池田町 (岐阜県)
岐阜県揖斐郡の町 ウィキペディアから
池田町(いけだちょう)は、岐阜県揖斐郡に属している町。西濃地域に含まれる。

概要
池田町は木曽三川によって形成された広大な濃尾平野の北西部に位置する[1]。西に924 mの池田山を背負い、山地の総面積は町の総面積の3分の1にも及ぶ[2]。平野部には、一級河川の揖斐川が町の東側を囲むように流れ、その他5つの川が町内を流れており、豊かな自然を有している。
町の中央部には、国道417号及び養老鉄道養老線が南北に縦走しており、国道沿いには商店街や商業施設、民家が建ち並ぶ。また国道を通じて大垣市には12 km、同じく岐阜市へは20 kmで到達する。さらに南部には、主要地方道である岐阜関ヶ原線があり、梅谷片山トンネルの開通により、東西の交通の要となっている。加え、岐阜県第2の都市である大垣市に隣接し、郊外型の町として発展してきた。
池田町には1万年以上前から人が生活していた歴史があり、旧石器時代までさかのぼる。その後の各時代もたくさんの遺跡が知られており、特に古墳時代では県内有数の古墳密集地として有名で、中世には土岐、稲葉、国枝氏らが城を築いた[3]。
地理
要約
視点
町の東側を揖斐川が流れ、西側は山地となっている。山麓では、池田山からの土石流由来の扇状地が多々みられ、平野部には緩やかな揖斐川扇状地が広がり、南下には広大な濃尾平野が広がる。
池田山の東側に広がる丘陵地(山麓)は扇状地により水はけが良く、東向き斜面で日差しを良く受け、気流の流れがいいため霜が降りにくい。冬季には池田山を越え伊吹おろしがよく吹く。また池田山は、揖斐川伏流水が湧き出ており、茶業が盛んに行われている。よって、「揖斐茶」が特産品である。
池田町での「茶」は室町時代からの長い歴史を持っている[4]。姫路城を築いた池田輝政の父恒興の墓を代々守ってきた龍徳寺が、池田家に献上してきたのが池田のお茶で、元々は薬としても生産されていた[3]。1793年に揖斐郡六之井出身の五十川兵治郎が、宇治から茶師を呼び寄せて、池田町のお茶を煎茶として本格的に生産し始めた。その後、1822年に東野村の今西判左衛門が和紙を使った製茶法を、池田のお茶にも導入し甘みのある良茶が製造されるようになった。江戸時代には幕府お墨付きの「江戸幕府御用番茶」を申し付けられたとも言われている[4]。さらに江戸末期から明治初期にかけて、五十川源左衛門が、日本で初めて茶業組合を作り製法・品種の改良を進めた[5]。昭和30年代半ばには、ブルドーザーによる茶園造形が進行し基板が完成した。茶農業改良クラブ結成、揖斐茶共販所開成、関西茶品評会も何回か開催された。その後1964年の農業構造改善事業により、1969年に願成寺地区に全国初のスプリンクラーで散水する茶園の灌漑施設が完成。その後、県農業試験場茶試験地が設置。1975年には、緑茶工場である美濃西部茶生産組合が設立。1984年には、大型共同緑茶加工施設である”農事組合法人 池田第一茶生産組合”が結成した。なお、1976年に美濃いび茶振興会が結成し、池田のお茶は「いび茶」ブランドに統一した。現在も、瑞草園など数多くの製茶会社が存在する。
海抜923.9 mの池田山は、ハンググライダーやパラグライダーなどが盛んに行われている。そのため、「スカイスポーツのメッカ」と親しまれている[6][7]。また、岐阜県の中で最も有名な夜景スポットとの1つとしても知られており、「夜景100選」に選ばれている[8]。また、「ぎふ百山」にも選ばれている。
地形

気候
太平洋側気候に属し、夏期は南寄りの季節風の影響を受け温暖多湿である。 冬期は飛騨地方と比べ積雪は少ないが、寒暖の差が激しい盆地特有の気候となる。なお「池田山に3回雪が積もると、麓にも雪が降りはじめる」と言う言い伝えが池田町にはある[9]。
(2025年現在)
- 年間降水量 - 2348.0 mm
- 降水日数 - 132日
- 平均気温 - 12.7度
隣接している自治体
北は揖斐川町、南は大垣市、西は垂井町、東は神戸町、北東には大野町が隣接している。なお、揖斐郡春日村が平成の大合併による廃止まで北西に隣接していた。
歴史
行政の沿革
- 1950年(昭和25年)8月1日 - 揖斐郡本郷村と、北平野村の白鳥を編入した池田村が合併して温知村が発足。
