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千葉県浦安市にあるテーマパーク ウィキペディアから
東京ディズニーランド(Tokyo Disneyland、略称: TDL)は、千葉県浦安市にある東京ディズニーリゾート内のテーマパーク。
東京ディズニーランド Tokyo Disneyland | |
---|---|
施設情報 | |
愛称 | TDL(略称) |
テーマ | ディズニー |
キャッチコピー |
夢と魔法の王国 The Kingdom of Dreams and Magic |
事業主体 | 株式会社オリエンタルランド |
管理運営 | 株式会社オリエンタルランド |
面積 | 51万m2(0.51km²) |
来園者数 | 1,791万人(2018年度)[1] |
開園 | 1983年(昭和58年)4月15日[2][3] |
所在地 |
〒279-0031 千葉県浦安市舞浜1-1 |
位置 | 北緯35度37分58秒 東経139度52分50秒 |
公式サイト | https://www.tokyodisneyresort.jp/tdl/ |
アメリカ以外で建設された最初のディズニー・パークで、1983年4月15日にオープンした[2][3]。オリエンタルランドが所有し、ウォルト・ディズニー・カンパニーからテーマのライセンスを受けている[4]。東京ディズニーランドとその関連パークである東京ディズニーシーは、ウォルト・ディズニー・カンパニーが完全または部分的に所有していない唯一のディズニー・パークである。
年間来場者数は日本のテーマパーク・遊園地の中で最大の約1,800万人で、世界の中でも、フロリダ州のウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートのマジック・キングダム、カリフォルニア州のディズニーランド・リゾートのディズニーランド・パークに次いで世界3位の多さを誇る[1]。
長年にわたり、日本企業のオリエンタルランド社は日本版ディズニーパークの誘致を米国ディズニー社に打診していた。しかし、当時のウォルト・ディズニー・プロダクションズ(現・ウォルト・ディズニー・カンパニー)が、エプコット・センター(現・エプコット、フロリダ州オーランド)を建設中であったことや、多額の投資を必要とする海外テーマパークの経営リスク、奈良ドリームランドの著作権侵害問題などから、米国ディズニー社は、日本版ディズニーランドの直接経営には非常に消極的であった。
そこで日本版ディズニーパークの計画を熱望するオリエンタルランド社は、米国ディズニーとライセンス契約を結び日本版ディズニーランドの建設を行うこととなった。[5]この契約では、米国ディズニー側がパークの設計、運営の指導、クオリティーおよび版権の管理を行うとともにライセンス契約料を受け取り、オリエンタルランド社側が、パークの建設費や運営費などすべての費用を負担するという方式を採用した。この契約は、細かな見直しを除けば現在までほぼ一貫して同じである。また東京ディズニーランド開業後、ディズニーランド・パリ、香港ディズニーランド・リゾートが開業しているが、2020年現在、一番新しい上海ディズニーランドを含め世界で6つあるディズニーのテーマリゾートのうち、パーク運営会社にディズニーが出資しないライセンス形式の運営を行っているのは東京ディズニーリゾートのみである。
日本版ディズニーパークの建設にあたり、オリエンタルランドおよび米国ディズニー社は、米国版ディズニーパークの完全再現にこだわっていたが、ディズニーパークの設計を行う専門組織であるWEDエンタープライズ(現・ウォルト・ディズニー・イマジニアリング)は当時その多くのリソースをフロリダ州のエプコット・センター (現・エプコット)に投入していたため、東京ディズニーランドのパーク施設のデザインは、その大半がフロリダ州オーランドのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートのマジック・キングダムと同じとなっている。特にシンボルキャッスルにおいては、マジック・キングダムと同じ「シンデレラ城」を採用するに至っている。
当時の日本版パークの建設現場では、日本版と米国版パークとの不一致が多数発生した。これは米国ディズニー社側にあった図面に米国版パーク建設中の急な変更が完全に反映されていなかったことが原因とされている。オリジナルである米国ディズニーパークをより忠実に日本版に再現するため、日本側のスタッフは、何度も米国に赴き米国版パークを実測し、それをもとに新たな設計図面が起こされた。
それらの図面類は日本の建築基準法やディズニーの機密保持などの関係もあり、東京ディズニーランド内にある「ドキュメントコントロールセンター」と呼ばれる部署で集中管理され、施設改修時には随時最新版に差し替えられ、すべての図面類をここで保管している。なお、世界のディズニーパークでこのような形で図面を集中管理するようになったのは、東京ディズニーランドが初めてである。
パークの名称については、決定時点ではディズニーとオリエンタルランドの名称を合わせた「オリエンタルディズニーランド(Oriental Disneyland)」や日本を意識した「ディズニーランド・ジャパン(Disneyland Japan)」なども候補に挙がったが、最終的には世界的に有名な都市「東京」圏内にあり、名称で所在地が明確になるなどの理由からで「東京ディズニーランド(Tokyo Disneyland)」に決定したとされている。
