小栗 さくら(おぐり さくら、11月27日 - )は、日本の歴史タレント、歌手、作詞家、声優、歴史小説家。アクタープロ「亮」所属。
東京都府中市出身。鹿児島と東京・多摩出身の父母のもとに生まれる。駒澤大学文学部卒業。博物館学芸員の資格をもつ。
- 中学生の時に司馬遼太郎の歴史小説『燃えよ剣』を読み、歴史に興味を持ち始める。
- 演劇学校に通い声優の道を目指すが、幼い頃から好きであった歌の道に進むことを決める[1]。
- 2006年、歴史をテーマに歌う歴史系アーティスト「さくらゆき」[2]を結成。ボーカルの一人として活動を始める(詳細はさくらゆきの項目参照)。さくらゆきの作詞家としても活動。
- 2009年 8月、さくらゆき1stシングル「雷霆の龍」リリース(以後、2018年までに9枚のシングル、4枚のアルバムを発売)
- 2010年 1月、アクタープロ/亮への移籍後、「歴史アイドル(歴ドル)」としてタレント活動を開始。以後、タレント・司会・講演活動など幅広く活動。
- 2010年 6月、「さくら」から「小栗さくら」へ改名。苗字の小栗は、尊敬する幕末の人物小栗忠順に由来[3]。
- 2012年 8月、長野県諏訪市ご当地キャラクター「諏訪姫」の声優に決定[4](諏訪姫は武田信玄の側室である諏訪御料人をイメージしたキャラクター)[5]。
- 2012年 9月、日本販売株式会社企画の「信長戦国歴史検定」の公式サポーターに就任[6]。
- 2014年10月、さくらゆき1stアルバム「戦国―乱世の軌跡―」リリース。
- 2015年12月、さくらゆき2ndアルバム「戦国―赤き絆―」リリース。
- 2016年 1月、BS12「せいこうの歴史再考」準レギュラー出演。
- 2016年 8月、「歴史アイドル」から『歴史タレント』の肩書になる。
- 2016年10月、さくらゆき3rdアルバム「戦~今を生きる~」リリース。
- 2017年10月、FMみょうこうラジオドラマ「軍神~上杉謙信~」に出演。春日虎綱と近衛タツの二役を担当し武将と姫の役を演じ分ける[7]。
- 2018年 6月、FM-J×FMみょうこう「nama・sute 」のメインパーソナリティとしてレギュラー出演(月1回、11月迄)
- 2018年 8月、さくらゆき4thアルバム「決意~戦国と幕末~」リリース。
- 2018年 9月、初小説『歳三が見た海』を講談社「小説現代」2018年10月号で発表[8]。
- 2019年11月、さくらゆき5thアルバムの2020年秋リリース予定を発表。
- 2019年11月、NHK「歴史秘話ヒストリア」天空の城 - 備中松山城にパート出演。
- 2020年 3月、小説『波紋』を講談社「小説現代」2020年4月号で発表。武川佑と対談(聞き手:末國善己「日本史を愉しむ方法、教えます!」p.330~337)。
- 2022年4月、講談社より初の単行本『余烈』を発売。
人物
- 芸能活動以前は博物館学芸員を目指していた。
- 趣味は史跡巡りで、特に歴史上の人物の墓所に行くことが多い。週刊実話では「歴ドル小栗さくらニッポン偉人墓所巡りの旅」という歴史コラムを連載。
- 歴史上の人物では土方歳三を最も好きな人物とし、小栗忠順を最も尊敬する人物と語っている[9]。土方歳三を描いた「青き夢」という楽曲の作詞・作曲を手がけた。
- 大学での専攻は幕末史だが、戦国時代 (日本)や源平合戦時代など日本史を中心に歴史に深く興味を持つ。卒論のテーマは小栗上野介忠順だった。
- 好きな人物は、幕末では土方歳三、小栗忠順、高杉晋作、大久保利通、中岡慎太郎等、戦国では石田三成、真田三代、直江兼続等、源平では藤原秀衡、平清盛等。