- 1954年(昭和29年)5月1日 - 温知村が町制施行・改称して揖斐郡池田町が発足。
- 1955年(昭和30年)4月1日 - 池田町、八幡村、宮地村が合併し、改めて揖斐郡池田町が成立。
- 1956年(昭和31年)
- 2003年(平成15年)2月 - 大垣市、垂井町、養老町などとの大型中核市合併を話合う西濃圏域合併協議会が発足。
- 2004年(平成16年)12月 - 西濃圏域合併協議会から離脱。
- 2005年(平成17年)1月23日 - 合併に関する住民意向調査投票。結果は単独存続が多数を占めた。
変遷表
明治元年 | 明治7年 9月 |
明治8年 10月 |
明治9年 | 明治12年 2月18日 郡区町村 編成法施行 |
明治22年 4月1日 町村制施行 |
明治30年 4月1日 揖斐郡発足 |
昭和25年 4月1日 |
昭和25年 8月1日 |
昭和29年 5月1日 |
昭和30年 4月1日 |
昭和31年 4月1日 -9月30日 |
昭和42年 9月1日 |
現在 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
池田郡 脛永村 |
池田郡 脛永村 |
池田郡 脛永村 |
池田郡 脛永村 |
池田郡 脛永村 |
池田郡 脛永村 |
揖斐郡 養基村 |
揖斐郡 養基村 |
揖斐郡 養基村 |
揖斐郡 養基村 |
揖斐郡 養基村 |
昭和31年 9月30日 揖斐郡 揖斐川町 に編入 |
揖斐郡 揖斐川町 |
揖斐郡 揖斐川町 |
池田郡 田中村 |
池田郡 田中村 |
池田郡 田中村 |
池田郡 田中村 |
池田郡 田中村 |
池田郡 田中村 |
昭和31年 9月30日 揖斐郡 池田町 に編入 |
揖斐郡 池田町 |
揖斐郡 池田町 | |||||
池田郡 粕河原新田 |
池田郡 粕河原新田 |
池田郡 粕河原新田 |
明治9年 5月 改称 池田郡 粕河原村 |
池田郡 粕河原村 |
池田郡 粕河原村 | ||||||||
池田郡 沓井村 |
池田郡 沓井村 |
池田郡 沓井村 |
池田郡 沓井村 |
池田郡 沓井村 |
池田郡 沓井村 | ||||||||
池田郡 本郷村 |
池田郡 本郷村 |
池田郡 本郷村 |
池田郡 本郷村 |
池田郡 本郷村 |
池田郡 本郷村 |
揖斐郡 本郷村 |
揖斐郡 本郷村 |
昭和25年 8月1日 揖斐郡 温知村 |
昭和29年 5月1日 町制改称 揖斐郡 池田町 |
昭和30年 4月1日 揖斐郡 池田町 |
揖斐郡 池田町 | ||
池田郡 藤代村 |
池田郡 藤代村 |
池田郡 藤代村 |
池田郡 藤代村 |
池田郡 藤代村 |
池田郡 藤代村 | ||||||||
池田郡 萩原村 |
池田郡 萩原村 |
池田郡 萩原村 |
池田郡 萩原村 |
池田郡 萩原村 |
池田郡 萩原村 | ||||||||
池田郡 青柳村 |
池田郡 青柳村 |
池田郡 青柳村 |
池田郡 青柳村 |
池田郡 青柳村 |
池田郡 青柳村 | ||||||||
池田郡 田畑村 |
池田郡 田畑村 |
池田郡 田畑村 |
池田郡 田畑村 |
池田郡 田畑村 |
池田郡 田畑村 | ||||||||
池田郡 草深村 |
池田郡 草深村 |
池田郡 草深村 |
池田郡 草深村 |
池田郡 草深村 |
池田郡 草深村 | ||||||||
池田郡 山洞村 |
池田郡 山洞村 |
池田郡 山洞村 |
池田郡 山洞村 |
池田郡 山洞村 |
池田郡 山洞村 | ||||||||
池田郡 小寺村 |
池田郡 小寺村 |
池田郡 小寺村 |
池田郡 小寺村 |
池田郡 小寺村 |
池田郡 小寺村 | ||||||||
池田郡 池田野新田 |
池田郡 池田野新田 |
明治9年 5月 改称 池田郡 池野村 |
池田郡 池野村 |
池田郡 池野村 |
池田郡 池野村 |
揖斐郡 池田村 |
揖斐郡 池田村 | ||||||
池田郡 東野村 |
明治7年 9月 改称 池田郡 下東野村 |
池田郡 下東野村 |
池田郡 下東野村 |
池田郡 下東野村 |
池田郡 下東野村 | ||||||||
池田郡 上田村 |
池田郡 上田村 |
池田郡 上田村 |
池田郡 上田村 |
池田郡 上田村 |
