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奈良県の市 ウィキペディアから
五條市(ごじょうし)は、奈良県南西部の市。南和地域の中心都市。
ごじょうし 五條市 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 近畿地方 | ||||
都道府県 | 奈良県 | ||||
市町村コード | 29207-9 | ||||
法人番号 | 1000020292079 | ||||
面積 |
292.02km2 | ||||
総人口 |
25,424人 [編集] (推計人口、2024年11月1日) | ||||
人口密度 | 87.1人/km2 | ||||
隣接自治体 |
御所市、吉野郡大淀町、下市町、天川村、黒滝村、野迫川村、十津川村、上北山村 大阪府:河内長野市、南河内郡千早赤阪村 和歌山県:橋本市、伊都郡高野町 | ||||
市の木 | クスノキ | ||||
市の花 | キキョウ | ||||
五條市役所 | |||||
市長 | 平岡清司 | ||||
所在地 |
〒637-0006 奈良県五條市岡口1丁目3番1号 北緯34度21分23秒 東経135度41分44秒 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
吉野川(和歌山県では紀の川)流域に位置し、大和国と紀伊国を結ぶ交通の要衝として、また吉野山地への入口として古来より重視されてきた。
吉野川が市の中央を分断するように西流している。金剛山と吉野連山に囲まれており、市街から少し離れると急坂が多くなる。
五條市では地域区分として、市域を1.中央地域、2.北東部地域、3.南部地域、4.西部地域、5.西吉野・大塔地域の5つに分けている[1]。天気予報の発表区分および気象警報・注意報の発表区分では、合併前の五條市域と旧吉野郡西吉野村域は「奈良県全域 > 奈良県北部 > 奈良県五條・北部吉野 > 五條市北部」、旧吉野郡大塔村域は「奈良県全域 > 奈良県南部 > 奈良県南西部 > 五條市南部」であり、合併後も区分変更は行われていないために同じ五條市内で天気予報の発表区分および警報・注意報の発表区分が2つある。いわゆる「平成の大合併」で天気予報の発表区分や気象警報・注意報の発表区分を2つ以上持つ市町村が数多く発生しているが、2011年(平成23年)1月現在、奈良県内ではいずれもこの五條市のみとなっている。なお、衆議院選挙区は現在の五條市全域が「奈良4区」であり、これは合併前と変わっていない。
五條(2006年 - 2020年)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 17.8 (64) |
21.6 (70.9) |
24.9 (76.8) |
29.2 (84.6) |
32.6 (90.7) |
35.7 (96.3) |
37.4 (99.3) |
37.8 (100) |
35.4 (95.7) |
31.5 (88.7) |
26.8 (80.2) |
26.8 (80.2) |
37.8 (100) |
平均最高気温 °C (°F) | 8.3 (46.9) |
9.5 (49.1) |
13.8 (56.8) |
19.2 (66.6) |
24.5 (76.1) |
27.0 (80.6) |
30.6 (87.1) |
32.7 (90.9) |
28.1 (82.6) |
22.2 (72) |
16.2 (61.2) |
10.8 (51.4) |
20.3 (68.5) |
日平均気温 °C (°F) | 3.3 (37.9) |
4.2 (39.6) |
7.6 (45.7) |
12.5 (54.5) |
17.8 (64) |
21.5 (70.7) |
25.4 (77.7) |
26.5 (79.7) |
22.4 (72.3) |
16.6 (61.9) |
10.6 (51.1) |
5.6 (42.1) |
14.5 (58.1) |
平均最低気温 °C (°F) | −1.2 (29.8) |
−0.7 (30.7) |
1.6 (34.9) |
5.9 (42.6) |
11.3 (52.3) |
16.8 (62.2) |
21.3 (70.3) |
21.7 (71.1) |
17.9 (64.2) |
11.8 (53.2) |
5.5 (41.9) |
0.9 (33.6) |
9.4 (48.9) |
最低気温記録 °C (°F) | −6.2 (20.8) |
−7.2 (19) |
−4.9 (23.2) |
−3.3 (26.1) |
0.9 (33.6) |
7.5 (45.5) |
15.2 (59.4) |
13.8 (56.8) |
9.4 (48.9) |
2.3 (36.1) |
−1.8 (28.8) |
−5.3 (22.5) |
−7.2 (19) |
降水量 mm (inch) | 58.4 (2.299) |
79.2 (3.118) |
104.7 (4.122) |
96.5 (3.799) |
119.2 (4.693) |
177.7 (6.996) |
