコオは、「前作では設定資料集で本編のその後を描いたので、今作でもそういったことをしようと考えた」という旨の発言をしている[201]。
2018年には公演の様子を収録したBlu-rayディスクが販売されたほか、同年6月6日には前述したBDの内容を元に、PlayStation 4向けの映像視聴アプリも制作・販売された[202]。
『NieR』シリーズ初のオーケストラコンサート。2018年9月17日にパシフィコ横浜の国立大ホールで開催され、指揮者は大井剛史、演奏は神奈川フィルハーモニー管弦楽団が担当した[149]。2部構成となっており、前半では前作『ニーア ゲシュタルト/レプリカント』の、後半では本作の楽曲が演奏された[203]。ニコニコ生放送での有料配信も行われた[203]。
『NieR』シリーズ9周年を記念して行われたオフィシャルライブ。2019年5月11日と12日の二日間にかけて、Billboard Live TOKYOにて開催された[204]。
『NieR』シリーズの10周年を記念したコンサート。2020年3月28日と29日の東京公演(会場は東京国際フォーラムのホールA、演奏は東京を神奈川フィルハーモニー管弦楽団、指揮は大井剛史)と、同年4月25日の大阪公演(会場は大阪府立国際会議場、演奏は大阪交響楽団、指揮は東京公演と同じく大井剛史)を予定していた[205]が、両公演とも2019新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、東京公演は2020年2月28日に[206]、大阪公演は同年3月27日に開催中止が発表された[207]。
このうち東京公演については2020年3月29日にニコニコ生放送にて行われた「【ニーア10周年】オケコン・舞台・トーク無理やり10時間やっちゃう生放送」において、無観客公演の映像を配信した[192]。
『NieR:Automata』発売5周年を記念し行われたイベント。2022年11月25日と26日に計3公演が東京ガーデンシアターにて行われた。開発陣・声優陣によるトークステージと、楽曲の演奏と声優陣による朗読劇が行われるコンサートステージの2部構成[208]で、トークステージは全公演Youtubeで無料配信され、コンサートステージはニコニコ生放送にて、26日夜公演が有料配信された。
原作・監修 - ヨコオタロウ / 漫画 - 空路恵
音楽劇ヨルハのコミカライズ版。2020年12月26日より2024年5月11日までマンガUP!にて連載[209][210]。単行本は全4巻。
JOYSOUNDにて2017年11月16日から全7曲が配信されており、歌唱中の映像には特別に編集された専用のものが使用されるようになっている[211]。
ロックバンドのamazarashiと本作のコラボレーションプロジェクト。詳細は「命にふさわしい」を参照。
スクウェア・エニックス公式カフェとのコラボレーション。2017年2月20日から3月24日までの間、同カフェの装飾が本作のイラストを使用した特別仕様になり、オリジナルメニューの提供や限定グッズの販売などが行われた[212]。
また、後に反響を受けて第2弾コラボも実施。メニューを一新し、2017年4月22日から5月19日にかけて開催された[213]。
2018年1月27日から3月2日にかけて開催された第3期コラボは「NieRシリーズ」とのコラボという形が採られ、秋葉原にあるSQUARE ENIX CAFEでは『ニーア ゲシュタルト/レプリカント』の、大阪梅田のSQUARE ENIX CAFE OSAKAでは『ニーア オートマタ』のコラボが開催された[214]。
アパレルブランドのSuperGroupiesとNieRシリーズのコラボレーション商品群。2020年9月に腕時計や鞄などの小物類が、同年10月に第2弾としてアウターやシューズなどの予約販売が行われた[215][216]。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.