池田郡 上田村 | ||||||||
池田郡 砂畑村 |
池田郡 砂畑村 |
池田郡 砂畑村 |
池田郡 砂畑村 |
池田郡 砂畑村 |
池田郡 砂畑村 | ||||||||
池田郡 六之井村 |
池田郡 六之井村 |
池田郡 六之井村 |
池田郡 六之井村 |
池田郡 六之井村 |
池田郡 六之井村 | ||||||||
大野郡 杉野村 |
大野郡 杉野村 |
大野郡 杉野村 |
大野郡 杉野村 |
大野郡 杉野村 |
大野郡 杉野村 | ||||||||
安八郡 白鳥村 |
安八郡 白鳥村 |
安八郡 白鳥村 |
安八郡 白鳥村 |
安八郡 白鳥村 |
安八郡 白鳥村 |
安八郡 北平野村 の一部 |
昭和25年 4月1日 揖斐郡 池田村 に編入 | ||||||
池田郡 宮地村 |
池田郡 宮地村 |
池田郡 宮地村 |
池田郡 宮地村 |
池田郡 宮地村 |
池田郡 宮地村 |
揖斐郡 宮地村 |
揖斐郡 宮地村 |
揖斐郡 宮地村 | |||||
池田郡 小牛村 |
池田郡 小牛村 |
池田郡 小牛村 |
池田郡 小牛村 |
池田郡 小牛村 |
池田郡 小牛村 | ||||||||
池田郡 願成寺村 |
池田郡 願成寺村 |
池田郡 願成寺村 |
池田郡 願成寺村 |
池田郡 願成寺村 |
池田郡 願成寺村 | ||||||||
池田郡 般若畑村 |
池田郡 般若畑村 |
池田郡 般若畑村 |
池田郡 般若畑村 |
池田郡 般若畑村 |
池田郡 般若畑村 | ||||||||
池田郡 段村 |
池田郡 段村 |
池田郡 段村 |
池田郡 段村 |
池田郡 段村 |
池田郡 段村 | ||||||||
池田郡 船子村 |
池田郡 船子村 |
池田郡 船子村 |
池田郡 船子村 |
池田郡 船子村 |
池田郡 船子村 | ||||||||
池田郡 八幡村 |
池田郡 八幡村 |
池田郡 八幡村 |
池田郡 八幡村 |
池田郡 八幡村 |
池田郡 八幡村 |
揖斐郡 八幡村 |
揖斐郡 八幡村 |
揖斐郡 八幡村 | |||||
池田郡 片山村 |
池田郡 片山村 |
明治8年 10月 池田郡 片山村 |
池田郡 片山村 |
池田郡 片山村 |
池田郡 片山村 | ||||||||
池田郡 江渡村 |
池田郡 江渡村 | ||||||||||||
市橋村 | 市橋村 | 市橋村 | 市橋村 | 市橋村 | 市橋村 の北部 | ||||||||
市橋村 の南部 |
昭和31年 4月1日 旧・市橋村 の南市橋が 不破郡 赤坂町 に編入 |
昭和42年 9月1日 大垣市に編入 |
大垣市 |
主な出来事
- 近代以前[10][11]
- 近代[5]
-
- 1972年(明治5年) - 是不農舎が開校。町内で初めての学校であった。
- 1873年(明治6年) - 温知舎、修道舎が開校。
- 1877年(明治10年) - 栄盛学校が開校。
- 1879年(明治12年) - 西濃地方にコレラが流行。
- 1882年(明治15年) - 本郷に郵便局が開局。
- 1884年(明治17年) - 池野に 市(現:池野商店街)が誕生。
- 1891年(明治24年)10月28日 - 濃尾大地震が起こる。この際、学校が全て倒壊し校舎を新しく建て変えた。
- 1892年(明治25年頃) - 大場倉蔵が市橋港を開設。
- 1911年(明治44年) - 同地域で、電話が開通となる。なお、初めは6軒のみだった。
- 近現代[5]
-
- 1913年(大正2年) - 大垣・池野間で、汽車が運行開始する。初代 養老鉄道による開通だった。同年に、池野駅が誕生。
- 1920年(大正9年) - 美濃本郷駅誕生。
- 1923年(大正12年) - 池田町内で揖斐川およびその支川の、木曽川上流改修工事が開始。
- 1946年(昭和21年) - 温知新生診療所が開設。
- 1947年(昭和22年) - 揖南中学校が開校。岐阜県第1区 (中選挙区) が設置。
- 1948年(昭和23年) - 揖斐高等学校南部分校が開校する。
- 1952年(昭和27年) - 温知小学校で給食が開始。町内初の給食化だった。また、八幡小・宮地小が1956年、養基小が1963年に開始。
- 1954年(昭和29年) - 北池野駅が開駅する。