215.1 (8.469) |
126.2 (4.969) |
167.4 (6.591) |
171.6 (6.756) |
72.9 (2.87) |
64.6 (2.543) |
1,453.5 (57.224) |
平均降水日数 (≥1.0 mm) | 7.9 | 8.5 | 10.3 | 10.3 | 9.0 | 11.9 | 12.8 | 9.1 | 10.5 | 10.3 | 7.9 | 8.9 | 117.2 |
平均月間日照時間 | 107.7 | 115.5 | 162.4 | 177.0 | 201.1 | 140.2 | 161.2 | 209.2 | 152.4 | 145.8 | 132.8 | 109.2 | 1,812.8 |
出典1:Japan Meteorological Agency | |||||||||||||
出典2:気象庁[2] |
市役所が「五條」を名乗る一方、JR和歌山線の駅名は五条駅と表記されている。こうした中で2002年7月1日、市内で局名に「ごじょう」の付く郵便局5局の表記が一斉に「五条→五條」と改訂された(五條郵便局も参照)。
「五條」表記
「五条」表記
『じょう』の表記についての運動
古代の宇智郡の地であり、宇智神社を始め、大和に移住させられた阿田隼人が祭った阿陀比売神社(旧・阿陀郷)などの延喜式内社が鎮座する。また栄山寺には奈良時代に藤原仲麻呂が創建した八角堂(国宝)も残る。 南北朝時代の1348年に南朝の本拠地である吉野が陥落した際に、後村上天皇が賀名生(現在の五條市西吉野町)に入り、一時期南朝が置かれた。 1600年に松倉重政が関ヶ原の戦いの論功で領土を与えられ、大和五条藩(現在の五條市二見)が成立、江戸時代に入り1616年に重政が島原藩に移封されるまで存続した。重政は五条藩では城下町である新町(現在の五條新町通り界隈)の振興に努めてその後の繁栄の基礎を作ったが、島原藩移封後は圧政を敷き島原の乱の原因を作った。その後、幕府の天領(幕領、公領)となり、1795年に五條代官所陣屋が設置され、河尻春之が赴任し、以下池田但季、辻守眉、竹内信氓、矢嶋藤蔵、青山秀堅、蓑正路、竹垣直道、小田又七郎、山上定保、内藤忠倫、松永祐貫、鈴木正信(源内)、中村一顎が赴任した。多数の街道や吉野川(紀の川)の水運など交通の便に恵まれ、南大和統治の中心地として栄えた。旧紀州街道に当たる新町通りが街の中心で、現在も往時をしのばせる家屋が多数残っている。 1863年(文久3年)8月17日(旧暦)、天誅組が五條代官所を襲撃、代官鈴木正信(源内)を殺害し倒幕運動の烽火を上げたことでも知られる(天誅組の変)。天誅組の本陣は桜井寺(現在の五條市須恵、本陣交差点の近く)に置かれ、一時「五條仮政府」を名乗った。 明治初年の一時期五條県が置かれた。 1912年9月22日の暴風雨により宇智郡五條町域で2丈3尺(約7m)もの浸水被害があった。[3][出典無効]
議員:12人[8]
なお、衆議院議員選挙の選挙区は「奈良県第3区」、奈良県議会議員選挙の選挙区は「五條市選挙区」(定数:1)となっている[9]。
市内北東部の住川町には工業団地テクノパーク・ならや五條木材工業団地や、新興住宅地であるエルベタウン五條・ルネッサンスコートなどが、京奈和自動車道五條北インターチェンジや、居伝町には、北宇智工業団地が立地する。 市内北西部には、旧大和団地(現大和ハウス工業)が開発したニュータウンである「南大和ネオポリス」(町名は田園)、「なつみ台ヴェルデステージ」(町名はなつみ台)が広がっている。 商業施設は、ファッションセンターしまむら五條店、イオン五條店、オークワ五條店など、多数の店舗があり、国道24号線沿いに集中して立地している。一方で、国道から外れた五条駅周辺や、市役所周辺の商店街は衰退が著しい。また、その国道も京奈和自動車道五條道路(国道24号バイパス)の開通によって交通量が減少している。2005年4月には、隣接する和歌山県橋本市に地域最大級のショッピングモール(オー・ストリート橋本彩の台)が開業した。
(※2014年6月現在)
▲印は集配局。
五條市内の郵便番号は以下の通り。
五條市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 五條市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 五條市
■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
五條市(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
※2005年の人口は、五條市・西吉野村・大塔村 合算
大阪都心部に直通する鉄道路線を持つ隣の橋本市、大淀町に比べて交通の便が悪い。両市町ではベッドタウンとして宅地開発が進み人口が急増したのに比べて、五條市の人口は横ばい傾向であった。
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五條市は大阪府・和歌山県方面、吉野山地方面に向かう道路の結節点になっている。
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