略称の「TDL」は開園してから10年間は余り浸透せず、新聞報道でも「デ・ランド」[注釈 1]や「東京・D・ランド」[注釈 2]などの略称を使用していた新聞社も存在した[注釈 3][6]。
建設候補地は京成電鉄・三井不動産連合(オリエンタルランド)が推していた千葉県東葛飾郡浦安町(現・浦安市)のほか、長野県下伊那郡大鹿村、三菱地所が推していた静岡県清水市(現・静岡市清水区)・御殿場市[7]、神奈川県横浜市・川崎市、千葉県我孫子市[注釈 4]、茨城県那珂湊市(現・ひたちなか市)[注釈 5]、岩手県盛岡市などがあった。しかし、東京都心に近い立地のよさに加え、かつて行徳塩田と呼ばれ、塩田独特の少雨・乾燥の気候であったため[8]、ディズニー側はかなり早い段階から浦安町に決めていた。しかし、誘致合戦でオリエンタルランドからよりよい条件を引き出すために最後まで大鹿村・清水市の2か所を候補地として残し、最終的にディズニー首脳陣は日本の象徴である富士山が常に見える清水市では人工物が引き立たなくなってしまうと言う表向きの理由をつけて、現在の地である舞浜に決定した。
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肩書き等は全て当時のもの。
それぞれのテーマに分かれたエリアが7つあり、それらを「テーマランド」と呼ぶ。各テーマランドに配置されるアトラクションや物販店・飲食店および装飾類は、そのテーマに合わせてイメージの統一が図られている。園内の施設は、アトラクション以外の施設もすべてオリエンタルランド直営である。
パーク内にはショップ、レストラン、サービス施設が多数点在する。
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アトラクションは、カリフォルニア州アナハイムのディズニーランドと基本は同じものが多いが、同じアトラクションでも日本のアトラクションでは若干ダイジェストされているものがある。
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パークをスムーズに楽しめるよう、さまざまなサービスが提供されている[広報 17]。
利用規定に満たないゲストがいる場合に、アトラクションを交代で利用できる[広報 18]。
パーク内各所やキャラクターグリーティング施設でフォトグラファーによる写真撮影ができる。また、一部アトラクションでは乗車中の写真撮影を行っている[広報 20][99]。
エンターテイメントスケジュールやグッズ、メニューの情報が記載された「トゥデイ」と、パーク全体のマップである「ガイドマップ」の2種類[広報 21]。
新型コロナウイルス感染症の影響により、2020年7月1日以降は配布を取りやめている[広報 22]。
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(出典2024年11月現在[広報 23])
企業名 | アトラクション名 | 備考 |
---|---|---|
株式会社NTTコミュニケーションズ | ピーターパン空の旅 | |
株式会社NTTドコモ | ハピネス・イズ・ヒア(2013年4月15日 - 2018年4月9日) ドリーミング・アップ!(2018年4月15日 - ) ディズニー・ハーモニー・インカラー(2023年4月15日 - ) | |
ENEOS | ジャングルクルーズ:ワイルドライフ・エクスペディション(2014年9月8日 - ) | 以前までの名称は日本石油株式会社 → 日石三菱株式会社 → 新日本石油株式会社。 |
花王株式会社 | スプラッシュ・マウンテン ハンドウォッシングエリア | 2015年7月1日より参加企業となる。 |
カルビー株式会社 | キャンプ・ウッドチャック・キッチン | 2024年4月1日より参加企業となる[109]。 |
キッコーマン株式会社 | ポリネシアンテラス・レストラン | |
キリンビール/キリンビバレッジ | カリブの海賊 ロイヤルストリート・ベランダ | |
株式会社講談社 | トゥーンタウン | |
JCB | キャプテンEO( - 2014年6月30日) スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー(2014年7月1日 - ) | |
新菱冷熱工業株式会社 | 蒸気船マークトウェイン号 ソアリン:ファンタスティック・フライト | 2019年7月1日より参加企業となる。 |
第一生命保険株式会社 | ビッグサンダー・マウンテン ベビーカー&車イス・レンタル | |
ダイハツ工業株式会社 | 東京ディズニーランド・パーキング ベイマックスのハッピーライド(2019年4月15日 - ) | 2017年7月1日より参加企業となる。 |
大和ハウス工業株式会社 | スティッチ・エンカウンター | 2017年12月1日より参加企業となる。 |
株式会社タカラトミー | ウエスタンリバー鉄道 | 以前までの名称は株式会社トミー。 |
日本通運株式会社 → NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社 | イッツ・ア・スモールワールド(2013年9月3日[110] - ) 宅配センター | |