- 1956年(昭和34年) - 伊勢湾台風の影響を受ける。同年に、大垣・揖斐間に道路が完成する(現:国道417号)
- 1965年(昭和40年) - 池田町有線放送電話農業協同組合により、池田町有線放送が開始。
- 1968年(昭和43年) - 3月1日に市町村章を制定。
- 1974年(昭和49年) - 勤労福祉センター開設。
- 1979年(昭和54年) - 東公民館、池田町保健センター開設。同年、池田山山頂道路が開通する。
- 1980年(昭和55年) - 養基公民館が開設。池田小学校が開校する。
- 1981年(昭和56年) - 池田町中央公民館が開設。
- 1982年(昭和57年) - 西公民館、宮地公民館が開設。同年、大垣・揖斐間の道路(大垣揖斐川線)が国道417号に指定執行する。
- 1983年(昭和58年) - 八幡公民館が開設。
- 1984年(昭和59年) - 池田高等学校が開校する。トミダヤ池田店が開店する。
- 1985年(昭和60年) - 町民憲章を定める。同年、池田町役場が現在の位置に移動。老人福祉センター開設。全国池田サミット開始。
- 1987年(昭和62年) - 中公民館が開設。同年、三町大橋が完成する。池田町社会福祉協議会が設立。
- 現代[5][13]
-
- 1990年(平成2年) - 池田町総合体育館、霞間ヶ渓スポーツ公園が開設。
- 1994年(平成6年) - 町の水道工事が終了。同町の、水道網が完成。岐阜県第2区が設置。
- 1995年(平成7年) - 池田町青少年研修施設が完成。
- 1996年(平成8年) - 池田町図書館、グリーンセラ池田温泉が開設。同年、サンビレッジ福祉専門学校が開校。
- 1997年(平成9年) - 横浜市とさくら交流が始まる。マックスバリュ岐阜池田店と、メガマート岐阜池田店が開店する。
- 2001年(平成13年) - 池田町霞間ケ渓さくら会館が開館する。
- 2002年(平成14年) - 東海豪雨による大きな被害が出る。下八幡・片山南・市橋の杭瀬川左岸の住宅と田畑が増水で被害を受ける。同年に、ISO 14001号の認証を取得する。
- 2003年(平成15年) - 池田浄化センターが開設。同年、池田町図書館の利用者100万人達成。
- 2004年(平成16年) - 三心池田店が開店する。
- 2005年(平成17年) - 温知保育園、子育て支援センター移転改築が完成する。同年、温知・池田・養基児童館が開設。
- 2006年(平成18年) - バロー池田店が開店する。
- 2008年(平成20年) - 平成20年8月末豪雨による大きな被害発生。霞間ヶ渓の大部分が崩れ落ち、土砂や流木が流出する。
- 2009年(平成21年) - ゲンキー池田店が開店する。
- 2011年(平成23年) - 道の駅池田温泉が開店する。池田町コミュニティバス運行開始。マックスバリュ岐阜池田店と、メガマート岐阜池田店が閉店し、ザ・ビッグエクストラ岐阜池田店が開店する[14]。
- 2012年(平成24年) - ぎふ清流国体のバドミントン競技が、池田町総合体育館で行われる。池田温泉新館が新改築する。池田町まちづくり条例が施行。
- 2014年(平成26年) - 町のマスコットキャラクター「ちゃちゃまる」誕生。
- 2017年(平成29年) - 台風21号による被害が生じる。家屋の破損、木造建築の倒壊など被害が生じた。同年、池田町・大野町共同学校給食センターが完成する。養老鉄道存続が決定。
- 2018年(平成30年) - 三心池田店が閉店する。
- 2021年(令和3年) - 防災ラジオ貸与事業の開始。同年、池田町タクシー利用助成事業も開始する。
- 2022年(令和4年) - 池田町子育て・就労応援センターが完成。
- 2023年(令和5年) - 池田町コミュニティバス運行終了。同年、池田町タクシー利用助成事業が「いけタク」に改正する。
- 2024年(令和6年)8月31日 - 台風10号の接近に伴う集中豪雨により、東川との合流点付近で杭瀬川が氾濫。道路や住宅が浸水する被害が生じた[15][16][17]。同年、こども家庭センターを開設。
人口
![]() | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