- さくらゆきとして「真田三代戦国歴史検定」[10]や「関ヶ原検定」[11]の公式サポーターを務めている。
- さくらゆきでの作詞のほか、和装侍系音楽集団MYST.にも作詞提供する[12]。
- 戦国無双シリーズが好きなことを公言しており、出演した旅番組[13]でも戦国無双の刀剣展を紹介している。
小説
単行本
- 『余烈』講談社(土方歳三側近・立川主税、中村半次郎、小栗忠順の養子・又一、武市半平太を描いた短編四篇収録)2022年4月27日[18]
コラム・書評
- 時代劇専門チャンネル連載コラム「歴ドル小栗さくらの必殺発見伝」2011年11月30日 -
- 戦国テンカトリガー(ガンホー・オンライン・エンターテイメント)歴史コラム「小栗さくらのテンカトリ日記」2012年4月20日 - 8月9日
- 週刊実話「歴ドル小栗さくらニッポン偉人墓所巡りの旅」2013年6月20日号 - 12月12日号
- 「この時代小説がすごい!2014年版」書評(宝島社)2013年12月9日
- 「この時代小説がすごい!2015年版」書評(宝島社)2014年12月10日
- 「この時代小説がすごい!2016年版」書評(宝島社)2015年12月10日
- ユカリノ連載コラム「歴史タレント小栗さくらがゆく!幕末維新のみち」[20]2017年9月-
- ユカリノ連載コラム (2018年7月 - )[21]
- 吉川弘文館「本郷」9月号 No.137「歴史のヒーロー・ヒロイン」に寄稿(明智光秀) 2018年8月[22]
新聞
- 夕刊フジ(2011年1月18日)
- 四国新聞(2011年7月23日)
- 日本経済新聞NIKKEIプラス1(2011年7月30日)
- 信濃毎日新聞信州ガールズアイドル(2012年1月14日)
- 岐阜新聞(2012年10月7日)
- 日本経済新聞NIKKEIプラス1(2013年8月3日)
- 茨城新聞(2013年11月17日)
- 信濃日報(2015年8月23日)
- 中日新聞長野県版(2015年11月2日)
- 中日新聞長野県版(2016年4月8日)
- 中日新聞長野県版(2016年4月10日)
- 朝日新聞(2017年4月14日)
- 「リレーおぴにおん・維新150年:知られぬ幕臣、歴史は偏る」朝日新聞(2018年4月10日)[23]
- 「歴史タレント小栗さくらさんと巡る 埼玉ゆかりの三姫探訪」東武朝日新聞(2018年4月13日)
コンテンツ
- モバイル☆ムーMAX 新選組井上源三郎 (2011年9月15日)
- ピーエムオフィスエー「プラスチックキット 国宝松本城」コラム(2013年1月)
- ユーキャン「マナトピ~井伊直虎~」2017年3月7日-
- JR東日本「びゅうたび~山形~」2017年3月23日-
- ユーキャン「まなびスタイル」2017年3月31日
- ユカリノ「星野リゾートで歴女子旅・特集」2017年[24]
雑誌・その他
- 「FLASH」高杉晋作 インタビュー(2010年8月17・24日号)
- 「歴史奇行ミステリー」(2010年11月6日増刊号)
- 「るるぶ長野 松代」真田ゆかりの地をめぐる歴史ウォーク(2015年3月6日発売)
ABCラジオ「ちょっといい話」(2015.2.8放送)
小栗さくらブログ『歴ドル・小栗さくらの諸行無常な日々』より
「歴ドル小栗さくらニッポン偉人墓所巡りの旅」第一回、第二回より
長野放送「フォーカス∞信州」2015.7.10放送
講談社BOOK倶楽部. “小栗さくら”. 2022年5月27日閲覧。
国立国会図書館. “小栗さくら”. 2022年5月27日閲覧。