日本航空 | スタージェット( - 2017年10月10日) うさたま大脱走(2017年4月4日 - 2017年6月14日) ミッキーのフィルハーマジック(2017年10月11日 - 2021年3月31日) ディズニー・クリスマス・ストーリーズ(2017年11月8日 - 2017年12月25日) ファンタジーランド・フォレストシアター(2021年4月1日 - ) | |
日本コカ・コーラ株式会社 | スペース・マウンテン リフレッシュメントコーナー トゥモローランド・テラス | |
日本ユニシス → BIPROGY | 東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード・ドリームライツ | |
ハウス食品株式会社 | カントリーベア・シアター ハングリーベア・レストラン | |
Panasonic | モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!” | |
富士フイルム株式会社 | バズ・ライトイヤーのアストロブラスター( - 2024年10月31日) カメラセンター スプラッシュダウン・フォト | |
プリマハム株式会社 | ザ・ダイヤモンドホースシュー スルーフットスーのダイヤモンドホースシュー プラザパビリオン・レストラン | |
みずほ証券株式会社 | 魅惑のチキルーム:スティッチ・プレゼンツ “アロハ・エ・コモ・マイ!” | 以前までの名称は新日本証券株式会社 → 新光証券株式会社。 |
三井不動産株式会社 | ショーベース | |
株式会社明治 | スウィートハート・カフェ クリスタルパレス・レストラン アイスクリームコーン ソフトランディング アイスクリームワゴン ベビーセンター トゥーンタウン・ベビーセンター | 以前までの名称は明治乳業株式会社。 |
山崎製パン株式会社 | イーストサイド・カフェ | |
UCC上島珈琲株式会社 | センターストリート・コーヒーハウス | |
株式会社ユーハイム | キャッスルカルーセル ペイストリーパレス |
なお、ワールドバザールに「三井住友銀行(三井銀行⇒太陽神戸三井銀行⇒さくら銀行)浦安支店・東京ディズニーランド出張所」が存在し、建物に会社ロゴも掲示しているが、三井住友フィナンシャルグループと三井住友銀行はともにオフィシャルスポンサーではなく、また、オリエンタルランドのメインバンクでもない[注釈 10]。オリエンタルランドの主要取引銀行は日本興業銀行・富士銀行の流れを持つみずほコーポレート銀行(現・みずほ銀行)・三井信託銀行の流れを持つ中央三井信託銀行(現・三井住友信託銀行)である。これは、大株主で三井財閥系の三井不動産がメインバンクとして指定していた、同じく三井グループ系の三井銀行(当時)であったことが影響している。なお、1997年までは銀行の店舗出店が大蔵省によって規制されており銀行の独断で自由に出店できなかった点(インストアブランチ参照)、三井信託銀行は法人と個人富裕層向け取引が中心で、店舗数が信託銀行の中では少ない方であったという背後環境もあった。
企業名 | アトラクション名 | 備考 |
---|---|---|
株式会社そごう | イッツ・ア・スモールワールド | 1983年(昭和58年)4月15日の開業時から2008年(平成20年)4月15日まで。 |
日産自動車 | スプラッシュ・マウンテン[112] | 1992年(平成4年)10月から2006年(平成18年)9月3日まで。 |
森永製菓株式会社 | キャッスルカルーセル | 1983年(昭和58年)4月15日の開業時から2006年(平成18年)9月3日まで。 |
日本ヒルズ・コルゲート株式会社 | ペットクラブ[113] | 2001年(平成13年)3月14日から 2006年(平成18年)9月3日まで。 |
日本水産株式会社 | 蒸気船マークトウェイン号 | 1983年(昭和58年)4月15日の開業時から2006年(平成18年)9月3日まで。 |
セイコー株式会社 | ニューセンチュリー・クロックショップ | 1983年(昭和58年)4月15日の開業時から2006年(平成18年)9月3日まで。 |
セコム | ホーンテッドマンション | 1998年(平成10年)3月20日から2003年(平成15年)3月20日まで。 |
株式会社ブリヂストン | グランドサーキット・レースウェイ | 1983年(昭和58年)4月15日の開業時から2016年(平成28年)4月1日まで。 |
株式会社ニチレイフーズ | シアターオーリンズ | 2017年(平成29年)8月22日まで。 |
富士写真フイルム | マジックカーペット世界一周 サークルビジョン360° ビジョナリアム | 当時 |
松下電器産業 | ミート・ザ・ワールド スター・ツアーズ[114] | 当時 |
日清製粉 | パークサイドワゴン カフェオーリンズ | |
ドール・フード・カンパニー | スクウィーザーズ・トロピカル・ジュースバー | |
三井ホーム株式会社 | アリスのティーパーティー | 1990年6月[115]から2015年7月まで。 |
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※スペースマウンテンの事故は両方ともアトラクションの不具合によるものではない。
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