池田町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 池田町の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 池田町
■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
池田町(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
地名
池田町の地区名・区域名は以下の通り[18]。⦅区長がいる地区は「●」で示す⦆
- 養基地区
- 粕ヶ原●、田中●、沓井●
- 宮地地区
- 小牛●、般若畑●、段●、舟子●、願成寺●、願成寺東●、宮地北●、宮地南●
- 東地区
- 杉野●、砂畑●、白鳥●、下東野●、泉町●、六之井●、上田●、萩原●
- 中地区
- 青柳 ●、北池野●、本郷北●、本郷南●、本郷町●、本郷皆米●
- 池野連担地区
- 綠町●、上町●、三和町●、天神町●、栄町●、本町●、大池町●、東町●、新生町●
- 西地区
- 草深●、小寺●、山洞●、上田畑●、下田畑●、藤代●、藤代台●
- 八幡地区
- 市橋●、上八幡●、下八幡●、片山北●、片山南●
- 農業集落境界での地名は「農業集落境界データセット」を参照
- 住居表示での町の下位区分(地名)は「Template:岐阜県池田町の町・字」を参照[19]
- 住居表示は「上田”字学園”」「上田”井之尻”」「宮地”大門南”」「八幡”中道”」「願成寺”字臼竹”」「下東野”字西屋敷”」「田畑”字宮屋敷”」「六之井”字茅野”」「池野”字中筋”」「沓井”字上村北”」などと地区の中でも更に細かく分かれて表記されている場合もある。
行政
歴代町長
町役場
姉妹都市・友好都市
災害応援協定都市
参照:[21]
消防相互応援協定
参照:[21]
議会
町議会
- 定数:10人
- 選挙区:池田町
- 任期:2024年4月1日 - 2028年3月31日
- 議長:重綱秀次(第49代議長)
- 副議長:臼井幹夫
会派名 | 議席 数 |
議員名 |
---|---|---|
無所属 | 9 | 臼井幹夫、八田隆士、林考英、重綱秀次、岩谷真海、河野直人、森政郎、大西照彦、内藤考義 |
日本共産党 | 1 | 野網義一 |
県議会
→詳細は「2023年岐阜県議会議員選挙」を参照
議員名 | 会派名 | 備考 |
---|---|---|
国枝慎太郎 | 県政自民クラブ | |
所竜也 | 県政自民クラブ |
衆議院
経済
本社を置く主な企業
主な食品加工会社
- 瑞草園 - 揖斐茶製茶メーカー
- いび製茶 - 揖斐茶製茶メーカー
- 笹屋製茶 - 揖斐茶製茶メーカー
- 大塚酒造 - 池田町内、唯一の酒造会社
- 谷田商店
- 日東あられ新社 - 廃業
主な不動産・建設業会社
- 太陽工業
- 成健
- 第一建設
- 河村綜健
- 桑原実業開発
その他会社
- 池田環境保全 - 池田町一般廃棄物収集運搬業許可番号:1号
- アクリア - 池田町一般廃棄物収集運搬業許可番号:2号
- 協和安全 - 建設業許可 岐阜県知事許可(般-19)第300246号
- 浜田電気 - 電気工事業
主な製造業会社
- タニサケ - 「ゴキブリキャップ」で知られる。
- ラッキー工業 - 「おんぶひも」を初めて製品化した。
- イビデン樹脂
- ハラテックス
- クニカ工業
- クリエストン
- アイビー電子工業
- 安田工業
- サシヒロ
- 西濃化成
- 共栄化成
- 岡田鉄工
- キィポーション
主な自動車販売・運送会社
- セーフティーサービス
- 東和運輸
- 西濃八幡運輸
- 丸進自動車
第一次産業



第二次産業
- プラスチック(樹脂)製品加工業
- 精密機械製造業
- 食品加工業
第三次産業
主な商業施設
- ザ・ビッグエクストラ岐阜池田店
- トミダヤ岐阜池田店
- バロー岐阜池田店、ホームセンターバロー池田店、Vドラッグ池田店
- ゲンキー池田店
- 酒ゃビック池田店
- クスリのアオキ池田店
- コメリハード&グリーン池田店
- カマサ書房(樋口文具店) - 町内唯一の事務用品店
- 勝野書店 - 町内唯一の書店
