小岩駅
東京都江戸川区南小岩にある東日本旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
東京都江戸川区南小岩にある東日本旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
乗入れている路線は総武本線であるが、当駅には緩行線を走る中央・総武線各駅停車のみが停車する。駅番号はJB 26。
特定都区市内制度における「東京都区内」に属する。東隣の市川駅が千葉県であることから、当駅が総武本線における東京都区内の東限となる。また、武蔵野線の西船橋駅以遠・京葉線の南船橋駅以遠から葛西臨海公園駅経由で東京都区内に直通する場合、東京都区内発着乗車券と当駅発着乗車券を併用することで乗車可能となっている(旅客営業取扱基準規程155条)。
また当駅は、総武本線の貨物列車用の支線である越中島支線・新金貨物線の書類上の起点駅となっているが、物理的には当駅 - 新小岩駅間にある新小岩信号場駅構内から分岐している。当駅が起点になっているのは、本来の起点駅であった新小岩操駅(現・新小岩信号場駅)が1986年(昭和61年)にいったん廃止された際に、起点が当駅に変更され、翌1987年(昭和62年)の新小岩操駅再設置後もそのままとなっているためである。当駅 - 新小岩信号場駅間 (2.3 km) は本線と重複扱いとなったため、独立した貨物線及び貨物設備は一切無い。
強風が発生した場合、江戸川橋梁を通る当駅 - 市川駅間で徐行運転が行われる場合がある。
島式ホーム1面2線を有する高架駅であり、ホーム上にはホームドアも設置されている。
駅の高架下は1階・地階の2層構造のショッピングセンター「シャポー小岩」になっている(後述)。Suica対応自動改札機、指定席券売機が設置されている。
錦糸町営業統括センター管内の直営駅で、副所長兼駅長が配置されている。
駅構内の改札前には、地元出身の第44代横綱・栃錦の像があり、待ち合わせ場所の目印にもなっている。栃錦は当駅近くの江戸川区立下小岩小学校の卒業生でもある。
駅はバリアフリー化が進んでおり、エレベーターやエスカレーターが至る所に設置されており、階段を使わなくても駅内及び地下ショッピングセンターを自由に移動することが可能。
(出典:JR東日本:駅構内図)
2023年(令和5年)度の1日平均乗車人員は58,306人である[JR 1]。JR東日本管内の駅の中では橋本駅に次いで第68位で、東隣で快速停車駅の市川駅や稲毛駅より利用者が多い。また総武快速線の通過駅では西船橋駅に次いで多く、中央線区間を含め、中央・総武線内(千葉駅 - 三鷹駅 - 高尾駅)の他路線・快速との乗換の無い駅としては最も利用者が多い。JR東日本全体における乗換の無い駅としては大森駅・川口駅に次いで第3位。駅周辺には学校が多いため、登・下校時間帯は学生らで賑わう。
近年の1日平均乗車人員の推移は下記の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1990年(平成 | 2年)65,447 | [* 1] |
1991年(平成 | 3年)67,598 | [* 2] |
1992年(平成 | 4年)68,025 | [* 3] |
1993年(平成 | 5年)68,359 | [* 4] |
1994年(平成 | 6年)67,868 | [* 5] |
1995年(平成 | 7年)67,779 | [* 6] |
1996年(平成 | 8年)67,367 | [* 7] |
1997年(平成 | 9年)65,578 | [* 8] |
1998年(平成10年) | 64,570 | [* 9] |
1999年(平成11年) | [JR 2]64,343 | [* 10] |
2000年(平成12年) | [JR 3]64,758 | [* 11] |
2001年(平成13年) | [JR 4]65,098 | [* 12] |
2002年(平成14年) | [JR 5]64,964 | [* 13] |
2003年(平成15年) | [JR 6]64,690 | [* 14] |
2004年(平成16年) | [JR 7]63,905 | [* 15] |
2005年(平成17年) | [JR 8]63,984 | [* 16] |
2006年(平成18年) | [JR 9]64,249 | [* 17] |
2007年(平成19年) | [JR 10]65,013 | [* 18] |
2008年(平成20年) | [JR 11]64,711 | [* 19] |
2009年(平成21年) | [JR 12]63,730 | [* 20] |
2010年(平成22年) | [JR 13]63,039 | [* 21] |
2011年(平成23年) | [JR 14]62,052 | [* 22] |
2012年(平成24年) | [JR 15]62,347 | [* 23] |
2013年(平成25年) | [JR 16]63,288 | [* 24] |
2014年(平成26年) | [JR 17]63,239 | [* 25] |
2015年(平成27年) | [JR 18]64,565 | [* 26] |
2016年(平成28年) | [JR 19]65,204 | [* 27] |
2017年(平成29年) | [JR 20]66,009 | [* 28] |
2018年(平成30年) | [JR 21]66,480 | [* 29] |
2019年(令和元年) | [JR 22]66,125 | [* 30] |
2020年(令和 | 2年)[JR 23]50,403 | |
2021年(令和 | 3年)[JR 24]52,467 | |
2022年(令和 | 4年)[JR 25]55,563 | |
2023年(令和 | 5年)[JR 1]58,306 |
駅周辺は歓楽街、商店街が密集している。駅東側を通る小岩中央通りの北口側にはハングルの看板を掲げた朝鮮料理店や韓国物産店が立ち並び、小規模ながら「コリア・タウン」の様相を呈している。
京成小岩駅までは徒歩で20分程、京成バス利用で10分程であり乗換には余り適さない。
フラワーロード商店街の中にエフエム江戸川 (84.3MHz) のスタジオがある。
高架下のショッピングセンター「シャポー小岩」は、1972年(昭和47年)7月15日に「小岩PoPo」としてオープンし、2007年(平成19年)3月23日にリニューアルオープンした。リニューアルオープン後の店舗面積は1万3559平方メートル、店舗数は103。全店舗がSuicaショッピングサービスに対応している。駅改札口を中心に東西方向に細長く展開し、東西線路方向の通路延長は約380m。各店舗にはシャッターが取付けられ、館内営業時間内に限られていた東西方向の通路の開放が初電から終電までに拡大された。
地階では南北方向の横断通路も新たに開放された。地階には猫のイメージマスコット「ポポちゃん」を模った子供向けの「ぽぽちゃん広場」、水で安らぎを演出する休憩スペース「ぽぽの泉」、休憩所、抽選会など催し物に使用出来る「ぽぽちゃんの森」が新設された。
2016年(平成28年)4月15日に「シャポー小岩」となった[6]。
シャポー小岩の千葉側は改装され、2023年3月30日(木)午前10時にリニューアルオープンした。なお、オープン当初の3月30日(木)と翌31日(金)は事前入館予約制となっていた。シャポー改札は4月1日(土) 6:30より通行できるようになった。[7]また、シャポー小岩の東京側は、改装閉店中であるが、2024年3月25日(水)にリニューアルオープンすると発表された。
最寄りのバス停留所は、駅南口交通広場にある小岩駅(都営バスのみ小岩駅前)と、駅北側約200メートルのところを通る蔵前橋通りにある小岩駅北口となる。以下の路線が乗入れ、都営バス・京成バス・京成タウンバス・東京空港交通により運行されている。
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