- (※閉店スーパー三心池田店)
- (※閉店ドラッグユタカ池田店)
- (※閉店ヤナゲン池田店)
- (※閉店川口屋スーパーチェン池田店)
- (※閉店マックスバリュ岐阜池田店)
- (※閉店メガマート岐阜池田店)
施設



警察
消防
- 大垣消防組合 北部消防署
- 池田町消防団 第1 - 5分団
郵便局
- 池田郵便局
- 池田八幡郵便局
- 揖斐八幡簡易郵便局
- 宮地簡易郵便局
保険・福祉
- 池田町保健センター
- 池田町社会福祉協議会
- 池田町福祉センター
- 池田町障害福祉サービス事業所 ふれ愛の家
- 児童発達支援事業所 ことばの教室
- 病児・病後児保育室 ひまわり
- 西美濃さくら苑
- サンビレッジ新生院
- リハビリセンター白鳥
医療・病院
町営住宅・団地
- 田中住宅
- 萩原住宅
- 下東野住宅
- 江渡前住宅
- 願成寺住宅
- 粕ヶ原住宅
- さつきヶ丘団地
- 桜ヶ丘団地
都市公園
- 池田公園
- 池田町霞間ヶ渓スポーツ公園
- 池田町大津谷公園キャンプ場
- 池田町大津谷公園施設
- 池田町霞間ヶ渓公園
- 北部多目的広場
- 池野多目的広場
- 農村公園グリーンパーク片山
- 上八幡地区農村公園施設
- 池田南部公園
国営・県営施設
- 岐阜県農業技術センター岐阜県農業研究所池田試験地
町営・主な民営施設
- 池田町大野町学校給食センター
- 池田町霞間ケ渓さくら会館
- まちづくり工房「霞渓舎」
- いび川農業協同組合 - 池田支店・八幡支店・池田東支店・養基支店・(宮地支店は、池田支店に2007年2月26日統合し、宮地出張所となったが廃止された)
- 池田町北部リサイクルセンター
- 池田町南部リサイクルセンター
教育



専修学校
高等学校
中学校
小学校
廃校
- 岐阜県立揖斐高等学校南部分校
- 組合立揖南中学校八幡分校
- 組合立揖南中学校宮地分校
- 組合立揖南中学校養基分校
社会教育施設
- 池田町青少年研修施設
- 揖斐郡教育研修センター[35]
幼稚園・子育て保育施設
- 子育て支援センター
- 子育て・就労応援センター
- 法人立コスモ幼稚園
- 池田町立宮地保育園
- 池田町立温知保育園
- 池田町立西保育園
- 組合立養基保育園
- 法人立池田こども園
- 法人立八幡こども園
- 法人立市橋保育園
- 法人立片山保育園
- 企業立おおぞら保育園揖斐池田
- 温知児童館
- 池田児童館
- 八幡児童館
- 養基児童館
図書館
生活基盤
電力
- 中部電力パワーグリッド - 池田町全域
ガス(プロパンガス)
上水道
下水道
- 池田浄化センター
- 中谷地区農業集落排水処理施設
- 徳谷地区農業集落排水処理施設
- 大谷地区農業集落排水処理施設
- 白鳥地区農業集落排水処理施設
- 東光寺谷地区農業集落排水処理施設
- 大津谷地区農業集落排水処理施設
- 深歩谷地区農業集落排水処理施設
電信
- 美濃池田電話交換所 - 西日本電信電話
市外局番
放送
- 池田町防災ラジオ放送 - 280MHz帯
- 防災行政無線チャイム
- 12:00 - TOA ウエストミンスターの鐘
- 15:00 - TOA新音源特注 池田町歌(※学校休業日のみ)
- 15:00 - 児童の見守り放送(※学校開校日のみ)
- 16:30 - TOA新音源 夕焼け小焼け(※10 - 3月のみ)
- 17:00 - TOA新音源 夕焼け小焼け(※4 - 9月のみ)
- 池田町有線放送 - ※廃止
交通




鉄道
バス
タクシー
道路
国道
県道
市内の道路通称名
- 池田ふれあい街道
- 西美濃お茶街道
- 伊吹ばら街道
- 西濃こでまり街道
- 谷汲巡礼街道
道の駅
- 道の駅池田温泉(岐阜県道53号岐阜関ケ原線沿い)
名産・特産
- 揖斐茶(瑞草園「六ツ之井」[44][45]、笹屋製茶(お茶の笹屋)「玉翠」[46]、いび製茶「池田茶」[47] )
- 肉桂餅(肉桂餅本舗いげたや「いげたやの肉桂餅」[48]、餅松商店「池野名物 肉桂餅」 )- 池田町の銘菓
- 地酒(大塚酒造株式会社「竹雀」「初霜」「清松正宗」 )
- 梅干し(池田町梅生産組合)
- ニッキ寒天(谷田商店[49])
- 三角あげぱん、どら焼き(伊吹堂[50])
- 牛乳(棚橋牧場[51])
- しゅうべーる、茶っプリン(上田製パン(サンローヤル) )
- プレミアムトマトジュース「FLORANTINO」(細野ファーム[52])
- 池田温泉パン(たち川パン[53])
- いけだの森たまご(国枝農園「たまご愛ランドkunieda」 )
- ゴキブリキャップ(タニサケ)
- 抱っこ紐、おんぶ紐(ラッキー工業[54])
- 肉桂餅本舗いげたや
いげたやの肉桂餅 - 餅松商店
池野名物肉桂餅 - 谷田商店
ニッキ寒天
温泉

ナトリウム炭酸水素塩泉 (低張性アルカリ性単純温泉)。重曹以外の成分をほとんど含まない全国的にも珍しい純重曹の温泉である。そのため、ヌルヌルとした肌触りが特徴である[55]。
伊吹山地の中に含まれる池田山の山麓。池田町がふるさと創生基金を活用し1995年に温泉の掘削に成功した。1996年11月18日に温泉施設「グリーンセラ池田温泉」(本館)を開業し、2003年3月1日に新館を開業した。2005年には弓削寺が境内地を掘削したところ温泉を発見。”いけだゆげ温泉”として岐阜県の温浴施設に温泉を提供し、その後2013年4月1日、温泉施設「天然温泉 湯元 湯華の郷」が開業した[56]。
現在、町内には2つの温泉(池田温泉を分けると3つ)が営業している。
観光・文化
要約
視点

名所・旧跡
城・陣屋
遺跡・古墳
現在古墳は300基以上確認されている
その他名所
- 市橋港跡
- 池田恒興・元助父子の墓
- 稲葉一族・池田恒利の墓
- 土岐頼忠並びに一族之墓
- 国枝為助一族の墓
- 坂本積(苔の元)
- 乳くれ地蔵
- 谷汲巡礼街道 道標
寺院
- 立斎寺
- 浄妙寺
- 善性寺
- 徳通寺
- 正林寺
- 涼雲寺
- 正光寺
- 浄徳寺
- 山呼荘
神社
- 養基神社 - 式内社。旧社格は郷社。
- 熊野神社
- 神明神社
- 池野神社
- 白鳥神社
- 加茂神社
- 池野天満宮
- 菅原神社
- 六之井神社
- 八幡神社
- 天神神社
- 東野神社
- 十八社神社
- 白山神社
- 湯殿神社
- 萩宮神社
- 住吉神社
- 大神神社
- 稲荷神社
- 勝手神社
- 焼石神社
- 秋葉神社
伝統芸能
- 美濃池田ききょう太鼓
- 白鳥神楽
- 般若踊り
- 片山八幡神社市やま
- 下東野の市山からくり花火
祭事・イベント
- みの池田ふるさと祭り
- 池田さくら祭り
- 池野連担祭り
- ほたる祭り
- 水郷まつり
観光地
天然記念物
マスコットキャラクター
- ちゃちゃまる - 平成26年10月5日誕生
体操
マイソング体操
映像外部リンク | |
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マイソング体操パートⅡ - YouTube |
マイソング体操は、古くから池田町の小学校・中学校・町での行事において、ラジオ体操や準備体操の代わりに行われたりする町民体操である[70][71][72][73]。また多くの地区では、夏休みの早朝に行うラジオ体操で「ラジオ体操第一」の後、「ラジオ体操第二」を行わず「マイソング体操」 を代わりにすることも多々見受けられる[74][75]。マイソング体操には「パートI」と「パートII」が存在するが、実際に使用されているのは「パートII」のみである。また、パートIIのバックサウンドとして流れている曲は、「作曲:杉田二郎 GURIIN FIIRUZU」(JASRACの作品コード「028-7080-1」)である。
池田町の「リズム体操協会(普及会・池田町レクリエーション協会リズム体操部)[76][77]」「池田スポーツクラブ[78][79]」の方が町内の5つの小学校を訪れて指導する事も毎年行われている。さらに、池田町有線放送(2017年廃止)では、毎日午前10時と午後1時からの「リラックス・タイム」で放送されていた[80]。
2012年に、ぎふ清流国体が行われた。開催前に、ぎふ清流国体推進局より、夏休みのラジオ体操に「ミナモ体操」実施のをするよう依頼を受けた。しかし、池田町では従来より 「NHKラジオ体操」と共に「マイソング体操」を実施してきたため、池田町PTA連合会は、池田町PTA連合会理事会で「ミナモ体操」の実施について各地区、各支部の判断に委ねるごとに決定した。主な理由は以下の通り。
さて、ぎふ清流国体推進局より、夏休みラジオ体操の折に「ミナモ体操」実施の依頼を受けております。ところが、当町におきましては、従来より「NHKラジオ体操」と共に、「マイソング体操」を実施してきています。そこで、ミナモ体操の実施について町PTA連合会理事会の場で検討をしました。そのなかで次のような意見がありました。この結果。町PTA連合会としては、新たに「ミナモ体操」を加えることは町統一して実感することは極めて困難であると判断しました。 — 池田町PTA連合会、夏休みラジオ体操におけるミナモ体操について[81]
- 従来の2つの体操に加えて「ミナモ体操」を取り入れることについては、学校での練習時間の確保や早朝の運動等から児童生徒や地域住民にとって過重な負担になる。
- マイソング体操が地域に深く根付いている。
マイソング体操パートⅡの構成は、以下の順序通り。
- 足踏み(手を上げ下げして深呼吸をしながら)
- 足踏み(両肩を上下しながら)
- 足踏みを止めて、肩を左右交互に上下する
- 肘を曲げて後ろに突き出すと同時に胸を張り、元に戻すのを繰り返す(足も交互に前出しながら)
- 体を左右にひねる(両腕を曲げ、手をグーの形にし、ガッツポーズをした状態で、反動を2回した後、向きを交代)
- 体を前に倒す(足を広げ体を90度曲げ、飛行機のように手を後ろに真っすぐ伸ばし、体の反動を2回した後元に戻る。これを繰り返す)
- 肘を伸ばす(手をグにして、空に向かって肘を伸ばす。斜め上に向かって左右交互に)
- 腕を回す(顔の前で大きく左右交互に、肘を伸ばし腕を回す)
- 前に歩く→止まって両手を肩に当てる→両腕を空に向かって伸ばす→腕を下ろし、両手を肩に乗せる→横に両腕を広げる→腕を下げて元の場所に後進する→止まって両手を肩に当てる→両腕を空に向かって伸ばす→腕を下ろし、両手を肩に乗せる→横に両腕を広げる→腕を下げる→(これを繰り返す)
- 片足を上げて、反対の片足の方向に向かってつま先で蹴る(左右交互に繰り返す)
- もも上げ(左右交互に片足を上げ下げする。なお、上げた足の反対側の手を膝につけ、もう1つの手は横に広げる。繰り返す)
- ※ここから最初の動作(1から12)をもう一度繰り返す。
- 深呼吸(ゆっくり両腕を大きく上げて下ろす。これを繰り返す)
著名な出身者
- 稲葉良通(戦国武将)
- 石原詢子(演歌歌手)-五木ひろし、鈴木ちなみ、流れ星らとともに飛騨・美濃観光大使を務める。
- 西科仁(喜劇俳優)
- 風船太郎(大道芸人) - 事務所の本社を町内に置いている。
- 松原智恵子(女優・タレント)
- 河村目呂二(芸術家)
- 野口美穂(バイリンガルアナウンサー、Googleマップのナビ音声担当[82])
- 増田夕華(女子競輪選手、2021ガールズ フレッシュクイーン優勝)
- 河村一輝(陸上競技選手、第105回日本選手権1500m走優勝)
- 平本梨々菜(バドミントン選手、2024年世界ジュニア女子ダブルス女王)
- 野村明日香(元バレーボール選手、第1回世界U23女子バレーボール選手権銅メダル)
- 佐々木宏一郎(元プロ野球選手)
- 今西龍(日本の朝鮮史家、京都帝国大学教授)
- 大西暢夫(写真家・映画監督)
- 坪井伊助(竹の研究[83])
- 吉安勘左衛門(池野商店街を開いた[84])
- 如月れいな(イラストレーター)
名誉町民
池田町を舞台とした作品
音楽
- ほたるのふる里
- 2003年にリリースされた石原詢子の楽曲。石原は本作品の表題曲「ふたり傘」で第54回NHK紅白歌合戦に出場した。
- 池田町の歌[88]
- 池田町の町歌としても使用されている。(作詞:田中主一・補作詞:島田陽子・作曲:池田八声)
映画
- 安心して老いるために - 1990年に公開された羽田澄子監督のドキュメンタリー映画。
- 母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った - 2019年に公開された大森立嗣監督の映画
- ブルーヘブンを君に - 2021年に公開された秦建日子監督の映画。
脚注
外部リンク
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